Hatena::ブログ(Diary)

::SOUL:: :ブラック・ムービー:Black Movie: このページをアンテナに追加 RSSフィード


↑私の本家サイトです↑
ブラックムービーが満載...な筈

観た映画全てではありませんが、ブラックムービーを中心に、なるべく最新作品、
そしてどうしても書きたい作品を中心に書いております。
99%自腹でお金払って観ておりますので、とても自由に書いております。
映画の邦題は私が観た・書いた当時のものです。
その後に日本公開となったりDVDが発売されて邦題がついている作品もあります。
「こちら」でリンクしてある私のサイトで最新情報を確かめてください。

最近はニュースや予告編等はツイッターが早めかも?訳す時と訳さないでRTだけの時もありますが...
なので若干古めの記事もあったりかもですが、ご了承くださいませ。

*映画秘宝 6月号にて『私はあなたのニグロではない』と『ロクサーヌ、ロクサーヌ』について寄稿させて頂きました。(4/24/18)
*映画秘宝 5月号にて『Brawl in Cell Block 99』、『Accident Man』、『ストロング・アイランド 』&『イカロス』、『クイーン・オブ・カトウェ』についてさせて頂きました。(3/20/18)
*映画秘宝 4月号にてTVシリーズ『ブラックライトニング』と『マーシャル 法廷を変えた男』について寄稿させて頂きました。(2/21/18)
*映画秘宝 3月号にて秘宝ベスト&トホホ10&ドラマ・オブ・ザ・イヤー2017に参加させて頂きましたに参加させて頂きました。(1/20/18)
*映画秘宝 2月号にて『デトロイト』&『オール・アイズ・オン・ミー』について寄稿させて頂きました。(12/21/17)
*サイゾー12月号の映画特集にてアーロン・ウルフォーク監督にインタビューさせて頂きました。(11/17/17)
*映画秘宝EX 闘うヒロイン大図鑑にてパム・グリア&闘う黒人女優年代記を寄稿させて頂きました。(9/21/17)

過去記事

直接質問のある方はこちらこちらへ!分かる範囲で答えますので、お気軽に!

Jan 07, 18 なぜブラックフェイスがダメなのか?

エディ・マーフィも2度見。はぁ?

なぜブラックフェイスがダメなのか?

ダウンタウンガキの使いやあらへんで!』の浜ちゃんブラックフェイス(日本のマスコミはなぜか黒塗りメークだの黒塗りメイクだの使っておりますが、ここでは敢えてブラックフェイスという言葉を使用します)についてツイッターコメントした所、色々返信を頂いた。最初は個別に返信したけれど、正直個別に返信するのも大変だし、140字でまとめられないし、結局同じ事を書くので、ここでまとめて返信させて頂きます。


これが私の一番最初の投稿です。まず、言いたいのが私は「差別」という言葉をこの最初の投稿で使っていないという事*1。私は浜ちゃん差別者だとはこれっぽちも思っていない。このネタ浜ちゃんが考えたネタじゃない事も知っているし、もしこのネタをいつも通り松ちゃんが作ったとしても、それでも私は松ちゃん差別者だとは思わない。「差別」とは当然の権利をはく奪された時に使う言葉だと思っている。例えば、1955年アラバマ州モントゴメリーローザ・パークスという女性が、黒人だからという理由だけで白人に席を譲らなければならず、拒否して逮捕された事は「差別」だ。でも今回は違う。ダウンタウン浜ちゃんが、アメリカンポリスが題材の今回、『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィの真似をし、その時にブラックフェイスという顔を黒くするメイクをした。そして論争になっている。

