「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(11/27分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

■難を転ずる南天
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171223

 何の変哲もない公園だが、明治天皇行幸記念碑が建っている。解説板を見ると、ここは明治の政治家、三条実美(さねとみ)の別荘だったとある。

 高世が公園名を書かないのでぐぐって調べたところ台東区橋場の妙亀塚公園のようです。
 なお、三条の死後、彼の別荘「対鴎荘」は多摩市に移築されます。移築後は料亭だったそうですが、料亭が潰れてからは廃屋と化し、結局取り壊されたようです。そして取り壊された後、現在は公園が整備され、記念碑が建っているようです。

参考

三条実美(1837〜1891年:ウィキペ参照)
長州藩と密接な関係を持ち、暗殺された姉小路公知(1840〜1863年)と共に尊皇攘夷激派の公卿として幕府に攘夷決行を求め、孝明天皇の大和行幸を企画した。
1863年には、中川宮(後に久邇宮)ら公武合体派の皇族・公卿と薩摩藩会津藩らが連動したクーデター「八月十八日の政変」により朝廷を追われ、京都を逃れて長州へ移る(七卿落ち)。長州藩に匿われるが、1864年の第一次長州征伐(幕長戦争)に際しては、福岡藩へ預けられる。太宰府へ移送され、3年間の幽閉生活を送った。
・1867年の王政復古で表舞台に復帰、明治新政府で議定となる。翌1868年には副総裁。明治2年(1869年)には右大臣、明治4年1871年)には太政大臣となった。
 明治6年1873年)の征韓論論争では、西郷隆盛*1板垣退助*2江藤新平*3らの征韓派と岩倉具視*4大久保利通*5木戸孝允*6らの征韓反対派の板挟みになり、心労から人事不省状態に陥り、右大臣の岩倉が太政大臣代理となって事態を収拾した。明治18年(1885年)には太政官制が廃止されて、内閣制度が発足したため、内大臣に転じた。
明治22年(1889年)、条約改正交渉が暗礁に乗り上げ、大隈重信*7外相が玄洋社の構成員に爆裂弾を投げつけられて右脚切断の重傷を負う事件が発生した。進退窮まった黒田内閣は、10月25日、全閣僚の辞表を提出した。ところが、明治天皇は、黒田*8の辞表のみ受理して、他の閣僚には引き続きその任に当たることを命じるとともに、内大臣の実美に内閣総理大臣を兼任させて、内閣を存続させた。実美は明治4年1871年)に太政大臣に就任して以来、名目上は常に明治政府の首班であったが、伊藤博文による内閣制度導入と伊藤の首相就任によって、これに終止符が打たれたのは、この4年前の明治18年(1889年)のことだった。伊藤の首相就任に伴って、実美は内大臣に就任し、天皇の側近として「常侍輔弼」することになったが、そもそも内大臣は実美処遇のために創られた名誉職にすぎなかった。これに対し、かつて実美に仕えたことがある尾崎三良元老院議官、法制局長官など歴任)は、伊藤に強く抗議すべきであると進言したが、実美は「国家将来のためのことであり、私自身の問題ではない」として、尾崎に対して軽挙を戒めている。明治天皇が実美に首相を兼任させたのは、上記の実美の境遇を気の毒に思ったことが影響しているとされる。天皇山縣有朋に組閣の大命を下したのは黒田の首相辞職から実に2ヵ月も経った12月24日のことだった。そのため、この期間はひとつの内閣が存在したものとして、「三条暫定内閣」と呼ぶことがある。
 しかし、この2ヵ月間は一般には「黒田内閣の延長」であって「実美は歴代の内閣総理大臣には含めない」とすることが多い。
・内閣制度移行に際し、誰が初代内閣総理大臣になるかが注目された。衆目の一致する所は、太政大臣として名目上ながらも政府のトップに立っていた三条と、大久保(参議、大蔵卿、内務卿を歴任)の死後、事実上の宰相として明治政府を切り回し内閣制度を作り上げた伊藤*9だった。しかし三条は、藤原北家閑院流嫡流清華家の1つ三条家の生まれという高貴な身分、公爵である。一方伊藤といえば、貧農の出で武士になったのも維新の直前という低い身分の出身、お手盛りで伯爵になったものの、その差は歴然としていた。太政大臣に代わる初代内閣総理大臣を決める宮中での会議では、誰もが口をつぐんでいる中、伊藤の盟友であった井上馨*10は「これからの総理は赤電報(外国電報)が読めなくてはだめだ」と口火を切り、これに山縣有朋*11が「そうすると伊藤君より他にはいないではないか」と賛成、これには三条を支持する保守派、公家出身の参議も返す言葉がなかった。つまり英語力が決め手となって三条は初代内閣総理大臣になり損ねたのである。
・新政府樹立と共に、ほとんどの公家が閑職に追いやられた中、最後まで要職に就任し続けた希な経歴の持ち主であった。

内大臣府(ウィキペ参照)
・その職務や権限、天皇に助言できる範囲は、憲法学者ですら明確に定義することができないほど、非常に曖昧かつ抽象的であった。全ては天皇と「内大臣に就任した人物」との信頼関係のみで成立するという、特殊な官職でもあった。これは当初、太政大臣を退く三条実美を処遇する名誉職としての意味合いが強かったことによる(事実、当時の宮中席次では内閣総理大臣より内大臣が上席とされた)。
・若年の大正天皇の即位により、内大臣職は重要ポストとなり、総理経験者である桂太郎*12内大臣侍従長として宮中入りする。その後も、「大山巌*13」「松方正義*14」「平田東助*15」など大物政治家が、藩閥の勢力拡大や政局の思惑とも連動しながら起用された。

 個人的には三条実美とは「伊藤博文など薩長出身者と対抗して何かをバリバリやるタイプではない」「ある種の限界がある」が、ウィキペディアのエピソードを読むにそれなりに人望と能力はある人なのだろうと思います。
 何せ公家の中で、明治維新後、要職に就き続けたのは彼(太政大臣内大臣、臨時首相)と岩倉具視(外務卿、右大臣、太政大臣代理)ぐらいでしょう。明治新政府の要職は次第に伊藤博文山県有朋(長州)、黒田清隆(薩摩)のような薩長出身者が独占していったわけです。三条は「下級公家から成り上がった」岩倉と違い家柄はいいですが、家柄だけで要職に就けるとは思えません(親(元外相)と祖父(元首相)の七光りだけで首相になった安倍のような例外はありますが)。


東京新聞の村中璃子氏会見記事
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171220
 この記事の下の方にも書きましたが、「ワクチン接種勧奨(あるいはワクチン接種自体)」の是非はともかく、

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171212
 抗議の行き先はメディアの編集部ばかりではなかった。時には出版社の株主の社長室であり、時には株主の会社に影響力のある政治家のところだった。元東京都知事の娘で被害者団体と親しいNHKプロデューサーは、私の住所や職場や家族構成を知ろうと熱心だった。私と家族には山のような脅迫のメッセージが届いた。

という「具体性のない怪しい話」を書き飛ばす村中氏という人間には俺は「どこまで信用できるのか」という疑念を感じています。
 もちろん「村中氏のこうした怪しさ」と「ワクチン接種勧奨(あるいはワクチン接種自体)の是非」は「話が別」とわかっています。高世記事によれば村中氏とは関係ない、WHOや日本産婦人科学会などが接種勧奨再開を日本政府に要請してるそうですからね。
 しかし、こういう怪しい人間を高世のように「留保条件もつけずに」手放しで評価する気には俺はなりませんし、「話が別」とはいえ、こういう怪しい人間の主張「ワクチン接種勧奨再開」にはどうしても眉唾します。
 まあ村中氏の話の前に郡上カンパニーとやらの話があります。

 先週末は「郡上カンパニー」の成果報告会だった。それで3回目の岐阜県郡上市
 郡上カンパニーとは、郡上市の移住促進策の一環として始まったプロジェクト。都市部の若者と地元の企業家が一緒になって「未来につながる仕事」を作っていこうというもので、「都市部の若者」が手弁当で郡上に通って、8つの事業を立案してきた。私もその「都市部の若者」26人の一人として3カ月携わってきた。

 高世はどう見ても「若者ではない」ですが「ジャーナリストだから宣伝効果を計算して特別扱い」なんでしょうか。さて村中氏の話に入ります。

 村中さんは自身の執筆や講演活動をめぐり、ワクチンに反対する人たちから誹謗(ひぼう)中傷や妨害を受けたことを明かし

 誹謗中傷はともかく「妨害」てのは文字通りの妨害(執筆や講演なんかさせるな)なんでしょうか。
 このあたり明確に書いてないので判断に困りますが、単に村中批判に過ぎないなら「是非はともかく」妨害とはいえないでしょう。

 国内では接種後の体調不良の報告が相次ぎ、政府は四年前から接種を呼びかける「積極的勧奨」を中止している。

 あくまで中止されてるのは「勧奨」にすぎず接種自体はできることを明確に東京新聞が書いてることは評価できます。高世や村中氏はそのあたりが曖昧で「意図的に誤読させたいのか」と俺は疑念を感じていました。

 国の内外の疫学調査で体調不良の原因は、思春期に多く見られる「心身の反応(機能性身体症状)」の可能性が高いことが分かってきた。

 機能性身体症状は素人には意味がよく解りませんが、東京新聞はこう断言していいのか。それは村中氏らワクチン勧奨賛成派の主張に過ぎないのではないのか。
 そのあたり曖昧なところがあるからこその「勧奨中止」ではないのか。
 なお、仮に「機能性身体症状(薬害ではない?)」と仮定して、「村中氏らの側」にそうしたことをワクチン被害者にきちんと説明してきたのか、いたずらに「ワクチン接種勧奨(あるいは接種それ自体)の中止を主張する被害者を分からず屋として誹謗中傷するところが無かったか」とか、「俺も医学素人なので思いつきに過ぎませんが」、ワクチンの薬害ではないとしても「注射が原因」であるならば「仮にリスクが低いとしても、果たして機能性身体症状のリスクを冒してまで注射していいのか(つまり結果的に勧奨中止は正しいのではないか)」とか言った考察や「考察に基づく被害者などへの説明」は必要じゃないか。そしてそういう考察や説明は果たしてどれほどされてきたんでしょうか?
 もちろんこれは「ワクチン反対派やワクチン副作用被害者」の村中氏らへの批判が正しいということではありません。村中氏らに「ワクチン接種勧奨は正しいんだ」で話を終わらせてしまう思い上がりがないかと言うことです。

