「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/26分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 高世以外にも北朝鮮、韓国中心にいろいろ書いています。
■『カメラを止めるな!』の快進撃
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180813

 安田さん*1拘束事件は、「早くなんとか助かってほしい」という善意で心配する人も多い一方、「勝手に危ないところに行ったのだから助けなくていい」と安田さんを非難する声もある*2。いろんな意味で関心の高いテーマなので、今後ともチャンスがあれば*3発言していきたい。

 えーと高世さん、あなたが常岡と一緒に「政府の交渉は必要はない」とか過去にほざいてたことについて今どう思ってるか何の言葉もないんですか?。
 「歌手だとか言う安田氏の奥様」や「危険地報道の会のメンバー(川上泰徳氏*4など)」が「日本政府の交渉による救出を現在訴えてること」については何の意見もないんですか?
 つうか「奥様の初めての記者会見」つうビッグニュースに「リンク先の記事(https://www.fnn.jp/posts/00348000HDK)ではさすがに触れていても」、この個人ブログ記事では一言も「明確な形では」高世さんが触れないのはなぜですか?。あなたって「横田の奥さん」とか、家族との交際があるとこの種の記者会見を大々的に宣伝した上で「家族との交際」をすげえ自慢しますよね?
 やっぱあれですか、奥様が「交渉による救出を訴えてたから」ですか?
 それともあの記者会見には何一つあなたはコミットしておらず、かつ奥様ともまるで親しくないので「高世って本当に安田さんのことを考えて動いてるの?」「そもそも高世って本当に安田さんと親しいの?」とか言われたくないからですか?
 そのあげく、記事タイトルが『『カメラを止めるな!』の快進撃』ですか?

・評判に違わず、とてもおかしくて、私は笑いっぱなしだった。
・この映画、6月23日に都内2館で公開されると、爆発的に人気が出て、8月9日には監累計上映館数が全国150館にまで拡大することが発表された。これで47都道府県すべてで上映されることになる。TOHOシネマズ新宿は、最大規模のスクリーン9(約500席)で1日あたりなんと9回の上映を行なっている。
 海外での上映も次々に決まっている。米国、英国、スペインの他、韓国では今月23日から50館で上映がはじまる。この快進撃は、日本映画史上の大事件と言われている。
・企画力、構成力が突出しており、出演者がとてもいい味を出している。すばらしい映画である。
 ぜひご覧ください。自信をもってお勧めできます。

 「タイトルはまるで戦場ジャーナリストを取りあげた社会派映画みたいだが実は喜劇映画らしい」「大ヒットしてるらしい」と言うこと以外は何もわからない高世の文章です。
 これで「見に行ってください」といわれてもねえ。
 まあ「説明しづらい」とか「下手にネタばらししたくない」とか言うことは想像がつきますが。

【追記】
■フラッシュ『『カメラを止めるな!』はパクリだ!原作者が怒りの告発』
https://smart-flash.jp/showbiz/47826
 著作権侵害と言えるかどうかは微妙なようですが、「全くのオリジナル」であるかのように言われれば「原作者(?)」が憤慨するのも仕方がない気がします。なお、原作者の憤慨に対して、映画制作側は「著作権侵害ではない」としているものの、原作者の言い分「全くのオリジナルではないのに自分の名前が全く出ないのは納得がいかない」が全くのでたらめではないことは認めてるようです。


■安倍首相宅放火未遂事件の闇
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180812
 この記事の下の方で紹介した「工藤会」「下関市長選での怪文書」だのといった話です。
 「工藤会、安倍」「火焔瓶、安倍」「下関市長選、工藤会」「下関市長選、火焔瓶」などでググれば色々と記事もヒットします。
 これ以外にモリカケ疑惑と「統一教会への祝電」「南京事件慰安婦問題での歴史修正主義」「拉致の不当な政治利用」「ニッキョーソヤジ」てもう安倍について言えば「戦後最悪の総理、自民党総裁」「人間のくず」としか評価できません。岸信介安倍晋太郎も「本質はこのレベル」だったのか。
 子育ては大事だなと思います。安倍や麻生みたいなバカが子どもや孫では「あんな子ども(孫)を育てるなんて岸は、安倍晋太郎は、吉田茂はどうしようもねえな」と否定的に評価される。
 一方、福田赳夫氏なんかは康夫氏がそこそこまともだからそうは評価されないでしょう。
 それはともかく、そういう意味で高世が安倍批判、自民党批判、「安倍をろくに批判しないで日大アメフトガー、ボクシング・山根会長ガーなどにかまけるテレビ局」批判するのはいい。
 問題は横田奥さんら家族会が小泉政権官房副長官時代から、ずーっと安倍礼賛して未だに安倍礼賛をやめないことを高世はいい加減批判したらどうなのか、つうことです。そういう意味で高世の安倍批判は「インチキだ」といわざるを得ません。
 俺は「横田奥さんら家族会」が「反吐が出るほど大嫌い」「何一つ同情してない」ですがその理由の一つは異常な安倍礼賛です。
 他にも「荒木和博、島田洋一西岡力らウヨと野合してる」「増元照明が次世代という極右政党から出馬するのを黙認」「田中均氏を個人攻撃して不当にも外務省退官に追い込んだ」「サッカーファンの平壌でのサッカー観戦(日本対北朝鮮戦)にまでいちゃもんつける」つうのもありますが。
 なお、拉致が風化した理由の一つは家族会の異常な安倍礼賛でしょうね。俺みたいな人間からすれば安倍礼賛などどんな理由があろうと賛同できません。まあ正直、拉致で安倍礼賛するなんて本当に馬鹿げてますが。奴には何の功績もないですからね。小泉訪朝に功績があるのは小泉首相福田官房長官でしょう。にもかかわらず小泉氏や福田氏ではなく安倍を持ち上げる家族会のアホさには呆れて二の句が継げません。


■不思議な九螺ささらの世界
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180811

・神様がコップの表面張力を破り溢れるナイヤガラの滝
・煮え切らぬきみに別れを告げている細胞たちの多数決として
・雪原に舞い降りてくる白鳥があれはかみさまの読みかけの本
 2014年、朝日歌壇に載った入選作である。不思議な雰囲気が印象にのこった。作は九螺(くら)ささら。変な名前も気になる。
 毎週月曜は新聞の歌壇欄に九螺ささらという名前をさがすようになった。
 きょうの朝刊の読書欄に九螺ささら『神様の住所』の書評が載っていた。彼女の初めての本(短歌とエッセイ)だという。さらに、初歌集『ゆめのほとり鳥』も今月出版された。

 高世に「短歌の趣味がある」とは意外です。
 小生は『特定失踪者というデマに加担する』高世については「その人間性をかけらも信用してない」ので

・あんた過去(2014年以降)にその「さらら」とかいう子について何のブログ記事も書いてへんやん。なんでいきなりこんな記事書くの?
・これって
id:Bill_McCrearyさん記事『過去の人間かもしれないが、さすがにこれはどうかと思う』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e737fb72c8b1ed37461e28ce29146fe0
の猪狩春男の新風舎事件と同じじゃねえの?。高世が出版社(『神様の住所』の版元である朝日出版社、『ゆめのほとり鳥』の版元である書肆侃侃房)から金もらってるのと違うか?

