いつも月夜に本と酒

2017-05-19 「葵こそ料理させろさせろ妖怪よねえ」

「かくりよの宿飯 六 あやかしお宿に新米入ります。」友麻碧(富士見L文庫)

| 17:55

かくりよの宿飯 六 あやかしお宿に新米入ります。 (富士見L文庫)

かくりよの宿飯 六 あやかしお宿に新米入ります。 (富士見L文庫)

あやかしの棲まう“隠世”の老舗宿「天神屋」に秋が訪れる――。

ライバル宿「折尾屋」に攫われていた葵は、困難の末に完成した料理で、南の地の呪いを晴らした。凱旋する彼女を待っていたのは、「天神屋」の仲間との温かくも大忙しの毎日! 新作お土産を考えたり、秋祭りの準備を進めながら、食事処「夕がお」を再開していく。

そんな時、葵は大旦那様から果樹園デートに誘われた。いつものお誘いと変わらないはずが、「折尾屋」での一件を経た葵は、大旦那様のことをもっと知りたいと思う自分に気づいて……?



あれ?新米なんて入ってこない。サブタイトル詐欺か?と思ったら、本物の米のことか! 流石料理させろさせろ妖怪

一連の大きな山場を越えた今回は、小休止的な繋ぎの回。

南方での大仕事を終えホームグラウンドに帰ってきた葵は、水を得た魚のようだった。

怒涛の様に押し寄せる秋の食材たちを材料に、作っては食わせ作っては食いの獅子奮迅の活躍。

ピザに始まり鰤しゃぶ、肉だけハンバーグ、メンチカツ……葵さんは鬼ですか? あ、鬼嫁だったわw あー腹減った。それにしても甘味も料理と同じかそれ以上作って肉、米、芋、カボチャと腹にたまるものが多かったのに、よく太らないなこの娘。

キャラクターの話としては狸娘・春日の嫁入り話がメイン。ああ、天神屋女性陣の数少ない良識派が。まあ次からの展開でまだどうなるか分からないけど。

ちなみに大旦那様は後半に伏線張りモードになる前まで、尻尾を振りまくっているワンコだった。威厳の二文字はもう遥か彼方w

葵にはいつもこうあって欲しいけど、それだと物語にならないか。次は大旦那様を巡るお話。これはついに結婚フラグ