ペマ・ギャルポのトンデモぶりが笑える・パート11(追記・訂正あり)

 新たにエントリを書くのが厄介なので、ペマ以外のチベットネタ、中国ネタ及び「リベラル21(主として阿部治平批判)&ちきゅう座批判」なども書いています。今回は「福島香織」「遊牧美化」を批判ネタにしてみました。
ニューズウィーク日本版『埼玉の小さな町にダライ・ラマがやってきた理由』高口康太*1(ジャーナリスト、翻訳家)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6636.php

毛呂山町チベットとの間には知られざる絆が結ばれていた

 埼玉県民の一人としてはっきり断言しますが、「埼玉医科大(毛呂山町)とダライ」ならともかく「埼玉とダライ」「毛呂山町とダライ」との間に絆などありません。
 「大学が埼玉県毛呂山町にあろうとも」ほとんどの県民、町民はダライどころか、埼玉医科大学に興味などないでしょう。高口もニューズウィーク日本版も与太、デマカセをほざいて恥ずかしくないんでしょうか?
 ちなみに「埼玉県飯能市」は最近「ムーミンパーク構想」を発表していますが、まだこの構想を理由に「飯能市フィンランドには知られざる絆が結ばれていた」と言う方が高口の与太よりはまともだと思います。
 ちなみにググって分かったんですが瀬戸大也毛呂山出身だそうです。毛呂山町民にとっては恐らく「瀬戸>越えられない壁>ダライ」でしょう。

参考
東洋経済オンライン『ムーミンパークが"埼玉の奥地"を選んだワケ』
http://toyokeizai.net/articles/-/75280
日経新聞『埼玉・飯能に「ムーミン谷」 テーマパーク18年秋開業、宿泊施設も』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10360080W6A201C1L72000/
東京新聞ムーミンテーマパーク 飯能に来年開園 盛り上げ準備着々』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201605/CK2016050802000133.html?ref=rank

http://www.asahi.com/articles/ASJBJ52KCJBJUTNB009.html
朝日新聞『競泳の瀬戸選手が毛呂山町に凱旋 流鏑馬披露』
 リオデジャネイロ五輪の競泳400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也選手(22)が16日、出身地の毛呂山町に里帰りし、伝統行事のやぶさめに挑戦した。
 同町のやぶさめは、子どもたちが乗り子となって行われている神事。瀬戸選手も小学5年の時に乗り子を務めた経験がある。「ぜひもう一度挑戦したい」と本人から希望があり、帰郷に合わせ特別に企画された。


■ちきゅう座『米一極支配終わり取引外交開始:米中の陰で日本は脇役に』岡田充*2共同通信客員論説委員
http://chikyuza.net/archives/68700

 取引外交とはなんだろうか。その典型が、フィリピンのドゥテルテ*3大統領の中国訪問だ。南シナ海紛争を棚上げし、鉄道などインフラ整備などに約1兆5500億円もの経済支援を北京から獲得。おまけにスカボロー礁での操業も認めさせた。現場海域ではフィリピン巡視船もパトロールを再開したという。

 もちろん「中国が一方的にぼられた」わけではなく「持ちつ持たれつ」「ギブアンドテイク」でしょう。
 とにかくフィリピン・ドゥテルテ政権は「安倍の企む中国包囲網なんかにつきあう気はないこと」をわかりやすい形で示しました。そしてここからは「ドゥテルテは人権意識のない野蛮人かも知れないが外交能力はそれなりにあること」がわかります。

 香港英字紙によると、トランプの顧問ジェームズ・ウルジーは、中国が進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟をオバマが見送ったのは「戦略的誤りだった。新政権は(ボーガス注:中国が提唱する経済構想)“一帯一路”に大きな熱意を」と述べたという。

 もちろんクリントン当選であっても「米国のAIIB加盟の可能性は充分ある」でしょう。AIIB不加入と言う日本のスタンスが適切かは甚だ疑問です。


■I濱Y子『2016年のチベット三大ニュース』
 リンクを張ると女史とトラブルになるのでリンクは張りません。原文を読みたい方は女史のブログを検索して下さい。

(1) ラチェン・ガロの弾圧が再開する
 アムド(東チベット)のニンマ派の僧院、ラチェンガロ(Larung Gar) は、チベット人ばかりか漢人の修行者を集めて巨大化した結果、江沢民政権の終了時に迫害にあい、大きな海外ニュースとなった。その後、胡錦涛*4政権においては宗教のもつ道徳的な側面を社会秩序の維持に利用しため、ラチェンガロも再び巨大化が加速していたが(中略)、本年7月21日、定員までに僧の人数を減らすとの名目で、中国当局は再びラチェンガロの僧坊破壊に着手している。
(中略)
 BBC などの欧米のマスコミはこれを宗教弾圧として報じてきたが、日本の某テレビの人は欧米の逆張りをしなければならないと思ったのか、「お坊さん達が特段の抵抗をしていないのは、僧坊が壊されて更地になれば、地上げができて坊さんが儲かるからではないか。」「北京の高級ホテルはチベット僧の衣をまとった偽坊主でいっぱいだ。あなたはこれについてどう思いますか」と私に聞いてきた。

 某テレビというのはどこだか知りませんが読んでて吹き出しました。
 女史のような人間(ダライラマ盲従の反中国極右分子)相手にこんなことを言うのは明らかな挑発行為ですよね。たぶん故意に喧嘩を売ってるわけではなく「ある種のミス*5」なんでしょうが女史の狭量な人間性を知ってれば「背筋が寒くなる行為」ではあります。
 俺だったらちょっと怖くてやれませんね。女史の文章は「それは偏見です。抵抗したら酷い目にあうから我慢してるのです」「偽坊主など少数派だと思います。そして少なくとも偽坊主はダライ猊下とは関係ありません」などとまあ、穏健ですがこれはあくまでも「ブログの文章だから」でしょう。
 その場が相当険悪な「その場にいたら逃げ出したくなるような空気」になったことは間違いないでしょう。テレビ局側もさすがにその時点で「まずい、失敗した」と気付いたことでしょう。
 それにしても女史が「デモをやっても問題がない日本や欧米と、チベット自治区とは違う」と言い出すのにはいつもながら呆れます。日本や欧米だって「中国に比べたらマシ」ではあるでしょうがデモに対する弾圧が全くないわけでありません(わかりやすい例では沖縄の反基地デモ)。欧米や日本のデモ参加者が激怒しかねないような無神経なことが言える女史には全く常識がありません。まあ、所詮、ただのダライ盲従分子でしかないわけです。

 アメリカに移民排斥を唱えるアレな大統領が誕生し、ロシアと欧米はシリアで代理戦争を行い結果アサドが勝ち、世界中でガハハな指導者が「他人のことなんてどうだっていい、自分の利益だけ考えるぜ*6」「死ね」とか醜いホンネを主張したのであった。
(中略)
 しかし、オーストリアの大統領選だけはかろうじて踏みとどまった。これはおそらくはオーストリアが敗戦国であることと無縁ではあるまい。先の大戦で、敗戦国は国土を焼かれ、70年間戦争責任についてののしられ続けてきた。

 吹き出しました。女史の脳内では「ドイツ、オーストリア、イタリア、日本」といった枢軸国は「戦後70年間罵られ続けてきた」んだそうです。そんな事実ないと思いますけどねえ。もちろん「有名なワルトハイム問題」とか問題が表面化すれば批判されますが、それは「70年間罵る」つう話ではない。

 
■「ノルウェーに霞を食えとは言えない」「モンゴルに霞を食えとは言えない」
 まずはノルウェー関連記事。
産経新聞『中国、ノルウェーが6年ぶりに関係正常化 「一つの中国」堅持とノルウェー 「深く反省」と中国も評価』
http://www.sankei.com/world/news/161220/wor1612200034-n1.html
日経新聞ノルウェーと中国、関係正常化で合意』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H6E_Z11C16A2000000/
人民日報
■外交部、中国とノルウェーの関係正常化について
http://j.people.com.cn/n3/2016/1220/c94474-9157030.html
李克強総理がノルウェー外相と会談
http://j.people.com.cn/n3/2016/1220/c94474-9157083.html
■中国・ノルウェー関係の立て直しは国家関係の発展において守るべき規則を示す
http://j.people.com.cn/n3/2016/1220/c94474-9157120.html

 次にモンゴル関連記事。

http://www.sankei.com/world/news/161221/wor1612210039-n1.html
産経新聞『モンゴルのムンフオリギル外相がダライ・ラマ訪問を認めず、中国配慮か』
 モンゴルのムンフオリギル外相は21日までに、「モンゴル政府は宗教目的であっても(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ14世を再び招待することを許さない」と述べ、今後はダライ・ラマのモンゴル訪問を一切認めないとの立場を表明した。同国国営モンツァメ通信が伝えた。
 モンゴルはダライ・ラマ訪問を11月に受け入れ、中国は対抗措置として年内に予定していた両国政府間の交流を全面的に停止。ムンフオリギル外相の発言には中国との関係正常化を図る狙いがあるとみられる。
 外相は「(ダライ・ラマの訪問が)両国関係に悪影響を与えたことを遺憾に思う」と述べた。

