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ボディワーカーの夢とお仕事 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-29

脳に栄養を送る2本の血管



脳に栄養を与える血管として、

頚動脈」と「椎骨動脈」の二つがあります。

脳の動脈.jpg


頚動脈」は、皆さんも、聞いたことがありますよね。


のどぼとけの高さで、のどぼとけのもう1〜2センチほど首の骨に近い方を指で押さえると、

「どくっ!どくっ!」と脈打っているのがわかります。


こちらが頚動脈。


こちらの頚動脈。

首に関係する筋肉群の筋緊張が強まりショートしたり張りが強まれば、

左右の頚動脈の脈の強さがけっこう大きく差が出ていたり、

頚動脈の脈圧が弱く感じられたり等の異常がでてしまう方もみうけられます。



そしてもうひとつの脳へ血液を運ぶ動脈として、

頚椎のなかを通る「椎骨動脈」があります。


こちらの動脈の脈を取ることをできませんが、

たとえば、頚椎が詰まっていたり、斜頚しているときには気をつけなければなりません。

それは第二頚椎から上部胸椎までぐらいの並びをみるのですが

尋常じゃないつらい肩こり首凝りがあってという場合には、

私が見る限りではほぼ頚椎の椎間板の狭窄(詰まっているということ)があって、

おそらくのことその部位の「椎骨動脈」には動脈がねじれて伸ばされたり詰まらされたりして細くなっているようです。



頚動脈や椎骨動脈に問題があると、

脳内の血液が十分な量が送られてこなくなってしまいます。


通常は、心臓から送られる血流の1/3が脳へ配分されているのです。

それはひとつの器官でこれほどの量の血液を必要とするとは驚異的。

ですがそれだけの仕事をするのが脳内の神経調整力なのでしょう。


もし1/3の量が首の筋肉の筋緊張等で確保できなくなるとどうなるか?


