読書

伊藤比呂美『道行きや』新潮社、読了。

 

この本は書店でたまたま見つけて少し立ち読みしたら手放しがたくなり即購入したものだ。

2018~19年に連載されたもので、最近の身辺を述べたエッセイといえるが、エッセイという言葉から受ける軽さよりも、読み進めるうちに底辺に流れる重さを感じるようになった。

著者が早稲田大学で行っている詩の講座を一度だけ聴講する機会があったが、そのときに感じたパワーとは別のものがある。