いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ギフテッド II」二丸修一(電撃文庫)

ギフテッドII (電撃文庫)
ギフテッドII (電撃文庫)

「──君は、国が欲しくないかい?」
小国の運命をめぐる、策謀のゲームが始まる。
天子峰の幹部候補生となった俺と綾芽、エルに与えられた最初の仕事。それは「国を手に入れること」だった。
──ナバサ共和国大統領選挙。
その候補者の中から一人を選び、選挙に勝利し、天子峰の為になる大統領に仕立てろ。
候補者は三人。金に汚い大富豪、前大統領の道楽息子、天子峰に反感を持つ軍人。誰を選べば勝利できる?
そんな策謀にまみれた選挙戦の陰で糸を引くのは、俺たちだけではなかった──。
小国の運命をめぐる、策謀のゲームが始まる。


試験が終わって初仕事は何かと注目していたが、まさかの選挙とは。元々最近の売れ筋とはかけ離れた内容だとは思っていたけど、ここまでライトノベルに似つかわしくない題材で攻めてきたのには驚いた。
気になる中身は、前半はほとんどが説明。かなり長いが選挙関係のことなどはある種の薀蓄小説になっているので、意外と楽しく読めた。
その先に待っているのは純粋な頭脳戦。狸と狐の化かし合いのような駆け引きと、常に劣勢という緊迫感のある展開が面白い。また、それを性格上常に冷静で広い視野を持つ主人公の視点のおかげで、綾芽の陣営だけでなく全体を見渡せるのがいい。
ただ、不満な点がいくつかある。
前置きや説明がかなり長い割には選挙戦自体はあっさりだったこと。綾芽の能力どこ行った? というかギフトとはなんだったのか。
また、エルが要らない子だったり新キャラ・捨丸だけ別世界の住人のようだったりと、キャラクターの使い方にも少し疑問が残る。
2巻も面白かったが、どちらかといえば1巻の方が面白かった。

ナビスコ杯 予選リーググループB

神戸 1−2 清水


交代出場の高木が6分で結果を出してくれたようです。リーグ戦の前節は不可解な交代させられたけど、やっぱり絶好調すなあ。
大悟も地味に仕事するね、、、ナビスコ限定でw
まだジミー使ってんのか。まあナビスコなら仕方ないか。リーグ戦で出さないでくださいね。