今日の産経ニュース(10/5分)

■【防衛最前線(90)】あの国の特殊部隊を迎え撃つ、世界一の陸自スナイパーが手に握る「対人狙撃銃」
http://www.sankei.com/premium/news/161005/prm1610050003-n1.html
 「あの国」とは産経が仮想敵扱いする「ロシア、中国、北朝鮮」でしょうがまあそう言う狙撃はあり得ないでしょう(苦笑)。自衛隊も恐らくそんな事は想定していない。

 有事の際は敵国の特殊部隊が日本国内に入り込み、自衛隊部隊や国民生活の混乱を引き起こす危険を想定しなければならない。北朝鮮は韓国など周辺諸国に挑発行為を続けており、日本にも特殊部隊を送り込んでくる事態が発生することも否定できない。「急速にゲリラ攻撃への対処装備を必要が出てきた」(陸自関係者)というわけだ。

 日本国内でゲリラ戦なんかあるわけないでしょう。島国の日本に上陸する前に海上自衛隊で撃退されるのがオチです。


■【政界徒然草民進蓮舫*1代表の「二重国籍」問題を不問に付す自民 今からでも遅くはない、辞職勧告を突き付けよ
http://www.sankei.com/premium/news/161005/prm1610050002-n1.html
 そもそも二重国籍云々は言いがかりでしかない。産経以外こんな報道にハッスルしてる新聞はありませんし、幸いにも世論調査でもほとんど問題にされてない。
 結果「世論も二重国籍云々での蓮舫攻撃を支持してないし、無理してこんなん攻撃してもかえって自民の評判が落ちる」「アベノミクスとか働き方改革とか宣伝した方がええのと違うか」と「産経よりはマシな」自民もこんなコトからは手を引いたわけです。とはいえ維新のバカ共が蓮舫攻撃するのを「アホなことすな」と批判しない、できないのが自民の限界ですが。


■元巡査長女性殺害事件の遺族、大阪府警の「監督責任」問う 申し入れ書提出へ
http://www.sankei.com/west/news/161005/wst1610050013-n1.html

 府警は翌25日に殺人容疑で元巡査長を逮捕。同年2月に元巡査長を懲戒免職とする一方、監督責任は「上司が事件を予見するのは極めて困難だった」として、当時の阿倍野署長を本部長注意とするにとどめた。
 しかし、元巡査長は犯行現場で鑑識活動用の足カバーや手袋*2を使用。さらに、証人として出廷した後輩の警察官が、元巡査長が妻と結婚後も白田さんと交際していたことを把握し、いさめていたとも証言した。
 こうした状況などから、遺族側は上司に事件を予見できる可能性があったとみて、府警の組織的な責任を問う方法を検討してきた。

 ぶっちゃけ「犯行を予見できた」つうのは無茶でしょう。感情論に過ぎないと思いますよ。
 せいぜいいえるのは
1)鑑識用の道具を犯行に用いたのは警察の管理がなってない
2)不倫を上司がきちんと注意して辞めさせていれば犯行は避けられたのでは?
程度でしょう。これだって果たして「裁判所に国家賠償請求訴訟などで持ち出して認められるか」俺個人的には疑問ですが。

同月初めに山形県内で営まれた葬儀に署長ら同署幹部は参列せず、弔電も送らなかった。

 遺族の憤りを覚えれば対応を失敗した、つう気がありますね。まあ、こういう感情的な遺族は「府警が賠償金を払って*3当時の署長が警察を辞めない限り許さない」とか言うんでしょうし、だからこそ「弔電とか参列とかは逆効果」という判断だったのかも知れませんが、個人的には「葬儀の場での悪口雑言を覚悟*4した上で」参列した方が良かった気もします。まあ、裁判で遺族が勝てるかといったら勝てないとは思うんですけどね。遺族の慰藉に努めた方が良かったんじゃないか。

今後の不祥事防止策を講じるべきだ

「ヤクザから賄賂受け取った」とか「押収した麻薬を横流しした」とか「職務に関係した不祥事」ならともかく「不倫の果てに、不倫相手を殺害した」なんてプライベートな話を組織がどうにかできるようなもんなんでしょうか。

*1:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行などを経て民進党代表

*2:指紋等がつかないようにしたってコトでしょうか?

*3:勿論カネが欲しいと言うことではなく「誠意を見せろ」つう話です。

*4:俺だって同じ立場ならそんなん覚悟したくないですけど、これは覚悟するほかないんじゃないか。