 村中さんは、国内の接種率が70%から1%未満へ急落した現状にも言及。「科学的根拠を欠いた誤情報があふれ、子どもたちが将来、命の危険にさらされるのを医師として見過ごせない。執筆活動で真実を伝えていく」と述べた。

「執筆活動で真実を伝えていく」つうなら

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171212
 抗議の行き先はメディアの編集部ばかりではなかった。時には出版社の株主の社長室であり、時には株主の会社に影響力のある政治家のところだった。元東京都知事の娘で被害者団体と親しいNHKプロデューサーは、私の住所や職場や家族構成を知ろうと熱心だった。私と家族には山のような脅迫のメッセージが届いた。

という「具体性のない怪しい話」を書き飛ばすのはやめてほしい。

 村中さんを推薦した日本産婦人科医会の木下勝之会長は「この受賞が厚労省に強いインパクトを与えると信じている」とコメントしている。

 やれやれです。俺が指摘した村中氏の問題点を木下会長は何とも思わないのか?。いかに「村中氏以外にこの件を、日本産婦人科医会の期待する形(接種勧奨の再開支持)で取り上げるライターが少ない」にせよ。
 この推薦やコメントが「彼個人の物」にすぎないならともかく「日本産婦人科医会を代表しての物」なら「こんな問題のある人物・村中氏を会として宣伝していいのか」と非常に疑問を感じます。
 しかしこうなるとマドックス賞の選考者も俺が指摘した村中氏の問題点を理解した上で受賞させたと言うよりは「木下勝之氏ら推薦者の言葉をそのまま信用しただけ」じゃないかという疑念を感じます。
 しかしこの

「この受賞が厚労省に強いインパクトを与えると信じている」

というコメントには非常に違和感を感じます。
 ワクチン被害者に対して「ワクチン接種は必要であるし、ワクチンが原因で副作用が起こってるわけではない」と村中氏らが説明して了解が得られれば「ワクチン接種の勧奨」という意味で問題は無いわけです。
 もちろん「説明すれば了解が得られる」つう単純な話でもないですが、「副作用被害者を説得しよう」つう考えが村中氏や日本産婦人科医会からまるきり感じられないのは人としてどうかと思います。被害を訴える副作用被害者を「ワクチン接種を邪魔する厄介者」としか思ってないのか。俺は村中氏らには疑念と不快感を感じることを正直に指摘しておきたいと思います。

【追記】
 ググったところ以下の記事を見つけたので紹介しておきましょう。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/tp170331.html
(参考)
 平成28年度の池田班に関して実施された信州大学が設置した調査委員会(第三者委員会)の報告書と信州大学学長のコメントについては、以下をご覧ください。

 重要なことはこの調査委員会報告、学長コメントでは「データ捏造などの不正行為は認められなかった」とされてることでしょう。もちろんだからといって「調査結果が適切だ」とされてるわけではない。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/tp161124.html
平成28年3月16日の成果発表会における池田修一氏の発表内容に関する厚生労働省の見解について
 一部報道*16よりねつ造の指摘があり、また池田修一教授が所属する信州大学が外部有識者による調査委員会を設置して調査しました。
 信州大学の調査が終了し、以下の内容が公表されました。
・マウス実験は、各ワクチン1匹のマウスを用いた予備的なものであった。
・予備的な実験であったため、結果の公表に際しては特段の配慮がなされるべきであった。
池田氏が発表で用いたスライドには、マウス実験結果を断定的に表現した記述や、自己抗体の沈着、といった不適切な表現が含まれていた。
 前述より、マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない。
 池田氏に対し、混乱を招いたことについて猛省を求める。

として調査委員会は池田氏に対して一定の批判をしているようです。
 しかしこうなると信州大調査委員会のように「不適切な調査(あるいは『不適切な調査発表』か?)」といえばいいところを「捏造」とまで村中氏がいいきったのは「言い過ぎ」の疑いがあります。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
Q15.
 子宮頸がん予防ワクチンはどれ位効くのですか?
A15.
 子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん全体の50〜70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などに持続感染等の予防効果をもつワクチンです。
Q16.
 子宮頸がん検診と子宮頸がん予防ワクチンは両方受けなければいけませんか?
A16.
 子宮頸がん検診、ワクチンともに有効な予防方法ですが、ワクチンは16型18型以外の高リスク型HPVが原因となる子宮頸がんを予防できないため、子宮頸がん検診も受診し、子宮頸がんに対する予防効果を高めることが大切です。特に20-30歳代で発症する子宮頸がんを予防するためにはワクチンの効果が期待されています。

 高世や村中氏の記事で気になるのは「ワクチン接種やその勧奨を強調するあまり」ワクチンさえ接種すればいいかのような誤解を与えないかと言うことです。
 ワクチンは現時点では「子宮頸がん全体の50〜70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)」にしかききません。
 もちろん「だから接種やその勧奨は無意味だ」という話でもないですが「接種すればそれで安心」ではなく別途「定期検査も必要」なわけです。


有田芳生*17のツイート

 ある帰国した拉致被害者拉致問題アメリカは動かないと見ている。核、ミサイル問題は深刻だが、拉致は政策課題ではないからだ。

 「ある帰国した拉致被害者」つうのは蓮池薫氏でしょう。


蓮池透氏のツイート

 横田早紀江さんが、もし安倍批判を始めたら政権は持たないと思う。

 いや拉致は風化してますから、別に影響ないんじゃないですか。

 歓迎?。逆効果では?
拉致被害者家族>「圧力の強化に」と歓迎 「テロ」再指定(毎日新聞

 俺も同感です。

「痛恨の極みだ」
 何言ってんだか。みんながいなくなるのを待っているんじゃないの?
拉致被害者帰国へ努力=菅長官(時事通信) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171212-00000051-jij-pol

蓮池透
「秘密を知ったから帰さない」
 何度聞いたことか。あり得ない。
■産経『【大韓航空機爆破30年】実行犯の金賢姫工作員インタビュー 「めぐみさんは金正日一家の秘密を知ってしまった」』
http://www.sankei.com/world/news/171129/wor1711290003-n1.html

 そもそもなんで「1980年代に韓国公安に逮捕されてる金賢姫が、小泉訪朝について評価できるんだ」て話です。1990年代以降の北朝鮮情報なんかあの女が知ってるわけがない。
 それはともかくはっきり言ってないとはいえ蓮池兄弟も「横田めぐみさんは死んでる可能性が高い」と見てるんでしょう。

蓮池透さんがリツイート
山口二郎*18
■昭恵首相夫人「つらい1年」 ベルギー勲章授与式であいさつ | 2017/12/7 - 共同通信 https://this.kiji.is/311479174953092193
 つらさから抜け出す方法はただ一つ。公の場で夫人が森友学園に対して行ったことを正直に話すこと。甘ったれるんじゃない。

 しかし昭恵に勲章ってベルギー政府は正気なのか、何の業績だと聞きたくなります。どうみても「安倍の女房だからあげてる」ようにしかみえない。昭恵と違ってマジで社会のために貢献している人に対して失礼じゃないか。それにしてもこんなんで日本人マジョリティや「夫の安倍」が喜ぶと思われてるのならずいぶんとベルギーも我々日本人を馬鹿にしています。まあ「馬鹿にされても仕方のないアホが日本人なんだ」と言われれば反論できない気がしますが。
 そして勲章授与の場で勲章と全然関係ない「森友追及でつらかった」なんてことを言ってる昭恵も本当に非常識です。

蓮池透さんがリツイート
・やいちゃん‏
「私は適切だと言っていない(言ったのは佐川理財局長だピョーン!)」と答弁するクズ上司(ボーガス注:の安倍首相)。上司にしたくない男ナンバーワンよねぇ。

 もちろんこのリツイートは「全く同感、あの男はくずだ」「あの男は森友で真っ黒だと思う」「そんな男が拉致で何かやれるわけもない」つう意味でしょう。拉致に直接は関係ないこういうツイートでも家族会は「蓮池透は安倍批判するな!」でしょうけど。森友加計ですら批判しないんだから家族会もどうしようもないバカの集まりです。

蓮池透さんがリツイート
中野晃一*19 
 これ、一面トップの見出しでいいと思う。
「私が調べて私が適切であるということを申し上げたことはない」
 「これまでのお約束と異なる新しい判断」と双璧をなす(ボーガス注:安倍首相の)ちゃぶ台返し。まじめに生きてる大人は怒ったほうがいいですよ。

蓮池透さんがリツイート
・umekichi‏
野党「拉致問題は安倍政権で必ず解決すると言ってから六年。一ミリも進んでない。何か具体的な進展は?」
安倍先生「トランプ氏が国連演説で取り上げ、来日した際には拉致被害者家族にあって頂いた」
 六年間の成果がトランプ氏が演説した事だけかよ。自慢気に言う事じゃない。

蓮池透さんがリツイート
立川談四楼
麻生太郎*20「選挙の勝利は北朝鮮のお陰」、山本幸三*21「何であんなに黒いのが」、山東昭子*22「子供4人で表彰」、竹下亘*23宮中晩餐会に男性パートナーは」--とまあ揃いも揃ってよくこんな暴言が吐けるもんだ。と思ったら二木啓孝さんが「元々そういう人たちの集まりがザ・自民党*24なんですよ」と解説、直ちに納得。

蓮池透さんがリツイート
立川談四楼
 「亀井静香*25訪朝の意向」とのニュースにさすがだなと思った。今回立候補はしなかったが、身軽さ故であろう先ず訪韓して文在寅*26大統領と会談、12月に北朝鮮入りするらしい。戦争は絶対いかんとの信念で核、ミサイル、拉致問題等を話し合うという。

