「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/17分:島田洋一の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュースなど(追記・訂正あり)

 島田*1以外にも北朝鮮、韓国関係で色々とネタにしています。
■産経『北朝鮮渡航の自粛を 外務報道官が改めて注意喚起』
https://www.sankei.com/world/news/180829/wor1808290015-n1.html
 別に積極的に訪朝をプッシュする気はありません。かつ訪朝したがる日本人も少ないでしょうが例の「スギモト氏」について言えば「撮影不許可の場所で写真を撮っていた」なんて情報(現時点では真偽不明で虚偽の可能性もありますが)もあるし、そもそも日本政府の訪朝自粛は「制裁の一環」です。
 かつマジでやばかったら自粛ではなく「渡航禁止」にでもすべきではないか。日本人観光旅行客の身柄拘束も北朝鮮ではこれが初めてのようですし、日本人の身柄拘束なら過去に「中国のフジタ社員」なんかもあります(だからといって中国への渡航自粛とか誰も言わない)。
 そういう意味ではそんなには危険ではないんじゃないかと個人的には思います。もちろん積極的に訪朝をすすめはしませんが。


■産経『日朝の情報当局者が極秘接触か 米紙報道、7月にベトナムで』
http://www.sankei.com/world/news/180829/wor1808290004-n1.html

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は28日、日本と北朝鮮の情報当局高官が7月にベトナムで極秘接触していたと報じた。
 会談は、北村滋*2内閣情報官と金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線策略室長との間で行われ、日本人拉致被害者問題などについて話し合われたとみられる。
 会談はトランプ政権には事前に知らされず、米側は不快感を示したとされる。
 日本の当局者は同紙に対し、会談についてコメントできないとした上で、拉致問題の解決ではトランプ政権だけを頼りにできないと指摘したとしている。

 報道が事実として何がどう話し合われ、どんな成果が出たのか等が気になるところです。しかし「日本側=元警察官僚」だから情報当局者でいいでしょうが「統一戦線策略室長」つうのは情報当局者なんでしょうか?


■朝日『北朝鮮の動き「差し迫った脅威」 18年版の防衛白書
https://www.asahi.com/articles/ASL8X2FL0L8XUTFK002.html
 呆れて二の句が継げませんね。どこが「差し迫った脅威」なのか。
 

■朝日社説『日本と北朝鮮 人道問題進展へ対話を』
https://www.asahi.com/articles/DA3S13653444.html
【最初に追記】
 さてこの朝日社説について小生は下に書いたように「日朝交渉論を主張していることが評価できる」と好評価しましたが、この社説についたあるツイート。

野原燐がリツイート
・芦部ゆきと
 (ボーガス注:拉致問題など日本が被害者である話ばかり持ち出し「北朝鮮に住む日本軍慰安婦の問題」など日本が加害者である問題に全く触れないとは)どうやら朝日新聞も安倍首相と同様、日本がDPRK*3と向き合うことは(ボーガス注:「北朝鮮に住む日本軍慰安婦の問題」など日本が加害者である)日本の「負の歴史」と向き合うことであるということを分かっていないようですね。

 なるほど言われてみれば確かにその通りです。「鈍感で平凡な一日本人」にすぎないので俺は芦部ツイートを見るまではそういうことに思いが及びませんでした。
 しかし芦部氏ならともかくid:noharraがこんなこと言いますか?。id:noharraが参加してる「守る会」は一体いつ「北朝鮮に住む日本軍慰安婦の問題」など「日本の「負の歴史」と向き合うこと」をしたんでしょうか?。俺が知る限り「守る会」はそんなことはしていません。ただただ北朝鮮を一方的に非難するだけです。
 それどころか、「守る会の代表、副代表、事務局長など歴任した幹部」三浦小太郎がつくる会理事として河野談話否定論を放言する惨状です。
 「もちろん慰安婦問題について河野談話を支持し、日本の非は認めてる」朝日に対し「なぜこの社説で慰安婦問題に触れないのか」つうならid:noharraは「自分が入ってる守る会の役員・三浦小太郎が河野談話否定派であること」について何か明確な批判をしたらどうなのか?。id:noharraのでたらめぶりにはいつもながら呆れます。
【追記終わり】

【追記の追記】
 さて俺はid:noharraが芦部氏ツイートに賛同してるのだと誤解していましたがどうも違ったようです。
 別のid:noharraツイートです。

野原
 日本の「負の歴史」と向き合うことは、「戦後に日本に戻れなくなった残留日本人や80年代半ばまで続いた在日朝鮮人の帰還事業で渡った元在日や日本人配偶者」の人権問題を見てみないふりをすることなのか?

 おいおいですね。いつ芦部氏がそんなこと言ったのか。いやそもそも芦部氏がそうした「北朝鮮シンパであろうが」、ここでの芦部氏の主張「日本は北朝鮮に対する植民地支配責任について償いをすべきだ」はそれ自体は何ら問題ない主張でしょう。
 つうかこういうことを言うid:noharraは「北朝鮮相手に戦前日本の非を認めたくない」んでしょうねえ。
 とはいえ「韓国に対しては当時の日本は慰安婦問題など酷いことをしました、すみません。でも北朝鮮のことは知りません」つうわけにいかんでしょうよ。現北朝鮮政権をどう評価するかと「北朝鮮に今も住む慰安婦などにどう向き合っていくか」は全く関係ない話です。
 これは何も北朝鮮や韓国だけでなく「中国であれ」「東南アジア諸国であれ」「欧米諸国であれ」日本の戦争被害国は皆同じですが。
 それともこういうことをいうid:noharraは本心では「韓国相手にだって日本の非なんか認めたくねえよ。できれば河野談話なんか否定したい。でも韓国は、反北朝鮮の同盟国、仲間だから仕方なく韓国相手には非を認めたんだ。それに韓国は重要な貿易相手国だしな。その点が「敵国(?)で制裁後は貿易もない(制裁前も韓国ほどには貿易がない)」北朝鮮と違う。俺はあくまでも反北朝鮮軍事同盟の利益と貿易の利益で韓国に非を認めただけでそれ以上じゃない」と党利党略発言をかましてくれるんでしょうか?
 ちなみにこの際に俺的に共感できる芦部氏ツイートを紹介しておきます。

・芦部ゆきと
‏ ロシア軍の(ボーガス注:シベリアでの)軍事演習が「日ロ首脳会談に影響を及ぼしかねない」と憂慮するなら、来月北海道で行なわれる日米合同軍事演習がコリア半島の和平交渉に影響を及ぼしかねないことも憂慮してくださいね、朝日新聞さん。もちろん、オスプレイの危険性を憂慮するのは良いことですが。
■朝日『ロシア軍、冷戦後で最大規模の演習 日ロ会談に影響も?』
https://www.asahi.com/articles/ASL8Y410XL8YUHBI00Z.html
■朝日『オスプレイ、北海道の日米共同訓練に参加』
https://www.asahi.com/articles/ASK8K6331K8KIIPE01R.html

・芦部ゆきと
‏ ニューズウヨーク*4日本版によれば、「中国は昨年、この「南洋の楽園(注:パラオ)」への観光ツアーを事実上禁止した。(ボーガス注:台湾と国交があり中国と)外交関係のない同国は、違法な旅行先だと主張している」そうだけど、「外交関係のない同国は、違法な旅行先だ」というのはどこかの島国でも聞いたことがあるセリフだよね。(ボーガス注:ニューズウヨーク記事が事実ならば)人の振り見て我が振り直そう、ニッポン。

【追記の追記終わり】

 南北朝鮮の間では先週、朝鮮戦争などで生き別れた離散家族が再会した。北朝鮮景勝地金剛山に数百人が集い、六十余年ぶりの対面にむせび泣いた。
 韓国の歴代政権は人道問題として離散家族の再会を求め続けているが、北朝鮮側は政治交渉の一環として扱ってきた。今回も、平昌五輪以降の融和を受けて約3年ぶりに実現した。

 いずれにせよこうした成果を出した韓国政府は立派です。日本政府の無能さとは雲泥の差です。いや無能、有能以前に何かやる意欲があるかどうかさえ、安倍政権は怪しいですが。

 北朝鮮メディアは一昨日夜、やはり拘束中だった1人の日本人観光客を「国外追放する」と伝えた。詳細は不明だが、日本側に向けた何らかのメッセージである可能性は排除できない。

 朝日はなぜか指摘しませんが、北朝鮮の一方的な思惑ではなく、「そもそも日朝水面下交渉で日本が何かを約束したから、それに基づく北朝鮮からの見返り」の可能性は当然あります。もちろんそういうのを「人質外交に屈するのか」といってもどうしようもない。「身柄拘束された奴の自己責任だから見殺しにしていい」つう態度をとらない限り、あらゆる手段で救出するしかないわけです。

 4年前に日朝両政府が発表した「ストックホルム合意」で北朝鮮側は、拉致被害者や行方不明者問題をはじめ、すべての日本人に関する調査を包括的に実施すると約束した。
 そこには、帰還事業での約1800人とされる日本人配偶者の問題や、1945年前後に北朝鮮域内で亡くなった日本人の遺骨の調査なども含まれる。
 配偶者のうち日本への帰国を望む人びとの一時帰国は、かねて日本政府が求めてきた。2000年までに3回にわたり43人が里帰りし、それっきりだ。

 「拉致以外にも日本人妻問題などがある」つうのは大事な指摘です。
 「拉致が解決しない限り、他の交渉もするな」などという家族会、救う会のふざけた主張には改めて怒りを覚えます。


