2011-09-15 初日を祝って
2010-11-20
女帝を待つ日々
いやはや、2ヶ月以上の放置ですか。あやうくログイン・パスワードを忘れるところでした。
この間、「総司恋歌」は見送り(高世さん、ごめんなさい〜)、ニュージャパンライブで初々しさを味わい、武生公演を1日だけではあったものの堪能し、ルシアスの贅沢なまでのステージに満足し、今は「女帝」を待つ日々。小出しにされる情報に一喜一憂しております。
牧名さんのブログで、やけに分厚い台本が紹介されていました。
もしや台詞劇?
本日のデイリースポーツ紙によると、桐生さんはプガチョフ役とのこと。コサックの大将ですな。
コサックダンス、あるんでしょーか。それはそれで見てみたい。
ともあれ、敵将をきっちり描くことで、陰影の濃い、深みのあるドラマになることを期待するのみ。
2010-09-05
高石公演
行ってきました、高石公演。想像をはるかに超えて、よかったです。
感想はツイッターhttp://twitter.com/OSK_revue_fan で、ちょこちょことつぶやいています。よろしければご笑覧ください。
なお、右のアイコンから飛ぶ ツイッターアカウントは、仕事用になっております。小難しいことをつぶやいていたりしますので、ご寛容を(笑)
2010-07-06
夏の手前にて
「レビュー in Kyoto IV」まで数日。OSKファンのkotaさんのブログがあまりにも素晴らしかったので、リンクさせていただきます。
OSKの舞台は「いろんなものを手渡されているような感じ」という表現、よくわかります。私もうまく言葉にできないけれど、本当にそうなのですよ。
2010-06-13
雨のルシアス
今年はゴージャズ。この一言に尽きる。去年も十分に豪華だったけれど、それに輪かけてゴージャズ。音楽もダンスもバリエーションが豊富で、衣装もめまぐるしいほどチェンジしている。30分の「無料」のステージでもまったく手を抜かない。そんなOSKの姿勢を再確認。
桐生・牧名のコンビは、ビジュアルとして、もう完璧ですね。バラード系BGMでのデュエットダンスって、あまり好きではないのだが(あくまでも趣味の問題です)、この二人に関しては、見とれてしまう。そうするしかないでしょって感じですなあ(笑)。
個人的には、瀬乃さんの迫力ダンスを至近距離で観られたのが、大収穫。そして、楊さんの眼力に圧倒された。なんというメヂカラ。
ところで、ツイッターで南座「RYOMA 」配役&ストーリー予想をぼちぼちとつぶやいております。よろしければ、ご笑覧ください。
2010-06-06
夏支度
『バンディット!』から一週間。心地よい余韻に浸りつつも、心はすでに南座モード。
週末、京都へ行ってきた。京阪各駅に設置された「南座の公演案内ボード」には、「レビュー in KYOTO IV」のポスターがドーンと掲載されていましたよ。目立ちますね、この色合い。隣の坂東玉三郎舞踊公演のシックなデザインがかすむこと(笑)。
京阪は、沿線に龍馬関連の史跡が点在している関係で、ただいま龍馬観光一色の様相。電車は龍馬号だし、駅のそば屋には「龍馬そば」なるメニュー。具は「じゃこ天」と「筍の土佐煮」でした。えーと、四国生まれから言わせてもらうと、じゃこ天は土佐じゃなくて伊予(愛媛)の名物なんですが、まぁいいか。
『バンディット!』の感想は、ツイッターでつぶやいております。お暇な方は、右のアイコンをクリックの上、ハッシュタグ(#OSK)で検索してみてください。細切れ感想ですが。
2010-05-29
とりあえず『バンディット!』感想
更新が滞っている間に、ブログ編集画面の仕様がすっかり変わっていた。ううむ、使い勝手が違うなあ。いや、そんなことはどうでも良い。
観てきましたよ、OSK『バンディット!〜霧隠才蔵外伝〜』(大阪ビジネスパーク円形ホール)。想像以上によかった。というか「小劇場育ち、歌舞伎経由」の私にとってはストライクど真ん中の舞台。(OSKには、こういう活劇テイストの作品をどんどんやってほしいな)。
脚本は骨太かつ職人技。殺陣は迫力もの。高世真央は、もはや二次元キャラとしか思えない眉目秀麗ぶり。あ、ここで声を大にして言いますが、高世さんは「和物」のひとです。スーツも燕尾もいいけれど、主役はるなら絶対に和物。
『バンディット!』。ミュージカルと銘打っているものの、歌とダンスは少なめ。「芝居」を見せる舞台。みんな、芝居うまいです。
特筆すべきは、緋波さん。
緋波さんが芝居巧者だってことは重々承知だったのですが、改めて、その硬軟併せ持つ演技力には脱帽。ほんとに上手い人だ。
ちまたで噂の、悠浦あやと氏の大躍進ぶりも含めて、『バンディット!』は萌えツボぞろい。じっくりと書きますとも。
2010-05-05
クマチカさん、スミカズさん
連休中、二つの展覧会へ行った。
