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2007-04-30 Mon

野沢小学校入内分校

[]野沢小学校入内分校

青森市の南部、青森空港近くの山沿いにある入内(にゅうない)地区。この地区には今年3月まで青森県内唯一の小中学校の分校があった。静かな山あいにあって、高台から集落を見下ろすかのような野沢小学校入内分校である。

在校生がわずかに4名になってしまったこともあり、惜しまれつつ96年の歴史に幕を閉じた入内分校。東奥日報記事(2007/03/12)の「最後の分校 野沢小入内で閉校式」が紹介するように、百名を越える関係者が集まり盛大に閉校式は行われた。

すでに閉校した今、校舎は取り壊されることが決まっている。取り壊される前に一度見ておきたいと思い、入内分校を訪ねてみた。入内地区の外れの急な坂を上りきると、ノスタルジーあふれる校舎や校庭が目の前に現れた。

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大きな字で「がんばれ山の子」と書かれているのを見て、胸が熱くなるのを感じた。赤い屋根を持つ木造校舎は、とても懐かしい感じがする。間もなく5月というのに、校舎の裏手には雪がたくさん残っていた。

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完全に児童が消えた分校ではあったが、手作り感のある小さなプール、高さが少しずつ異なる鉄棒、チャボなどを飼っていた飼育小屋が残っていた。短い草が生えた校庭からは入内地区が一望できる。

冬には雪深くなる入内分校。滑らないように足で踏ん張りながら、急な坂を一歩一歩進んだことだろう。一つ一つの貴重な思い出をいつまでも大切にして、大いに社会で羽ばたいて欲しい。

参考:思い出をありがとうー入内分校閉校式ー (すりぶるの青い森探訪

    ドメインパーキング

2007-04-29 Sun

馬肉ラーメン

[]馬肉ラーメン

道の駅しちのへ (七戸町文化村物産館)にあるレストラン「絵馬」には、「けいらん」の他にも興味深い料理がありました。馬の町で知られる七戸町らしく、馬肉を使ったラーメンです。その名も「馬肉ラーメン」(750円)。

ピリッと唐辛子の効いた味噌味のスープに、たっぷりの野菜と馬肉が載っています。本当に野菜が盛り沢山でビックリします。馬肉も美味しく、程好い弾力を楽しむことができます。

スープには味噌だけでなくバターも効いていて、なかなかの美味しさ。麺は細めで、スープとよく絡みます。ラーメン好きな方は是非体験してみて下さい。

ちなみに、「道の駅しちのへ」の隣に東北新幹線七戸駅(仮称)が建設中です。(関連記事:東奥日報記事(2007/04/18)の整備着々 東北新幹線七戸駅(仮称)の姿徐々に) 開業は2010年度の予定。いよいよ3年後、道の駅周辺は新幹線の駅に生まれ変わります。駅名が「七戸」に正式に決まれば、新幹線の駅名は「二戸→八戸→七戸」と「〜戸」が続くことになります。ただ、駅名を巡って地元では論争があるようです。

お食事処 絵馬

青森県上北郡七戸町字荒熊内67-94 七戸町文化村物産館

0176-62-5777

10:00〜18:00

年中無休

参考:404 Not Found

2007-04-28 Sat

道の駅しちのへ

[]けいらん!

青森県には様々な郷土料理があり、大変興味深いものがあります。今日紹介したいのは、南部地方(青森県東部)に伝わる「けいらん」という料理です。

「けいらん」の名前は見た目どおり「鶏卵」から来ています。あんこの入った白いお餅をすまし汁と一緒に頂きます。甘い餅をしょっぱいおつゆと頂くという一見アンバランスな組み合わせですが、実に趣深い味なのです。南部・下北地方で、冠婚葬祭や秋仕舞のごちそうとして作られ、今はお祝い事、法事のお膳によく登場するそうです。

青森に来て以来長い間、この「けいらん」を体験したいと思っていたのですが、なかなか食べられるお店を見つけられませんでした。遂に、「けいらん」を意外な場所で見つけました。それは「道の駅しちのへ」(写真)にある「絵馬」というレストランにありました。

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「けいらん」を450円で注文することができます。値段は安いのに、大きなお椀でやってきます。黒塗りのお椀に、真っ白いお餅と青いミツバ。そうめんと麩まで入っています。色取りが大変良いですね。

お出汁は香り高いもので、お味もよろしいです。ここに待望の甘いあんこ餅が入ります。餅を割ってあんこが適当にお出汁と混ざると、お味もまた格別です。「けいらん」だけでなく、大根の煮物と長芋の漬物が付いてきます。漬物は真っ白い長芋を梅じそが効いた漬け汁で漬けたものですが、梅じその酸味と長芋のシャクシャク感が絶妙なハーモニー。長芋の漬物も郷土料理の一つだと思います。

道の駅しちのへ (七戸町文化村物産館)

お食事処 絵馬

青森県上北郡七戸町字荒熊内67-94 七戸町文化村物産館

0176-62-5777

10:00〜18:00

年中無休

参考:無効なURLです

    404 Not Found

2007-04-27 Fri

弘前公園ジャンボおでん

[]弘前公園のジャンボおでん

弘前さくらまつり開催中の弘前城(弘前公園)で名物といえば、ジャンボおでん。大きくて真っ黒いコンニャクです。1本たったの100円です。

このコンニャク、真っ黒いのは表面だけで中は真っ白です。おでんのつゆで黒くなっていて、味がしみて美味しいです。実に話のネタになりそうな一品ですね。

お店のルールにより、グループで購入する場合、お金が払った人が全員分のコンニャクを持つことになります。あまり大勢の分を買うと、コンニャクが非常に重くなるので注意。

北門の方に行くと、お店がたくさん並んでいます。花見の定番・だんごに、おでん、お酒に鮎の塩焼き・・・食べ物のお店だけでもスゴイ数です。お化け屋敷、オートバイサーカス、移動動物園まであります。何だか懐かしい雰囲気に包まれて、とても楽しいですね。

2007-04-26 Thu

弘前城

[]弘前サクラ情報(4/26)

今日の青森市は雨も風もやや強く、寒い日となりました。悪天候を押して弘前市に出かけたところ、寒いながらも所々青空を覗かせる天気。弘前さくらまつり開催中の弘前城(弘前公園)で、咲き始めのサクラを楽しんできました。サクラは本当に咲き始めで「一分咲き」といったところ。

サクラの名所で知られる西濠・サクラのトンネルは、まだつぼみでした。公園内のサクラでも、すでに満開近くまで咲き誇るサクラもあるので、出かける価値はありますよ。

夕方からは冷たい雨も降りましたので、開花のペースはゆっくりになるのでは、と思っています。

2007-04-25 Wed

天せいろ

[]そば・うどん処 大むら

ジャスコ青森店(サンロード青森)とイトーヨーカドー青森店の周辺は、蕎麦屋がひしめく蕎麦激戦区。「そば・うどん処 大むら」はその激戦区にある店である。ランチが人気らしく、昼はなかなか混雑している。数量限定のランチメニューに人気が殺到しているようだ。

夫婦共働きの会社員から退職後、東京都八王子市本町「そば処 大むら」で5年間修行。1990年9月にご主人の故郷・八戸市城下で独立開業し、2002年4月に現在地で移転開業されたとのこと。