中日新聞『日朝関係改善願い平壌で学生交流 国際情勢進展背景にNGOが主催』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018082701001308.html

 非政府組織(NGO)「KOREAこどもキャンペーン」(東京)などが主催する日本と北朝鮮の大学生の交流イベントが今月、平壌で開かれた。米朝交渉に伴う国際情勢の進展を背景に、拉致や核開発、植民地支配への賠償など日朝間のさまざまなテーマで意見交換。互いの立場の違いも率直に語り合いながら日朝関係の改善を望んだ。
 日朝大学生交流は2012年に始まり、今年で6回目。昨年はミサイル問題の緊迫化に伴って中止され、2年ぶりに開催された。日本からは東京大や立命館大などから6人が参加し、平壌外国語大で日本語を専攻する学生8人と22日から計3日間の日程で交流した。

 こういうイベントは大変いいことだと思うので紹介しておきます。


■産経【主張】米長官の訪朝中止 非核化せぬ交渉無意味だ
http://www.sankei.com/column/news/180826/clm1808260002-n1.html
・いったんやると発表したことをドタキャンするなど、まともな人間ならどんな立場であれ評価できることではありません。
 浅井基文氏がhttp://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1055.htmlで危惧しておられましたが、まーた「ティラーソン国務長官更迭」のような「ポンペオ国務長官更迭」をする気でしょうか?。もはやトランプ政権における対北朝鮮政策は何をどう考えたらいいのか、頭痛がするレベルでしょう。
・アンチ北朝鮮・産経的には「非核化せぬ交渉無意味」なんでしょうが小生はそうは思いません。
 大事なことは「米朝間の対立を解消し、緊張緩和すること」と思っています。
 そのために「核廃棄ができればベスト」ですが「核廃棄ができなければ無意味」とは思わない。
 核廃棄できなくても「緊張緩和が進めば」それには意味があると思っています。
 そもそも緊張緩和と経済交流が進んでいけば、今の時点では廃棄しなくても将来的には「ある時点で」北朝鮮が「核廃棄しても大丈夫だ、米国の侵攻はない」と思い核廃棄することもあり得ます。
 もちろん「緊張緩和と経済交流が進めば」いずれは「絶対に必ず北朝鮮は核廃棄する」と断言するほど、小生も無責任ではありませんがそのくらいの長期的な考えで非核化、核廃棄の問題には臨むべきではないか。
 産経記事にも最後に簡単にコメントしておきます。

 トランプ氏は、その理由として「朝鮮半島の非核化に十分な進展が見られないと感じた」と説明した。

 北朝鮮からすれば「終戦協定や国交正常化よりずっとハードルが低い終戦宣言もできないくせにふざけるな」「お前、体制保障を確約してねえだろ。それで核廃棄を先行実施しろとか何様のつもりだ」でしょう。

 米韓合同軍事演習の中止に代表される軍事的な緊張緩和措置の見直しも検討すべきではないか。

 おいおいですね。そんなことをしたら交渉が挫折しかねません。いや産経は挫折させたいのでしょうが。そもそも北朝鮮の侵攻の可能性などあの国の国力的に皆無であることを考えれば今時こんな演習は北朝鮮に対する恫喝の意味合いしかないでしょう。米朝交渉に関係なくとっくの昔にやめるべきだったのではないか。

 状況がどうであれ、北朝鮮の非核化に向け、中国の役割が重要なことに変わりない。大国としての責任を果たしてもらいたい。

 中国からすればトランプには「我が国に報復関税しながらそういうこという?。俺はお前の要望(報復関税中止)は聞かないがお前は俺の要望(米国の対北朝鮮政策への協力)を聞けって、どんだけ思い上がってるんだ!。俺の考える国益と合致する限り、あんたの対北朝鮮政策には協力するけど、それ以上のことはする気ねえぞ。前からそう言ってるやろ」、産経に対しては「南京事件否定論放言しながら(以下略)」でしょう。トランプも産経も呆れた馬鹿者です。


■読売新聞『米国務長官、来週訪朝…完全非核化で意見交換へ』
https://www.yomiuri.co.jp/world/20180824-OYT1T50000.html?from=ytop_ylist
 当面、「トランプが北朝鮮相手にイラン核合意廃棄並みの無法をすること」はなさそうで幸いです。
 しかし

ポンペオ氏は北朝鮮問題を担当する米政府特別代表に、米自動車大手フォード・モーター副社長のスティーブン・ビーガン氏を指名したことも明らかにした。

てのは何なんですかね。
 単にビーガン氏がポンペオやトランプの支持者に過ぎないのか。
 それとも「フォードの工場の北朝鮮進出」など、北朝鮮が求める経済支援について米国財界を代表して何かする気なのか。

 交渉がまとまれば、金正恩朝鮮労働党委員長が9月の国連総会にあわせて訪米する可能性も出てくる。

 緊張緩和のためにぜひそうなってほしい。

【追記】
■産経【激動・朝鮮半島】ポンペオ米国務長官、訪朝中止 トランプ大統領、非核化停滞初めて認める
https://www.sankei.com/world/news/180825/wor1808250003-n1.html
 「首脳会談は中止だ→予定通り行う」の「朝令暮改」「前言撤回常習」トランプのことなので、「揺さぶりをかけてるつもり」「延期や、訪朝者が国務副長官に格下げなどはあり得るとしても完全中止はない」かもしれませんがなんともかんともです。とりあえず様子見ですね。


■産経【激動・朝鮮半島】中国「米は無責任だ」 トランプ政権の訪朝中止理由に抗議
http://www.sankei.com/world/news/180825/wor1808250035-n1.html
 中国のトランプ批判には全く同感です。


■国基研『春季例大祭に陛下の靖国神社ご親拝を』百地章*5
https://jinf.jp/weekly/archives/23333
 「日大名誉教授」はともかく、百地の「国士舘大学特任教授」には「ああ、やはり国士舘ってそういうウヨ大学なんだなあ」感がありますね。「国士舘」の「国士」とは文字通り「右翼活動家という意味の国士」です。つまり「現在はともかく」「当初の創立意図」はそういうもんだったわけです。
 この点は「国学(水戸学、本居宣長平田篤胤などの国学です)の研究所=國學院大學」、「拓殖(台湾、朝鮮など植民地運営)問題の専門家育成=拓殖大学」、「神道研究機関=皇學館大学」なども国士舘同様、「名は体を表す」でしょう。今でもこれらの大学のカラーはかなり右よりな訳です。

安倍晋三首相は、第2次安倍内閣が発足してちょうど1年後の平成25年12月26日、首相として初めて靖国参拝を行った。
・首相はその後、一度も参拝していない。
・参拝しにくい事情があったことも良く分かる。
・しかし、首相が国民を代表して靖国神社に参拝し、国のために殉じた戦没者に対し感謝と慰霊の誠を尽くすのは当然であって、本来、政治的、外交的配慮などとは無縁なはずだ。首相を支持し応援している人々の間でも、このままでは不満が昂じよう。

 いやーウヨ連中も実に安倍に甘いもんです。「参拝しにくい事情って何ですか?。やっぱあれですか、歴代首相が参拝してこなかった理由(欧米や中国、韓国などの批判)ですか?」「不満が高じるとか言っても結局許しちゃうんでしょ?」と聞かれたら、どう答える気なんでしょうか?。
 なお、追悼したければ千鳥ヶ淵に行けばいいだけの話です。

 首相の靖国参拝憲法上問題ないことは、政府見解の示すとおりであり、最高裁も事実上、合憲と判断している。小泉純一郎首相(当時)や安倍首相の靖国参拝をめぐる一連の訴訟では、すべて原告が敗訴しており

 もちろんこういうケースにおいて「参拝を正当化したい安倍らの意向を受けてつくられた」政府見解などは何の根拠にもなりません。
 大体こういうことを言いながら、小泉政権下の審議会「皇室典範に関する有識者会議」が「女帝容認」の結論*6を出したら審議会メンバーの園部逸夫*7・元最高裁判事などに「小泉政権の意向に配慮した出来レース審議会」だの、「女帝容認の結論ありき」だのと悪口するのが百地ら「女帝反対」のウヨなんだから全くでたらめです。
 「お前ら自分に都合のいい審議会の結論しか認めないくせにふざけんな!」ですね。
 最高裁が合憲だなどと判断したことは一度もありません。首相の靖国参拝について「違憲性を問うに置いて」多くの場合、慰謝料請求がされていますが「慰謝料は生じない」とされてるにすぎません。
 むしろ愛媛玉串料訴訟違憲判決を考えれば首相の靖国参拝違憲の疑いが濃厚でしょう。
 もちろん問題点は「政教分離だけではなく」『戦没者でもない、しかも日本軍兵士を犬死にさせたA級戦犯をなぜ英霊としてまつるのか』『なぜ外国から戦前礼賛、戦争犯罪矮小化ではないのかと疑念を招いてまで参拝する必要があるのか、千鳥ヶ淵があるではないか』つう問題もあります。

 中国とは今秋、日中平和友好条約締結40年を迎え、良好な関係にある。

 だから参拝しろとは正気ではないですね。安倍が参拝しないから中国も不満はあっても自重してるんでしょうに。それにしても百地が「日中関係なんかどうでもいい」とはいわない点が興味深い。

