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bogus-simotukareの日記

2010-08-07

今週の週刊金曜日が千島学説を好意的に紹介してる件(追記・訂正あり)

| 14:26 |

 投書欄に「千島学説口蹄疫問題」(江本斉正)なるトンデモ投書が掲載された。内容は題名から予想されるとおりの代物。

 もうね、バカか、アホかと。依頼原稿でないだけいくらかマシだが。ド素人の癖に、専門家が否定してる「学説」を良く好意的に雑誌掲載できるな(江本氏の投稿にははっきりと、「学界では認められていない説だが」と言う趣旨のことが書いてあるし、少し調べれば、千島学説学会で相手にされてないことが分かるはずだ。つーか、「病原体は自然発生するから口蹄疫感染ルートが分からなくて当然」「家畜の殺処分や移動制限などで感染を防ごうとしたり、感染ルートを調べようとする政府の対応は間違い」なんて文章にマジで疑問を感じないのかよ?)。

 来週号にお詫び掲載確定だな(機会があったら、千島学説のどこがどうおかしいのか勉強してみようかと思う。別に医学専門家ではないのでやらないかも知れないが)。

 9.11陰謀論紹介した時点で終わってる雑誌だが、そう言う「斜め上」の方向めざしてるのかよ(今もおつきあいと言うか原稿執筆に応じている方々は、左派メディアは数が少ないから、と涙をのんでやっているのであり、トンデモ支持してるわけではもちろん無いだろうが見捨てた方が良いのでは?)。

 江本氏曰く千島学説では病原体は自然発生するから口蹄疫感染ルートがよく分からないのも当然だそうだ。

 千島学説口蹄疫が解決できるものなら現地行ってやってみろよ(皮肉。もちろんこういうトンデモさんにマジで現地行かれても困るが)

 この投書の掲載を決めた週刊金曜日の担当は畜産農家の前で「千島学説で全て解決」とか言えるんだろうな?。それとも多様な意見を認めることが大事なんです、支持した訳じゃないです、というエセ科学歴史修正主義支持者のいつもの言い訳ですか?。

 千島学説載せる雑誌が、南京事件否定論掲載する雑誌批判しても説得力ないだろ。

 もうね、左翼の評判が悪くなるから週刊金曜日は潰れていいよ。ある程度、知られてる左派系雑誌(世界とか前衛とか)でここまでひどいトンデモ雑誌も珍しいんじゃないか?。編集委員連中は全く何やってるんだか。ただの名前貸しですか?

【参考】

ネット上の千島学説批判の例

「Not so open-minded that our brains drop out:千島学説呪縛を解く1 千島学説の概要とそのロジック

http://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20100721/1279717703

「幻影随想:千島学説に突っ込んでみる1」

http://blackshadow.seesaa.net/article/84566461.html

「NATROMの日記:千島学説を追試した論文(by酒向猛)は存在した!?」

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080221


今週号の金曜日目次

http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2010/08/100806-003trim.pdf

私の指摘が嘘ではないことが一目瞭然だと思う。

【追記】

このエントリについたブクマにも応答してみましょう。これだけのブクマがついたのは「産経朝鮮学校誹謗記事」をdisった時くらい。

ブクマがつきやすいのとつきにくいのが明らかにあるな。とはいえ罪山先生などの人気者と比べたら微々たるブクマですが(苦笑)

EoH-GS:論争欄の読者投稿だからなぁ。編集者も反論を期待しているのかもよ。トンデモ雑誌と見られることが多いのにこういう事しちゃう鈍感さは責められるべきかもね。

enemyoffreedom:読者投稿ならば"少数意見に発表の場を与える"という程度の意義はあるかも

読者投稿なので依頼原稿よりはマシだと思いますが、やっぱりまずいでしょう。専門家ではない私ですら「専門家でもないのに政府口蹄疫対策にだめ出しするなんて」「しかもその根拠が医学会に無視されている学説(はっきりと投稿者自身そのことを認めた上で、医学会への恨み節を書いている)かよ」「これはおかしいだろ」と即座に思うレベルですからね。

