いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



お届き物

「少女と移動図書館」竹雀怪人(スーパーダッシュ文庫
「GOSICKs IV ―ゴシックエス・冬のサクリファイス―」桜庭一樹(角川文庫)
「ハレの日は学校を休みたい!」陸凡鳥(ガガガ文庫
カナクのキセキ2」上総朋大富士見ファンタジア文庫


fuzzyさん名義変えたん?
「少女と移動図書館」をイラスト買いしたのに違う名前が書いてあってちょっとびっくり。

「変態王子と笑わない猫。3」さがら総(MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)
変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫 J さ 8-3)

体育祭が迫る九月の朝。のどかな二人乗りの最中、ちっちゃな宇宙怪獣ツインテールが降ってきた。『完璧』な笑い方をするその女の子は、ぼくにロケットダイブして、「にひー。だーれだ!」「え?」「よーとおにーちゃん、だいすき!」「えええ!?」「どういうことですか」「え?」「どういうことですかロリペドさん」「ええええ!?」――そして平穏だった学校に『笑わない猫』の笑う声がする。校舎はイタリア、水着が制服、横寺王子は今日もみんなの人気者! ……いやいや待てよ、なにがどうしてこうなった。もしかして、ぼくを悩ませ続ける『小豆梓問題』と関係が――? 大人気爽やか系変態ラブコメ第3弾! 今度は妹王座決定戦だ!(逆襲? う、うん!)


あれ? 
この作品、こんなに読みにくかったっけ? それにこんなに面白くなかったか?
新キャラの性悪幼女が肌に合わなかったとか、ストーリーがスケールアップして迷走していたなんてのは些細な問題。まるで別人が書いているのではと思うくらい、女の子たちがまったく可愛く映らない。
月子が可愛かったのは初めの挿絵(23頁)のところまでで、あとは全然。デレたはずのつくしの押しはパッとせず、梓は・・・今回最大の被害者か。
読んでいて心動かされたのは、梓の悲しい割り切りに切なくなった時くらいだったのに結局嘘だったし、ラストシーンのあれもないよ。月子派の自分でも梓の扱いの酷さには一言物申したい。
いやもう、この作品最大の魅力がなくなって、キャラクターの名前が同じなだけの別作品を読んでいるような気分だった。
次は2巻までの調子を取り戻してくれるかな。