 首相の参拝後は、内閣の助言のもと、陛下にも是非ご親拝を戴きたいと思う。
 今上陛下が戦没者のご慰霊のため、長年にわたり御心を砕かれてきたことは、国民の良く知るところである。毎年の全国戦没者追悼式をはじめ、沖縄、硫黄島サイパンパラオ、フィリピンと、国内外において真心を込めてご慰霊の旅を続けて来られた。

 沖縄、硫黄島などには行っても靖国には行かないというのは明らかに「靖国は国内外の批判を浴びるので追悼の場にふさわしくない」「追悼の場なら、国内外の批判を浴びないサイパンパラオなどの戦没地でいいではないか。それで何が問題なのか」と現天皇が判断してるという話です。

 陛下は、皇太子時代に4回行啓しておられる。

 それは意外ですね。どういう経緯か知りたいもんです。しかし今更現天皇靖国参拝などしないでしょう。


■産経『「日韓は新ステージと言える状況だ」 北陸電力会長 北陸3県*8と韓国の経済連携促進会議』
https://www.sankei.com/west/news/180827/wst1808270056-n1.html

 韓国側は韓国の文在寅*9大統領が創設を提唱した日本を含む北東アジア6カ国*10と米国による「東アジア鉄道共同体」構想について言及。日朝関係が正常化すれば、北陸の港から釜山を経て陸路で欧州まで物資を運ぶ物流ルートが開ける可能性があると指摘した。

 「北陸から欧州」てそれ当然ながら、北朝鮮とロシアを通過することになると思いますが、その点について北陸電力会長など日本側関係者がどう応じたのか気になるところです。
 まあ産経的には「反日のロシアと北朝鮮に鉄道利用料など払ってたまるか」でしょうが。


■国基研「第5次エネルギー基本計画について」(経済産業省資源エネルギー庁 小澤典明・資源エネルギー政策統括調整官)
https://jinf.jp/news/archives/23375
 今が自民党政権でも安倍が首相でない限り、国基研のような極右団体を中央省庁の官僚がこのように相手にすることはないでしょう。首相が石破でも岸田でも石原でも。
 だからこそ櫻井よしこらウヨ連中は安倍べったりの訳です。


東京新聞北朝鮮終戦宣言実現に固執
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201808/CK2018082602000131.html
 北朝鮮の立場からしたら「固執ではなく当然の主張」「終戦宣言程度のことができなくて体制保障するなどと言われても信用できない。体制保障の確約もないのに非核化できない」「米国の方こそ非核化の先行実施に固執している」でしょうね。
 こういう記事タイトルで東京新聞の偏向が明らかになるわけです。単に「強く主張」程度の表現でいいでしょうに。
 「翁長支持」「脱原発支持」東京新聞だってたとえば「翁長知事」や「脱原発派」に対しては「自らの主張に固執」なんて否定的なニュアンスの言葉は使わないでしょうにねえ。


■朝日『北朝鮮に2年拘束「毎日9時間尋問、自殺も考えた」』
https://www.asahi.com/articles/ASL8R5GDWL8RUTFK00X.html
 まあ今回の『スギモト・トモユキ氏』身柄拘束と別に共通点もなさそうなので話を聞いて意味があるのか疑問ですが。

当局側から拘束理由の説明はありましたか。
 「尋問では日本政府のスパイだと認めるよう強要された。内閣情報調査室公安調査庁との関係を調べているようで、取調官は私が過去に政府側に提供した北朝鮮の情報や写真を全部知っていた」

 いやー、本当に「政府(内閣情報調査室公安調査庁?)に情報だの写真だの提供していたら」スパイ認定されてもやむを得ないでしょう。そういう意味で少なくともこの件は「全くの言いがかりではない」わけです。
 ただの観光客に過ぎなかったらしい『スギモト・トモユキ氏』とは大分話が違います。

杉嶋岑(すぎしま・たかし)
 静岡県生まれ。日本経済新聞記者時代に取材のため初めて訪朝。記者を辞めた半年後の1999年12月、5回目の訪朝で当局に拘束される。平壌市内のホテルや団地の一室など6カ所を転々としながら取り調べを受けた。
 2002年2月に釈放され帰国。2011年3月、拘束時の体験をつづった「北朝鮮抑留記 わが闘争二年二カ月 1999年12月〜2002年2月」(草思社)を出版。拘束の状況や北朝鮮の生活事情、当局とのやりとりなどをメディアを通じて発信している。日本政府は杉嶋氏が釈放されるまでの経緯や交渉過程を明らかにしていない。

 まあ経緯を明らかにしたら弊害があるからでしょうね。


■産経『北朝鮮、拘束日本人を追放へ 「日本人観光客『スギモト・トモユキ』を寛大に許す」』
http://www.sankei.com/world/news/180826/wor1808260024-n1.html
 まだ正式には解放されてないようです。また解放日時も発表されてないようですが、こう発表した以上、早晩解放されるのでしょう。さすがに8月中には解放されるんじゃないか。
 身柄拘束がなくなったことは、もちろん大変ありがたい。しかし「???」ですね。
 一体、今回の解放に至るまでに何があったのか。日朝間で何か水面下交渉が行われたのか、交渉も何もないのに北朝鮮の何らかの思惑で解放されたのか、など具体的なことがわからないのでなんとも評価に困ります。まあ、水面下交渉が仮にあっても、安倍はそれを認めないでしょうし、それを理由に「水面下交渉などしなくて拉致被害者は帰ってくる」と強弁するのが家族会、救う会でしょうが。


朝日新聞北朝鮮拘束の男性、報道陣の質問には無言 日本へ出発』
https://www.asahi.com/articles/ASL8X5Q7WL8XUHBI01L.html
 無事に解放されたようでひとまず何よりです。


■日経『官房長官「具体的なことは控えたい」 北朝鮮の邦人追放で』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3462223027082018MM0000/
 「日本政府が色々と水面下でやはり交渉していたのか?」と思わせる意味深な態度ですね。


■産経『韓国、よみがえる20年前の悪夢 トルコショック「対岸の火事ではない」』
http://www.sankei.com/economy/news/180826/ecn1808260012-n1.html
 いわゆるトルコショックが「韓国にとって対岸の火事ではない」のなら日本にとっても「対岸の火事」ではないでしょう。
 かつトルコショックの直接の引き金は「トランプの対トルコ報復関税」ですがそうしたこと(トランプの報復関税の是非など)については何もコメントしない産経です。何だかなあ、ですね。


櫻井よしこ日本国憲法を「絶対善」とする不可思議 改憲で自由なくなるなら根拠示すべき*11だ』
https://yoshiko-sakurai.jp/2018/08/25/7599
 誰も絶対善などとはしていません。今の憲法に問題があるのなら大いに改善すればいいでしょう。
 ただしよし子や安倍晋三など「ウヨの改憲案には賛成できない、改悪だと思うから」つうだけの話です。
 例えるのなら「お宅のリフォーム会社には、リフォームは依頼しない」つうだけの話なのに「どうしたら依頼していただけるんでしょうか?。できる限りご要望には対応させていただきます」ならまだしも、「未来永劫リフォームしないんですか!。なんて非常識な!」なんて言いがかりをつけられても迷惑なだけです。
 こちらは「手前ふざけんな!」「手前のところには頼まないって言っただけだ、ぼけ」「誰が未来永劫リフォームしねえなんて言ったんだよ。そういうふざけたこというバカに誰が頼むか!。つうか手前、本気で俺とリフォーム契約する気があるのか!」と憤慨するだけの話です。


日経新聞北朝鮮、大規模軍事パレード計画か 米サイト』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3459902025082018NNE000/
 まあ現時点ではなんとも言えません。そういうことは米朝首脳会談以降は自重してきたように思うのですがね。個人的には北朝鮮には自重してほしいところです。


■産経【ソウルからヨボセヨ】引き出物のような「南北離散家族再会」 東西ドイツのように家族訪問や郵便交換が自由にやれないのはなぜ?
http://www.sankei.com/column/news/180825/clm1808250005-n1.html
 そもそも東西ドイツの場合は「お互いに国家承認をしています」が南北朝鮮はお互いを「未だに正式に国家としては認めていません」。
 また東西ドイツは戦争状態にありませんが、未だに南北朝鮮は「休戦状態に過ぎません」。
 また北朝鮮について言えば未だに「米軍の北朝鮮侵攻の危険性」を完全には否定できませんが東ドイツの場合は米軍侵攻の危険性はありませんでした。
 つまりはまず南北朝鮮において「正式終戦」「相互国家承認、国交樹立」「米国による北朝鮮の体制保障」が必要かと思いますが、産経黒田なのでもちろんそういう話になりません。
 北朝鮮を一方的に悪者扱いする暴論が展開されます。


■米国で日本叩き運動を先導、中国のスパイだった(古森義久
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53848
 島田が嬉しそうにツイートで紹介していたので気づいた記事です。産経古森なのでそもそもデマ記事の疑いがあります。
 しかし仮に事実だとしても「歴史認識問題で日本(というか安倍政権)を批判するやつは皆中国スパイ」のわけはないので「だから何?」で終わる話でしかありません。
 大体、安倍政権だからこそ批判されるのであって「歴代自民党政権(橋本、小渕、福田康夫など)」はこんなに慰安婦問題で批判されてませんし、今後「石破や石原、岸田などが首相になったとしても」安倍ほどの極右ではないので「安倍の後始末をきちんとする必要はありますが」、安倍時代ほどの批判はないでしょう。
 というか、自分の物言いが「ダライ・ラマは米国CIAの走狗」などに似てることを古森らはどう思うんでしょうか?


