いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest I」あざの耕平(富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest I (富士見ファンタジア文庫)
東京レイヴンズ4  GIRL RETURN & days in nest ? (富士見ファンタジア文庫)

土御門夏目――芯が強く楚々とした、春虎自慢の幼なじみ。……の、はずだった。半年前までは。
しかし現在。「このバカ虎!」。半年ぶりに再開した幼なじみは、陰陽塾きっての秀才で口が悪くて素直じゃなくて、とある理由で男装女子になっていた!? そして、その男装女子に日々振り回されている、日本一ツイてない少年、土御門春虎。「夏目君とデキてる……ホモなんでしょ?」「いや実は幼女好きだって」。クラスメイト曰く、『ホモだと思ったらロリコンだった』。心ない噂と運の悪さに苦しむ春虎。しかも二年になった二人を襲ったのは、あの夏の日の「嵐」! 大騒動の学園生活を経て波乱の新学期がいま始まる!?

長編の前編の後にドラマガ連載分の短編4話が繋がる変則仕様。
3連続の大事件で突っ走ってきた春虎たちが、ここにきて束の間の休息。



長編は鈴鹿再登場の巻。
あれ? 鈴鹿ってこんなに普通の女の子ぽかったのか。どうもイっちゃってるマッドサイエンティストのようなイメージが強いんだが。
この緩急の激しさは人気出そうかな。個人的にはあまり好きではないけど。
それより正体不明の先輩の方が気になる。


短編は春虎受難の巻。というより暴走特急夏目号。
短編だからって飛ばしてんなあ。特に寮母とか寮母とかw でも、最近ドラマガ読んでないから、このノリは懐かしい。
そんなことより、ヤキモチ150%で暴走する夏目が可愛いくてしかたがないのですが。
かなりやりすぎちゃってるけど、春虎が鈍感すぎて同情の余地なしだから、やりすぎでも不快感なく楽しめるしニヤニヤできる。春虎GJ・・・なのか?
立ち回りの上手さから、おいしいポディションなことが多い冬児でも短編では苦労しそうだな。嫌いなキャラではないが、ラブコメ方面ではいつも安全圏にいるので「ざまぁ」と思ったのは内緒である。


そんな感じでまったり学園編でした。
後編はどうなるかな。いつものように荒れると短編が付けられないから、穏やかなのではと予想するが、果たして。