bogus-simotukareの日記

2018-09-30

今日の産経ニュース(9/30分)(追記・修正あり)

| 21:58 |

■【産経抄】9月30日

https://www.sankei.com/column/news/180930/clm1809300003-n1.html

官公庁が使うカタカナ語に、「分からない」と答えた人が5割を超えた。

・意見公募で済むものを、「パブリックコメント」に言い換える手間は惜しまないらしい。略語の「パブコメ」を訳知り顔で使う鼻持ちならぬ官僚も多い。

・いかに時代が流れても、ろくな身体検査もせずに舶来の言葉を受け入れるのは考えものである。何が必要で何が不要か。消化薬を飲みカタカナ語を整理する時期だろう。日本語の胃袋は強くても、このままではこちらの記憶の引き出しがもたない。

 「役所が外来語を使いすぎ」て役人の上にいるのは政治家なんですけどねえ。特に今の安倍は「戦後レジームからの脱却」云々と「戦後体制」といえばすむところを「レジーム」といいたがるような男なんですが(苦笑)。

 俺の両親だの、俺の周囲の年配者は「レジームって何?」ですよ。

 まあ、それはともかく。安倍は「憲法九条戦後レジーム」とするわけですが、戦後レジームというなら「沖縄の今の現状(米軍基地)」だって戦後レジームな訳です。結局「何を脱却すべき戦後体制と見なすかどうか」つう話ですよねえ。

 なお、「パブコメ」について言えば何も役人だけが使ってるわけでもない。マスコミ政治家も使ってますし、長い言葉は「スパコン」「パソコン」「ゼネコン」「セクハラ」「マタハラ」「ファミレス」などのように短縮するのは珍しい話でもない。別に訳知り顔でもないでしょう。

2018-09-29

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/29分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

| 21:27 |

 高世以外にも北朝鮮、韓国中心にいろいろ書いています。

■香港の記者がみた日本の「報道の自由

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181030

 麻生太郎*1財務相に経済問題を質問すると「(日本は)中国と違って何でも言える国ですから、いい国なんです」と無関係な返答をされる。

 高世も呆れてますが、麻生は論外ですね。普通に考えて麻生への質問は「財務省関係」あるいは「麻生の失言関係」でしょう。そういう質問に対してこの回答は答えになっていません。単に麻生が中国人への差別意識を露呈してるだけです。中国政府と中国人は別物です。ましてや仮にこの中国人記者が中国政府べったりだとしても「財務省関係」あるいは「麻生の失言関係」に対する回答としてこんなんはありえません。


■憲法を守ろうと闘う天皇

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181021

 ふと気づいたんですが、「高世もまだはてなブログに移行しない」ですね。俺と同じで「不器用なので最後の最後まではてなダイアリー」なのでしょう。

 それはともかく。今回はタイトルだけで唖然です。本文を読む気もなくなるし実際「あほか」と突っ込む以外に読む価値はないでしょう。

 なぜなら天皇はそんな戦いをしてないからです。「天皇は政治的行為ができない」という憲法規定上、そんなことはできないし、すべきでもない。

 昭和天皇は「戦前と戦後の区別がつかなかった」のか、戦後も「沖縄メッセージ」とか政治発言をやりまくったことがばれてますが、あれは本来あってはならないことです。

 かつ「改憲の方向性」で仮に今後の政治が進むとして、政権与党と闘ったところで「おそらく天皇制維持が何よりも大事な」天皇にとってメリットもない。

 米長に無茶ぶりされたときも天皇の言ったことは「強制にならないことが望ましい」とうまくかわしたに過ぎませんでした。

 決して「米長さん、あんた方のやってる日の丸、君が代強制は違憲だから直ちにやめなさい」ではない。

 もちろん米長に賛同する、あるいは「賛同したと政治利用されかねないうかつな発言をする」ことを天皇がしなかったとは俺も評価します。しかしそれは「憲法を守ろうと闘う」というほどご大層なことではありません。天皇は「政治的発言をしたら違憲行為になるからそういう意味で批判される。そして米長に賛成しようが反対しようが、強制賛成派、あるいは反対派、どちらかからの批判は避けられず、かえって天皇制がやばくなる(天皇はできる限り政治的考えを表明しない方が天皇制が長持ちする)」という保身から米長の無茶ぶりをうまくかわした、逃げたに過ぎない。