■日朝合同調査委員会のわな(島田洋一
https://japan-indepth.jp/?p=41359
 「北朝鮮の単独調査など信用できない」つうから「なら日朝合同調査はどうか」といったらこの言いがかりです。「お前拉致問題解決する意思ねえだろ」「つうか日本国民がそんなに日本政府信用してねえのか?。その一方でお前曰く『モリカケ疑惑での政府の言い分は信用できる』と。酷い詭弁だな、おい」「お前安倍政権支持者じゃなかったのか?」で終わる話です。家族会もよくこんな男が「救う会副会長」であることを容認できるもんです。

 外務省で田中氏の後輩に当たる藪中三十二氏も、日朝交渉を担当していた現役時代、繰り返し合同調査委員会案を持ち出していた。日朝議連は7月27日の総会で、日朝首脳会談の早期開催を促す決議を行ったが、この場に藪中氏が講師として呼ばれている。

 つまりは合同調査方式は何も田中氏個人の主張じゃないわけです。
 ちなみに藪中氏は

 外務省アジア大洋州局長、外務審議官を経て、2008〜2010年まで外務事務次官

です。
 一方、田中氏は

 外務省アジア大洋州局長、外務審議官(審議官で退官)

です。ウィキペディア「アジア大洋州局」によれば「アジア大洋州局長経験者」は「前身のアジア局長」も含めて、藪中氏の他にも

■アジア局長経験者の事務次官
・大野勝巳氏*12
・高島益郎氏*13
・須之部量三氏*14
・川島裕氏*15
■アジア大洋州局長経験者の事務次官
佐々江賢一郎*16
・齋木昭隆氏*17
・杉山晋輔氏*18

など事務次官にまで上り詰めてる人間が結構いる。
 ただし「アジア大洋州局長」は「次官になるためには必要不可欠なポスト(アジア大洋州局長を経験すれば100パー確実に次官になれる)」というほどではないので次官に上り詰めてないアジア大洋州局長もいますし「アジア大洋州局長を経験してない次官」もいますが。
 とにかく「アジア大洋州局長」とは「将来、次官になることも夢ではない」、つまりは重要なポストです。まあ日本にとって中国、韓国との関係は昔から重要ですし「中韓の経済大国化で今後ますます重要になる」ので、ある意味当然ではあります。
 田中氏も本来「あれだけの功績を拉致問題で挙げた」のだから「他のアジア大洋州局長(アジア局長)」同様に次官にまで上り詰めてもおかしくなかった。
 家族会が「恩人の田中氏を是非次官に」といってもおかしくなかったのですがあほの家族会がしたことはそれとは逆でした。拉致敗戦も自業自得、当然と言うべきでしょう。俺は家族会には何一つ同情しません。「くたばれよ、家族会」とすら思う。
 田中氏も「自分と同じポスト」アジア大洋州局長の後輩たち「藪中、佐々江、斎木、杉山」が事務次官になる姿を見ていて「アジア大洋州局長からあんなに次官になってるのか」「俺だって本当なら次官になれたはずだ。俺は自分が藪中、佐々江、斎木、杉山より大幅に劣ってるなんて思ってない」「家族会や救う会と、家族会・救う会に同調する自民党政権のせいで次官の夢がつぶされた」と悔しい思い、憤りがあったでしょう。


■島田のツイート

 トランプのアメリカを論ずる「専門家」の内、独自の知見を持ち信頼できるのは古森義久氏ぐらいではないか

 さすがにおべっかでしょうが「日本人の米国研究者、ジャーナリストで俺が信頼してるのは古森だけだ」とはなかなかすごい発言です。ここまで見え透いたおべっかだとむしろ古森も嬉しくない、つうか「古森以外のウヨ」でアメリカについて論じてる人もいるはずなんですけどねえ。櫻井よしことか田久保忠衛とか。「櫻井氏や田久保氏には独自の知見がない」とか言い出すのか。

石破氏は陰湿で不誠実な性格が致命的だ。

 石破のどこが陰険で不誠実なのか。むしろそれは「いわゆる石破四要件=閣議決定」であるにもかかわらず、「石破四要件は獣医師会と石破の癒着の証明」「だから石破四要件など無視していい、四要件に加計学園が合致していなくても問題ない」などという産経のデマ記事を党中央から全国の支部へ配布しようとした安倍に該当することでしょう。
 それにしても「進んで石破を重用したわけでもない」でしょうが、安倍が石破を幹事長にした以上、島田がここまで石破を罵倒するのは非常識にもほどがあるでしょう。

 条件反射的に何でも即座に反対し、それから理屈を考えるパブロフの幸男。
■立憲民主・枝野幸男代表、サマータイム導入に否定的 「五輪に合わせてなんていうのは論外だ」
https://www.sankei.com/politics/news/180825/plt1808250009-n1.html

 やれやれですね。島田の方こそ「安倍首相が賛成してるから」「枝野*19立民党代表や志位共産党委員長が反対してるから」程度の理由でのサマータイム導入賛成表明に過ぎないでしょうね。
 断言していいと思いますが、「枝野氏や志位氏がサマータイム導入論」で安倍が反対論なら「サマータイムなどくだらない」といってるのが島田でしょう。
 むしろ島田の方こそ「パブロフの島田」「パブロフの洋一」でしょう。
 EU諸国でも最近はサマータイム廃止論が有力化してるようですし、日本でも終戦直後の一時期採用されたものの、不評のためすぐに打ち切られました(もちろん打ち切ったのは自民党政権です)。従ってサマータイム反対論は少なくとも島田が罵倒するほど間違ってるわけではないですし、枝野氏、志位氏は別に「安倍の提案だから」反対してるわけでもないでしょう。
 そもそも世論調査でも現時点ではサマータイムに対する賛否は拮抗しています。

 子供並みという意味かと揶揄されるのが明らかなのにこういうネーミングをする。愚かさが板に付いている。
■「コドモノミクス」で野党結集=国民玉木氏:時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082301146&g=pol
 国民民主党玉木雄一郎共同代表は23日のネット番組で、少子化対策として3人目を出産した家庭に1000万円を給付するとした自身の政策を「コドモノミクス」と名付けた。その上で、「コドモノミクス」と日米地位協定の改定を挙げ、「この二つの大きな柱で協力できる野党とは連立政権構想を速やかに出したい」と呼び掛けた。

 島田の言うような意味とは別の意味で「はあ?」ですね。
 まず第一に「立民どころか、社民、共産、自由すら下回る支持率」で最近も「国民民主にいても将来が不安だ」として
山陽新聞『柚木*20衆院議員が国民民主離党』
https://www.47news.jp/localnews/prefectures/okayama/2687670.html
なんて党が何をとんちんかんなことを言ってるのか。
 最大野党の立民がこういうことをいうならまだしも。この発言が「ネット番組」てあたりも玉木の苦境を示しています。地上波テレビなんか、落ち目の玉木に取材しないわけです。 
 第二に「護憲」「安保関連法、特定秘密保護法働き方改革法(日本版ホワエグである高度プロ制度など)廃止」「脱原発」などを意図的に外してる点が「おいおい」ですね。さすが「自民の二軍」です。
 第三に「少子化対策として3人目を出産した家庭に1000万円を給付」なんてことが実際にできると思ってるのか。
 本当に「3人目を産む家庭が続出したら」予算的にすさまじいことになるでしょう。選挙民も「本気かよ」と疑心を覚えるだけでしょうし、これは他野党もそうでしょう。むしろ「予算措置がきちんとできるのか、玉木氏が根拠を示さないとむしろ共闘なんかできない」と共闘の阻害要件になる可能性大です。

 多額の沈黙料を受け取りながら、「合意の上での性行為」(本人の弁)を暴露、取材料を荒稼ぎしている最低のポルノ女優をヒロイン扱いするメディアの堕落ぶりも認識したい。基本的にどうでもよい話。
■口止め料支払い「後で知った」 トランプ氏反論
https://www.sankei.com/world/news/180823/wor1808230007-n1.html

 もちろん島田がこんなことを言ってかばうのは「トランプが好きだから」でしょう。この醜聞の当事者が島田の大嫌いなオバマビル・クリントンなら平然とたたいてるでしょうね。
 なお、別にマスコミは彼女を「ヒロイン扱い」はしてないでしょう。単に「トランプの醜聞を提供する重要なネタ元」扱いしてるだけです。

 録画してあったNHKスペシャル「中国「法治」社会の現実 弁護士*21」を見た。優れたドキュメントだ。中共独裁の腐った現実が改めて分かる。

 一方、高世仁が録画して視聴したNHK番組は

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180820
ETV特集『自由はこうして奪われた〜治安維持法 10万人の記録〜』(18日OA)
・NHKスペシャル『届かなかった手紙 時をこえた郵便配達』(19日OA)

でした。高世のような視聴は島田は絶対にしねえし、この種の番組を反日自虐とか敵視してるんだろうなと改めて思います。
 大体、島田のようなウヨは単に反中国なだけで、日弁連は敵視していますからねえ。権力と戦う弁護士の意義を認めてるわけでも何でもない。
 例えば島田は別に「布施辰治*22」、「正木ひろし*23(八海事件、丸正事件などの弁護で知られる)」などと言った著名な人権派弁護士を評価などしていないでしょう。

 軽率だとしても、ここまで晒し者にしなくてもいいだろう。
■公式ウェアで買春、帰国4選手「9千円払った」:読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20180820-OYT1T50082.html