と少々、疑いの目で見ています。まあ「金もらってた」猪狩ほど酷くなくても「高世ちゃん、悪いんだけどこの九螺ささらって子、どっかで宣伝してくんないか。俺とあんたの仲じゃん。あんたのブログでちょこっと書く程度でもいいから。俺もあんたの頼みは別途バーターで聞くから」程度の話じゃないかと疑っています。だっていきなりですよ、こんな記事を高世が書くのは。
 これが以前から『九螺ささらに僕は注目してるんですよ』とブログに書いてたら話は別ですけどね。


■なぜ安田純平さんは(ボーガス注:韓国人ではないのに)「韓国人です」と言ったのか?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180810
 こういうことは議論するだけ時間の無駄です。わかりようがないですから。かつわかっても救出に役立たない。ミステリ小説なら、明智小五郎金田一耕助など名探偵が「ウマル、韓国人は犯人グループにわからないようにした上での居場所を示した安田さんの暗号に違いない、奥さん何か心当たりはありませんか?→謎解きの結果、居場所がわかり犯人逮捕、安田氏も救出」で「さすが名探偵は違う」となるところですが、現実にはそういうことはない。


津川雅彦さんの思い出
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180808

 翁長雄志*5沖縄知事が亡くなった。67歳だった。
 彼の政治家としての思いや業績はマスコミに譲るとして、信念が顔に現れ出た人だったと思う。国政の中枢にいる人たちとは面構えが違っていた。
 また、「拉致問題の解決を最重要課題として全力で取り組んでまいります」といい、安田純平氏については「政府として邦人の安全確保は最大の責務だ。さまざまな情報網を駆使して全力で対応に努めている」と実行の伴わない決まり文句しか発しない安倍内閣の面々とは違って、翁長氏は言行一致の人だった。
 最後まで公約を果たそうと、亡くなる直前まで、米軍普天間飛行場宜野湾市)の名護市辺野古移設にからむ埋め立て承認の撤回に意欲を燃やしていたという。前のめりに死ぬというのはこういうことだろう。ご立派でしたと言いたい。

 イヤー正確には「安倍晋三とその取り巻き連中(今現在中枢にいる人たち)」は、でしょうね。
 昔の「国政の中枢にいる人たち」は「沖縄返還佐藤栄作*6」「日中国交正常化田中角栄*7」「訪朝し第18富士山丸船長を日本に帰国させた金丸信*8」にせよそれなりに信念と覚悟、能力があったことでしょう。
 なお、拉致問題で言行不一致と言えば救う会、安田問題で言行不一致と言えば常岡浩介で、これらと一時親密な関係を持ちこれらを高く持ち上げていた馬鹿野郎が高世仁です。

 74年、赤ん坊だった娘(真由子さん)が誘拐され、無事保護されたという体験を持ち、北朝鮮による拉致問題にも関心を寄せていた。

 いや津川が拉致に興味があったのは単に「ウヨだから」でしょう。高世と言い三浦小太郎と言い、津川の極右性を素直に認めませんが。
 つうか「俺は犯罪被害者だから、犯罪被害者支援運動をやります」ならまだわかりますけどね。とはいえ津川じゃ「あすの会」みたいなろくでもない代物しかしないと思いますが。

 いま振り返ると、津川さんは実にドラマチックな人生を送ったものである。ご冥福をお祈りします。

 翁長氏と津川への追悼はかなり違います。翁長氏には「沖縄基地問題で信念を貫いた立派な人生でした、ご苦労様でした」。
 津川の場合は「娘が誘拐されたり、グランパパ(津川の会社)の経営失敗で自宅が抵当に入ったり、妻が認知症になったり、大変な人生でした。ご苦労様でした」。
 津川に対して一言も「人間として立派だ」とは言ってない。まあ、安倍批判者・翁長氏を褒める文章で「安倍礼賛極右・津川」はほめづらいわな。正直、津川って「俳優としての演技力」はともかく、人間としてはただのカス右翼だし。


■楽しいクルド人の結婚パーティ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180806

・ボクシングならば叩けるマスメディア (北海道 山本省三)(朝日川柳)
 「報道ステーション」で厳しい政治批判が影をひそめているのは、局上層部の政治的配慮でチーフプロデューサーが交代させられたからだとSNSでもっぱらの話題だ。ニュース、報道系番組は、日本ボクシング連盟の騒動を朝から晩まで伝える。フジTVの「報道プライムサンデー」が山根会長が兄貴と呼んでいたという(ボーガス注:山口組系列の)暴力団(森田組)の元組長のインタビューを流してからは、反社会勢力との関係というより深刻な問題*9へと力点が移っている。政権中枢に対してもこうしたスクープ合戦を期待したいが

 朝日新聞などはモリカケ等でかなり安倍を批判していますし、こういう川柳も載せていますがテレビ局は本当に酷いですね。ボクシングの件なんかモリカケほどの価値はないでしょう。
 あげく安倍を怒らせたくないのか「佐野局長、川端国際統括官(ただし川端容疑者の逮捕理由はJAXA理事時代のもの)というキャリア官僚から逮捕者が出た」「しかも今のところ事件性があるかどうかは疑問とは言え、川端容疑者を接待して贈賄で逮捕された民間業者が他のキャリア官僚*10も接待していた疑惑が浮上、汚職問題が他官庁にまで波及する可能性が出てきた」文科省汚職もろくに報じませんからねえ。
 安倍政権でなければ「現役の文科キャリア官僚(そのうち、佐野局長は将来の次官候補の一人)が2人も逮捕」「贈賄で逮捕された民間業者は文科省の佐野局長、川端国際統括官以外にも、厚労省などのキャリア官僚も接待し便宜供与を依頼していた疑いが浮上」ならもっと騒がれていたはずです。

