「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/2分:荒木和博の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 荒木への批判以外にも色々書いています。
櫻井よしこ『左翼政権誕生で予想される韓国の近未来』
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/03/23/6756
 よしこが危惧する左翼*1政権(野党政権)の誕生で「金大中盧武鉉流の太陽政策が復活し」、開城工業団地は再開されるかもしれません。サード配備や統合進歩党弾圧も撤回されるかも知れない(俺個人はそうなること、少なくとも『そうした方向性に向かうこと』を希望していますが)。
 しかしよしこが放言する北朝鮮化なんかあり得ない。
 金大中盧武鉉時代に実行されなかった事を考えれば「在歓米軍撤退」「国家保安法廃止」「南北国交樹立」などが実現できるかは未知数でしょう。かなり厳しいかとは思います。


■国基研『学術会議は中国に協力し自衛隊に協力しないのか』(太田文雄)
http://jinf.jp/weekly/archives/20196
 勿論学術会議(つうか日本の学会)は「中国軍に協力なんかしていません」。
 協力してるのはあくまでも中国の大学や企業で、協力内容も勿論民生品ですが「中国では大学や企業はどこも軍と繋がってる」「中国は政府の力が大きいから軍から要求されたら企業や大学も断れない」だの「今や民生技術と軍事技術の垣根は低い」だの言って「中国軍に事実上協力してる」と強弁してるだけです。


■産経【北朝鮮拉致】「時の重み感じて」家族会が結成20年を前に会見 救う会、議連と合同声明
http://www.sankei.com/world/news/170323/wor1703230029-n1.html
 ただ無意味に叫ぶだけなんだから実にバカバカしい。家族会が世間に相手にされないのも自業自得と言っていいでしょう。
 彼らよりも世間的には籠池証人喚問やWBC米国優勝などの方がよほど注目されているでしょう。


■しおかぜ公開収録in新潟
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/innews242329323.html

 ひとみさんと共に拉致された、お母さんである曽我ミヨシさんへのメッセージ

 ある意味「かわいそうな人」なんでしょうがいい加減
1)母親が生きてる可能性は殆どない
2)いずれにせよ荒木、西岡、島田ら巣くう会一味に協力しても何の役にも立たない
ことぐらい理解して欲しいモンです。まあせめてもの救いは夫ジェンキンス氏や娘さんを巻き込んでないことです。

 政府から満足の行く支援を頂く事は出来ず、調査会の資金難も続いている

安倍ですら荒木に「いくらでも持って行っていい」などとつかみ金なんか渡さないわけです。

 連合傘下産業別労働組合UAゼンセンから一定額の支援の申し出を頂きました。

 いくら「旧同盟系の右派労組」とはいえ、荒木の右翼運動の支援なんてことが労組のやるべきことなんですかね。先日の春闘でも
赤旗『ベア獲得も低額、春闘集中回答 「経済の好循環」に背』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-17/2016031701_07_1.html
なんて状況なのに全く能天気というか何というか。


北朝鮮は交渉に応じるか
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news242229323-a.html
 まあ、ばかばかしいですね。
 「交渉に応じるか」ではなく「交渉以外に解決の道はない」わけです。
 別に交渉したくないなら、それは家族会と救う会の勝手ですが、それは客観的には「拉致被害者の救出をあきらめる」ということでしかありません。


■調査会認定拉致疑惑失踪者(0番台)公開
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/0news242129322-.html
 英国で失踪した男性を「よど号グループによって拉致された人間が海外にいたから」と言うだけの理由で、つまり『この男性とよど号グループに接点があった』など北朝鮮拉致と疑う根拠が何一つ提出できないのに「拉致疑惑」と言い出すのだからいつもながら救う会の馬鹿さに派呆れます。


■めぐみさん拉致に関する二つの重要な点
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news242029320-3.html

1、横田めぐみさんの拉致現場はこれまで言われてきた営所通から横田家方向に曲がる角ではなく、その先、横田家の南隣の家付近の角のあたりである。つまりめぐみさんはあと僅かで帰宅できるというところで拉致されたということになる。
2、少なくとも新潟県警及び警察庁、おそらくは政府*2も含め、上層部は事件直後から本件が北朝鮮による拉致事件であると認識していた。

 バカバカしい話です。
 先ず第一にろくな根拠がない。
 第二に「めぐみさんの拉致現場がどこか」「新潟県警が当初から北朝鮮拉致と認識していたかどうか」などある意味どうでもいい。それが分かったからと言って、拉致実行犯が逮捕起訴できるわけでもないし、めぐみさんが救出できるわけでもない。めぐみさんの情報で大事なこと、それは「彼女が生きてるのかどうか」でしょう。生きてれば救出するし生きてなければ遺骨が出てくることを北朝鮮に要望する。
 第三にろくな根拠もないのに新潟県警を「北朝鮮拉致だと知っていたのに隠蔽した」呼ばわりしても新潟県警に憎まれるだけで何のメリットもない。 
 それにしても山本美保さんの件では山梨県警を捏造鑑定呼ばわりしているし、警察がどれほど荒木一味を憎悪してるか、考えただけでも恐ろしいもんがあります。
 「家族会と拉致議連がいる限り何も怖くない」と思い上がってるんでしょうが、荒木には「山梨県警呼び新潟県警に対する名誉毀損による逮捕起訴」と言う天罰が下って欲しいモンです。つうか荒木だけでなく「未だに背任(国有地払い下げ)、補助金詐欺、文書偽造で逮捕されない」籠池もそうですけど、「連中に変な政治的バックがなければ」とっくの昔に逮捕起訴でしょう。
 しかし「政治的バックがあるから逮捕されない」て完全にアフリカ辺りの独裁国家と何も変わりません。

 めぐみさんが行方不明となり、家族からの通報を受けて警察は直ちに緊急配備などの対応を取っていたことは当時の報道記事からも明らかになっているが、冷静に考えるとこの捜査態勢には問題がある。
 めぐみさんが行方不明となり、「身代金目的」の誘拐の線も疑って捜査員や電話の記録装置などを横田家に配置していた訳だが、本来このような捜査は人質となっている可能性がある人の生命の安全性を優先するため秘匿性が求められており、それゆえ被害者宅に出入りする捜査員には変装*3することや装置も偽装して持ち込むことを要求している。
 ところが、めぐみさんの場合、確かに横田家には捜査員が配置されたりしているが、市街地にも一般の住民が見て異常と感じるほど警察官が出ていたこと、まだ犯人からの連絡がなくても「誘拐」の可能性が晴れていないと思われる翌朝の午前5時から機動隊員を760名も投入して捜索に当たらせているという事*4は、仮にめぐみさんが身代金目的で誘拐されていたなら、犯人に暗に「どうぞ人質を処分してください」と言っているに等しい。

 おいおいですね。この程度で

犯人に暗に「どうぞ人質を処分してください」と言っているに等しい。

のならば荒木や島田洋一らが「北朝鮮政権転覆」を放言してるのなんかそれこそ

北朝鮮に暗に「どうぞ人質を処分してください」と言っているに等しい。

でしょう。

 また、めぐみさんが行方不明となって24時間も経過していない、まさに大規模な捜索を行っている最中に水道町から7〜8kmしか離れていない海岸で若い女性の水死体が漂着しているにも関わらず身元確認を行っていなかったことは、当初から横田めぐみさんが拉致されたと認識しており、この水死体をめぐみさんの家族に確認させる必要を感じていなかったと推測される。