 公式な謝罪が「さらしもの」ねえ。謝罪会見しないで済む話じゃないでしょうに。
 おそらく島田は「人並みの性欲を持った成人男子が買春して何が悪い。国際大会の開催中に、公式ウエア着たままことに及んだのはまずかったが、私服でばれないようにすれば良かった」「だから選手本人はしばらく謹慎するにしても、選手本人が謝罪会見する必要なんかない。せいぜいバスケ協会役員あたりが記者会見すればいい(謹慎期間もできるだけ短くしてほしい)」としか思ってないんでしょう。そういう島田の感覚が慰安婦問題とか他の「女性問題」でも露呈されるわけです。
 なお、島田のウヨ仲間の産経がこの件で

http://www.sankei.com/column/news/180821/clm1808210001-n1.html
【主張】ア大会不祥事 代表の緊張感はないのか
日本選手団は4人の代表認定を取り消し、選手村を退去させた。当然である。日の丸を身につけての恥知らずな行動に、代表選手としての誇りや緊張感は、全く感じられない。
・一目で日本代表選手と分かる服装での破廉恥な行為が現地の人々にどう映るか。あまりの想像力の欠如に暗澹たる思いだ。
 全員が20歳代の4選手に対しては、(ボーガス注:日本代表からの追放処分にとどまらず)Bリーグや所属クラブも(ボーガス注:しばらくの間、試合出場停止など)厳罰に処すべきである。彼らが真にやり直すためにも、相当の処分が必要だ。

と厳しく批判していることと比べると、選手をかばう島田の異常さが光ります(苦笑)。
 とはいえ島田はウヨ仲間産経に「産経新聞はそこまで選手をつるし上げなくてもいいだろう」とは言えず黙りでしょうが。これが朝日なら「朝日はふざけるな」でしょうが。
 なお、「断言していい」と思いますが、この買春騒動の当事者たちが島田が嫌う野党(立民、共産など)支持者だったり、あるいは「中国や韓国の選手だったり」すれば平然と「日本の恥だ」「野党支持者らしい下劣さ」「中韓の倫理観は低い」などと抜かすであろうご都合主義者のクズが島田です。

【追記】
毎日新聞『買春の男子バスケ4選手、1年間の出場権剥奪』
https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00e/050/320000c

 日本バスケットボール協会は29日、ジャカルタアジア大会期間中に買春したとして日本選手団の代表認定を取り消された男子4選手について、同日から1年間の公式試合出場資格停止処分にしたと発表した。自らも報酬10%減額3カ月の処分を受けた日本協会の三屋裕子*24会長は東京都内で記者会見し、「世の中の納得を得られる厳しい処分が必要だと考えた」と話した。

 まあ予想の範囲内ですが、世間は島田ほど甘くはなかったわけです。

 西村氏はかつて総裁選に出たこともあるが、その後伸び悩んでいる。理念が今一つ明確でないためだろう。

 西村とは西村官房副長官のことです。「理念が明確でない」とは「極右度が足りない」ということです。はっきりそう言わない島田も腰が引けてますが。島田が極右なんてもう皆わかってることなんだからはっきり「もっと右寄りになれ」といえばいいと思うのですがね。
 それはともかく、西村は相当の極右ですが、とはいえ「首相になったらウヨ度をある程度自重した安倍」と一緒で官房副長官就任後はある程度自重している。しかしそれが島田には気にくわないわけです。正直、今レベルでも十分、安倍や西村は極右ですし、島田の期待するレベルなんて到底無理です。
 まあ「理念を明確にしたら」余計伸び悩むんじゃないですかね。自民党に安倍レベルの極右は二人もいらないでしょう。

 安倍後継には、石破、岸田*25を飛び越し、理念的にしっかりした人を育てていかねばならない。

 といったところで現実的には石破や岸田といった連中が最有力候補でしょう。またそもそも安倍には「自分の政治力を温存するため池田勇人*26禅譲した*27」「子分・福田赳夫*28や義理の息子・安倍晋太郎」を後継者に育てようとした「祖父・岸元首相」などと違い後継を育てる意思も能力もなく、そのことが奴の三選狙いの理由の一つですが、それはさておき。
1)改憲派・石破ですら島田的には評価に値しない
 まあ「安倍と一緒」とまでは言いませんが、改憲派という意味では石破は「右か左か」でわければ相当に右なんですけどね。
2)安倍後継の具体的な名前が島田には出せない
 ここで島田が「その育てるべき人間とは河野外相だ」などと具体名を挙げられない点が重要ですね。昔なら「稲田防衛相」などといったかもしれませんが。
 とにかく
(1)「世間的に注目されてるor人気がある人間:河野*29外相や野田*30総務相、小泉jrなど」 
(2)「派閥の中堅幹部:林*31文科相(岸田派)、茂木*32経済財政担当相(竹下派)など」
(3)「安倍に近いウヨ連中:西村官房副長官、萩生田幹事長代行(元官房副長官)など」
が一致しないことを島田も認めざるを得ないわけです。島田的には(3)プッシュですが、それは必ずしも(1)、(2)ではなく首相になる可能性が乏しい。
 まあ、個人的には「菅官房長官(第1次安倍内閣総務相)、加藤厚労相(第2次安倍内閣官房副長官)、世耕経産相(第1次安倍内閣首相補佐官(広報担当)、第2次、第3次安倍内閣官房副長官)なんか島田的にはどうだろう?」と思いますが、彼らレベルではいかに安倍に重用されていてもウヨとして「極右度が不足してる」ために不満なんでしょうね。菅、加藤、世耕氏への不満は島田の場合「首相になる可能性が低いのではないか」ということではないでしょう。

 核ミサイル開発をやめれば、その金で国際市場からいくらでも食糧を買える。「支援」は弾圧側の体力強化に使われるだけ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180811/k10011573021000.html
NHK北朝鮮 猛暑と少雨で食料不足悪化のおそれ』
 IFRC=国際赤十字・赤新月社連盟は、北朝鮮で厳しい暑さと雨の非常に少ない状態が続いているため食料不足がさらに悪化するおそれがあるとして、国際社会による支援を呼びかけています。
 国際赤十字・赤新月社連盟の10日の発表によりますと、北朝鮮は先月初めから熱波に見舞われ、全土で厳しい暑さと雨の非常に少ない状態が続いています。
 この影響ですでに深刻となっている食料不足がさらに悪化するおそれがあり、5歳以下の子どもやお年寄りは重度の栄養失調と暑さで命を落とす危険があると警告しています。
 北朝鮮では人口のおよそ40%にあたる1000万人以上が栄養不足の状態にあると指摘され、国連は先月、追加の人道支援を行う方針を明らかにしました。
 国際赤十字・赤新月社連盟は、暑さの被害が最も深刻な地域で農地に水を引くため給水ポンプと作業員を送り込むなど対策を進めるとともに「最悪の事態が起きるのを防がなければならない」と訴えて、国際社会による支援を呼びかけています。

 「アンチ北朝鮮」島田らしいですが、そんなことを言ったって北朝鮮がそう動かなければ民衆が最悪死亡する。
 その場合、島田は「餓死したくなければ北朝鮮の国民は脱北するか、北朝鮮政権打倒目指して武力蜂起すればいい。それができないならおとなしく餓死しろ」とでもいう気でしょうか。言う気なんでしょうね。全く正気じゃないですね。こんなキチガイ救う会の副復会長では拉致が解決しないのも当然です。家族会はまず救う会と縁切りするか、せめて島田の副会長更迭を求めるべきでしょうが、まあ、家族会の連中はバカだから何もしないんでしょうね。

 本文中に「杉田」の文字は一言も出てこないが、稲田氏はこのタイトルに納得しているのだろうか。違うなら編集部に訂正を申し入れた方がよい。
稲田朋美*33手記「杉田さん、LGBTを尊重するのが保守の役割です」 (稲田朋美)
https://ironna.jp/article/10432

 「島田の希望に反し」稲田はそんなことは申し入れないでしょう(そもそも事前にこのタイトルで稲田が了承した可能性もありますが)。あの極右・稲田ですら「杉田をかばったらLGBT差別者として袋だたきになるし、そんなリスク冒す価値は杉田にはない」つう判断なんでしょう。

稲田朋美
 産経新聞iRONNAに寄稿したが、言ってもいないし、本文でも一切ふれていないことをタイトルにして、あたかも私が言ったことのようにカギカッコにするのはありえない。タイトル変更申し入れしています。私は杉田さんを批判するために書いたのではありません。

 いや予想が外れました。まさか稲田が杉田をかばうとはねえ。そんなに「杉田をかばう」島田洋一らウヨ連中との関係が大事なんでしょうか?。しかしいかに産経でもこういうことで稲田に無断でこういうタイトルつけないと思うし、稲田のツイートは「寄稿直後」ではなく「島田のツイート後」ですからねえ。怪しいことこの上ないですね。

島田洋一
 普通の国なら、むしろプラスのイメージ戦略に利用するはずだが、習近平*34の狭量卑小がよく分かる。 ■中国「プーさん」公開認めず…主席似で検閲対象:読売
https://www.yomiuri.co.jp/world/20180810-OYT1T50087.html

 島田らしい反中国ツイートですがこのプーさん話って真偽はどうなんでしょうねえ。
 「そんなことで規制するか?」と思う反面、「しかし規制理由がそうでないとすると、規制理由がさっぱりわからないしなあ?」ですね(規制理由について現時点では明確な説明が中国政府からない模様)。まあ、反政府言論なら規制していい訳では無論ありませんが、ただの娯楽作品でしかないプーさんを規制とは『何だかなあ(困惑)』です。
 しかし習主席ってそんなにプーさんに似てますかねえ?