なぜブラックフェイスがダメなのか?
1915年アメリカ映画史を変える作品が発表された。『The Birth of a Nation / 國民の創生 (1915)』という3時間にも及ぶ大作だ。それまではショート映画が主流で長くても50分程度。そしてこの映画クローズアップやクロスカッティングという手法を始めてつかい、映画臨場感を煽った。ハリウッドだけでなく、全米中で大フィーバーになった作品だ。この映画は「ザ・クランズマン」というフィクション本を題材にしている。クランズマンとは、現在のアメリカではテロリストとして認識されている白人至上主義秘密結社クー・クラックス・クラン(以下KKK)のメンバーの事であり、この映画はKKK賛歌のプロパガンダ映画なのだブラックフェイスというのは、映画が生まれる前からミンストレルやヴォードヴィルという舞台のショーで使われていたが、それは黒人を怠け者でスイカばかり食べているとステレオタイプ化する卑下にするものだった。この映画でもブラックフェイスが使用された。それはミンストレルやヴォードヴィルの時と同じような描写もあるが、この映画の一番大事な所で、ブラックフェイスの男が白人女性に暴行しようとし、その結果女性は崖から落ちて死んでしまうのだ。このシーンで、KKKの黒人への暴力正当化し、映画ではKKKを英雄として描いている。その結果、この映画が公開された1915年には、黒人へのリンチがピークを迎えた。全く関係ない黒人がこの映画のせいで何人も(統計によっても違うが10年でおよそ400人ほど)殺されたのだ。何度でも書くが、このフィクション映画に興奮し、踊らされたKKKとその他の人々が自分たち暴力正当化し、全く関係ない無罪の黒人が400人もリンチという非道残虐な方法で殺された。
黒人はブラックフェイスを見ると、不快に感じ、怒りが込み上げるのは、そういった歴史が400年以上もあるからだ。

と、ここで私の元には「なぜ黒人の真似をするのはダメなのか?顎が長い猪木の真似とはどこが違うのか?」という意見が届く。
黒人の真似をするのがダメなのではない。ブラックフェイスがダメなのだ猪木に似ているという理由でイジメられてられてしまうことは確かに残念ながらあるかもしれない。でも猪木に似ているからという理由だけで殺された事は未だかつてない。

と、さらに、「じゃあ黒人に憧れて日焼けするのもダメなのか?」という意見も届く。
それは皮膚が強くて、皮膚病が怖くないなら、ご勝手に。誰も止めない。肌を焼いて黒くする事と、ブラックフェイスは全くの別物であるボディビルダーとか筋肉綺麗に見せる為に日焼けするし。

ブラックフェイスが良い意味・意図で使われているのならばいいのでは?」
あの浜ちゃんブラックフェイスがいい意味にこれから好転するとは到底思えないし、あの状況では良い意図とは思えなかった。例えば、ブラックフェイスという物が馬鹿げているのだというメッセージが隠された風刺を使った笑いだったら良い意図だろう、でもあの浜ちゃんのは違う。ただ黒く塗りました、浜ちゃんを黒人にしてみました、どう面白いでしょ?でしたよね。

色んな意見をいただいて、結局書く事になるので、ここでも書いておきますが、浜ちゃんがあのデトロイト・ライオンズジャケットを着て、映画の曲が流れ、エディの顔写真テロップに出たならば、それだけで私には浜ちゃんがエディの真似していると伝わるし笑えた。でもブラックフェイスまでやられると全然笑えない。何度も書くが不快だ。ブラックフェイスまでしないと伝わらない人には、エディの顔写真テロップに出ても伝わらず笑えないという事だ。

で、ここまで書いて何を求めているのか?
何度も書くけれど、ダウンタウン差別する意図があったとは思っていないので、人種差別者だとはこれっぽちも思っていない。ダウンタウンを責める気は毛頭にないし、ダウンタウン差別主義者なのかどうかを論議する必要すらないと思う。恐らく、それらの歴史を知らなかったというのは容易に想像できる。ただ「これからは気を付ける」。その言葉が聞きたいだけ。謝罪ですらない「これからは気を付ける」その言葉だけでいいのです。「これから勉強します」と言えれば最高だと思う。

でもテレビ局レベルになると、なんで止められなかったの?とは思う。この前のフジテレビの27時間のTシャツの時にも思ったけれど、みんないい大学入ってから、テレビ局就職しているんでしょ?英語ペラペラの人も多いんでしょ?これはマズイですと止める人が居なかったのがとても不思議ではあるし、日本の教育が不安になる。

そして感じるのは知識の差だ。今回のブラックフェイスに対して怒っている人は、そういった歴史を踏まえている。しかしやった側とそれを弁護する人々は、その歴史を知らない。だから「これから気を付ける」「これから勉強する」で十分なのだ。だから私は差別なのかどうかを論議したりするのも無意味だと思っている。

っていうのを、日本に居た時に私の隣で強制的ダウンタウン番組を見せられ、浜ちゃん松ちゃんの区別もつく夫(アメリカ黒人)に、この顛末を話した。「うーん、やっぱり浜ちゃん松ちゃん差別者だとは思わないかな。ごめん、これからは気を付けるで十分だと思うよ。でも、そのフィフィっていう人の意見は許せない。それを弁護しようとしたならば、それはまた別の話だ!」と。そして「日本で憧れとかでファッションとか真似されているのは知っている。でも黒人の真似はするだろうけど、黒人には絶対になりたくないと思うよ。俺たちが受けた全ての差別を経験なんて誰もしたくないでしょ」。

でしょ?