 「ノルウェーに霞を食えとは言えない」という「歴史に残る名言」を残したid:Mukke大先生に是非これらの記事の感想を聞きたいもんです(毒)。


■リベラル21『中国紙「核兵器を増強する!」と威嚇、トランプ氏は習近平の「旧友」を大使に:トランプ・蔡英文電話会談の余波続く』(田畑光永*7
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3784.html
 そういう記事が出ていいとは言いません。ただし今や「厳しい統制のしかれた毛沢東時代じゃない」から「党中央機関紙・人民日報」でもない限り、それは「政府の方針」ではありません。
 特にここで取り上げられてる「環球時報」なんて「まともな記事もあるが右寄りのトバシ記事も多いこと」から「中国の産経」と呼ばれる新聞です。まともに相手するのもバカバカしい。

・トランプが1つの中国の原則を突破するならば、それは中米関係を破壊し、両国の利益構造と現在の国際秩序をひっくり返す重大な行為である。・・・
 大陸の実力は高速度で増大しており、米国はすでに台湾海峡の主導的な勢力ではない。台湾への決定的な力は外国の支持ではなくて、大陸である。蔡英文がこの構造から出ようとすれば、大陸にはそれに懲罰を加える能力がある。
・情勢の発展によって、必要となれば、大陸は反国家分裂法にもとづいて“台湾独立運動”の軍事部署に打撃を加えることができる。

 環球時報らしくやや(いや、かなりか?)表現が挑発的ですが実は主張に新しいところはありません。
 「蔡英文がこの構造から出ようとすれば、大陸にはそれに懲罰を加える能力がある。」「情勢の発展によって、必要となれば、大陸は反国家分裂法にもとづいて“台湾独立運動”の軍事部署に打撃を加えることができる。」とは「独立宣言すれば軍事攻撃を加える覚悟がある」といういつもの中国の主張に過ぎません。まあ実際にはその前に経済制裁でしょうが。

この表現が武力行使もいとわないという意味であれば*8、今世紀に入ってからは聞いたことのなかった強硬姿勢である。

 仮にそうだとしてもそれは馬前総統は勿論、陳水扁元総統ですら中国は「中国を無視して独立宣言をする危険性があるかどうか」と言う点で「蔡よりはマシ」と評価してるだけの話でしょう。そもそも「台湾に対する武力行使の可能性」を中国は放棄していません。
 あくまでも「台湾が独立宣言しない限り攻撃しない」という話に過ぎません。

中国大陸は台湾と“国交”を持つ国のいくつかを取り上げることができる。

 実際、馬政権時代は「台湾との国交断絶を迫ること」は自重してた様ですから、蔡英文の今後の態度によっては「環球時報が言うように」中国も容赦なく「台湾との国交断絶を迫ること」をしてくるでしょう。
 なお、ウィキペ「中華民国」によれば台湾と国交のある国は

オセアニア:6ヶ国
キリバスマーシャル諸島ナウルパラオソロモン諸島、ツバル
■ヨーロッパ:1ヶ国
バチカン市国
■アフリカ:3ヶ国
ブルキナファソサントメ・プリンシペスワジランド
中南米ラテンアメリカ):12ヶ国
ベリーズドミニカ共和国エルサルバドルグアテマラ、ハイチ、ホンジュラスニカラグアパナマパラグアイ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシアセントビンセント・グレナディーン

であり「南米」を除けばアジア、ヨーロッパ、アフリカなど、ほとんどの地域において、台湾と外交関係はあってもそれは国交ではなく中国と国交があるわけです。南米にしても台湾にとっては無念なことに大国であるブラジルやアルゼンチンとの国交はありません。

台湾の蔡英文総統は来年1月8日から約1週間、ニカラグアなど国交のある中米の3国を歴訪する予定

 今のニカラグアは左派のサンディニスタ政権ですし、中国は「BRICSの一角・ブラジル」「長年の友好国キューバ」などを通じて南米への働きかけを強めてるので意外です。


■リベラル21『期待するがゆえに現状を悲しむ:日本共産党第27回大会決議案を読んで』(阿部治平*9
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3782.html
 ちなみにこの決議案はhttp://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/26th-7chuso/27taikai-ketsugi-an.htmlで読むことができます。

先日、日本共産党(以下、日共)の次期衆院選の候補者という女性が村の党員と、林の中の小宅まで挨拶にみえた。

 まあ、ある意味それが「政治家を目指す者の資格」なのでしょうが、「候補者の女性に対し5000円献金したという阿部氏の主観はともかく」どうみても客観的には「共産党に対し無礼きわまりない阿部氏」のもとに行く忍耐力には感心します。彼らも阿部氏が日頃ブログその他でどういう言動をしているかはよく知っているでしょう。
 大体「日共」「中共」なんて「反共右翼以外はまず使わない言葉」を平然と使える*10辺り心底呆れます。
 阿部氏ご本人は「単なる略称だ」と言いだしそうですが、それで済む話じゃないでしょう。それでいいなら「ダライ一味」「ダライ一派」「ダライ集団」「ダライ徒党」と呼んでも*11「一味も一派も集団も徒党も、全て日本語でグループという意味にすぎない*12から何の問題もない」ということになるでしょうが、たぶんそう言ったら阿部氏は怒り出すでしょう。もちろんそれは中国政府によって「ダライ一味」「ダライ一派」「ダライ集団」「ダライ徒党」という言葉はネガティブな意味を付与されてるからです。
 興味のある方は「ダライ一味」「ダライ一派」「ダライ集団」「ダライ徒党」でググればその辺りがよく分かるでしょう。
たとえば
人民日報
■ダライ集団「亡命政府」の現状分析(1)
http://j.people.com.cn/2008/04/28/jp20080428_87444.html
四川省で一部の農牧民が耕作放棄 ダライ集団が扇動
http://j.people.com.cn/94475/6622240.html

http://j.people.com.cn/94474/7637249.html
■ダライ一味が「焼身自殺」を煽動するのは行き詰まりの現れ
 焼身自殺者はいずれもダライ一味の分離主義思想にひどく毒された若者たちだ。無知ゆえに自らの若い命をむざむざと葬り去る彼らに人々が同情しているころ、ダライ一味はその死を「チベット独立」実現への新たな手段と見なし、大いに利用しようとしている。
(中略)
 ダライ一味が焼身自殺を煽動し、さらにはその「根拠」を仏典に求めるのは殺人に等しく、自殺をさせる宗教にチベット仏教を変えようとする企みだ。
(中略)
 時代の潮流に逆行するダライ一味の行為に中国政府が譲歩する事は断じてなく、チベット仏教の無数の信徒がこれを認めることも断じてない。他人の命を奪い、暴力を煽動する道を歩み続けるのなら、ダライ一味の完全な崩壊も遠くはないだろう。

http://j.people.com.cn/94474/8426772.html 
■外交部:ダライによる「チベット族孤児」事件を強く非難
 ダライ一味の所業は、子どもの権利を深刻に踏みにじり、人倫道徳に公然と背くものであり、善良で正義を愛する全ての人々はこの卑劣な行為を激しく非難するべきだ。

http://j.people.com.cn/94474/6933356.html
■人民日報『チベット自治区主席、ダライ・ラマ一派を批判』
 パドマ・チョリン主席は、「封建奴隷主を代表するダライ・ラマ一派は、長い間分裂活動を続け、あらゆる手段を尽くしチベットの進歩を阻止している」と述べ、「チベット中華民族の大家族内の身内であり、チベット各民族のものでもある。チベット独立を企み、中国から分裂させようとするいかなる陰謀も失敗に終わるだろう」と強調した。

http://www.afpbb.com/articles/-/2368285?pid=2765693
■AFP『中国共産党機関紙、チベットでの取り締まり徹底を訴え』
 中国共産党の機関紙「人民日報」は(中略)「ダライの徒党集団」は粉砕されるべきだとし、「チベットの分離主義集団」による暴動を断固として鎮圧し、これを根絶しなければならないと述べた。

がその例です。
 あるいは「部落解放同盟」をただの略称だといって「解同」と呼んでいいのか。まあ、ご存じの方もいるでしょうが、「現在においては」解同と言う略称は赤旗によって「ネガティブな意味を付与されているため」赤旗以外ではまず見ることはありません。
たとえば
赤旗『崩れ出した「解同」タブー、不正事件・利権あさり、日本共産党 一貫して追及』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-04/2007010426_01_0.html
はその例です。
 そこで解放同盟とか単に同盟とか言う。
 日共も話は同じです。

 読み終わって私は、これでは5000円は無駄になると思った。

 やれやれですね。たかが5千円でどんだけ調子こいてるんでしょうか。

だがそれでも、私は当面の期待をこの党に託す。ほかに左の政党*13がないのだから。

 だったら少しは言葉の使い方に気をつけたらどうなんでしょうか。「共産党程の政治力もない老害の無能が自分を棚に上げて調子こいてんじゃねえよ、ジジイ。共産党以外に支持できる政党がないんだったらもう少し感謝の念を示したらどうなんだ」としか言い様がない。

 来年開催という「日共第27回大会の決議案」(以下、「決議案」)を読んだ。ずいぶん長いもので視力の衰えたものには難儀だった。党員はこんな長いものを全部読まなければならないのか。

