w(`⌒´メ)w うえっさーーーーい!!Yay yay!!!
という事で、アイス・キューブ兄貴が制作の映画でございます。でも今の兄貴の制作会社キューブ・ヴィジョンじゃない制作会社でしたね。兄貴が「アフリカにもメッセージがある!」ってな訳で作ったかどうかは分かりませんが、そんな感じです。兄貴が演じた役もいちようアフリカ人。でもすっかりアメリカ人なのです。訳はソウェト蜂起を思い出させる、子供たちがデモをしているフラッシュバックの映像から始まります。そのデモを誘導したのが兄貴という事で、結局白人の警官に捕まり、逃げるようにしてアメリカに渡ったのです。14年が経ち、兄貴はベイエリアで大学生をしている。しかし父が亡くなったので、 南アフリカに久々に戻ってきたのです。兄貴の下には軍人のアーネストと、どこかに消えた一番下のスティーブンがいる。お母さんから、スティーブンを探して欲しい、あんた長男でしょ?ってな訳で、渋々探す事になるが、それがとんでもない方向に向かっていくのですわ。
兄貴はアフリカ訛り無しで、いつも通り。儀式であるヤギさんを殺す事すら出来なくなっている。14年も離れていたので、そのカルチャーギャップも面白い。すっかり言葉も忘れている。で、アフリカの麻薬王を演じたのが、我らのヴィング・レイムスおじき。彼はアフリカ人役なので、訛りを駆使してます。目がギラギラしてます。それこそ、この前書いたジョセフ・コーニーとか、イディ・アミンとかって、目が血走っていて怖い印象なんだけど、そんな感じのモノホンの目をしていたので、怖かったですー。そしてエリザベス・ハーレイのやさぐれ感もいい!エロいというか、なんていうかダメ女感が出てますわ。エリザベス・ハーレイ演じる女の子にも、兄貴は説教!別の娼婦の女性にも兄貴は自分の言葉で説教!その台詞が笑ったねー。「世の中にはタダだと俺が思っている物が2つある。水とあそこだ!」ですって。兄貴らしく堂々と言うんだけど、どこかシャイぽくも見えるのが、兄貴の魅力。
この映画は南アフリカの映画監督ダレル・ジェームス・ルート監督作品。国際的な監督ですね。「Yesterday / 日本未公開 (2004)」とか大好き。アフリカーナーですが、南アフリカの社会的な問題点を描くのが巧い人。
やっぱり伏線があって落ちがある。途中も上手く話しを続けているのもいい。やっぱり、アレが最後に活躍するよね!という事で、「Conan the Barbarian / コナン・ザ・バーバリアン (2011)」には見習って欲しい作品です!
(4点/5点満点中:3/10/12:DVDにて鑑賞)