 以上、いくつかのツイートを紹介しましたが、蓮池氏の安倍不信、自民不信ぶりが実によくわかります。


ジェンキンスさん、増元信子さん逝く
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171213

 ジェンキンスさんたち4人の米兵の存在が、拉致事件に関係しているのを公にしたのは、たぶん私たちが世界で最初だった。
 きっかけは1997年秋、北朝鮮に拉致されたシハームさんというレバノン人女性がいて、彼女のもとをその母親が訪問しているという事実をつかんだことだった。母親はハイダールさんといい、イタリアに住んでいた。北朝鮮にいる拉致被害者を家族が訪れるというのは、この母娘と寺越武志の一家だけだろう。

 「会わせてくれる」つうなら会えばいいと思います。無意味に孫との面会を拒否する横田の奥さんは言葉を選ばずに言えば本当に「頭がおかしい」。
 それと「寺越親子が拉致だと認めてない」のに「寺越さん」を拉致呼ばわりする高世は全く「人間としての配慮」にかけています。

 次々と知られざる事実が掘り起こされ、興奮に震える日々だった。東京のアメリカ大使館に脱走米兵が拉致されたレバノン女性と結婚して3人の男の子をもうけ、平壌で暮らしていることを知らせる、すぐに駐在武官のトップが面会を申し込んできて情報交換をした。米軍は、レバノン女性の拉致との関連については全く知らず、我々の情報に仰天していた。

 要するに自慢話ですが、高世の言うことが事実なら「超大国米国」ですら拉致ではつかんでないこと(あるいはつかんでなかったこと)がたくさんあると言うことです。
 まあ「脱走米兵は狭義の拉致ではない」つう理由もあるのでしょうが。つまりは「拉致被害者の居場所をつかんで救出する」なんて巣くう会の与太は実現不可能だろうと言うことです。

 2005年12月、うちの会社が(ボーガス注:レバノン人拉致被害女性の母親)ハイダールさんを日本に招待*27し、ジェンキンスさんと会わせた。ハイダールさんは、ジェンキンスさんに娘の暮らしぶりや、解放される可能性*28などについて尋ねていた。有本恵子さんの両親や横田さん夫妻からは、たった一人で孤立しているハイダールさんが励まされていた。レバノン政府に訴えても、もう終わったことだとして相手にされないという。

 確かルーマニアだのタイだの(これも脱走米兵と拉致被害女性が結婚してたと曽我さん夫婦が証言した)も家族の訴えにレバノン同様「今更どうにもならない」的な態度だったと思います。実際、小泉訪朝の成功なんて僥倖でしょう。
 「返してくれたら経済支援する」なんて小泉訪朝での手段は日本のような経済大国にしか使えない手段ですからね。タイ、ルーマニアレバノンではそうもいかないでしょう。

これで未帰還の拉致被害者の親で生存しているのは神戸の有本さん夫妻と横田さん夫妻しかいない。

 正直生きてたら北朝鮮も帰国させるでしょう。死亡理由が何かはともかく「もはや死んだ」と見るのが合理的でしょうね。
 で有本夫婦はともかく、横田夫婦なんか「孫がいる」わけですから会えばいいわけです。「めぐみと会えない限りウンギョンと会わない」なんていっても何もどうにもならない。

そんななか、安倍首相が、横田早紀江さんからの手紙を2年も無視していたとの記事が出た。安倍首相は、実際には本気で拉致に取り組んでいないと思っていたが、やはり、という内容。
http://lite-ra.com/2017/12/post-3645.html

 で高世が紹介するリテラの記事を見てみましょう。

http://lite-ra.com/2017/12/post-3645.html
■リテラ『安倍首相が横田早紀江さんの直訴の手紙を2年間、無視し続けていた! 政治利用の裏で拉致被害者家族への冷淡』
 驚きの事実が発覚した。拉致被害者横田めぐみさんの母で、拉致被害者救出運動のシンボル的存在でもあった横田早紀江さんのことを、安倍首相が2年にわたって無視し続けているというのだ。
 この事実を明かしたのは有田芳生参議院議員。12月2日のツイッターにこんな投稿が掲載された。
横田早紀江「政府は一生懸命、知恵を練って下さっていると思いましたが、40年たっても何も分からない状況に、一体何だろうか、信じてよかったのかとの思いが家族にはあります」(めぐみさんが拉致された11月15日の記者会見)。早紀江さんが思いを綴った手紙を安倍首相に書いても梨のつぶてです。〉
 早紀江さんが安倍首相に手紙を送ったのに、「梨のつぶて」とは一体どういうことか。そもそも早紀江さんと安倍首相は最近も、直接何度も会っている。たとえば今年だけでも2月22日に首相官邸で早紀江さんを含む拉致被害者家族と面会、また解散総選挙直前の9月17日には「国民大集会」に出席し、“拉致解決が最優先課題”だといつものように強調したが、その前に被害者家族と面会をしていた。さらに、9月28日の解散当日にも被害者家族を官邸に呼びつけ、トランプ大統領と被害者家族の面会の約束を取り付けたことを手柄のように披露し、露骨な総選挙向けアピールをした。そして11月6日には来日中のトランプ大統領と被害者家族が面会したが、その席には安倍首相が早紀江さんら家族とともに同席している。
 だが、表面的にはいまも緊密な交流があると思われていた安倍首相と早紀江さんだが、実際はまったく違ったということらしい。
 ツイッターについて有田氏本人に聞くと、こんな答えが帰ってきた。
「今から2年ほど前だったと思います。早紀江さんは思いを綴った長文の手紙を安倍首相に送ったのです。内容の詳細は知らないのですが、娘のめぐみさんの救出をお願いし、また自らの心情を記したようです。しかし現在に至るまで、安倍首相からの返事や電話などはありません。完全無視です。拉致問題を最重要課題と言いながら、この態度には不信感以上のものがあります」
 さらに、拉致問題を取材している大手紙記者も、安倍首相と早紀江さんの関係をこう証言する。
「家族会の面会や集会などでも、安倍首相は早紀江さんと握手するだけで、突っ込んだ話をしようとはしません。早紀江さんも“お願いする”立場ということで、本音を言えないのでしょう。手紙のことについて、安倍首相に直接きくこともしていないようです」
 しかも、こうした冷淡な態度は、早紀江さん個人に対してだけではない。安倍政権は第二次政権発足時に「拉致問題対策本部」のもと拉致関連の会議体を6つも発足させているが、それから5年あまり「日刊ゲンダイ」(12月4日付)が会議の開催状況を調べたところ、いずれの会議体もほとんど開かれることなく開店休業状態になっていたという。
 ようするに、拉致問題を前面に出して国民の人気を獲得し、首相にまでのしあがり、いまもことあるごとに拉致問題の解決を強調している安倍首相だが、実際は北朝鮮への強硬姿勢じたいが目的であり、拉致問題の解決や被害者家族の思いなんてまったく本気で考えていなかったというだろう。

・どんな形であれ最低限、返事ぐらい出すべきでしょう。周囲に「私が総理の名代として横田さんに返事してきます(例:飯島勲氏)」という動きもなかったんでしょうか。
・「巣くう会とズブズブ」の高世ならこうした安倍批判は無視するかと思ったのですがね。告発者が高世と親しいらしい有田氏だから、こういう態度なのか。
 それはともかく、「第三国モンゴル」「1回会っただけで後は会ってない」とはいえ「会うべきでない」という巣くう会、家族会の声を無視して、ウンギョンさんと会った横田奥さんですからね。正直、巣くう会や家族会、安倍を「全面的には信用してない」のでしょう。ただそれでも「なしのつぶて」という今回の話が事実だとしても横田奥さんは安倍を表立っては批判せず、暴露したのは有田氏の訳です。なぜか、巣くう会、家族会、安倍とのしがらみ、腐れ縁が切れない横田奥さんです。
 断言してもいいと思いますが、この有田発言について、横田奥さんは救う会、家族会に対してはしがらみから「そんな事実はない」と言い出すんじゃないですかねえ。
 正直「横田奥さんが有田発言を支持するとは思えない」状況で有田氏がこういう発言をする動機が今ひとつ解りません。

 しかし、そうした早紀江さんの“願い”や“思い”をふみにじるような事態がいまだに進行している。3年前の14年、横田夫妻がめぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとモンゴル・ウランバートルで初めて面会、その後「週刊文春」(文藝春秋)で面会時の写真と、有田氏による面会の様子などの記事が掲載されたが、これに対し救う会のHP には、横田夫妻による“不可解な声明”が掲載されたのだ。
 そこには写真は横田夫妻が提供したものではなく、有田氏が勝手に持参したもので、記事も有田氏が勝手に書いたという旨が書かれていた。当時、本サイトで報じたが、これは「救う会」会長の西岡力氏が横田夫妻を非難、圧力を加えたことで、横田夫妻が声明を出さざるを得ない状況に追い込まれたものだった。また、このとき、横田夫妻への圧力は西岡会長だけではなく、安倍首相応援団の櫻井よしこ氏や、かつて拉致問題担当相だった中山恭子参議院議員からもあったという。

 「声明を出さざるを得ない」つうのは意味不明ですね。
 「有田氏に私たちは大変世話になっている。批判することなどできない。あんたらがそうしろというなら、巣くう会や家族会とは縁切りする」といえばそれで終わる話です。
 それで縁切りになるのか、巣くう会、家族会が「有田批判なんかしなくていいです」と夫妻に屈服するのかはともかく。
 小泉訪朝前ならともかくそう言って困る理由は横田夫妻にはどこにもないでしょう。むしろ困るのは家族会、救う会の方です。
そもそも
■そもそも論として、横田さんたちと「巣食う会」「家族会」がいまさら関係があることすら変な話だ
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/2f3b02036fec1739401ed2483dfafe13
id:Bill_McCrearyさんが言うとおりで「ウンギョンさんとの面会後もつきあってること」の方がおかしいんじゃないか。