店内は広々とした空間になっていて、大きなテーブルがいくつか置かれている。良くも悪くも庶民的な雰囲気である。うどんも選べるが蕎麦の方が好きなので、迷わず「天せいろ」(1,380円)を注文した。

蕎麦はせいろに2枚盛られている。天ぷらはシイタケ、シシトウ、海老天2尾など。天ぷら用に抹茶塩が付いてくる。この他にお盆の上にはそばつゆと薬味が置かれる。

そばつゆは出汁の風味が豊かで甘みのあるつゆ。親しみやすい味わいである。比較的白っぽい蕎麦は細切りで、喉越しが良い。天ぷらの衣はやや多めで、少しくどい印象を受けた。抹茶塩で頂くので、素材の味わいを楽しむことができる。

「大むら」の特徴は、メニューが豊富であること。蕎麦とうどんのバリエーションの多さは驚きだ。うどんの欄に、青森では珍しい「ぶっかけうどん」があったので、次回注文してみたい。大きなテーブルのお店なので、家族で外食したい場合には好都合でしょう。

そば・うどん処 大むら

青森市浜田2-23-12

017-729-3110

平日 11:30〜14:30 17:00〜20:30

土日祝 11:30〜20:30

月曜休(祝日営業、翌日休)

2007-04-24 Tue

旧弘前市立図書館

[]弘前洋館・旧弘前市立図書館

暖冬傾向で桜の開花も早いと言われていましたが、結局ほぼ平年並みとなりそうです。桜の開花も秒読み段階、いよいよ桜の季節がやってきます。桜の名所として名高い弘前城(弘前公園)では、「弘前さくらまつり」がすでに始まっています。

花見のついでにオススメしたいのが、弘前市内の洋館めぐり。「洋館とフランス料理の街 ひろさき」というキャンペーンも展開されています。

弘前城(弘前公園)に隣接して、弘前市観光館などが立ち並ぶ追手門広場があります。この場所に「旧弘前市立図書館」と「旧東奥義塾外人教師館」の2棟の洋風建築が移設されています(いずれも入場無料)。

「旧弘前市立図書館」(写真)は、1906年(明治39年)に堀江佐吉が建設したルネッサンス様式の建物です。堀江佐吉は青森県内に数多くの洋風建築を残した名棟梁で、1907年(明治40年)には太宰治の生家「斜陽館」(津軽源右衛門邸)の建設も行っています。

八角形のドーム型双塔が特徴的で、建物内には螺旋階段も見られます。建設の背景には、日露戦争の勝利に沸く時代、陸軍施設および物資の納入で大きな収益をあげた斉藤主(つかさ)の尽力があります。明治期の日本人の威信を感じる建物です。

「旧弘前市立図書館」に関する記述は、こちらのページが詳しいです。

403 Forbidden

2007-04-23 Mon

鍋焼きうどん

[]うどん・花いちもんめ

青森市は圧倒的に蕎麦文化の街で、数多くの蕎麦屋が市内に存在します。そのような街にあるうどん屋というのは、逆風下の競争を勝ち抜いているので相当美味しい店だと思います。今日紹介する「花いちもんめ」は、美味しいうどんで真っ向勝負しています。

「花いちもんめ」は青森環状道路(国道7号線)から1本中に入った通りにあります。レクサス青森の裏手の近くにあるのですが、大通りの環状道路からは見えにくい位置にあります。この環状道路はほぼ毎日使っているのですが、このうどん屋の存在には全く気付きませんでした。

店の外観はシンプルでモダン、木で作られたテラスにテーブルが置かれ、入口はノブを引く扉になっています。うどん屋と言われなかったら、オシャレな喫茶店と思ってしまうでしょう。店内も木にこだわった空間で、吹き抜けもあって広々した印象を受けます。

手打ちうどんにこだわり、うどんを打つスペースが見えるようになっています。メニューは様々なものが用意されていましたが、今回は冬〜春の季節メニューである「鍋焼きうどん」(1,260円)を注文しました(材料がなくなり次第、今期は終了とのこと)。

「鍋焼きうどん」はメニューの言葉どおり具沢山で楽しい一品。鶏肉からは美味しいお出汁が出ています。シイタケ、シメジ、ゴボウ、水菜といった野菜が歯ざわりもよく、出汁との相性も抜群。はんぺん、かまぼこ、ゆで卵、ちくわ、麩、そして大きな海老天が飾られています。海老天は油っこくない揚げ加減で、プリプリの海老を楽しむことができます。

おつゆは醤油が強すぎることなく、こだわりの鰹節(枯れ節)のお出汁が効いて、甘みのあるものに仕上がっています。北海道産の小麦粉を使った手打ちうどんは、モチモチとして程よい弾力があり、喉越しも滑らかです。手打ちなので微妙な太さの強弱があり、美味しさのアクセントになっています。

うどん、おつゆ、天ぷら、野菜の競演で、夢中になって食べてしまいました。もう春は訪れているはずですが、まだまだ夜は冷えも厳しく、鍋焼きうどんでしっかり体が温まりました。

うどん、おつゆ、天ぷらのいずれも完成度が高いので、どのメニューを頼んでも美味しいと思います。にしん、さば、穴子の押し寿司、うなぎの飯蒸しなどの寿司系メニューも充実で、全くあなどれません。お昼には周辺のオフィスで働く人たちで賑わうそうです。そんな人気店を今まで知らなかったとは正直不覚でした。

手打ちうどん 花いちもんめ

青森市第二問屋町1-4-30

017-739-6072

11:00〜14:30 17:00〜21:00

水曜休

2007-04-22 Sun

シャルムのオムライス

[]浅虫・洋食・シャルム

「シャルム」は道の駅「ゆ〜さ浅虫」の近くにある洋食屋。浅虫温泉駅から水族館方面に少し歩いた場所で、ひっそりと営業しています。このお店は美味しいという噂はかねがね聞いていたのですが、正確な情報が少なくて何度も入店に失敗していました。ジャミンさんが何度も挑戦しようとしたという話はよく分かります。

お昼時は混みあうと聞いていたので、時間を外して早めに出かけました。お店そのものは大きなものではなく、3人がけテーブル2つ、6人がけテーブル2つとなっています。背もたれが長く大きな椅子が目を引きます。店内は軽妙なジャズが流れています。

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パスタを揚げたおつまみが出てきますが、塩加減とスパイスの加減が何とも絶妙です。パキパキとした食感との相性も抜群です。否応なく料理への期待感が高まります。

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美味しいと評判のオムライス(900円)と遂にご対面。浅虫の湯の島のようにこんもりとした形をしています。頂上には、揚げたてホヤホヤの頭付きエビフライが堂々と乗っています。海老の旨みが詰まったエビフライは何とも美味しいです。しっかり揚げてあるので、頭からバリバリ食べることもできます。

フワフワトロトロの卵は文句なしの美味しさ。卵とライスの絡みも素晴らしいです。卵の上から豪快にかけられたデミグラスソースは、酸味が効いた味わい深いソース。エビフライの味付けに使われているウスターソースが混ぜられているかもしれません。ちょっと効いた酸味がオムライスをここまで引き立てるとは驚きです。

サラサラのホワイトソースもかかっていますが、あっさりめのソースです。2色のソースと散りばめられたパセリの色取りが、何とも美しい。チキンライスはケチャップが効いた正統派。ゴロッと現れるチキンが大きなアクセントになっています。

