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↑私の本家サイトです↑
ブラックムービーが満載...な筈

観た映画全てではありませんが、ブラックムービーを中心に、なるべく最新作品、
そしてどうしても書きたい作品を中心に書いております。
99%自腹でお金払って観ておりますので、とても自由に書いております。
映画の邦題は私が観た・書いた当時のものです。
その後に日本公開となったりDVDが発売されて邦題がついている作品もあります。
「こちら」でリンクしてある私のサイトで最新情報を確かめてください。

最近はニュースや予告編等はツイッターが早めかも?訳す時と訳さないでRTだけの時もありますが...
なので若干古めの記事もあったりかもですが、ご了承くださいませ。

*別冊映画秘宝アメコミ映画完全ガイド2017にて『スパイダーマン:ホームカミング』の舞台NYクイーンズについて寄稿させて頂きました。(8/3/17)
*映画秘宝 9月号にて『スパイダーマン:ホームカミング』の舞台NYクイーンズについて寄稿させて頂きました。(7/21/17)
*別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)にて『ゲット・アウト』について寄稿させて頂きました。(7/20/17)
*映画秘宝6月号にて『ムーンライト』&ブラックムービー最前線について寄稿させて頂きました。(4/21/17)
*『ムーンライト』の劇場用パンフレットに寄稿させて頂きました。(3/31/17)

過去記事

直接質問のある方はこちらこちらへ!分かる範囲で答えますので、お気軽に!

Mar 13, 17 Kevin Hart: What Now? / 日本未公開 (2016) 1529本目

Kevin Hart: What Now? / 日本未公開 (

ケビン・ハートはなぜ人気なのか?『Kevin Hart: What Now?』

私は国籍わずコメディアンが大好きだ。その中でもやっぱり好きなのが自分に親しみのある日本人アメリカ黒人コメディアンだ。親しみがあるだけに、彼らが語る話を理解できて共感出来て最高に笑ってしまうのだ。黒人コメディアンについては、日本の中ではかなり詳しいと自負している。元々は自分に自信のないタイプなので、自負する事は殆どない。でもそんな私でも自信があるほど黒人コメディアンたちを愛してやまない。コメディ神様と言っても過言じゃないリチャード・プライヤーをはじめ、レッド・フォックス、マムス・マーブリー、エディ・マーフィウェイアンズ家族マーティン・ローレンスクリス・ロックデイブ・シャペル...などの時代を背負ったコメディアン歴代のみんなが死ぬほど大好きである。なので誰も読まないような分厚い黒人コメディアンについての文献を何冊も読んだり、もちろん彼らのスタンダップ・コメディ番組やらを沢山見て笑った。そんな私からすると、正直に書くが...ケビンハートの今の人気は謎だった。

とある記事を書くためにアメリカ黒人の人々にケビンハートについて意見を聞いた事がある。多くが「そこまで好きではないけれど、今の凄い人気が続けば良いなって祈ってるよ。いや面白いのは面白いよ」みたいな意見だった。なんかみんな奥歯に物が挟まったような言い方だった。類は友を呼ぶのかもしれないが、でも私の謎と同じように思っていたんだなーとは思った。『Kevin Hart: Let Me Explain / 日本未公開 (2013)』では、まだぼんやりしていた謎が今回ようやく完全に解けた気がする。

今回のスタンダップコメディライブ映画は、ケビンハート地元フィラデルフィアNFLチームフィラデルフィアイーグルス本拠地リンカーンフィナンシャル・フィールドで行われた。1人のコメディアンを見る為にNFLのスタンドが満杯になる。そもそも1人のコメディアンスタンダップNFLスタジアムで開催するなんて前代未聞の事である。それだけケビンハートの今の人気を証明している。そしてこの映画にはコントがついている。エディ・マーフィ伝説スタンダップコメディライブ映画Eddie Murphy Raw / エディ・マーフィー/ロウ (1987)』と同じだ。そのハートコント部分には、ハリ・ベリーやドン・チードルやエド・ヘルムズが参加している。ハリ・ベリー!彼女オスカー女優エディ・マーフィの方にはサミュエル・L・ジャクソンが出ているが、サムが有名になる前の話である。エディの方は、他にも後に有名になった人々がコントに参加していて、後から「やっぱりエディすげー!」というカルト人気になっている別パターン凄さがあった。

結論から言うと今回のこのスタンダップ面白いLA住宅街ですら野良犬程度に頻繁に見かけるのがアライグマ。馴染みのある動物。そのアライグマの話とか、息子からプレゼントの話、『死霊館』の話、ピンポンの話は笑った。で、分かった。彼のスタンダップには、所謂ブラックエクスペリエンスが全くない。黒人からこそ経験してしまう状況や出来事を一つも語っていなかった。彼は黒人という枠を超えて、人間の悲哀を語るからこそ、万人に受け入れられているのだ。逆に書けば、黒人からこそ語れる事を語ってくれない事に不満を感じる人も居るだろう。そして会場を埋め尽くすのは世界の縮図のような観客たち。もちろん黒人も居れば、白人も居るし、アジア系だって居る。若い人も居れば、お年寄りだっている。女性も居れば、男性も居る。そんな彼らは恐らく色んな宗教観信条を持っていると思われる。そんな中、彼はこう締めくくる。「もし我々が一緒に笑う事が出来るならば、一緒に暮らしていく事だって出来るんだ!」(Mic drop

Kevin Hart: What Now? / 日本未公開 (2016)(4点:1529本目)