 さらにトランプ大統領との面会でも、同様の “圧力”が存在した。トランプ大統領に戦争反対を伝えたいと考えていた早紀江さんに対して、安倍応援団が介入し、制止していたのだ。これを報じた「女性自身」(光文社)11月14日号によれば、10月19日クリスチャンの早紀江さんを囲む後援会的集会「祈りの会」が開かれたが、そこで早紀江さんが参加者に「トランプさんに会ったら、“戦争はしないでください”と言おうかな、それとも政治的発言は控えたほうがいいのかな」と話したところ、同会に出席していた「救う会」関係者が、早紀江さんのこの言葉をさえぎるようにこう発言したという。
〈「政治的発言はしないほうがいい。大統領に会えるのも安倍さんのおかげなんですから」〉

 「え、なんで女性自身にそんな記事載るの?。そういう雑誌だっけ?」ですが、まあそれが事実だとして安倍と巣くう会にへいこらし続ける横田奥さんにも困ったもんです。

 この発言もまた、早紀江さんと同じクリスチャンとして、毎回のように同会に出席している西岡会長のもの

 西岡とか曾野綾子みたいなゲスがクリスチャンを名乗ってるのには本当にうんざりします。
 「宗教って意味あるのか?。無意味なんじゃねえか?」つう気にすらさせられます。
 それにしてもこの会への西岡の出席って明らかに「横田奥さんの言動の監視活動」でしょうねえ(苦笑)。

 これ以上、拉致問題と被害者家族を安倍首相の政治の道具にさせていてはいけない。

 いやーそもそも「政治利用」を容認してるのは横田奥さんら家族会自身ですからねえ。彼らが「安倍はふざけるな」といえば加計森友など「安倍のほかの問題はともかく」、拉致の政治利用はすぐに終わる話です。我々部外者が外野から何か言う必要も無い。
 家族会や横田夫妻にとって安倍批判の一番いいタイミングは「蓮池透氏が安倍批判を始めたとき」でしょうがそのときに蓮池氏を裏切り者呼ばわりするのが家族会でそれを横田夫妻も容認したわけですから、もうどうにもならないでしょう。
 ちなみに高世が紹介するこの話での有田氏のツイート。

蓮池透さんがリツイート
有田芳生
 この孫娘とその娘が住む平壌を戦火にまみえさせてはならない。「戦争はしないでください」というのは、母として、人間としての根本倫理だ。それに対して政治的発言はするなと圧力を加える「救う会」幹部はまったく間違っている。


■子宮頸がんワクチン否定から肯定に変わったらしい産経の謎態度
 さて以前、拙エントリ
■【解答乱麻】参院議員・山谷えり子*29、セクシュアルデビュー?(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100905/1253622453

・要約すると「国が接種代金を補助して子宮頸がんワクチン接種を推進することには私は反対だ」。
(中略)
(ボーガス注:反対理由は)「副作用の危険*30」と「性交の低年齢化の恐れ*31」だそうだ。

と書きましたが昔の産経は子宮頸がんワクチン接種には公然と反対していました(ただしこれはあくまでも産経および「山谷のような極右議員」のみで「自民党は推進の立場」でした)。
 それが今や
■「産経と道新のみ」とツイートした医師・村中璃子氏 子宮頸がんワクチンの安全性を積極発信のワケ
http://www.sankei.com/premium/news/171216/prm1712160022-n1.html
として接種を積極的に推進する方向に鞍替えしたようです。しかも立場変更の理由を説明しない。まあ、いつもながら、訳のわからない新聞です。


■過去の拙「子宮頸がんワクチン記事紹介」
 過去に小生が書いた子宮頸がん記事を改めてアップしておきます。当時から「よくわからないので安易に結論を出したくない。慎重に話を進めたい」つう点では小生の見解は変わっていないと思います。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140412/2310987654
■【感染症と人の戦い】子宮頸がん予防の利益とリスク 川崎市健康安全研究所所長・岡部信彦
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140412/bdy14041212410001-n1.htm
 大変厄介な問題であり筆者の結論も明快ではありません。
 副反応で苦しんでる人がいるのは事実ですがメカニズムがわからない。つまりは「接種が原因とは言い切れない」ということです。ただ接種が原因かもしれないし、原因がわからないから副反応の予防のしようがない。
 一方で接種には「子宮頸がん予防」と言うメリットがあるし、副反応もさまざまな方法で改善出来る。
 結局、「副反応の原因が解明されるまで」当面は「医師がメリット、デメリットを伝えた上で当事者に自己判断してもらう」「自己判断の結果、デメリット(接種しない事による子宮頸がん発病や接種による副反応)を受けた場合も国がそれなりのアフターケアをする(自己責任だとして切り捨てない)」しかないでしょう。「自己判断にゆだねる」というのは無責任な気もしますがはっきりしたことが言えない今、国が一律に「是非受けるべし」とするのも「絶対に受けるな」とするのも不適切でしょう。


■サイエンスより感情の日本 2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171214
■サイエンスより感情の日本
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171212
の続きです。以前書いたように俺は「子宮頸がんワクチン接種の是非」について意見を言うほどの知識が無いので単に「高世が紹介する村中氏の文章への感想」を述べることにしましょう。
 なおこれから紹介する文章は

(以上は、ジョン・マドックス受賞スピーチ「10万個の子宮」からhttps://note.mu/rikomuranaka/n/n64eb122ac396

だそうです。

 私はただ真実を書いてきただけであり、このワクチンを推奨するために書いたことは一度もない。

 「何だかなあ」ですね。
 よほど「一部のワクチン反対派」に「村中は特定のワクチンメーカーから金でももらってこういう記事でワクチンを推奨してるのだろう」とでもいわれたことに反発してるのでしょうが、ご本人「ワクチン接種に問題ない」との理解の元に記事を書いてるのですから「ワクチンを推奨するために書いたことは一度もない」つうのは、まあ言いたいことは解るのですが「何だかなあ」ですね。

 これはTBSテレビの夜の「ニュース23」で全国に流され、ワクチンに対する恐怖感を決定づけた。村中さんはこれを徹底取材した。
 《数か月にわたる調査の末、私はマウス実験をデザインし、実施した研究者を探しだした。》

 で以下、その研究者とやらが村中氏相手に池田批判を行い、それを元に村中氏が池田批判を行ったようですが、さてここからして「?」ですね。「子宮頸がんワクチン接種の是非」について意見を言うほどの知識が無い(村中氏主張について是非を言う気が無い)とはいえ、いろいろと疑問を感じざるを得ません。
 高世が紹介する池田氏の「発表」とは「全マスコミに発表されたものではなく、ニュース23限定で池田氏が情報提供したもの」だったのか。
 まあ文脈を読む限りそうとしか理解できないでしょうが、世の中にはニュース23を見ない人もいるわけです。それで

ワクチンに対する恐怖感を決定づけた

なんてことがありうるのか。
 ニュース23のスクープ(?)について「村中氏以外に『捏造』あるいは『不適切な研究』という突っ込みが入らない」ほどこの件はアンタッチャブルなのか。

 池田氏の弁護士は「争点は、子宮頸がんワクチンの科学の問題ではなく、捏造という表現の問題だ」と主張した。

 「表現の問題」つうか「池田氏が捏造したかどうか」と「子宮頸がんワクチンの是非」は直接関係ないのは事実でしょう。
 捏造したとしてもそれは「池田研究は使えない」つう話に過ぎず「だからワクチン接種していい(あるいは接種を勧奨していい)」という話ではない。また「捏造」といいきったことで村中氏はやっかいな問題を抱えました。
 それは「不適切な研究と捏造は厳密には違う」ということです。捏造には故意が必要です。
 単なるずさんな研究は捏造とは言わない。
 村中氏が「捏造だと裁判で間違いなく証明できる」自信があるのならともかく、そうでないなら単に「研究は不適切であり、信頼性に欠ける」とでもした方が適切だったでしょう。
 これでは「不適切な研究とはいえない」という判断が下された場合はもちろんですが「不適切な研究だが捏造とまではいえない」という判断が下された場合も、池田氏から「村中氏は敗訴した」と宣伝される恐れがあるからです。

 池田氏の弁護士は、日本における主要薬害訴訟で原告側に立ち、中心的な役割を果たしたことで有名な人物である。

 「日本における主要薬害訴訟」とは何なのか、あるいはこの弁護士の名前は何なのか、はっきりと名前書けよという話ですね。薬害訴訟(サリドマイド訴訟、スモン訴訟、エイズ薬害訴訟など)も薬害訴訟にコミットした弁護士も山ほど存在するわけで無用な風評被害を生みかねません。テレビ番組については「ニュース23」と書きながらここで名前を出さない理由は何なのか。
 なお、ぐぐって見つけたhttp://japan-indepth.jp/?p=30026によればエイズ薬害訴訟弁護団に参加していた清水勉*32弁護士のようです。

 被害者団体の行動は非常にプロフェッショナルだった。抗議の行き先はメディアの編集部ばかりではなかった。時には出版社の株主の社長室であり、時には株主の会社に影響力のある政治家のところだった。元東京都知事の娘で被害者団体と親しいNHKプロデューサーは、私の住所や職場や家族構成を知ろうと熱心だった。私と家族には山のような脅迫のメッセージが届いた。

■「産経と道新のみ」とツイートした医師・村中璃子氏 子宮頸がんワクチンの安全性を積極発信のワケ
http://www.sankei.com/premium/news/171216/prm1712160022-n1.html
でも同じような文章が出てきますが、「?」がたくさんつく奇妙な文章でしょう。
 「出版社の株主」の出版社とはどこの会社なのか、株主とは誰なのか。
 「株主の会社に影響力のある政治家」とは誰なのか。なぜ影響力があるのか。会社幹部と政治家が個人的に親しいのか、はたまた利害関係があって会社に「取引停止」など何らかの圧力を掛けると言うことなのか。
 「元東京都知事の娘で被害者団体と親しいNHKプロデューサー」とは誰なのか。
 「元東京都知事」とは誰なのか。「被害者団体」とは何という団体なのか。
 「親しい」とはどういう意味なのか。単にジャーナリストとしての取材にとどまらず、団体の主張に賛同し、このプロデューサーが「寄付をする」など個人的に支援してるという意味なのか。
 なぜこれら全てについて具体的な名前の紹介や説明がされないであいまいなのか。これでは「すべて事実でない虚言だから村中は具体的に書けないのだ」と疑われても文句は言えないでしょう。「言うまでも無いことですが」そもそも世の中の皆が「高世やマドックス賞選考者のように」彼女に好意的なわけじゃない。彼女に批判的な人間(典型的にはもちろん子宮頸がんワクチン接種反対派ですが)は彼女に悪意や敵意を持ってるでしょうからこんなあいまいな書き方をすれば絶対に「すべて事実でない虚言だから村中は具体的に書けないのだ」と疑うでしょう。その程度のことも解らないでこんな馬鹿げた文章を平気で書くのが村中氏なのか。
 特に「元都知事の名前を書かない」のは問題でしょう。石原*33、猪瀬、桝添といった元都知事に「この都知事ではない」のに不当な嫌がらせがされると言った被害を生みかねません。
 娘と元都知事は別人格なのになぜわざわざ「元都知事」と書くのか。彼女が親である「元都知事」の政治力をこの件で不当に使ったとでも言うのか?。あるいは「元都知事=株主の会社に影響力のある政治家」なのか。
 それとも「元都知事」と「株主の会社に影響力のある政治家」は別人なのか。 
 そして

