Kenny Wollesenは遠く、いいバーは近くにあった。

元旦の初泳ぎから話は戻りますが大晦日。ドラマーKenny Wollesenのバンドを観ようと午後11時に55Barに着くと、ライブはすでに売り切れとの事。やっぱり遅かったか。彼はとんでもなくすごいドラマーなのだけど、これといったはっきりしたバンド構成も少なく、ライブをやるときはいつも違う人と違う場所で、自分のウェブサイトすらありません。なのにたくさんのミュージシャンと活動しています。John ZornのElectric MasadaからBill Frisellまで。とにかく、売り切れを告げられた私たちは大変悲しい気持ちでとりあえずその辺のバーにでも入って乾杯ぐらいしないか、ということになりWest Villageをうろつくものの、この辺で私たちの財布に優しく、かつ魅力的なお店を何も知らない。時計はそろそろもう11時半をまわっているし、そわそわしながら横切った通りがBedford Street。あ、たしか、隠れバーみたいなのがこの通りにあったはずだ!!と、とても遠い記憶がよみがえる。そして、ほとんどアパートしか見当たらないこの通りを歩いていくと、あった。。。看板も何もない重いドアを開けると中は大盛り上がりですね。そしてとってもかわいいウェイトレスさんが。
というわけでカウントダウンというものをやりましたよ。はははは

深夜0時直前になると、店の人がクラッカーやら頭につけるグッズやら紙吹雪やらを配り始め、それらをぶち撒きました。

このバー、Chimley'sというのですが調べてみると、とても古いバーらしくて建物自体は1830年ぐらいからあるらしいです。そして店内の壁を埋め尽くすのはアメリカの新旧文学者の写真や肖像画。かつては文学人たちの溜まり場だったらしいです。私はギンズバーグの顔写真ぐらいしかわかりませんでしたけど。とにかくとてもいい雰囲気で、暖炉もあり、ダイナーのようにテーブルが区切られていて、素敵です。オリジナルビールも色々あるみたいです。私はりんごサイダーを飲んだけどさっぱりしてておいしかったです。
Chimley's
NYにいる人は、また来られる人は是非行ってみてくださいな。
って、グルメガイドみたいですね。
ガイドといえば、友達のロニットちゃんと私でNYの超個人的コンサートガイド/安くてうまいレストラン・バーガイドみたいのを作っています。こちら→http://bumperjumperbigtrouble.somee.com/(英語だけど)とりあえず行きたいと思うコンサートやパーティーやイベントなど何でもリストにしてあります。見てください。見ろよな。めざせOh My Rockness(NYのインディーバンドコンサートガイド)です。というのは冗談です。

バーに風船が沢山飛んでいたので、ヘリウムガスを吸ってForbidden Zoneの中の歌を歌いました。ヘリウムの頭痛と二日酔いは翌日の冷水浴でさっぱり。