【参考:文科省汚職

https://www.sankei.com/affairs/news/180804/afr1808040012-n1.html
■産経【文科省汚職】贈賄業者、接触官僚リスト作成 閣僚含む31人
 宇宙航空研究開発機構JAXA)の業務をめぐる汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司*11容疑者(47)らが、接触を図っていた中央省庁の官僚らのリストを作成していたことが4日、関係者への取材で分かった。産経新聞が入手したリストには、逮捕された2人を含む文部科学省厚生労働省などの計31人の官僚らの名前が記載。東京地検特捜部は谷口容疑者らが何らかの便宜を図ってもらおうとしていたとみて調べている。
 内訳は厚労省が10人と最も多く、外務省が6人、国交省が5人、文科省金融庁が4人、内閣官房が2人だった。当時の閣僚も1人含まれていた。文科省の欄には、谷口容疑者から接待を受けていたとされる川端容疑者や、前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の名前も記載されていた。
 リストに名前が記載されていた元閣僚の事務所関係者は産経新聞の取材に対し、谷口容疑者から接触があったことを認め、「勉強会の開催について相談されたが、元閣僚と面会した記憶はない」と説明した。別の省庁幹部は数年前、谷口容疑者が役員を務めていた医療コンサル会社の関係者と省内の有識者会合で会ったことを認めたが、「その後は会ったこともないし、あまり話した記憶もない」と話した。

 この元閣僚が誰なのか気になるところです。
 以前
■産経【文科省汚職】国民民主・大塚共同代表、「贈賄側」元会社役員と接点の羽田雄一郎議員から事情聴取
http://www.sankei.com/affairs/news/180802/afr1808020039-n1.html
で名前が出た羽田議員(野田内閣で国交相)なのか?
 それとも産経が名前を出すのを控えたこと、谷口容疑者が文科省に深く食い込んでいたらしいことを考えると「下村元文科相」など自民党系の文教議員か。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33675060R00C18A8CC1000/
■日経『文科省汚職、癒着どこまで スポ庁にも飛び火 』
 東京地検特捜部の捜査は同省前局長、佐野太被告(59)が東京医科大に便宜を図る見返りに、息子を不正合格させたとされる汚職事件で始まった。東京医大と佐野被告をつなぐ役割を果たしたのが谷口容疑者だった。
 特捜部は捜査の過程で、谷口容疑者が同省前国際統括官、川端和明容疑者(57)に対し高額の飲食接待を繰り返していたことを把握。新たな贈収賄事件として2人を摘発した。
 川端容疑者は15〜17年、出向先の宇宙航空研究開発機構JAXA)で理事を務め、JAXAからの講師派遣や通信衛星を使った防災事業で谷口容疑者側に便宜を図った疑いが持たれている。
 谷口容疑者と文科省をめぐる疑惑は2つの汚職にとどまらない。
 関係者によると、川端容疑者は谷口容疑者にスポーツ庁の幹部(当時)を紹介。谷口容疑者が理事を務めていたスポーツ系団体は2017年度、同庁のスポーツコンプライアンス関連の調査事業を約390万円で受注し、一部業務はJAXA関連会社に再委託されていた。
 谷口容疑者は佐野被告や川端容疑者とは数年来、家族ぐるみで付き合い、戸谷一夫・文科事務次官も飲食接待を受けていた。川端容疑者が紹介したスポーツ庁元幹部も谷口容疑者と会食していたとされる。
 谷口容疑者は近年、スポーツ事業や教育事業にも活動を広げ、17年には英語教育団体の役員に就任するなど、文科省の所管分野に積極的に進出していたとされる。特捜部は接待攻勢の背景には谷口容疑者がこうした事業を有利に展開する目的があったとみて、全容解明を進める。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018080202000268.html
東京新聞文科省汚職 スポーツ庁委託先増やす 元役員関連団体を選定』
 文部科学省の前国際統括官への贈賄容疑で再逮捕された元コンサルティング会社役員谷口浩司容疑者(47)が所属していたスポーツ普及団体が、スポーツ庁から調査事業を受託できたのは、同庁が委託先を当初の二団体から三団体に増やしたためだったことが二日、スポーツ庁などへの取材で分かった。
 外部の専門家による審査では、普及団体は応募した四団体中三位で、本来は選ばれていなかった。谷口容疑者が団体発足の直前、前国際統括官川端和明容疑者(57)からスポーツ庁幹部(当時)を紹介されたことが既に判明。東京地検特捜部は(ボーガス注:谷口容疑者による贈収賄が成立しないかどうか)経緯を調べている。
 スポーツ庁は「事業の委託先が増えたり減ったりすることはよくあることだ」と(ボーガス注:疑惑を否定)している。
 スポーツ庁などによると、調査事業は「スポーツ界のコンプライアンス強化事業」の一部で、当初は二団体を選ぶ予定だった。事業への応募は昨年四月に始まり、四団体が応募。大学教授や弁護士らによる審査で順位が決まり、五月に三団体への委託が決まった。委託は最終的に、このスポーツ庁幹部が了承した。
 普及団体は約四百万円で受託。応募の段階から調査の一部を宇宙航空研究開発機構JAXA)の関連会社に再委託することが決まっており、実際に約百三十万円で再委託された。川端容疑者は二〇一七年三月までJAXAの理事を務めていた。
 普及団体はスポーツ界のコンプライアンス向上を目指して一七年四月に発足。谷口容疑者は準備段階から関わり、一時は監事を務めたが、団体内でのトラブルを理由に今年一月に解任された。

https://www.sankei.com/affairs/news/180807/afr1808070014-n1.html
■産経【文科省汚職】会合に厚労前次官同席との報道「早急に確認」 加藤勝信厚労相
 加藤勝信厚生労働相は7日の閣議後記者会見で、文部科学省幹部への贈賄容疑で再逮捕された元コンサルタント会社役員、谷口浩司容疑者(47)が設けた飲食の会合に、蒲原基道前厚労事務次官も同席していたとの一部報道について「事実関係を確認する必要がある。できるだけ早急にやりたい」と述べた。

https://www.sankei.com/life/news/180810/lif1808100022-n1.html
■産経【文科省汚職厚労省前次官も飲食同席 加藤厚労相「問題ない」
 宇宙航空研究開発機構JAXA)の業務をめぐる汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司容疑者(47)らが設けた飲食の会合の場に厚生労働省の蒲原基道(かもはら・もとみち)前事務次官(58)=現同省顧問=が同席していたことが10日、分かった。加藤勝信厚労相が同日の閣議後会見で明らかにした。
 加藤氏は「議員関係者として会い、会費も払っており、問題のある行為ではない」と強調した。