<追記 2018/01/10>
日本人にとってブラックフェイス差別的意味は全くない。ブラックフェイスネガティブな認識からポジティブな認識に変えいけばいい」
日本人全員が同じ意識とは限らない。仮に日本人全員が同じ意識であっても、世界では全く通用しない。世界の常識。「日本は日本なのだから!」とか「差別意識があるアメリカでやればいい事」という意見ももらっちゃいました。本当に日本は日本なのだからでいいのですか?今現在、日本は数多くの海外製品・食品に頼って生きてますよね。優れた海外の技術を取り入れて豊な暮らしをしている訳です。スマホとかそうですよね。その技術者たちが日本に技術を教えにやってくる事も多々あります。そして、交通手段が発達した現在では海外から多くの旅行者だってやってくる。その人たちは日本のそんな意識を知っていると思いますか?彼らは世界の常識を持って、日本を訪れる。そういった人たちにまで「日本は日本なのだから」と言えるのでしょうか?それとも「日本は日本なのだから」と分かってくれない外国人を排除するのですか?今回のこの件を一番最初に指摘された作家の方が「オリンピックも控えているのに」と懸念していたのはそういった事。
そして、ブラックフェイスポジティブな物にするのには並大抵の努力が必要だ。少なくとも、あのダウンタウンのはそのレベルには到底達していない。達していたら、あの作家も私などの多くの人が怒る事はなかった。あの程度のものならやるべきではない、止めて欲しい。

エディ・マーフィへのリスペクトしか感じませんでした」
エディをそこまで尊敬しているのなら、彼のバックにある歴史を踏みにじる事はしない。

ここで書いた事は、ダウンタウンが何もコメントを出していないので、ダウンタウンブラックフェイスについて知識がなかったというのを前提に書いている。理解していてやっていたとなると、話はまた別。そしてこのままダンマリ続けて、何もなかったようにされても、話はまた別。
</追記ここまで>

*1:白状すると個別の返信では「テレビ局差別意識の低さ...」とは書いた。がフィフィのこの的外れな意見を見て「差別」という言葉は今回的外れで、私も安易に使い反省し思い直した。今回の浜ちゃんのを「差別」と思った事は一度もない。テレビ局の意識が低いとは感じる。

Oct 11, 17 真白勇征は世界ドラマ史上最高な王子様説

真白勇征は世界ドラマ史上最高な王子様

真白勇征は世界ドラマ史上最高な王子様説

私は今年に入るまで町田啓太という俳優を知らなかった事をとても悔やんでいる。何年か前に玉木宏の作品を観てからというもの、それまで日本の俳優ドラマや作品に全くと言って興味の無かった私が熱病にかかったように夢中になった。新しい世界を観て知っていくのは、元々怖いもの知らずで新しい経験をするのが好きな私には楽しくて仕方ない事だった。それでも色々な事情もあるし、全てを追うのは不可能に近いし、そこまでする必要もないだろう。だけど、『スミカスミレ』をリアルタイムで観ていなかった事をこんなに悔やんだ事はない。その『スミカスミレ』で町田啓太という俳優が演じた真白勇征は、世界で一番王子様に近い完璧な男性キャラクターであった。これまで日本、アメリカイギリスカナダフランスイタリアアフリカ全般、中国、etc...と世界各地の映画を死ぬほど観てきた私だけれど、それでもやっぱり真白勇征が絶対にナンバーワン王子である。それをこれから力説したい。と言え、本当は「真白勇征は世界ドラマ史上最高な王子様説」という新書を書きたい位にネタはあるので、そのスニペット的に少しだけ。