 のっけから共産党を支持してるとは思えない酷い揚げ足取りです。
 『「説明資料はA4で1ページにまとめろ、でなきゃ読まない」と都知事時代に都職員に言った*14という石原慎太郎か、お前は』ですね。
 政党の決議案が長いのは何も共産党に限った話じゃないでしょう。阿部氏は政党決議案が「A4で1ページでまとまる」とでも思ってるんでしょうか。これからは阿部氏の事を「阿部慎太郎」とでも呼ぶことにしようかと思います。「石原治平」でもいいですけど。石原慎太郎と同レベルのこと*15を言うバカにはふさわしいニックネームでしょう。と言うと当人「俺と石原を同類扱いするな!」と怒り出すんでしょうけど。
 そのうち阿部氏は「赤旗を読むのがつらい、記事の分量が多すぎる(マジレスすれば朝日、読売などと大して変わりませんが)」とか言い出すんでしょうか。

 中小企業対策に力が入るのは好いが、日本経済の根幹は否が応でも大企業で、中小企業ではない。

 こういうのを揚げ足取りと言います。日本共産党は「大企業はどうでもいい」などとは言っていませんし「中小企業対策」も景気対策として重要です。
 また、「共産党の中小企業政策」がそこまで目配りしてるかどうかはともかく、多くの大企業も「創立当初は中小企業だった」わけです。たとえば小生の知ってる例で言えば「しまむら」なんか「埼玉県民」の小生(1970年代生まれ)が子どもの頃(1980年代)はもう「埼玉の一地方企業、一中小企業」でしかなかったわけです。それが今や全国展開です。
 本気で阿部氏が日本共産党を支持してるのか疑いたくなります。

 大企業が勝手に国外に投資するのを制度で規制し、そのことで国内の雇用を確保して地域振興策に資することが必要である。

 産業空洞化(大企業の海外進出による雇用減少)を防ぐなんて事は日本共産党も含め多くの野党が主張していますし、自民党ですら主張していると思いますが。
「僕は産業空洞化を防ぐことを共産党に期待したいと思います」なんて阿部氏に言われても共産党も「いやそれ以前から俺も含めて多くの野党が主張してるし、自民党ですら主張してるから。阿部君ってバカなの?」「共産党に何か要望するなら公約ぐらいきちんと読みなさいよ」と困惑するだけでしょう。

 さて、「決議案」は、中露両国の行動をまさに覇権主義だと非難している。
(中略)
 いま日本で、中露両国をこのように批難することは誰でもできる*16。大事なのはロシアや中国がなぜこうした覇権主義的行動に走るかである。分析のない非難は悪罵にすぎない。

 吹き出しました。そして呆れました。ご自分の日本共産党や中国への悪罵を阿部氏は「分析のある批判で悪罵ではない」と認識してるようです。俺は彼の中国や日本共産党に対する物言いは「分析も何もない」ただの悪罵だと思いますが。
 つうか分析があろうがなかろうが問題行動があればそれを非難するのは当然の話だし、それは「礼節をわきまえた批判」である限り悪罵ではないでしょう。勿論的確な分析があれば批判として「いっそう有益」なのは確かですが「分析が不十分だから悪罵だ」なんてそんな変な話はない(なお、阿部氏の日本共産党批判は何一つ礼節をわきまえていないし分析もない悪罵のわけです)。
 つうか過去に「日本共産党は中国批判してない」とデマった過去をまずわびたらどうなんでしょうか。何様なんでしょうか、この老害。まあ俺にとって一番不愉快なのは老害・阿部より阿部の駄文を掲載して恥じないリベラル21ですが。昔は「ちきゅう座」も「阿部の駄文」を載せていたのですが「よほど評判が悪かった」のか、最近は載せなくなったので大変嬉しいですね。

 目前の問題として、中国の攻勢によって尖閣諸島の実効支配は危うくなっている。しかも北朝鮮核武装をして、日本海にミサイルを撃ち込むありさまだ。外交交渉の成果が期待できない今日、自衛隊はどの程度の編成と火力でこれと向き合うべきか。

 正気なんでしょうか。もう俺とは事実認識が違いすぎて絶句ですね。ダライ集団を盲従するとここまで脳みそが行かれるのか。「気をつけよう暗い夜道とダライラマ」「人間辞めますか、それともダライ信者辞めますか」ですね。
 「日本企業が中国に多数進出していることを考えたら、中国が尖閣攻撃する可能性は極めて低い。なぜなら日本資本が撤退しかねないからだ。一方、尖閣なんか支配しても大して利益がない。石油があるか分からないしあってもそれがペイするにはかなり時間がかかる。漁業の利益なんか今時大した意味もない」「つうか軍事攻撃するならまだ日本攻撃より台湾攻撃の方があり得る」「北朝鮮が日本攻撃なんかしたら在日米軍の反撃で国が滅びちゃうからやる可能性は極めて低い」「つうか北朝鮮が攻撃するならむしろ韓国だ(例:大規模攻撃ではないがヨンビョン島砲撃)」というのが日本共産党の認識だ、なんてことを今さらこの老害には説明しないといけないんでしょうか。
 こんなことは何も難しい話ではなく「赤旗や前衛を読むだけ」でもわかることですが。
 大体「日本程の大国ではない」フィリピンやベトナム相手にすら南シナ海問題で外交解決を目指してるのが中国なんですが。
 この間ドゥテルテ*17を丸め込むために中国が経済支援の約束をしたことが見えないんでしょうか。日本相手に軍事攻撃するような国ならフィリピンなんか速攻で軍事攻撃でしょう。カネで丸め込む必要もない。
 どうすればここまで非常識な妄想が抱けるのか、そしてこんな酷い妄想を抱く輩が何故共産党を支持しようと思うのか、わけがわかりません。
 自称リベラルの「リベラル21」がここまで酷い妄想文章を掲載できるのも理解不能です。もしかして彼らはそのうち「対馬が危ない、韓国がねらってる」「北海道が危ない、ロシアが狙ってる」と言い出すんでしょうか?(皮肉のつもり)

アメリカの世界戦略が変って沖縄の米軍が削減*18されたときでも、中国に対峙する自衛隊基地は維持されるだろう。

 中国が沖縄本島狙ってるとでも言いたいんでしょうか。正気じゃないですね。本当にこういう非常識な老害に「共産党への酷い悪口雑言」されながら「私は共産党支持者で苦言を呈してる」とか抜かされても「黙れ、ジジイ」「一昨日きやがれ」「豆腐の角で頭ぶつけてSHINE!」「味噌汁で顔洗って出直せ」「お前のなんちゃって支持なんかいらんわ」としか言い様がないですね。ご本人、愛情のつもりでも「ストーカーにつきまとわれてるようなもん」です。

 村の日共の活動家のNが生前、「おれはそう間違ったことをやったつもりはないが、なぜかわが党は大きくならない」と、農家の間に党員が増えないことを嘆いたことがある。彼は60年近い党歴のある人物だった。その場に居合わせた先輩が、「まずは党名変更*19じゃないか?それに民主集中制をやめることだ」といった。私もこれに賛成である。

 バカバカしい。党員や後援会員の皆さんはさておき「党員や後援会員ではない」「外部の一支持者に過ぎない」俺個人は「党名変更」にも「民主集中制の廃止」にも別に反対する気もない*20のですがそんなことと共産党の党勢と関係ないでしょう。
 こんな事は頭使わなくても分かる話です。
 「共産党という党名でもなければ」「民主集中制という制度もない」のに「現在、日本共産党よりも党勢の弱い党(支持率や議席数が下回る党)」は「維新、社民党自由党、日ころ」とたくさんあります。つうか今日本共産党は野党第二党です。
 また「日本共産党よりも早く消滅していった党」も「新自由クラブ、旧民社党社民連日本社会党新党さきがけ二院クラブスポーツ平和党サラリーマン新党税金党」などとたくさんあります。
 以上の指摘「党勢と、党名や民主集中制など恐らく関係ない」も問題だと思いますが、他に阿部氏の物言いの何が問題かというと、俺の考えでは先ず第一に「今世界的にも左派は苦しい状況」です。
 米国ではトランプが当選した。ドイツはメルケルが長期政権だし、英国も保守党政権だ。フランスもオランドが低支持率にあえいでいます。だから「日本共産党が厳しい状況でも仕方がない、日本共産党に何の問題もない」とまでは言いませんが、そう言う状況であることはまず認識しておくべきでしょう。「世界中で左派がバカウケなのに日本共産党だけ衰退してる」わけでは全くない。
 第二に「天皇制廃止」「日米安保廃止」などといった共産党の主張は残念ながら世論調査ではあまり支持されていない。つまりは「民主主義がどうとか(民主集中制)、党名がどうとか」関係ないわけです。そもそもそんなに民主主義を日本人が重視するなら独裁的な安倍なんか支持されるわけがない。
 まあ反共&自民支持の諸氏の多くは彼らなりに「政策で選んでる」んでしょう。とはいえ、日本共産党にとってこれらは「レゾンデートル」であり、「連立政権のための一時的棚上げ」ならともかく「辞めちゃう」つうわけにもいかない。それやったら「自社さ連立」が反発食らって「衰退した今の社民党」みたいに「党員、支持者が離反して」党勢的な意味でも恐ろしいことになるでしょう。正直、共産党も「しばらくは苦しいこと」は自覚してるでしょう。それは阿部氏の言う「党名変更」だの「民主集中制の廃止」だのでどうこうなることじゃない。
 つうか本当は阿部氏だってそんなことはわかってるでしょう。
 正直に「俺個人は党名を変えて欲しいし、民主集中制もやめて欲しい」と言えばいい物を何を遠慮(?)してるのか「党勢拡大」云々と心にもないこと言い出すのだから呆れるし笑います。そう言う嘘つきは共産党も相手しないでしょう。俺個人の考えを言えば「相手しなくてよろしい」。
 第三に「成功してるかどうか」と「正しいかどうか」は必ずしも直結しない。直結するのなら阿部氏はダライ一味に対して「ダライラマが成功しないのは彼の運動にも問題があるからだ」と言わないといけないでしょう。つうか少なくともダライ一味と日本ウヨとの野合なんてのは「道徳的な意味だけでなく」支持者を増やす障害になるという意味でも明らかに間違っています。
 しかし自分が嫌いな日本共産党相手には「苦言を呈する」という口実で悪口してもダライ徒党については何一つ批判ができないのが阿部氏ですから心底呆れます。