 この文科省汚職にしてもモリカケ同様、「ボクシング以上に重要な問題のはず」です(しかし容疑が事実ならば逮捕起訴は当然ですが、やはり「森友で財務官僚起訴ゼロ」を考えると「小物(佐野局長、川端統括官、谷口役員)なら起訴して巨悪(安倍首相と加計理事長)なら眠らせるのか、『悪い奴ほどよく眠る(黒澤明の映画タイトル)』のか」という検察への不信感は拭えません)。
 正直、安倍やその取り巻き連だと「山口組、稲川会、住吉会の三大暴力団」との交友疑惑が発覚しても報じないんじゃないか。
 つうか、ネット情報によれば

「安倍の地元事務所が、1999年の下関市長選での怪文書ばらまきを知人に依頼(安倍が支持する候補の対立候補への攻撃)。もちろん公選法違反行為」
「しかし、その後、知人に約束の報酬を払わなかったため激怒した知人が、暴力団工藤会に安倍事務所への報復を依頼。工藤会によって2000年に安倍の地元事務所に火炎瓶を投げ込む」
「安倍側も知人の犯行であることは薄々知りながらも恥知らずにも『安倍議員に批判的な極左の犯行ではないか』などと世間には主張」
「その後、工藤会がこの火炎瓶事件の件で福岡県警によって逮捕起訴。法廷で検察による犯行動機説明として怪文書云々の件が表沙汰になるが、結局、安倍事務所側から公選法違反での起訴者は出ず」

なんてとんでもない事件があるようです。興味のある方は「工藤会、安倍」「工藤会、市長選」「安倍、火焔瓶」などでググってみてください。色々出てくると思います。
 ウィキペディアにも「安倍晋三宅火炎瓶投擲事件」という項目があり

安倍晋三宅火炎瓶投擲事件
 雑誌『月刊現代』2006年12月号は、「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」と題する記事を掲載。1999年4月の下関市長選挙で安倍は江島潔*12を推していたが、安倍の秘書が江島の対立候補古賀敬章*13の中傷文書をまくことを知人の会社社長に指示。会社社長は、仕事を遂行したものの安倍側から約束の報酬を得られなかったとして反発、工藤会系高野組に火炎瓶投げ入れを依頼した。共同通信社会部取材チームに対し、安倍秘書・会社社長双方が事実を認めた。取材チームは、両者が交わした念書の存在を確認した。しかし配信直前に共同通信上層部の命令により記事は差し止められた、などと伝えた。

と書かれています。
 おそらく事実でしょうが、安倍らしい無茶苦茶な事件です。そして国会議員とヤクザの癒着という重大な疑惑なのにマスコミもろくに報じなかったことが腹立たしい。
 安倍がこうした行為を事前、ないし事後に承諾していたか知りませんが、少なくとも「工藤会犯人の逮捕起訴後」にもみ消し工作に邁進し、安倍事務所関係者にろくに責任をとらせていないことは間違いないでしょう。この工藤会の件が安倍に「政治家なら何でもできる、許される。警察、検察は工藤会は摘発しても岸*14元首相の孫、安倍*15元幹事長の息子である俺には何もできない。マスコミだって大きく報じない」と勘違いさせて「モリカケで居直る」今があるとみて間違いないのでしょう。

・きのう5日(日曜)の夜、都内で開かれたクルド人同士の結婚パーティに出かけた。
クルド人コミュニティが日本に根付いているのを感じる。

 クルド人が多いとされる埼玉県蕨市なんぞは「ワラビスタン」というあだ名があるそうです。
 まあ根付いてる外国人コミュニティはクルド人コミュニティだけじゃないですけどね。
 群馬県太田市静岡県浜松市では「出稼ぎの日系」によってブラジル人コミュニティが根付いている。
 埼玉県川口市芝園団地では中国人コミュニティが根付いている。
以前、■西川口の「火焔山」訪問(追記あり
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170623/5640158721
つう記事で触れましたが、今や西川口駅前は「違法風俗の町」から「ミニ中華街」となっているわけです。
 あるいは東京、大阪には大きなコリアンタウンがあります。小生無知なのでよく知りませんが。

 踊りを見ていると、近くにいた若い男が「飲みますか」と缶ビールをくれた。クルド人はほとんどイスラム教徒だが、戒律はゆるいようだ。ふるまわれたクルド料理の弁当と一緒にビールを飲んだ。

 以前ビール祭りの件で根拠レスで「中国の嫌がらせ」とぬかしたid:Mukkeのあほさを改めて実感します。もちろんこうした「緩さ」はクルド人だけではないでしょう。

【追記】
 id:noharra先生がリツイートしていた「イスラムの飲酒関係」ツイートが面白かったので紹介しておきます。

・近藤光博
 パキスタンムスリム(40代男性)との会話。
 宗教ジョークとしてボクはこう言いました
 「そんなに酒呑んでさ、イスラームでは禁止でしょ?!」
 さて、彼の反応は?。酒飲みムスリムはどういうつもりなのか?。
 彼は逆上も弁明も無視もしませんでした。
「近藤さんは宗教学者のくせに、イスラームのことが何も分かってませんね」
 ジョーク好きなパンジャーブ人らしく、口元にニヤリと笑みをたたえつつ彼は言いました。
「いいですか、宗教学者さん。イスラームは飲酒を禁じています。私はそんなイスラームを受け入れ、アッラーと契約を交わしました。そして私はいつも酒を飲んでいます。だから私は終末のとき地獄送りです。分かりますか、それだけのことなのです」
 ボクはハッとさせられました。
 ちょうど10年ぐらい前の話でしょうか。何気ない酒場での会話でしたが、ボクはこの時初めて「イスラーム」に触れた、と思ったのでした 沢山のムスリムに会い話を聞いてきたのですが、本当の意味では彼らと触れ合ってなかったのだなぁ、と

 なるほど、イスラムの飲酒とはやはり、それほど「厳格なモノではない」ようです。


■気になる安田純平さん*16の動画
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180803

 本来、身代金目的の身柄拘束となれば、国内の誘拐事件に準じる扱いになり、マスコミは自粛するはずだが、日本政府が犯人グループと接触、交渉している気配がないこともあって、報道は野放しになっている。日本的な現象である。