NHKプロデューサーは、私の住所や職場や家族構成を知ろうと熱心だった。私と家族には山のような脅迫のメッセージが届いた。

という書き方は「このプロデューサーや原告団体が脅迫状の背後にいる」「プロデューサー氏が彼女の住所を知ろうとしたのは脅迫状を送るためだった」と印象操作してるとしか理解できないでしょう。
 NHKプロデューサー氏(あるいはNHKや被害者団体)に名誉毀損で訴えられても文句の言えない発言ではないでしょうかね。よく高世もこんな「やばい発言」をためらいなくブログに書けるもんです。俺ならこの部分は紹介しないか、「この部分を読んだ時点で」村中氏について「どこまで信用できるのか」という恐怖感を抱いて距離を置きます。
 そしてこんなやばい発言が「ジョン・マドックス受賞スピーチ「10万個の子宮」」でされたという時点で村中氏だけでなく「マドックス賞って大丈夫なのかしら」という恐怖を感じますが、高世はなぜかそうではなかったようです。
 なお、「子宮頸がん、NHK」でググってもこのプロデューサー氏が誰かはよくわかりません。
 このプロデューサー氏とは別に関係ないかもしれませんが、せっかくですので「子宮頸がん、NHK」でググってヒットした記事を紹介しておきます。
NHK
■ハートネットテレビ『緊急報告 子宮頸がんワクチン接種後の障害』
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-12/16.html
■くらし☆解説 「どうする?子宮頸がんワクチン」土屋敏之・解説委員
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/227941.html
クローズアップ現代『“副作用”がわからない? 〜信頼できるワクチン行政とは〜』
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3760/1.html
■ハートネットテレビ『子宮頸がんワクチン 動きだした救済 けれど...』
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2016-05/05.html

 刊行日が公表され、著者近影の撮影も終わり、表紙と帯までできていた書籍の刊行も中止となった。

というのは一体どこの出版社なんでしょうか。
 そしてアマゾンによれば『薬害でっちあげ:あまりに非科学的な子宮頸がんワクチン阻止運動』(2017年、新潮社)、『10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(2018年刊行予定、平凡社)なんて本が既に刊行済みないし刊行予定のようですが、そのこととこの村中発言との整合性はどうなるのか。

 その後、日本を代表する8つの出版社に刊行を打診したが、すべての出版社が同じことを言った。
 「非常によく書けた、読み応えのある作品です。でも、今はわが社からは刊行できません」

 「日本を代表する8つの出版社」とはどこなんでしょうか。俺の思いつく会社は「岩波書店」「角川書店」「講談社」「小学館「文藝春秋」などといったところですが(村中氏の著者を出した、ないし出す予定らしい新潮社と平凡社ではないことだけは確かでしょうが)。なぜ、またしても具体的な社名が書けないんでしょうか。なお、「何この駄本」と出版社側が思ったからと言ってそれを正直に村中氏相手に言うとは限りません。村中氏が「私はアンタッチャブルな勢力に不当な圧力を加えられてる」と思ってるのなら、それに調子を合わせて

「非常によく書けた、読み応えのある作品です。でも、今はわが社からは刊行できません」

といってお引き取り願うことは十分あり得るでしょう。
 はっきり「内容が全く評価できないので出版できません」というより「今は刊行できません」といったほうが村中氏が納得してくれそうなら、そうすることは「十分あり得ること」でしょう。

 日本では国家賠償請求訴訟が終わるまでには10年を要すると言われる。また、訴訟が終わるまで、接種再開*34を決断できる首相や官僚は出ないだろうとも言われる。

 医学素人の俺には理屈がよくわかりませんが、どうも村中氏は訴訟それ自体に否定的なようです。
 村中氏が「訴訟が続く限り再接種は政治的に困難」と思うのならそれこそ「訴訟を取りやめるよう」、「原告との対話」を試みるべきじゃないですかねえ。
 高世が紹介する村中氏の文章を読む限り「原告側への敵意や反発」しか感じられないのがなんともかんとも。
 原告が嘘をついているというならまだしも彼らは被害を訴えてるわけです。それに対する同情の思いは彼女にはないんでしょうか。

 母校北海道大学で講演をした際、ひとりの若い産婦人科医が私にこう尋ねた。
 「僕たちだけあとどのくらい子宮を掘り続ければいいんですか。」
 子宮を「掘る」、すなわち子宮を摘出するという意味だ。
(中略)
 答えは「10万個」だ。

 これも相当にミスリーディングな文章です。
 なぜなら「国は接種勧奨はしていませんが禁止もしていない」。従って理屈の上では「国は勧奨していませんが、禁止まではしておらず、接種自体は可能なので皆さん接種しましょう」と村中氏らが主張するという形で接種率を上げることは可能です。
 接種率が上がれば、「国の接種勧奨再開がされてない現状」でも「10万個*35」を下回る数になるでしょう。
 もちろん
1)国が勧奨をやめたことで接種率が大幅に下がったこと
2)国の勧奨がないと接種率を上げることが困難なこと
3)国が勧奨を再開すれば接種率は大幅に上がるであろうこと
は事実ですがだからといって「接種自体が不可能」と誤解される恐れの強いこういう文章を書いていいわけではない。
 この文章を読んだ人間は「国は接種自体を禁止しており、接種自体が今できない」と誤解する恐れが高いでしょう。なぜ村中氏は「国は接種を勧奨してないし保険適用はないが接種自体は可能です」とはっきり書かないのか。誤読による「自己の主張への支持集め」を狙ってるのだとしたらあまりにも問題がありすぎるでしょう。
 しかしこうなると「マドックス賞の選考者って彼女の主張を正確に理解した上でそれでも受賞価値があると思ったのかよ?」と首をひねりますね。ここまで問題のある主張を「勧奨再開せよという主張自体は正しい*36から」で受賞させるのはあまりにも問題がありすぎでしょう。


■サイエンスより感情の日本
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171212
【最初に追記】
 なお、当初小生は「勘違いしていましたが」、政府がしていないことは「ワクチン接種の勧奨」です。「ワクチン接種」それ自体は禁止されてない(そこで文章を「接種をやめた」と間違って書いていたところを「接種勧奨をやめた」と書き直しました)。ネット上でそういう指摘があったので気づきました。
 「副作用発症のメカニズムはまだ不明。副作用のリスクの危険性があるので積極的に勧奨しない。しかし、接種で副作用が起こるという確証もないので禁止もしない。接種は自己責任でやってくれ(ただし自己責任だからと言って副作用を訴える人を切り捨てたりはしません。現在、副作用の原因や治療法を研究中です)」つうのが政府の立場です。
 接種したいと思えば接種することは今でも可能です。勧奨してないから保険適用はないでしょうが。
 その意味では「接種勧奨再開」しか訴えない高世と村中氏ってどんなもんかなあと思います。
 これでは「接種自体ができないのだ」と誤解を生みかねない。もしかしたら「接種自体ができないと誤解させた方が勧奨再開がすすみやすい」と彼らが考えてるのかもしれませんがもしそうなら詐欺的です。「目的が正しければ詐欺的手法をとっていい」わけじゃない。
 「自分はワクチンは安全だと思うから」「副作用の危険性はあっても発症の可能性は低いと思う」から「接種したい」と思う人間に対して「接種それ自体は可能ですよ(保険適用はないですが)」ともっとわかりやすく高世や村中氏は訴えるべきでしょう。
【追記終わり】
 タイトルだけ見ればおやおや、「サイエンス(つうか合理的思考)より感情の巣くう会、家族会を支持する高世がどうしたのかな?、自己批判ですか?」ですねえ。後で触れるようにそうではなくてここで高世がネタにしてるのは子宮頸がんワクチンのお話ですが。
 まあ子宮頸がんワクチンの話*37は後でするとして、巣くう会や家族会ほど「サイエンス(つうか合理的思考)より感情」の集団もない。
何せ

・合理的に考えたら制裁は意味が無いのでは無いか、拉致解決のためにはむしろ制裁解除し交渉した方がいいのではないか
・我々家族会は安倍さんを持ち上げてきたが彼は拉致解決に役立ってきたのか。いやそもそも彼に拉致を解決する気があるのか。彼は政治的に成り上がるために我々を政治利用しただけではないのか。
・巣くう会は改憲右翼だ。何かにつけて拉致に改憲を持ち込もうとする。我々家族会は彼らに改憲の道具にされてるのではないか。改憲と拉致に関係なんかあるのか。私は無いと思う。むしろ拉致と改憲をつなげることは護憲派を我々の運動から遠ざけてしまう。冷静に考えよう

