謹賀新年・良い年で有ります様に!!

皆様、新年明けましておめでとう御座います。さてこのお正月休みは妻の実家に家族を送り出し、大好きな時代劇のテレビやDVD鑑賞&つまみ食いに浸っている(笑)そのせいか、下腹辺りがやや弛んで来ている事に気付き、これがリバウンドと言うものかと少々「ドキッ!」としている。これでは地元トレーニングジムの5日から営業までに持ちそうになさそうだ!さて新年を飾る本日の画像は、一昨年、愛媛大学の皆川先生等の研究グループに拠って発見・記載・IMA承認され、昨年末、国内の鉱物雑誌に正式論文が記載され、晴れて日本産新鉱物と成った緑簾石-Srだ。この標本の原産地、穴内鉱山鳳ノ森坑の坑口ズリは、ほんの2m四方程度の猫の額程の真に小さなものだった。画像の標本は、略絶産で、採集は難しいだろうと言われていた状況の中、運良く得られた標本で、一番お気に入りのものだ。母岩の下部半分を濃オレンジ色を成す結晶質のチンゼン斧石と上部半分を濃紅色の柱状結晶集合体を成す紅簾石-Srから成る標本で、その2種の鉱物との境の画像中央右寄りのやや鮮やかな紅色を成す部分が本鉱だ。非肉眼的結晶を成し、紅簾石-Srを主体に、微細なマンガンパンペリー石・オホーック石などのマンガン鉱物が伴っているとの事だ。