いつも月夜に本と酒

2010-10-22 「ああ、しかもポメラニアン」

「神さまのいない日曜日III」入江君人(富士見ファンタジア文庫)

| 17:55

神さまのいない日曜日III (富士見ファンタジア文庫)

神さまのいない日曜日III (富士見ファンタジア文庫)

百万都市オルタスを脱出し、荒野に戻ったアイ。青い車であてどない旅を続けるアイに、ユリーから思いがけない言葉がかけられる。

「学校に、行かないか」

学校――そこは、かつて人食い玩具(ハンプニーハンバート)が通っていたという場所。期待と不安の中、ゴーラ学園という生者の学校に転入したアイだが、待っていたのは不思議な力を持つ級友たちと、鉄線に囲まれた奇妙な場所だった。そしてアイはそこで、アリスという少年と出会う。

アリス・カラー――アイと“同じ夢”をみる少年と。

15年前の〈あの夜〉以来、人は生まれず死者は死なない。これは神様が捨てた世界で紡がれる、世界救う夢を見る少女の物語。


初めに結論:結局、今回もアイを愛でる話でした。


唐突に学園?編な3巻。

緩急の激しさは今までどおりだけど、今回は良く言えばスピーディ、悪く言えば説明端折りすぎな暴走展開。アイと一緒に頭に?マークを浮かべているうちに、アイは学園に読者は激流のような展開に飲まれていく。

でも大丈夫。

とりあえずいつものようにアイを愛でていれば“なんとなく”内容が分かってくる。そしてその先に見えてくるものが・・・。

しかし、やっぱりどこへ行ってもアイは愛でられる対象なのね。相手がちょっと上なだけのお兄さんお姉さんでも、お構いなしに惹きつける子犬属性恐るべし。

かなり突拍子のないカオスな内容だったけど、それでも楽しめたのはアイというキャラクターのパワーのおかげか。まあ、アイが救うべき世界を見出す大事な話だったのに、これでいいのか?という気もしなくはないけど。

次はアリス他の登場で賑やかになったメンバーでの旅の行方が楽しみ。ただ、ユリーの居場所あるのかがちょっと心配だw



最後は既に恒例のスカー劇場か。この人普段は全然存在感無いのに、毎回最後だけ美味しいところを持っていくな。この分だと次も最後まで登場しそうに無いねw