島田洋一
 9条2項削除の方が筋論なことは安倍首相も認めている。石破氏には憲法(ボーガス注:改正)で正論を展開してもらいたい。ならば出馬に意義があったことになる。
■石破氏、自民総裁選へ出馬表明 首相と一騎打ちの公算: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34048420Q8A810C1000000/

 石破の改憲論が安倍同様、極右的であり、むしろ島田にとっては「石破の改憲論」の方が「魅力的」であることがわかるツイートです。そういう意味では石破はとても手放しでは評価できませんが、ただし
1)モリカケのような疑惑が浮上してない
2)歴史認識は少なくとも安倍ほど非道くないだろう
つう意味では石破の方がましでしょう。

島田洋一
 9条に関して今回踏み込んで議論しないというなら石破氏出馬の意味はゼロになる。
東京新聞『「9条改憲優先せず」 石破氏、総裁選出馬を表明』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201808/CK2018081102000123.html

 改憲が争点なのか、争点でないのか、石破もずいぶんぐらついていますが、石破も「改憲なんか前面に出しても、自民党内右翼層からは『石破が安倍さんの足を引っ張ってる』、自民党内リベラル層からは『何だ、石破さんも改憲派なのか、がっかりした』でどちらの票も得られない結果になりかねない」と考え封印することにしたんでしょうか?。であるのなら「九条改憲バカ」安倍よりは「九条改憲」という点でも俺にとっていくらかましですね(とはいえ石破は「緊急事態条項など色々と議論したい」といってるので安倍よりはマシでもやはり手放しでは評価できませんが。独裁政治を生みかねない緊急事態条項など百害あって一利なしでしょう)。
 しかし、石破が「改憲は最優先課題ではない」と言い出すや「じゃあ出馬表明しなくて良かった」と言い出すとはわかりやすいまでの改憲バカです。

島田洋一
 存在しない「問題」を解決しようがない。相手にせず、侮蔑感をもって無視、が正しい。
■時事『慰安婦問題解決へ「日本と議論」=研究所開設で韓国女性相』
https://web.smartnews.com/articles/2XVzHfu23K7

 やれやれですね。
 その一方で「竹島問題など存在しない、日本が因縁つけてるだけ(韓国)」「拉致問題など(以下略)(北朝鮮)」「北方領土問題など(以下略)(ロシア)」などにはマジギレするのだからいい度胸です。
 大体「相手にせず」も何も「島田らウヨが河野談話など撤回しろと騒ぎ、安倍がそれに好意的態度をとったから」こうなってるのに何を言ってるのか。安倍政権以前(たとえば橋本*35、小渕*36政権など)はこんなことにはなってないのに。

島田洋一
 明日の産経新聞「正論」に拙文が載る予定。
 LGBTを巡って、アメリカで右派の不寛容の代表的事例とされる事件が実は左派の不寛容による事情などを分析。

 当たり前ですが、LGBT差別に限らず「差別に対する寛容」なんてもんはありえません。それ差別への加担でしかない。「犯罪や不正に対する寛容」なんてのがあり得ないのと同じ話です。

 これが中共だ。ソ連同様早く潰さねばならない。
■中国のばらまき外交批判した元教授、米メディアの電話取材中に連行
http://www.afpbb.com/articles/-/3184861?pid=20402453

・潰せると島田は本気で思ってるんですかねえ(苦笑)。まあ「中国に限らず」現実的なのは「漸進的民主化」でしょうね。
・なお、ソ連の場合「米国が潰した」というよりは「経済の不振でソ連が自滅した」つうところですね。遠い将来はともかく、中国において「中国共産党の下野なり、複数政党制導入なりの民主化」があるにしてもそれは「経済好調下での民主化がされた韓国、台湾パターン」であって、旧ソ連のような「経済失敗で自滅型」ではおそらくないでしょう。
・ちなみに安倍の外交について「恥ずかしいばらまき外交だ」なんてたとえば国立大教員が言ったら「あんな奴首にしろ」と言い出すのが島田でしょう。島田にとって大事なのは「言論の自由ではないから」です。
・なお「批判が不当なら連行していい」とはいいませんが、別に中国の一帯一路は「ばらまき」として全否定されるべきもんだとは思いませんね。その点では俺はこの元教授は間違ってると思います。
 本気で「一帯一路を否定してる」のか、「売り言葉に買い言葉」的な罵倒かはともかく。

 (ボーガス注:マスコミ報道によれば竹下派は、石破支持を表明するそうだが)安倍より石破の方が日本の首相にふさわしいとする理由は何か、しっかり説明責任を果たしてもらおう。

 竹下氏が「総務会長」なんで岸田みたいに安倍にへいこらするかと思っていたんですけどね(もちろんそれを望んでるわけではなくただの事実認識)。
 それはともかく島田には「おいおい」ですね。「そんなもん説明しなくてもお前もわかってるだろ、モリカケだよ」で終わる話です。
 つうか「お前の方こそ『安倍さんが極右で僕も極右だから』以外に安倍の素晴らしさを説明できるのかよ。できないだろ」「お前安倍が極右だから万歳してるだけで、石破*37元幹事長や石原*38元幹事長、岸田政調会長(前外相)が安倍以上の極右なら石破らを万歳だろ?」「お前、安倍が極右だからモリカケでかばってるだけでこれが例えば、加藤紘一*39元幹事長ならかばってないだろ。お前ら加藤氏の金庫番秘書が脱税で摘発されて、加藤氏が一時自民離党したときは、さんざん加藤氏disてたからなあ」で終わる話でもあります。まあ、安倍のひどさを考えれば「金庫番秘書脱税」で一時離党せざるを得なかった加藤氏がかわいそうな気すらしてきます。

これは信じがたい話だ。事実なら論外。
東京医大、女子受験生を一律減点…合格者数抑制:読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180801-OYT1T50116.html?from=tw

佐野元局長の収賄疑惑について

 前川喜平の背中を見て育つとこうなるのか。

などとバカなことを言っていた島田のことだからどうせ「前川の古巣に贈賄するような東京医科大学は前川の仲間も同じ」つう珍論理で罵倒してるだけでしょう。前川氏が加計告発してなければ何も言わないでしょうねえ。島田はどう見てもフェミニストじゃありませんし。
 なお、マスコミ報道によれば

「何もこうした減点措置をしてるのは東京医科大だけでなく程度の差こそあれほとんどすべての医科大がやってる。東京医科大は氷山の一角に過ぎない。東京医科大より酷い大学もあるらしい」
「女性医師は結婚退職、出産退職や育児退職が多いから、男性医師に比べて使えない、だから男性合格者が多い方がいいという判断がこうした減点措置の理由。裏口入学はともかく今回の減点措置については東京医科大を応援してる医療関係者も実はいる」
「東京医科大たたきだけでは何の問題解決にもならない」
「実は医学部以外でも、他の学部でも『女は結婚退職、出産退職、育児退職が多くて使えない』つう同様の理由でこうした女性対象の減点措置があるという話もある」

そうですので、東京医科大だけたたいてすむ問題では全くありません。この際徹底的に膿を出すべき問題です。「島田の勤務する福井県立大」で同様の減点措置をやってない保証はおそらくどこにもありません。

島田洋一
 韓国側が日本企業の資産差し押さえなどの措置に出れば日韓関係は収拾のつかない事になる。
■日経『韓国最高裁「判事13人で審理」 新日鉄の徴用工裁判で』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33521910X20C18A7FF8000/
 確定判決が下される場合、日本に厳しい内容になることも考えられる。

 まあ現時点では判決が出てないのでなんとも言えませんね。しかし「なんとか日韓政府間交渉で韓国と和解ができないか?」云々とは書かず「日本を敗訴させたらどうなるかわかってんのか!。日韓関係を破壊したいのか!」つう悪口しかしないあたり島田も本当にどうしようもないバカです。
 ちなみにこの件についての他の記事。
聯合ニュース『強制徴用者訴訟で司法と行政が「取引」か 検察が本格捜査へ=韓国』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/07/20/0200000000AJP20180720000700882.HTML
 最高裁が審理をなかなか進めてこなかったのは「原告勝訴判決を出すと日本が反発するが、敗訴判決を出すと国内世論が反発するから棚上げしろ」という朴からの要望を受け入れたからじゃないかという疑惑が出てきたそうです。

 保守王国のはずの福井で自民党国会議員同士が延々と内紛。収拾できる求心力のある人がいない。これでは選挙にならない
福井新聞参院選の自民公認巡り波乱の福井:現職の滝波宏文氏、県連と溝』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/630972
 滝波氏は昨年12月、県連会長として前参院議長の山崎正昭*40を選出した県連会長人事に異議を唱えた影響で、公認申請の鍵を握る県連との関係が冷え込んでいる

 まあ福井が「あの稲田の選挙区」であることを考えればこれは「稲田なんざもはや俺にとってどうでもいい存在だ」つう話なんでしょうね。稲田について好意的な考えならこういうツイートはしないでしょう。
 積極的に稲田を非難しないまでも「防衛相辞任後の稲田」はもはや島田や「島田のお仲間ウヨ(櫻井よしこなど)」にとっては「どうでもいい存在」なんでしょう。

