スタンダップコメディアンとして活躍していたジョー・レッカが他界した。生まれはシカゴだが、育ちはヴァージニア州ヴァージニア・ビーチ。大学を卒業後、ワシントンDCエリアでソーシャルワーカーとして働く。その頃にスタンダップコメディアンになり、一緒にコメディクラブの舞台に立っていたのが、まだ10代のデイヴ・シャペル。まだ免許も持っていない幼いデイヴ(デイヴはローティーンの頃からスタンダップを始めている)を送る事もあった。その後に、本気でスタンダップコメディアンを目指し、NYへ移動。有名な『Showtime at the Apollo』に出演。2005年には、BETのスタンダップコメディアンが競う番組『Coming To The Stage』にも出演し、ポール・ムーニーやケヴィン・ハートが審査員を務めた中、2代目のチャンピオンに輝く。奇しくも、レッカのフェイスブックの最後の書き込みが、この番組に出演した思い出を書いていた。IMDBによると、1990年にテレビシリーズにゲスト出演しているようだが、演技をするそれ以外の映画やTVシリーズなどには出演しておらず、あくまでも舞台コメディアン、スタンダップコメディアンであり続けた。
日本人でジョー・レッカと聞いて顔まで浮かぶ人は片手で足りる位だろう。ひょっとしたら、私一人の可能性もある。だからこそ紹介したかった。ジョー・レッカは、あの中々手厳しいポール・ムーニーを爆笑させチャンピオンに輝いた本当に面白いコメディアンだった。でも日本では無名。アメリカではコメディアン好きには知られていた人物。しかも彼はイラクやアフガニスタンにいるアメリカ軍人の為に戦地に出向くコメディアンでもあった。
安らかに。
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