ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

スピリチュアル成分の使い方。

昨日の体力回復話はたくさんブックマークもらってびっくりだったんですが、疲れというのが共通する悩みなのかもしれません。


で。昨日紹介した本は、スピリチュアル成分が多いんです。コメント読んでいたら、補足とか、注意事項が必要だなと思って、今度はスピリチュアル成分の使い方、という話を書いています。


昨日は、スピリチュアル成分が結構入っている本に対して、

疑わないこと。「そういうこともあるかもな〜」ぐらいの気持ち。少しバカになって、素直になるのがコツ


って書いたのは、信じなさいってことじゃなくて、必死になって否定しなくても良い(僕を含め)という話なんです。


スピリチュアル成分については、信じなくてもいいんですけど、否定する思考は、心が割合と疲れるんですよ。


否定して回るというのは、自分の中にあるべき答えがあって、それに対して、「そんなはずはない」「それでいいはずはない」って思考ですから。その調子で世の中のことに対峙していくと、そういう否定しなければいけないことばっかりじゃないですか? 会社もそうだし、政治もそうだし。寝るときにもそうやって考える必要はないってことなんです


また、そういう本を読んでいて、「ホントかぁ?」といちいち疑うのも、結局それは本に対するだけでなくて自分の人生の未来についても、「ホントかぁ?」って疑ってたりするんですよね。ビジネスで契約書とか説明文書を読んでるときは大いにそういう考え方をすべきだし、僕もそうしてます。僕はビジネスでは怪しいのは全部疑います。信じません。でも、寝るときにはいらんなあ、ってことなんです


というわけで、不安を払拭するためのクスリと説明したわけなのです。


あと、全部読まなくてもいいんですよ! 自分の好みに合うのを1冊くらい。寝る前は読み返すくらいでいいんです。



ここからは、スピリチュアルって、という話をするので、興味ある人だけ読んで欲しいのですが、続けます。




スピリチュアル成分ってのは、オカルトチックや宗教っぽいのも含めて言ってます。とりあえず、非科学のエリアです。


スピリチュアルって怪しいじゃないですか(笑)。正直なところ。


僕のスタンスは、そういうのがある、っては思ってないんですよ。でも、と学会とか、大槻教授のように、存在しないというスタンスも取らない、というか取るのやめたんです


そういうので踏ん張っても意味がないことに気が付いたんです。何を一所懸命守ってるのだろうと。自分も他人もしあわせになるわけでないことで一所懸命守っていたんですね。じゃあ、やめよう、と。


そもそも非科学の話は、存在しないって証明できない話なんです。あるとは言い切れないけど、ないとも言い切れない。幽霊とかUFOとか神は存在確認できないけど、無いとはいえないみたいな話です。そういう話は沈黙するしかないわけですが、積極的に否定して回ることもないかな、と。少なくとも仕事の分野ではない限り、別にあってもいいじゃん、と。なので「そういうこともあるかもな〜」というスタンスになったんです


僕も20代あたりは一所懸命否定していたんですけども、同じように否定している人たちって、あんまり美しくないなと。なんというか、しあわせな感じがあんまりしないというか。僕の主観なので失礼なんですが。


とはいっても、ステキな神の国があるのよ〜的な信心の方たちも別にしあわせそうでもない非科学的なことにすがってるのも美しくないように思えるんですよ。


そもそも、スピリチュアルの大前提ですが、何かを信じるだけで人生が変わるわけじゃないのです。心がけを変えるのはいいこと。でも、人生を作っていくのは実際の行動です


だから、スピリチュアル的な不思議なことに対して、僕のスタンスは「あってもいいかもな〜」と否定しないんですけど、それ頼みで何かを待つ、ということは決してしないんですよ。


心については、スピリチュアル成分で穏やかにするための効能はあるんですが、現実を変えていくのは、具体的なスキルや知識だったりしますから、このブログの別なところで書いているように、7年間の遅れを取り戻すためにとかそういう具体的な策をやってます。


という考えで、前のエントリーは書いていたのでありました。



さらに余談ですが、昨日紹介した著者のかたを補足して説明しておきます。


マックスウェル・マルツ博士の本は、この分野では古典的ですが、日本人にはちょっと受け入れにくいテイストがあります。ただ、スピリチュアル成分はほとんど入っていないので、お好みでどうぞ、と。


