いつも月夜に本と酒

2017-05-25 「うむ。面白いから良い」

「やがて恋するヴィヴィ・レイン3」犬村小六(ガガガ文庫)

| 02:03

やがて恋するヴィヴィ・レイン 3 (ガガガ文庫)

やがて恋するヴィヴィ・レイン 3 (ガガガ文庫)

ウルキオラ暴動から三年。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を特例で許可する。だが一方で、皇帝の血を引くジェミニ皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれることになってしまった……。魅力的なキャラクターたちが織りなす一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語!!



ルカが約束された舞台に立つ為の準備の回、といったところか。

スタートから2巻から3年後で、作中もこれまでよりもさらに早く時が流れる、月日においては最も進んだ今回。しかし、駆け足ゆえに戦争の結果の箇条書きが多く、費やした時に比べてストーリーが進んだ気がせず、正直に言って中盤くらいまでは退屈だった。この巻はページ数も控えめだし、戦役はともかくルカの人脈作りはもうちょっと何か描写があってもよかった気がするけど。

その単調な空気を拭ってくれたのがジェミニとその兄・ヴラドレンの皇子兄弟。

弟の方は正常な精神を持たない“ひとでなし”を遺憾なく発揮。出生が出生だけに可哀想なところもあるが、清々しいまでのクズっぷりで潰しがいがある敵役に。味方ではないにしても、もっとルカ寄りの立ち位置になると思ってのに。

弟だけなら胸糞悪いだけだったところで、笑いを提供してくれたのがお兄ちゃん。

オーラ(みたいなもの)で人を語るもの凄く胡散くさい第一印象から、現実が見えている聡明さと意外にお茶目な人柄のギャップで憎めない好人物に。殿下、淫行淫行うるさいです。DT丸出しなんでやめてください。

他にもミズキやアステルの内心が語られたりと、後半はキャラクターが映えて面白かった。

最後の最後でファニアが顔見せしたところで次回へ。これは……弟はファニアを表舞台に引っ張り上げるための道具だな。やっぱりちょっと可哀想かもしれない。

ルカの方はあの舞台に大分近づいたので次はファニアの番かな?

2017-05-24

ルヴァン杯 Aグループ 第6節

| 21:22

大宮 4−0 清水


今日はレギュラー組がベンチにいない!

良いと思います。もう決勝トーナメントの芽はないのだから、こういうメリハリの効いた割り切った意思表示を前節でもしてほしかった。

……選手層の薄さと控え組の戦術習熟度のなさを露呈している件は気付いているけど目をそらしてます(:D)| ̄|_

ろくわ

| 21:22

ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 第六話 討伐と逃亡

アニメ版膝枕は下乳のおまけ付き!

ベル君に軽く殺意が湧くぐらい羨ましい。その後のぽかぽかアイズたん可愛すぎるだろう(*´Д`)ハァハァ

ウダイオスさん弱っ!

あの一撃の後の1時間はどこいった? リヴェリアの出番はどこ行った? 原作通りに描写しろとは言わないが、色々端折ってしょぼくするのは論外。外伝は本気で戦闘描写が下手。J.C.STAFFは変わってないはずだけどスタッフは大幅に変わってる?




終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか? 第6話 消えない過去、消えていく未来

大賢者の口調軽っ!w ヴィレムの前だけなのは分かっていても、あの声であの口調は違和感凄い(^^;

浮遊島の秘密と妖精兵の真実がサクッと語られる回。2巻の終わりは打ち切り予定だったから駆け足だったけど、アニメでもそのままか。まあサクサク進んでくれた方がアニメとしては都合がいいもんな。

クトリー(´;ω;`)ブワッ

2017-05-23 「クソがッ、やっぱり作家の言うことなんて信じるんじゃなかった!」

欲しいのは少々のお金ではなく時間。

「妹さえいればいい。7」平坂読(ガガガ文庫)

| 21:39

妹さえいればいい。 7 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 7 (ガガガ文庫 ひ 4-7)

ついに付き合うことになった羽島伊月と可児那由多。恋も仕事も充実して、ますますリア充真っ盛りとなる2人。そんな2人の交際をきっかけに、羽島千尋、白川京、不破春斗、それから何故か大野アシュリーの心境にも変化が訪れるのだった。千尋の前には新たなライバルが出現し、春斗は彼を慕う新人作家(巨乳)・相生初に熱いアプローチを受ける。近づいてくるクリスマスの足音。変わりゆくもの、変わらないもの。大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第7弾! 作家や税理士女子大生たちの、新たな物語が幕を開ける――。


コミカルな前半とシリアスな後半にくっきり分かれた7巻。

前半は付き合い始めた伊月と那由多&その周りの反応がメイン。

概ねワイワイやっているけど、どこか苦さも感じるのは失恋した人が二人いるからだろう。いつものメンバーでもバカやってる感よりも青春感の方が強かった。千尋くんはどうなんだろう。京ほど沈んでいる様子は見られないけど、意外と天然で反応が読み難い子だからなあ。とりあえずル○バに嫉妬する千尋くんとガンプラ愛を語る千尋くん可愛い。でもちょっと怖いw

いやーそれにしても、新人カップルとは思えないほど実に爽やかにやり遂げていきましたね。いざ本番となると押しの一手だった那由多がしおらしくなるパターンも予想していたけど、まんまだったわ。「させっくす!」

後半は伊月の原点にしてこの作品のタイトルにも大きく関わる作家・関ヶ原幽の話。

真ん中の人が新キャラで両脇が意外な組み合わせの表紙はこういうことか。付き合い始めなのに伊月も那由多もいない表紙に違和感大有りだったのだけど、読み終わった後に見直すとこれ以外にはないと思える表紙。そして

それ以上に切ない気持ちに。

これまでもラノベ論だったり創作物に対する考え方だったりを登場人物たちに語らせてきた作品だけど、今回のは今までで一番「痛い」話だった。

ネットによる無記名で無責任な悪意。作者の前作を思い起こさずにはいられないエピソードが生々しくて痛々しく、こんなブログをやっている自分には大変耳の痛い話で、それを身を持って示してくれてしまった幽の結末が胸に刺さる。

伊月に那由多に春斗。彼らの取り巻く環境が幽のそれに近づきつつあることに不安を覚えつつ、彼女が遺した言葉があれば大丈夫と楽観もしつつ、バカップルは爆ぜろと思いつつ次巻へ。今回で千尋カミングアウトという爆弾の持つ意味が変わってきた様に思うのだけど、いったいいつ爆発するんだろう。