The Brave One / ブレイブ ワン (2007) 120本目
またテレンス・ハワードが共演している映画です。別にテレンス・ハワードをストーカーしている訳でもないんですけど。たまたま先週同時にDVDが発売されただけです。
こちらもテレンス・ハワードがキャスティングされたのは、彼の肌の色とは関係無さそうだ。別にマット・デイモンやベン・アフレックがテレンスの役をやった所で支障がない。もっと言えば、日本人の俳優だってありうる。ジョディ・フォスターとのバランスが取れるなら。またもやテレンス・ハワードという俳優の才能が買われたのだ。これは良い事。
何でだろうね?ランボーみたいな映画だったら、人があんなに殺されても深くは考えなくて済むのに、この映画だと考えてしまう。ランボーだったら映画だからと割り切れるのに。でも、それはランボーが現実からあまりにも離れすぎているから... というだけでも無さそうだ。こちらの映画は、ニューヨークのセントラルパークを恋人と散歩中に暴漢に襲われる。それは、もしかしたらあり得る。可能性としては、十分にあるのかもしれない。無いとは言えない。でもまたすぐにコンビニのようなお店でショッピング中に、夫婦喧嘩に遭遇して妻が殺される風景を目撃してしまう。これはあり得ないかな?とも思う。ランボーと同じとは言わないけれど、同じ線上にある映画だとは思う。でも、ランボーには後味の悪さは感じないのに、この映画にはなぜに後味の悪さを感じてしまうのか??ランボーは法を犯してないからかもしれない。この映画のジョディ・フォスターは正義かもしれないけれど、やはり法を犯しているから。確かに世の中は完璧じゃない。被害者がまた被害者になり報われない事が多すぎるのかもしれない。でもだからと言って、被害者が銃や暴力に頼って加害者の立場に立つのはとっても危険だ。さらには法を守る立場の警官がそれに加担しちゃうんだから、余計に後味悪い。確かにジョディ・フォスターの愛する者を失った悲壮感が、我々観客に情を呼び起こすが、それでもやっぱり後味悪い。彼女の気持ちは十分に分かる、そしてテレンス・ハワード演じた警官があっさりとジョディ・フォスターを情を受け入れるのも理解出来る。でも、やっぱりどこかスッキリ認める事が出来ない。犯罪者がヒーロー的な映画は幾つでもある。「Across 110th Street / 110番街交差点 (1972)」もそうだった。ポール・ベンジャミン演じる役には同情や応援をしてしまうのに、ジョディ・フォスター演じる役になぜに応援出来なかったか... やっぱり答えはラストシーンにあると思う。ポール・ベンジャミン演じた役は、自分の最後を最初から覚悟していて受け入れていたように思える。ジョディ・フォスター演じる役にはそれが無かったからかもしれない。
ランボーには確かにプロパガンダな匂いがする。国の為に戦うアメリカの英雄。ジョディ・フォスター演じた役は、パーソナルなレベルでの復讐。でも世の中を少しでも良くしたいと思っている。確かにそういう気持ちは同じアメリカの英雄なのかもしれない。
でも、ランボーは国とか関係なくフランスとイギリスの共作で「Son of Rambow (2007) - IMDb」というチャーミングな映画を生んでいる。この映画の予告がランボー上演前に流れたので大笑いしてしまった。この「ブレイブ ワン」ではそういう映画を作りたいとかいう感情とかは浮かばないと思う。
感想はこちら。
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)
Blackout / 日本未公開 (2008) (TV)
Cast >> Jeffrey Wright (Nelson), Zoe Saldana (Claudine), Melvin Van Peebles (George), Michael B. Jordan (C.J.), LaTanya Richardson (Mrs. Thompson), Saul Rubinek (Sol), Sean Blakemore (James) ...
Director >> Jerry LaMothe
Writer >> Jerry LaMothe
Producer >> Jeffrey Wright, Judith Aidoo
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Lights in the Darkness
2003年8月14日、夏の猛暑の日に北東海岸一帯に停電が襲った。ニューヨークのブルックリンのフラットブッシュの一角に住む人々はその停電により遭遇した様々なドラマがあった...
ここでのドラマは停電があったからこそのドラマ。もちろん結果的に悪くなったものもあれば、事態が好転した者もいる。それは人それぞれが様々のように、そこでのドラマも様々。物語も分かりやすい。すぐに話は読めてしまうのだけど、それでも惹き付ける物を持っている。暴力などのネガティブな部分も多いけれど、その分ポジティブなものをもっている。またニューヨークが舞台なので、ポスト9/11についても触れている。ブルックリンのフラットブッシュは、カリビアンの人々が多いようで、その辺のカリビアンからの移民と黒人の微妙な関係も描写しているように見えた。
ただオリジナリティに欠ける所と、人と人の結びつきが上手く描かれてないのが残念。
暗い中での様々なドラマ。明るい光も見えれば、ロウソクの灯火も消えてしまう事もある。人の光が違うように、それぞれのドラマがあるようだ。
(2/6/08:DVDにて鑑賞)
Meet the Browns
タイラー・ペリーの新作で、あのマディアおばさんが帰ってくる!そして主演にはなんとアンジェラ・バセットという豪華さの「Meet The Browns」。その予告編。
全米公開は3月21日。
顔面麻痺 - ビートたけし
- 作者: ビートたけし
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病院では最後の方になると悟りとも思える境地まで達している。輪廻については、修行が足りないから何度も現世に来て、我々が罰として現世にいる事になる。人間とは寂しい...と。
でもそういう事を考えていた同じ日に病室でコントを6本も作っている。
ビートたけしという人はそういう人間。コメディとはそういう戦場なのかも。
年齢
これを言うのはとっても悔しいのだけど、でも最近はさすがに年取ったな...と感じてしまう。気と服装だけは若いつもりなんだけど。って書いちゃう所も、もう年なのかも。
学生時代の休日とか夏休みなんていう時には、大抵お昼のウキウキウォッチングのタモさんが登場する前位まで寝ていた。というか、寝ていられた。今は休日でも7時には目が覚めてしまう。そして2度寝が出来ない。せめて8時まで寝たいと思うのに目が覚めている。何か勿体無くって悔しい。
年齢による勘違いも多い。年を取ると頑固になるというか... 自分が正しいと勘違いしちゃってる。昨日買い物に行った時に「ついでにアメリカン・ギャングスターのDVDを買っておこう」と思っていた。所が、全然無い。特別版でしかも安いから売り切れたんだーと思い込み、その自説をずっと信じこんでいた。たまたまDVDが売っているお店にもう一軒行ったので、ついでにもう一度探してみた。やっぱり無い。すげーな、どこも売り切れじゃん!と思っていたら、そこには親切にComing Soonで発売日が書いてあった。2/19の発売だった。BETではさ、DVD発売によるスペシャル番組「Making of American Gangster DVD」っていうのが先週あったからてっきり今週だと思ってたわ!映画じゃなくって、DVDのメイキングって凄くないですか??