 彼が靖国参拝しないのも「参拝しても国内外の批判を受けるだけでメリットがないから」です。

 だから彼は自分は靖国参拝しなくても安倍の靖国参拝を批判したりはしない。これまた「安倍批判してもメリットがないから」です。

 彼がした唯一の政治的発言はせいぜい「自分のこと」である「退位したい」でしょう。

 この「退位表明の是非(澤藤統一郎氏などは違憲行為として天皇に批判的です)」はともかく、これにしても「天皇の公務に体調が持たないから」「皇太子を摂政にするくらいならいっそ生前退位したい」という話に過ぎません。

 むしろ「歴史学者三笠宮崇仁」の紀元節反対の方がずっと立派じゃないか。

 まあこの高世の記事タイトルからは

今上天皇に学ぶ「滝田修」

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181019

で紹介された滝田(竹本)の本も「ああ、憲法を守ろうと闘う天皇、という与太飛ばしてるんだろうな」ということが「読まなくても」察しはつきます。

 あるいは「今回の高世の与太を批判するネタ」は何でもいいですが、高世は以下の共産党の指摘をどう思うのか?。もちろん「天皇が憲法を守るために闘ってる」なんて事実は何一つありませんので、高世批判のネタは他にもいくらでもあるわけですが。

https://www.jcp.or.jp/web_policy/2018/03/post-778.html

■赤旗『天皇の「代替わり」にともなう儀式に関する申し入れ』2018年3月22日 日本共産党中央委員会、から一部引用

 天皇の「代替わり」にともなう2019年の一連の儀式について、政府の式典準備委員会が基本方針をまとめようとしています。

 日本共産党は、日本国憲法の全条項をまもる立場から、天皇の「代替わり」にともなう一連の儀式にあたっても、日本国憲法の原則――とくに国民主権政教分離の原則を厳格にまもることが大切であると考え、以下の提案を行います。

 わが党の提案は、天皇制反対の立場ではなく、憲法の原則にふさわしい行事にすべきという立場からのものです。

(1)

 新たな天皇の即位にあたって、政府は1989年から90年にかけて行われた「平成の代替わり」の儀式を踏襲するとしています。ここには日本国憲法にてらして重大な問題があります。

 それは前回の儀式が、明治憲法下の絶対主義的天皇制のもとで公布された旧皇室典範と登極令を踏襲したものであったということです。

 いずれも、天皇神格化と国家神道を徹底する立場から、明治期につくられたものです。そして、いずれも、現行憲法のもとで廃止・失効しているものです。政府は、前回の「代替わり」の儀式について、「憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したもの」と説明しましたが、実際に行われた儀式は、国民主権政教分離という憲法の原則に反するものとなりました。またそれは、明治期につくられたものであり、「皇室の伝統」とも言えないものでした。

 今回の天皇の「代替わり」にさいして、このような儀式を繰り返すべきではありません。儀式のあり方を、現行憲法の精神に即して、全体として見直すべきです。

(2)

 とりわけ、前回の「代替わり」で行われた以下の国事行為や儀式は、明らかに日本国憲法の原則――国民主権政教分離の原則に反するものであり、根本的な見直しが必要だと考えます。

〇「剣璽等承継の儀」(国事行為として行われた)は、登極令にあった「剣璽渡御(とぎょ)の儀」を、ほぼそのまま再現し、皇位のあかしとされる「三種の神器」を構成する剣・璽(勾玉)と、「国璽」・「御璽」を、新しい天皇に引き継ぐ儀式として行われました。「三種の神器」は、『古事記』や『日本書記』にのべられた神話で、天照大神が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に、地上を統治せよと命じて高天原から下ろしたさいに授けたとされるものです。

 現行憲法は、天皇の地位について、「主権の存する国民の総意に基づく」としています。天皇の地位は、主権者国民の総意にもとづくものであり、「三種の神器」の「承継」をもって天皇の「代替わり」のあかしとする儀式を国事行為として行うことは、憲法の国民主権の原則と両立しません。また、きわめて宗教色の濃いこうした儀式を国事行為として行うことは、憲法の政教分離の原則とも相いれません。

 それは、日本国憲法のもとで制定された現在の皇室典範では、「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」(第4条)とだけのべられ、旧典範にあった「三種の神器」を受け継ぐことを意味する「践祚」という言葉も、「神器」という用語も、ともに削除されたことにも示されています。

