biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2006-01-07

[]年始から。 年始から。を含むブックマーク

地味に所感とかアップしてみますよ。

二本立て。

長文だからといってオモシロだとは限らないのが世の常。

いやあ、なんですなあ。

よろしくお願いします。

[]ここぞとばかりに連呼!ウン○バンザイなボドゲ。 ここぞとばかりに連呼!ウン○バンザイなボドゲ。を含むブックマーク

とまあ、アレなタイトルから入ったところで。

本文中は伏字を使わないので、こういうの嫌いな方は注意。

ところで、正式タイトルはどっちで行くんでしょうかね。

一応、付属の和訳タイトルは「お金は臭わない」なんですが。

なのにリストには「臭くない」と書いてある罠。私は勿論、多勢に従うことに。

ただでさえ困っているのに、自己矛盾くらいは解消しておいて欲しいものです。(痛烈な皮肉)




”「お金は臭くない(Pecunia non olet)」”

噂には聞いていましたが、遂にやって来てしまったゴールドジーバー新作。

まずは箱絵。こんな感じ。


まさかのテーマ


ニヘラとしたおじさんがパンツをズリっとおろして座っているのは当時のトイレ。座るところに穴が開いていて、そこにポチャンといきます。横との仕切りとかはなくて何人も並ぶつくりなので、話が弾むやらなんやらで当時は結構な社交の場だったらしいですよ。さすが古代ローマ人、社交命な臆面の無さ。

余談ですが、ズリおろされたパンツにはSPQRの文字。ってことはこの人、元老院議員ですよ。なんともはや。


なにするかというと。

各自、自分管理のトイレが3つ持ってまして。そこを色んな人に使わせてトイレ利用料で稼ぐぞうってのが目的。


初期配置


カードを上下に分けている茶色い捧みたいなのが、件のトイレを表すコンポーネント。3つ穴が開いてます。

下が順番待ちの列(左側が列の先頭)。早くトイレに座りたくてウズウズしている人々です。

上の3枚が「現在使用中」の人々。カードの上に載ってるのは「あと何手番でその客が事を済ますか」というラウンドマーカー。ま、ようするにウンチです。ウンチウンチ。(連呼しない)

ウンチを出し切るまでヤツらはトイレから離れない、しかし効率さえ上げれば金はガッポリなこの稼業、ウホッ!管理者の腕が問われるぜ、一儲けして成り上がってやるか!みたいなノリ。よくわからないノリですが本当にそんな感じ。


ちうことで唐突ですが、テーブルにばら撒かれた山盛りのウンチ。


山盛りです


どうです、触るのも若干躊躇われるこの色遣い、そして形状。捧ですからね、捧。この説明を聞いたらなおさらそう見えてきませんか。っていうか、きっと作者もそういう狙いでこれを作ったに違いないんですよ。もうゲーム自体がネタみたいなモノですからね。ええ。


で。


トイレを利用するお客さんは大きく4種。

市民奴隷と議員、そして女性という区分。

そして奴隷と議員は仲が悪いので並んで座らないという制約。

トイレの真ん中の席に議員が居て、ネクストに奴隷が二人並んでたりするととても非効率。座るのはイヤだ、なのに順番飛ばしは許さないという恐るべき心の狭さなので、稼動しないトイレが二つもできてしまうという罠。

そうなるともう後は議員のウンチ待ちになってしまうので、そういうアレな状況を打破するのが本作の根幹となるアクションカードという要素。


アクションカード


順番変えたり、他トイレの列から人を連れてきたり、仮設トイレを作ったり。中には食中毒でさらにウンチ量を増加させたり、逆に客を急かすことで素早くウンチさせることができるカードも。まあ、内容はともかく他にも個性&効能豊かなカード揃い。

で、このアクションカード、自分の手番内であればどんなタイミングで何枚使おうが制限無しなので、上手くコンボを決めればすごい勢いでお客を捌いていけるというか、ウンチさせることが出来ます。遊戯Oなんかを彷彿とさせる「無理やりかつミラクルなコンボ」が可能なわけですよ。全部ウンチ絡みですけどね。


また、女性は「一つのトイレを二人一緒に利用できる」という謎の特典を活かしてこういうことも出来ます。


スシ詰めですよ


3つのトイレに5人という驚異のスシ詰め状態。きっと女性ならではの井戸端会議に華が咲くんでしょうねえ。今日の晩御飯の話題とか。そして外で順番を待ってる市民2人の辛そうな姿。腹を抱えちゃったりして、風雲急を告げる危険なご様子。大変なドラマが予想されますなあ。イヤなドラマですが。


