いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (9)」伏見つかさ(電撃文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14)

あのルリ姉に──好きな人ぉ? どーせ脳内彼氏でしょ? (8)巻の顛末を黒猫の妹・日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい? あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウエディングドレス』2本を収録! さらにはアニメOP主題歌を担当した「ClariS」とのコラボが実現! 原作の主題歌『nexus』の発売や、作中に「ClariS」の二人が登場するなど驚き満載の特別編!!

8巻後の日常を京介以外の視点で描いた短編集。



私の過去の感想を読んでもらえばわかると思うが、言いたいことは一つだけ。
なんで麻奈美視点がないんだ!
巫山戯るなよこの野郎!!


道中は楽しく読んで(あると信じてたからね)、読み終わった後は一瞬怒りが湧いて、その後テンションダダ下がりですよ。




以下各話毎


あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使
内容:五更三姉妹の日常+8巻後。次女日向視点
素の黒猫は可愛いのう。
電波な長女といい性格な次女。この中で素直に育っている珠希の存在は奇跡に思えてくる。そんな内容・・・どんなだw
桐乃は自重しろ。



真夜中のガールズトーク
内容:↑の話の続き。桐乃視点。
ガールズ・・・トーク? 前シリアス後ろお馬鹿でキャッキャウフフな感じが全くないのだが。まあこの二人らしいと言えば二人らしいか。
京介はこれで晴れて親公認かーw



俺の妹はこんなに可愛い
内容:シスコン達の狂演。赤城視点
一言で言うと気持ち悪い。二言で言うととても気持ち悪い。
主役が高坂兄妹で良かったよ。赤城兄妹だったら作品として世に出せない状態になりそうだw
あ、怒ってる麻奈美さんも素敵。



カメレオンドーター
内容:沙織がオタクになるまで。沙織視点
普通にしんみりするいい話。
沙織の弱さとその弱さを自覚して前に進もうとする強さの両方が垣間見える。
もっと沙織をクローズアップしてくれる話来ないかなぁ。



突撃・乙女ロード
内容:瀬奈と桐乃が池袋へ。桐乃視点
一言で言うと気持ちわr(ry
赤城兄妹を見ていると高坂兄弟がかわいく感じる。
桐乃「そいつシスコンじゃなくてただの変態だよ!」←激しく同意w



過ちのダークエンジェル
内容:メルルイベントの楽屋での一コマ。あやせ視点
え? あれ? あやせ様その反応は・・・マジ?
せっかくのゲストキャラも霞むあやせの思わぬ反応&乙女ぶりに釘づけ。



妹のウエディングドレス
内容:撮影が長引きでメルルのイベントに行けそうにない桐乃だが。桐乃視点
京介の真剣さそれに釣り合わない内容の残念さ、相変わらずの兄妹っぷりを見せつけるお二人さん。
この巻の締めくくりに相応しい。
この後、加奈子とあやせに折檻されるんですね、わかります。