 前川喜平の背中を見て育つとこうなるのか。

 「例の局長氏の収賄事件」と前川氏と今のところ何の関係も証明されてないので、完全に名誉毀損暴言ですね。むしろその種の疑惑があるのは、「高石邦男元文部事務次官(後に収賄で有罪判決)の側近」で、リクルートの過剰接待で退官に追い込まれた加戸官房長(当時、後にJASRAC理事長などを経て愛媛県知事)に該当する話です。
 つうか安倍のモリカケを詭弁で擁護する男が何様のつもりでしょうか?
 そしてむしろ安倍の方こそ「祖父・岸*41元首相と父親・安倍晋太郎*42元幹事長の背中を見て育つとこういう非常識&無責任右翼になるのか」ですね。
 そしてこの島田の理屈だと「田中均氏らに脅迫状を送りつけた刀剣友の会事件(救う会メンバーが逮捕された)は、ああした無法を容認する空気が救う会にあるからではないか。救う会の道義的責任は免れないのではないか」とも言えるでしょうが、そう言われたら島田は逆ギレするのでしょうねえ。

 同性愛者らを差別しろと誰が言ったのか。この歪曲を見ただけでこれら活動家の怪しさが分かる。常識人たる大部分の性的少数者にとっても迷惑な話だろう。
■「LGBT差別するな!」 自民党本部前で杉田水脈氏の議員辞職求め抗議
https://www.sankei.com/politics/news/180727/plt1807270024-n1.html

 さすがに島田ですら「LGBTなんか変態だ、差別して何が悪い」とはいわないわけですがそれはさておき。
 「LGBTの夫婦は子どもが産めないから生産性がない(杉田)」なんてのは不当な差別発言でしょう。これが差別発言でないなら「日本人や中国人といったアジア人は欧米人に比べて知的能力が低い」と根拠レスで欧米人が言っても「差別しろとは言ってない」と居直れることになります。
 あるいは当時の社会情勢など全く無視して「南京事件731部隊など鬼畜な事をやって恥じないのが日本人だ。残虐なことを平気でできるとは民族性に欠陥があるんじゃないか。あんな野蛮な民族には警戒せざるを得ない」と欧米人がいっても「差別しろとはいってない」と居直れることになります。
 まあさすがに島田らウヨですらこういう発言がされれば「日本人差別だ!」と怒るのでしょうがねえ。
 つうか杉田の発言が差別じゃないなら「子どもを産まない夫婦は社会的責任を果たしてない」「女性は専業主婦で暮らすのが正しい生き方だ」なども差別じゃなくなる。
 「ほとんどの性的少数者は杉田発言をなんとも思ってない」という強弁も酷い話で「島田、お前、LGBTじゃねえだろ」「LGBTの知り合いでもいるのか」つう話です。
 つうかそこまでして、杉田なんかかばうべきまともなタマじゃありませんが慰安婦だ、南京事件だ、女性天皇制だ、などといった話では「慰安婦南京事件中韓の捏造」「女性天皇制など論外」などと島田らウヨにすべて調子あわせてるのが杉田なのでかわいいんでしょう。おぞましい話ですが。
 以前も書きましたが家族会もよくもまあこんな男が救う会副会長であることを容認できるもんです。
 家族会にはLGBTの支持はいらないとか、「拉致被害者あるいはその家族にはLGBTはいない」とか思ってるのか。
 仮に拉致被害者やその家族にLGBTがいないにしてもそれ単なる偶然にすぎないでしょう。
 LGBTは「遺伝子によって先天的に決まるもの」、従って「安倍や石破や岸田がLGBTであっても少しもおかしくないもの」ですからねえ。ウヨならLGBTにならないとかそういうもんではない。
 とはいえ、島田のような人間が救う会副会長である以上、LGBT拉致被害者家族なんてもんが仮にいたとしても、彼ら「LGBT拉致被害者家族」にできる手段は「LGBTであることを隠して救う会と付き合う」か「LGBTとしての誇りを守るために退会する」しかないわけですが。まあ、救う会は批判したところで聞く耳持つような連中じゃないですからねえ。
 批判しても蓮池透さんと同じ目に遭うだけでしょう。

 詰まらぬ揚げ足を取るべきではない。杉田議員は重要な問題提起をしている。生産的な議論につなげるべきだ。

 よりによって杉田のLGBT差別暴言を擁護するとは正気ではないですね。こんなのが救う会副会長では拉致敗戦も当然でしょう。家族会がどう言い訳しようとこいつが救う会副会長であることを家族会が容認することは「LGBT差別への加担」でしかありません。

 (ボーガス注:カジノ法案審議では野党や市民団体などによって)ギャンブル依存症も問題視されたが、それならばパチンコや公営ギャンブルに踏み込むべきだろう。

 誰も現状のパチンコや公営ギャンブル(競輪、競馬、競艇など)に問題がないなんて言ってませんので詭弁でしかないですね。
 大体現状に問題があるならそれこそカジノなんか新たに認めるべきじゃないでしょう。
 そして、現実問題としてカジノには「過去にギャンブル運営経験がある」ということからマルハンなどのパチンコ業者が参入すると予想されてるんですが。

 創意工夫や進取の精神を徹底的に押し殺しておきながら、「うまくいかない」と周りに当たる。救いがたい馬鹿であることが分かる。 
【激動・朝鮮半島金正恩氏が発電所など視察で「心から激怒」…進まぬ経済再建にいらだち爆発 - 産経
https://www.sankei.com/world/news/180717/wor1807170026-n1.html

 「山口二郎のような反日の研究に科研費文科省の学術補助金)を出すな」「いっそ社会科学系の科研費など廃止しろ」「俺たちウヨが科研費をもらえないのは、科研費申請の審査委員を務める学者が左翼だからだ」などと

・自分の無能を棚に上げて「うまくいかないのは左翼が悪い」とデマまで流して周りに当たる
・創意工夫や進取の精神を徹底的に押し殺す暴言『反日研究には補助金を出すな』を放言する

「救いがたいバカ」島田洋一が良くもいったもんです。
 そもそも「科研費をもらってる人間は左翼ばかり」発言(島田)とはどう見ても左翼ではない「早稲田大のI浜Y子」「静岡大の楊海英」が科研費をもらってることでも明白でしょう。
 単に島田らの研究とやらが「学問的評価に値しない」だけです。
 そもそも科研費申請書には「政治的傾向」についてわかる記載なんか無論ない*43ので、山口二郎氏や島田洋一レベルの有名人(?)ならまだしも「申請者が左翼か右翼か」なんかわかりようがないし、当然配慮のしようもありません。
 島田の暴言はまともな人間なら「自民党支持の右派」でも到底支持しないでしょう。

 小泉氏をよく知る人は、「彼は原発のこともエネルギーのことも何も勉強していない。あるのは衝動だけ。郵政民営化の次に飛びついた遊具が原発ゼロだった」と言う。そんな所だろう。
■「政界は敵味方入れ替わる」=小泉氏*44が小沢*45塾で講演:時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071500383&g=pol

  「ある人」の名前が出せないあたりが島田は滑稽ですね。
 考えられることととしては
1)ある人など実在せず、島田の捏造
2)実在はするが「自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官だった安倍」など「小泉郵政民営化」を「理由はともかく」支持した人間なのでさすがに「そんな人間が郵政民営化を遊具扱いするの、おかしいだろ!」という批判を恐れて島田が名前を隠した
のどちらかでしょうね。どちらにせよ名前を隠すことで説得力は皆無です。まあ、郵政民営化について批判も何もしてない島田が今頃になって「遊具呼ばわり」というのも全くおかしな話ですが。
 つうか「衝動だけ」というならむしろ「改憲問題での安倍」の方がそれに該当するんじゃないか。
 さて島田が紹介する時事記事にもコメントしてみます。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071500383&g=pol
 小泉氏は「政界は敵味方、しょっちゅう入れ替わる」と述べ

 まあ、「自社さ連立(細川*46政権に参加していた社さが自民と連立)」「自公連立(細川、羽田*47政権に参加していた公明が自民と連立)」などを意味してるのでしょうが、正直それらのケースの多くは「大義名分のない野合」と批判されても仕方がないもんでしょう。
 それはともかくそうした「現実主義の小泉氏」にとっては「敵扱いされていた北朝鮮とのバーター取引」も「党内や世論の批判で政権が持つかどうか」という問題を除けば抵抗はなかったのでしょう。

 幕末の薩長同盟とその後の西南戦争に触れ、「人間の考えは変わる」と強調

 まあ薩長同盟以前は、たとえば「蛤御門の変」では薩長は軍事衝突しているわけです。
 西南戦争(あるいはその前段階の征韓論)では長い間盟友としてやってきた西郷と大久保がついに袂を分かちます。とはいえ、大久保が「とにもかくにもずっと島津久光の側近だった」のに対し、西郷は久光の逆鱗に触れて流罪にされるなど、征韓論以前からそれなりの違いはありました。
 倒幕が実現するまでは「最大の敵は幕府」ということでそうした違いは西郷、大久保両人によって脇に置かれていたものの、明治新政府誕生後についに表面化したと言うことでしょう。