こんなトンデモな少数意見にページを割くくらいなら、もっと取り上げるべき少数意見はいくらでもあると思うんですが。

同じく論争欄に掲載されている「真の保守主義者なら消費税廃止を訴えよ」(寺西和史氏)と違って議論の対象になるような代物じゃないでしょう。ちなみに寺西氏の文章はある種の「真の保守主義者=ノブレス・オブリージュ論」と理解しています。

 何故、今の日本には大原孫三郎(倉敷紡績創業者倉敷中央病院、大原美術館、大原社会問題研究所などの創設でも知られる篤志家)みたいな財界人がいないのか、ああいう人物こそ「真の保守主義者」ではないのかという批判ですね。社会の恩恵を受けているのに税金は払いたくない、稼いだ金は寄付もしません、自分だけで使います、なんてアホかという批判。

machida77:千島学説は今より更に左派に広まるかも。

 既に広まってるんですか?。げんなり。

hatekupo:『週間金曜日』こそ“買ってはいけない”と思うけど、エセ文化小市民には人気なんだよねぇ

 まともな記事もないわけではありませんからね。あなたの言う「エセ文化小市民」の多くはダメ記事に眉をひそめながらも、まともな記事を評価している、つらい心境といったところでしょう(ガチのトンデモさんもいるでしょうが)。

 例えば今週号記事によれば、下の革マル女子大生の事件記事(読売)にも書いてありますが、事件容疑とは関係ないはずなのに、警察は大学自治会やサークルにまでガサ入れをかけているそうで、週刊金曜日は違法捜査ではないのかと批判しています。ミニコミ誌はともかく最近ではこういう警察批判記事はマスコミはあまり掲載しませんからね(下の読売記事はその点で評価できるように思う)。

また、過去にも、産経の「対馬は危ない」はデマだ(まあ、常識で考えてデマですが、対馬市長にわざわざインタビューしたことは評価して良いでしょう。)とかセブンイレブン批判とか武富士批判とかそれなりに評価できる記事もあります。

(参考)

読売:「革マル関係ない」…奈良女大生逮捕で抗議」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T00398.htm


VodkaDrive: 週刊金曜日左派週刊誌ではない。もっとおぞましい何かだ。ぶっちゃけると、左翼ではなくて単なる反体制・反知性・反権威。

・反知性はともかく、反体制、反権威は別に問題ないでしょう。むしろ週刊金曜日が期待を寄せていたであろう民主党与党になった今、彼らが反体制、反権威かは金光翔氏などが指摘するように疑問です。

・なお、週刊金曜日左派かどうか、彼らが自分を左派と思ってるかどうかはともかく、彼らは一般には左派の一種と扱われているし、それに週刊金曜日側も反論などしていないと思います。

また左派と反知性は残念ながら両立するでしょう(もちろん右派とも中道とも両立します)。「頭の善し悪し」「性格・人格の善し悪し」と「政治的指向」は全く別物ですので。

・まあ、単純に反知性と切り捨てられればいいのですが。それなりに評価できる記事もある点が複雑な心境ではあります(今回のことにあまりにも頭に来たから、上で「潰れていい」って書いちゃったけど複雑な心境)。

blackshadow:千島学説常温核融合経由で911陰謀論とFusionを起こしている関係で、左翼陰謀論グループにはそれなりに広がってます

千島学説常温核融合911陰謀論とどう繋がるのかさっぱり分からない。

ちなみに、無知なので分からないんですけど、常温核融合ってのは「それ自体トンデモ理論」なのか、「トンデモではないが、実用化はされておらず、トンデモが多いのか」どっちなんでしょう。

(→コメ欄id:blackshadow氏にお教えいただきました。どうもありがとうございます。)