そのときは、まっさきに大脳部分へいく血液量を減少させていきます。

それは脳の中でも呼吸器や循環器や生きるために必要で生命維持に欠くことのできないものは、

脳のなかのほうの奥にあって、そちらへは優先的に血流を送ってサバイバルできるようにするのです。


大脳部分が少しぐらい働かなくても、

息もできれば消化吸収もできるので、

生命維持にはさほど問題ないからと、

ばっさり落としてしまいがちなのです。




するとなかにはそのような脳内に届く血流量が減少して、

思考力が落ちたり、

意欲が減退したり、

性欲が減少したり、

精神的にうつに近い様子を映し出す人も出てくるようです。


または話を広げていえば、

低血圧で上が90台かそれを切るほどになってくるときには、

私の経験上というつたないものですが、

少なからず脳内の血流量も減少していることも多くあります。



だからときとして、

首の筋緊張が解かれて、

首の問題がただされたとき。


頚動脈や椎骨動脈の流れが理想に近づきだすと、

大脳の働きが活発になってきて、

いままでの大脳への血液量ではエネルギー不足というガス欠状態で

うまく活躍できなかった状態〜抜け出すことができるようになった。


すると、けろっと、

「あれっ?私って今までどうしちゃってたのか。。。

 気分の優れなかったときのことなど、もう思い出せないなぁ ^-^;」

といえてしまうようになっていく。




ただ首の筋肉の扱いは、硬いからといって、むやみにあまり強い力をかけてはなりません。

施術をするものとして、圧の質を考慮したり、圧をかける方向を計算づくで安全を確保するなど、

いろいろしているから、アプローチをされても後を引かないですむのですが。

一般の首の筋肉特性をご存じない方が無理をされて、

かえって斜頚へとつながったり肩こり鞭打ちなどと、

やっかいなことをこうむることもありますから。

あまりここは自分でがんばりすぎないことも大事です。


顎二腹筋という舌骨を引き上げるためにつかう筋肉の異常があると、

首の筋肉の硬化が緩まりづらいということもあったような気もするし。

また手首や足首という、首という名のつく、頚椎以外の首たちも首で。

頚椎部分を解くと同時に、手首、足首も緩めておかないと、

頚椎部分をいくら解いてもすぐに戻ってしまうケースがあります。



それは斜角筋等が骨以上に硬く感じるほど固定化している方もすくなくなく、

その場合には頭蓋骨部分の縫合部がずれが著しいこともあって、

そちらも相応量平行して緩めていくようにする必要の出るケースもあるので。

そうなると頭蓋骨部分(額関節関連部位を含む)にもリリースの手を伸ばす。


そこまでしても、まだまだ十分にはとりきれないということもあります。


それは首ほど頭部を乗せてその重さに耐えたり、

左右上下前後に動きを持たせたり、

自律神経系のリリースの必須ポイントでもあるし、

かなり複雑な状態に落ち込んでしまっている人が多くいる。


おそらくタブレット状のゲームやスマートフォン等を過剰に使うひとには、

首や肩が異常をきたしやすくて、

それらを使いすぎた人は特に首等のリリースを受けても

自らがまたスマートフォンを見たりゲームをするに対し

もっともそれをやりやすいようなずれた状態に戻してしまうのです。

そこは自分の身を守るためには何をすべきかを、よく考えてください。

賢くならなければならない点だと思います。




最後に。


それじゃ、自分で首を解いていこうかと思うのだがという問いに対して。


頚椎部分は体全身や脳にも変化の影響が出るものなので、

自己責任といって勇気を持って自己治療したとしても、

容易に成功は望めない難しいリリースポイントです。

成功より失敗して後始末が大変。

そんなことで担ぎ込まれる感じになる人もおられます。


最低限、首の解き方についてすこし専門的な本を目を通したほうがいい。


そう思います。


また一般レベルの首の解き方を伝えるものは、

かなり大雑把で効果が薄くしか出ないものか、

施術基礎の力がない方には舌足らずで危険なものも。

第一に、人それぞれ頚椎部分の問題のパターンは多様に違っているのだから、

それぞれにあった対処法をしていかないと、

ある人には効いても、ある人には効かない、またはダメージが加えられるなど、

難しいところもあるので。。。


私ごとですが、私が今までみた首について書かれた一般書レベルのマッサージ本には、

あまりこれいい!といううならされたものはなかったので。

それだけ注意が必要です。

(またむろん、私がすべての首関係の本を熟知しているわけではないので、

それだけ慎重に選ぶ目を持とうという警鐘を鳴らさせていただいたことになります。

それは実際に、6名ほどのお客様が、自己流で首を緩めようとして、

シビアな状態に陥っていったことを経験して後悔したとのこと。

そして首がずれるということは第一頚椎がずれて硬膜部の引き連れもおきるので、

それがもとで自律神経系の問題にまで発展してしまうことがあるものなのです)

miitsuQmiitsuQ 2018/08/30 16:14 こんにちは。

主観的な感情と身体的地図の関係についての論文が発表されたとのことです。なにかしらの参考になればと。

(英文)
http://www.pnas.org/content/early/2018/08/27/1807390115.short
http://www.pnas.org/content/pnas/early/2018/08/27/1807390115.full.pdf

↓池谷裕二氏のツイッターに映像があります。これがおすすめです。
https://twitter.com/yuji_ikegaya/status/1035021295518269440

以上です。

bodywisebodywise 2018/09/08 05:07 miitsuQさん

こんにちは。

コメントで、貴重な情報をお伝えいただき感謝いたします。
レス、遅くなって申し訳ありません。 ^-^;(別のテキストエディタにて書いたのが、書いたままでアップしてませんでした)

映像で「体のどこで感じるのか」を視覚的に見せてくれるというのは、
画期的ですね。
なるほど〜、とかなり驚きつつ見させていただきました。

この映像はユーチューブにもあったので、
こちらのブログに貼り付けさせていただきます!

非常に興味深い内容をお教えいただき、ありがとうございます。

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