こちらのお店はピザが28種類もあります。海のそばにある浅虫らしくシーフードを使ったピザ、ウニを使ったピザもあります。テイクアウトもできるそうなので、電話注文しておいて取りに行くのも楽しみ方の一つですね。

PIZZA HOUSE Sharumu シャルム

青森市浅虫蛍谷5-2

017-752-4311

10:30〜13:30 18:00〜20:30

月曜休

 

(2009年3月30日 写真追加)

2007-04-21 Sat

桜やぶさめ

[]十和田・桜やぶさめ・さくら組

今日の青森は朝から小雨が降り続くあいにくの天気。悪天候もはねのけて、十和田市「桜やぶさめ」が開幕しました。会期は明日22日まで。

十和田市の官庁街通りは桜の名所で知られています。その隣にある中央公園で、女流騎手による流鏑馬(やぶさめ)大会「桜やぶさめ」が今年も始まりました。馬場は桜の木の下に作られていましたが、今年はまだつぼみのままでした。

時間の都合で、「さくら組」のデモンストレーションのみを観覧してきました。「さくら組」は女流流鏑馬のアイドルユニットのような存在です。容姿の美しさだけでなく、流鏑馬の技術も一流であるところが、単なるアイドルとは違います。

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弓矢を持った女流騎手は一瞬のうちにに駆け抜け、圧倒的な迫力があります。

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流鏑馬競技もあって忙しいはずですが、爽やかな笑顔を振りまいていました。衣装も刺繍を施した本格的なもので、色彩も鮮やかです。私を含めて観客は完全に魅了されていました。

十和田市の中心部・官庁街通り(駒街道)は碁盤の目状に整然と区画され、沿道には桜の並木が続きます。十和田市は古くから馬産地で、戦前まで旧陸軍軍馬補充部が設置されていました。戦後間もなく軍馬補充部用地が官公庁用地として整備され、官庁街通りが生まれたのです。

十和田市とその北にある七戸町は今でも馬とともにある街で、各地に牧場が広がっています。国道4号線を走っていると、牧場で草をはむ馬の姿を見ることもできます。

2007-04-20 Fri

浅虫・湯の島

[]浅虫・湯の島カタクリ祭り

青森市民の憩いの場・浅虫では「湯の島カタクリ祭り」が絶賛開催中です。開催は今月30日まで。カタクリの存在は青森に来て初めて知りました。青森では春を告げる花で、淡い紫色の可憐で小さな花を咲かせます。*1 片栗粉は本来このカタクリから取れるものを指しました。

浅虫には湯の島というこんもりとした島が浮かんでいます。一度足を踏み入れたいと思っていましたが、「カタクリ祭り」開催中は渡し舟で島に行くことができます(運行随時、渡船時間片道約5分、往復1,000円)。

島に上陸して分かったことは、山道がかなりキツイということ。勾配の急な山道が続くので、トレッキングシューズなどの準備が必要です。山道を登り始めると、道の左右にカタクリが現れます。

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山の中腹付近のカタクリが最もきれいに咲いていました。淡い紫の花がそよ風に揺れます。

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湯の島頂上の標高は何と132メートルもあります。山道が厳しいのも納得です。ここまで厳しい道は仏ヶ浦以来でしょうか。

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カタクリは無数に咲いているので、白いカタクリなど珍しいカタクリも見つかります。花びらは普通6枚なのですが、珍しいものでは8枚もあります。こういう珍しいカタクリが見つかる度に歓声が上がり、にわかに撮影大会と相成ります。

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カタクリの花を良く見ると、美しいW字状の斑紋(はんもん)があります。

運動不足の身には正直厳しいコースですが、吹き抜ける涼しい風を受けながらカタクリを鑑賞していると、そんな苦労も吹き飛んでしまいます。本当に訪れて良かったと思います。

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*1:カタクリ(片栗, Erythronium japonicum Dcne.)は、ユリ科の球根性多年草。球根は鱗茎(りんけい)で白色の長楕円形。花茎は10〜20センチ。葉は普通2枚が花茎下部につき、長楕円形ないし楕円形で淡緑色。暗紫色の斑紋(はんもん)のあるものが多い。早春に雪解けとともに開花する。花は花茎の先に1、2個開き、花被(かひ)は6枚。紅紫色で内側基部近くにW字状の斑紋がある。まれに白色花もある。北海道から九州に生育するが、四国、九州ではまれにしかみられない。カタクリ属は東アジア、北アメリカ、ヨーロッパに20種あるが、日本には1種のみ分布する。全草をゆでて食用とするが、鱗茎から良質のデンプンをとり、かたくり粉と称したが、現在かたくり粉と称しているもののほとんどはジャガイモデンプンである。薬草として強壮剤、胃腸薬、解毒剤に用いる。

2007-04-19 Thu

成田専蔵珈琲店

[][]弘前・喫茶・成田専蔵珈琲店

「成田専蔵珈琲店」弘前市にあるコーヒー専門店。店主の成田専蔵氏はコーヒー文化の啓蒙発展に尽力され、日本経済新聞2007年3月1日付け文化面に寄稿「津軽藩兵を救った珈琲」が掲載されるなど、各方面から注目を集めるコーヒーのエキスパートである。

その新聞記事の内容を簡単に紹介しておこう。1807年(文化4年)に幕府の命令で北方警備のため、津軽藩兵が蝦夷地(現北海道)の宗谷岬に赴いた。しかし、多くの藩兵は厳冬下、ビタミンB1不足による浮腫病で亡くなってしまった。1855年(安政2年)に再び津軽藩兵は蝦夷地の警備に赴いたが、この時には浮腫病の予防薬としてコーヒーが配給された。藩兵といっても実際は農民や漁師などの庶民であったため、日本で最初にコーヒーを飲んだ庶民と考えられるという。1992年、成田氏ら有志により、北海道稚内市宗谷公園にコーヒーをかたどった記念碑が建つ。その名も「津軽藩兵詰合の記念碑」。1807年の派遣で亡くなった津軽藩兵を悼む記念碑である。

 

「成田専蔵珈琲店」の店内は、正面にコーヒー豆の販売コーナーがあり、左右にそれぞれ喫煙、禁煙の飲食スペースがある。カップ&ソーサーが可愛らしく美しく飾られていて、コーヒーを待つひと時も楽しい。窓ガラスが大きくて、明るい店内がとても素敵です。

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「マイルドコーヒー」(525円)はネルドリップ(布で抽出するコーヒー)で、平均的な店のものよりも濃い目の抽出である。まさに、コーヒー好きのコーヒー好きによるコーヒー好きのためのブレンド、そして抽出。苦味がガツンと来るが、コクも強くてググッと来る。苦味の後のコクとほのかな甘みは、まさにコーヒー好きが好きな味。こちらのお店が運営する弘前コーヒースクールの定番ブレンドというのも納得。注文すると、特製の干菓子も付いてきます。

コーヒーと一緒に「はごろも華・花・はな」(400円)という「さくらが香るチーズケーキ」を注文。ほのかなピンク色のレアチーズケーキに桜色の模様があしらわれている。まさに春の弘前にふさわしい一品。このケーキが適度な甘酸っぱさで、まさに絶品。添えられたイチゴジャムとの相性も最高である。