■I濱Y子エントリ『ジェブツンダンパ10世の認定』
 リンクを張るとストーカーと言い出す御仁が女史なのでリンクは張りません。

・今回の(ボーガス注:ダライラマの)モンゴル行は〔仏教史的には〕非常に大きな歴史的事件、すなわち(ボーガス注:ダライラマによる)ジェブツンダンパ10世の認定が行われた

 「ジェブツンダンパ10世の認定」とは「9世の転生僧を名乗る人間を10世に認定した」という話です。まあいろいろしがらみもあるのでしょうが、ダライラマの「ダライの転生辞めたい発言」がどこまで本気か疑わしい話です。

 チベット世界でこの転生制が続いてきたのは仏教の存続に有効なシステムであったからだ。実際子供の頃から仏教によって涵養されたダライラマ14世は、たった15歳で国を失ったにも関わらず、いまにいたるまでチベット人の心をまとめあげ、仏教界の大黒柱となり仏教を広げつつ、なおかつ世界平和のアイコンになるというスーパーな活躍ぶりを発揮している。

 ダライ狂信者らしいお言葉です。「転生制が続いてきたのは仏教の存続に有効なシステム」「ダライは仏教界の大黒柱で世界平和のアイコン」、全て事実誤認だと思いますが。
 転生制度なんてチベット仏教にしかなく今やダライですら「廃止を口にする時代錯誤な代物」です。
 「チベット仏教界の大黒柱」ならまだしもダライの何処が「仏教界の大黒柱」なんでしょうか。
 そしてノーベル平和賞をもらったとはいえダライが世界平和にどう貢献してるというのか。

参考

■ジェプツンタンパ9世(1932年〜2012年3月1日:ウィキペ参照)
 チベット仏教化身ラマ名跡の一つジェプツンダンバ・ホトクトの9番目の継承者。ラサ生まれ。1939年、チベットガンデンポタン政府からジェプツンダンバ8世の転生者として認定され、1990年、モンゴル国のオチルバト大統領からの照会に対し、ダライラマ14世があらためてジェプツンダンパ9世であることを確認した。
■転生に伴う諸問題
 先代のジェプツンダンバ8世は、1911年、清朝からの独立をめざすモンゴル諸侯から推戴されて君主(ボグド・ハーン)に即位、1922年に社会主義政党人民革命党政権が発足したのちも、1924年に没するまで君主の地位にとどまり続けた。
 ジェプツンダンパ8世の没後、人民革命党政権は「第八代をもって転生は終わった」と説明し、政府として後継者を捜索・認定しないのみならず、信者や教団による捜索・認定も禁止した。しかし、チベットガンデンポタン政権は、1939年、ラサ生まれのチベット人を第9世と認定し、ラサのデプン寺ゴマン学堂で僧侶として育成した。


埼玉新聞ダライ・ラマ、日高・埼玉医科大学*21で講演「心からの優しさを病人に」』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/11/27/06.html

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が26日、埼玉県日高市埼玉医科大学を訪れ、学生ら約860人に愛と慈悲の心の大切さなどを説いた。
 両者の交流は、1965年に同大創始者の故丸木清美氏がチベット難民の子どもを日本に招き、生活や教育支援などを行いながら医師や看護師を養成したことがきっかけ。その後、ダライ・ラマ14世は1967年と2000年に同大で講演するなどしており、今回が3回目の訪問。

 ただしほとんどのダサイタマ県民はこんな事は知らないでしょう。id:MukkeさんやI濱女史、阿部治平氏ら「ダライ愛好家の皆さん」が知っているかどうか気になるところです。
 何つうかダライも「埼玉県日高なんて田舎」に来て「ご苦労様」ではあります。この講演にどれほどの成果があるか疑問ですが、まあ安倍と面会したり、エセ科学者・村上和雄と対談したりするのよりはマシでしょう。


■リベラル21『「大一統」と帝国主義:中国の振舞について』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3773.html

 1971年にニクソン*22大統領が中国との国交を回復して以来、アメリカの対中政策を決定に大きな役割を果たしたのは、中国と建設的な関係を築き、発展を助けようとする人々だった。ピルズベリーもそのひとりである。
 当時、それら親中国派の認識は「中国は、私たちと同じような考え方の指導者が導いている。脆弱な中国を助けてやれば、中国はやがて民主的な大国となる。しかし中国は大国となっても、地域支配、ましてや世界支配をもくろんだりしない」というものだったという。
「中国では市や町で民主的な選挙が行われ、やがて地方選挙、さらには国政選挙が行われるようになるとそれを信じていた」「いや、信じたかったのだ」

 ぶっちゃけピルズベリーの発言は嘘でしょう。米国が民主主義をそんなに重要視してたらCIAの支援で「チリでピノチェト*23クーデター」なんか起こさないし、アキノ暗殺を機に最終的には見捨てたとは言え「マルコス独裁」を容認しないし、「さすがに金大中暗殺は辞めさせた」とはいえ「朴チョンヒ独裁」を容認しない。安倍政権の反民主主義的政治も「沖縄基地問題で米国のいいなりで、米国に都合がいいから」なんてことに関係なく民主主義の観点からがんがん批判してるでしょう。
 中国との関係はあくまでも「ソ連封じ込め」「巨大な中国市場が魅力的」つう話でしょう。
 単に「裏切ったんだ!。中国は僕らの期待を裏切ったんだ!」と言う事にしてピルズベリーが中国を罵倒したいだけの話です。まじめな米国国務省中国担当者に話を聞いたら「大きな声では言えないが、外交がそんなきれい事のわけないでしょ。ピルズベリーの与太にも困ったもんだ」と言われるでしょう。ピルズベリーが今中国を敵視するのは、単に「親米国家に何とかしようとしたがうまくいかずに敵視してる」程度の話でしかない。ただそうはっきり言うのに躊躇して「民主主義」云々とピルズベリーはいって格好つけてるだけでしょう。
 よくもまあ阿部氏もこんな与太話が紹介できるもんです。本気で信じてるならバカだし、嘘だと思いながら中国叩きのためにピルズベリーを信じたフリをしてるのなら別の意味でバカです。
 なお、中国で選挙が行われてないかと言ったらそんな事はない。全人代全国人民代表大会)とかあるわけです。もちろん「完全民主主義」ではないですが昔に比べればかなり「民主化した」とは言えるでしょう。全人代で政府批判票も場合によってはかなり出ますから。全人代が「毛沢東の追認機関」呼ばわりされた時代とはかなり違う。

天安門事件後の中共総書記は上海で民主運動を激しく弾圧した江沢民*24

 事実認識として間違っていますね。もちろん江氏が言論抑圧を加えなかったとは言いませんがその抑圧は「天安門事件での解放軍出動」に比べればかなりソフトな抑圧だったと言われています。
 むしろ、天安門事件関係での「激しい弾圧」と言った場合、イメージされるのは李鵬*25首相でしょう。
 しかしトウ小平*26ら党長老、党重鎮は彼が「強硬派過ぎるため」国内外のイメージが悪いとして彼を更迭した趙紫陽*27総書記の後継から外したわけです。そして「趙紫陽のような弱腰でも困るが、李鵬のような強硬派でも困る」ということで江沢民氏が選ばれたわけです。

列強に奪われた大清帝国の領土回復をもとめ、日本を仇敵視し、中華ナショナリズム=大漢民族主義を掲げてアメリカをライバル視する人々をタカ派というならば、ピルズベリーのいうタカ派はたしかにいる。――全中国人がそうだ。

 吹き出しました。この阿部文章の内、少なくとも

列強に奪われた大清帝国の領土回復をもとめ、日本を仇敵視し

てのは事実に反しますよね。そもそも「列強に奪われた大清帝国の領土回復」てのは具体的に何なのか。ポルトガル領だったマカオや英国領だった香港はとっくの昔に返ってますし、ロシアとの国境紛争も解決しました。
 後、残ってる「中国の立場では自国領」なので、「いずれ実効支配したい」と中国が主張している「今は中国が実効支配できていない土地」としたら「台湾」「尖閣(日本との紛争)」「カシミール(インドとの紛争)」位ですかね。とは言えこれらにしたって「軍事力で奪い取る」というタカ派路線は考えてないでしょう。そんなことしたら欧米や日本、インドとの関係が露骨に悪くなって経済に悪影響ですから。
 まさかとは思いますが阿部氏は「中国は外モンゴルやロシア沿海州の回復狙ってる」とか与太飛ばす気でしょうか。
 「日本を敵視」つうのも「中国人観光客の爆買い」一つとっても事実に反します。まあ、尖閣問題とか靖国問題とか紛争はありますがその程度で敵視呼ばわりなら「日本との間に領土問題や歴史問題がある」韓国やロシアも「日本を仇敵視してること」になるでしょう。
 正直、何でここまで阿部氏が中国を敵視するのか理解できません。