<まず『スミカスミレ』とは?>
その前に『スミカスミレ』とはどんなドラマなのか?から。テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」で放送された1時間ドラマ。主演は『ヒロイン失格』の桐谷美玲。原作は高梨みつばの同タイトル漫画だが、設定は若干変えられている。
厳しかった父と実家の花屋の手伝いと高齢の母の看病などで65歳まで男性と付き合う事の無かった如月澄(松坂慶子)。母が亡くなり、いよいよ一人に。そんな時にふと自分の人生を振り返る。受かった大学にも父の一声で通えなかった澄。母の遺影の写真を探すために納屋に入り、そこで見つけたのが小さい頃に見かけた屏風。燕子花と黒猫が描かれていた。懐かしさもあって家の中に久々に飾る事にした。その前で自分の若かった頃の写真や大学合格通知を前にしていたら、うとうとしてしまう。そんな時に男性の声で「お前の望みはなんだ?」と声を掛けられる。夢だと思っている澄は「人生をやり直す事...」と答える。朝起きると澄は20歳のピチピチの女性スミレ桐谷美玲)となっていた。そして黎(及川光博)と名乗る和服の男が居た。黎の手続きにより、大学に通い始めるスミレ。戸惑う事ばかりだったが、出会った真白勇征(町田啓太)に色々と助けてもらい...

というファンタジードラマ主人公の相手役である真白勇征(以下真白くん...「同級生なんだからさん付けじゃなくていいよ」)は、1話目からグイグイと絡んでいきます。

<真白勇征とは?>
黎さんの黒革手帳によると、「真白勇征、椿丘大学文学部所属2年生、21歳、4月3日生まれ、血液型O型。自宅は900坪の豪邸。一人息子で、家族は両親のみ。父親は地元企業社長兼、市議会員を務める有力者。椿丘大学には一浪して入学してますが、成績は非常に優秀です。容姿、お人柄、更に家柄まで申し分のないご相手です」という事だ。真白くんのご実家は何度も劇中も出てくるが、本当に凄い豪邸。4話の最後に真白くんが颯爽と玄関門までスミレを迎えに来るシーンが見物。その時、初めて真白くんの実家を見たスミレが口をポカーンとしていたが、あれが本当なら私も口をポカーンとするレベルの豪邸だ。それもその筈、松本記念音楽迎賓館が真白家として描かれているのだから。

そんな正真正銘のお坊ちゃまでありながら...これがあるから真白くん最高説を力説したいのだが...真白くんは大学の講義後、倉庫で友人の辻井(竹内涼真)と力仕事アルバイトをしている。劇中から察するに恐らく週3-4回のバイトである。回が進むにつれ、スミレデートする真白くんだが、バイト一生懸命貯めたお金を使っている。1泊旅行までするが、新幹線代から宿泊代まで全て真白くん持ち。そして本人は「安物だけど」と言っていたが、オープンハートネックレスまでプレゼントしている。親には頼らない自分が汗を流したお金スミレを喜ばす事を考えている。真白くんの言葉を借りれば「そんなの何かしてあげたいからに決まってるじゃん」との事。どこまで素敵な男性なのだろう...

真白くんを良く知るのにもう一つ良い例がある。真白くんの事を好きな女の子である幸坂亜梨紗の存在だ。子分を2人抱え、確実に大学ヒエラルキーの中のトップに存在し、ルックス可愛い女の子。幸坂は、真白くんに近づく女性たちを学校内の権力を使って嫌がらせをしている。そんな幸坂に真白くんは言う時は言うし、断固とした態度も見せる。3話目の遊園地デートでそれは著しく見れるが、1話目から幸坂の目の前でスミレの手を引くなど、この態度は最初からブレていない。あと忘れてはならないが、6話目の「余計な詮索するなよ!」のシーンですね。絶対に怒らない真白くんが唯一怒ったシーン。もちろんスミレを守る為。

そして最終回。正直、爆笑した。「え?」と、困惑しつつ爆笑させてもらった。特にタクシーのシーンは今でも声出して笑っている。だけど...真白くんの「彼女は...(ネタバレの為省略)キリッ」の後からは、とんでもない位ロマンチックな名台詞が飛び出す。あの黎さんですらビックリしてしまう感動シーン。そしてこちらをニヤつかせる甘ーーーーーいラストシーン。撮影中の2人は照れまくっていたらしいが、2人が頑張ってくれて私は嬉しい。だってこんなに人を幸せな気分にしてくれるラストは無い!という程に完璧なラストだったから。あのラストは「いいドラマを観た」と、そう心から思わせてくれた。