 スゴイ詭弁ですね。単に「身元確認するまでもなく違うと判断できたから」でしょうに。
 

桜井よしこ北朝鮮戦略で自衛に対する準備必要 それでも安倍首相に考えてほしい拉致問題
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/03/18/6763

 国際情勢が多少でもわかる人材は、2013年12月の張成沢*5処刑をはじめ、一掃された。玄永哲人民武力部長(国防長官)は15年4月に、崔英建副首相は同年5月に、金勇進*6副首相は16年7月に処刑された。

 何を根拠によしこは「国際情勢が多少でもわかる人材」というのか。もちろん「金正恩は国際情勢が分からないバカだ」と言う結論ありきの決めつけの訳です。実にバカバカしい。
 そもそもよしこが「処刑(死刑)」と言う人間のうち、間違いなく死刑になったのは「北朝鮮も死刑を認めている張成沢」だけです。
 他の連中は「表舞台にでなくなったので失脚してることはおそらく間違いない」ですがそれが「左遷(降格人事)にとどまるのか」、「処罰されたのか」、「処罰は死刑なのか、命までは取られてないのか」は全く不明です。「死刑説が一部にある」のにすぎません(ウィキペディア参照)。
 しかも「表舞台から姿を消したため、死刑説が出た人間*7が後に復権して表舞台にでたこと」は
ハンギョレ『処刑されたはずの李永吉・前人民軍総参謀長が復活*8
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24111.html
が報じるように過去に何度もあり全く珍しいことではありません。

朝鮮問題専門家、西岡力氏はこう語る。
金日成氏の時代から北朝鮮在日米軍基地が諸悪の根源だと考えてきました。
(中略)
 以来、北朝鮮の戦略の基本は在日米軍基地を使わせないことになりました。少なくとも1週間、米軍基地が機能しなければ、その間に韓国を取り尽くせると彼らは考えています*9
 日本にはすでに少なからぬ北朝鮮工作員が入っている。彼らは有事の際に在日米軍基地や日本のインフラを機能停止に追い込むよう訓練されていると思わなければならない。

 関東大震災時の「朝鮮人虐殺をもたらした悪質なデマ」といい勝負です。
 こんなことを放言したらそれこそ在日朝鮮・韓国人(特に朝鮮総連関係者)へのヘイトクライムを引き起こしかねません。
 西岡やよしこには改めて怒りと恐怖(西岡らが人間として異常すぎて理解できない)を覚えました。
 そもそも西岡やよしこの言うようなことを北朝鮮は考えてないでしょうが、それ以前にそんな事は西岡やよしこがこんな放言をするまでもなくそう簡単にできることではありません。西岡やよしこが放言するまでもなく在日米軍だってそれなりの警護はしてるでしょう。もちろん警戒の対象はよしこらが放言する「北朝鮮関係限定」ではないでしょう。

日本を守るには北朝鮮がミサイルを撃つ前に、向こうの基地を攻撃するしかない。

 ばかばかしい。以前書いたこととかぶりますが、先ず第一に「相手が攻撃する気がない」のに「攻撃する気だ」と誤認識して日本から攻撃したらそれは「違法かつやる必要のない戦争を日本から仕掛けたこと」になる。
 第二にその「先制攻撃」で相手の攻撃力を完全にゼロにできる保障がない。
 第三に「日本から違法な先制攻撃を仕掛け」かつ「相手の攻撃能力をゼロにできなければ」、不当な攻撃に激怒した相手側から容赦のない報復攻撃が待っていることでしょう。よしこの主張と違い、先制攻撃をしたせいで日本が大ダメージを受けるわけです。
 第四に、「そうした先制攻撃能力」については北朝鮮だけでなくロシアや中国の反発も予想される。
 そうした先制攻撃能力が中露に向かわない保障はどこにもないのだから当然の話です。

 北朝鮮が移動式ミサイル発射の能力も手にしている現在、事前に彼らの攻撃能力を潰すことはいよいよ困難になりつつある。

 だったらそれこそ「先制攻撃能力で北朝鮮打倒」なんて「机上の空論」ですが。


燃え尽き症候群
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news241829319-d.html

 タイトルで想像できるでしょうが、北朝鮮のミサイル用エンジン燃焼実験の話。

 いやいやてっきり横田夫妻ら高齢化する拉致被害者家族が「燃え尽き症候群」なのかと思いました(皮肉のつもり)。

 私は米国の軍事介入はあり得ないとずっと言ってきたのですが、さすがに北朝鮮があれだけやれば何かせざるを得なくなるでしょう。

 いやいや軍事介入なんかリスキー過ぎて「しない、できない」でしょうね。

 迎撃ミサイルシステムTHAADの韓国配備をめぐって火花を散らす米中が、外相会談で「朝鮮半島情勢の緊張が極めて高く、かなり危険なレベルに達している」との認識を一致させたというのも、これまでの流れとは明らかに異質です。

 全然異質ではないでしょう。「北朝鮮危機を何とかしたい」つう認識なら以前から同じでしょう。
 そしてそう言う認識に立つ中国ですが彼らの考えには荒木のような軍事介入はないでしょうね。


■クーデターの情報
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news241629316-b.html
 「そんなもんあるわけねえだろ」で終わる話です。まああっても困る話ですが。
 クーデター新政権が「中韓露日」といった近隣諸国に都合がいい保障はどこにもない。
 また「クーデター新政権」が北朝鮮全土を掌握できず、北朝鮮の内政混乱で「シリア難民が大勢来て困ってるEU諸国」と同じような目にあうのも中韓露日、何処の国も望んでないでしょう。

 日本の手で北朝鮮にいる日本人を救い出すしかありません。

 何度も言いますがそんな事は現実的にできない話です。

つまらないことで国会で時間を浪費している場合ではありません。

 森友疑惑はつまらないことなどでは全くありません。そしてこういう馬鹿な事を言えばいうほ家族会と救う会は世間から見捨てられていきます。


桜井よしこ『いつでも米中は手を握れる』
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/03/16/6752
 よしこの「手を握る」の意味がわかりませんが少なくともよしこが期待するような反中国路線(例えば台湾独立支持)をトランプがとることはあり得ないでしょう。とられても世界情勢が混乱するので困りますが。

 2月1日、大統領が最も信頼していると言われる長女のイヴァンカ氏が5歳になる娘のアラベラを伴って中国の春節旧正月)を祝うためにワシントンの中国大使館を訪れた。中国語を学んでいるアラベラは、中国語で歌い、中国大使以下こぞってアラベラを賞賛した。イヴァンカ氏は幼い娘のパフォーマンスを自身のツイッターに載せた。

 まあ、ただの米中友好パフォーマンスにすぎませんが、反中国・よしこにとっては見たくもない代物でしょう。

 イヴァンカ氏の夫のジャレッド・クシュナー氏の行動にも注目すべきだ。トランプ氏が最も重用する人物と言われている氏は、いまや大統領上級顧問として義父に仕え、強大な権力を行使する立場にある。 
 氏については1月10日に「ニューヨーク・タイムズ」(NYT)紙が大型の取材記事を掲載した。NYTの取材にクシュナー氏は応じなかったそうだが、同紙は義父が大統領選挙で勝利をおさめた約1週間後に、氏が中国人大富豪の呉小暉氏と会食していたことを詳報したのだ。
 クシュナー氏は中国資本と深くつながっており、そのひとつが2850億ドル(32兆円余り)の資産を持つ「安邦保険」で、グループの会長が呉氏である。