私の知るかぎり中国には政策派閥はない。

そんなことはないでしょう。

孫文蒋介石毛沢東も、「大一統」の原理にもとづいてアヘン戦争以後奪われた清朝の版図を回復しようとした

 そんな事実あるんですかね。まあ「奪われた領土」が「半独立状態のチベット」「日本が傀儡国家作った満州(東北三省)」「英国領香港」「ポルトガルマカオ」なら間違いではないでしょうが、それ以上のことはないでしょう。外モンゴルだのロシア沿海州だのまで回復しようとはしてないでしょう。

 台湾統一にも、ソ連やインドとの国境紛争にも、中越戦争にも、南シナ海九段線の主張にも、香港への圧力にも、そして東シナ海琉球の中国帰属論にも、この「大一統」の原理が貫かれている。

 やれやれですね。先ず第一に「琉球の中国帰属論」なんて政府見解ではない。一部のトンデモ中国人が主張してるに過ぎません。
 第二に中越戦争ソ連との紛争もとっくに過去の歴史です。

「大一統」の原理を軸に南シナ海問題を論じたのは山本秀也南シナ海で何か起きているか』(岩波ブックレット2016・8)である。山本によれば、「法の支配」を普遍的に求める国際社会は、「大一統」の統治原理を行動原理とする中国と必然的に対立するという。

 ちなみにこの山本という御仁は産経記者です。まあ本を読まずにこんなことを言っては本来いけませんが産経と言う新聞の「反中国」「反共」というバイアスを考えれば「大一統」なる山本説が鵜呑みにできるかは極めて疑問です。
 そもそも中国とて国際法を公然と無視してるわけではないことには注意が必要です。あくまでも中国は「中国の考えるあるべき国際法解釈」によって南シナ海問題については、主張をしているのであり、その「国際法解釈の是非」はともかく、中国が国際法を否定しているかのような「阿部氏の物言い」や「阿部氏が紹介する山本の物言い」は明らかに問題でしょう。
 また

「法の支配」を普遍的に求める国際社会

というのもおかしな話で、そんな「一枚岩の国際社会」は何処にも存在しないでしょう。フィリピンやベトナムにしたってあくまでも「自国の利益を追求してるだけ」であって「法の支配を普遍的に求めてる」わけではないでしょう。たとえば「法の支配を普遍的に求める国際社会vsそれに反する中国」なら
1)ドゥテルテがその麻薬撲滅作戦を「法治主義に反する」と欧米に非難されることはないし、
2)ドゥテルテが南シナ海問題で中国とある種の合意に達することもない
わけです(まあ他にもこうした事例はいろいろ挙げられるでしょう)。
 しかし今や「あの岩波」が産経記者の反中国本を出す時代になったんですね。日本右傾化の象徴とでも言うべきでしょうか。

 中国国内では、「清朝末期に至るまで東南アジア全体が中華文化に支配されるヒエラルキーに属しており、中国を核心とした中華世界秩序のもとにある国際社会だったのだ」「主権平等という原則的制約の上に形成された国際法は、中国と周辺国間の領土と海洋の境界の歴史的状況には符合しない」といった議論が登場している(王吉文・2015年)。

 阿部氏が紹介する「王吉文氏の主張」の内、前者は単なる事実の指摘に過ぎないでしょう。後者については「王氏の具体的な主張がどんなものか」わからないと何とも評価できません。
 こんな抽象的な内容では王氏の主張を肯定も否定もしようがない。いずれにせよ阿部氏が紹介する王氏の主張にしても「特殊事情による修正」を主張しているだけで国際法そのものを否定しているわけではないでしょう。

日本とアメリカの、TPPに象徴される中国包囲網は自壊した。

 TPPは少なくとも建前では「中国包囲網」ではないし、そもそも「日中の経済関係の重要性」を考えれば中国包囲網など考えること自体が馬鹿げています。

 中央アジアASEAN諸国をくみこんだ中国中心の経済圏構築と、昔日の儒教文化圏の再形成は現実的な日程に入った。

 「中国中心の経済圏」はともかく「儒教文化圏の再形成」は認識として不適切でしょう。
 先ず第一に中国主導の経済システム(AIIBなど)に参加することは「儒教文化の支持」ではない。第二に別に中国に関係なくアジア各国にはそれぞれ歴史的に形成された「それなりの儒教文化」がある(日本にも勿論ある)。第三に「中国文化=儒教文化」というのは単純化しすぎでしょう。

いまや、どうやったらうまく中国と付き合えるか、緊密でなくとも敵対しない、共存共栄の道を求めるべき時期である。

 「敵視など論外」という結論には同感ですが今まで散々中国に悪口雑言してきたのに突然このオチですから、目が点になります。阿部氏の脳内構造はさっぱり分かりません。


■リベラル21『遊牧民の定住は善政か』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1053.html
 「2010年6月付け」の文章です。

 牧民が牧野からいきなり牧野から町に移住したとき、問題は二つある。ひとつは当面する生活の困難、もうひとつは次世代か、次の次の世代に起こる民族文化の消滅です。
(中略)
 たいていはわが身を守る法律や制度や権利を知らず、頼りにする人も仕事もなく、寺と僧侶からもはなれて不安でびくびくしながら暮らすことになる。
 あと数年経って政府が(毎年家族数に関わりなく1戸あたり6000元=8万円などの)一連の手当を減らした時、生存のためにかなりの人が泥棒やこじきや売春をやる可能性がある。
 牧民文化の問題はこうです。
(中略)
 チベットには仏教哲学、暦学と数学、医学、文学、絵画彫刻など高度な文化がある。それに加えて牧野には口承文化を主とする文化がある。千数百年来伝えてきた「ゲサル」の英雄叙事詩をはじめ、独特の賛歌と史詩、民謡と舞踊、ことわざやむかしばなし、さらにはさまざまな年中行事などである。
 これを継承してきたものは牧民だ。チベット文化は表面が仏教に彩られているが、その深層は牧野の無形文化である。それは牧民だけのものではない。人口の多数を占める半農半牧の人々、さらには町に住むチベット人のものでもある。
 町に定住するとなれば、もともと帰属意識をもっていたはずの郷土・集落を失う。それは牧野の文化が消えることを意味する。
 ただでさえ市場経済の浸透によって年中行事をはじめ多くの無形文化遺産が調査、保存されることなく消えているというのに、いきなりの「都市化」では牧野の文化はより速やかに消滅する。

 それ「中国の定住化政策には問題があるから改善しましょう」つう話にはなり得ても「だから今後も遊牧を続けましょう」つう話にはならないと思いますが。


■JICA(国際協力機構)中国事務所『遊牧から定住へ:草地保護と牧畜民の生活向上への日中協力』&JICA(国際協力機構)モンゴル事務所『草原遊牧民から町の定住者へ』
■リベラル21『遊牧民の定住は善政か*28』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1053.html
なんて書いちゃう、未だに遊牧を美化してる一部の反中国人士に読ませたら、発狂しそうなJICAの文章です(阿部氏の記事はチベット遊牧、JICA記事はウイグル遊牧、外モンゴル遊牧ですが)。

https://www.jica.go.jp/china/office/others/story/41/index.html
■JICA(国際協力機構)中国事務所『遊牧から定住へ:草地保護と牧畜民の生活向上への日中協力』
 目の前に広がる広大な新疆ウイグル自治区の草原(天然草地)。ここではカザフ族、モンゴル族といった少数民族が、年間数百キロを移動しながら伝統的に遊牧を行ってきた。
 しかし1950年以降、肉類需要や人口の増加によって、この地域の家畜の数は5倍以上に増加。その結果、天然草地に大きな負荷がかかり、現在その大半が砂漠化の危機に瀕している。
 遊牧による天然草地の砂漠化を防ぐため、中国政府は1970年代後半から遊牧民の定住化事業を実施。これ以降、かつて遊牧のみで暮らしていた牧畜民の生活は、定住地で耕作と放牧を組み合わせるといった、新しいスタイルに移行しつつある。
 しかし、この定住化事業もすべてが順調に進んでいるわけではない。これまで遊牧生活を送ってきた牧畜民には、定住後に必要な飼料栽培や家畜の畜舎飼育に関する知識や技術が不足している。そのためJICAは、2007年から「新疆天然草地生態保護と牧畜民定住プロジェクト」を実施。牧民に必要な技術や知識を教える体制づくりを通じて彼らの定住を支援し、天然草地の保護を図っている。
 このプロジェクトのモデル農家である吉格爾別克さんは言う。
「以前の遊牧生活は本当に大変でした。数百キロに及ぶ移動はもちろんのこと、家畜の売買ができなかったので、収入を得ることもままなりませんでした。政府の援助で定住した後は収入も増え、子どもを学校に通わせたり、病院に行ったりすることも楽にできるようになりました。今では子どもたちも皆仕事に就くことができたので、この生活に満足しています。
 ただ最近、飼料の収穫量が減ってしまって困っています。耕作地に毒草が増えてしまったかららしいのですが、JICAのプロジェクトではこれを除去する方法を学べるし、その効果をモデル圃場で実際に見ることができるので、非常にためになります。これからもいろいろな技術を学んで、より安定した収入を得られるようになりたいです。」
 同じような話は別のモデル農家の阿拝さんからも聞かれた。
「定住後は家畜の売買やアルバイトができるようになったから、収入が大幅に増えました。安定した生活が送れるようになっただけでなく、遊牧していた時には会うこともなかった、漢族や日本人などの他の人たちとも交流できるようになったのも嬉しいことの1つです。
 でも最近困っていることもあるんです。それは、耕作地にうまく水が行き渡らないことです。このあたりの土は砂質なので、灌漑の流水が遅いと飼料作物に行き渡る前に地面に吸収されてしまいます。プロジェクトでは効率的な灌漑技術や管理方法の研修をするということなので、それに参加して問題を解決したいと思っています。」
 彼らの話しぶりから、定住地での生活で新たに必要となった技術をJICAのプロジェクトを通して学び、更なる生活向上につなげたいという真剣な思いが伝わってきた。
 天然草地の保護と牧畜民の生活向上の両立。この困難な取り組みにおいて、中国の大きな政策と日本の協力がしっかりとかみ合い、着実に成果を上げ始めている。
 その過程の中で吉格爾別克さんや阿拝さんのような牧畜民が現れ始めた。彼らが見せた技術習得への意欲的な表情は、今後のこの地域のさらなる発展を象徴しているようだった。

