ボディワーカーの夢とお仕事 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-06-10 むち打ちは早めに対処しよう! このエントリーを含むブックマーク


むち打ち症

自動車事故や不意の転倒により頚椎が鞭打ちになることがります。



私ごとで恐縮ですが、

甥っ子が鞭打ちになったと姉から電話をもらいアドバイスを求められました。

甥っ子のことですから後日私が時間をみて治しに向かえればと考えています。

事故後数日経ちましたが仕事を休まずに頑張っているのだそうです。

だから重症ではないと思われますが、

今は大事になってなければと願っている次第です。

事故を起こした当時は、

事故の発生に気が動転してアドレナリンが多量に脳内から排出される。

モルヒネ以上に強い鎮痛効果があるため、

アドレナリンがでているときは痛みが少ない。


たとえば私の高校時代のバイク乗りの男性、不二家のぺこちゃんに似たF君。

バイクで峠にて転倒。

すりむいたところが痛む程度で、

他の痛みは感じていないのだが、

大事をとってすぐに帰宅。

翌日になると、信じられないほど大腿部が痛くて驚く。

即、整形外科にいくと骨折していました。

それを知ってショックを受けたそうです。

そのような実話があるほど、

脳内麻薬がでているときは

痛みが弱まるか無痛になる。


むち打ちのときも、

そのようなことが起きるようです。

事故を起こした当時はさほど痛みが感じられなかったのだが、

数日経過したら徐々に患部や患部から離れたところにもしびれや痛み、

頭痛などがでてくることがある。


頚椎とは。

脊椎の中で頚椎が最も可動域が大きい。

そして同時に最も弱い部位である。


それゆえに外的な衝撃を受ければ鞭のように大きく可動して

そのときに頚椎の椎間板部分や椎間関節を結ぶ項靭帯を含め靭帯や筋肉など、

ダメージが残ってしまうのです。


上部頚椎は固有感覚に対する末梢での舵取り的な役割を持つ。

すべての筋組織の緊張度に影響を及ぼすといいます。


上部頚椎というような環椎や第二頚椎の軸椎部分が

ムチ打ちとなったときにずれてしまう。

すると体全体の舵取りがうまくいかなくなります。


すると全身の体を動かすための舵がいつものように制御できず、

いつものような筋肉の動かし方もできませんし、

姿勢の制御も調子が悪くなってきてしまいます。


筋組織と関節は機能的に一つのユニットとして働きます。

そのため筋肉の機能的な障害が起きたときには、

頚椎部分の関節をずらすこととなるでしょう。

それにより頭蓋骨部分の縫合部位の可動域が

制限されて脳脊髄液が頭部に溜まり過ぎたり、

頸動脈や頸静脈を圧迫して血行不良が生じたり、

萎縮した頸部により頭皮が下方へと引っ張られて

強い緊張などが生じることにより、

めまいや頭痛などを感じることも。



ただし日頃からリラクゼーションを心がけた

整体的な動きのセンスを育てている方ならば、

そうなったとしてもフェルデンクライス的な

体のコアと体幹と末端をつなぐような動きを

丁寧に繰り返して調子を取り戻せるだろう。


関節の最大関節運動域における弾力性・関節の遊び運動など、

患部の炎症が落ち着いてきた頃合いを見計らって、

器質的にまで固まる前に対処しておくべきだと思う。


ただしこの上部頚椎部分のダメージを負った状況で

長期間にわたり放置していれば、

ダメージを負った箇所は筋緊張が続き萎縮した筋組織に固定化されてしまう。


私がそのようになったお客さまの当該部分を触ると、

冷えた固く骨化した小石のような状態に見て取れる。


そうなるとそのムチ打ちによって負った状態が、

自動的に緩んでもとに戻ることは期待しにくくなると思います。


むち打ちを負ってから何年も何十年も体調がすぐれないという

大変な不快な状態から抜け出せないという方々がいますのは、

体の状態をチェックしてみると頸部に関する部位にとどまりません。

体の関節の全体に関する舵をうまく操舵できなくなったため、

全身に及ぶ筋肉や骨格や関節など様々な部位に少なからずの

ずれやゆがみを造ることで体を動かしたり支えたりするような

不自由な状態が常態化してしまっていますから。

もしそうであれば改善は徹底的に。

部分的なショットガンで狙い撃ったやり方では

一時的に改善があってもまたスグに以前の不調がぶり返して

それがずっと繰り返されてしまう。

本当に細部まで徹底的に大元に起きた頚椎を最初からアプローチするのではなく、

外堀に当たる派生して問題が生じた部分をしっかり解ききってから、

頚椎のリリースに移らねばならないように思います。


施術者にとりまして、

信じられないほど知的に頭をフルに使う必要が出て、

大変な重労働な作業も強いられるようなこととなる。


そうであればお客さまに取りましても、

大きな肉体的及び費用的にも負担となります。


・・・早い話、

鞭打ちになったなというときは、

甘く見ず早めに対処しましょう。


ただ鞭打ちを対処するには相当な技術が必要で、

一歩間違えると状態がすぐに悪化させられます。


鞭打ちの時の衝撃の入射角度をまったく聞きもしないような施術院では

少しだけ考えものです。


ですので施術院を選ぶときに

「鞭打ちで困っているが

具体的に先生のところではどのように対処していただけますか」

とメールなりお電話なりでちゃんと聞いておくべきでしょう。

そのときに具体的な鞭打ちを起きたときに状況を

お聞かせくださらなければ回答できませんといわれますので、

しっかりとどのような状況であったかを思い出せるところまで

事前に書いておくようにするといいでしょう。


そしてそのような際の対応をみて

施術院がどのような取り組み姿勢であるかをチェックしてから、

そちらに任せようかどうしようかと判断して下さいね。

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