 まあクシュナー氏が「大統領の女婿にして側近」と言う権限を悪用して「安邦保険グループ会長・呉氏」に対し「森友への国有地払い下げ」並みの不当な利益供与をしない限り問題はないでしょうが、こればかりは俺のような素人には何とも言えません。
 少なくともNYタイムズの問題意識はよしこのような反中国ではなく「クシュナー氏と呉氏の関係が不正を産んでいないか」「クシュナー氏は公職に就くべきではないのではないか」というもんでしょう。


拓殖大学海外事情研究所『日中外交』(富坂聰*10
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 全国人民代表大会の真っ最中である3月8日、記者会見に応じた王毅外相は、今年が日中国交正常化45周年に当たることを訊かれると、歴史認識問題で日本に釘を刺し、「日本には歴史の逆行をたくらむ者もいる。我々は日本と関係改善したいが、日本はまず自らの心の病を治す必要がある」と発現し、記者を驚かせました。
 心の病――。
 発言の意味は、日本が中国の発展をどうしても受け入れられないことを指したものだといわれます。

 いやいや「心の病」つうのは前後の文脈から見て「南京事件否定論」「張作霖暗殺コミンテルン陰謀論」「河野談話否定論」などの歴史修正主義のことでしょうよ。
 富坂にその程度の事が分からないとも思えませんので故意にとぼけてるのでしょう。

心の病と日本を貶す王毅の人間の小ささは笑うしかありませんが

 いやいや「南京事件否定論」なんか放言してればこういわれても仕方がないでしょう。

 経済における日中の本格的な逆転は避けられないのは確かです。おそらく日本の技術を「中国がパクる」という言葉は今年を境に無くなるでしょう。

 所詮、富坂は反中国極右ですが、奇妙なことに他の反中国極右連中の多くとは違い、「中国の経済力、科学技術力」はそれなりに評価しているようです。


■産経【正論】朴大統領罷免で左派政権誕生か 「反日・親中独裁政権」が半島を支配する悪夢のシナリオに現実味 東京基督教大学教授・西岡力
http://www.sankei.com/column/news/170314/clm1703140006-n1.html
 「反日」「親中」は大目に見るとしても「独裁」つうのは論外ですね。選挙で選ばれた政権が何で独裁なのか。もちろん「選挙で選ばれても独裁的なトランプ」のような輩はいますが現時点で野党陣営がそうなると決めつけるまともな根拠などもちろん西岡には何一つありません。

北朝鮮が敵でなくなれば在韓米軍は存在価値を失う。

 それ以前に国力差を考えれば在韓米軍なんかいらないと思いますが。


ライプツィヒの夏『自衛隊による拉致被害者奪還という幼稚なデマを嬉々として流す巣食う会産経新聞』(id:Bill_McCrearyさん記事)
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/6a71770af07425e62f4208a46e238336
 「そもそも拉致被害者の居場所が分からないのにそんなコトできない(今後分かる見込みは乏しい)」「居場所がわかってもリスキー過ぎてできない(例:駐イラン米国大使館人質事件での特殊部隊による救出作戦失敗)」て話です。
 そもそも
ライプツィヒの夏『祝! 産経新聞も、ついに自衛隊によって拉致被害者を救出するという話の非現実性を認める』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/358ad15299c9be9f5c1aef9f744f896e
だったのだから産経一味も本当にデタラメです。


■大統領選挙
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news241429314-3.html
 ぶっちゃけ韓国大統領選挙なんて拉致の解決に関係ないんですが。

このような中で拉致被害者救出に米韓の協力を期待するのは不可能です。

「トランプで米国がもめてる中で」、「韓国次期大統領が決まらない中で」「大統領が決まったとして誰が当選してその人物がどう動くか分からない中で」云々という荒木ですが、まあ米韓だって「政権が安定していた」って果たして「日本人拉致問題」なんて厄介な問題に手をだすかどうか。
 もちろんどんな協力を求めるのか、つう問題もあります。是非はともかくこれが「対北朝鮮宥和外交」や逆に「対北朝鮮経済制裁」なら協力するかも知れませんが「軍事攻撃」なんて物騒なモンなら協力するわけがない。

 かつて米国側からは「日本は拉致問題が重要だと言うが、何を米国に期待しているのか分からない」というような疑問が呈されてきました。

 そりゃそうでしょう。拉致被害者の居場所も分からないのに米軍なんか投入できるわけがない(まあわかったってリスキー過ぎて投入しないでしょうが)。
 経済制裁しても解決しないことはもはや明白だし、とはいえ「日本政府は米国が北朝鮮に対して融和路線をとることも望んでない」というのでは誰だって「???」でしょう。


■「よく見ろ日本人、これが戦争だ」
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news241229311-4.html

 もう12年程前の映画になりますが、「亡国のイージス」で、北朝鮮工作員*11中井貴一が、乗っ取った護衛艦いそかぜ」からのミサイルで護衛艦「うらかぜ」を撃沈したときのセリフです。

 ばかばかしいですね。まあこの種の与太映画*12に何言っても空しい気もしますが、「護衛艦乗っ取り」なんて事は現実問題できませんよねえ。当然ながら荒木のようにこんなモンを持ち出して「北朝鮮の脅威」を叫んでも物笑いにしかなりません。つうかそんなコトを荒木がして拉致の解決にどう役立つのか。

現状では相手が攻撃すると分かっていても、自衛隊はこちらから先制攻撃することはできません。

 相手が攻撃するかどうか分からない(相手のブラフを誤認識する危険性などがある)から「先制攻撃出来ない」わけです。
 「キューバ危機みたいな相当やばい事態」になっても外交に動くのがまともな政治でしょう。
 まあそもそもブラフですら、「北朝鮮に限らず」どこかの国が日本への攻撃を「具体的な形でやること」があるとも思えませんが。あまりにもリスキー過ぎるからです。先日のミサイル発射なんてのは是非はともかく当然ながら「先制攻撃の具体的なブラフ」とはとても言えません。

参考

中井貴一(ウィキペ参照)
・父は俳優の佐田啓二、姉は女優・エッセイストの中井貴恵。
・1981年公開の映画『連合艦隊』への出演でデビュー。同作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。1982年にはNHK水曜時代劇『立花登青春手控え』でテレビドラマ初出演にして初主演。翌1983年にTBS系『ふぞろいの林檎たち』で主役を演じた中井の知名度は作品の大ヒットと相俟って急上昇した。同作品は約15年に亘って4シリーズが製作される人気作品となった。1988年に放送されたNHK大河ドラマ武田信玄』では主役の武田信玄を演じた。40%に迫る平均視聴率と歴代2位である49.2%の瞬間最高視聴率を記録した。また、2003年公開の映画『壬生義士伝』では吉村貫一郎役で主演、日本アカデミー賞と日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を獲得した。
・中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』(2003年公開)への出演を迷った時、『ブラック・レイン』(1989年)など海外映画の出演経験がある俳優の高倉健に相談したところ、「外国の映画に1本出ることは、日本の映画に10本出ることと同価値だ」と諭され、出演を決意したという。


