人名地名の新鉱物・大江石

今日も続けて人名の鉱物、大江石を紹介しよう!この鉱物は、1984年に、岡山大学の草地功博士・逸見千代子博士・逸見吉之助博士の連名で記載された新鉱物で、岡山大学の鉱物学者/故・大江二郎博士に因み命名された鉱物だ!本鉱に関する詳細は【こちら】←クリック!を参照されたし。さて1枚目画像は、大江博士の退官記念論文集と本鉱の標本。この標本は、布賀鉱山入口付近の町道(現在の道路際露頭)道路拡張工事の折に採集された原産地標本で、カルサイト主体の母岩に、放射針状結晶集合体がスコート石、バルトフォンティン石と共に脈状を成し伴った標本だ。2枚目画像は、大江博士に因んだ標本として、鳥取県東郷鉱山方面鉱床産β-ウラノフェンの大江博士の遺された標本と、β-ウラノフェンに付属の大江博士直筆の標本ラベル(3枚目画像)だ。ラベルのデータ、昭和35年と言えば今から50年以上も前に採集された標本で、私の大切な秘蔵標本の1つ。