Itisango:「金曜日」を立ち上げたときには左右を問わず本物を載せるって言ってたんだけど、ごらんのありさまだよ。

本物と偽物を見分ける目がないんでしょうか。私だって、id:buhikun氏のように「「買ってはいけない」とか一部信用した」くちなのであまり偉そうな事は言えませんが。それにしても千島学説は酷すぎ。

charliecgo:だんだん本田(注:原文のまま)勝一が老害化してきたのをかんじて読むのをやめた。

私はそんなに本多さんの存在感は感じませんが(少なくとも今は)。

コラム「貧困なる精神」以外に、本多さんの執筆原稿があふれてるわけでもないですし。あまり本多さん、本多さん言うと、他の編集委員や、編集長・北村肇氏(元「サンデー毎日」編集長)などを免罪することになりませんか?

Bill_McCrearyBill_McCreary 2010/08/08 10:54 本多勝一氏がややトンデモ系に弱いところがあるのもあるいは影響しているのかもしれませんね。本多氏は、東洋医学の本とかでけっこうひどいことを書いているし、また真珠湾ルーズヴェルト陰謀説を支持しているみたいですから…。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2010/08/08 19:27 Bill_McCrearyさん
>本多勝一氏がややトンデモ系に弱い

そうなんですか、がっくり。歴史修正主義批判の説得力が弱くなるじゃないか(苦笑)
編集委員の一人・佐高氏が征韓論否定説と言うトンデモを唱えてるらしいことは知っていたんですが。
いずれにせよ、本多氏の個人雑誌ではないので、責任は他の編集委員にも生じると思います。まあ、次号以降どうなるかが気になるところ。
お詫びも何もなければ「読者からそう言う指摘がなかった」or「あっても無視した」ということですから、さらに失望せざるを得ません。

blackshadowblackshadow 2010/08/09 22:02 >千島学説と常温核融合や911陰謀論とどう繋がるのかさっぱり分からない。

これもNATROMさんのところに記事ですが、何で千島学説と911陰謀論がつながるかを解説した記事があるので紹介しておきます。
まああの辺のグループは左翼右翼という軸とは別の評価軸で語るほうが適切だとも思いますが。
(右翼の911陰謀論者もいますし)

911陰謀論と千島学説の関係は? - NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080321

ちなみに常温核融合は、最初は科学の範疇であったのはたしかですが、すぐに反証が相次いだこととトンデモさんが大挙して寄ってきておもちゃ扱いされるようになったため、今では物理のメインストリームではほとんどまともに相手をされなくなりました。
そういう意味では後者ですかね。

浅学俊郎浅学俊郎 2010/08/11 02:30 はじめまして。常温核融合について意見を述べさせていただきます。
1989年のフライシュマン博士とポンズ博士の常温核融合発見の記者発表後、実験の再現性が悪かったため、発見は間違いであったとされた期間がありました。常温核融合を否定する人の多くは、この時の報道の印象だけが脳裏に残っているのだと思います。しかし、現在に至るまでの21年間に再現性の高い様々な実験手法が考案され、数多くの追試論文が出されています。これらの実験では、常温環境で何らかの核反応が起こっていると想定せざるを得ないこと、つまり、化学反応では説明できない現象が起こっていることを証明すべく、データの収集と考察が行われています。

常温核融合現象としては例えば以下のような現象が報告されています。
・過剰熱(化学反応では起こりえない量の熱発生)
・核種変換(重水の電気分解でのヘリウム発生、多層膜によるCs→Pr変換など)
・中性子発生(放射線検出器CR-39を使った非常に微小な中性子の痕跡の検出など)

これらの実験結果の報告も含め、既に多くの論文が執筆され、物理や化学の論文誌に掲載されています。常温核融合関連の資料を収集している以下のサイトのライブラリには、レポートや論文が3575本(2009年4月時点)以上収録されています。
http://lenr-canr.org/

上記の収録論文を集計した以下のレポートによると、例えば過剰熱の検出を報告した査読済論文は200本以上出ています。
http://lenr-canr.org/acrobat/RothwellJtallyofcol.pdf

