サステイナブルな活動

ヤッコエ!
今日の東京は小春日和で暖かったですね。
寒いのがとっても苦手な自分としては早く春になって欲しいです。
マーシャルの暑さが懐かしい。。

さぁ〜て、今日はBlue im Moujの取り組みについてご紹介。


こちらの写真、なんだか分かりますか?
そう!シャンプーです。ただしただのシャンプーではなく、生分解性のシャンプーです。その名も「セレンディパーシャンプー」このシャンプーはマーシャル諸島の美しい自然を守り続けていくためにセレンディパーアイランドが5年前から導入しているものです。このシャンプーの特徴は排水として流れた後、14日後には95%近くが分解されて自然に戻るという特徴を持っており、さらにシャンプーとしての品質も高く、2008年の北海道環境サミットの際にも公式シャンプーとして各地のホテルなんかでも採用された実績もあることです!

このような結果、使っていただいた多くの皆さんからも好評をいただき、今年からHISエコツーリズムデスクとも共同で世界の自然を守り続けていくためにも全商品に採用されることになりました。購入いただいた売り上げの一部がBlue im Moujの活動へ寄付され、マーシャルをはじめ世界各地の自然を守るための活動の一部へなっていきます。

持続可能な観光地を目指す上では、このような小さな活動がとっても大事だとつくづく感じます。

Rongelap Atoll

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato

サステイナブルな活動

ヤッコエ!
今日は先月行ったNTT情報労連さんのエコツアーをご紹介!
あと100年後には島が沈むかもしれない。マーシャル諸島は温暖化または海岸浸食の影響で年々島が削れはじめています。マジュロ内や離島なんかに行くとヤシの木や水位が上がっている光景が目に飛び込んできます。他にも前回からもお伝えしている通り、ごみ処理の問題だったり、経済的自立が急務になっていたりと楽園のような光景が広がっている一方で大きな問題・課題を抱えているのがマーシャルの現実です。
そこで昨年から企画していた企業環境研修を1月にはじめて行うことができました。温暖化の問題やごみ問題はいうまでもなく、20世紀 経済至上主義=お金儲けのみを目的としてきてしまった結果引き起こされたものです。今回、企業の方たちにマーシャルを観て頂きたかった一番の理由はこれから私たちが生きていくためには物質的なもの以外に「もうひとつ大切な価値」があることをマーシャルの文化・暮らし・自然から感じとってもらうためでした。

このエコツアーでは現地の子どもたちと一緒にビーチクリーンを行ったり、マーシャル人と一緒にローカルフードを食べたり、思う存分海で楽しんでもらったりととってもシンプルなツアーでしたが、そこからたくさんの大切な価値を感じていただくことができました。

最後には政府公認のエコツーリストにもなっていただくことができ、Blue im Moujの目的のひとつを実践することができました!

今後もありのままを感じてもらうエコツーリズムを皆さんへお届けします。

小学生とビーチクリーン

子どもたちも積極的に参加してくれました

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato
www.blueimmouj.net

環境教育2

ヤッコエ!
さぁって今日は昨日に引き続き、マジュロで行った環境教育活動の報告です。

昨年から開始したBlue im Moujプロジェクトでは、立教大学ESD研究センターの環境のスペシャリストたちを招聘し現地の学生たちに海の大切さを伝え学び合うワークショップを開催しました。
10月には最近映画オーシャンズなんかでも話題となっているJAMSTEC(海洋研究開発機構)の深海調査研究員のかたと共同で現地短大 College of Marshall Islands 通称CMIの学生に向けて深海のプレゼンを行いました!
マーシャル人は生まれた時から海がすぐ側にあり、先祖代々海と共に生きてきた海洋の民です。しかし、海面や海中のことは知っていても深海世界となると、さすがのマーシャル人も見たことも行ったこともありません。そこで、実際の深海調査で採取した深海生物の標本なんかも持ってきて学生たちに見てもらいました。また深海6500メートルの世界を映像で伝えると、学生たちは目を丸くして授業を受けてくれました。

地球の約8割近くが海、人間の体も約7割近くが水分と言われてますから、学んでみると改めて水の大切さ 海の大切さを実感します。

最後に驚いたのは、6500メートルの海の底にもいまはごみが存在しているということです。それも家庭ごみなどの普段私たちが何気なく使っているものです。
このような事実を知ると本当にいつまでも碧い地球を残し続けなればいけないと痛感します。

CMI学生へ向けてプレゼン

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato
www.blueimmouj.net

環境教育

今日はBlue im Moujの取り組みのひとつ 環境教育活動について皆さんに知ってもらおうと思います!
Blue im Moujプロジェクトの目的は「より多くの人たちにマーシャル諸島通じて、環境問題を身近な問題として感じてもらい、広く地球のために行動していける人たちをつくることにあります」そこで 私たちは環境教育を先進的に取り組んでいる立教大学ESD(Education for Sustainable Development=持続可能な開発のための教育)研究センターのスペシャリストと共に次世代の地球を担っていく子どもたちに向けて環境教育活動を現地で行いました。
写真↓は昨年行われた小学生へ向けた海の環境教育活動の様子。
学校裏のビーチで海の大切さや環礁の成り立ち、またごみ処理問題の大切さを学ぶワークショップを行いました。
参加した小学生はビーチに落ちている木の棒を十字に置き
右上:ココナッツなどの土に返るごみ
右下:土に返らないプラスティックごみ
左上左上にはリサイクル可能なごみ
というように、5分間ビーチに散乱しているごみを拾ってきて下さいと呼びかけ、5分後にどのごみが一番多いかを聞きました。
すると 小学生たちはまっさきにプラスティックごみを指差し 「このごみが一番多い!」と答えてくれました。