コーヒー好きには堪らない至福の時を過ごすことができました。弘前のお気に入りスポットに決定です。

成田専蔵珈琲店

青森県弘前市城東北2-7-4

0172-28-2088

10:00〜19:00

木曜休

2007-04-18 Wed

天盛り蕎麦

[]手打ち蕎麦 青森鞍馬

東青森駅の近くでひっそりと営業する蕎麦の名店「青森鞍馬」。店内は和風ながらもモダンな内装。夜に来店すれば照明を落とした店内で、大人の夜を演出することもできそうだ。店の口上によれば、石抜き、磨き、粒揃え、皮むきを経て、石臼にて製粉まで一貫して自家内で作業し、出来上がった蕎麦粉は、つなぎなしの水回しでまとめているとのこと。口上を読むだけで期待で気持ちが盛り上がってくる。

席に置いてある「亭主のうん蓄」が実に丁寧で興味深い。蕎麦の食べ方はまず2〜3本蕎麦を取り、何も付けずにそのまま食べて蕎麦の甘みと香りと楽しむ。箸に少し付けてつゆの辛さを確かめ、つゆの付け具合を加減する。わさびは生わさびなので蕎麦にそのままつけると良い。なるほど。

蕎麦屋の定番「天盛り蕎麦」(1,400円)を注文。ご自慢の十割蕎麦は、ありがちなパサパサ感は全くなく、しっとりとして美味しい。箸で持ち上げるとフワリとしているが、口に運ぶと蕎麦の風味が広がりを見せる。

つゆは甘く過ぎず辛すぎず風味豊かで、蕎麦との相性も抜群だ。とりわけ素晴らしいのが海老天。蕎麦屋では珍しいクルマエビだそうで、太くてプリプリで味がしっかりした海老天を楽しむことができる。この海老天目当てに「天盛り蕎麦」を頼むべきではないかと思うほどだ。

蕎麦に天ぷらに夢中になって、夢のようなひと時を楽しむことができる。場所も良く探さないと見失いがちで、隠れ家っぽいところも何ともオシャレ。西荻窪、新座にも鞍馬の名を冠した蕎麦屋があるという。

手打ち蕎麦 青森鞍馬

青森市浜館2丁目11-34 (Google Map

017-743-8115

11:00〜15:00 17:00〜20:00(19:40LO)

但し、蕎麦がなくなり次第終了

水曜休(祝日は営業し翌日休業)

2007-04-17 Tue

鳥獣人物戯画

[]鳥獣戯画公開中

日本の漫画の元祖とも言われる国宝「鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)・甲巻」が現在東京国立博物館の国宝室(本館2階2室)で見られます。一番有名な甲巻ですよ。公開は2007年4月22日まで、残り1週間を切りました。関心のある人は急ぎましょう。

やはり本物はスゴイ。鎌倉時代(12世紀)の作品とは考えられないほど、動物たちの動きがあまりに巧みに表現されている。すべての線に一切ためらいがないことも驚きだ。同時代の世界を見渡しても、あまりに先駆的な作品ではないだろうか。(参考:鳥獣戯画 画像

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青森県つがる市(旧木造町)出土の「遮光器土偶」の本物も同じく東京国立博物館で現在見られます。公開は2007年9月9日まで本館2階1室にて。本館2階の最初に飾られています。

この土偶は木造駅駅舎にも使われていますね。是非こちらの本物も見たい。

2007-04-16 Mon

岩木山

[]青森のアイヌ語地名2

青森のアイヌ語地名に続く第2弾。「東北・アイヌ語地名の研究」山田秀三)による仮説を簡単に紹介しよう。北海道にはモイワという地名が多く見られ、その多くがポツンと目立った小山になっている。アイヌ語でモ(小さな)・イワ(山、神聖な山)という意味だという。

このモイワが青森、秋田に来るとモヤという形に変わる。青森市南部には「雲谷(もや)」という地名があるが、アイヌ語由来で「小さな山」を意味するそうだ。モヤヒルズで有名な雲谷(もや)は確かに小高い山になっている。霧でモヤモヤしているからモヤだと思っていたが、アイヌ語から読み解くと興味深い。

青森県で最も高い山、岩木山(いわきさん)の名もアイヌ語由来という。イ・イワキ(神の住まれる処)がイワキに変化した。このイワキのイワは先に紹介したイワと同じで、山、神聖な山という意味が込められている。岩木山は確かに神聖な山という感じがする。

東北道の黒石ICから弘前市に向かって国道を走っていると、目の前に岩木山が大きくそびえ立つ。雪を残す岩木山は「津軽富士」の名にふさわしい神々しさを誇る。写真は道の駅いなかだて(弥生の里)から見た岩木山(2007年3月19日撮影)。

東北・アイヌ語地名の研究

東北・アイヌ語地名の研究

2007-04-15 Sun

シェ・アンジュ

[]弘前フランス料理・シェ・アンジュ

弘前市にあるフランス料理店「シェ・アンジュ」をランチで訪ねました。シェ・アンジュ(chez Ange)とは「天使の家」という意味です。

店の外には大きなテラスがあり、大きな窓から差し込む光が店内を明るく包みます。パステルカラーのお皿がテーブルに準備されていて、明るく新鮮な気持ちになります。

前菜とメイン1品を選択できるメニューを注文しました。前菜は「うなぎのガトー仕立て」。お皿の上にグラスが置かれ、グラスの中にサラダが入っています。グラスの手前にはガトー仕立てのうなぎが置かれます。

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表面には柔らかく仕上げられたうなぎ、その下には黄色いムースと白いムースの3層構造。こげ茶色のソースとオレンジ色のソースが飾られて、色彩的にも鮮やかな一品です。ガトーということはお菓子を意味しますが、まるでムースケーキのような可愛らしい盛り付けです。

表面のうなぎは優しい味わいで、なめらかなムース層とのマッチが何とも絶妙です。若干しっかりめのうなぎに、さっぱりとキュウリが添えられているところもお見事。あまりに素敵な前菜で、この前菜だけでかなり満足してしまいました。フランス料理は前菜が楽しいのですが、気持ちもウキウキするような前菜でした。

メインは魚のポワレにクスクスが添えられています。クスクスというのも面白いですが、ペコロス、カブ、ブロッコリー、ニンジンなど色とりどりの野菜も楽しいです。ポワレと野菜のマッチも抜群でした。これ以外に、最初にスープ、最後にデザートとコーヒーが付いて、まさに大満足のランチでした。

ランチコースは1,260円からで、今回注文したのはそのワンランク上のもの(正確な値段を失念しましたが2,000円以下だと思います)。ディナーは2,100円から。フランス料理としては低価格ながら、満足させてくれるお店だと思います。

シェ・アンジュ

青森県弘前市外崎2-7-1

0172-28-1307

11:30〜14:00(LO) 17:00〜21:00(LO)

日曜休

2007-04-14 Sat

旭川らぅめん 青葉

[]旭川らぅめん 青葉

青森では連日雨が降り続いています。少しでも気分転換になればと、「旭川らぅめん 青葉」に出掛けてきました。東京では中野の「青葉」が有名ですが、こちらは旭川ラーメンの名店「青葉」の暖簾分けです。