■罷免決定
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news241129310-3.html

 米国を協力させ、韓国には言うこと聞かせる

 米国と韓国に対する表現が露骨に違うことには吹き出しました。「言う事をきかせる」とは明らかに韓国を見下しています。


■ちきゅう座『北朝鮮関連は手厚く、森友学園関連は足早に伝えるNHK』(醍醐聡)
http://chikyuza.net/archives/70754
 事実ならとんでもない話です。


■リベラル21『北朝鮮への先制攻撃の危険が現実的になった』(坂井定雄)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3877.html
 坂井氏のような指摘は浅井基文氏も『北東アジアの政治軍事情勢』(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/886.html)でしています。浅井氏や坂井氏が危惧するようにもちろんトランプ共和党は反共右派なのでその点は大いに警戒すべきですが一方で「イラク問題、シリア問題、アフガン問題」を抱えてる状況で、『明らかに、北朝鮮を支援する中露と敵対関係になり』かつ在韓米軍兵士が何人死ぬかわからないので「リスキー過ぎてさすがにできないだろう」とも思いますね。
 なお浅井氏、坂井氏のような指摘を考えれば「やっていい」とまでは言いませんが例の北朝鮮のミサイル発射も一方的には非難出来ないでしょう。


時事通信朝鮮半島情勢に「深刻な懸念」=2プラス2で議論期待−ロシア次官書面インタビュー』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031700893&g=prk
スプートニク日本『露外務次官 朝鮮半島情勢に深刻な懸念を表明』
https://jp.sputniknews.com/russia/201703173442229/

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031700893&g=prk
 ロシアのモルグロフ外務次官は時事通信との書面インタビューに応じ、最近の朝鮮半島情勢について「深刻な懸念を招いている」と述べた上で、東京で20日に再開される日ロ両政府の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で北朝鮮問題について議論が深まることに期待を示した。
 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議のロシア首席代表を務めるモルグロフ氏は「緊張の悪循環を断ち切るために、われわれは(朝鮮半島)情勢を複合的に見ることを提案している」と説明。北朝鮮の核・ミサイル実験を受け、「米国とその同盟国が軍事的な演習や活動を活発化させ、それが北朝鮮を新たな行動に駆り立てている」といった「悪循環」があると指摘した。
 その上で外交的手段による平和的な問題解決が「われわれの共通目標だ」と述べ、2プラス2は「われわれのやり方を日本のパートナーに伝える良い機会だ」と意欲を表明した。
(中略)
 2プラス2にはロシアからはラブロフ*13外相とショイグ*14防相が参加。モルグロフ氏は18日に東京で開かれる北方四島での共同経済活動に関する公式協議にも出席する。

https://jp.sputniknews.com/russia/201703173442229/
 朝鮮民主主義人民共和国の核プログラムをめぐる6か国協議でロシア首席代表を務めるイーゴリ・モルグロフ外務次官は、朝鮮半島情勢に関する時事通信の書面インタビューに応じた。
(中略)
 インタビューでの次官の答えの要旨を、以下抜粋して、お伝えする。
(中略)
 米国とその同盟国*15が、軍事演習や軍事行動を活発化させていることが、北の核実験やミサイル発射といった行動を呼び起こしている。我々の共通目標は、外交的手段による平和的な問題解決である。
 その意味で、東京での『2+2』会合の再開は、ロシアのやり方を日本側に伝える良いチャンスになるだろう。

 ということで北朝鮮、中国だけでなくロシアも米韓合同軍事演習を批判しています。


■人民日報『王毅外交部長 朝鮮半島情勢について「交渉再開にはまだ機会がある」』
http://j.people.com.cn/n3/2017/0308/c94474-9187639.html

 中国側が提案するのは、第一歩として、朝鮮が核・ミサイル活動を停止し、米韓も大規模な軍事演習を停止し、『2つの停止』によって現在の安全保障上の苦境から脱するとともに、各方面を改めて交渉のテーブルにつかせることだ。

 中国が「米韓も軍事演習を辞め無条件で交渉のテーブルに着くべきだ」としている点は重要でしょう。


■産経【金正男氏殺害】マレーシア首相「北と断交しない」 「人質」自国民の安全優先か
http://www.sankei.com/world/news/170308/wor1703080050-n1.html
 いやいや「人質がいなくても」そうそう簡単に断交はしないんじゃないですかね。断交はいつでもできますがいったん断交すれば復交は難しいでしょう。


NHK北朝鮮在日米軍を攻撃する部隊がミサイル発射訓練」』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170307/k10010901201000.html
 今までここまで明言したことはなかったかと思うので意外です。
 トランプ政権誕生が理由でしょうか?
 なお、これについてはあくまでも「米軍が侵攻してきたら」という前提条件があるわけです。実際問題「先に北朝鮮から仕掛ける」なんてことはできるわけもない。この北朝鮮の政治宣伝を口実に米韓日が軍拡をすすめるならとんでもない愚行です。


■【北朝鮮「秘密工作」ファイル】東京都の指導・監督はどうなっているのか「東京朝鮮学園」へ改善命令しない問題で私学行政課長を直撃
http://www.sankei.com/premium/news/170307/prm1703070001-n1.html
 「秘密工作」と思わせぶりなタイトルですが何処にも秘密工作なんか出てきません。こけおどしとハッタリ、フカシでしかない。

 都生活文化局私学行政課の吉原宏幸課長を取材、見解を求めた。そこで明らかにされたのは、(中略)大学校長が北朝鮮の国会議員にあたる最高人民会議代議員を務めていても「法規に抵触していない」との判断だった。

 産経に聞きたいんですが一体何の法令に抵触してるんでしょうか?

北朝鮮による拉致被害者家族会と拉致問題解決に取り組む「救う会」は2月19日、大学校の各種学校認可取り消しを求める運動方針を決めた。どう応えるか
 「方針は承知していない。現状において、学校閉鎖命令や学校法人解散命令の適用が必要な事態が生じているとは考えていない」

 吉原課長と俺の意見が一緒で幸いです。しかし救う会や家族会も拉致解決に何一つ関係ない事をやるなって話です。

美濃部亮吉知事が昭和43年、大学校を各種学校として認可した。適切だったか

 今さらそんな事言っても何もどうにもならないでしょう。ポスト美濃部の「鈴木*16、青島、石原*17、猪瀬*18、舛添*19」と言った歴代知事が認可し続けたというのは「不適切として認可取り消しをする理由がなかった」ということです。

 文部省(当時)は昭和40年に大学校など朝鮮学校について「各種学校として認可すべきでない」との次官通達を出した。それにもかかわらず美濃部知事が各種学校認可の決裁をしたのは適切だったか

