人名地名の新鉱物・千葉石

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。今日の画像は千葉県初の新鉱物、千葉石だ。この鉱物は、(独)物質・材料研究機構の門馬綱一研究員(現・国立科学博物館・研究員)らによって研究され、今年の2月に晴れて論文記載したまさに湯気が出ている様な(実際は出ませんが!)新鉱物だ。とても珍しい化学組成の鉱物で、産業技術総合研究所のHPや日本地質学会のHPに詳しく載っているので、此方を読んで頂きたい。結晶サイズが小さく透明なものほど変質していないとの事で、その逆は所謂「石英の千葉石仮晶」との事。画像のものも数少ない透明度の高い結晶のもので、親しい石友より頂いた貴重な標本の1つだ。