また、複数の独立した研究機関の研究者が参加する国際的な学会も毎年のように開かれています。このような状況を見れば、常温核融合研究は「科学」であると言えると思います。

つうこうにんつうこうにん 2010/08/12 22:48 浅学俊郎さん

私は物理学の素養は特にありませんが。
「常温核融合」については、約2年前に、次のような掲示板議論がありまして。
http://slashdot.jp/askslashdot/article.pl?sid=08/06/25/1158205

ま、natureやscienceあたりにそれら論文が掲載されたら、の話ですね。

浅学俊郎浅学俊郎 2010/08/15 18:27 「つうこうにん」さん
コメントありがとうございます。まず、後半の御主張についてです。

「NatureやScienceに掲載実績のある分野しか信じない」のは個人の考え方次第です。しかし、「NatureやScienceに掲載実績のある分野以外はニセ科学だ」という主張は間違っていると思います。私は単なる素人ですが、NatureやScienceは権威ある学術誌のひとつに過ぎないと思っており、それだけを科学の真正/ニセの判定基準にすべきではないと思います。

もし、「NatureやScienceに掲載実績のある分野以外はニセ科学だ」と主張されるのであれば、まず「NatureやScienceに掲載実績のある分野」をリストアップし、真正科学分野がすべて網羅されているか、ニセ科学分野が紛れ込んでいないかを示していただけないでしょうか。

ちなみに、私の貧弱な知識の範囲ですが、常温核融合分野で最近出た論文としては例えば以下があります。前者は、パラジウムのナノ粒子と(重)水素を反応させた時の過剰熱発生を詳細に計測したものです。後者は、パラジウムと重水素を反応させた時の中性子発生の痕跡を捉えたものです。

掲載誌
Physics Letters A
Volume 373, Issue 35, 24 August 2009, Pages 3109-3112
題名
Anomalous effects in charging of Pd powders with high density hydrogen isotopes
著者
Akira Kitamura, Takayoshi Nohmi, Yu Sasaki, Akira Taniike, Akito Takahashi, Reiko Seto and Yushi Fujita

掲載誌
Eur. Phys. J. Appl. Phys. 
Volume 51, Number 2, August 2010
題名
Comparison of Pd/D co-deposition and DT neutron generated triple tracks observed in CR-39 detectors
著者
P. A. Mosier-Boss, J. Y. Dea, L. P.G. Forsley, M. S. Morey, J. R. Tinsley, J. P. Hurley and F. E. Gordon

浅学俊郎浅学俊郎 2010/08/15 23:47 「つうこうにん」さん
ご指摘いただいたスラッシュドットの掲示板について返答が遅くなっていて申し訳ありません。
もし、常温核融合をニセ科学とみなす重要な論拠がありましたら、具体的にご指摘いただけると助かります。

これまで常温核融合をニセ科学とみなす議論をいくつか見てきましたが、単に調査不十分で、思い込みだけで主張されているケースが多いと感じています。具体的には以下のような点が問題だと思っており、スラッシュドットの掲示板では、これらの問題がクリアされた議論があったと期待したい所です。

(1)情報源が新聞や一般雑誌の記事のみ
残念ながら、新聞や一般雑誌に掲載される記事は非常に限られた情報しか与えてくれません。常温核融合分野では既に3千件以上の論文やレポートが書かれているし、日本語の書籍も数冊以上出ています。この分野をニセ科学と非難するなら、少なくとも、これらの文献を調査する努力をすべきですが、多くのケースでは、新聞や一般雑誌の記事だけを情報源として、憶測に依存した議論をしているように思います。