 そもそもその文部省通達が不適切だったと言うだけの話です。
 つうか橋下が学力テスト公表問題で、公表に否定的な見解を示した文科省に対し「クソ文部科学省」と罵倒したときに賛同していたのは産経なんですが。文科省(文部省)の方針に反していても「橋下の学力テスト公開方針」なら褒めて、「美濃部の朝鮮大学校認可」ならば罵倒とはただのご都合主義です。
 あるいはそんなに文科省が好きなら、文科省の学習指導要領に対して「聖徳太子抹殺を許さない」なんて与太を飛ばすのは辞めたらどうなのか。
 大体産経が持ち出す文部省通達ですら「違法」ではなく「適切ではない」にすぎないし、その後美濃部の認可に対して何ら打つ手がなかったわけです。まあ正直な話、自民党右翼議員の圧力で出した通達であって、「朝鮮学校の事など」、自民党の圧力でもなければ文部省は「好意もない代わりに敵意もない」、つまりぶっちゃけ無関心でしょう。そもそも「どうせ美濃部知事は無視するだろうが、出さないと自民党がうるさいから」程度の通達だったんじゃないか。


■何をやってるんだか
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24102939-27.html

 最初に問題になった「崔順実のタブレット」なるものも偽物の可能性があり

 そんな可能性はほとんどないですね。あったら、朴や崔が反撃してるでしょう。その結果「堀江ガセネタメール」の顛末のように朴や崔が有利になった危険性すらあった。

 日本も国会では森友学園のことで大騒ぎしているようで、今国民がとらわれている拉致問題など関心の外にあるのではないかという感じです。

 荒木が森友をかばいたいことはよく分かりました。そう言うコトをすればするほど救う会の信頼は失われていきますが。全く荒木の方こそ「何をやってるんだか」です。


■現状維持
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24092937-46.html

 救出運動が始まって20年、調査会が発足してから14年余になります。5人の帰国と、強いて言うなら寺越武志さんの一時帰国以外拉致問題には何の進展もありません。

 5人の帰国は小泉訪朝の成果、寺越さんの帰国も救う会には無関係ですから、荒木の言ってることは「救う会はなんの役にも立ってない」と言う話です。いっそ解散したらどうなのか。

今の変化をチャンスととらえて「現状打破」をするしかありません。

 で、どう現状打破をするのか何一つ具体的かつ現実的なことを言えないのだから話になりません。


■【産経抄】座して死を待つつもりなのか 3月7日
http://www.sankei.com/column/news/170307/clm1703070002-n1.html
 3/6に北朝鮮のミサイル(ロケット)発射があったことを知ってればタイトルだけで読まなくても記事内容は分かります。
 これに対する回答は「日本は座して死を待ってないし、現状、これ以上の対策は特にない」&「そもそも北朝鮮がミサイルを日本めがけて撃ってくることはまずない」ですね。
 先ず第一に日本には「ミサイル防衛システム」がある。もちろん百発百中ではないですが、現時点、それ以上の軍事的対策はしようがない。
 「撃たれる前に撃つ(先制攻撃)」なんてのは野蛮な考えです。「撃ってくる」と言う予想が勘違いだったら、日本から喧嘩を売ったことになるし、そうなれば北朝鮮の報復攻撃も容赦のないものになるでしょう。先制攻撃で北朝鮮の軍事基地を全てつぶせる保証はない。
 また産経がこの記事で書いてるレールガンなんてのは「成功するか分からない」「金がいくらかかるか分からない」というとんでもない代物です。一部の批判派からは「レーガン政権のSDI計画みたいなモン」と酷評されています。なお、SDI計画は「成功の見込みもないのにべらぼうに金がかかること」から批判を浴び、かつ米国にとって幸いにも「デタント派のゴルバチョフ」がソ連最高指導者となったことで事実上中止されます。
 そんなモンに金をつぎ込むのは馬鹿げてる。金がべらぼうにかかったのに失敗したら産経が責任とるのか、とれないだろ、て話です。
 またサードにあれだけ中露が反発してることを考えればレールガン開発なんかに手を出したら、中露との関係悪化も危惧される。
 第二に「北朝鮮がミサイルを打ち込む可能性はまずない」。そんなことをしたら在日米軍自衛隊の反撃で国が滅びかねません。あくまでもミサイル発射行為は牽制とか「いわゆる瀬戸際外交」とかでしかないわけです。である以上、外交で解決できるし、外交で解決するしかないでしょう。
 問題はどう外交で解決するかという話です。


■産経『群馬県朝鮮学校に「反日的教育*20確認できず」 補助金問題、それでも慰安婦「性奴隷」表記も』
http://www.sankei.com/politics/news/170306/plt1703060052-n1.html
 「慰安婦=性奴隷」というのは「国連報告書の認識」「米国下院の認識」「吉見義明氏ら研究者の認識」であり世界の常識、学会の常識であり、当然何の問題もありません。
 それはともかく

金正日総書記を「敬愛する将軍様」とする記述も

と本文に書きながら「慰安婦「性奴隷」表記」と書く産経にとっては

【許し難い記述】
慰安婦性奴隷>越えられない壁>「敬愛する将軍様

のようです。そのうち「韓国学校も調査しろ、慰安婦についてどう教えてるか調べろ」とか言い出すのでしょうか。
 いずれにせよ本来ならこんな調査はせずに当然に補助金を出すべきです。

県は「件数が多く大口はない」とし、「朝鮮総連からの資金面の支援はない」と校長から報告も受けているという。

 もちろん総連も含めて誰から寄付を受けていようと余計なお世話です。本当に日本人であることが恥ずかしい。こうした無法の背景に安倍の極右政治があるかと思うとうんざりします。


■ミサイル
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24082936-ed.html

私は長い間北朝鮮に対する米国の軍事的措置はあり得ないと思ってきました。

 そりゃそうでしょう。今後もあり得ないでしょうね。
そんなことをすれば
1)北朝鮮の反撃で何人死ぬか分からないし
2)場合によっては中露が介入してくる。
 北朝鮮の先制攻撃ならともかく、米軍の先制攻撃なら中露は今「シリア・アサド政権」を支援してるように金正恩政権支持の立場に出るでしょう。
かつ 
3)ウクライナ問題や中東問題(シリア内戦、パレスチナ問題など)、アフガン問題など他の外交問題を抱えて(しかもこれらの国の多くで米軍が展開している)
 そんな事をすることにメリットはない。

 北朝鮮が大人しくして、なおかつ静かに核・ミサイル開発を進めていれば米国は交渉に応じるしかなかったはずです。トランプ大統領も就任前には話し合うようなことを言っていました。

 いやいやトランプは言う事がころころ変わる男です。例えば就任前に口にしていた「イラン核合意破棄」「ロシア制裁解除」はまだ実行されていません(まあ核合意破棄などしたら中東情勢が混乱するでしょうから、しなくて結構ですが)。また、彼の所属政党共和党は反北朝鮮右翼がごろごろしてる党です。
 荒木だって本心ではこんなこと全く思ってないでしょう。北朝鮮だって恐らくあまりトランプに期待してなかった。
 北朝鮮からすれば「中露が反対してるのにサード配備しようとする連中が信用できるか」「俺が『北朝鮮攻撃が前提*21の軍事演習は一時中止しろ』と言ってるのに無視しかしない連中が信用できるか」位に米韓を見てるでしょうね。
 実際、トランプが就任後、北朝鮮政策で特に動きがないのを見て「なんだ今までの米国大統領とやはり変わらないのか」と判断したわけでしょう。だからといってもちろん「正男暗殺やミサイル発射していい」などとは言いませんが。

