Blue Film’ Blog

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2008-05-14 「裏切り御免!!」←いやちょっと待て

隠し砦の三悪人2008@東宝

[]『隠し砦の三悪人』 監督:樋口真嗣

 3度目の正直ならず。2度あることは3度ある。『ローレライ』『日本沈没』と連発し、いまや日本の底抜け超大作の第1人者となった樋口真嗣。興行成績と裏腹に、その薄っぺらな内容から映画ファンを辟易させてきた樋口監督が今回もやっちまいました。オリジナルである黒澤明隠し砦の三悪人』の肝はと言うと、次から次へと襲い来るピンチを知恵と勇気で乗り越えて行く展開であり、この映画をリメイクするのならば最大限その見せ場を外してはならないのだが、どうにもそこいら辺りを全く持って分かっていなかったようで、脚色上も演出的工夫も何1つされずに、オリジナルと同じことをやっているところも頭が悪く見える事この上ない。ラブロマンスとか爆発ドッカ〜〜ン!!とかどうでもいいから脚色するならば、先人たる菊島隆三 小国英雄 橋本忍らに引けをとらないくらい頭を捻って作らないと。「リメイクを作るならオリジナルと同じ事をやっても仕方ない」という監督の言葉は一見もっともそうに聞こえるが、オリジナルにある魅力と全く違う斜め上に力を注ぐくらいならリメイクを作る意味自体がないのだ。(違う事をやりたいのならばリメイクではなく『ローレライ』みたいにオリジナルでやればいいだけだ。長編監督経験の無かった人のオリジナルに何十億も出すような方々がいるのだからさ)。そのスタンスは、オリジナルの『キングコング』を愛し、深い思い入れを持ってリメイクしたピーター・ジャクソンと比べれば一目瞭然だ。どうやら樋口監督のスタンスは、残念ながらピーター・ジャクソンよりも、ギラーミンや『13ウォリアーズ』のジョン・マクティアナンに近いらしい。ちゅうか、そんなに『スター・ウォーズ』が好きなら『スター・ウォーズ』をリメイクすればいいじゃん!!樋口カントク、あなたはオリジナルの『隠し砦…』を好きでもなんでもないでしょ?ただの馬鹿にしか見えない主人公の武蔵新八。凛々しくもなく聡明でもなく美しくもない雪姫(上原美佐のカッコよさの欠片にも及ばず。いま雪姫をリメイクするならばツンデレで、かつ、姫でありながらも剣の達人、くらいにはするべきだろ)。最悪なのは椎名桔平演じるダースベイダー!! どうしてこんな事をやって恥ずかしくないのか全くワカラン(笑)。繰り返すが、そんなに『スター・ウォーズ』が好きならそちらをリメイクしろよと。最悪なのは2度にも及ぶ『裏切り御免!』の使い方もで、いやアンタら使いどころ間違ってるよ!ヘンだよその使い方!!長澤まさみの「裏切り御免」に辟易したところで最凶のタイミングで流れるエンディング主題歌!!(笑)。怒りとか悲しみを遥かに超えた絶望感で、エンディングロールを眺めながらこの主題歌を聴いていたけれど、製作陣はホントにこんな歌でいいと思ったのでしょうか?? それを言ったら、そもそもこんな映画でホントにいいと思ったのか?って話だけれど。映画ファンは誰一人もハリウッド・ブロイラーのような『隠し砦の三悪人』なんて望んでいなかったと思うのだけれどね。

2008-05-07 「おら、なんとなくガンバる」

bluefilm2008-05-07

[]『映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者』 監督:本郷みつる

 ぼくらのクレしん映画本郷みつる監督が帰って来た!! 数えてみればなんと12年振りの登板だそうで、これだけの年月が空いての登板には本人もやはり思うところがあるようで、その辺りはパンフレット収録のインタビューでもちょろちょろ語られております。けれど出来上がった映画を見ると、本当にこれが本郷テイストのフイルムになっていて、まるでヘンダーランドの大冒険の次に作られたのが今作だと言われても不思議ではないくらい、作品観に揺らぎがない!変わっていない!! スタッフ的にもいざ鎌倉!的に設定デザインで湯浅政明氏が参加しているのがポイント高し。かつての本郷クレしんと変わらぬ雰囲気を維持できたのはこの人の功績が大きいのではないでしょうか。深夜の玄関先から迷い込むシュールに変貌した街の描写なんて秀逸そのもので、まさしく湯浅マジック! 映画全体のテンポが12年前と同じくらいで、この間の作品群を見てきた者には鈍く感じてしまったり、序盤から中盤の日常の繰り返しでダレてしまったりと(作品のテーマ的には必要な繰り返しなのだけれど)気になるところもなくはないし、賛否両論はあろうけれど、近年の過去3作の憂さを晴らす見事な漫画映画に仕上がっているのではないでしょうか。本郷監督には今回だけと言わず、是非来年以降も監督をしてもらいたいですねえ。