てそもそもそのあたりがすごーく曖昧ですからね。
 少なくとも犯人グループは「身代金要求」どころか「明確な形では未だに犯行声明を出していない」。
 「犯人はヌスラだろう」つうのは状況証拠による判断にすぎません。ヌスラが犯行声明を出したわけではない。

 まず、安田さんが冒頭で「私の名前はウマルです。韓国人です」と言っているのが不可解である。

 こういうのは議論する必要はないでしょう。
 そもそも「本人が言ってる」のと「犯人に言わされてる」のとでは違う。
 また高世が言うように「精神状態に異常を来してる」のと「正気である」のとでも違う。
 「犯人グループが言わせてる」「本人が言ってるが精神異常が原因」「本人が言ってるが正気」の3パターンのどれかなんてわかりようがないでしょう。
 「韓国人のウマル」発言の理由が何であれ、「あの動画が安田氏」なら助けないといけない。
 「韓国人のウマルて言ってるから助けなくていい」つう話ではない。
 そして「韓国人のウマル」発言の発言動機・理由がわかることは救出に役立つのかと言ったら多分関係ないでしょう。救出してから「何でああいう発言をしたのか」と当人に聞けばすむことでもある。
 まあ聞いても「答えたくないからノーコメント」の可能性もあるでしょうけど。


■縄文シャワーを浴びた日
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180730

・21日(土)専修大学へ。
・数年前、ここで3年ほど「平和研究」というゼミの非常勤講師をやっていた

 これって三浦小太郎が講師をやっていた(http://miura.trycomp.net/?p=2477http://miura.trycomp.net/?p=3245参照)「小沼堅司教授ゼミ」ですかね。だとしたら吹き出さざるを得ません。何せこの小沼教授、明らかなウヨですから。平和研究といったところで、パレスチナ問題などは出てこず「北朝鮮ガー、中国ガー」ですからね。「どこが平和研究やねん?。ただのウヨの中国、北朝鮮たたきやないか」ですね。

 ここに来たのは、渡部富哉さんの「解明されたゾルゲ事件の端緒:松本三益の疑惑をめぐって」を聴くためだ。
(中略)
 渡部さんは、戦前からの日本共産党のたたきあげの活動家で、党を辞めてからは日本左翼史の常識を次々にひっくりかえす研究で注目されている。

 これについては以前、
■ちきゅう座『渡部富哉講演会の紹介』
http://chikyuza.net/archives/82162で紹介されてたので
拙記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180222/5064208022)でコメントしたことがあります。そのときのコメントは改めては紹介しませんので興味がある方はリンク先をお読みください。
 まあ、話が脱線しますが、この渡部氏といい阿部治平といい、他のメンツにしても、ちきゅう座ってなんか共産党に好意的じゃないんで「何だかなあ」「お前ら共産支持者に読んでもらおうとか思ってねえの?」「少しは共産を褒めたらどうよ?」とは一共産党支持者として思います。
 この渡部さんがどういう人かはウィキペディア「渡部富哉」を参照するだけでもある程度わかります。
 なお、コメ欄のid:Bill_McCrearyさんの指摘で気づきましたが

渡部さんは、戦前からの日本共産党のたたきあげの活動家

つう高世の指摘は明らかにおかしい。1930年生まれの彼が戦前から活動してるなら「14歳で活動家だった」ことになる。そんなことはないでしょう。ウィキペ「渡部富哉」も

1946年、郵政省東京貯金局に就職。1950年、日本共産党に入党。

と書いていますから明らかに戦後の活動家でしょう。彼が古株だというのを高世が勝手に「戦前から活動」と誤解したんでしょう。
 そもそも、「不破哲三氏(ただの偶然ですが彼も1930年生まれです)」など多くの活動家は戦後入党*17で、戦前から活動していた宮本顕治氏(1908年生まれ、2007年死去、享年98歳)などは既に多くが故人であることを考えればこういうミスはしてほしくないですね。高世は仮にもジャーナリストの端くれですし。

■渡部富哉(1930年生まれ:ウィキペディア参照)
・1985年『徳田球一全集』(全6巻)の編集事務局長となり、五月書房より刊行。1984年、長谷川浩(元日本共産党政治局員)の葬儀の際に伊藤律と出会い、以後『徳田球一全集』編集に当たって協力を得るため伊藤と交友を持ち、書簡やインタビューで伊藤の証言を得た。1993年6月、『偽りの烙印:伊藤律・スパイ説の崩壊』(五月書房)を著し、定説化されていた伊藤律のスパイ説を覆した。伊藤律の遺言執行者として、1993年10月『伊藤律回想録:北京幽閉二七年』(文藝春秋社)を出版。1994年には有志とともに「伊藤律の名誉回復を求める会」を結成した。「徳田球一記念の会」理事。
■著書(共著、編著含む)
『偽りの烙印:伊藤律・スパイ説の崩壊』(1993年、五月書房)(1998年に新版刊行)
伊藤律書簡集刊行委員会編『生還者の証言 伊藤律書簡集』(1999年、五月書房)
白鳥事件 偽りの冤罪』(2012年、同時代社)

 この小生のウィキペディア引用紹介だけでも

徳田球一や長谷川浩、伊藤律に好意的
 長谷川や伊藤は徳田書記長時代に徳田の側近だった連中です。除名された伊藤はもちろん長谷川だってたぶん今の党執行部はあまり評価してないでしょう。何せ徳田の側近で、徳田は今の共産党においてあまり評価されてませんから。
 徳田が無茶苦茶な火焔瓶党争でぐちゃぐちゃにした党を宮本顕治氏が必死に立て直したつう評価の訳ですから。
 ウィキペディア徳田球一」にも

徳田球一
 徳田の出身地である名護市のガジュマル公園には、功績を記念して市によって記念碑が建立されている。記念碑には肖像のレリーフとともに「為人民無期待献身(人民のために期待することなく献身する)」と彫刻されており、かつて徳田が好んで使い書いた言葉である。この記念碑は1998年に公費によって建てられたが、建立に際しては自民党公明党社会党(当時)が賛成したが、共産党は態度を保留した。