ひとつは「熊田千佳慕展」(伊丹市立美術館)。「日本のファーブル」と呼ばれ、昨年99歳で大往生を遂げるまで現役として活躍した、通称「クマチカさん」
長命な画家といえば、105歳まで生きた小倉遊亀や94歳で亡くなる直前まで絵筆をとった三岸節子が思い出されるが(女性が多いなあ)クマチカさんの場合は、わけが違う。なにせ手がけるのは昆虫や植物を対象とする「細密画」なのだから。絵本などの複写物でも、その細かさは見てとれるが、間近で現物を見ると、あらためて圧倒されるものがあった。
驚いたことに、クマチカさんは、終生メガネを使わなかったそうだ。虫を観察するときは、いつも肉眼。絵を描くときも老眼鏡をかけなかったという。気の遠くなるほど細かい絵を描く最中は、グッと歯を食いしばって集中するため、ひと仕事終わると、歯茎が腫れ上がって、寝込むのが通例だったとか。絵も良かったのだが、人間が老眼を克服(共存?)できることに、ひたすら驚いた。
もうひとつは、「宇崎純一(スミカズ)展」(大阪市立中央図書館)。宇崎純一は、大正から昭和初期に大阪で活躍した画家。その画風から「関西の夢二」と称されることが多いのだが、竹久夢二が全国的な知名度を得たのに比べ、スミカズさんの業績はほとんど知られていない。最近になって評価の機運が高まり、没後半世紀を経て、ようやく展覧会の開催にこぎつけたそうだ。(私も今回の展覧会で初めて知った人である)
スミカズさんの絵は、夢二よりもポップでモダン。シンプルな筆致で描かれた大正時代の、暢気で艶やかな大阪の街が、なんとも愛らしい。一気にファンになってしまう。美術史的な評価は、これからのようだが、スミカズ作品は考現学的には、垂涎もの。
スミカズさんは、大正末期、松竹座の向かいにあった喫茶店「ライオン」に常駐していた(事務所を構えていたとの説もある)そうで、当時の人気雑誌『道頓堀』や『大大阪』の表紙絵を描いていた。ということは、大正12年に松竹座で第1回公演を行った松竹楽劇部の舞台を観ている可能性もある。いや、美人画を得意とした人だから、楽劇部のスターさんたちをモデルにした作品を残している可能性も高いのではないか?
スミカズさんの画業は、まだ解明が始まったばかり、という段階なので、今後、発掘される作品も少なくないと思う。ちょっと注目しておきたい人だ。
2010-04-26
20年目の発見
精華演劇祭の特別企画に行く。1989年に上演された唐組の舞台「電子城―背中だけの騎士ー」の上映会。
20年前の舞台を「記録映像」で振り返っておもしろいのだろうか、と少しばかり不安があった。ところが、まったくの杞憂。2時間を超す長尺の作品だったが、とにかく引き込まれた。後半は映像であることも忘れた。ラストは切なさが胸を打った。
49歳という脂の乗り切った時分の唐十郎が実に良いのである。圧倒的な存在感と飄々とした可笑しみ。そして、ただならぬ色気が満ちあふれている。こんないい役者だったんだ、と思い知った。
1980年代、状況劇場も唐組も何度か観たことはあるが、舞台そのものの、渦巻くようなエネルギーに目を奪われていたせいか、唐十郎本人に注目することはなかった。(なんという節穴)。それが、20年の年月を経て、不覚にも「役者・唐十郎」を発見とは。
上映会の後に、唐組の役者を囲んでの座談会があった。司会を務めた編集者・小堀純氏が唐さんを「疾走感がある人」と評した。疾走感、そう、疾走感なのだ。唐さんは動きの俊敏な役者ではないものの、どこか疾風(はやて)のような印象を受けるのだ。疾走感があって、まっすぐで……でも、それだけじゃない。慎みや翳りをしっかりと持っている役者。あぁ、私が好きな舞台人は、みんなそういう人だ、と改めて思ったのでありました。
新作の「百人町」は観られなかったのだが、久々にナマで唐組の芝居を観たいと思った。
2010-04-24
大フィル初体験
大阪フィルハーモニー交響楽団の「星空コンサート」へ行く。私にとっては、初めての大フィル。以前から一度聴いてみたいと思っていたのだけれど、長らく住んでいた愛知県は、名フィルの牙城という環境もあり、大フィルの演奏をナマで聴ける機会は少なかった。
そんなわけで、念願かなっての初体験。場所は、昨秋のOSK野外公演でも使われた大阪城・西の丸庭園。ここをすべて使っての大規模なコンサートだった。
初めて聴く大フィル・サウンドは、いやあ、個性的な演奏でした。一言でいうと、熱い。メリハリがあって、ドライブ感が秀逸。全演奏者が一丸となって音を繰り出してくる。そんな感じだった。(これってOSK的かも)
指揮は、大フィル音楽監督の大植英次氏。ナマの大植さんを観るのは初めてだったが、想像していたのとは180度違っておりました。世界的な指揮者だし、ポスターなどで見る御顔はハンサムだし、さぞかしダンディな紳士だろうと思いきや……とんでもない!
