ごぼうの栄養、イヌリンについて

中国では昔から解毒、解熱、咳止めの薬として使われているんだそう。
水溶性食物繊維が腸を綺麗に掃除するので、整腸作用、便秘改善、大腸癌などの予防効果があるらしい。また、悪玉コレステロールの排出、血糖上昇を防ぐ働きもあって、動脈硬化や糖尿病を予防するらしい。
ごぼうの水溶性食物繊維には、イヌリン、リグニン、ヘミセルロースがあるらしい。
微量成分であるリグニンは、ガンの発生を抑制する作用があるらしい。ごぼうをささがきにするとリグニンが増えるので、きんぴらごぼうとして食すのが良いらしい。
イヌリンは肝機能と腎機能を高め、利尿作用もあるらしい。
ラクオリゴ糖(難消化性)が善玉菌を増やし悪玉菌を減らすらしい。なぜなら、腸内細菌がオリゴ糖を分解すると乳酸や酢酸が生成されて、腸内が酸性に傾いて、それが善玉/悪玉の比率を高めるかららしい。
サポニンがゴボウの皮に含まれているらしい。これは高麗人参に含まれているジンセノイドと同様の成分で、免疫力を高め、血流を良くするらしい。
タンニンは、消炎作用、収斂作用があり、潰瘍・火傷・皮膚病に効果があるらしい。また、解毒作用、発汗作用もあり、老廃物を排出するらしい。
アルギニンは滋養強壮、性ホルモン分泌の働きがあるらしい。
また、栄養成分ではないが、保温効果もあり、冷え症に有効らしい。


イヌリンとは|食物繊維 1箱:菊芋15個分の栄養補助食品【イヌリン スイートプラス】
http://www.fnsugar.co.jp/fn-b2c/inulin.html
水溶性食物繊維イヌリンについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%AA%E3%83%B3

イヌリンは栄養上の性質に優れることから、食物製品に使用されることが近年増えてきている。薄味のものから甘めのものまで広範に使用されており、砂糖や脂肪、小麦粉の代わりに用いられることもある。これは次の点において有利であるとされる。すなわち、イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、脂肪と比べても6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。さらに、カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる。

血糖にはほとんど影響を及ぼさず、糖尿病患者の血糖値を適切な水準に調節する効果がある。そのため、血糖値の異常によっておこる病気の治療への応用が期待されている。

イヌリンは非常に効果的なプレバイオティクスでもあり、腸内において人体に有益な細菌を増やすのに貢献する。既に述べたように、イヌリンは消化されることなく胃と十二指腸を通過し、腸内の細菌にとって有益な物質となる。このことは、乳酸菌が腸にコロニーを形成することができるようになるまでに、消化管を通して非常に過酷な環境に耐えなければならないことと比較しても非常に対照的である。

チコリーやニンニク、リーキといった食材はもともと多量のイヌリンあるいはオリゴ糖を含むため、何世紀にもわたって健康への刺激剤と考えられてきた。

イヌリン興味深い。
Hirosaki University Repository for Academic Resources: 貯蔵および加熱処理に伴うゴボウのイヌリンの変化
http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/handle/10129/474
5月購入のもののイヌリン含量は可食部の5.4%、8月購入のものだと9.8%だったらしい。ゴボウは一日平均60グラムほど食べているので、5-8月だと3-6gのイヌリンを一日あたり摂っている計算になる。10gの摂取という話もあるから、もっと食べたほうが良いかもしれない。
ゴボウ以外だと、キクイモ40gに5gのイヌリン(可食部の12.5%)が含まれているらしい。