という記載があります。しかし「共産党が態度保留」はわかりますが「名護市の自民」とはいえ、「自民が賛成」ですか?。びっくりです。
 ちなみに徳田や伊藤はウィキペディアに項目がありますが、長谷川はないですし、「共産党」「徳田球一」とか他のワードと一緒にググらないと「長谷川浩」だけでググるNHK解説委員(故人)が最初にヒットします(ただしNHK解説委員氏の場合は「ひろし」、徳田側近は「こう」で読み方は違います)。つまりはそれだけ忘れられた存在ですね。「古株の党員or反共右翼」「共産党研究している学者」でもない限り、まあ長谷川のことは知らないでしょう。今の「比較的若い党員、支持者」とかあるいは逆に「比較的若い反共右翼(例:1971年生まれの山野車輪)」とかはまず知らないでしょうね。
ゾルゲ事件について伊藤律スパイ説にたってない(そしてちきゅう座記事や高世記事でわかるように松本三益氏スパイ説)
白鳥事件についてえん罪説*18に立ってない

ことがわかるでしょう。まあ、五月書房がどういうところか知りませんが同時代社はあの「川上徹氏」が創業者ですからね。共産党には批判的でしょうからそういう本を出すのはよくわかります。
 まあ高世の言う「日本左翼史の常識を次々にひっくりかえす研究で注目されている」つうのは上で指摘したようなことです。
 ただ正直、「渡部氏の主張がどれほど正しい」のか知りませんが、社会的にはほとんど注目されてないですよねえ。
 今時産経などウヨですら「白鳥事件ガー」とはあまりいわない。
 白鳥事件について、渡部説にたった番組がつくられたことについて、高世は以前

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160607
2011年、新資料と関係者へのインタビューにもとづいてHBCがラジオのドキュメンタリー番組を制作した。題して「インターが聴こえない〜白鳥事件60年目の真実〜」。

という記事で触れてましたが、「HBCラジオ」ですからね。そして北海道はどうか知りませんが、高世がこの記事を書くまでは俺はこんな番組のことは知らなかったわけです。その程度のインパクトしかもはやないわけです。
 しかしこういう共産批判(?)記事書いたり、「救う会とズブズブだったり」、『ああ、高世ってもう完全にウヨに転向したんだな』感半端ないですね(渡部氏がウヨかどうかは知りませんが。同時代社から出版してるって事は一応左派ではあるんでしょうか?。同時代社はウヨ出版社ではないでしょうからね。とはいえ岩波から楊海英が本を出したりするのでなんとも言えませんが)。
 何というか「共産支持者」の小生も「共産党に問題があるのならそれは批判されるべきだろう」とは思います。
 さすがに「白鳥事件ガー」「ゾルゲ事件ガー」なんて昔のことで「共産支持をやめます」なんてバカなことは言いませんが。支持者なので「積極的にこの種の批判を応援する」気もないです。ただし一方で、特に「事実無根だ」などと反論するだけの材料もない*19。「伊藤律はスパイではない」はともかく「松本三益こそがスパイだ」つうのは「ホンマかいな?」「名誉毀損が成立するんじゃねえの?」とは思いますが。ただ「松本氏を誹謗するな」と反論するだけの材料が俺にはないですし、反論するほどの思い入れもないですしね。「一支持者に過ぎない」俺が無理してああだこうだ言わなくても党執行部が対応するでしょう。反論ではなく、「バカバカしいから相手しない」つう「無視」という対応も含めてですが。
 正直、松本三益氏はもちろん「ある程度有名な」伊藤律についても知識なんかないですし。そういえば今「清張の小説(点と線、砂の器など)は読んだことがあるが彼のノンフィクションは一冊もまともに読んだことがないこと」に気づきました(斜め読み程度しかしてない)。
 これは伊藤律スパイ説に立っていた*20『日本の黒い霧』だけではなく『昭和史発掘』等他のもんも含めてです。まあ小生はその程度の人間ですね。
 それはともかく渡部氏はそういうことやりたければやればいいんじゃないでしょうか。俺は積極的に支持はしませんが、別に反対もしません(少なくとも現時点では)。
 ただし救う会のデマ「特定失踪者」に加担してる高世については「手前、ふざけんな」感を禁じ得ません。
 「白鳥事件ガー」「ゾルゲ事件ガー」なんて昔のことより高世が現在加担してる「特定失踪者」デマの方がよほど罪は重いでしょう。高世だってあれが「デマだとわからない」ほどのバカではないでしょう。「デマをデマと知りながら加担してる」訳で最低最悪です。「手前みたいな奴に共産非難されてたまるか、手前の方こそ手前が流した特定失踪者デマを謝罪しろ」と思わずにはいられません。

 松本三益氏は、沖縄の革新運動の元祖とでもいうべき人物で、彼をスパイと断じるのは相当の勇気がないとできない。

 全国的には「沖縄で活動した、あるいは沖縄出身の共産党幹部」といえば、むしろ

・「戦後最初の共産党書記長」徳田球一*21
・「那覇市長、沖縄人民党委員長、共産党副委員長」を歴任し、『カメジロー 沖縄の青春』(1998年)、『米軍が最も恐れた男〜その名は、カメジロー〜*22』(2017年)という映画が作られた瀬長亀次郎

の方が有名ですが沖縄だとまた話が別なんでしょうか。
 つうか、別に松本氏がビッグであろうとなかろうと、普通の人間は誰かを「あいつはスパイだ」なんてまず言いません。よほど堅い証拠でもない限り、名誉毀損に当たる危険性が強いからです。

 私は、誰がスパイだったか、ゾルゲ事件の端緒は何かということをつきとめることが、今の日本の(ボーガス注:左翼運動にせよ政治運動、社会運動にせよ)運動にとってどういう意味があるのか、自問してしまう。

 そりゃ普通そう思うでしょう。渡部氏の知人らしい高世ですらこう言わざるを得ないわけです。そもそも「当時の公安警察資料」が「旧ソ連崩壊時にKGB資料が流出したように」、全面公開されて、その中に「ゾルゲ事件の端緒は」云々とでも書いてない限り確実に水掛け論でしょう。松本氏も既に故人ですし。

・28日(土)午後13時、亡くなったジャーナリスト・探検家の恵谷治さんの本の頒布会に都内のトランクルームに行った。

 午後13時つうのは「28日(土)午後8時」の5時間後、つまり深夜(29日(日)午前1時、深夜1時)なのか?。うーんそれはさすがにないかな。それだったら「深夜1時」と書くでしょうしね。
 たぶん「28日(土)午後1時」か「28日(土)13時」でしょう。