とにかく「おもろいオッサン」(失礼)。マイクを持って司会をやってのけるわ、ギャクを飛ばすわ、必殺仕事人のコスプレしてタクトをふるわ、最後は、飛び入り参加した平松市長と熱い抱擁までするわ、世界的なマエストロが「そこまでするの?」と驚いたのなんの。サービス精神に満ちあふれていて、非常にチャーミングな人だった。
特筆すべきは、指揮に入る瞬間。するりと滑るようにタクトをふり始める、その一瞬の姿が、実に良いのですよ。指揮そのものはダイナミックなスタイルなのだが、緩急の「緩」の部分が、非常に色っぽいのですね。ううむ、今度はぜひともホールで「至近距離」で観たい(←聴きたい、じゃないのか!)
【プログラム】
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(グリンカ)
ワルツ「ウィーンの森の物語」(J.シュトラウスII世)
歌劇「イーゴリ公」より”ダッタン人の踊り”(ボロディン)
「ツィゴイネルワイゼン」(サラサーテ)
「ジュラシックパーク」(J.ウィリアムス)
組曲「惑星」より”火星”(ホルスト)
序曲「1812年」(チャイコフスキー)
【アンコール】
「ウィリアム・テル序曲」(ロッシーニ)
童謡「夕やけこやけ」「七つの子」「ふるさと」
「八木節」
「ダッタン人の踊り」は独特のドライブ感があって、ぐいぐいと引き込まれた。なんだか「胸ぐらをつかまれる」ような感じ。熱い上に、粘度が高い。そんな印象だった。(個人的には、この演奏に一番驚いた)
序曲「1812年」には、大砲が登場。「なんて派手な演出なんだ!」と仰天したのだが、この曲は大砲を楽器として使用するのが、本来のスタイルだそうだ。金管楽器のバンダ(別働隊)も加わって、ものすごい迫力だった。まさに野外ならではの醍醐味。
ちょっと記憶が曖昧なのだが、「火星」と「1812年」の間に藤田まことさん追悼コーナーがあり、「必殺仕事人」のテーマが演奏されたと思う。イントロのトランペット独奏が素晴らしかった。








ただ「百人町」は私は全く気に入りませんでした。作家としての疾走感が全く感じられず、往年のエネルギーを知る者(70年代の最盛期は知りませんが)としては許せなかった。
ナマでごらんになる機会があったら是非感想、アップしてくださいね。
「電子城」、おもしろかったです。
状況劇場から唐組へとチェンジし、いい舞台を作ろう、という気魄が全編に漲っていたように思えました。
舞台はナマものですから、当たり外れがあるのは仕方ないですが、でも、好きな作家の駄作を見るのは、つらいものですよね。
私も若い頃に好きだった、ある劇作家の舞台を数年前に、久方ぶりに観て、失望したことがあります。昔とまったく変わらぬ作劇法、演出に「なんて古臭いんだ」と愕然としたんですよ。
伝統芸能でも、現代演劇でも、どこか時代の息づかいをちゃんと取り入れている舞台が、やっぱり好きだなあ、と、その時、実感しました。
唐組は、近々、ぜひ観たいと思ってます。