といった蓮池透*38を裏切り者扱いで除名ですからねえ。
 あるいは「有本恵子氏が生きてる保証はない」といった田原総一朗氏や、「横田めぐみ氏が生きてる保証はないから『めぐみと会えるまでウンギョンとは会わない』なんて言わずお孫さんと会った方がいい」といった和田春樹氏*39を「娘さんが死んでるかもしれないというとはそれでも人間か!」と非難したのが巣くう会、家族会です。
 そんな「サイエンス(つうか合理的思考)より感情」の巣くう会、家族会に同調してきた男、高世が「サイエンスより感情の日本はおかしい」だそうです。
 高世には「どの面下げて」「手前ふざけんな」「死ねばいいのに、この腐れカス」という憎悪や嫌悪の感情を禁じ得ませんね。
 まあ話がずれますが「子宮頸がんワクチンの話」はともかく拉致に限らず日本って「感情論が多い」ですよねえ。しかもその感情論が特定の方向にゆがんでる。死刑問題なんかその典型です。
 これについては例えばid:Bill_McCreary氏記事
■裁判官が判例固執することを批判して、なにがどうなってほしいんだか
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/dd1936681f1f950d5e75d4ba05b66469
■法律家とかジャーナリストとかいう仕事は、情よりも冷徹さが必要なんじゃないの
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/8fc8c2026354fa89ff7d13e840f4a897
を紹介しておきます。
 「死刑対象犯罪の遺族」が出てきて「無期懲役なんて納得いかない。死刑にしろ」「死刑廃止派は我々のことをなんだと思ってるのか」みたいな話ばかりマスコミがながすわけです。全然論理的じゃない。
 一方で「死刑えん罪の問題」は無視されるわけです。「死刑えん罪に苦しんだ免田栄氏などのことを考えれば、死刑はなくすべきですよねえ」という感情論(いや感情だけでなく論理的にもそうだと思いますが)はまずマスコミに報道されない。
 あるいは「朝鮮学校は無償化除外しろ」つう拉致被害者家族会の言い分はながされても「無償化除外なんて学校の子どもがかわいそうだ」つう感情論(いや感情だけでなく論理的にもそうだと思いますが)はまず報じられない。
 本当に日本って狂ってると思いますね。

 医師でジャーナリストの村中璃子*40(りこ)さんが、日本人で初めて、権威ある「ジョン・マドックス賞」を受賞した。子宮頸がんワクチンをめぐる、日本の特殊な、というより異様な状況に風穴を開ける出来事である。
 激しいバッシングを受けながらも、鋭い取材に基づく正論を主張しつづけた村中璃子さんの勇気を讃えたい。

書き換えてみましょう。

・政治家の金大中氏が韓国人で初めて権威あるノーベル平和賞を受賞した。激しいバッシングをアンチ北朝鮮ウヨから受けながらも「太陽政策を推進し続けた」金氏の勇気をたたえたい。

 あれ、でも高世って金大中氏の太陽政策を支持してましたっけ?(皮肉)
 「権威ある賞をいただいたから正しいんだ!」つうなら高世は「金大中氏の太陽政策を支持すべき*41」だし、「権威ある賞をもらっても金大中を正しいとは思わない。ノーベル賞選考委員会が間違ってるのだ」つうなら子宮頸がんワクチン被害者など村中批判派が「そんな賞をもらっても村中が正しいとは思わない、賞の選考委員会が間違ってるのだ」といえてしまうわけです。
 「権威ある賞をもらう」つうことは「正しさの保証」には必ずしもならないでしょう。いや俺は医学方面に無知なのでそもそも「マドックス賞」が本当に高世が言うように権威があるか知りませんが。

 子宮頸がんワクチンは、90%以上がんを予防できるという画期的なもので、日本でワクチンの定期接種が始まったのは、先進国の中では遅れて、2013年4月からだった。ところが、わずか2か月後、政府は積極的接種勧奨を「一時的に」差し控えるという奇妙な決定を下す。「副作用」の訴えが寄せられたのだ。
 「副作用」は「薬害*42」だとされ、4地裁で集団訴訟が起こされた。マスコミもこれを無批判に報じた結果、ワクチンへの恐怖が煽られ*43、日本の接種率は70%から1%以下にまで落ち込むという異常事態になっている。

 高世が賛同する村中氏の主張「ワクチン接種勧奨は再開すべきだ」が正しいかどうか俺は解りませんし、興味も無いので特にコメントはしません。「ワクチン接種勧奨をしないでくれ」と叫び、薬害訴訟まで起こした被害者の思いを踏みにじって「ワクチン接種勧奨を再開すべきだ」といえるほどの知識を俺はこの問題で持っていません。
 一方で
■産経『子宮頸がんワクチン勧奨再開求め(ボーガス注:日本産科婦人科)学会が声明』
http://www.sankei.com/life/news/171209/lif1712090047-n1.html
などという主張を否定し「ワクチン接種勧奨が中止されたのは当然だ」といいきるほどの知識も俺にありません。まあこの問題について何らかの勉強をし何らかの意見を持つべきかもしれませんが医療問題は素人にはうかつに手の出せる問題では無いと思うのでこの問題については今後も何も言わないと思います。何せ「子宮頸がんワクチン接種後、副作用を訴えてる女性の父親」「子宮頸がんになる可能性のある年頃の娘を持つ父親」などといった当事者じゃないですからね。
 しかもご存じの方もいるでしょうが過去には「水俣病・水銀原因否定説」「イタイイタイ病カドミウム原因否定説」「スモン・キノホルム原因否定説」なんて「間違った主張」もあったわけです。
 村中主張がそうでないという保証はないと俺は思っています。高世のように手放しで彼女をたたえる気になれない。一方で「繰り返しますが」彼女を批判する動機もない。
 なお「自分の娘*44が子宮頸がんワクチン副作用被害者だ」など当事者だと俺も「冷静に物事を分析しよう」などとはならず「子宮頸がんワクチン勧奨中止なんか当たり前だ。むしろ『接種中止』ではなく『勧奨中止』にとどまってることが残念だ」「村中や高世のような奴は絶対に許さない」と叫んでるかもしれません。
 俺も「恥ずかしい話ですが」、『自分の女房が殺されるや、感情論で死刑礼賛バカになった岡村勲的な感情的な部分』を「人並み以上に」保有してることは自覚していますので「自分の娘が子宮頸がんの副作用を起こしてれば」岡村のように正気を失うかもしれません。だからこそ俺は「近親憎悪(?)的な意味で」岡村のような輩が大嫌いなんだと思っています。いや「岡村批判は全く正しい」と思っていますけどね。
 それはともかく、「小心者の俺は当事者でもない限り、自信が無い問題には何も言う気が無い」ということは裏返せば俺が「有本恵子横田めぐみが生きてる保証はない。むしろ死んでる可能性の方が高い」とためらいなく言ってるのは「別にそう言っても彼女らの両親の心を踏みにじってはいない。正論を述べただけだ」と思ってるつうことです。
 それはともかく、ここでは「子宮頸がんワクチン問題それ自体」ではなく、あくまでも「拉致問題での高世の主張との矛盾」を批判していきます。
 全くなんなんでしょうか、この拉致問題との主張の違いは。
 こういう高世が

・小泉訪朝は拉致被害者五人を帰国させた画期的なもの
・家族会、巣くう会から激しいバッシングを受けながら「今の家族会はおかしい」という「拉致問題をめぐる、日本の特殊な、というより異様な状況に風穴を開けようとした」、「正論を主張し続けた蓮池透氏の勇気」

と主張し、小泉氏や蓮池氏をたたえ巣くう会や家族会を批判する日はいつの日か。まあたぶん永久に来ないんでしょうけど(皮肉)。
 つうか高世が拉致問題でとってる立場だったらそれこそ村中氏への態度は

・子宮頸がんワクチン接種勧奨の再開を訴える村中は人でなしだ。
・子宮頸がんワクチンの副作用を訴え、子宮頸がんワクチン接種の勧奨(あるいは接種それ自体)に反対する被害者を村中は何だと思ってるのか。彼らの被害の訴えが嘘だとでも言うのか
・村中は今後も頸がんワクチンの被害者が出てもいいというのか。
・ワクチン接種をしなくても別の方法で頸がん予防することを考えればいい。

でないとおかしい。
 一方で村中氏をたたえる立場を拉致に適用すれば

拉致被害者家族会の言い分だからと言って盲目的に従う必要はない。大事なのは感情ではなくサイエンスだ。そもそも蓮池透氏は家族会を今批判してる。蓮池氏は「経済制裁解除して交渉を進めてはどうか」といっている。制裁解除という選択肢をタブーにしてはならない。

といわないとおかしい。まあこの件に限らないんですけど高世の主張ってのはほとんど「お前の主張、拉致で言ってることと180度違うやん、どういうことよ?」「要するにお前拉致問題ででまかせほざいてるだろ?」てのばかりですね。たぶん高世も故意に拉致問題ではでたらめほざいてるんでしょうけど。
 「おそらく」だからこそ「高世は拉致問題ででたらめほざくんじゃねえ」つう俺の記事のトラバをあの男は拒否設定するわけです。
 俺の文章と高世の文章を読み比べられたら「高世が拉致で言ってることおかしいよ、ボーガスの高世批判は正論じゃね?」と思う人間*45が増えかねないことを高世は自覚してる。しかし仮にもジャーナリストを名乗って本まで出してる男が無名人の俺の批判にそこまでびくついてるんだから哀れな奴です。
 なお、断言していいと思いますが、高世が「ワクチン薬害訴訟原告やそれを支援する人々」と「巣くう会や家族会並みの友好関係」を取材で構築してれば確実にこの男は原告と声をそろえて「村中は人でなしだ」と抜かしてるでしょうね。高世はそういうでたらめな男でしょう。

 WHOはこの事態に対して日本を2度にわたって、名指しで批判している。

 「WHOが批判してる」ねえ。「国連人権理事会」や「国連難民高等弁務官」が「朝鮮学校無償化除外は朝鮮学校生の人権を侵害している。ただちにやめなさい」とコメントしても無視して「無償化除外こそが正しい」と主張し続ける男が良くもこんなことがいえたもんです。
 「国連人権理事会や国連難民高等弁務官の批判は間違ってる」といって高世のように居直っていいなら、この件だって「WHOの批判は間違ってる*46」といって村中批判派が言って居直って一向に問題ないでしょう。全く高世のでたらめぶりには心底呆れます。