話は戻りますが、カードのクローズアップがあったので紹介。


カードのアップ


左がさきほどの危険な市民、で、右が奴隷。裸同然の格好と足枷が泣かせます。

右上の数字がそのキャラが支払うお金。

左上が溜まってるウンチの量。ウンチの量の幅はたしか1から5だったはず。

こうしてみると、左の市民のなんて金払いが良いことか。よほど差し迫っていたんでしょうねえ。っていうか奴隷の人、ウンチ溜めすぎですからね。要節約って感じなんでしょうか。

ちなみに、ウンチの量と支払い額はどの層でも良し悪しあるので念のため。でも女性は全体的に「早くて(我慢)」「お金持ち(見栄)」だったと思います。そうじゃない「キッツイの」も居ますけどね。そりゃね。



ってな感じで。

若干他人と絡みのある多人数ソロプレイっていうか、箱庭的トイレマネジメント系っていうか。一連の流れがギロチンっていうカドゲを思い出します。あれは場が一つで、これは複数。自分管理の場が継続して存在するので、上手くやらないと後々まで影響が出るという点ではコチラの方が好きです。後発だけあって無難にまとまった感あり。とはいえ、ノリ重視(っていうか依存)の進行はどちらも一緒。

「いやあウンチがもうコン(以下略)」とか

「うほっ、ウンチが(以下略)」とか

「え、ウン(以下略)」とか

とにかくウンチを弄ぶような様々な発言でもって楽しむという類のオモシロ。「ウンチを弄ぶ」っていう言い方がちょっとアレですが真実。オモシロいと思えるかどうかはそれ次第。8割方、勢いとノリだけのボドゲです。まあ作者もそういうのを目指してるみたいですし、そういう意味では成功。

だもんで、ゲームとしていえば地雷(小)くらいの感じ。取り立てて何がスゴイってこともなければオススメってこともなく。一度遊べばかなり満足、少なくとも幾度と無く遊ぶ類のゲームではないです。実際、この所感をあげようとした動機も「山盛りウンチの画像をアップしたい」でしたからね。それもかなりアレですが。

簡単システムなので、民間の人にウンチ的盛り上がりを期待して遊ばせてみるとオモシロかも。まあ、どんな盛り上がりになるのか詳細は謎。でも失敗すると「ああ、あのウンチのゲームね」みたいな、人間性疑われる&ボドゲの地位失墜な可能性も若干あって、わりかし諸刃。が、そんなスリルを楽しめるようになったら上級者の証拠。(何が)


とかなんとか言いながら。

なんだかんだと立て続けに三度遊んだ私がいて、で、嬉々として写真撮ったもんだから、いつになく多い未公開プレイ画像(主にウンチ絡み)があったりもして。いやあ、ウンチっていうのは大人の隠れた幼児性を刺激して(以下略)。


次に遊ぶ機会があるのかは謎ですが、

まあ、良い感じにウンを掴めたかなとは思います。(定番のオチ)

明けましておめでとうございます。(そして年始の挨拶)


とどめのアレ


緑の上にアレが映えますなあ、って、もういいですか。そうですか。

[]AD79の災厄、再び。 AD79の災厄、再び。を含むブックマーク

ちょっと黒い感じのノリなので、そういうのが嫌いな方は注意。



”「ポンペイ(Der Untergang von Pompeji)」”

人命がバンバン奪われてアレなポンペイを久しぶりに遊んでみましたよ、年始から。ムハハハ。

ワーワーと騒いではいても相変わらず微妙に晴れない気持ち、複雑な思いが胸に去来する災厄のポンペイ。でも前回前々回と比べて明らかに評価が高くなっている自分が居たことに驚かされました。しかもココロの痛みも小さくなってるし。もうマヒしてきたのか。っていうか、慣れって恐ろしい罠。

ちなみに箱絵はこんな感じ。


外箱


ヴェスヴィオ山の噴火に逃げ惑う人々の姿が見事に描き切られていますよ。悲壮ですなあ。しかも生殺与奪なアレは我々の手の中に。ああ、早くも罪悪感。

ゲーム自体は前半後半と展開の異なる内容でナカナカ楽しめるんですけどね。前半のめくり云々は諦めてみればさして気にもなりません。サクッと遊ぶ分にはパズルライクな後半もわりかしイケてると思いますし。

なんといっても本作を象徴する「オーメン!」ってな掛け声。もうコレなんかかなりのオモシロですからねえ。何かにつけて叫びたくなるアクの強さ。響きからして既にオモシロいじゃあないですか。って、勢いだけですかね。いやそんなことはないと思うんですが。



オーメン!


