大英博物館グレート・コート

設計:ノーマン・フォスター(2000年)
所在地:ロンドン(イギリス)


それまで図書館だった部分を1997年の図書館移転をきっかけに改造。ノーマン・フォスターが四方の展示室の壁と中央のドーム型の閲覧室との間に緩やかなガラスの屋根を架けて素晴らしい中庭に仕立て上げた。フォスターは完成後に物議を醸すプロジェクトが多いけど、これは珍しく大絶賛されたプロジェクトではないか。本当に気持ちがよい空間。ガイドブックによると、中央の閲覧室は広場の中心から少しズレた所にあるため、屋根の曲率は実は単純ではない。屋根の曲面は三角形のガラス板の集合で構成されているが、屋根の曲率を均一にするために、三角形のガラスはすべてサイズが違うらしい。