2008-01-09 「いいかげんなコト言ってんじゃねーよ!! バ―――カ!!」

週刊少年サンデー06号2008@小学館

[]椎名高志絶対可憐チルドレン』#115「そのエスパー、凶暴につき(1)」(週刊少年サンデー06号)

 祝!『絶対可憐チルドレン』今春TVアニメ化決定!!!

 2005年の連載開始から約2年半、確かに俺ら椎名ファンにとっては面白いのだけれど、世間一般的には人気があるのかどうか、ビミョ〜なポジションで走り続けてきた絶チルが遂にTVアニメ化ですよ!! 今週のサンデー誌上の時点では、スタッフも放送局も放送枠も日時も発表されていないので、「(デキが悪くて)これならやらなきゃよかった」とか「ウチの地域じゃ放送しねえじゃねえか!!」などと、今後の経過で色々と憤慨する方々が出てくる事も予想されますが、何はともあれ、ファン的には今回の発表を単純にお祭り気分で喜びたいと思います、おめでとう!椎名センセ!!

[]畑健二郎ハヤテのごとく!』#158「高校生活の実態は、理想とだいぶ違う」(週刊少年サンデー06号)

 西沢さんを超える天然系普通少女、新一年生の日比野文15歳登場篇。普通と言うか、学園漫画導入部のベタベタなクリシェが描かれています。まあ、こういうヒロインはよくいるような気はしますよ、あくまでも漫画の中では。でも高い木の上から降りられなくなって往生しているヒナギクに全てを持って行かれていると思いますが(笑)。いつも朝っぱらから男の子みたいなケガをしている生徒会長、最高だ!!

2007-12-10 「ぶっちゃけ私ってエロい?」

ビッグコミック12.25号2007@小学館

[]いわしげ孝単身花日』#32「雷鳴の夜」(ビッグコミック12.25号)

「お母さん、私を産んだことを後悔しとるの? 私、産まれん方が良かったの?」

「何を今更…」

『誰もいない………私の味方は、誰一人としていないんじゃ。』

 順調に仕事が上手くいっている桜木舜と対照的に、議員の息子の佐々木に手を上げたことで追い詰められ、教職を辞めてしまう桐野花。実際、辞表を出してしまう程の状況であったかどうかには疑問ではあるけれど、そこまでしてしまうのはのトラウマ「誰からも必要とされていない」という思いからか。回想にある、父親からの性的虐待(という処までは描かれていないけれど、常に父からオンナと意識をした視線で見られていた)と、母親からの愛情の希薄さ。両親からの歪んだ愛情が、現在ののミョ〜に不思議ちゃんチックコミュニケーション不全な感覚が形成されていった模様。確かに、親からの愛情が歪んでいたら人格形成に問題は出てくるかも知れないけれど、現在のの問題は、少なくとも過去のトラウマだけではない事は明白ではあるし。旦那の武田氏との事や、片山の事とかね。個人的には、社会の中で働いたり生活したりしていても、「自分は誰からも必要とされていないのではないか?」という感覚が俺の中にも多少なりともあるので、の持つ気分は全く分からないでもない、けれど、なあ。自分の子供や新しい家族を妄想する時に出てくるのは、旦那との事ではなくて、「桜木……」というのは……。まあ、初恋にして運命の相手らしいけれどさ。いや、でも、旦那は本当にどうなってるんだ?? 調子こいてるに、清水が告げた秘密は「片山と桐野が兄妹」らしいとの情報。まあ、只ならぬ関係とは思ってはいたけれど、兄妹でしたか。詳細は次回へ

2007-12-06 「私がキミを許せているのは、自己愛よ。」

週刊ヤングサンデー01号2008@小学館

[]北崎拓さくらんぼシンドローム クピドの悪戯2』#60「後悔させません!」(週刊ヤングサンデー01号)