アオモリ探検隊の記事によれば、元県庁職員の店主が本店の味に惚れ込んで、現地で修行を積まれたとのこと。本格的な旭川ラーメンが青森で食べられるとは嬉しいですね。

定番メニューと思われる「醤油らぅめん」(600円)に卵(100円)をトッピングしました。旭川ラーメンの特徴なのですが、表面にラード系の油が浮いています。サラリとしているので特に気になりません。グルグルと大きなチャーシューが表面を覆い尽くしています。スープはかなり濃い醤油味。山海の幸をふんだんに使ったご自慢のスープで旨みがぎっしりです。麺は細麺ながらもコシがあり、食べ応えがあります。

青森のラーメンでは華丸ラーメンの味わいに少し似ています。華丸も濃いと思ったけど、青葉もなかなか濃いです。醤油が強いスープが好きな人にはオススメ。

旭川らぅめん 青葉

青森市浜田豊田32-3

017-774-1700

11:00〜20:00

水曜休

残念ながら閉店しました

2007-04-13 Fri

鬼面庵・山かけ蕎麦

[]酸ヶ湯そば・鬼面庵

「鬼面庵(おにめんあん)」は酸ヶ湯温泉にある蕎麦屋。こちらの蕎麦は筍おでん(青森おでん)と並んで酸ヶ湯のお手軽グルメである。

閉店間際に行ったので、温かい蕎麦からの限定メニュー。「山かけ蕎麦」(750円)を注文しました。温かい蕎麦というのは一般にコシがあまり感じられないのであるが、こちらの蕎麦は温かくてもコシが感じられシャキッとしている。伸びやかで元気が良い蕎麦とでも言えましょう。

蕎麦粉100%の蕎麦で、とにかく喉越しが素晴らしい。口に含んだ時の感触、噛んだ時の弾力、そして飲み込む時の滑らかさはタダモノではないです。粘りの強い山芋と蕎麦を一緒に食べると、滑らかさ倍増で風味も抜群になる。温泉卵を割り溶かして山芋に混ぜ、再び蕎麦と一緒に食べると美味しさの新天地。シャキシャキした山菜も蕎麦との相性がよろしいです。お出汁はしっかり効いて、さほど醤油が強くないところが嬉しい。

材料はすべて素朴ですが、水一つ取ってみても実は贅沢なもの。店内では八甲田山から湧き出る水が自由に飲めるようになっていますが、この水が冷たくてすっきりして本当に美味しい。この水で蕎麦を打つのであれば、飛躍的に美味しくなるのも納得です。

わざわざ出掛けて食べる価値のある蕎麦です。蕎麦好きの方は営業時間に気をつけて是非どうぞ。年中無休とのことですが、冬季は道路事情も厳しく素人はなかなか近付けません。

酸ヶ湯そば 鬼面庵

青森市荒川南荒川山国有林酸ヶ湯沢50 (酸ヶ湯温泉内)

017-738-6058

年中無休

9:00〜16:45(温かい蕎麦)

10:00〜16:15(定食、冷たい蕎麦)

2007-04-12 Thu

ジブリ美術館

[]三鷹の森ジブリ美術館

東京出張に乗じて、様々な場所に行ってきました。今日紹介するのは「三鷹の森ジブリ美術館」です。

この美術館は入館に関して少しルールがあります。まず入場券はローソンLoppi(分かりやすく言えば、情報端末)で買うことになります(全国のローソンで購入可能)。また、入場は指定時刻(10時・12時・14時・16時)から30分以内に済まさなければなりません。ただし、入れ替え制ではないので、一度入場すれば閉館まで滞在可能です。

16時入館のチケットを購入していたのですが、思いのほか都心から三鷹が遠く、大雨で移動が大変だったため、入場締め切りの16時半を10分ほど過ぎてしまいました。問題なく入場させて頂けたので安心しました。事前に購入したチケットは、入口でフィルムを使ったオシャレなチケットに交換してくれます。私のチケットには、「ハウルの動く城」のハウルとカブが写っていました。

ジブリ美術館、思ったよりも相当楽しかったです。アニメーションの原理や作成過程が分かりやすく展示してあります。少しずつ動きが異なる「となりのトトロ」の人形をたくさん並べ、それを高速回転させて1秒間に18回フラッシュする照明を当てると、ナント人形が動いて見えるんです。不思議ですね。

スタジオを再現したコーナーも興味深いです。セル画の美しさは特に必見。セル画の色指定の複雑さには、舌を巻いてしまいました。現在ではセル画は使われずCG処理ですが、色指定は依然として複雑です。

館内は指定順路がなく、入り組んだ形をしているので、方向オンチの人は迷子になるかもしれません。迷子になるのも一興かもしれませんが。最上階にあるミュージアムショップはジブリファンなら目移りしてしまうでしょう。

館内だけで公開されているショートムービーが一番の目玉でしょうか。わずか16分のムービーですが、スッと引き込まれてしまいます。「となりのトトロ」が大好きな私としては、来月公開のムービー「めいとこねこバス」が必見かなと思っています。外国人のお客さんも非常に多くて、日本のアニメがいかに国際的に評価されているか垣間見ることができました。

美術館へのアクセスは、晴れていれば最寄り駅の三鷹駅か吉祥寺駅からの徒歩が楽しいと思います。ただし、雨が降っている時などは思い切ってタクシーに乗ってしまった方が楽勝です。三鷹駅発着のコミュニティーバスは経由地が多く込み合います。

ジブリファンもそうでない人も、機会があれば是非訪問してみて下さい。

三鷹の森ジブリ美術館

東京都三鷹市下連雀1-1-83

0570-055777(ごあんないダイヤル)

火曜休館(休館日要確認)

入場料:大人・大学生1,000円、高校・中学生 700円

     小学生 400円、幼児(4歳以上) 100円

2007-04-11 Wed

北川・天丼(上)

[]天ぷら・北川

和食の定番といえば、寿司と天ぷら。思えば青森市内は、天ぷら専門店が多いような気がします。気軽に天ぷらが楽しめて、ちょっとオシャレなお店を紹介します。

アオモリ探検隊:コジャレタお店を知っとくと便利・その1「北川」を読んで以来、行く機会を探っていたのですが、遂に訪問しました。新町の表通りにあるアラスカ会館の裏手で、そっと隠れるように営業しています。お店はきれいで新しく、モダンな木目調の内装はなかなかオシャレです。カウンターに座ると、ネタがガラスケースに並んで何とも美味しそう。

ランチタイム(11時〜15時)に「天丼(上)」(1,000円)を注文してみました。春らしくフキノトウ、タラの芽が最前面に飾られています。美味しさがギュッと詰まった海老天2本が真ん中を飾り、背後には大きな穴子の天ぷらが横たわります。イカ天は優しい歯ごたえ、青森名産のホタテ天は肉厚プリプリ。春らしさと青森らしさが一度に盛られた素晴らしい天丼でした。

天つゆは醤油が効いて若干辛目でしたが、美味しかったです。揚げ加減は申し分なし。油っこくないので、スイスイとあっという間に完食。美味しかったなぁという余韻が店を出た後も続きました。

四季折々のネタが楽しめるのですが、今の季節はシラウオのかき揚げなんて美味しいでしょうね。

天ぷら 北川

青森市新町1-11-23 小林第2ビル

017-776-1173

11:00〜15:00 17:00〜22:00

水曜休

2007-04-10 Tue

冬季閉鎖

[]冬季閉鎖道路

雪国青森では、冬の間通行止めになる道路がたくさんあります。道路が冬季閉鎖するなんて他地方出身の私には想像ができないことですが、それだけ冬は厳しいということなんですね。八甲田山周辺の通行止めは特に多いです。

