十五少年漂流記
午前中に渋谷区立図書館のHPで予約したら、昼過ぎには届いていました。
- 作者: ジュール・ヴェルヌ,波多野完治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/11/20
- メディア: 文庫
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ゴードンってアメリカ人だったんだ。冷静沈着で、面倒な性格の相手の話も聞き、ときには皆に厳しく身を律することを求める(ゆえに小さい子からは不人気)彼がアメリカ人の設定。
誰にでも優しく、困った人は放っておけない面倒見のいい人情派正義漢(誰からも人気絶大)のブリアンがフランス人。
頭がよく、射撃の腕も抜群、能力はあるのに高慢な性格が災いして皆に嫌われ、事あるごとにブリアンと衝突するのがイギリス人のドノバン。
出版された1888年当時のフランス人の世界観がよく表れているように思います。当時アメリカは独立直後で、旧世界の因習に囚われない民主主義の理想郷のように思われていましたし、大英帝国はすごいけどイギリス人って嫌い、フランス人万歳!みたいな。
子供たちの大統領選挙のところで、さらっと、
黒人のモーコーには、選挙権はなかったから、投票の数は14票だ。
という文章が入っているのが時代を感じさせます。
ディズニー・シー
に行ってきました。昨日。
都庁の同期たちと丸一日。昔アルバイトをしていたことがある人が幹事で、徹底リサーチ。混雑予想がこれくらいだから、朝一で行ってこっちに行ってあっちに行って、これ乗ってる間に別の人がファストパス取って、絶えず変わる状況に合わせ、行動も変幻自在。ヒールは低いとはいえ、パンプスで石畳を走りますか!?
普段はおっとり穏やかな感じの人なのに。本気で遊びだすと男子は女子の敵ではありません。女子は強し。
シーは初めてでした。中は町並みが綺麗です。
イスラム建築とか、
オリエンタルランドにまちづくりを任せたら綺麗なのができそうだなと思ったり。まあ日本の歴史風土とはまったく関係ないのができますけど。
それにしても、これだけの巨大施設をゴミの処理から何からすべて完璧にこなすのは、もはや町の運営に近いのではないでしょうか。浦安市より行政能力高かったりして。
ディズニーの主人公たちは皆清く正しく美しく、まあそりゃあまぶしい人たちです。戦隊もののレッドみたい。夢見るために行ってるからあれで浸るのが正しい楽しみ方なんだろうけど、ポジティブすぎてちょっとしんどい。
シンドバッドみたいな勝ち組男に、「愛と勇気があれば何でもできる」みたいなことを声高らかに歌いかけられると、「分かったからそのポジティブ光線をもう少し何とかしてくれないかなあ…」と光に当たった吸血鬼のように情けないことを考えてしまいます。
いかにもアメリカ生まれの娯楽だなあ。
とあるアメリカ大統領が「悪の枢軸」と呼んで爆撃して占領したイラクの商人なんですけどね。シンドバッドは。そのへんは無邪気。
結局朝から閉園までずっといました。ディズニー慣れしている女子二人のおかげで、主なところはだいたい回れたらしいです。いくつか有名どころを時間切れで諦めたそうですが。感謝、感謝。
丸一日へとへとになるまで遊ぶのは、それこそ小学校のときに親に連れられて郊外のでっかい運動公園に行ったときとか以来かも。エネルギー残量ゼロまで遊ぶなんて大人になったらそうそうないっすよ。
いや〜、女子は強い(今回の感想はこれ)。