いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) 日常修羅場編」谷春慶(このライトノベルがすごい!文庫)

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) 日常修羅場編 (このライトノベルがすごい!文庫)
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) 日常修羅場編 (このライトノベルがすごい!文庫)

世界の危機より目先の女難! 女と見ればオートで口説くゲス男・砕月の、ビョーキ炸裂な<日常修羅場編>登場だ! どんどん増える女の子たちと加速する修羅場、そして悪化(?)するビョーキ。砕月のライフはラストまで持つのか!? 「僕だって、苦しいんだよ!」「「黙れゲス!!」」。なんだかんだでモテモテな砕月君には今回、ノンストップで修羅場っていいただきます!! 公式サイト掲載「エピソード0」も同時収録!

短編集ならぬ中編3編の中編集。



一巻以来久々に読んだが、やっぱり主人公が好きになれない。
ビョーキでスケコマシの時よりも素の時の言い訳にイラッとする。開き直ってくれたらもう少し楽しく読めそうなのに。
しかし、まさかその上がいるとは。主人公の義父の下種さはとても笑えるレベルじゃない。あまりの不愉快さに一話目は斜め読みの読み飛ばし。
……不愉快な男性陣の話題はもうやめよう。女の子の話をしよう。
変わらず女の子を可愛く書く表現力は秀逸。特に優沙。一巻からこんなに可愛かったっけ? 日常シーンが多かったからかな。これだけ押しに弱いツンデレさんも珍しい。
あと、ちょっと意外だったのが5巻まで続いているのにほとんどヒロインが増えていなかったこと。まあ初めから多いから増やしても扱いきれなくなるんだろうけど。
それにしても、シリーズものを始めから読んでいると「その説明要らないから」っていう説明文がよく出てくるけど、たまに読むとありがたいもんだね。初めて必要性を認識した。


このシリーズ早く終わらせてまともな主人公でラブコメ書きませんか?と、割と本気で思っている。