いわゆる「泣ける系」の短編集です。特にある一定の年齢以上の人が読んだら共感できること請け合い。
年を取るということ、失っていくものがあるということ、人生は後戻りできないということ。
この現実を受け入れつつ、前に進んでいくということが「生きる」ということなのかも。
この本を読んでいて、なぜか現代国語の教科書を思い出した。学生時代、現国の教科書に載ってる小説読むのが毎年楽しみだったんだよね。
大人の現国の教科書があったら、こんな短編が載ってる気がする。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: 文庫
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解説にもあったけれど「レシピ」という短編だけは少し趣が違います。これまでの人生をレシピノートのページをめくりながら振り返る主婦の話。涙なしで読めます。