https://www.jica.go.jp/story/media/media_44.html
■JICA(国際協力機構)モンゴル事務所『草原遊牧民から町の定住者へ』
 まるでキノコのように、草原で見た、伝統的な遊牧民のテントの様なゲルが、毎日こつ然とあらわれる。十数日間滞在していると、あれーっ、ここには、何もなかったのに、とビックリするほど、白色のゲルが市街地に出現していく。
(中略)
 都市部のゲル化現象で出現した所を「ゲル地区」と呼ぶ。ウランバートル首都圏の人口は(ボーガス注:モンゴルの)総人口270万のうち、約100万を超えた。その約100万人のうち、ゲル地区に暮らす人は、約60万人とされている。
 遊牧民がなぜ、町に出てくるのか。厳しい寒さで、家畜が死に収入が減る。家畜の飲み水になる川や湿地が干上がってしまう。天災か地球温暖化かは定かではないが、牧畜業を捨てて、一見楽しそうにみえる町へ移る流れは、モンゴルの民主化後、くい止められなくなっている。
(中略)
 町役場には「ちゃんと住民登録しましょう」といった掲示板があり、JICAロゴが入っていた。1人の青年が日本語で話しかけてきた。
「オユンナ*29(モンゴル女性歌手)財団によって日本に行け、愛知県でトヨタの下請け工場で働いていました。日本はよかったです。貯金もできて、カノジョと暮らすため、ここで間借り生活を始めるので、住民登録に来たんです」
(中略)
 3年ぶりに、日本の留学先から夏休み帰国した女子学生のエリカさん(30歳)が、日本語でこう言ったのが印象に残った。
「モンゴル人は遊牧から定住へと変わったのです。草原暮らしの祖父母、父母はウランバートルです。私は外国で…」


■遊牧生活が衰退する外モンゴル
■JICA(国際協力機構)モンゴル事務所『草原遊牧民から町の定住者へ』
https://www.jica.go.jp/story/media/media_44.html
以外にもそういう記事を見てみましょう。

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO48913460Y2A121C1000015/
日経新聞『草原の国、モンゴルが第二のサウジアラビアになる日』(編集委員 後藤康浩)
 今回、訪れたウランバートルは「草原の蜃気楼」からバブルに沸く近代都市にすっかり姿を変えていた。20階建て以上のビルが立ち並び、郊外にはまばゆいばかりの豪華なマンションが続々、建ち上がっていた。
 道は朝夕のラッシュ時には車で埋め尽くされるが、走っているのは日本車、韓国車にドイツ車や時折、イタリア製の超高級車も交じる。いったいこの国に何が起きているのか。
 答えは首都ではみつからない。開発が始まったばかりのオユ・トルゴイ*30、タバン・トルゴイ*31など首都から数百キロ以上離れた鉱山がもたらす富がモンゴルを世界トップクラスの高成長国に変えつつあるからだ。
 今、世界をみれば東アフリカや北極圏などかつて資源地帯とはみなされていなかった場所が開発フロンティアとなり、世界から投資を集めている。
 モンゴルもそのひとつだが、大きな特徴は石油、天然ガス、銅など単一の鉱物に依存するモノカルチャー型資源国ではなく、銅、石炭、鉄鉱石、金、ウラン、レアアースなど多様な資源を持つ「資源のデパート」であることだ。
 しかも単一の鉱山の埋蔵量が銅、石炭、金などでは世界最大級という資源開発にとっては好都合な条件もある。
(中略)
 1950年代に油田開発が本格化したサウジアラビアは20年足らずで世界で最も豊かな国のひとつになった。ラクダの背に揺られていた遊牧民の末裔(まつえい)は高級車を運転し、プライベートジェットで世界を旅する者も現れた。
 高層ビルに巨大なモスクやショッピングモールなどが並ぶ首都リヤドはまさに「砂漠の蜃気楼」のような近代都市に変わった。資源にはそうした変化を起こす魔力がある。
 モンゴルもまたこれから20年以内に私たちの想像を超えた大発展を遂げる可能性があるだろう。
(中略)
 モンゴルはまずは隣国、中国が必要とする銅、金、石炭を柱に多様な鉱物の輸出国になるだろう。単一の鉱物の市況に左右されない点が強みとなる。
 なかでも注目すべきは原子力発電の燃料となるウラン。多くの専門家はモンゴルは世界トップクラスのウラン鉱石の埋蔵があるとみている。先進国では(ボーガス注:福島事故後の脱原発の風潮で)ウラン需要の先行きは読みにくいが、新興国、途上国では今後、原発は確実に拡大する。その燃料供給でもモンゴルは大きな力を発揮する可能性がある。

http://www.diplo.jp/articles13/1303mongolie.html
ル・モンド・ディプロマティーク日本語版2013年3月号『モンゴルにおける鉱山業の発展と遊牧民の定住化:ウランバートル郊外のゲル地区をめぐって』
 遊牧生活を続けているのはもはや国民の3分の1に過ぎない。この数字は1980年には80%であった。
(中略)
 ウランバートル南東のシャーハッド地区に住む50代のブイヤンバートさん(注2)は言う。
「ゲルを維持するのは大変です。夏にはフェルトの層を取り外して換気のために周りをめくり上げなければなりません。冬にはまた取り付けなければなりません……。だから私たちはこの土地を家付きで買ったのです」。
 ブイヤンバートさんは、ゴビ砂漠の鉱山で1年に7か月働いている。(中略)モンゴルは、鉱山業の非常な急成長に沸いている。石炭、銅、ウラン、そしてレアアースの莫大な埋蔵量に恵まれ、投資家たちを引き寄せているのだ。
(中略)
 このゲル地区で出会う住民の中には、草原や砂漠への再出発を計画している人はほとんどいない。欧米人を魅了する広大な大地に郷愁を抱く人はいないようだ。現代文明のおかげでようやく過酷な遊牧生活と縁切りできたとでも言わんばかりである。遊牧生活は、普通のモンゴル人の目にはまったくロマンチックには見えないのだ。
(中略)
 (ボーガス注:フランス)国立東洋言語文化学院(INALCO)教授でモンゴル事情の専門家であるジャック・ルグラン氏は、(中略)かつてない大規模な集団移住について、さらに次のような理由を挙げている。
 まず、牧畜部門が市場経済に移行したために牧畜農家が交通の要路の周辺に集まらなければならなくなったことである。また、農業部門がすべて壊滅したために人々の間に商業地域に近づいて行こうとする意思が働いたということである。そしてさらに、イタリアを始めとする外国の企業がやってきて野心的なカシミア関連産業を作りだしたことである。工業の域にまで高められたカシミア関連産業は、悪い結果をもたらした。山羊が牧草を根まで食べ尽くしてしまったのである。ルグラン氏は、「こうした様々な要因に共通しているのは、遊牧生活の原則に反しているということです。遊牧生活は、家畜の群れを養うのに十分な広さを持った地域に留まり、エリア内を常に回り続ける生活様式です。その前提条件は、人口が極めてまばらに散らばっているということです」と説明している。
(中略)
 最後に、都市周辺で居住用の土地が無償で与えられたことも、こうした移住の動きを促進した。鉱山を外国企業に開放する決定を(ボーガス注:国民に)うまく受け入れさせるため、国会は、2002年、700平方メートル以下の土地を所有する権利を各世帯に与える法律を可決した。
(中略)
 環境活動家のツェツェゲ・ムンフバヤル氏は言う。
「何でもかんでも拒絶してはなりません。それは分かっています。しかし、モンゴルでは、何年もの間、エルデネトの銅鉱山[1970年代に発見――訳注]のほかは採掘しないで済ませてきたのです。どうして国内の鉱脈をちびりちびりとごくわずかずつ開発するというやり方にならないのでしょうか。これは、私たちが作り上げてきたバランスを壊さないための最善の解決策だと思うのですが」。


■I濱Y子『身延山チベット学会』
 リンクを張るとトラブルになるので貼らないでおきます。興味のある方は女史のブログを検索すればよろしい。

 身延山大で開催された日本チベット学会に参加してきた。
 身延山は言うまでも無く日蓮聖人のご遺骨を祀る"棲神の地"。実は日蓮宗は伝統的な宗派としてもそれなりに大きいが、メジャーな新興宗教(創価学会霊友会立正佼成会*32なども日蓮系であり、マイナーなものも加えればそれはもう日本に日蓮系の宗派はゴマンとある。多くの人々に支えられているため伽藍はすごい立派。