改めて見るとプラスティックごみの多さがより鮮明に感じます。
マーシャルの伝統文化の中では元来 自然に返らないものは存在しませんでした。しかし、商品経済化によりマーシャルにも大量のプラスティック性の物が増え 環境教育が行き届いていないこともあり、市街地にはよく空き缶やビニールなどのごみが散乱しています。
今後マーシャルが観光を国の産業としていくためにもまたキレイな島であり続けるためにも子どもたちへ向けた教育ほど大切なことなはいと感じます。

地道な活動ではあるけど、こうした活動からマーシャルのより良い未来はつくられていくものだと確信します。

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato
www.blueimmouj.net

マーシャル人とココナッツ 生活の智恵編

今日の東京はとっても寒いです。
気がつけば雪が積もってます!
こんな寒い日はマーシャルの暑さがとってもとっても恋しくなります。

さて、今日は「マーシャル人とココナッツ 生活の知恵編」です!
前回も書いた通りマーシャル人の生活はヤシの木1本から成り立っていることをお伝えしました。今日は食べ物以外にも多くの活用方があることを皆さんにお伝えします!

①炭代わりにココナッツ
マーシャル人はよくBBQをしますが、火起こしには炭ではなく落ちて乾燥したココナッツの殻を使います!ココナッツはそれ自体に油分を多く含んでいるので意外にも火力があり持続性もあるんです!
②ココナッツディーゼル
ココナッツからディーゼル??マーシャルのような大陸から遠く離れた島では石油を運ぶのは時間、お金ともにとてつもない労力がかかってしまいます。さらにマーシャルまで石油を運ぶためにはたくさんのCO2も排出してしまいます。そこで島唯一の資源ともいえるココナッツからディーゼルをつくり出し今でもいくつかの車両には使用されています!
③ココナッツ石鹸、オイル
④ハンディクラフト
マーシャルの民芸品!太平洋の島々にはよくありますが、中でもマーシャルのハンディクラフトはその品質の良さと器用さでは群を抜いているといわれているんです。ココナッツの新芽部分を手編みで器用に編みこんでいきアクセサリーや壁掛け、バッグなんかも作っちゃいます!

とざっくり書いただけでも使い道がとても豊富なココナッツ!
マーシャルに来たらぜひココナッツのことを学んでみて下さいね!

ココナッツを剥くのは意外に難しい

ヤシの葉からバスケット

よりディープなマーシャルをまたお届けしますのでお楽しみに!
〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato

マーシャル人とココナッツ 食べ物編

ヤッコエ!
さて、今日は「マーシャル人とココナッツから学ぶエコな暮らし 食べ物編」です。
日本人にとってはあまり馴染みのないココナッツですが、ココナッツの使い道は本当にたくさん!中でもココナッツの食べ方はただ飲むだけじゃぁ〜ありません。今日はマーシャル人のお宅でよく食べるココナッツ料理をご紹介。
①アイキュー 甘いココナッツのお粥 定番メニューです!
②アイライス 甘いココナッツライス 食べ続けると美味しい!
③ルコー 果肉を凍らせてアイスのようにして食べる これはお勧め
④オーブンユー サンゴの石を熱し 熱くなった石の上にココナッツの殻ごと置きバナナなどの葉でふたをして蒸らして食べる
⑤ジャガロー ヤシの葉の茎からとれる液 以外に甘い!
⑥ジェマン ヤシ酒 焼酎なのでなかなかきついです

これ以外にもまだまだ多くのココナッツ料理はあります!
なにがエコかといいますと、マーシャル人の食生活は基本どれも生ごみです。ココナッツやパンの実、魚、チキン、さらに食べ物を入れるお皿なんかもヤシの葉で編んだバスケットを使っていたりするので、使い終わって捨ててもそれらは全部土に返るものばかりです。しかし、今では外国からの豊かな物資がマーシャル人の生活に定着してしまい それらの多くがプラスティクなため土に返らず島のあちこちで生活ごみが散らばってしまっています。

マーシャル人と一緒にディナーツアーではローカルフードやマーシャル人のおもてなしなど、マーシャルの生活から今の私たちの生活がいかに便利で恵まれているかということを間違いなく実感できます。

100%ココナッツジュース

ローカル料理

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato

マーシャル人とココナッツ①

日本人の主食といえば、、、もちろん「米」
マーシャル人の主食といえば、、、これまた「米」

しかし、マーシャル人の生活にとって切っても切れない関係、それはまさしく「ココナッツ」です。

マーシャルへ来たことのある人なら分かりますが、マーシャルは山も川もない環礁という土地柄 植物の種類も豊富ではありません。そのためヤシの木はどの島へ行っても一番目立ちます。
家の前にココナッツ。学校の前にもココナッツ。基本、どこに行ってもココナッツがあります。

さて、今日から2回に分けて「マーシャル人とココナッツから学ぶエコな暮らし」と題してマーシャル人の元々の暮らしがいかにエコロジーであるかを皆さんに知ってもらいたいと思いますのでお楽しみに!


アジャルタケ地区 ヤシの木ロード

ローカルはいとも簡単に登っちゃいます

〜碧(あお)い海と白い砂浜をいつまでも〜
T.Sato