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2012-02-11

ある少額訴訟の感想ある少額訴訟の感想 2012/02/11 09:31 裁判官としてやれることはやったと思う。
http://puni.at.webry.info/201202/article_4.html
私は,原告らの権利実現までの道のりの遠さ,そこに横たわる数々の障害を思い,暗澹たる気持ちになりました。
ブログを記載した裁判官としては、やれる範囲でやれるだけのことはやったと思うが、ではこの原告が裁判所の判決により権利が実現される(=実際に救済される=支払を受けられる)かといったら、簡単にはいかない。強制執行制度をもっと使いやすいものする必要があると思う。だが、そうすると、強制執行を受ける側の立場からの反対意見が、必ず出てくるだろう。もっと根源的なこととして、そもそも、お金のない人からは、お金を取ることはできないということもあるのだが。私も、これまで、何度「裁判やっても無駄だからやめたほうが良い。」というアドバイスをしたことか。裁判に関わる者として、言いたくないんだよ、こんなことを。

選挙に行ってブログを読んで。
http://t-m-lawyer.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-6c68.html
私は、日本人にはADRが向いていると思うし、簡易裁判所や家庭裁判所の調停はもっと利用されてもいいと思う。そのためには、簡易裁判所や家庭裁判所がもっと便利な場所(たとえば駅の構内とかショッピングモール内)にあってもいいと思っている(確かドイツではそういう場所にあったと思う)。そして、休日にも利用できるようにする、もっと宣伝をするなどして、国民に利用しやすく親しみやすくするような工夫がなされてもいいと思う。弁護士を増員するよりも、簡易裁判所の裁判官、家庭裁判所の裁判官、書記官、調査官、調停委員を増員し、国民が公的機関によるADRを受けやすくする方が、よほど「市民のための司法改革」になるのではないか。