町田啓太とは?>
所で、そんな真白くんを演じた町田啓太くんは、この真白くん役のお話しがきた時に自分がこの役を上手く出来るか悩んだという事だ。『スミカスミレ』のDVD特典映像の中でヒロインを演じた桐谷美玲ちゃんも「町田くんは普段から真白くんで、悩んでいたというのはビックリした」と言っていたが、私も驚いた。というか、私は真白くんの町田くんが初見(本当はGTOのチョイ役だが認識出来る役では)だったので、てっきりこういう人なのだとすんなり認識出来た。で、このドラマを見てから町田くんの出演作品を手あたり次第に見て、今やっと8-9割程見れたと思う。そうしてやっと町田くんの役作りの苦悩が分かった。どちらかというと、『スミカスミレ』以前の町田くんが演じてきた役は粗野でぶっきら棒で不愛想な役が多かった。私に至っては、ドラマ『スミカスミレ』→ドラマ映画『HiGH&LOW』→映画スキマスキ』の順番で見てしまったので、役のふり幅の広さと見た目の違いに頭がぶっ飛んでしまった。真白くんと『スキマスキ』の超おバカ大学生イサクが同一人物とどうしても思えず&認識できず、「あれ?町田くん出てないじゃん!」位に思った程だ。でも、それ故に町田啓太という俳優に興味を持ち、惹かれた。その他、人狼兄弟からイケメンだけどヤ×ザな取立て屋に売り出し中の若手俳優に母思いのお化けカーボーイに憧れる旅館の息子から寝癖の酷い理系男子という相変わらずのふり幅を見せてくれている。たまに町田くんが劇団Exileなのが汚点と書いている人を見かけるが、私はそうは思わない。悪役も引き受ける劇団Exileだからこそ、町田くんはこのように幅広い役を貰え演じる事が出来た。良い人も悪い人も演じられる、それこそ役者冥利に尽きる。そして何より劇団Exileに居る事で、『HiGH&LOW』をはじめとするアクション作品に多数出演し、その身体能力の高さも見せてくれているのだ。『シュガーレス』のハイキックは、ジャン=クロード・ヴァン・ダムに次ぐ美しいハイキックだ。
そして町田啓太を語る故で欠かせないのが、元Generationsだという事。Exile三代目J Soul Brothersに続く白濱亜嵐関口メンディーが所属するグループ。町田くんがバリバリに踊る当時の映像がYoutubeに残っているので、町田啓太で検索して欲しい。これまたどれが町田くんですか?という風に別の顔を見せてくれている。

何というか、町田啓太が演じた真白勇征は、私が凄く小さい頃に見て夢みた漫画世界の王子様をギュッと凝縮させ現在にマッチさせ甦らせた王子様。『キャンディ・キャンディ』(古くてごめん)のアンソニーとかテリィとかステアとかアーチーとかの良い所をギュっとね。ならば、及川光博が演じた黎さんはアルバートさんやジョルジュのような存在。ヒロイン幸せにする王子様が真白くんで、ヒロインを助けるナイト(騎士)が黎さんだった。及川さんの黎さんにはあまり触れていないけれど、本当に素敵で素晴らしいし、ヒロイン桐谷美玲ちゃんが2人に惚れられるのが当たり前な程可愛いし、松坂慶子さんはチャーミングで本当に素敵。そして4話はスミレと真白くんの自撮りおでこに...がという神シーンがあるけれど、「よっちゃんの回」とファンの間では呼ばれているほど、澄と学生時代親友よっちゃん立石涼子/反町GTO教頭ネジネジの奥様役)との絡みが感動的で、ドラマとしても最高だ。

という訳で、この4000字弱でどれだけ真白勇征と町田啓太の魅力をお伝え出来たか分からないけれど、とにかく読んでくれた方がちょっとでも『スミカスミレ』観てみようかな?と思ってくれただけでも嬉しい。そして今日の写真は私が「霊長類最強のバックハグ」と呼んでいる写真

最初に書いた通り、新書「真白勇征は世界ドラマ史上最高な王子様説」を書きたい位にネタはある。例えば、真白くんが遊園地デートの時にクレープを食べた瞬間に肩を上げて喜んだ所、真白くんのセリフの端々に「ふふふ」や「ぐふ」が漏れている所(町田くんの他の作品には絶対にない)、真白くんのボデータッチ(黎さん風)、真白くんとアンディ(愛犬)の仲、真白くんの筆入れに見るスミレへの愛、真白くんの寝顔シリーズ、真白くんの倒れ方シリーズ、遮られて言えなかった真白くんの言葉の数々...などなどでそれぞれ一章ずつ書ける程に書きたい事は山ほどある。