先日十和田市方面から青森市へ帰ろうと思い、県道40号線(青森田代十和田線)をスイスイと走り始めました。この道路は青森と十和田をほぼ最短で結ぶルートで、青森市内から出発すると1902年の雪中行軍事件と全く同じルートという少し不気味な道路です。冬季閉鎖道路だったような気もしましたが、今年は暖冬だし先を行く車もあるしと思い走り続けました。やがて、不安は的中し「冬季閉鎖」のバリケードが出現。この看板は見たくなかった。。。

県道40号線(青森田代十和田線)・青森市田代十文字〜十和田市増沢15.8kmは、今シーズン2007年4月25日まで閉鎖です(参考)。

急いで引き返しましたが、夕方近かったので少々焦りました。別ルートの国道103号線(八甲田十和田ゴールドライン)は夜間閉鎖中(18時〜翌7時半)だったのです。

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何とか夜間閉鎖に引っ掛からず、ゴールドラインの雪の回廊を通過できました。去年よりも壁の高さが若干低いと思いましたが、それでも雪の壁はスゴイ。

青森県内の冬のドライブは、青森雪道ナビが便利です。(事後的に知りました。冬だけでなく春も便利なサイトです。)

2007-04-09 Mon

あかべこ

[]洋食・あかべこ

青森駅前の新町商店街、成田本店の向かいには、かつて「あかべこ」というステーキ・ハンバーグのレストランがあった。30年以上にわたり親しまれてきたが、2002年1月に閉店を決めた。今でも新町商店街を遠くから眺めると、アーケードの上に「あかべこ」の看板がそのまま残り、往時の賑わいを偲ばせる。(私はこの時代の青森を知りませんが。)

ご主人曰く、いつまでも休んでいられなくなって、閉店後わずか7ヶ月で現在の場所にて、ひっそりと営業を再開した。宣伝の類は一切せず静かに営業を続けてきたが、最近になってアオモリ探検隊の記事を見て来店するお客さんが増えたとのこと。こういう私もその一人ですが・・・。

ガツンと食べたくてジャンボハンバーグ(900円)にスープ、サラダ、ライスのセット(300円)を注文。スープはコーンポタージュ、丁寧に作られていて優しい味わい。サラダのドレッシングは少し酸味が効いていて美味しい。

メインのジャンボハンバーグは本当にジャンボ。小食の人は頼んではいけません。柔らかいハンバーグで口に頬張ると、ホロッと崩れてしまう。玉ねぎがたくさん入っていて甘みがある一方で、スパイスが効いていてパンチもある。まさに「熟練の技」のハンバーグ。ひたすら感謝の気持ちで頂きました。

デミグラスソースも何とも深みのある美味しさ。付け合せのニンジン、ジャガイモ、グリーンピースはいずれも丁寧に調理されていて、ハンバーグを引き立たせています。お好みでどうぞと、醤油ベースの和風ソースを小さな壺に入れて持ってきてくれました。そのソースでハンバーグを頂くとこれが甘みと辛味が絶妙な一品に変身。どこまで美味しいハンバーグなのでしょう。

老夫婦で助け合いながら、料理が運ばれてきます。助け合う姿を見ていると、こういう老後を送るのも素晴らしいことだなぁと心も和みます。カウンターをふと見ると、店名にもなっている「あかべこ」が静かに置かれていました。和ませてもらうゆとりを持ってご来店を。

あかべこ

青森市長島4-15-6

017-777-9298

11:00〜14:00 17:00〜21:00

2007-04-08 Sun

桜なべ たかはし

[]五戸・桜なべ たかはし

青森市からは車で1時間半、はるばる五戸町まで行ってきました。青森県東部の南部地域*1酪農畜産が盛んな地域で、今回訪れた五戸町は馬肉が特産品となっています。

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馬肉の町にあって最も古い歴史を持つ馬肉専門店「桜なべ たかはし」を訪問しました。創業は大正13年(1924年)。五戸町のメインストリートに面しているのですが、外観が地味なので軽く通り過ぎてしまいます。 

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歴史を感じさせる店構えで、馬肉を扱う店先の横を通って奥に入ると食堂になっています。なかなかレトロな食堂なので、この雰囲気が苦手な人もいるかもしれません。

看板メニューの「桜なべ」(ライスを付けて1,000円)を注文しました。馬肉はその色あいから「桜肉」と呼ばれるため、「桜なべ」とは馬肉鍋を指します。テーブルに備え付けられたコンロに鍋が置かれます。

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コトコトと煮立った鍋を開けると、ご当地名産の食用菊がいっぱいに散らしてあります。具は馬肉、キャベツ、ネギ、ニラ、豆腐、ミョウガといった感じ。味付けは鍋用に調整した独自の味噌。まろやかで甘い感じの味噌でした。

馬肉を鍋で頂くのは初めてでしたが、馬肉そのものは全くクセがなく、牛肉のような弾力を持ちながらも、さっぱりとした味わいの肉でした。薬味の「青ナンバン(青唐辛子)」を入れると味がキリリと締まって相性は抜群。デーリー東北記事(あるいはこちら)、まるごと青森記事に出ているお婆さんが、接客してくれます。「馬肉は全くクセがないでしょう」と話しかけてもらいました。

馬肉は鉄分やグリコーゲンアミノ酸を多く含んでいて、貧血に良いとされています。低脂肪でヘルシーなことから健康食品としても人気ですが、近年では高級食材になりつつあります。入口の店先では馬肉以外に、馬油(無添加)も売っていました。馬油のサラサラ感を思い出せば、馬肉のクセのなさも納得です。

こちらのお店は、以前に読者のホンズさんから教えて頂いたお店でした。ありがとうございました。

桜なべ たかはし

青森県三戸郡五戸町字観音堂4

0178-62-3056

9:00〜20:00

月曜休

*1:この「南部」は人名由来なので、南という意味ではない。

2007-04-07 Sat

カフェ・ムース

[]Cafe Mousse(カフェ・ムース)

カフェ・ムースは、新町の表通りに今年2月にオープンした本格的なカフェ。カフェといっても喫茶だけでなく、お酒も本格的な料理も楽しむことができます。店内の雰囲気はスタイリッシュで都会的。オシャレで美味しいので、いつもお客さんで賑わっています。

コーヒーを様々な飲み方で楽しめるのがまず魅力。カプチーノでもイタリアン、シアトルの2つのスタイルが選べます。前者はスチームドミルク、後者はフォームドミルクを使います。写真はキャラメル・マッキアート(480円)。バニララテにキャラメルソースがかかって、クリーミーで甘い中にもコクのあるコーヒーが楽しめます。

美味しいと思ったら、イリー(illy)のようです。このお店ならば、本格的なエスプレッソも楽しめます。エスプレッソに溶け切らないくらいの砂糖を入れ軽くかき混ぜて、甘みと苦味とコクを存分に堪能する。最後に、溶け切らず底に残ってカラメルのようになった砂糖をゆっくり味わう。これが本場イタリアの楽しみ方と聞きます。

