Hatena::ブログ(Diary)

::SOUL:: :ブラック・ムービー:Black Movie: このページをアンテナに追加 RSSフィード


↑私の本家サイトです↑
ブラックムービーが満載...な筈

観た映画全てではありませんが、ブラックムービーを中心に、なるべく最新作品、
そしてどうしても書きたい作品を中心に書いております。
99%自腹でお金払って観ておりますので、とても自由に書いております。
映画の邦題は私が観た・書いた当時のものです。
その後に日本公開となったりDVDが発売されて邦題がついている作品もあります。
「こちら」でリンクしてある私のサイトで最新情報を確かめてください。

最近はニュースや予告編等はツイッターが早めかも?訳す時と訳さないでRTだけの時もありますが...
なので若干古めの記事もあったりかもですが、ご了承くださいませ。

*映画秘宝 6月号にて『私はあなたのニグロではない』と『ロクサーヌ、ロクサーヌ』について寄稿させて頂きました。(4/24/18)
*映画秘宝 5月号にて『Brawl in Cell Block 99』、『Accident Man』、『ストロング・アイランド 』&『イカロス』、『クイーン・オブ・カトウェ』についてさせて頂きました。(3/20/18)
*映画秘宝 4月号にてTVシリーズ『ブラックライトニング』と『マーシャル 法廷を変えた男』について寄稿させて頂きました。(2/21/18)
*映画秘宝 3月号にて秘宝ベスト&トホホ10&ドラマ・オブ・ザ・イヤー2017に参加させて頂きましたに参加させて頂きました。(1/20/18)
*映画秘宝 2月号にて『デトロイト』&『オール・アイズ・オン・ミー』について寄稿させて頂きました。(12/21/17)
*サイゾー12月号の映画特集にてアーロン・ウルフォーク監督にインタビューさせて頂きました。(11/17/17)
*映画秘宝EX 闘うヒロイン大図鑑にてパム・グリア&闘う黒人女優年代記を寄稿させて頂きました。(9/21/17)

過去記事

直接質問のある方はこちらこちらへ!分かる範囲で答えますので、お気軽に!

Mar 23, 18 Black Panther / ブラックパンサー (2018)

Black Panther / ブラックパンサー (20

私が『ブラックパンサー』を熱く深く愛する理由

こんな映画は中々簡単には生まれない。でもそれゆえに中々簡単にはこの映画の事を書けなかった。いつもは30分程度で書き上げる、このブログ。長らく書けずに居た。忙しいのもあったが、それ以上になぜか書けないというスランプに陥った。最高な映画はいつも私を饒舌にさせて長文を書かせるが、それ以上の20年に一度会えるか会えないかのエポックメーキング映画は私をスランプに陥らせるのだ。そういえば、大好きな『Killer of Sheep / 日本未公開 (1977)』について書いてきた今までの文章も未だに全然納得できていない。なのでこれから書く文も一生私を惨めな思いにさせるであろう。なぜこの映画の素晴らしさとか美しさとか、人々にちゃんと伝える事が出来る完璧な文が私には書けないのか...と。

何百年も前のワカンダ。そこにはヴィブラニウムの隕石が墜落し、ハートの形をしたハーブが生えるようになった。それを巡り、その近辺で生活していた5つのトライヴが争うことになったが、一人の戦士ハーブが体内に取り込まれると、超人能力を得て「ブラックパンサー」となった。ブラックパンサーは争いを鎮め、ジャバリトライヴ以外の4つのトライヴをまとめ、そして「ワカン共和国」を作り上げた。ワカンダはヴィブラニウムの威力を悪い人たちによって使われないようにと、第三世界を装い、そして世界から隔離し、守り続けてきた... そしてブラックパンサーだった父ティ・チャカ(ジョン・カニ)がテロで亡くなった今、息子の若きティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が王位の座を継承しようとしていたが...

この映画の中には数々の忘れられない台詞が沢山あるが、その中の一つが、父が「彼らは君が迷子になったと言うだろう」というと子が「貴方故郷貴方迷子にしたんだ。だから彼らは見つけられないんだ」という台詞。この子供の台詞は全てのアメリカ黒人がそう思いたいという心から叫びが詰まっている。この映画の中では衣装言葉などにより、数々の異なるアフリカトライヴが賛美され、そして敬意が表されている。そのアフリカから引き離され、船に乗せられ無理矢理連れて来られたアメリカ黒人にとって、アフリカのどの国やトライヴが自分祖国故郷なのか分からないけれど、でも自分のその肌がアフリカ出身である事は教えてくれる。そんな人たちにとって、キルモンガーが遺したあの最後台詞は涙無くして見る事は出来ない。長い航路の途中で海に沈んだ仲間たちに思いをはせる。だからアメリカ黒人の間では、キルモンガーの人気が若者を中心に圧倒的に高い。その気持ちは容易く理解出来る。だってキルモンガーは彼らの化身から。でもその言葉を聞いたブラックパンサー自分の生まれてきた運命と共に王として強く生きる決心をし、そしてキルモンガーの存在意義を持たせる為に尽くす事になる。故郷根付いた人たちと、故郷が失った迷子の人たち、その2つをしっかりと結びつけるのが『ブラックパンサー』。今までアメリカ黒人アフリカに寄り添う映画、もしくはアフリカ黒人アメリカ黒人に寄り添う映画はあったとしても、その両者がしっかりと結ばれる事は無かった気がするのだ。だからこそ、私はブラックパンサーが大好きだ。やっぱり王様であって欲しいのは、キルモンガーを犬死にさせなかったティ・チャラなのだ。人々をここまで熱くさせているワカンダ。ワカンダ・フォーエバー!!!そう叫ばずにはいられない。

Black Panther / ブラックパンサー (2018)(5点満点:1624本目)