と、ブラックムービーが好きでこのブログ読んで下さっている購読者の皆さんを困惑させていると思う(今回だけなので許してー!)。全く興味が無かった私をここまで饒舌にさせるほどの魅力がある真白勇征と町田啓太なのでした。

Jun 16, 17 Michael Jackson: Searching for Neverland / 日本未公開 (2017) (TV

Michael Jackson: Searching for Never

マイケル・ジャクソン映画化限界説『Michael Jackson: Searching for Neverland』

お気軽なテレビ映画を量産しているライフタイムチャンネル制作のマイケル・ジャクソン映画。裁判後のマイケルの晩年にボディガードを務めた男性2人の視点から描かれている。マイケルを演じたのが、イギリスでマイケルの物まねで活躍しているナヴィ。ボディガードのビル役に『ウォーキング・デッド』などでお馴染みのチャド・コールマン。監督はTVシリーズを主に手掛け、そして映画Take the Lead / レッスン! (2006)』の脚本家でもあるダイアン・ヒューストン。今回もマイケルを小さい頃から知るスザンヌ・ド・パッシーがプロデューサーとして参加。

2005年に幼児性的虐待で裁判になっていたマイケルは無罪を勝ち取る。マスコミの執拗な追いかけを避けるためにバーレーンに飛んだ。で、2006年のクリスマス前、マイケルはアメリカのラスベガスに戻ってくる。その時に雇われたのが、ビル(チャド・コールマン)だった。献身的なビルはマイケルからの信用も勝ち得た。マイケルが外に出ると相変わらず大騒ぎに。ビルはジェイヴォン(サム・アデゴケ)をパートナーにして、2人でマイケルを護衛した。そんな2人が見届けたマイケルの最後の素顔とは...

以前にツイッターイギリス俳優アメリカ人役を演じている時に、夫は細かい訛りを察知するが、私はあまり発見する事はないと書いた事があった。でもね、今回はそんな私でも分かった位にマイケル役の人の訛りが気になりました。歌の物まねでは誤魔化せるんだよね。でも台詞となるとそうはいかない。

この映画で良かったのは、マイケルがボビー・ブラウンの「My Prerogative」が大好きだという事を知れた事。歌詞がマイケルの共感でしかないんでしょうね。分かる。すごーく分かる。納得。マイケルバージョンも聞いてみたかった。あと今回は監督も脚本家も黒人女性なので、黒人側が描くマイケルの姿に興味があった。やっぱりマイケルを変に悪く描く事はなかったし、マイケルはどんなにスターになっても黒人にとっては同士・ブラザーだという風にボディガードを通じて描かれたのは良かった。そのエピソードは笑ってしまう。And yes! got hot sauce in my bag, swag!!!

やっぱりマイケルもプリンスもだけど、彼らは唯一無二。独特なルックスもだけど、あのスタイルやかっこ良さや才能を完璧に描写するのって、物まねレベルじゃ無理。この映画、内容とかは頑張ったと思うけれど、マイケルのそういうプライベートな部分はあんまり興味なかったりする。それよりもマイケルの芸に対する姿勢や思いをもっと知りたいんだよね。プリンスは自分で『Purple Rain / プリンス/パープル・レイン (1984)』という半自伝的な名作映画を作った。マイケルも同じ位の頃に自分で自伝映画を作って欲しかったなーと、今になって思う。こういう映画を観た後だと余計に思う。そう思うと、レイ・チャールズの『Ray / レイ (2004)』は奇跡の映画だ。マイケルが描かれた同じテレビ映画でもABCの『The Jacksons: An American Dream / 日本未公開 (1992)』はかなり面白かった。あれが多分限界。

Michael Jackson: Searching for Neverland / 日本未公開 (2017)(2.25点:1555本目)