 日本にとっても排他的経済水域にミサイルが落ちたとなればこれまでと違った対応をとらざるを得ないはずです。
(中略)
 いずれにしても、これまでと全く異なった状況が起きていることは間違いありません。拉致被害者の救出も、今までと発想を変えることを余儀なくされるかもしれない。その覚悟を持っておく必要はあると思います。

 奥歯に物の挟まったようなこと言ってないではっきり言え、ですね。
 まあはっきり言えないからこうなるわけですが。別に実害も出てないし、違った対応をとる必要もないでしょう。


■壁
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24072935-64.html

 拉致問題が進展しない理由の一つに「政府が過去の過ちを認めない」という壁があります。

 で荒木が持ち出す壁が「特定失踪者を何故拉致と認めない」「何故自衛隊での救出が可能と認めない」「何故山本美保さんの遺体発見発表を間違いだと認めない」「何故、横田めぐみさん拉致を防ぐことができたと認めない」だからうんざりします。
 全て
1)そもそもそんな事実(例:美保さんの遺体発見発表は間違い)は存在せず、過ちではない
2)仮に過ち(例:めぐみさん拉致は防げた)だとしても拉致解決(拉致被害者救出)と関係ない
ことばかりです。
 認めるべき過ちが政府にあるとしたら「巣くう会や家族会の圧力に屈し、交渉をせずに無意味に制裁を続けたこと」「小泉訪朝で生まれた北朝鮮とのつながりを制裁路線で自ら破壊したこと」でしょう。
 交渉以外に現実的な拉致解決方法はありません。
 まあ、そうした過ちを政府が公然と認めるのは「家族会が自らの過ちを認め、蓮池透氏と和解でもしない限り」あるいは「横田夫妻だけでも過ちを認め、蓮池透氏と和解し、家族会を脱会でもしない限り」政治的に難しいのでしょうが、とにかく、「交渉は継続して欲しい(事実上の政府による『過ち』の認容)」もんです。そしてその前提として早く制裁を解除して欲しい。

 大澤孝司さんと(ボーガス注:埼玉県)川口(ボーガス注:市)の藤田進さんは松原仁・元拉致問題担当大臣が在任中に拉致被害者であり北朝鮮で生存していると認識していました。

 まあ松原の口から出任せでしょう。デマカセでなければ在任中認定しないとおかしいからです。
 普通の人間なら「じゃあ何で在任中認定しなかったんだよ!」「野田首相など当時の政府与党幹部から圧力でもあったのか」と問いただすところですがそうはしない荒木には心底呆れます。
 大体本当にそうだったら現首相・安倍がとっくの昔に認定してるでしょう。「森友や加計に無茶苦茶な利益誘導した安倍ですら」認定にびびるような代物のわけです(まあ認定したところで利権にならないという問題もあるのでしょうが)。
 さてこれは「拉致に関係ない」一般論なんですが、以前何かの文章で読んで感心した物言いに「物事を成功させるためには失敗の原因を振り返ることは必ずしも必要ないと思う」つう言葉があります。
 誰の言葉かは覚えていません。もしかしたら「俺が『失敗原因なんか振り返らなくていい』という自己保身の思いから自分で作った言葉なのに、いつの間にか誰かの言葉だと記憶が捏造されてる可能性」もありますが多分それはないかと思います。
 たぶん「そうだよな、失敗原因振り返るのつらいしな」と共感したから記憶に残ってるのでしょう。
 まあここではその言葉の主を便宜上「A氏」としておきましょう。
 もちろんA氏も失敗原因を振り返ることを常に否定しているわけではない。
 ただ「失敗原因を振り返る」つうのは誰しもつらいわけです。どうしてもそういうことはやりたくないし、やってるウチに「俺はだめな人間なんだ」と考えが後ろ向きになりやすい。
 それだったら「どうすれば成功するのか、考えられる成功の可能性がある策を全部やってみよう」「今まで『こんなことは無理だ』と思ってやってこなかったことを試しにやってみよう」などの方がプラスの考えの訳です。そしてそういう成功策を考えることは無意識的に「失敗の原因分析になってることが多い」、A氏の言ってることはそういうことです。
 もちろん常にそうした「プラス思考」がうまくいくわけでもないでしょう。失敗原因を真剣に考えないといけないこともあるかも知れない。ただA氏としては「失敗原因の追及がただのマイナス思考になるくらいならそんなモンは必ずしも必要ないと言いたい」つうことでしょう。
 拉致も同じで「何故失敗したのか」と考えるより「どうすれば成功するのか」「今までやってこなかったことをやってみてはどうか」などと考えた方がいいかもしれない。
 また他に俺が感心した物言いでは「その事件が何故起こったのかということ(動機とか因果関係とか)を考えることは事件解決に必ずしも必要ない」つう言葉もありますね。これまたA氏同様誰が言ったのか覚えてません。「実は俺本人」の可能性もありますがB氏としておきましょう。
 B氏の言葉がもろに当てはまるのは拉致問題ですよね。拉致を解決することを「犯人処罰」とすれば「何故やったのか」を考えることは意味があるでしょう。でも「拉致被害者救出」と考えるなら「何故やったのか」なんて考えても意味がないわけです。
 あるいは病気を治す上において「原因が分かればいい」ですけど「分からなければ治療できないか」と言えば実は必ずしもそうではない。小生も医療素人なのでよく知りませんが、確か「メカニズムはよく分からないが試行錯誤の結果産み出された治療法」というのも中にはあったかと思います(その場合根治は難しくて延命とか痛みの軽減とかが多いでしょうがそれはそれで意味があるわけです)。
 とにかくA氏、B氏の発言に共通するのは「一番大事なのは問題解決することであってその限りにおいて失敗原因追及や事件の発生原因追及は意味があるんだ」つうことです。
 「意味がないことはしてもしょうがない」という現実主義がそこにはあります。


櫻井よしこ『左派勢力主導で進む韓国大統領の弾劾裁判 異議を唱える保守勢力がデモで巻き返し』
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/03/04/6740
■国基研『韓国で左派を圧倒した保守派の集会』(西岡力
https://jinf.jp/weekly/archives/20121
 西岡や桜井が左派というのは朴批判派、保守派というのは朴擁護派のことです。当然、「朴批判派の保守派(典型的には朴派が牛耳る政権与党セヌリ党を離党して保守新党を作った政治家たち)」もいるので詭弁、虚言でしかない。
 当初はさんざん朴クネを批判していた日本ウヨ連中が「ポスト朴が左派系(野党)になりそう、親朴(与党)も非朴、反朴(与党離党・新党結成グループ)も保守派は旗色が悪い」と見るや「野党嫌い」を理由に掌返しで「弾劾に異議あり」と朴擁護を始めるんだからそのデタラメぶりには呆れます。
 せめて「ポスト朴を非朴派の保守から選ぼう」位の野党批判(?)でないと説得力皆無だと思うんですけどね。


■産経『「北は取り払われるべきがん*22」「物心ついたときから金日成主席讃えること教え込まれた」 脱北者の川崎英子さん講演』
http://www.sankei.com/affairs/news/170304/afr1703040014-n1.html
 脱北者北朝鮮の悪口言ってるだけでまあ無内容ですね。今時、北朝鮮への悪口なんてニュースバリューは何もない。産経以外では記事になりそうもない代物です。 