こいつが街で噂のオーメンカード。どうです、不吉でしょう。オーメン。

これが出ると街の住人が一人、火山に「ジュッ」と投げ込まれますからねえ。そりゃあ不吉ったらないわけですよ。もはや悲劇的ですら。もう本当、嘆きのオーメンですよ。

でもプレイヤーたちはそれを引きたくて仕方ない。なにせ強力ですからねえ。ああ、また黒いモノが膨らんでいく。



ちょっと火山内部でも覗いてみましょうか。(序盤)



火山内部は・・・


早くも結構な数の人が犠牲に。オーメンの仕業ですよ。おそろしい。

このころはまだ溶岩が流れ出していないので、そこまで意気消沈はしません。一人二人は仕方ないよな!くらいのノリ。オーメンの勢いもありますしね。本番はまだ少し先です。



賑やかな街


隆盛を極めたポンペイの街。もうそこらかしこに人、人、人。このあとカード二枚くらいで火山は本格的に活動を始めます、っていうか爆発するんですけどね。沢山の人で賑わう街が一転、阿鼻叫喚の坩堝ですよ。逃げ惑う人々、街に溢れ出す溶岩。ああ、まさかこんなことになるなんて。



溶岩の痕が痛々しい


大量の溶岩で、見るも無残なポンペイの街。

一部の人間は逃げ出しましたが、ほとんどは溶岩の下です。うわあ。

右上の数人は一見するとまだ望みがありそうですが、実は四方を溶岩に囲まれて出口が塞がれているのでもはや脱出不可能。絶望しきってます。すなわち死。写真栄えのためだけに残ってますが、このあとすぐに召されました。アチラへ。



では改めて火山内部を覗いてみましょうねえ。(ゲーム終了時)



そして火山内部


溶岩によって召されてしまった方々がそりゃもう大量に。

自分たちがしでかしてしまった罪の大きさに苛なまれる瞬間です。

こうしてポンペイの災厄が再び、我が家のテーブルの上で繰り返されたのでした。ぐう。



とかなんとか。

非常に罪深いボドゲなんですけどね。

でも遊ぶほどにオモシロくなってきましたよ。これ。まいったなあ。

オーメン(大)。

・・・・なんだこの分類。

ペッソフペッソフ 2006/01/07 07:55 はじめまして。
最近、よく見させてもらってるペッソフという者です。
よろしくお願いします。

私、ポンペイ好きです。
私の場合二人でやることがほとんどなんですが、
二人だともっとヒドイです・・・。
駒数の関係から、使う色は赤と黒になりますよね。
その二色の駒がポンポンと火山の中に入りますよね。
ゲーム終了で火山の中を覗くと、
今まさに焼け爛れていく赤と
黒焦げになってしまわれた黒、
というハンパじゃない色使いで、最初はビビリました。

作者が狙ったとしか思えません。

biscobisco 2006/01/07 09:59 はじめまして、獰猛。(もはや定番)

たしかにポンペイの駒数制限はアレですねえ。私は基本色を青にしているんですが、それを選んでしまうと4人時以外は変更させられてしまうという罠。赤はともかくなぜ黒が2pカラーなのか!と嘆いたものですが、そう考えると符号する何かを感じずにはいられませんなあ。
作者のダークサイドが今ここに。ゲンナリ。

murakamimurakami 2006/01/07 11:09 始めまして。ちょっとお聞きしたいのですが、私のメビウス便で来た「お金は臭わない」には2枚のカード(アクションカード1枚、市民1枚)が箱の中に別同封されていたのですが、そちらにも入っているでしょうか?。現在、メーカーに確認して頂いているのですが他の方にも入っていたのか気になったので書き込みさせて頂きました。

biscobisco 2006/01/08 00:22 murakamiさん>
はじめましてー。biscoですが。
ああ、私の箱にもその二枚のカードは入ってましたよ。ビニールに入ってたヤツですよねえ?
アレの実態ですが、一枚はアクションカード風の「誤植があるんで注意してねー」っていう周知のカードで、もう一枚は差し替え用の「市民カード」だったりします。
基本コンポーネントのカードで同じイラストの分を確認すると、市民のイラストなのに「奴隷」って書いてるヤツがあるんで、それと入れ替えれば万事OK。
たぶんバグには気付いたものの、再生産するくらいなら足した方が早いというドイツ人的思考の産物だと思われますよ。なんともはや。

murakamimurakami 2006/01/08 01:14 ありがとうございます。なるほどそんな訳だったのですね。説明文をアクションカード風に造っていた所が面白いですね。

S師(他称S師(他称 2006/01/08 08:06 「お金は…」なんですけど
箱裏にはしっかりと2-4人用となっているのに
トイレは6つ入ってて
ルールには一カ所だけ6人で遊ぶ場合云々の記述

いったい何人まで遊べるんだ〜!


やっぱり
6人プレイは地雷度が上がるみたいです

biscobisco 2006/01/08 13:52 S師>
うわあ、その話題には触れずにおこうと思っていたのに(笑。
まあ、アレですよ、カードの一件といいコレといい、このボドゲに対する監修の甘さは、全てメーカーサイドのやる気の無さが(以下略。
そういえばメーカーのHPには2-6で記載されてましたよ。とはいえ、6人で遊ぶ気には全くならないところがキモ。ナッシュの悪夢再びって感じですなあ。