らあめん花月嵐の「津軽らあめん じょっぱり煮干」

青森から遠く離れた地に戻り、早9ヶ月が過ぎようとしています。残念ながら、現在住む土地で青森を感じる食べ物に出会うことは皆無で、青森の記憶が日に日に薄れていくのがとても残念でした。そんな折、全国チェーンのラーメン店「らあめん花月嵐」で、「津軽ラーメン」が食べられると知り、早速最寄りの「らあめん花月嵐」まで足を運んでみました。

津軽ラーメン」とは、津軽地域に根付いた「津軽そば」にその源流があり、津軽の名産である煮干をガツンと効かせて、かん水を使わない麺を用いた醤油ラーメンのこと(お店のパンフレットより一部変更の上で引用)。さらに、津軽ラーメンには、すっきりと澄んだ「さっぱり系」と動物系の出汁を加えた「こってり系」が存在し、最近ではガツンガツンに煮干を効かせた「こってり系」に注目が集まっています。
らあめん花月嵐」が満を持して全国で提供を行うのは、「津軽らあめん じょっぱり煮干」。他に類を見ない「煮干&無かん水麺」がどこまで表現されているのか期待と不安が混じり合います。

津軽らあめん じょっぱり煮干」
どんぶりの雰囲気も匂いも確かに「津軽ラーメン」。スープを恐る恐る口に運ぶと、濃厚な煮干出汁が口いっぱいに広がります。おぉぉぉ〜〜〜、確かに「津軽ラーメン」だ〜〜〜。しかも、最近注目を浴びている「こってり系」です。
麺を試しに引き上げてみると、こちらではあまり見かけない真っ白な図太い麺。ズルズルとすすれば、細い細いうどんのような無かん水麺の味わいで、確かに津軽テイストです。ひゃ〜〜〜、ほ、本当に「津軽ラーメン」だ!!!

もう無我夢中であっという間に完食。煮干の出汁がガツンと効きながらも、すっきりとした口当たりで、津軽ラーメンに馴染みのない人でも美味しく頂けるラーメンに仕上がっています。私が判断するに、どこかのお店の味にそっくりということはなく、確かにオリジナリティもある津軽ラーメンに仕上がっています。
津軽ラーメンには、ブラックペッパーが良く合いますが、それ以上に合うと思うのが一味唐辛子。青森滞在時代を思い出しながら、一味唐辛子をかけて最後までしっかり堪能しました。
津軽ラーメンの名店「長尾中華そば」との協力で実現したという「津軽らあめん じょっぱり煮干」。確かに青森の味が見事に表現されていました。
 

「らあめん花月嵐」