自衛隊が(ボーガス注:北朝鮮での拉致被害者救出の)訓練を順次開始していると政府が答弁
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24062933-1b.html
 くだらないリップサービスですね。まあこういう馬鹿な発言はやめて欲しいですが、現実になるわけもない。もちろんそんな事は荒木もよく分かってるでしょう。


拓殖大学海外事情研究所『台湾にある世界遺産の候補地』(丹羽文生)
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 台湾からは1ヵ所も登録がありません。中国による妨害でユネスコ(国連教育科学文化機関)から門前払いを食らわされているためです。
(中略)
 台湾文化部文化資産局ではユネスコの登録基準に従いながら審査をした上で、世界遺産の候補地として太魯閣国家公園、棲蘭山ヒノキ林、卑南遺跡及び都蘭山、阿里山森林鉄道、金門の戦地文化、馬祖の戦地文化、大屯火山群、蘭嶼島の集落及びその自然景観、淡水紅毛城及び周辺の歴史建築群、金瓜石集落、澎湖玄武岩自然保護区、台湾鉄道旧山線、玉山国家公園、楽生療養院、桃園台地の埤塘、烏山頭ダム及び嘉南大用水路、屏東パイワン族の石板屋集落、澎湖石滬群の全18ヵ所を挙げています。しかも、そのうち半分の9ヵ所が(ボーガス注:戦前台湾を植民地として統治していた)日本と深い係り*23があります。
 もちろん、台湾のユネスコへの加盟は容易なことではありません。しかし、パレスチナのように国連に未加盟ながら、例外的にユネスコに加盟し、2件の世界遺産への登録が実現した例もあります。純粋に世界遺産に相応しい候補地が政治的妨害によって無視され続けている状況を見過ごすことはできません。
 東日本大震災、昨年4月の熊本地震で台湾の人々は、「親日」という言葉だけでは言い尽くせないほどの深い友情、絆を示してくれました*24。登録に向けて、少しでも前進するよう応援していくことが日本としての恩返しにもなるのではないでしょうか。

 ここに書かれてること(中国のせいでユネスコ加盟できずその為に世界遺産登録できない、台湾の主張する太魯閣国家公園などは世界遺産に値する)が何処まで事実か分かりませんがそれはさておき。
 仮に「ユネスコ加盟できないから世界遺産登録できない」のだとしてもその場合、執るべき手段は
1)「独立論に結びつけないから加入させてつかあさい」と中国に頼んで加入させてもらう
2)ユネスコ加盟は無理との判断の下に「近未来の中台統一を意味しないこと」を中国に確約させた上で「台湾については中国の申請で登録させてもらう」
の二つに一つでしょう。丹羽が考えてるであろう、中国との対立路線は非現実的です。


■日刊イオ「茨城県知事に宛てた田中宏*25名誉教授の手紙」
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/14470d6d0f036df908bb5659a34cc8c1
 茨城県知事のような「朝鮮学校差別の輩」(他にも同類として東京都知事、埼玉県知事、大阪府知事などがいますが)がいることは日本の恥であり、一方、田中氏のような人間がいることはせめてもの慰めでしょう。


■産経【葛城奈海の直球&曲球】そのとき日本はどうするのか…金正恩朝鮮労働党委員長の見境のなさはヒートアップしている
http://www.sankei.com/column/news/170302/clm1703020003-n1.html

 現体制の崩壊は一気に現実味を増す。
 そのとき、日本はどうするのか。日本に誇りがあるのなら、自衛隊による拉致被害者救出を念頭に、具体的な情報収集と訓練をして備えるべきだ。

 いつもながらばかばかしい。先ず第一に体制崩壊の可能性はないでしょう。
 第二に体制崩壊したら、その崩壊が「東ドイツのような平和的崩壊」ならいいですが、イラクやアフガンのような戦乱になったら、拉致被害者は見殺しにするしかありません。拉致被害者の居場所が分からないのに自衛隊で救出できるわけがない。好機どころか最悪です。


■産経【参院予算委員会拉致被害者救出部隊「当然の責務」 加藤勝信担当相、朝鮮半島有事念頭に
http://www.sankei.com/affairs/news/170302/afr1703020025-n1.html

 加藤勝信拉致問題担当相は2日の参院予算委員会で、朝鮮半島有事の際に拉致被害者保護にあたる関係省庁横断の「救出部隊」の編成について、政府内で検討を進める姿勢を示した。

 まあ「検討すると言っただけ(つまりウヨへのリップサービス)」でしょうができもしないことを言うのはやめて欲しいですね。


■産経『朝鮮学校への補助事業 行事で「政治的チラシ」配布 千葉市が調査へ』
http://www.sankei.com/politics/news/170302/plt1703020003-n1.html
 いつものいいがかりです。正直うんざりしますね。一方で森友学園(塚本幼稚園)の「幼児に『安倍首相頑張れ』と言わせる(文句の余地のない政治行為であり、相手がその行為の意味を恐らく分かってない幼稚園児なので反社会的でもある)」は問題視しないウヨ連中です。


■産経【金正男氏殺害】北朝鮮国籍のリ容疑者を3日釈放、国外退去へ マレーシア法務長官「証拠不十分」
http://www.sankei.com/world/news/170302/wor1703020038-n1.html
 当初マレーシア捜査当局が想定していたシナリオの立証に失敗した*26ようです。
1)「仮に北朝鮮の犯行だとしても」そもそもマレーシアのシナリオが間違っていてこの容疑者はそもそも事件に関係ない、にせよ
2)マレーシアのシナリオは間違ってないのだが詰めが甘く容疑者を追い詰めるだけの証拠が揃わなかった、
にせよこうなると何処まで真相が解明できるか疑問符がつくという所でしょう。


■産経『北朝鮮外務次官、中国の王毅*27外相に「朝鮮半島情勢で意思疎通を深めたい」』
http://www.sankei.com/world/news/170302/wor1703020003-n1.html
 以前、浅井基文氏も『中国の朝鮮産石炭輸入暫定停止決定』(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/883.html)で「もちろん北朝鮮へのダメージがゼロの訳はない。北朝鮮も反発しているがアレは中国による北朝鮮に対する牽制であって、『これで北朝鮮崩壊』なんて考えたら大間違いだ。そんな事は中国は望んでないし、北朝鮮も中国と全面対決する気はない」と指摘していましたがそうした指摘を裏付けるニュースです。
 なにせ発表元が中国外務省ですから。これで中国が北朝鮮敵視に賛同してると思うのは馬鹿げています。


■朝鮮新報『中国政府による招請
http://chosonsinbo.com/jp/2017/03/06suk-7/

 朝鮮半島情勢の報道や解説で日本のメディアは、事あるごとに朝中間の関係冷却について指摘する。大抵は、米日南の強硬路線に「北の友好国」が歩調を合わせ、「国際的な対北包囲網」が強まるという筋書きだが、移り変わる国際情勢の構図はそんなに単純ではない。
▼朝鮮のリ・ギルソン外務次官が2月28日から訪中した。中国政府の招請によるものだ。リ次官は王毅外相らと会談したが、朝鮮中央通信は、双方が「朝中親善関係の発展」について討議し、「朝鮮半島情勢など共通の関心事」について意見交換したと伝えた。