・台風接近で雨が降りはじめるころで、この時間帯は4人しかいなかったので、私とかみさんでゆっくりと十数冊選ぶ。すると恵谷さんの娘さんが恵谷文庫のハンコを本に押してくれる。何よりの記念だ。帰ろうとすると、旧知の作家の西牟田靖さん*23と、話題作『カルピスをつくった男 三島海雲*24を最近出版した作家の山川徹さん*25が14時からの頒布会にやってきた。これで3回目だという西牟田さん、書庫を観るなり、「初めて来た1週間前から全然減ってねえ!」。あまりに多すぎるのだ。

 多すぎるつうより「恵谷の親しい知人でもない限りそんな頒布会があることを知らない」「知っててもほとんどの人は行かない」つうことでしょう。

たくさん本をもっている人は、ぜひ亡くなったら頒布会をやることをお勧めしたい。

 いやー頒布会なんかやったってほとんどの人は誰も来ないでしょう。
 いっそ図書館に寄附したらと思うんですが以前読んだ記事によれば、「よほどの高額本、稀覯本」でない限り、あまり図書館に歓迎されないようです。場合によっては図書館に「申し訳ないですが既にその本はあるので」などと拒否されることもある。
 古本屋に持って行くか、廃棄しかないんでしょうか?。まあ古本屋でも「引き取り拒否」もあるでしょうし、なかなか厄介です。大抵の人間は本があるといったってせいぜい数10冊でしょうが。


■牛久の「東日本入国管理センター」で見たこと
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180726
■牛久の「東日本入国管理センター」で見たこと2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180801
■新刊紹介:「前衛」8月号
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180718/5421309876
で紹介しましたがここで高世が取り上げてる話「入管の外国人収容施設問題」は
■月刊前衛・2018年8月号コラム【道理のない外国人の入管収容をやめよ】(藤野保史)も取り上げています。もちろん共産党は国会でこの件を取り上げてるわけです(なお、共産党以外の野党も取り上げています)。
 また 
■新刊紹介:「前衛」8月号
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180718/5421309876でも指摘しましたが
赤旗
■入管 医療環境ただせ、衆院法務委 藤野氏 人権無視の処遇追及
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-10/2018051015_02_1.html
■根拠ない長期収容やめよ、入管センター 藤野氏対策求める
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-18/2018051804_02_1.html
■入管施設 長期収容など改善を、茨城・牛久 市民有志が署名を提出
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-29/2018052905_01_1.html
毎日新聞『川口のクルド人 第5部/2 あるインド人の自殺 収容者に大きな衝撃 /埼玉』
https://mainichi.jp/articles/20180627/ddl/k11/040/103000c
■産経『大阪弁護士会が大村入国管理センターに勧告 収容中のベトナム人男性に仮放免許可を』
https://www.sankei.com/west/news/180629/wst1806290016-n1.html
東京新聞【特報】牛久入管で相次ぐ自殺未遂 クルド人男性「頼った日本で自由奪われた」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018070102000168.html
西日本新聞・あなたの特命取材班『「死にたいほど苦しい」外国人、長期収容の実態 入国管理局、就労拡大の陰で インド人男性自殺の「悲劇」も』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/425062/
ということで赤旗だけでなく、マスコミ各社もこの件で様々な記事を書いています。

 難民認定も問題なのだが、難民申請が認められない人々への処遇がひどいと、友人のジャーナリスト樫田秀樹さん*26がFBに書いた。https://www.facebook.com/hideki.kashida/posts/1729525997130803

 この件については「自称ジャーナリスト」常岡もツイッターで色々ツイートしてるのですが高世が触れないのは「例の身柄拘束事件*27」で「常岡って付き合っても疲れるだけで、大してメリットねえ」と思って距離を置いて、付き合いを切りつつあるからか?。過去には常岡インタビュー本『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)なんて本まで出してるのにね(苦笑)。

 クルド人が難民申請すると、多くの先進国では非常に高い確率で難民認定を受ける。日本でも認定されたクルド人はいるが、トルコ国籍のクルド人となると一人も認定されていない。これは日本がトルコを友好国とみなしていることからきている。わが友好国は、難民が出て来るようなひどい国であるはずがないという。つまり、本人の難民性で判断すべきなのに、日本とその国との関係が優先されているのだ。

 で三浦小太郎だの、id:noharra(八木孝三)だのといったウヨ連中は、クルド問題などは騒がず、「中国のチベット支配ガー」ですからこうしたウヨ連中は人権に興味があるわけではなく、「チベット愛好家」か「中国嫌い」かどっちかでしかないことは見え透いています。もちろん三浦らは「牛久の外国人収容施設問題」なども何ら騒ぎはしません。
 一方で共産党やマスコミ各社はこうした問題を取り上げるのだから三浦やid:noharraと「日本共産党やマスコミ各社」とどっちが人権を真面目に考えてるかは言うまでもないでしょう。
 「自称人権活動家」三浦やid:noharraの「人権を真面目に考えない」でたらめぶり、詐欺師ぶりにはいつもながら呆れますし、腹も立ちます。

 人道的な配慮として「仮放免」という制度があり、不法滞在ではあるがシャバで暮すことを認められる。この「仮放免」にともなう問題はあとで書くが、「仮放免」が認められれとにかく外に出られる。ところが何度、「仮放免」の申請を出しても認定されずに、ただただ時間がすぎていく。「仮放免」認定の判断基準が示されないまま、ただただ時間が過ぎていく。これはきつい。

 ここで高世が指摘してる話については小生がリンクを張ったネット記事あるいは■月刊前衛・2018年8月号コラム【道理のない外国人の入管収容をやめよ】(藤野保史)ももちろん触れていますので是非この機会にお読みいただければと思います。残念ながら前衛だけは電子媒体ではなく紙媒体になると思いますが。


石川文洋さん*28宗谷岬をスタート
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180716
 「石川文洋氏関係のつづく(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180626)がやっと書かれたわけです。

 文洋さん、65歳のときも日本縦断をしており、その時は一日平均30キロ歩いたが、今回はセーブして20キロ弱にしているそうだ。

 65歳のときの縦断をネタにしたのが『日本縦断 徒歩の旅:65歳の挑戦』(2004年、岩波新書)でしょうね。石川氏の今回の縦断については以下の記事を紹介しておきます。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201804/CK2018041702000159.html
東京新聞『「再び歩く」列島縦断へ 報道写真家 石川文洋さん』
 報道写真家の石川文洋さん(80)は、四国遍路の途上で体に異常を覚え、心臓治療中に心筋梗塞になった。一時は心停止に陥りながら、退院後すぐに歩行リハビリを始め、八十八カ所の寺巡りを結願(けちがん)。今年夏には北海道から沖縄県まで、日本列島を徒歩で縦断する旅に出る。(聞き手・藤原聡)

*1:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*2:何でこの文章において高世ははっきりと「そんな自己責任論は間違ってる」と書かないんですかね?