「そんな男だけど 私が手放したくないってことね。」

 ここしばらくの阿川君の奮闘も部長に(実は)評価されて、南部デパートでの化粧品売り場も以前よりもよい場所に。ダメなオヤジに見えていたが、実際には部下の様子も見ていて、裏でもきちんと仕事をしていた営業部部長。ここでイキナリこの人の評価が上がりましたよ(笑)。それとは真逆に微妙なポジションになっていくのが宣伝部島谷部長。会議室での憮然とした表情と「がんばってね。」と麻生さんを見送る顔とか、腹にイロイロ含むところがありそう。それはおいといて、企画が認められた麻生さんのトイレの個室での喜びようがイイ感じ!♪阿川君麻生さん二人そろって会社で評価されてお祝い…って、それはいいけれど、北崎拓作品の場合、ここで二人が上昇しているのはこの直後に堕とすつもりなのか?とちょいと身構えてしまいますが(笑)。年明けの駅伝終了後に渋江君に自分の身の上の事を告白しようと決意するれなれなのこの辺りの思いつめ方は『クピドの悪戯 虹玉』での、レーザーカッターを会社に入れようと奮闘していた時のむっちゃんが思い出されてくるなあ。なんかガンバりは分かるけれど空回りしているっぽいと言うか。渋江君が惹かれる娘は、服のセンスがいいとかムネが大きいとかそういうトコじゃあなくって、さあ………。そんな心配していたら渋江君の横に、合コン相手の酒井さんが現れ……。渋江君が惹かれそうなタイプってれなが思い描いている理想よりも、かつてのれなに近いこの酒井さんの方だよなあ。波乱を含んで次号に。あ、カラー扉絵の、阿川君れながイイ感じです。主線も(黒ではなく)茶色で描いてあって。

[]森尾正博ビーチスターズ』#34「みちるの賭」(週刊ヤングサンデー01号)

 ああっ!こんなギャグ展開で燃えるとは!!(笑)。天然姉とその妹のペアの聖カレリーナチーム白熱の展開を魅せるタッキー相沢日ヶ崎Aチーム。熱く感じさせるポイントの1つは、スター志望のタッキーが観客を沸かせる試合している妙味がある。スレスレどころかまんまギャグなタッキーの奮闘で興奮させられるとはなあ。しかしまさか勝っちゃうとは!!

[]ゆうきまさみ鉄腕バーディー』#197(週刊ヤングサンデー01号)

 長かった温泉篇「千年の鼓動」篇もようやく終了。旧作では短編だったのになあ。「新章開幕まで、しばらくお待ちください」とハシラにあるけれど、しばらく連載はお休みなのかな? まあ、春くらいに再開するかなあ??くらいに気長に待ちます。バーディーって、2002年の暮れに連載開始だから、ここで丸5周年なんだよねえ。

[]原作:室積光/作画:猪熊しのぶ都立水商!』#198「安物ですが」(週刊ヤングサンデー01号)

 近藤先生の、ヘタレっぷりと黒沢先生へのツンツンっぷりが可愛いなあ。黒沢先生の屁理屈な言い訳に納得し丸め込まれちゃうホステス科女生徒達は単純と言うかビミョ〜ですが(笑)。田辺吉岡先生の小学生レベルの恋愛進展具合もナンだけれど(苦笑; ちなみに今週号分は244ページ目で『都立水商!』は終わりで、245ページは次の漫画の冒頭かと思ってしまいました。

2007-12-05

週刊少年サンデー01号2008@小学館

[]椎名高志絶対可憐チルドレン』#114「もののけ姫によろしく(3)」(週刊少年サンデー01号)

 増補版SUPPLEMENT2本目、楽屋オチの姿を借りてグチりまくる椎名センセに涙(T_T; で、1号分休んだあとの4・5合併号では、えええええ?? ………期待して待ちましょう。それはともかく本編。椎名作品はこのくらいの軽いテイストの方がいいなあ。アシュタロス篇くらい重いのは1作品中で一回ぐらいでいいです。小鹿圭子アホの娘っぷりもイイ感じ。初音は完全に動物扱いですが。ばっ胸を肌蹴てブラ丸出しにする圭子の姿はインパクト大でした(笑)。そうそう、今週の『名探偵コナン』の冒頭で絶チルがネタにされてましたなあ。青山剛昌絵の(アシスタントじゃなくて本人の筆だよね?)が可愛いぞ!

