いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「マグダラで眠れ IV」支倉凍砂(電撃文庫)

マグダラで眠れ (4) (電撃文庫)
マグダラで眠れ (4) (電撃文庫)

「諸君に、帰る場所はない。故に、進む以外に道はない」
新天地を求め、クラジウス騎士団と共に、改宗宣言のあった異教徒の町カザンに入植したクースラたち。異教徒の技術を得るため、まずは騎士団の手が伸びる前に、町に残る文献を読みあさることにする。そこでクースラたちは、カザンに残る竜の伝説を知る。
そんな中クースラたちは、新たな工房を得ることに成功。新天地で、仲間四人での穏やかな生活が始まるかと思われた。だがその矢先、彼らにある過酷な運命が降りかかり――?
竜の伝説が残る町で、クースラたちは大きな決断を迫られる! シリーズ第4弾!


カザン入植編。
前回のラストで攻め入る口実がなくなってどうするの?って話だったはずなのにすんなりとカザン入りしたので、違和感を感じていたら、それこそが第一の伏線だったとは。
そんなわけで平穏な前半と急転直下の後半という構成だったわけだが、正直前半は少々退屈だった。
カザンの様子やそこにある書物の読み漁りなど説明が多く、まったりしているのにクースラがフェネシスで遊ぶ場面も少ない。(主に後者が退屈の原因か)
しかし、窮地に追い込まれるとそれらが突然輝きだす。
平穏時の何気なく見た物や何気ない会話が全て伏線で、それら綺麗に合わさって逆転への一手へと繋がっていく展開が美しくて気持ちいい。
また、意外だったのがイリーネ加入効果。いじめられたフェネシスの逃げ場所が主な役割かと思っていたら、まさかクースラの方に好影響が出るとは。捻くれ者の背中を押すのは馬鹿正直くらいが丁度いいってことか。それに女の涙がという武器も加われば最強。なんだかんだでいい奴だからね、クースラ。今回はそのいい人ぶりを十二分に発揮していて、変な言い方だがちょっと可愛かった。
でも、そんな後押しがあったとしても平穏時よりピンチの時の方がイチャイチャしてるってどうなのよお二人さん(ニヤニヤ
前巻同様とんでもないところで終わっているけど、次もまたサラッと始まるのかな? しかし、今度こそ行き先が分からない。今度はどこへ?

つぶやく

▼痛い
とんかつ揚げてる時に右手の指三本火傷した(´・ω・`)
モンハンで使う大事な手なのに!(おい




▲台風
雨はおろか風すら吹いていないんですが。
おかげで虫がうるさい。




日本新
56号キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! おまけに57号もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
NHKでニュース視てたら速報がでてワロタw




●弾丸論破#10
遺体が誰だったかという言及はないんかい。しかも、ルールも崩壊してるじゃないか。
霧切が苗木を助けたのはいいけど犯人はどうした? 逃げたの? 殺されてたのはその犯人? なら殺したのは誰?
全てが有耶無耶のまま最終局面へって流れになってしまったので、素で(´・ω・`)?こんな顔してたかもしれんw


霧切さんのカップヌードルハット大変お似合いでした。