 まあ朝鮮新報(朝鮮総連機関紙)なので当然割り引く必要はあるでしょうが「中国は基本的に北朝鮮打倒論に与しない」「李外務次官と王外相との会談もその証明だ」と言う指摘それ自体は全くその通りだと思います。


■産経【金正男氏殺害】金正男氏が石井*28自治相と会談計画 暗殺11日前に確約
http://www.sankei.com/politics/news/170301/plt1703010005-n1.html
 何のために石井氏と正男が会おうとしたのか、この面会が暗殺に影響してるのかなど気になるところです。


■産経『菅義偉官房長官 敵基地攻撃能力「装備体系も保有する計画もない」』
http://www.sankei.com/politics/news/170301/plt1703010022-n1.html
 敵基地攻撃能力とは必ずしも「北朝鮮攻撃」を意味するわけではありません*29が、救う会など反北朝鮮極右界隈では「北朝鮮攻撃」を意味します。で、菅は「そんな事をやる気はありません」と救う会らに向かって宣言したわけです。


横田めぐみさん拉致
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/post-2db4.html

 横田めぐみさん拉致は、拉致問題の象徴*30であるために皆全て分かったような気になっていますが、実はひょっとしたらとんでもないことが隠されているかも知れません。

 思わせぶりなことを言っていますが中身は何もないでしょう。くだらない話です。


■教育方針 
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/03/news24052931-0f.html

 大阪の森友学園のことがマスコミを賑わせ、国会でも盛んに取り上げられています。私立学校なんですから、いやなら行かなければ良い*31のではないかとか、そんなことを言うなら公立学校で偏向教育*32をやっている一部の教師は何なんだとか(公立学校での拉致問題の啓発を邪魔*33しているのもそういう人たちです)色々突っ込みを入れたくなります。

 「森友学園の教育方針の何が問題なんだ」「私学なんだから何やろうと自由だ」「朝鮮学校や(日教組など左派の?)偏向教育*34の方が問題だ」と放言する荒木です(土地払い下げ疑惑について触れない辺りはさすが荒木です)。まあ予想の範囲内ですが、西岡、島田、荒木といった救う会連中が「森友擁護すれば」、『何だ、あの救う会ってのは、非常識にもほどがある』『救う会とつきあってる家族会もバカじゃないか』と思われるわけですが、まあそう言う常識は今の家族会にはないようです。

*1:ただし野党は「太陽政策」と言う意味では「若干左翼的」かもしれませんが経済政策や福祉政策がそう呼べるかは疑問だと思います。

*2:なお横田めぐみ氏失踪当時は福田赳夫内閣。

*3:変装はしないまでも「私服で出入り」であって、警官の制服では出入りしないでしょうね。

*4:誘拐ではなく事故に巻き込まれた可能性もあるのだから機動隊員の動員は当たり前でしょう。

*5:国防副委員長、朝鮮労働党行政部長。

*6:金日成総合大学副総長、教育相を経て副首相(科学技術担当)

*7:まあ左遷されていたのでしょう。

*8:ただしウィキペディアに寄れば「第一副総参謀長」として、総参謀長から降格されている。

*9:常識で考えてそんな事は考えてないでしょう。在韓米軍や韓国軍だけでも北朝鮮の侵攻への対応は十分可能だからです。そもそも「青瓦台襲撃事件」では「在日米軍基地への破壊工作」など行われてないですしね。また、この西岡説だと「在韓米軍や韓国軍に対しても」機能停止に追い込むための工作員が韓国に多数入ってることになりますが、そう西岡は主張するのか。まあ恐らく恥知らずにもそう主張するのでしょうが。

*10:著書『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『中国という大難』(2013年、新潮文庫)、『習近平の闘い:中国共産党の転換期』(2015年、角川新書)、『中国は腹の底で日本をどう思っているのか』 (2015年、PHP新書)など

*11:中井が演じたと言う事は彼が主役(あるいは準主役)で『新幹線大爆破高倉健』みたいな『それなりに魅力的な悪役』だったんでしょうか。

*12:単なるネタ扱い(アクション映画が作りたいだけ)か、反北朝鮮映画か知りませんが、後者なら勿論前者でも俺のような人間にとっては不愉快です。相手が北朝鮮でも許される描写ではないでしょう。まあ、幸いなのは「似たような映画である韓国のシュリ」と違って日本でほとんど話題にならなかったことですかね(もちろん、『君の名は。』やジブリ映画なんぞと比べたらお話にならない程度の話題にしかならなかった)。当然こんな映画は北朝鮮バッシングの風潮には「結果的に」何ら貢献しなかったでしょう。たぶん「落ちぶれた日本映画業界ではありがちなこと」ですがつまらなかったんでしょう。

*13:外務次官、国連大使を経て外相

*14:非常事態相、モスクワ州知事を経て国防相

*15:韓国のこと

*16:自治事務次官、岸内閣官房副長官東京都副知事などを経て都知事

*17:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*18:副知事を経て都知事

*19:第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相を経て都知事

*20:仮にも行政機関が「反日」云々て正気じゃないですね。どういう基準でそんな判断をするのか。まあ「慰安婦性奴隷は反日」と言わなかっただけ産経よりマシですが。

*21:本音はともかく建前はそうでしょう。何も防衛目的でオンリーでやってるんじゃない。

*22:そんな事言ったって何がどうなるモンでもないでしょうに。

*23:それ、世界遺産登録とは関係のない話でしょう。

*24:震災復興支援なら何も台湾だけではなく中国もしていますし、こうした支援には政治的思惑もあるわけです。台湾をここまで褒めるような事じゃない。

*25:著書『Q&A外国人の地方参政権』(1996年、五月書房)、『在日外国人(第三版)』(2013年、岩波新書)など

*26:もちろんうがった見方をすれば「北朝鮮への政治的配慮」の可能性もありますが、これは素人には判断できません。

*27:駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て外相

*28:海部内閣国土庁長官、羽田内閣自治相・国家公安委員長民主党国会対策委員長、副代表など歴任

*29:とはいえ小国・北朝鮮以外でたとえば「大国・ロシアだの中国だの」相手にそんな事を言ったらもっと大問題になりますが。

*30:勝手に救う会が象徴にしたことによって他の拉致(有本恵子氏、増元るみ子氏など)が埋没するという笑えない事態になっています。

*31:その理屈はまるきり荒木らが非難する「朝鮮学校の教育」にも該当するんですけどね。全くデタラメな野郎です。

*32:荒木は偏向教育の例として「拉致啓発の邪魔」云々と書いていますがまあ奴は極右ですから拉致限定でないことは言うまでもないでしょう。「南京事件慰安婦など歴史教育で教えるのは反日自虐教育」などとんでもない事を考えてることは分かります。

*33:「学校で啓発」てただの右翼政治活動ですからね。まともな啓発ならともかく「特定失踪者」「自衛隊拉致被害者を救出するために改憲が必要」なんて与太まで啓発名目でやればそりゃ反発、批判もでるでしょう。まあ、まともな啓発だって拉致の解決に役立つわけでは全くないですが。

*34:朝鮮学校なら「拉致関係」としてまだ分からないでもない(支持するではない)ですが「(日教組など左派の?)偏向教育」だそうです(呆)。