マーク・フィッシャーさんの成功物語は、単純に物語ですから、大人向けのファンタジーですね。良い事も盛り込まれているので、勉強にもなります。前回で紹介していませんが、日本の本田健さんの本は似てます。マーク・フィッシャーがイケれば、本田健さんもストライクゾーンでしょう。また、オグ・マンディーノさんも成功本作家としてオススメです。どのかたの本も、勉強になるファンタジーです。ただし、ビジネスで成功するならもっと実用的で具体的な本を読んで研究しないといけません。どちらも、スピリチュアル成分はあんまり入っていませんが、運とかツキとか運命のようなものは含まれています。運があるとかツキがあるとか運命でそうなっている、って思えることはバカバカしく思えるかもしれませんけど、将来に不安を必要以上に持たないでいるためのコツでもあります。ここが薬効成分です。はは。


中村天風先生はですね、中身はどれも説教です。元が説法ですから。スピリチュアル成分はちょっと入っています。護国寺に天風会館てのがあって、結構な団体なんですが、天風先生一代限りの宗教みたいなものです。ゴハンはよく噛めとか、寝るときの心がけは大事なんだぜ、とか、活きのいい説教は好きな人にはたまらんです。ここの教えの基本はヨガです。天風先生のクンバハカはちょっと良くないという話があって、弟子の藤平光一さんの「中村天風植芝盛平 気の確立」で修正しています。そっちのほうが僕も良い感じがしました。「先生」とつけているのは僕はファンだからです。船井先生につけてる「先生」はどっちかというと「センセイ」という敬して遠くのほうなんですけど、分かりにくかったですね。


中村天風先生の本で言うと、前回紹介したのが一番安くてエッセンスが詰まってるのでお勧めです。その先に進むのであれば、説法のCDが出てます。これはとても良いです。寝る前に聞くとかいいです。CD「積極性と人生」「信念は人生の羅針盤」「神人冥合」「健康と長寿の秘訣」「思考作用の誦句」「正義と青年」。本で言うと、高いのですけど、1万円で出ている「成功の実現」「心に成功の炎を」「盛大な人生」「いつまでも若々しく生きる」もいいですよ。


斎藤一人さんは、まるかんで巨富を築いた方です。「ツイてるツイてる」というのが一番有名です。斎藤一人さんの面白いところは、理屈じゃないところなんです。「ツイてる」と、とにかく言え、とか。でも、効果あることは結構おっしゃっていて、?となりながらやってみたら効果あって、後から理由を考えるとなるほどね、みたいに思わされるものでした。僕の中ではこういう不思議系への入門書みたいな感じでしたね。ただ、この方の本を熱心に読んでも同じように大金持ちにはなれないので、あくまで、ファンタジーとして読むのがいいです。具体的なビジネスのアドバイスは一切ないですからね。あと、お弟子さんが書かれている本はあまりオススメではありません。スピリチュアルの中でも不可思議度が高いので、最初に読んだときの違和感は大きいと思います。そこは少しバカになってやってみるという訓練にちょうど良いかなあと。理屈があんまりないので、難しいことが嫌いって方を引き寄せるようですよ。ふふ。


浅見帆帆子さんは、ツキに関して、いろいろスピリチュアルな話をいろいろ書かれてます。宗教的ではないほうなので、割合と受け入れやすいほうかなと。結構、僕は好きです。


船井幸雄先生と対談というのはですね、分かりにくかったみたいなので説明しますと、船井先生はもはやスピリチュアルの大家です。本はどれもスゴイ。ついていけないものがあります。船井先生の良いところは、たぶん上司として経営者として優れている人なんだろうと思うんですが、どんどん若手のスピリチュアルの人を持ち上げて紹介するんですよ。そこに人徳のある方なのです。だから、浅見さんが船井先生と対談して本出しているのを見たので、ああ、スピリチュアルの大家の船井先生認定だな、と(笑)。浅見さんにも、船井先生にも非はありませんけども(笑)。あと、船井総研の小山社長の本とか、五十嵐さんの本なんか、徹底してお金儲け重視というか、実用性重視な社風なのに、会社の創業者はスピリチュアルでほんわりと包んでいるというのは不思議な構図です。船井総研の魅力はそういうバランスなのかもしれませんね。


原久子さんは呼吸瞑想法の人ですが、確か、高橋信次さんに出会って、呼吸瞑想法を学び、そのときにわずらっていた病気が治ったとかで、そのあたりが病気直り系スピリチュアルになってます。でも、僕は思うんですけど、この方の呼吸瞑想法の説明が一番分かりやすかったですよ。あとは近いところでは、天外伺朗さんの「宇宙の根っこにつながる瞑想法」ですかね。こちらの方も、ソニーの方でしたが、スピリチュアルなほうでインスピレーション受けてる方です。


あとは、他にもスピリチュアルな本はあるんですが、結構、宗教色強かったりするので、とりあえず保留ということで。僕は知りたがりなので、かなり買い捲って読んでみましたが。


まあそんなところでありました。


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