ついつい見てしまう

http://live2.nicovideo.jp/watch/lv315357845


 Heyのレトロゲーム配信、源平討魔伝だとついつい見てしまう。
 やはり3モードあって画面のバリエーションが豊富なのと、途中がマルチルートで人によって展開が違うから、見ていて飽きが来にくい。自分の経験からすると、長門で分岐するルートのうち、一番難易度が低い南側のルートが一番良さそうに思うが、今回の配信だと中央ルートを選ぶ人が結構いて意外だ。このルートだと、穴に落ちて一発アウトの局面が多い気がするのだけど……。

めんどくさい……

ブログサービス「はてなダイアリー」の2019年春終了が決定、サービス開始から15年


 無料で利用させてもらっといて言うのもなんだけど、移行はめんどくさい……。「ダイアリーは終わらせない」って言ってたから続けてたようなものなのに。
 さらにいうと、今はエクスポート機能に不具合が生じてる状態で、しかもインポート機能は停止されている。どうしろっつのよ(笑)。

そこまでの需要があるのか

モバイルディスプレイの誘惑


 どうも最近、山田氏だけではなくてインプレスグループ全体でモバイルディスプレイを推してる気がする。アキバウォッチでも時々見るし。ただ、私はこの「モバイルディスプレイ」というものに、それほどの需要があるとは思えない。とてもニッチな商品にしか見えないからだ。

 まずデバイスに使われる「モバイル」という言葉自体が、ここのサイトに限らないが二つの意味で使われている。


1.文字どおり「移動中」に使うことを想定している。スマホなどはこちらだ。


2.移動中ではなく「移動先」、つまり「据え置きできる場所」があることを前提に使用する。ノートPCなどはこちらだ。


 前者の例にスマホを挙げたのでわかるとおり、業務を除けば、世間的な現在の需要はほとんど1だろう。私自身はシグマリオンやVaioPなど、1と2の中庸っぽいデバイスが好きなのだが、これは世の風潮とは異なるらしい。
 で、モバイルディスプレイは明らかに2のデバイスである。移動中には一切使えない。例えバッテリを内蔵していたとしても、だ(物理的に保持できない)。

1グラムの攻防

 山田氏自身が過去に書いていたとおり、モバイルデバイスの取捨選択とは、1グラムを巡る攻防である。持ち歩くデバイスは少しでも軽い方がいい。そんななかで、モバイルディスプレイというのは単体ではまったく価値のないデバイスである。
 これが、一時期流行った「タブレットを外部ディスプレイとして使う」とかならまだわかる。仮に何らかの事情で接続ができなくなっても、単体で使えるからだ。モバイルディスプレイはそうではない。接続先のデバイスが何らかの事情で使えなくなってしまえば(例えばバッテリが切れるなど)、ワンセットで無用の長物となる。

 そこまでのリスクを負って持ち運ぶことに対するメリットが、実はこのコラムからは特に見出せない。2つ目以降のディスプレイの使用用途が特に書かれていないからだ。掲載されている画像をよく見ると、左画面には画面設定、中央の画面にはウェブサーフィン、右画面にはエディタとツイッターのタイムラインらしきものが表示されている。
 これは、一つのプロセッサで処理すべきタスクなのか? ノートPCでエディタを起動し、スマホにタイムライン表示、タブレットかファブレットでウェブサーフィンすれば、かさばるモバイルディスプレイを持ち歩かずとも用が足りるのではないか? 過去に自身の記事で「1台にすべてを委ねる必要なんてない」と書いていたではないか。もし、単に参照するだけでなく、データを相互に移動する必要があるというなら、エディタで文章だけ書いて、加工は自宅に帰ってからすればいい。
 それが待てない人、つまり出先でアップロードする必要がある人、それを生業とする人。実は、この記事のターゲットになるのはそういう人だけである。


 記事の中で触れられている、出先でプレゼンをするという用途なら、もう少し需要がありそうではある(むしろこれがメインターゲットな気もする)。ただ、プレゼンに使うなら23型はともかく14型は小さいだろう。ノートPCをひっくり返して相手に見せているのと変わらない。
 スマホを繋いでフリック文字入力操作、の段に至っては、脳裏にハテナマークしか飛ばなかった。スマホを外部ディスプレイに繋いでも、使えるのは動画再生くらいだ。ブラインドタッチでフリック入力する人など見たことがない。結局タッチパネルに触れる時は手元の画面を見ることになる。これは、以前散々iPodTouchをディスプレイに繋いでゲームでもしようと悪戦苦闘した人間の実感だ。


 もちろん、山田氏自身がモバイルディスプレイが好きで、出張先に持って出かけて活用していること自体についてはどうこう言うつもりはない。人は誰しも自分が使いやすいようにデバイスをカスタマイズするものだし、出かける時に使い勝手と可搬性を天秤にかけるにしても、その「使い勝手」の定義は自分がするものだからだ。
 しかし、「マルチディスプレイ愛好者としては、この市場が拡大し、さらにバリエーションに富んだ製品群が登場することを願いたい」という一言を言うためだけに、モバイルディスプレイで「PCのフォームファクタの再定義」とまで言われてしまうと、なんだかなー、という気分になるのである。