Nov 14, 16 選挙後にデイブ・シャペルが『サタデー・ナイト・ライブ』で語った大

選挙後にデイブ・シャペルが『サタデー

選挙後にデイブ・シャペルが『サタデー・ナイト・ライブ』で語った大事な事

2016年11月8日、アメリカで大統領を決める選挙の日。アメリカは日曜とか普段の日とか関係ない。4年に一度必ず11月8日に選挙が行われるのだ。その直後の11月12日の『サタデー・ナイト・ライブ』のホストにデイブ・シャペルが決まったのが、11月4日。『サタデー・ナイト・ライブ』(以下SNL)と言えば、昔からずっと政治家を風刺するのがお約束。新しい大統領が決まれば、それ用にキャスティングする程。コメディ好きの私だけど、SNLは好きじゃない。理由はこちら。いつもは観ないけれど、デイブ・シャペルが出るとなるとそんなプライドはすぐに捨てる事が出来る!デイブ・シャペルは日本では全く知名度もないし、人気もない。だけど、デイブは黒人コメディアンの中では大きな時代を作った人である。生存している黒人コメディアンの中では3本の指に入ると言っても過言じゃない。デイブ・シャペルの『Chappelle’s Show / シャペル’ズ・ショー (2003-2006)』は、レジェンドだ。デイブがこの番組でしたスキット(コント)は、当時の若者の心に残っていて、かなりの影響を与えている。リック・ジェームスやプリンスを見ると、デイブもついでに一緒に思い出してしまう程だ。しかしデイブはスポットライトから消えた。相変わらずスタンダップコメディでコメディクラブに立つ事はあったし、『Chi-Raq / 日本未公開 (2015)』にはちょこっと出たし、TVのトークショーにちょこっと出て話す適度は出たが、ほぼ10年間、表舞台のスポットライトを浴びていない。そのデイブが選挙後というベストタイミングでまたスポットライトを浴びる『サタデー・ナイト・ライブ』...

まずはレナード・コーエンの追悼でケイト・マッキノンがヒラリー・クリントンの恰好でピアノを弾きながら『Hallelujah』を歌う。そしていよいよ、デイブ・シャペルがSNLお馴染みのバンドを背後にしたセットに登場。拍手に包まれる。
「ありがとう、ありがとうございます。長い間ご無沙汰しちゃっているのは知っているよね、だからご辛抱を。

だって、まさかドナルド・トランプが選挙で当選するなんて思ってなかった。疑った。ヒラリーが優勢ぽかったからね ―― でも白人たちだからね。君たちは以前のように驚かせてくれないじゃないか。これは黒人を代表して話すけど、オマローサ(黒人女性でトランプ陣営でTVリアリティショースター)に神のご加護を!彼女が何やっていたのか俺たちだって分からないよ。

けど、アメリカはやってしまった。俺たちはついにネット上の荒らしを大統領として選んだ!

白人たちは、激怒さ。あんな感じ、見た事ない。OJ(・シンプソン)裁判以来だね。白人たちは、両サイドで「ああああぁああ!」って叫んでいる。

楽しんでいるとか言っている訳じゃない ―― ただこんなの見た事ないって言っているんだ。オレゴンのポートランドでの白人暴動をテレビで見ていたんだ。ニュースはミリオンドルのダメージだって言っていた。黒人全員がそれを見て思った筈だ「アマチュアたちめ!」とね。

だから、放っておくよ。俺はただ跪くだけさ、キャパニック(コリン・キャパニック、NFL選手で国歌斉唱を拒否しプロテストで跪いている)みたいにね。そして白人達に自分たちで考えてもらうんだ、分かるだろう?俺たちはそうやってきた、そうやってきた。

俺はそれが俺たちが関係している最も重要なものだとは思わない。忘れるな。起こっている事すべてを忘れるな。発砲事件。それについてはどう思うんだ?去年起きたすべての発砲事件。アメリカ歴史で最も最悪な大量殺人だった。パルス・ナイトクラブ(オーランドのゲイクラブで起きた50人も亡くなった事件)は、ISISがやったものだと言われていたけれど、実際には全然違った。

(中略)

どうして俺たちは「ブラック・リヴス・マター」と言わないとならないのか?確かにベストスローガンとは言えないと認めるけど、マクドナルドが「今日の貴方にはブレイク(休憩・公正な機会)に値する」を先に取っちゃったからね。
みんなが使っているから、キャッチーだったんだと思う。警察すら使っているからね「ブルー・リヴス・マター」ってさ。って、警察は生まれながらに警察だったのか?ブルーライフじゃないじゃんか。あれは、ブルースーツ。もし気に入っていなかったら、脱いで別の仕事を探せばいい事。俺だって黒人辞められるなら、速攻で辞めてるさ。

(中略)

ドナルド・トランプ、やってくれた。奴が俺らの大統領だ。トランプ・ホテルに今滞在中なので、悪い気がする。素晴らしい大統領に奴がなるかどうかは分からないが、ホテルのスイートを見事にする事は出来るみたいだ。ハウスキーピングが、朝に来て部屋を綺麗にしてくれてる。そしてこう言うんだ「おはよう、ハウスキーピング」、そして思いっきり性器を掴んでやる(トランプの失言そのままに)んだ、君のボスはやっても良いって言ったよってね。