2007-12-01

[]『椿三十郎』(2007年版) 監督:森田芳光

蟹蒲を食って「この蟹、美味しい」とか言うのはやめよう!。所詮は蟹蒲模造品代用品ですから!白身魚の身を練って、それっぽい味付けと香り付けをした偽物ですから! 蟹蒲を誉める時には、ちゃんと「蟹蒲にしては美味しい」と言わないと!(笑)。

それはともかく、俺自身はそんな大層な黒澤信者というワケではないのだけれど、やはり学生時代には名画座に通って出来るだけ見てきたものですよ。何と言っても昭和生まれのオッサン、「手塚治虫は漫画の神様、黒澤明は日本映画の天皇」と教え込まれてきた世代ですから(笑)、映画脳の神棚の上には常に黒澤作品が祭ってあったワケですよ、普段は忘れているけれど(苦笑;。それで、やはりオリジナルの『椿三十郎』は大好きなのですよ。もう今回のリメイク版には悪口を言う気満々で(笑)、相当意地悪な気持ちでスクリーンに向かったのだけれど、そんな奴でも大層面白く楽しめましたよ。織田裕二三十郎もガンバっていたし。オリジナル自体もそうだけれど今回も軽妙洒脱で、ユーモアたっぷりの活劇映画になっておりますよ。『踊る大捜査線』ファンの方々も是非どうぞ。大島ミチル作曲のサウンドトラックも重厚でカッコいいぞ!(メインテーマ曲がちょい手塚昌明版ゴジラのテーマ曲に似ていたりする)。とにかく見終わったあと、気分よく映画館を出られる映画なので、正月に鑑賞するのをお奨めします。まあ、でもコレ蟹蒲だけれどな!(笑)。ホントのを食べたい人は、最寄の名画座の上映情報をチェックするか、DVDを購入して見て下さい。いまなら廉価版も出ていてお得ですから!

2007-11-30

[]『真・女立喰師列伝』原作・総監修:押井守 監督:押井守/辻本貴則/神山健治/湯浅弘章/神谷誠

 公開最終日に慌てて観賞。押井守絡みの実写映画では破格の娯楽作品群じゃあないでしょうか?(笑)。個人的には辻本貴則監督作品『バーボンのミキ』が一押し。カッコいいぞ水野美紀!!これは是非に長編でスピンオフしてもらいたいなあ。でも長編になったら『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』みたいな事になっちゃうんだろうなあ。しかしこのオムニバスってどれも如何にも低予算風味が漂っているのに、ひし美ゆり子水野美紀小倉優子佐伯日菜子と、長編でも主演ができる女優を引っ張ってきてこの辺り押井カントクのいい意味でのネームバリューと政治力が働いていてこれに関しては大正解、エラいぞ押井守!。ひし美さんなんてほぼ引退状態だったのに。あ、低予算のクセに『ケンタッキーの日菜子』がCG超大作で作れているのがある意味で謎(笑)。

2007-11-26 あの瞬間 私の世界は なにもかもがかわった

椎名軽穂『君に届け』5巻

[]椎名軽穂君に届け5巻(マーガレットコミックス)

名前を呼ばれたあの瞬間 私はもう 恋に落ちていたんだな…… 

 なぜかピンが表紙のメインで出張っておりますが(笑) まあいいけれど。爽子主観で読んでいるからか、やっぱりくるみの事はイマイチ好きになれないけれど(謀略家なトコとかね…)、今回描かれた中学時代のくるみのエピソードを読むと、この娘はこの娘で悪い娘ではないんだよなあと、あらためて思わせられます、けっこう泣ける話だしね。色々とアジのあるキャラだし、くるみにはここで去ってしまうのではなく、またいつか再登場して引っ掻き回して欲しいものです(笑)。ちづの三角関係の顛末は如何に!・…って、別マで読んじゃってるから結果は知ってるけれど、ちづの意外な乙女っぷりがよい感じです。ピン仕込みの爽子必殺技つかんで5秒目をつぶれ!」これは無敵だよ!大好きな片思いの相手にこれをやられたら風早じゃなくても引っかかっちゃうよ!(笑)

[]椎名高志絶対可憐チルドレンン11巻(少年サンデーコミックス)

 期せずして椎名繋がり(笑)

皆本キャリーの話の「面影」は、正直イマイチピンとこないエピソードであった。賢木や大学教授の暴走気味の暴れっぷりも楽しいのだけれど、やっぱりこの作品はチルドレンの3人が活躍しないとね!ってトコかな。「黒い幽霊」篇は、兵部の部下の……名前なんだっけ??炭素単結結晶繊維が能力の人、コイツが渋くてイイ味だしてます。ホンキで命のやりとりを行う状況に立ち向かおうとする3人。これより先に踏み込むのは茨の道だよなあ。

2007-11-25

酒月ほまれ『School Days』02

[]原作:オ−バーフロー/漫画:酒月ほまれSchool Days02巻(角川コミックス・エース)