*1:著書『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)など

*2:徳島県警本部長、兵庫県警本部長、警察庁警備局外事情報部長などを経て内閣情報官

*3:北朝鮮のこと

*4:もちろん極端にウヨってるニューズウイーク日本版への皮肉。

*5:日本大学名誉教授。国士舘大学特任教授(憲法学)。日本会議常任理事・政策委員、「21世紀の憲法と日本」有識者懇談会事務局長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」幹事長、国家基本問題研究所理事などを歴任したプロ右翼活動家。著書『憲法政教分離』(1991年、成文堂)、『政教分離とは何か』(1997年、成文堂)、『靖国憲法』(2003年、成文堂)、『憲法の常識 常識の憲法』(2005年、文春新書)、『憲法と日本の再生』(2009年、成文堂)、『緊急事態条項Q&A』(2016年、明成社)、『これだけは知っておきたい「憲法9条と自衛隊明記」Q&A』(2018年、明成社)など

*6:この答申時点では悠仁君はまだ生まれていません。

*7:著書『最高裁判所十年』(2001年、有斐閣)、『皇室法概論』(2006年、第一法規)、『皇室制度を考える』(2007年、中央公論新社)など

*8:富山、石川、福井

*9:廬武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*10:日本、韓国、北朝鮮、中国、ロシア、モンゴルの6か国でしょう。

*11:根拠はおそらく「自民党改憲案」などをもとに提示してるでしょうね。よし子がその提示された根拠を根拠と認めないだけで。つうか、仮にそれが誤解だとしても「それは誤解です。きちんと説明させてください」ならまだしも、こんなけんか腰とはさすがよし子です。もちろん褒めていません。

*12:アジア局長、駐オーストリア公使、駐西ドイツ大使などを経て1957〜1958年まで外務事務次官、1958〜1964年まで駐英大使。退官後も昭和シェル石油副社長、帝国ホテル社長を歴任

*13:アジア局長、駐オランダ大使、外務審議官などを経て1979〜1981年まで外務事務次官、1982〜1984年まで駐ロシア大使。外務省退官後も最高裁判事1984〜1988年)。

*14:アジア局長、駐オランダ大使、駐インドネシア大使、駐韓国大使などを経て1981〜1983年まで外務事務次官

*15:アジア局長、総合外交政策局長、駐イスラエル大使などを経て1999年〜2001年まで外務事務次官事務次官退官後も宮内庁式部官長、侍従長を歴任

*16:アジア大洋州局長、外務審議官などを経て2010年〜2012年まで外務事務次官、2012〜2018年まで駐米大使

*17:アジア大洋州局長、駐インド大使、外務審議官などを経て2013〜2016年まで外務事務次官。現在、中東調査会理事長

*18:アジア大洋州局長、外務審議官などを経て2016〜2018年まで外務事務次官。現在、駐米大使

*19:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*20:野田内閣で財務大臣政務官

*21:正確な番組名は『消えた弁護士たち 中国“法治”社会の現実』(https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180722)です。

*22:朝鮮独立運動に関する事件の弁護で知られ、戦前は二重橋爆弾事件、朴烈事件、朝鮮共産党事件などの弁護を、また戦後も評定河原事件、阪神教育事件、平事件、台東会館事件などの弁護を担当した。このため布施は韓国で高い評価を受けており、2000年2月29日には韓国文化放送の1時間番組「PD手帳」で「発掘 日本人シンドラー布施辰治」と題した放送がなされた。そして2004年には韓国政府から建国勲章愛族章が授与され、布施は日本人として唯一の大韓民国建国勲章受章者となった。自由法曹団創立者の一人(ウィキペディア「布施辰治」参照)

*23:著書『八海裁判』(1969年、中公新書)、『首なし事件の記録』(1973年、講談社現代新書)など

*24:ロス五輪女子バレーボール銅メダル

*25:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方党担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*26:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相を経て首相

*27:ここで、岸が河野一郎鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)を歴任)や大野伴睦自民党副総裁(岸総裁時代))に禅譲しない点が重要です。岸にとって「池田の方がましだった」のでしょう。なお、当時の岸は「池田に禅譲せざるを得ない」なんてことはないのでやろうとすればいくらでも河野や大野に禅譲できました。

*28:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官を経て首相

*29:第三次安倍内閣国家公安委員長を経て第四次安倍内閣外相

*30:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題党担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て第四次安倍内閣総務相

*31:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相を経て第四次安倍内閣文科相

*32:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣経産相を経て第四次安倍内閣経済財政担当相

*33:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*34:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*35:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*36:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*37:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*38:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*39:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*40:小泉内閣官房副長官

*41:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*42:三木内閣農林相、福田内閣官房長官、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党政調会長(大平総裁時代)、総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任。

*43:履歴書に「政治的傾向」について書く記載がないのと同じでそんなもん作ったら大問題になります。まあ山口氏のような「政治研究」なら「研究テーマの記載」によって「結果として分かること」はありえますが。

*44:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*45:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長などを経て自由党代表

*46:熊本県知事、日本新党代表を経て首相

*47:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・外相を経て首相

今日の産経ニュース(7/17分)(追記・修正あり)

■「領土教育」拡充求める 文科省、高校指導要領の解説書公表
https://www.sankei.com/life/news/180717/lif1807170046-n1.html
 教育をウヨのおもちゃにするのも大概にしてほしいですね。そんなことをしても領土問題は解決などしません。領土問題は外交でしか解決しない。
 むしろ下手な教え方をすれば「排外主義ナショナリズムの助長」という最悪の結果にしかなりません。この一件、一つだけでも俺的には安倍の退陣が急務です。


■元大阪市特別顧問の野村修也氏*1に業務停止1月 組合活動めぐるアンケート調査で
https://www.sankei.com/affairs/news/180717/afr1807170048-n1.html
 処分が甘い気もしますが野村のようなふざけた野郎にペナルティが下されたのは大変いいことです。
 できれば、中央大からも懲戒されるとともに、マスコミからもいなくなってほしいもんです。野村がコメンテーターとして出演してる日テレ夕方のnews everyとか。
【追記】
 id:Bill_McCrearyさん記事『なかなか興味深い記事だ』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e5c7a860bd6f6e69d9febf957f6c9f19で紹介いただきました。いつもご紹介ありがとうございます。


■【米露首脳会談】トランプ外交最大の禍根 露に「弱さ」見せると… ワシントン支局長 黒瀬悦成*2
https://www.sankei.com/world/news/180717/wor1807170045-n1.html
 ちなみに、この黒瀬は、

http://scopedog.hatenablog.com/entry/20140111/1389455049
 読売新聞記者としてインドネシアやインド、米国などの駐在特派員を務め、2013年12月に産経新聞に移ったばかりのベテラン記者、黒瀬悦成氏

だそうです。日本最大の全国紙・読売からよりによって「自称全国紙」「いつ倒産してもおかしくない三流新聞」産経に移籍とは全く愉快な人です。やはり極右なんですかね?

 1979年の旧ソ連によるアフガニスタン侵攻は、ブレジネフ*3政権との「デタント」(緊張緩和)路線を真に受けて急激に軍縮を進めた当時のカーター*4政権の「弱腰外交」が引き起こした側面が強い。

 いやいや小生の認識ではむしろ話は逆ですね。当時のアフガン政権が「本気かソ連へのブラフか」はともかく米国に寝返るかのような態度をとり、一方、カーター政権も「本気かソ連へのブラフか」はともかくそれに呼応するかのような態度をとったことに当時のソ連指導層が危機感を抱いたことが侵攻の理由でしょう。
 ウィキペディアアフガニスタン侵攻」にも

・1979年10月19日にはアミーン(当時のアフガン首相)がアメリカと接触するなど、「バランス外交」を志向していると報告があり
・介入決定の大きな要因として、アミーンの政治姿勢が1978年以来のソ連の勢力を失わせる危険があったことがあげられる。

と書かれています。その結果、ソ連はアミン*5打倒のクーデターを実行、アミンを殺害し、反アミン派のカルマル*6を支援することになります。
 デタントは少なくとも「米国のアフガン政策」には無縁であり「本気かブラフかはともかく」、アフガン・アミン政権の米国への寝返り工作を仕掛けている疑いのあるカーター政権にソ連は神経をとがらせていました。
 したがってアフガン侵攻事件は「米国が甘いからソ連が侵攻した」などという事件ではなく、むしろ「全く逆」であり、トランプの対ロシア外交批判に使えるようなネタではありません。
 そういう意味では産経のように米国大統領としてのカーターを「単純な平和主義者であるかのように描き出すこと」は事実とかけ離れており、非常に問題があります。

 また、2008年に起きたロシアによるジョージア侵攻は、息子ブッシュ*7大統領(当時)がプーチン*8を「率直で信頼できる」などと評し、警戒を解いてしまっていたのも一因だ。

 これまた事実はそんな話ではないでしょうね。むしろアフガン紛争(2001年〜)やイラク紛争(2003年〜)で手一杯のアメリカにはジョージアグルジア)紛争に手を出す余裕などないという判断の方が大きいでしょう。

*1:弁護士。中央大学法学部教授。著書『年金被害者を救え:消えた年金記録の解決策』(2009年、岩波書店)など

*2:著書『知られざる懸け橋:枡富安左衛門と韓国とその時代』(1996年、朝日ソノラマ)、『ジャンボ鶴田 第二のゴング』(1999年、朝日ソノラマ

*3:カザフ共産党第一書記、ソ連最高会議幹部会議長ソ連共産党第二書記などを経てソ連共産党書記長

*4:ジョージア州知事を経て大統領

*5:副首相、首相(党書記長兼務)など歴任

*6:副首相、首相(党書記長兼務)など歴任

*7:テキサス州知事を経て大統領

*8:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領