 親たちは娘のけいれんする姿や車椅子姿を携帯電話やスマートフォンで撮影し、インターネットに投稿した。メディアからの取材にも積極的だった。大多数のまっとうな医者たちは「心ない医者に、心の問題だと言われた」などと激しく批判されて面倒になり、みんな黙ってしまった。
 世界中どの国でも新しいワクチンが導入されればそれに反対する人は必ず出てくる。しかし、日本には、他の国にはない厄介なことが2つあった。ひとつは、政府がサイエンスよりも感情を優先した政策を取ったこと。もうひとつは、わざわざ病名まで作って、子宮頸がんワクチンによって引き起こされたという薬害を唱える医者たちが登場したことだ。
 その名はHANS(ハンス)、子宮頸がんワクチン関連免疫異常症候群。

 村中氏は「薬害を唱える医者たち」を「ワクチン接種被害者を政治利用する悪党」と見なしてるらしいこと、そもそも、「わざわざ病名まで作って」云々という彼女が「ワクチン接種の被害の訴え」を「薬害と見なさず、心の問題と思ってるらしいこと」はよくわかりました
(つうか「薬害を唱える医者たち」の主張「ハンス」の是非はともかく、被害を訴える人間がいる以上、「ある種の薬害と違うのか?」と素人の俺なんかは思いますが。少なくとも被害者とそのご家族が「薬害だ」と思い「薬害を唱える医者たち」にすがり「薬害を否定する村中氏を敵視しているらしい」のはよくわかります。小泉訪朝前の家族会が巣くう会にすがったようなもんです。まあ今も巣くう会にすがってるのはどうかと思いますが)
 何度も言いますが俺は彼女の主張については知識も興味もありません。こうした複雑な問題について「お前はワクチン接種被害者を侮辱するのか!、人でなし!(ワクチン薬害訴訟原告の立場)」、あるいは逆に「ワクチン接種勧奨(あるいは接種それ自体)に反対するなんて子宮頸がん予防をする気が無いのか、愚か者!(高世や村中氏の態度)」などといった非難を甘受してまで、うかつに手を出すほどの勇気は医学素人で小心者、臆病者の俺にはありません。
 しかしこの村中氏が主張し高世も同意する構図「ワクチン接種被害者の被害の訴えを一部の人間が政治利用し、正論(この場合ワクチン接種)が妨害される*47」ってどこかで見た姿ですよねえ。
 まあ言わなくても解ると思いますが「拉致被害者家族会を北朝鮮打倒論や改憲、軍拡など自らの右翼的野望に利用しようとする右翼結社・巣くう会」です。家族会と巣くう会のせいで、田中均氏は外務省退官に追い込まれ、蓮池透氏は家族会を不当除名されました。
 そうした拉致を巡る状況は高世や村中氏が批判する

「心ない医者に、心の問題だと言われた」などと激しく批判されて面倒になり、みんな黙ってしまった*48

と何が違うのか。何も違わない。
 ここで高世が「村中氏の主張を支持する」ならそれこそ高世は「巣くう会は拉致問題の政治利用はやめろ」「田中均氏や蓮池透氏にした無法な行為を謝罪しろ」とでもいうべきでしょう。そして「巣くう会は拉致問題の政治利用はやめろ」と主張して家族会を除名された蓮池透氏を村中氏のように「勇気ある行為だ」とたたえるべきです。しかし高世はそうしない。むしろ巣くう会の政治利用を支持してしまう。繰り返しますが拉致問題での高世のでたらめさには心底呆れます。
 ちなみに「わざわざ病名まで作って」「ハンス」云々という言葉からは「わざわざ特定失踪者という用語まで作って」拉致でも何でも無いものを拉致だと強弁する巣くう会を連想します*49
 そしてその特定失踪者という与太を支持した馬鹿が我らが高世先生です。高世のような馬鹿には怒りを禁じ得ません。

 HANSを唱える医師たちの主張は、患者の訴えと印象に基づいており、決して、エビデンスを示すことはなかった。代わりに、エビデンスを示せないのは、現代医学が十分ではないからだと糾弾した。しかもHANSは「ワクチン接種から何か月、何年経っても起き」「消えてもまた現れ、一度なったら決して治らない」のだという。

 「繰り返しますが」村中氏のハンスについての批判が正しいかどうか俺は知りません。しかしここでの村中氏の批判てまるで「特定失踪者を唱える巣くう会への批判」ですね。

 「特定失踪者=拉致」を唱える巣くう会の主張は、「特定失踪者家族」の訴えと印象に基づいており、決して、エビデンスを示すことはなかった。代わりに、エビデンスを示せないのは、「日本警察が無能で北朝鮮の犯行を摘発できないからだ」と糾弾した。しかも拉致は「北朝鮮が存在する限り何年経っても起き」「小泉訪朝後の失踪者にも拉致被害者がいる」のだという。

ですね。しかもそこまで放言しながら「国内で発見される特定失踪者がいる」んだから巣くう会には呆れます。そしてそれでも「国内発見者は例外だ」とエビデンスなしで強弁するからさらに呆れます。
 高世が「ハンス」を村中氏と一緒に批判するならそれこそ特定失踪者という巣くう会の主張を批判したらどうなのか。しかし高世がしたことは巣くう会と一緒に特定失踪者を宣伝することでした。
 高世という男はどこまでクズででたらめなのか。

 日本ではなんと、子宮頸がんワクチンの「副作用」は、新たな「症候群」つまり病気にまで昇格してしまったのだ。

 むしろ

 日本ではなんと、「ただの失踪者」は、「新たな拉致被害者=特定失踪者」にまで昇格してしまったのだ。

の方が正しいかと思いますがそれはさておき。
 この高世の一文は俺には理解できません。「副作用」を「症候群=病気」扱いすることは悪いことなのか。副作用と病気と何が違うのか医学素人の俺には今ひとつよくわかりません。それともカギ括弧をつけてると言うことは高世はそもそも子宮頸がんワクチン被害者の症状を副作用だと思ってないのか。
 医学素人なのに高世は解りもしないくせに解ったふりをしてるだけではないのか。
 もちろんここで俺が言ってることは「ハンス理論が正しい」という意味ではありません。俺にはそんなことは解りません。
 それはともかく「巣くう会の与太」特定失踪者や「常岡の与太=俺は西谷文和の妨害がなければ安田純平を救えた」を高世が未だに支持してるのと同様、「村中氏の主張の是非はともかく」、高世には「村中氏を支持しないといけない事情があるから」村中氏を支持してるだけ、つまり最初から「村中支持という結論ありき」ではないのか。まあ、実際どうか知りませんが、高世が巣くう会の与太「特定失踪者」を支持し続ける限り、高世が何を言おうと「お前結論ありきじゃね?」と疑われても文句は言えないでしょう。

 メディアを通じて、子宮頸がんワクチンの危険性を煽るミスリーディングな映像とストーリーが日本社会に広まっていったある日、厚労省が指定した子宮頸がんワクチン副反応研究班の主任研究者で信州大学の元教授だった神経内科学医、池田修一氏が、厚労省の成果発表会である衝撃的なマウス実験の結果を発表した。池田氏は当時、信州大学の副学長で医学部長*50を務めていた人物である。
 池田氏は「子宮頸がんワクチン」と書かれたマウスの脳切片だけが緑に光る、白い円でその部分を強調した画像を見せながらこう言った。「明らかに脳に障害が起きている。子宮頸がんワクチンを打った後、脳障害を訴えている少女たちに共通した客観的所見が提示されている」
(中略)
 それから2週間後の3月末、子宮頸がんワクチンの被害を訴える人たちが、日本政府とワクチン製造企業を相手取った集団提訴を予告する記者会見を行った。日本政府は、積極的接種勧奨の「一時的」差し控えを継続。そして、「一時的」が3年にも及んだ昨年7月27日、日本政府は世界初の子宮頸がんワクチンによるものだという被害に対する国家賠償請求訴訟を起こされた。》
 だが、この衝撃的な研究結果は捏造だったのである。
(つづく)

 なお、「捏造呼ばわりされた池田氏」は村中氏を名誉毀損で訴えたようです。俺のような小心者はそうした裁判沙汰になってることにうかつにコメントしたくはないです。ためらいなく捏造呼ばわりできる高世もなかなかの勇者です。
 それはともかく「つづく」そうですがたぶん「医学素人の俺」には「つづく」を読んでも「池田研究が捏造(あるいはそこまで酷くないにせよ、不適切な研究*51)」かどうかは解らないと思います。つうか高世ももしかしたら「村中氏のいうことは正しい」レベルのいい加減な理解かもしれませんがそれはさておき。
 池田研究が捏造かどうかはともかく特定失踪者認定は明らかに捏造です。そしてその捏造を擁護したクズが高世という男です。ああ、そうそう拉致関係の捏造と言えばシャブの金ほしさにあること無いこと放言していたと自白した「安明進」て男もいましたね。
 なお、池田研究が「捏造あるいは不適切」だとしても「池田研究を薬害の根拠にできない」とはいえても「ワクチン副作用は薬害では無い」ということを当然ながら意味しません。現に副作用を訴えてる人間がいてそのメカニズムは未だ解明されてないわけです。
 その点は「全くのデマ」である特定失踪者とは違います。

【2019年3/26追記】
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/25分:高世仁の巻) - bogus-simotukareのブログに書きましたが「捏造とは言えない(不適切な研究だとしても捏造のの故意があったとは認められない)」として村中氏が池田氏に敗訴したようです。
 敗訴判決についての現時点での感想は「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/25分:高世仁の巻) - bogus-simotukareのブログに書きましたのでお読み頂けると幸いです。内容的には「村中氏の主張はおかしいんじゃないか?」つう感想ですが。


■夜間中学を増設せよ2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171208
 俺は民族教育のために「朝鮮学校韓国学校を増設せよ*52」と思うし、だからこそ「小池*53都知事韓国学校への都有地貸与方針(桝添*54都知事決定)白紙撤回」「国の朝鮮学校無償化除外」などに怒り心頭ですがまあ、高世はそうじゃないんでしょう。