 え〜〜っとさぁ、「少年誌だから」とか「原作ありきのコミカライズだから」とか色々言いたい事はあるのだろうけれど、何かこれって『School Days』的に間違ってないか?? キャラクターを理解し切れていないと言うか、更に言えば桂言葉西園寺世界がヘンだよ!! 言葉の事を言うと、レザー・ソーを持ち出すのには相応の耐え忍ぶ過程が必要であり、世界キスしてるのを目撃したくらいでは言葉ヤンデレしないんだよ!原作ゲームの「鮮血の結末」ENDと、そこへ至るルートを思い返して欲しい、いや、「鮮血の結末」に落ちる展開にはいくつかの展開があった筈だが、少なくともその1つでは、学園祭で澤永泰介にレイプされ、後夜祭でフォークダンスを踊る世界を目撃し、その後も泰介肉体関係を強要され、その関係を断ち切ってとの関係を修復しようと動くも、甘露寺七海加藤乙女ら1年3組・4組女子の妨害工作と執拗なイジメにより立ち行かなくなり、その果てににも拒絶されて、遂にヤンデレするのだ。このコミック版じゃあ言葉は、あっという間に刃物を持ち出して切りつける只のキチガイじゃないか! そうじゃないんだよ!!ヤンデレメンヘラキチガイは違うんだよ!!言葉は耐えに耐え抜いて、学園生活(=School Days、ですな)唯一の希望である彼氏に拒まれて、そこでようやく壊れるのだ、そこを見誤ってはいけない。このコミック版で言えば、10話目ラストで言葉世界キスを目撃したのならば、本当はそこからが言葉の地獄巡りの始まりであり、ここからもう1冊分ほど追い詰められてからでないと、育ちのよい、マジメで良識的な少女の心が壊れて、友人であった少女に切りかかる事に説得力が与えられないではないか。ハナから全2巻の構成であったのなら、1巻目の終わりか2巻目の頭から言葉を追い詰めていく過程を描かなければならなかった筈だ。コミックオリジナルである(だよね?)貝殻のネックレス(溝に落ちたネックレスを一心不乱に探す言葉の描写が秀逸!)や花火大会でのエピソードが上手く描けていただけに、終盤の駆け足による大失敗が実に惜しい。原作ゲームTVアニメ版ノベライズなどで、一番人格者でマトモな人間に描かれてるなんかいいのにね。

2007-11-23

Radio「School Days」CD Vol.1

[]Radio「School Days」CD Vol.1『二組だけの体育祭』(出演:河原木志穂岡嶋妙, 田中涼子永見はるか,他)

 え〜〜っと、この数日仕事の方が忙しくて今日久々に休みになり、わざわざ買いに行ったCDがコレ(笑)。疲れた脳みそが女性陣の居酒屋トークで溶かされていきます。こういうのも癒しって言うのでしょうか?? しかし、この番組って週7万ヒットも聴かれてるんですねえ、他のアニメ系ネットラジオ番組がどのくらいなのかワカラないので、相対的にそれが多いのかどうなのかは判りません。でも、なんだかんだと夏以降俺も毎週聴いているワケで、AMラジオの深夜番組と同じで、こういうのは中毒性があるものですねえ(苦笑; 新録音の女性声優4人のグダグダっぷりはかなり凄まじいですなあ。DATA CDの方の第1回から13回までの放送分を聴くと、この夏のイロイロな事がこれを聴いていた時の記憶と被さって思い出されてきたり。ある意味こちら側、リスナー側の記憶再生装置にもなっている、と。

 そういや、これまた問題ある最終回の表現があった為かカドカワが発禁処分にしたとか噂されたコミック版『School Days』02も発売されたんですね。このエントリーを更新したら、ちょいと近くの書店まで探しに行って来ます。

2007-11-22 「でも、今夜はジャマ者ヌキで思いっきり―― ね」

週刊ヤングサンデー50号2007@小学館

[]北崎拓さくらんぼシンドローム クピドの悪戯2』#59「ずっと怒っていたの」(週刊ヤングサンデー51号)

 「違うっ!そんなカッコつけすぎっ…ウソだっ! 私、キミのことを私の目の届く場所に置いておきたかったの。たくさんの女達の中にキミをおいておくのが不安だった!!」

「ああっ、もうっ!女子中学生かっ!私はっ…… いいトシして私っ… 私ホントに… そうよっ… やきもちのやき方も知らないまま、こんなトシになっちゃったんだよぉ バカぁ。」