 創価学会は「身延山」を批判する「日蓮正宗系」であり、全ての日連系新興教団が「身延山と繋がってるわけではない」のでややミスリーディングな文章です。

 最初は別所裕介・海老原志穂両先生による遊牧民の強制定住をめぐる問題提起。世には大きく言って遊牧民に昔のままの生活を送らせろという意見と、定住させて近代化させろという二つの意見がある。それに対して、まず遊牧民自身がどうしたがっているかを受け止めて、伝統的な遊牧技術を残しつつビジネスとしても成立させているという三事例を紹介する。

 「遊牧がビジネス化(観光ビジネス?)」て既に伝統ではない気がしますがそれはさておき。
 まあ、「定住して近代化しようぜ」つう意見に対する反論としてはそれしかないでしょうね。「昔のママでええやん」つうわけにもいかないでしょう。

 今回の旅で聞いた笑えるエピソード。
 東チベット(アムド)のおじさんが北京にきて、どこに行きたいかと尋ねると「毛沢東記念堂」と言った。意外に思ったけどついていくと、そのチベット人のおじさんに依ると、毛沢東はアムドでは魔除けのお守りなのだそうな。

 へえ?、という感じですね。女史がそれをどう理解したのかはよく分かりませんが。「毛沢東が敬愛されてる」と思ってないことだけは確かでしょうが。


ダライ・ラマ法王14世が語った3つの事柄に対するコミット(櫻井よしこ
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/11/26/6609

 11月16日、チベット仏教最高位のダライ・ラマ法王14世は、赤い法衣から右腕を出したまま、にこやかに車から降り立った。衆議院第1議員会館大講堂で超党派*33の議員団が主催する法王の特別講演会が行われるのだ。
 私は議員ではないが、同会の世話人就任を依頼された。理由は5年前、シンクタンク「国家基本問題研究所」が超党派議員団と共にインドを訪れたときに、自民党下村博文*34山谷えり子*35両氏と共にインド北部のダラムサラチベット亡命政府を訪ね、法王にお会いし、それが日本国議員団とチベット交流の嚆矢*36となったからだろう。
 共産、社民両党*37以外の政党の計245人の議員・代理人と国基研関係者の合わせて300人以上が拍手で迎える中、法王は壇上に立った。

 「講演会の世話人がよしこ」とか関係者にウヨしかいない辺りがすさまじいですね。まあこういう事をすれば、「ウヨ以外はチベットから距離を置く→日本でのチベットの存在感がどんどん衰退」となるわけですが。まあ、「責任有る地位に就くとダライが訪日しても会おうともしない」安倍総理や下村文科相(当時)など見れば分かるようにウヨ連中は「首相、閣僚など責任ある地位」につくと「財界が求める日中貿易の利益などに配慮してダライに対しすぐ逃げ腰になる」しね(苦笑)。全然頼りにならないわけです。


■所詮産経上がりのバカウヨ福島香織を笑う
日経ビジネスキッシンジャー訪中とトランプ蔡英文の電話会談』(福島香織
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/120500078/
 反中国ウヨの福島が「良くやった、トランプ」と喜んでるだけの駄文です。福島って昔からこんな低レベルだったんでしょうか。それとも劣化したのか。あげくトランプを褒め称えるあまり「オバマクリントンは中国に対して本当に弱腰だった」と悪口しています。まあ、近いうち、福島の「トランプへの期待」は裏切られるでしょうし、そうなっても福島がまともな弁解しないことも確かでしょう。

福島香織リツイート
月刊『Hanada』編集部 ‏@HANADA_asuka
【本日発売!】月刊『Hanada』2017年1月新年特大号、福島香織さん(@kaori0516kaori )の連載「現代中国残酷物語」は、「中国人、ロバを爆買い」! 「アフリカのロバが中国人の胃袋に消えている」恐るべき現状*38をレポート。

 以前産経が反中国ネタ(http://www.sankei.com/west/news/161104/wst1611040002-n1.html)として騒いでた奴です。まあ月刊ハナダでは産経と大同小異でしょうが。斬新な視点でもあれば話は別*39ですが、福島も古巣・産経の後追いなんかして恥ずかしくないんでしょうか。
 福島も「産経を辞めては見た物の」思った程、「お仕事がなく」もはや「月刊ハナダなんて嫌だ」と言えない状況なのか、はたまた最初からこういう御仁なのか。

福島香織リツイート
DHCシアター ‏@Theater_TV 11月11日
【プレゼントのお知らせ】番組でおなじみ、福島香織氏が宮崎正弘さんと対談した内容が書籍になりました!!

 宮崎なんぞと対談する辺り「ああ、所詮そう言う人なのね、産経出身だもんね」感が半端ない。

福島香織リツイート
kame ‏@skamemoto 11月12日
 福島香織さんの新刊読了。すごく面白かったんだけど、タイトルがかなりアレな感じ。本人もタイトルは編集者の意向だとおっしゃっているけど、アレなタイトルの方が売れるんでしょうなぁ。残念。

 福島も例の本『赤い帝国・中国が滅びる日:経済崩壊・習近平暗殺・戦争勃発』(2016年、ベストセラーズ)についてはこういうリツィートをすることによって「タイトルと中身は違う」「編集者の立場の方が強いからああいうタイトルになったのも仕方がない、アタシは悪くない」などと「言い訳しないとまずい」「アタシの評判がマジで落ちる」と思ってるようです。
 ただ出版社とのしがらみでか「福島本人が自分でははっきりこう言えない」のが実に哀れです。

福島香織のツィート
 今頃、GPフランスみたわ。真央ちゃん*40膝が悪いのか。早く治して平昌につなげてほしい気持ちと、なんかもう頑張らなくていい、と泣きたくなるような切ない気持ちと両方。

 いやもう平昌五輪は無理だから。膝も悪いんだろうが多分そう言うレベルじゃないから。巻き返し無理だから。協会も今の浅田を選ぶ程甘くないから。あきらめろ福島。

福島香織のツィート
 制度に穴があるのだから、そこをついてくるのは当たり前。実はけっこう移民天国な日本なのだ。医療目的移民はこれから増えてくると思う。
■スパ『来日中国人が日本の医療制度に“タダ乗り”しようとしている!?』
http://nikkan-spa.jp/1241761/2

 スパといい福島といい反中国のヘイトスピーチも大概にしろと言う話です。先ず第一にこの行為は違法ではない。
 問題がある*41なら国が制度改正すべき話であって制度を利用している外国人を非難すべき話ではない。第二ですがスパ記事にも書いてありますがこれは「就労ビザで働いている外国人全て」に該当する話であって中国人限定ではない。
 中国人限定でない話で「中国人ガー」と言い出すのはヘイトスピーチでしかないでしょう。せめてこの記事のタイトルが「来日中国人が」ではなく「来日外国人が」だったら「外国人差別ではないか」という指摘はあっても「中国人差別ではないか」という指摘にはならないんですけどね。

福島香織のツィート
 いつか孔子平和賞をとると思います。そして、たぶん、喜んで受賞すると思う。
■人民日報『鳩山由紀夫氏が重慶爆撃を謝罪』
http://j.people.com.cn/n3/2016/1111/c94473-9140496.html

 日本人として重慶訪問時*42に「戦前日本の重慶爆撃についてどう思いますか」と聞かれれば大半の人間は「私の産まれる前のことではあるが、日本人として本当に酷いことをしたモノだと思う。心からお詫びしたい」などと鳩山氏と同じ事を言うと思いますけどね。仮に俺がそう聞かれたとしてそう答えますから。
 いやフィリピンで「バターン死の行進」について日本人が聞かれたり、リベラル派米国人がベトナムで「枯れ葉剤被害(ベトちゃんドクちゃんとか)」について聞かれたりしても同じような謝罪とか慚愧の念とか語るでしょう。
 別にそう答えることはこびへつらいではない。他に何と答えろと言うのか。
 この記事から「孔子平和賞」とか言い出す福島の方が頭がおかしい。「AIIB関係での鳩山氏の役職就任」ならまだしもこの発言程度で孔子平和賞なんかくれるわけがないでしょう(まあAIIB関係で鳩山氏にあげるかどうかも、あげると発表して鳩山氏がもらうかどうかも疑問ですが)。
 所詮福島は産経上がりのバカウヨだ、阿比留や安藤慶太に比べたらずっとマシだが、「河野洋平氏などと比べたら」月とすっぽん、高級中華・高級フレンチとジャンクフードだと言うことがよく分かるアホツィートです。
 つうか福島が鳩山氏のように聞かれたら何と答えるんですかね?。鳩山氏の答えが気にくわないらしい福島は「私の産まれる前の話だし、関係ない」とか「戦争だから殺し合いがあるのは仕方がない。日本人だって中国側に殺されてる」とでもいうのか(日本の侵略なのに?)。もし本気でそう答えるつもりなら正気じゃないですね。


福島香織『赤い帝国・中国が滅びる日:経済崩壊・習近平暗殺・戦争勃発』(2016年、ベストセラーズ
 読まずにこんなことを言ってはいけませんが「タイトルだけを見れば」福島が「ついに一線を越えて」