*3:「チャンスがあれば」て「メディアでのコメント」ならともかく、ブログやツイッターならいつでも発信できるでしょうにねえ。

*4:著書『現地発 エジプト革命:中東民主化のゆくえ』(2011年、岩波ブックレット)、『イスラムを生きる人びと:伝統と「革命」のあいだで』(2012年、岩波書店)、『中東の現場を歩く:激動20年の取材のディテール』(2015年、合同出版)、『「イスラム国」はテロの元凶ではない:グローバル・ジハードという幻想』(2016年、集英社新書)など。川上氏の主張としては例えば『安田純平さん拘束から3年と、日本の不名誉』(https://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2018/08/3-1.php

*5:那覇市議、沖縄県議、那覇市長を経て沖縄県知事

*6:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*7:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*8:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*9:いやそれ以前の「補助金不正使用疑惑」「ボクシンググッズの不当な高値販売疑惑(背任の疑い)」「審判の不正判定」だって十分問題ですが。ただし俺個人は「食事などでの特別扱い」は違法でも不正でもないので正直どうでもいいと思っています。

*10:文科省の戸谷次官、厚労省の蒲原元次官の名前が出ていますが、他の官庁にもいる疑いがあります。

*11:「なんかどっかで見た名前だなあ?」と思ったら「将棋の谷川浩司」と一字違いですね(苦笑)。

*12:下関市長を経て現在自民党参院議員。第3次安倍内閣で国交大臣政務官

*13:自民党山口県議時代は自分の結婚式の媒酌人を安倍晋太郎に努めてもらうほど安倍に近かったが、晋太郎死後は息子・安倍晋三とは対立。1999年下関市長選では安倍晋三の擁立する江島潔と対決することになる。2009年衆院選で福岡4区から民主党候補として立候補し当選。2012年衆院選では未来の党(当時)から出馬するが落選

*14:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相。

*15:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)を歴任

*16:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*17:ウィキペ「不破哲三」によれば彼の入党は1947年。

*18:なおお断りしておきますが、白鳥事件において「被告人が無実かどうか」「(被告は無実だとして)共産党が無実かどうか」と「判決が正当かどうか」「警察、検察の捜査が適正かどうか」は一応別問題です。後者に問題があればえん罪を主張し無罪判決をとる方向で弁護士や支援者が動くことは何ら問題ではない。仮に被告人が真犯人だと仮定しても「真犯人なら拷問したり違法捜査してもいい」わけでも「不十分な証拠で有罪判決出してもいい」わけでもない。法治主義というのは「結果的に正しければ手続きなどどうでもいい」という話ではない。そのあたり、きちんと高世や渡部氏が分けて考えてるのか気になるところです。

*19:あえて言えば「そういう事よりも安倍批判とかもっとやるべきことがあるんじゃねえの?」とは思いますが、それ人それぞれの価値観ですからね。明らかなデマ中傷でもない限り批判しづらいし、「一支持者に過ぎない」俺が無理してああだこうだ言わなくても党執行部が対応するでしょう。

*20:以前も触れましたが「渡部説を支持する伊藤の遺族の要望」により今は訂正がされています。

*21:「球一」の名は「琉球一の人物」になることを願って付けられたとされる。旧制沖縄県立第一中学校(現:沖縄県立首里高等学校)卒後、旧制第七高等学校に入学するも、教師の琉球出身者に対する差別に反発して退学、苦学して日本大学夜間部を卒業、弁護士になった(ウィキペディア参照)。

*22:監督・佐古忠彦(TBSプロデューサー)。佐古が制作し、2016年8月21日、TBSテレビで放送された『報道の魂』スペシャル「米軍が最も恐れた男〜あなたはカメジローを知っていますか?〜」がもとになっており、追加取材・再編集を行い、未公開映像や関係者のインタビューも取り入れて映画化された(ウィキペディア参照)。

*23:著書『僕の見た「大日本帝国」』(2010年、角川ソフィア文庫)、『ニッポンの国境』(2011年、光文社新書)、『わが子に会えない:離婚後に漂流する父親たち』(2017年、PHP研究所)、『本で床は抜けるのか』(2018年、中公文庫)など

*24:2018年、小学館

*25:著書『それでも彼女は生きていく:3.11をきっかけにAV女優となった7人の女の子』(2013年、双葉社)、『捕るか護るか?クジラの問題』(2010年、技術評論社)など

*26:著書『自爆営業』(2014年、ポプラ新書)、『増補・“悪夢の超特急"リニア中央新幹線』(2016年、旬報社)、『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(2017年、岩波ブックレット)など

*27:■「解放」された常岡さんを叱るhttp://d.hatena.ne.jp/takase22/20161107参照

*28:著書『戦場カメラマン』(1986年、朝日文庫→2018年、ちくま文庫)、『報道カメラマン』(1991年、朝日文庫)、『ベトナムロード』(1997年、平凡社ライブラリー)、『写真は心で撮ろう』(1999年、岩波ジュニア新書)、『死んだらいけない』(2004年、日本経済新聞社)、『戦争はなぜ起こるのか:石川文洋アフガニスタン』(2004年、冬青社)、『日本縦断 徒歩の旅:65歳の挑戦』(2004年、岩波新書)、『カラー版 ベトナム 戦争と平和』(2005年、岩波新書)、『カラー版 四国八十八カ所:わたしの遍路旅』(2008年、岩波新書)、『私が見た戦争』(2009年、新日本出版社)、『サイゴンのコニャックソーダ:酒こそわが人生』(2009年、七つ森書館)、『まだまだカメラマン人生』(2010年、新日本出版社)、『命(ぬち)どぅ宝・戦争と人生を語る』(2012年、新日本出版社)、『フォト・ストーリー 沖縄の70年』(2015年、岩波新書)、『基地で平和はつくれない:石川文洋の見た辺野古』、『基地、平和、沖縄:元戦場カメラマンの視点』(2016年、新日本出版社)、『小さくても輝く街の業者たち』(2018年、新日本出版社