 ……………………もう、何も言えません………。全ての伏線とか物語上の構成とか丸ごと放り投げてここで最終回になってもいいくらい

麻生さん可愛過ぎだよ !!北崎拓センセ渾身のネームと表情芝居の作画がスゴい!!もう何はなくても麻生沙也子ですよ!!属性は、「ツンデレ年上(いや俺自身よりは年下ですが^_^; )・エロエロ」!! 阿川君もよく素直になって謝れたし「ありがとう。」って言えたよ!偉いよ!! 普段はヘタレだけどな!!(笑)

 お話的なポイントで言えば、麻生さんに対して素直に落ち着いた気分で話せたのはれなのおかげ、と阿川君が思うところ。阿川君麻生さんが上手くやっていくのには、そもそもの二人の馴れ初めから現在に至るまでれなの存在が不可欠である、と。本当にそうであるかはともかくとして阿川君自身がそう思ってしまっている事が今後の3人の関係継続の鍵になるのかな? それと、先週今週と果然クローズアップされてきた宣伝部・島谷部長。先週ラストの引きから「(4巻冒頭では回想されていなかったが)麻生さんと過去にそういう関係が!?」「麻生さん島谷部長に寝取られる展開に!?」などと、色々推測を読んであちこちで議論に(笑)なりましたが、どうやらそういう色っぽい事ではないようで、宣伝部部長と宣伝部エースとして水面下でのビミョ〜な丁々発止(?)がある模様。もしかしたら、今回の「社内企画」コンペが会社的にも宣伝部的にも大きな意味を持っているのかな。あ、北崎センセご本人自ら麻生さん島谷部長の過去に男女の関係であったことはありません公式に発言されております、でも今後どうかは知らないって!(笑) 公式発言といえば、今週号165Pの麻生さんのアンダーヘアはもっと下まで描き込んであったのを雑誌掲載時にトリミングされてしまったそうですが、是非とも単行本にはノーカットノートリミング無修正完全版で収録して欲しいモノです(笑)

 そうそう、次週52号は休載で、次回掲載は12月6日(木)発売の新年1号になる模様。

 

[]盛田賢司『花蓮女学院高校男子剣道部』#31最終回「どこまでも行くぜ!」(週刊ヤングサンデー51号)

 うわっ終わっちゃったよ!!しかも対抗戦大将戦も見せずにぶった切って東京都大会1回戦先鋒戦で閉めると言う、かなり強引な打ち切りエンディング。せっかく対外試合を怪我をおして勝利する山田さんの姿に盛り上がってきたのになあ………、ここで終わってしまうのは残念無念。盛田センセの次回作に期待します。

[]森尾正博ビーチスターズ』#32「タッキー&みちるペア登場」(週刊ヤングサンデー51号)

 イルカ日ヶ崎Bチームの逆転勝利の後には、顔グロ・ドラム缶体型のタッキー相沢のコンビのAチームの登場。Bチームの熱血展開からコロっと打って変わって実力の伴わないAチーム二人の試合はお笑い展開に(笑)。素人レベルのタッキーのサーブでこりゃ圧倒的大差で負けるかと思いきや、相手の聖カレリーナ学園の姉妹ペアも、同等レベルの実力であった(笑)。実力最低同士の対決で次号へ。う〜〜ん、ある意味で美味い引きだなあ(苦笑;

[]原作:室積光/作画:猪熊しのぶ都立水商!』#196「閉められない」(週刊ヤングサンデー51号)

……裏があるような奥が深そうなキャラの黒沢先生にここで「私のミスです」と頭を下げさせてしまっては只の馬鹿に見えてしまわないかなあ? 己の忍ぶ恋に冷静に判断が出来なくなっていた? 近藤先生が結果的に邪道の枕営業をしたと見做されて、生徒に白い目で見られて総スカンを食う展開はシビアでイタいけれど面白い。あと、田辺の部屋の中に忍び込んで待ってちゃ、それじゃストーカーですから! 邪道どころか犯罪ですから!!(笑) 近藤先生も気持ちの区切りとして田辺に告白して、教師三角関係修羅場篇もそろそろ一段落、かな? …って、雨の中、寮の前で吉岡先生が独り佇んでいるんですけれど…!? 