ごめん、ローン(・マイケルズ SNLクリエーター)。(性器の放送禁止用語を言った為)

お金持っている黒人の友達がトランプが当選してからこう言うんだ、「こりごりだ、俺は国を出る。一緒に来るか?」ってね。けどこう返す「いや、俺は残るよ。優遇税制措置(トランプは当選したら1%の富裕層への税優遇を約束している)がどうなるか見守る」ってね。

(中略)

これからどうなるかは分からない。けれど、オバマは良い仕事をしたというのは分かっている。オバマは素晴らしかった。みんな彼を恋しく思うと思う、そうだろう?

(中略)

終わらす前にこれだけは言いたい。これはジョークじゃない。けど、とても大事な事なんだ。外では行進が行われているからね。

ちょっと前にホワイトハウスにパーティに行ったんだ。久々の事だからとても嬉しかった。BETがパーティのスポンサーだったから、居たのはみんな黒人。とても美しかった。門を潜り抜けて ―― 俺はワシントン(DC)出身だから、それは特別な事なんだ。バス停が見えたんだ。そのバス停はその日の夜の事を夢にみていた時代に学校に行くバスを待っていた場所なんだ。

本当に本当に美しい夜だった。終りには、みんなでウエストウィングに行って、とても盛大なパーティさ。みんな黒人でね ―― ブラッドリー・クーパー以外はね、なぜ彼が居たかは分からない。

壁には歴代の大統領の写真さ。本当かどうかは確かじゃないんだけど、ホワイトハウスに招かれた一番最初の黒人はフレデリック・ダグラス(元奴隷で奴隷制度廃止運動家)だったと聞いている。けど、ダグラスは門で止められたんだ。リンカン大統領直々に門まで出向き、ダグラスをホワイトハウスに入れたんだ。俺が知る限りでは、(セオドア・)ルーズベルトまで黒人がまた招待される事はなかった。けれど、メディア攻撃が収まらず、大統領は「絶対にもうニ○ー(黒人蔑視)を招待しない」と言ったんだ*1

あの部屋にいた黒人の人々の顔、そしてブラッドリーを見て、みんな幸せそうなのを見て、そんな事を思い出していたんだ。歴史的に権利を奪われた人々だ。とても希望に満ちた気持ちになったし、アメリカ人としてとても誇りに思え、これからの見通しもとても幸せに思えたんだ。

だから、ドナルド・トランプの幸運を祈る。そして、彼にチャンスを与える。そして俺たち歴史的に権利を奪われた人々たちにも彼らから同様のチャンスを与えてくれると要求する。ありがとうございます!」

という長いモノローグで始まった。最後のパーティの話は圧巻で、正直言うと涙がこぼれ落ちました。選挙結果にとても落胆していた私に希望を与えてくれたデイブ・シャペルのモノローグ。今まで見たどのSNLの回よりも素晴らしい神回だった!スキット(コント)もクリス・ロックが特別に参加した選挙ネタから、あの『ウォーキング・デッド』のシーズン7の1話目のパロディまで。しかもそのパロディのスキットには、なんとデイブ・シャペルが『シャペル’ズ・ショー』でやった人気キャラクターが勢ぞろい!という嬉しいサプライズまで。

そして一緒の音楽ゲストであるア・トライブ・コールド・クエストもファイフを追悼する素晴らしいステージだった。こちらでも泣いた。そしてこちらもスペシャルゲストが嬉しいサプライズ。

余りの神回ぷりで、未だに余韻に浸って、その勢いでこれを書いている。

デイブ・シャペル、最後には「カムバックは正直死ぬほど怖かった。カムバックって言うのかな?」と正直に話していた所も素晴らしかった。デイブのそれを聞いて思い出したよ、これLLクールJの。
Don't call it a comeback, I been here for years, Rockin my peers and puttin suckas in fear, Makin the tears rain down like a MON-soon, Listen to the bass go BOOM, Explosion, overpowerin...
エクスプロージョン、圧倒的。

選挙後に落ち込んでいた私を一気に明るくしてくれました。風刺・笑う・希望。これこそがコメディアン!!!デイブじゃないけど、土曜の夜は美しい夜だった。

*1:調べたけれど、本当に言ったかどうかはまだ分からず。でも物凄く論争になって半端ない騒ぎになったのは事実。もうちょっとまだ調べてみる。