河添恵子
『中国人の世界乗っ取り計画』(2010年、産経新聞出版
『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(2011年、産経新聞出版
『だから中国は日本の農地を買いにやって来る TPPのためのレポート』(2013年、産経新聞出版
・石平
習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店
副島隆彦
『日本が中国の属国にさせられる日』(2016年、ベストセラーズ
坂東忠信
『日本が中国の「自治区」になる』(2010年、産経新聞出版
宮崎正弘
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(2015年、徳間書店
『「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路』(2015年、PHP研究所

などといったトンデモ右翼の世界に行ってしまった」ように見えます。

・『潜入ルポ中国の女』(2011年、文藝春秋
・『中国「反日デモ」の深層』(2012年、扶桑社新書)
・『中国絶望工場の若者たち』(2013年、PHP研究所
・『現代中国悪女列伝』(2013年、文春新書)
・『本当は日本が大好きな中国人』(2015年、朝日新書)

などと言った過去の福島本のタイトル(まあ批判的なタイトルもありますが)と比べても今回は明らかに異常です。機会があったら読んでみようかと思います。
 まあ、これで「中身がまとも」だったら、それはそれで「タイトルが詐欺的」「まともな人間を遠ざけてトンデモ右翼を呼び集めるトンデモタイトル」ということになり「別の意味で問題大あり」ですが。


■TBS『ダライ・ラマ「大統領就任後にトランプ氏と会談」』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2922367.html

 ダライ・ラマ14世は、トランプ次期大統領について、来年1月の大統領就任式後に会談するつもりだと明らかにしました。
 「新しい大統領に会えることを楽しみにしています」(ダライ・ラマ14世)

 そんなにトランプなんかに会いたいんですかね。まあ、無役時代の安倍にすら会った人ですけど。

 ダライ・ラマ14世は、(中略)「(ボーガス注:大統領などの公職就任前の)選挙中の候補者に、もっと表現の自由があっていい」と発言。(ボーガス注:大統領という公職に就けばブレーキがかかると思っていたので?)選挙中のイスラム教徒やヒスパニックに対するトランプ氏の人種差別的な発言は気にしていなかったと述べました。その上で「大統領になれば責任も生じるし、(ボーガス注:公職就任前と違って発言にブレーキもかかるだろうから)何も心配していない」と語りました。

 「公職に就任すればブレーキをかけると思うから彼の放言については何も心配してない」と本当に言ったのだとしたら、いつもながら政治センスのない御仁です。それで済まない事態がトランプの大統領就任後に起こったらどうする気なんですかね。実際、イタリアのベルルスコーニ首相(当時)とか公職についても暴言癖の酷い輩はいるわけです。


ダライ・ラマ法王特別講演会『グローバル世界における日本・チベット
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/161116_HHDL_Message.html
 質疑応答の面子が「渡辺周*43」「山田賢司」「桜井よしこ*44」と全員極右であることには思わず吹き出しました。
 ただし意外なことに渡辺らは「さすがに躊躇したのか」露骨に右翼的な質問はしていません。

私は経済的にはマルクス主義者ですが、レーニン主義には全面的に反対しています。

 よしこなどウヨ相手に「私は経済的にはマルクス主義」つう辺りが意外ですね。おそらく「レーニン主義旧ソ連型」「マルクス主義=英国労働党やドイツ社民党を含む」という理解で、『欧州社民主義を敵に回せない』と考え「私は経済的にはマルクス主義」と言ってるのでしょうが。

日本の仏教徒の方々は日常的に般若心経を唱え、梵語仏典の伝統を継承しています。

 ダライの言う「日本の仏教徒」が誰を意味するか分かりませんが、小生のような「一般的な檀家」を意味するなら「念仏(南無阿弥陀仏)や題目(南無妙法蓮華経)」ならともかく「般若心経」なんか唱えてないと思います。

*1:著書『なぜ、習近平は激怒したのか:人気漫画家が亡命した理由』(2015年、祥伝社新書)

*2:著書『中国と台湾:対立と共存の両岸関係』(2003年、講談社現代新書)、『尖閣諸島問題』(2012年、蒼蒼社)、『「領土問題」の論じ方』(共著、2013年、岩波ブックレット)、『習近平体制の真相に迫る』(共著、2016年、花伝社友愛ブックレット) など

*3:ダバオ市長を経て大統領

*4:共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*5:小生が例の「ダライ盲従分子」id:Mukkeとトラブったのも「ダライラマってバカだなあ」と言う趣旨の記事を書いてid:Mukkeに自動トラバしたことがきっかけなのでこのテレビ局を笑える立場にありませんが、つい吹き出しました。

*6:「他人のことなんてどうだっていい、自分の利益だけ考えるぜ」て、むしろ「反中国のために日本ウヨと野合して恥じないダライ一味」にこそ該当すると思いますが。ダライ一味は「日本ウヨに誹謗される」日本の戦争被害者(例:慰安婦)にどう顔向けする気なんでしょうか?。まあ所詮ダライ一味と「その支持者(例:もちろん女史)」は自分の事しか考えてないでしょうが。

*7:著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『トウ小平の遺産:離心・流動の中国』(1995年、岩波新書)など

*8:まあそう言う意味でしょうが、あくまでも「台湾独立を蔡が目指すならば」という条件がついている事に注意すべきでしょう。

*9:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク・ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版

*10:さすがに阿部氏も党員や支持者の前では使わないでしょうが。

*11:つうか小生は「人間のくず」ダライとその取り巻き連中(チベット亡命政府首相など、ダライの子分ども)、支持者連中(阿部氏、I濱女史、id:Mukkeなど)が反吐が出る程大嫌いなので率先してこのブログで「ダライ一味」「ダライ集団」と言う言葉を積極的に使っていますが。小生が一番愛用してるのが「ダライ一味」、次が「ダライ集団」です。ほとんど使ってないのが「ダライ一派」「ダライ徒党」です。今後は「ダライ一味」「ダライ集団」だけでなく「ダライ一派」「ダライ徒党」と言った言葉も使っていきたいと思います。

*12:小生の認識では「一味」「一派」「集団」「徒党」全てそれ自体は「中国語はどうか知りませんが」日本語ではネガティブな意味はありません。「ダライ一味」などの言葉がネガティブな意味を持つのは「中国がそう言うネガティブな意味合いで使ってそれが定着したから」にすぎません。

*13:一応社民党がありますが、共産以上に党勢が衰退しています。

*14:本当かどうか知りませんが、以前読んだ週刊誌記事に寄ればそうなんだそうです。あの石原ならありそうな話です。

*15:週刊誌記事に寄れば石原も阿部氏同様「視力がどうのこうの」言ってたようです。

*16:中国はともかく安倍が露骨にプーチンに接近してる現在、阿部氏が言う程ロシア批判が日本でされてるとも思いませんが。

*17:ダバオ市長を経て大統領

*18:廃止や全面撤退と言わないのが興味深い。

*19:そんな事よりダライ一味に「時代錯誤で子どもの人権侵害」である「転生霊童の廃止」でも進言したらどうなんでしょうか?。と言うと阿部氏はほぼ確実にマジギレするのでしょうね。

*20:ただし賛成する気もない。要するに思い入れがないです。

*21:初代理事長には前・埼玉県知事の栗原浩(畑和知事の前任者)が就任した。2代目理事長(埼玉医科大学創立者)が埼玉県議会議長も務めた丸木清美。3代目理事長は埼玉県議会副議長も務めた丸木清浩(清美の息子)。現理事長(4代目)は丸木清之(清浩の息子)。日本国内で性別適合手術を先駆的に行った大学として知られる(ウィキペ「埼玉医科大学」参照)。「医者で政治家一族」てまるで「徳田虎雄みたい」ですね!(単なる事実の指摘で褒めてるわけでもけなしてるわけでもありません)。

*22:アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*23:陸軍司令官。クーデターでアジェンデ政権を打倒し大統領。

*24:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*25:電力工業大臣、国家教育委員会主任、首相、全国人民代表大会常務委員長など歴任

*26:副首相、党副主席、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*27:四川省長・党第一書記、副首相、首相、党総書記(党中央軍事委員会第一副主席、国家中央軍事委員会第一副主席兼務)を歴任。天安門事件で失脚。

*28:勿論反語です

*29:公式サイト(http://eastwing.on.coocan.jp/

*30:金、銅が産出される。

*31:石炭が産出される。

*32:霊友会から分離独立して生まれた組織。霊友会からの分離独立組織としては他に佛所護念会日本会議を支持する右翼教団として有名)がある。

*33:社民、共産をネグってる時点で超党派ではありません。

*34:第1次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相を歴任

*35:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、第三次安倍内閣国家公安委員長を歴任

*36:まあ「途中でぽしゃった」のかもしれませんが議員とダライ一味の交流自体はもちろん5年前の安倍らのダラムサラ訪問以前からあります。

*37:そもそも声をかけなかったのでしょう。かけても参加するとも思えませんが。

*38:何が恐ろしいんだか、何が「残酷物語」だかさっぱり分かりません。

*39:たぶんないでしょうが。

*40:2010年バンクーバー五輪銀メダル

*41:ただし記事を読む限り俺には何が問題だかさっぱり分かりませんが。外国人であっても保険加入者として保険料を支払ってるようですので問題はないかと思います。

*42:ただし鳩山氏の重慶訪問理由はAIIB関係であり重慶爆撃とは直接関係有りません。

*43:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣を歴任

*44:国家基本問題研究所理事長