2007-11-14 「虫ケラ扱いってゆーか、あんたたち虫だから!!」

[]椎名高志絶対可憐チルドレン』#111「蝿の王(3)」(週刊少年サンデー50号)

 増補版SUPPLEMENT2本目はもちろん『仮面ライダー』(1作目)のパロディ!♪ もっとも今このタイミングでライダーネタが来ると先日見たつまらない映画を思い出してしまいちょっとイヤン(涙; 扉絵の楳図かずお の驚愕顔はイイ感じに描けてるなあ(笑)こんな大量に蝿に襲われたら誰だってこんな顔になってしまいそう……。の想像する『ハエ男の恐怖』、顔が蝿で身体がチルドレンってのはなかなかにグロキモい(苦笑;パロディなのかそうでないのか不明瞭だけれど、神風の術を使って、女の子みんなのスカートがフワッと……。これってやっぱり『さすがの猿飛』だよねえ?? ホントに虫の癖に「虫ケラ」発言は大笑いだけれど、チルドレンのピンチに颯爽と登場する兵部は遺憾ながらもけっこうカッコいい。それでも美味しいトコは今回いい処がここまでなかった皆本が攫っちゃうけれどね(笑)。紫穂は今回オチ担当ってことで(笑)

[]畑健二郎ハヤテのごとく!』#152「いらない萌えと、いる勇気」(週刊少年サンデー50号)

 野生のタヌキに勝手に「ポコ吉」と名づけるヒナギクは必要でしょう!! スカートでキックするのを恥らう雪路はいらないかも知れないけれどね!(笑)可愛いけど!!  しかし状況の悲惨さとは裏腹に、ますますクマはますます可愛くなっていくなあ(笑)ぬいぐるみ化できそう。

2007-11-13 「普通に私も『みんな』にいれてくれてるんだ……」

別冊マーガレット12月号2007@集英社

[]椎名軽穂君に届け』#24「」(別冊マーガレット12月号)

 なんだかずいぶん前に「次号はクリスマス話!!」的予告を見たような気がしますが(笑)、千鶴の話を挟んでようやくホントにクリスマス話へ。でも、間に千鶴の話をいれたおかげで(?) リアルの季節も冬になり別マ12月号にクリスマス話が掲載ってタイミングになったのだから結果的にイイ方向に転がったんじゃあないでしょうか、イロイロと。アットホームでかつニューファミリー(?)なファミリークリスマスクラスのクリスマス会の板ばさみになる爽子。ここで「出かけたい」と言い出せないのが如何にも爽子で微笑ましい。「オヤジ、ウザッ!」」とか言ってバックレちゃう娘さんも世の中沢山いらっしゃるでしょうけれど、ちゃんと親の想いも受け取れるのが爽子なんだよなあ、と風早へのプレゼントの帽子を勘違いして貰っちゃうお父さんにはひたすら涙ではありますが(苦笑; やのちんのナイスフォロー!♪なTELと娘を送り出すお父さんもいいなあ。感慨深く涙するお父さんをを見て、「……こんなものはまだ1ラウンド目の最初のジャブよ お父さんウフフ」とほくそえむお母さんの姿が(笑) そりゃあ、お母さん、あなたは何年も前に自分が通った道だものね♪ 爽やかでありながらもイヤンなオチもついてイイ感じな〆でした。

 最新刊5巻は、今月22日(木)発売だそうです。

[]河原和音『高校デビュー』#44「」(別冊マーガレット12月号)

 ………無邪気に「ヨウの誕生日に一泊旅行」を提案する晴菜。ひたすらヨウに同情と言うか、「あそこまでニブいとイラつく…… いいかげんにしろってかんじ……」と怒っている麻美に共感(笑) どうせなにも起こらないだろうけれど、晴菜ヨウ、晴れて1泊旅行に出発して興味津々(笑)

2007-11-12 「初めまして、桂言葉です。」

『SchoolDays』DVD1巻

[]「告白」「二人の距離」 (SchoolDays#1、#2、) *DVD版

「別に付き合いたいとか、気づいて欲しいわけじゃない。

遠くから眺めていられるだけで、その日がちょっとはマシになるような気がしたんだ。」

 なんで今ごろ7月新番、9月終了の番組の感想を書いているかというと、今更ながらDVDを購入して見返しているワケなのだが。みなさん、TVアニメDVDを買ったりしますか? 俺は殆ど買いません、買っても中古で安くなってるのを見つけた時くらいで(いや、すいませんねどうも^_^;) 新品で購入した事を思えば、如何に『SchoolDaysスクールデイズ』にハマったのかよく分かります。今年は『SchoolDays』と他にもう1本、「俺を誰だと思っていやがる!!」なロボットアニメDVDを新品で購入しています。なんだかなあ。