 1966年、行政管理庁が、もう夜間なんていらないだろう、とばかりに「夜間中学早期廃止勧告」を出し、関係者に衝撃を与えたそうだ。

 行政管理庁(1948〜1984年)というのは「行革担当官庁」で総務庁1984〜2001年)を経て今の総務省(2001年〜)ですね(総務庁自治省+郵政省=総務省)。
 総務省誕生時にはほかにも「厚生省+労働省厚生労働省」「運輸省建設省国土庁国土交通省」「文部省+科学技術庁文部科学省」といった省庁再編がありました。
 まあ、「貧乏人も減ってきたから夜間中学もいずれいらなくなるだろう(行政管理庁)」つう判断だったんでしょうが、「来日外国人」「不登校」という新しい問題もあって夜間中学は今も続くわけです。

その後、夜間中学の数は減り続け今は31校しかない。ピーク時の3分の1である。

 「貧困者が減ったから夜間中学も減った(行政管理庁勧告の想定)」つう面もあるでしょう。「行政管理庁の勧告で減った」とは限らないから「減った=悪いこと」とは一概には言えないでしょう。つうかさ、高世、お前、朝鮮学校の通学児童減少は「学校に問題があるから(金日成崇拝云々だの)」呼ばわりしてるくせに、夜間中学は「行政が冷たいから学校が減った」かよ。本当にお前でたらめだな、知ってたけど。

 15歳から39歳のひきこもりの人は、54万5千人といわれるが、実際は100万人に上ると推定されている。

 もちろん「中学不登校=引きこもり」ではありません。「高校から引きこもり」「大学から」「就職してから」などいろいろあるわけです。
 そういえば、藤子不二雄Aのブラック短編『明日は日曜日そしてまた明後日も』(1971年発表)を思い出しましたが、これは「就職してから」です。
 正直、「藤子A短編はかなり誇張*55してあって」、そのため「やや*56リアリティに欠ける」のですが、とはいえ「引きこもり」が一般化(?)した今、「笑ゥせぇるすまん」(1968〜1971年、1990〜1995年発表)、「ひっとらぁ伯父サン」(1969年発表)、「赤紙きたる」(1971年発表)、「魔太郎がくる!!」(1972〜1975年発表)などの他の藤子Aブラック短編に比べると「いやそんなにブラックじゃねえじゃん」「こういう引きこもりは今は少なくないんじゃないの?」感があるのが何とも。藤子Aも「冗談で書いた漫画」が「現実化する」とは思ってなかったでしょう。
 まあ、小生も「引きこもりではない」ものの口下手で小心なところがあるので、こうした「引きこもり的心情」は多少解る気はします。人と付き合うのは結構気を遣いますからね。

■明日は日曜日そしてまた明後日も(ウィキペ参照)
 田宮坊一郎は東西大学国文学部を卒業し、大丸商事株式会社に就職した、気弱な青年である。初出社の日、母親はあれこれと世話を焼き、父親はその過保護を叱りつけたが、父親もまた坊一郎を人一倍心配していた。
 どうにか会社の前にたどり着いた坊一郎だが、なかなか入ることができない。すると会社入口の守衛に怪しまれ、怒鳴られたため一目散に会社から逃げ出した。
 気が付けば時間は11時を過ぎていた。もう会社に行けないと思った坊一郎は、公園で母の手作り弁当を食べながら涙を流す。そして帰ってくると、初出社に喜ぶ両親を前に本当のことは言い出せなかった。そして会社から坊一郎の母に会社へ出社していなかったことが知らされる。
 病院に診察した結果、ふとしたきっかけで拒否反応を起こし、何をやってもだめになると知らされる。数年後両親は白髪になり、父が働いている中、坊一郎は部屋の中でうずくまり一日を過ごすのであった。

*1:参議、陸軍大将、近衛都督。西南戦争で戦死。

*2:参議、第2次伊藤、第2次松方、第1次大隈内閣内務相など歴任

*3:参議、司法卿。佐賀の乱を起こし刑死。

*4:外務卿、右大臣

*5:参議、大蔵卿、内務卿を歴任

*6:参議、文部卿、内務卿を歴任

*7:参議兼大蔵卿、第1次伊藤、黒田内閣外相、第2次松方内閣農商務相、首相など歴任。早稲田大学創設者

*8:北海道開拓使長官、第1次伊藤内閣農商務相、首相、第2次伊藤内閣逓信相、枢密院議長など歴任。元老の一人。

*9:工部卿兼参議、宮内卿宮内大臣、首相、枢密院議長、貴族院議長、韓国統監など歴任。元老の一人。安重根によって暗殺される。

*10:工部卿兼参議、外務卿、第1次伊藤内閣外相、黒田内閣農商務相、第2次伊藤内閣内務相、第3次伊藤内閣蔵相など歴任。元老の一人

*11:陸軍卿、内務卿、第1次伊藤内閣内務相、第2次伊藤内閣司法相、枢密院議長、首相、陸軍参謀総長など歴任。元老の一人

*12:第3次伊藤、第1次大隈、第2次山縣、第4次伊藤内閣陸軍大臣、首相を歴任

*13:第1次伊藤、黒田、第1次山縣、第2次松方内閣で陸軍大臣。元老の一人

*14:第1次伊藤、黒田、第1次山縣内閣蔵相、首相を歴任。元老の一人

*15:桂内閣農商務相、内務相を歴任

*16:村中氏記事のことでしょう

*17:著書『歌屋 都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)など

*18:最近の著書に『民主主義をどうしますか。』(2016年、七つ森書館)、『安倍晋三が〈日本〉を壊す:山口二郎対談集』(2016年、青灯社)など

*19:著書『右傾化する日本政治』(2015年、岩波新書)など

*20:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*21:第三次安倍内閣で地方創生担当相

*22:海部内閣科学技術庁長官、参院副議長など歴任

*23:第二次安倍内閣復興相などを経て現在、自民党総務会長

*24:いやー「俺のひいき目」かもしれませんが、昔はここまで酷くなかったのでは。

*25:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、管内閣金融担当相など歴任

*26:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*27:招待つうことは来日費用を全部高世が持ったんでしょうか。いやー景気のいいことですね。

*28:まあ、その可能性は低いでしょうね。

*29:第1次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、第3次安倍内閣国家公安委員長など歴任

*30:ただしこの時点では村中氏が問題にしている件は表面化しておらず、産経の言う副作用とは具体性の全くない「言いがかりとしか思えない代物」です。

*31:さすが日本会議統一教会と癒着しているだけのことはある理由です。

*32:著書『「マイナンバー法」を問う』(共著、2012年、岩波ブックレット)など

*33:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事など歴任

*34:村中氏は「接種再開」と書いていますが正確には「接種勧奨再開」です。接種それ自体は今でも可能です。なんでこういうミスリーディングな文章をこの人は平気で書くのか。

*35:もちろんそもそも「10万個」という推計が正しいのかという問題はありますがそれは素人の俺にはわからないので論じません。

*36:もちろんここだって争いがあるわけですが、ここでは「それが正論だとしても村中氏には問題がありすぎる」つう話をしています。

*37:といっても俺はこの問題について知識も興味も無いのでろくな話はできませんが。

*38:著書『13歳からの拉致問題』(2013年、かもがわ出版)、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)、『拉致と日本人』(共著、2017年、岩波書店)など

*39:著書『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために:アジア女性基金の経験から』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『スターリン批判 1953〜56年』(2016年、作品社)、『レーニン』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、青灯社)など

*40:著書『薬害でっちあげ:あまりに非科学的な子宮頸がんワクチン阻止運動』(2017年、新潮社)、『10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(2018年刊行予定、平凡社

*41:まあ政治問題と医学問題は違うと言えば違いますが

*42:副作用なら「ハンス理論の是非はともかく」薬害じゃないんですかね?。それとも「薬害じゃない、そもそも副作用じゃない」というのか。ただ俺の理解では「メカニズムが明らかになってない」以上、「薬害でない、副作用でないとは言い切れない」と思いますが。まあ少なくともこの件で「薬害や副作用の可能性を指摘する」のは「特定失踪者に拉致の可能性がある」と放言するよりはましでしょう。

*43:少なくとも「高世のようなバカ」が巣くう会と一緒にありもしない北朝鮮の脅威をあおるのよりはましだと思います。

*44:俺は独身なので娘はいませんが。

*45:まあそのお一人がid:Bill_McCreary氏ですが。氏のご意見をお聞きしたいと思いIDコールしておきます。もちろん応答を強要してるわけではございませんので応答がなくても結構です。

*46:まあ教育問題と医学問題は違うと言えば違いますが

*47:もちろんこれはあくまでも、村中氏と高世の主張に過ぎません。ワクチン接種反対派からすれば「我々のどこが間違ってるというのか、間違ってるのは村中だ」でしょう。何度も繰り返しますが、そこで「いや村中が正しい」「その通り、村中が間違ってる」といえるほどの勇気は俺にはありません。

*48:ただし、これはあくまで高世と村中氏の認識であり、批判派からすれば「批判して何が悪いのか」でしょうが。

*49:ただし俺は「特定失踪者はデマだ」と断言しますが「ハンス」については素人なのでノーコメントです。

*50:話の本筋に関係ない揚げ足取りですが「副学長で医学部長」なら「元教授」ではなくて「現役の教授」じゃないんですかね?

*51:お断りしておきますが「不適切な研究」と「捏造」は違います。「自分に都合のいい結果を作り出す故意」がなければ、つまり「単にずさんな研究なので間違って結果が出た」のなら捏造ではありません。正直捏造呼ばわりできる根拠が高世や村中氏にはあるのか。

*52:つうか日本政府も最低限「公立校での朝鮮語(韓国語)教育」はやるべきでしょう。

*53:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を歴任

*54:第一次安倍、福田、麻生内閣厚生労働相

*55:安倍晋三神戸製鋼入社のような「コネ入社ならともかく」入社試験があるわけですし、さすがに藤子短編レベルに酷いと入社試験にとおらないでしょう(その前にこのレベルでは「大学で引きこもり」でしょう)。まあ「数ヶ月働いたがだめだった」レベルで無いとちょっと説得力が無い(もちろん藤子は別に『リアルな社会問題として描いてるわけではない』からこうなるわけですが)。

*56:いや「かなり」か?