メニューを見ると、いかにも美味しそうでしかも本格的な料理が並びます。名前だけ紹介すると、「じゃがいものグラタン・グリエールチーズ風味」(480円)、「アンチョビパルミジャーノ・スパゲッティ」(820円)、「プラリネのセミフレッド(アーモンド風味ジェラートにエスプレッソをかけたもの)」(480円)、「鴨のコンフィ・自家製マリネとマスタードを添えて」(1,400円)などなど・・・。

青森の新しいもの情報に常に敏感なゆうこさんのブログ記事のコメントを勝手に読ませて頂くと、こちらのシェフは今年1月閉店した「ブォーノ」のオーナーだそうです。料理も本格的な訳ですね。

お酒のメニューもかなり充実しています。他店にない特徴としてシードルの種類が多いことが挙げられます。いやはや嬉しいお店ができたものです。

Cafe Mousse(カフェ・ムース)

青森市新町1-8-2 

017-733-3390

11:00〜22:00 (21:30LO)

火曜休

2007-04-06 Fri

[]読書・アイヌ神謡集

アイヌの天才少女・知里幸恵(ちり・ゆきえ)が残したアイヌの神謡集。アイヌ語と日本語が並列されているので、アイヌ語の音やリズムも知ることができる。日本語にもアイヌ語にも堪能で詩的素養も深かったため、宝石をちりばめたような美しい訳になっている。

この本は「序」が名文と言われている。*1 冒頭を読むだけで、幸恵の類まれなる才能を垣間見ることができる。

 其の昔此の廣い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天眞爛漫な稚兒の樣に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと樂しく生活してゐた彼等は、眞に自然の寵兒、何と云ふ幸福な人だちであつたでせう。 冬の陸には林野をおほふ深雪を蹴つて、天地を凍らす寒氣を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り、夏の海には凉風泳ぐみどりの波、白い鴎の歌を友に木の葉の樣な小舟を浮べてひねもす魚を漁り、花咲く春は軟かな陽の光を浴びて、永久に囀づる小鳥と共に歌ひ暮して蕗とり蓬摘み、紅葉の秋は野分に穗揃ふすゝきをわけて、宵まで鮭とる篝も消え、谷間に友呼ぶ鹿の音を外に、圓かな月に夢を結ぶ。嗚呼何といふ樂しい生活でせう。・・・

「銀の滴降る降るまわりに」が有名であるが、私は「トワトワト」がとても気に入っている。あるものを見たら実はこうだったという形で、実に軽妙に話が進む。神謡が持つ独特の繰り返しから、リズムも躍動感も生まれる。神様である狐が石原、木原を駆け巡る時の表現、「石の中ちゃらちゃら 木片の中ちゃらちゃら」が、何とも可愛らしい。足取り軽く走り回る様が目に浮かぶようだ。このような音の選び方を見ても、単なる訳ではないことが分かる。

こちらのページで全文を読むことができる。ただし、文庫であれば実弟・知里真志保による神謡の解説を読むことができる。北海道に旅行に行く時は、この本を小脇に抱えていこうと思う。

アイヌ神謡集 (岩波文庫)

アイヌ神謡集 (岩波文庫)

*1岩波文庫の現行版は現代仮名遣いである。

2007-04-05 Thu

レストラン山崎の外観

[]弘前フランス料理・レストラン山崎

no titleを一目見て以来ずっと行きたいと思っていた弘前のレストラン山崎を遂に訪問しました。弘前市の中心部にひっそりとたたずんでいるので、良く見ないと見逃してしまいます。

スペシャルランチ(1,575円)に「木村秋則さんの自然農法栽培りんごの冷製スープ」(プラス525円)を選択しました。木村秋則さんは、農薬を使わない自然農法でNHK「プロフェッショナル」に取り上げられました。

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「青森」を表現する料理を一品だけ選べと言われたら、私はこのスープを選びます。ほのかな桃色をしたスープをそっと口に運ぶと、りんごの甘酸っぱさと甘さが口いっぱいに広がります。何口か口に運んでいると、りんごの爽やかさが鼻を突き抜け、津軽の春の青空に咲くりんごの花、秋の空に実る紅いりんごが頭の中を巡ります。広大な津軽平野が持つ土のパワーを吸い上げたりんご。様々な手間を経て私の口にやってきたのだという素朴な感動があります。材料は、木村さんがつくったりんごとりんご果汁、生クリーム、シナモン、カルバドス。このシンプルさから紡ぎ出される奥深さは是非体験して欲しい。

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メインは「鯵ヶ沢産油目のポワレ・田村さんの自然農法栽培米リゾット添え」。油目という魚がこんがりと焼かれて、香ばしい匂いを漂わせる。パセリの緑のソースと、サフランと魚介をベースにしたオレンジのソースが、いかにも美しい。付け合せの野菜の美味しさはもちろん、自然栽培米のリゾットも絶妙なアルデンテで素晴らしい。油目の身はとても柔らかく、くせのない美味しさ。スープに負けないメインの存在感であった。

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デザートは「イチゴのムース・イチゴシャーベット添え」。イチゴのシャーベットは、爽やかで瑞々しい酸味と甘みを申し分なく楽しませてくれる。イチゴ摘みでもぎたてを頬張った時の感動をそのままに体験できる一品だ。シャーベットの存在感が大きかったが、ムースのまろやかな甘さは素晴らしい。コーヒーはエスプレッソ風で締めに相応しい。

ランチの短い時間であったが、青森の食材を存分に生かし青森の風土まで伝えてしまう料理にひたすら感動であった。

洋館とフランス料理の街 弘前

レストラン山崎

青森県弘前市親方町41

0172-38-5515

11:30〜14:00(LO) 17:30〜20:30(LO)

定休 毎週月曜・第3日曜

2007-04-04 Wed

アイヌ語圏だった地域

[]青森のアイヌ語地名

青森の地名にはアイヌ語に由来するものが多く見られるといいます。このページを見ると、1800年頃にアイヌ語の話されていた地域には、サハリン樺太)南部、クリール諸島(千島列島)、北海道、そして本州北端部がありました。

樺太やクリール列島では、明治期以降のロシアと日本との勢力争いによる移住でアイヌ語は話されなくなりました。その一方で、青森県には昭和30年頃までアイヌ語話者がいたそうです。 現在では、北海道でも流暢に話せる人はごくわずかとなりました。

青森県にもアイヌ語を話せる人がいたというのも驚きですが、そういう歴史的経緯を持つ土地なので、地名にもアイヌ語由来のものが多く残されているとしても不思議ではありません。

今回は、青森市内にあるアイヌ語由来の地名と言われているものを紹介します。以下はすべて「郷土誌うとう」89号(1983年)の「青森県平内町と青森市のアイヌ語系地名の研究」(山田秀三)による仮説です。

浅虫(あさむし) アサム(奥の)・ウシ(川)

野内(のない) ヌプ(野原の)・ナイ(川)

原別(はらべつ) パラ(広い)・ペッ(川)

横内(よこうち) ヨコ(ねらう)・ウシ(いつもする処) (=弓矢・槍で狙う場所)

入内(にゅうない) ニ・オ・イ(木がゴチャゴチャあるもの) (=川の流れがゆるやかで木が集まっている場所)

三内(さんない) サン(浜の方へ出る)・ナイ(川)