(2)ある研究への批判を根拠なく常温核融合全体への批判に拡張する
例えば、このスラッシュドットの掲示板で取り上げられた水野忠彦博士の発見は、素材としてフェナントレンを使うものであり、常温核融合分野の中でも全く新しい、驚くべきものです。この時点では、水野博士が学会発表をしている段階で、他の研究者による追試はまだ行なわれていない状況だったと理解しています。したがって、例えば、この段階で、この発見についての追試実績がない事を指摘しても、ニセ科学だという事にはなりません。追試は今後の課題だからです。
しかし、例えばパラジウムを使った方式での過剰熱発生の実験には多くの追試実績があります。常温核融合全体を論じたいのであれば、水野博士の実験の事だけ言っていたのでは意味がありません。もっと広く論じるべきです。

(3)間違いがある事をニセ科学の論拠とする
特に発展途上の分野では、実験の条件や解釈に間違いがあるのは当たり前です。データを揃えて、段々と間違いを棄却していくのが科学のやり方だと思います。
私は、ニセ科学とは、「科学のふりをしているが、科学に必要なプロセス(公開・議論・追試)を踏んでいない論説」だと考えています。逆に、科学としてのプロセスをちゃんと踏んでいれば、過ちがあってもニセ科学とは言いません。間違うことをニセ科学の論拠とすべきではないと思います。

つうこうにんつうこうにん 2010/08/17 21:14 浅学俊郎さん 返レスが遅くなってしまい申し訳ありません。

さて、お書きの内容ですが、そもそも論の立て方が間違っていると思いますよ。人間社会というものは理不尽なものなんです。たとえその研究が科学的に正しいものだったとしてもです。早い話が、natureもscienceも英語が基本で、日本語の論文などまったく相手にされない。ちょっと脱線ですが、益川・小林両氏がノーベル賞受賞に至ったのは、益川氏の研究を英語で論文にしてくれる人がいたからという点が実は結構重要なところだったりするんです。また、研究費を誰かが出してくれるという幸運にも恵まれる必要がある。日本では科研費は東大が多くを獲得していますからね、自分のしたい研究をするためには東大に所属するのが一番高効率なんていって。もっとも、東大の中でも無論競争はあって、その獲得競争に学内政治も絡んで、またそこが理不尽なところなんですが。
英語やお金の話は脱線としても、nature・scienceばかりがもてはやされるのは確かに理不尽ですが、ではあっても数多の科学者たちはそれらに自己の論文が掲載されるよう努力するんです。そのためには、自分の研究が科学的に正しいことを自力で論証しなければならない。なおかつ、自分と直接関係ないどこかの研究者がその論文を読んで検証してくれるくらい、自分の研究が知れ渡っていなければならない。そういう努力を続けているうちに、そういう「権威ある」科学誌が論文を掲載するという機会が巡ってくるんです。だから運しだいという点もある。natureもscienceもそれぞれに歴史、実績がありますから、いったん掲載したらその掲載責任もある。簡単に「あれは間違いでした」では済まない。その分、編集部のチェックも厳しい。それだからこそ、科学者の範囲を超えた一般社会からも信頼を受けているんです。そういうハードルを飛び越える努力をするのが、科学者というものです。

加えて「常温核融合」という、既にいったん否定された分野というハンデがある。そういう研究分野を選び、過去の結論をひっくり返すためには、普通の努力では足りないんです。とてつもない結果を得たいのなら、努力もとてつもないものが必要なんです。私はそもそも物理の素養などありませんので、お示しの論文など私の理解できるところではありません。もしかしたら、お示しの論文が数十年後にノーベル物理学賞になっているかもしれない、それは私には全く判断できません。ですが、「今のところ」natureなりscienceなりが相手にしていないところを見ると、仮に科学的に正しいとしても、「今のところ」その立証が足りないと見るべきです。その研究をしている科学者達には、ぜひ、さらなる努力を続けてもらいたい。そして、科学的に正しいという結論が揺ぎ無いといえるようになればそれは無論喜ばしいことですが、逆に実は科学的に正しくない(科学的に常温核融合はありえない)という結論になったとしても、それは悲しむことではない。逆に喜ばしいことです。科学の真理に一歩近づいたことなんですから。