第1話、いや、スゴいよ!シリーズ中盤から後半の怒涛学園泥沼複雑関係深夜メロドラマアニメが脳裏にこびりついているから、あらためて見ると、1話のライトな学園ラブコメディなテイストとのギャップに思わず笑ってしまうほど(笑) 「つっれないなあ〜〜」のセリフ連打の西園寺世界とかね。原作のPCゲームを知らず、予備知識なしに見た人はこれが「中に誰もいませんよ」まで行くとは想像もできないであろう(笑) 原作を知っていた俺にも出来ませんでしたが(爆笑) メインタイトルがバリンッ!!と割れるのは、てっきり最終回だけかと思っていたら1話目で既に盛大に割れていましたね、これは今後の展開・「ぬるま湯のようなラブコメチックの学園生活が崩壊するよ」という暗示だったのでしょうか? 「これでいいや」とにキスして走り、電車に乗り去っていく世界。う〜〜ん、ここまでなら、“自分の想いを殺して好きな男の子の恋の橋渡しをする健気な女の子”で世界魅力的なのに(苦笑; ちなみにこの後にアヴァンタイトルをリフレインしたようなシーケンスが挿入されますが、ここは蛇足気味。1話目にこういうのを入れて、「今後こんなキャラクター達と物語が展開していきますよ」的な気分を匂わせたいのは分からないでもないけれど、まあ、無くてもいいと言うか無い方がスッキリ見れます。試しに、電車内での世界のUPでフェイド・アウトしたところからエンディングウソツキ」(SONG by CooRie)に直結してみて見て下さい。この方がよほどカッコいい繋ぎになりますよ!ここを外して桂言葉告白する場面をもっと丁寧に描写すればいいのに、とは思いました。

第2話、デートの待ち合わせ場所でまで必死になって恋愛マニュアル本を読んでいる、本屋で彼女が間近に居るのにグラビア雑誌の水着ギャルに鼻の下を伸ばしたり、ゲームセンターのUFOキャッチャーで山ほど同じマヨちゃん人形を捕ったり、彼女ほったらかしで格ゲーを夢中でプレイしたり、ファミレスのケーキバイキングで食べきれないほどケーキを運んできたり………etc. まあ、初デートということもあり、ここまではいいとしておくが、電車での別れ際に言葉に「ムチュ〜〜〜!!」とキスしようとしたのはどうしたものか(笑)。これって明らかに1話最後で(クラスで隣の席の女子でしかない)世界にキスされたのが悪影響を与えているよなあ。「男女の間でキスぐらい当たり前」な誤った認識をつけてしまったような。続いて映画館デートへの世界のアドバイスも「暗がりで(中略)ムチュ〜〜!!」てなもので、明らかに大間違いなものだけれど、これは相手がじゃなければ単なる冗談で済んだのかも知れない、は真に受けてしまったけれど(笑)。映画館の前で、『死霊の盆休み2』のポスターを熱く潤んだ瞳で「ゾンビ!♪ゾンビ!♪ゾンビ!♪ゾンビ!♪」と見つめる言葉が可愛い!♪ 結局はムチュ〜〜!!発動で平手ビンタ炸裂、気まずい雰囲気でその日は別れてしまう事に。謝罪し、仲直りしようと駅のホームで待つを避けて、バスで帰ろうとする言葉を引きとめて仲裁しようとする世界。嗚呼!この場面の世界は本当に言葉の幸せを願って行動する本当にイイ娘だ!!ここで踏み止まっていれば誰も不幸にならずに済んだのに………(泣;; から逃げずに、指を絡ませ、自らキスをする言葉。キスする直前に、上目遣いに恥ずかしそうに見つめる言葉の顔はオンナのイヤらしさまで表現されていてメチャクチャ可愛いぞ!! ラストのアホ毛オンナのシルエットも許容範囲で、本当にここで物語が終わっていれば、少年漫画誌的な美しくも爽やかな思春期学園ラブコメディで締められたのにねえ(笑)。まあ、ここから先を踏み込んで描いていくから『SchoolDays』なのだけれど、ね。

[]のりつけ雅春上京アフロ田中』#16「西田の子守唄」(週刊ビッグコミックスピリッツ50号)

 17歳の、西田ミーコの、淡い初恋の思い出イタい!イタ過ぎる!! 決してこのまんまな体験が自分にあったワケではないけれど、何やら心のトラウマを疼かせてくれるなあ。「病院へ行くんで…」とか言っていた事のオチも別の意味で切ない(泣;;

[]柏木ハルコ『ブラブラバンバン』(週刊ヤングサンデー連載1999〜2000)が実写映画化だそうです。

 ブっちゃけ、2004年秋の『スウィングガールズ』の大ヒットからの流れでの製作決定なのだろうけれど、その流れにしても遅いよねえ!? 過大な期待を抱かずに来年3月の公開を待つつもり。監督草野陽花さん、う〜〜ん、何とも判断がつきません。公開を期に、原作コミックを再発売してくれると嬉しいのだけれど。