行雲流水

2004-10-17(Sun) 法科大学院の志願者激減 新司法試験の合格率懸念?

思ったとおりの展開だ。数日前に、新司法試験の合格率が、当初計画より大幅に低くなるという記事があったが、冷静に情報を収集していれば、そのようなことは予見できたはずだ。

私自身は、現行司法試験に3回ほど挑戦して、いわゆる司法浪人も経験したが、法科大学院は進路として考えなかった。

数年前、法科大学院が設置されるころ、巷には「ロースクールで夢を実現させよう!」といった記事があふれていた。社会人のための大学院案内のようなムックに、「これで人生ばら色」というような論調で紹介されていた。

しかし、私は、そうは考えなかった。仮に法科大学院へ行ったとして、卒業時には27才。それでもし合格しなかったら、その先の人生はどうなるのか。あまり明るい未来が待っているとは言えなさそうだ。結局、自己実現の道を役人に見出し、来春からは某省職員となる。

人生は、ギャンブルと同じだ。情報を集め、冷静に検討して、リスクヘッジをしなければならない。夢だけでは生きていけないのだ。

実は、文部科学省は、以前にも似たような失策をやらかしたことがある。ポスドク問題というやつだ。

「日本では、欧米に比べ、大学院が活用されていない。」という問題意識から、「大学院重点化政策」を打ち出し、大学院に多くの人を進学させた。結果、どうなったかと言うと、大量の就職難民を生み出した。まさに、大学院は出たけれど・・・というやつである。

これから、ロースクール難民たちが、どうなってしまうのか。かつての戦友としては、気になるところだ。

むろん、行政が責められるべきかどうかは、わからない。ことは人生の進路の問題だから、「そんなこたぁ本人の責任だろう。」という論理も充分に成り立つ。

ポスドク問題に関しては、こちらも⇒

こういうこういう 2006/12/02 09:52 人が役人になるんだから 日本は変わらないわな

師匠師匠 2006/12/02 12:26 当事者でなけりゃ何とでも言えるわな。