いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



妹さえいればいい。

ネット配信は有料で、結局BS11で見るしかないようだ。
ヨナヨナと被るんだよ(´・ω・`) まあ火曜日は最悪後半の三角コーナーだけ聴ければいいからいいけど。




第1話 料理上手の弟と全裸の美少女と気の合う友達さえいればいい。
開幕狂気wwwww きっつ! 視聴者を篩にかけに来やがったw
後半怒涛の那由多押しも行動が残念過ぎて、やっぱり千尋君がヒロインだこれ。
全体的に作りが丁寧で今のところいい感じ。声の違和感もそんなにない。
ただ、サクサク進んでいく中でゲームだけ尺が長くて、ちょっとバランスが悪いかな。

「終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #05」枯野瑛(角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)

遺跡兵装モウルネンの真実を知るべく、護翼軍司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。昏倒して目覚めない堕鬼種を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」 別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。

事実上のヒロイン交代(元に戻っただけとも言う)があった以外は表面上はほとんど何も動かなかった、前の巻よりさらに静かな5巻。これが後編?と思ったら、前後編が前中後編になったそうで。……現状の把握と誰が何をしたいのかを明確にするためだけに一冊費やしていくとは。人気シリーズでなければできない芸当に、ここまで大きなシリーズになったのかと感慨に浸ってしまった。
そんなわけで、浮遊大陸群の残り時間の宣告とそれぞれのゴールを明確にするのがメインだった今回。表立ってはまだ誰も泣いてないけれど、どこもかしこも破滅一直線なフラグしか立っていない。
例えばフェオドールは、目的の為に自分を殺している無理がたたって二度の気絶と自滅寸前。さらに採ろうとしている方法が世界の終わりの引き金かもしれないという詰みの状況。
そんな誰が目的を果たせても世界が救われなさそうなことを突きつけられた上に、そのベクトルがバラバラなのが恐ろしい。
滅亡寸前の世界とそんな非常時でも一枚岩に慣れない人類という構図は、ヴィレムやリーリャが神々と戦っている時、人間種が滅亡する時と同じ状況を作り出しているように思える。フェオドールについたあの人は単なる見届け人なのか、起死回生のアドバイザーなのか。
下巻早く!