この他にも、奥内(おくない)、内摩部(うちまっぺ)などアイヌ語由来の地名は他にも見つけられるそうです。

大昔、和人といわれる私たちが入る前は、青森の地においてもアイヌ民族が自然とともに暮らしていました。そんな遠い昔に思いを馳せてしまいます。

参考:404 Not Found

[]雪が降る

この日(4月4日)は弘前市に出掛けていたが、昼過ぎに激しく雪が降ってきた。暖冬と言われ続けてきたが、ここ津軽では雪は最後までしぶといらしい。

(2007年4月6日追記)

2007-04-03 Tue

オルケスタ

[]スペイン風レストラン・オルケスタ

「オルケスタ」は青森市の東部、県病の近くにあるスペイン風レストラン。MEGAという店の敷地内にあるお店。店内は赤いテーブルクロスが印象的でシックな雰囲気。なかなかオシャレなお店です。

スペシャルランチ(1,050円)のAランチを注文しました。4つに仕切られたプレートにはそれぞれ色鮮やかな料理が盛られます。手前左は、スペイン料理定番の「海の幸のパエリア」。皿の中央に来るように、青森名産のホタテが飾られています。海の幸とサフランの香りに美味しいおこげの匂いも加わって、否応なく食欲が掻き立てられます。赤と緑のピーマンが添えられ、パプリカがホタテにかかり、色のアクセントが素晴らしいですね。パエリアの上に載った甘エビも抜群の美味しさです。私はこの一角だけで満足してしまいます。

手前右はキノコの和風パスタ。キノコの風味と和風ソースとの絡み方が絶妙です。和風ソースが何とも美味しいです。和風パスタは邪道だと思ってあまり食べたことがなかったのですが、この料理を食べて認識を改めました。

右奥はチキンのトマト煮。柔らかいチキンが口の中で優しく解れていきます。デミグラス風のトマトソースとクリームで味わい深い一品に仕上がっています。左奥はサラダ。新鮮なレタスとミニトマトは爽やか。ドレッシングも美味しかったです。

このプレートランチはまさに味の競演。少しずついろいろ楽しみたいという女性の嬉しい悲鳴が聞こえてきそう。食事の後にはドリンクのサービスもあります。コーヒーは深煎りでコクのある一杯でした。

プラス250円でスープ、プラス300円でデザートを付けることができます。私はスープが大好きなので、迷わずスープを付けました。スープはコーンポタージュでしたが、丁寧に作られていると感じさせる見事なスープでした。

ランチメニューには様々なバリエーションがありますが、アラカルトメニューも大変豊富。メニューを見るだけでワクワクしてしまいます。

スペイン風レストラン オルケスタ

青森市東造道3-4-5 和田ビル1F

017-736-3088

火〜土:11:30〜14:30(14:00LO) 18:00〜22:00(21:00LO)

日曜祭日: ランチタイムなし 17:00〜21:00(20:00LO)

月曜休

2007-04-02 Mon

龍鳳閣の天津飯

[]中華料理・龍鳳

龍鳳閣は青森市にある中華料理店の代表格。店内は一言で言うとゴージャス、中華の雰囲気満載の内装と調度品で気分も盛り上がります。清潔感もあるので非常に好感が持てます。メニューは大変豊富で、何を注文したものか迷ってしまうでしょう。

今回注文したのは、私の大好物である「天津飯」。様々な中華料理店で「天津飯」を試していますが、こちらのお店のものは卵が分厚くて食べ応えがあります。シイタケ、タケノコなどの具もたっぷりで嬉しい限り。個人的にはあんかけが大好きなので、あんかけを倍増してほしいです。次回注文するときは「あんかけ大盛りで!」と言ってみようかな。

ランチメニューには、メイン2品が選べるお得なメニューもあります。メニューがとにかく豊富なので、行く度に注文を変えて様々な料理を堪能してみたいです。

中国料理 龍鳳閣

青森市安方2-6-11

017-722-7800

11:00〜22:00

定休日 なし(年末年始のみ)

2007-04-01 Sun

竪穴住居

[]縄文時遊館・・・

週末に気まぐれに三内丸山遺跡に出掛けてみたところ、あまりにお客さんがいないのでビックリしました。

特にひどいのが、縄文時遊館。人っ子一人誰もいません。みやげ売り場も体験工房も閑古鳥。観光プラザでは、めぼしい資料もほとんど見つけられない有様です。

いくら観光シーズンオフといっても、施設の稼働率の低さはあまりに問題があります。まず三内丸山遺跡のリピーター客を増やす戦略が必要です。行く度に発見があるような仕掛けは、ないものでしょうか。

ハコモノを作って終わり」は最悪です。こういう現状を見てしまうと、地方交付税の減額が仮になされても反論できないなと思ってしまいます。現施設の有効活用を強く望みます。

遺跡そのものの見ごたえは、なかなかのものですが、時遊館のわざとらしさ(例えば「縄文ギャラリー」)が少々気になります。

写真は、遺跡内の竪穴住居。

[]4月1日になると疑問に思うこと

毎年4月1日になると疑問に思うことがあります。同級生はどうして「4月2日」から翌年4月1日生まれなのでしょう。

この疑問は、2002年7月25日に民主党平野博文議員が衆議院で質問している。(出典:エラーおよびno title

年齢計算ニ関スル法律(明治35年法律第50号)は、第1項において「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」と規定し、第2項において「民法第百四十三条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス」と規定している。民法(明治29年法律第89号)第143条第2項は、「週、月又ハ年ノ始ヨリ期間ヲ起算セサルトキハ其期間ハ最後ノ週、月又ハ年ニ於テ其起算日ニ応当スル日ノ前日ヲ以テ満了ス」と規定しており、「前日ヲ以テ満了ス」とは、前日午後12時*1をもって満了することを意味するものと一般に解されている。*2

以上を組み合わせると、年齢計算に関する法律は、「ある者の年齢はその者の誕生日の前日の午後12時*3」に加算されるものとしているのだ。例で述べると、2001年4月1日生まれの子は、2007年3月31日午後12時、すなわち、「2007年4月1日になる直前」に満6歳になる。一般に考えられているように、誕生日を迎えて満年齢が加算されるのではなく、その「前日」に満年齢が加算されるのだ。

さて、疑問になっていた入学時点の話ですが、先の質問書の内容を例で説明すると次のようになる。学校教育法(昭和22年法律第26号)第22条により、2006年4月1日から2007年3月31日の間に満6歳に達した子女の保護者は、2007年4月1日から始まる学年の初めから当該子女を小学校に就学させる義務が生ずる。一方、年齢の計算を年齢計算に関する法律に基づいて行うと、先の期間に満6歳に達するのは、2000年4月2日から2001年4月1日の間に生まれた者となる。

学校教育法は、「年度」を意識して入学対象となる者を指定しているが、年齢計算に関する法律が、「前日」に満年齢を加算するよう規定している関係で、同級生が「4月2日」から始まることになるのである。

・・・分かりにくいですけど、分かりましたか。

参考:年齢計算ニ関スル法律 - Wikipedia

*1:午後12時とは夜の12時のこと。別の言い方をすれば、その日が終わる最後の瞬間。分かりにくいのは、午後12時を1秒でも過ぎると「午前」となる。これは本来12時ちょうどが午前でも午後でもないことから起こる。

*2:現行の民法は口語化されているが、先に紹介した質問と答弁書を元に作成した。

*3:注1を参照してください。