 「三種の神器」を、天皇家が家宝として大切にあつかい、代々受け継いでいくことを否定するものではありませんが、それは天皇家の私的行為として行うべきであり、国事行為とすべきではありません。

 前回の「剣璽等承継の儀」では、皇族の出席者は男性皇族だけとされ、新皇后を含めて、女性皇族は排除されました。こういう(ボーガス注:女性差別の)問題が生じたのは、登極令で「剣璽渡御の儀」の出席者を皇太子、皇太孫、親王などの皇位継承権を持つ男性皇族に限定し、それを踏襲したからにほかなりません。ここにも「剣璽等承継の儀」を国事行為とすることの矛盾、時代錯誤があらわれていることを、指摘しなければなりません。

〇「即位後朝見の儀」(国事行為として行われた)は、即位した新天皇が、即位後初めて公式に三権の長*2など国民を代表する人びとと会う儀式とされています。

 しかし、「朝見」とは、臣下(家来)が宮中に参上して天子に拝謁することを意味します。実際の儀式のあり方も、天皇の「お言葉」に対して、首相が、「最善の努力を尽くすことをお誓い申し上げます」と「奉答文」を読み上げるなど、憲法の国民主権の原則にそぐわない内容となりました。

 こうした儀式を国事行為として繰り返すべきではありません。

国事行為として行われた「即位の礼」の一連の儀式のなかでも、とくに「即位礼正殿の儀」は、大きな問題があります。

 前回の「即位礼正殿の儀」は、即位を公に宣明するとともに内外の代表が即位を祝う儀式として行われました。「神話」にもとづいてつくられた、神によって天皇の地位が与えられたことを示す「高御座」(たかみくら)と呼ばれる玉座から天皇が言葉をのべ、その下から内閣総理大臣が祝いの言葉をのべて万歳三唱が行われました。

 しかも、「即位の礼」は、徹頭徹尾、神道行事である「大嘗祭」と一体に行われました。昭和天皇の死去から1年10カ月も経ってから「即位の礼」と「大嘗祭」が続けて行われたことにも、これらが一体不可分であることが示されています。こうした時期に行われたことは、登極令で、「大嘗祭」は、秋冬の間に「即位の礼」に続けて行うという規定にのっとったものとしか説明がつきません。そのために、天皇の即位から「即位の礼」まで長い期間をあけるというきわめて不自然・不合理なものとなっているのです。

 こうした儀式は、憲法の国民主権政教分離の原則とは両立せず、国事行為にふさわしくありません。

〇「大嘗祭」そのものについていえば、天皇が神と一体になり、そのことによって民を支配していく権威を身につける儀式として古来より位置づけられてきたものです。

 前回は、宗教上の儀式と見られることなどから「国事行為として行うことは困難」(1989年12月21日、閣議口頭了解)とはされましたが、事実上の国家的行事として多額の公費(宮廷費)がつぎ込まれました。こうしたあり方は、国民主権の原則にも、政教分離の原則にも明らかに反しています。

 天皇の「代替わり」にともなう儀式は、憲法にもとづく国民主権政教分離の原則にかなった新しいやり方をつくりだすべきです。

 太字強調は俺がしました。「前回の天皇即位儀式、つまり今上天皇の即位儀式は憲法の精神に反するものであった」という共産党の指摘を高世はどう思うのか。

 あるいは「政府が前回通りに実施すると主張していることは憲法の精神に反するので今回即位儀式を改めるべきだ」という共産党の指摘を高世はどう思うのか。

 なお、これらの共産党の指摘についてどう思うか、天皇に聞いても「私の立場上、政府に従うしかない。政府が決めれば、どんな内容でも従うし従わざるを得ない」としかいわないでしょうね。 

 そんな人間の何が「憲法を守るために闘う」のか。お断りしておきますが俺は天皇や皇后、皇族に「護憲のために闘ってほしい」わけではありません。そんなことは彼らに期待できることでも、期待すべきことでもない。問題は高世が事実に反するデマを飛ばすことです。しかし元左翼がここまで天皇万歳になりますか。呆れて二の句が継げません。

 あるいは高世の理屈だと「宮沢政権時に現天皇が訪中したこと」はどうなるのか。

 「日中友好を守るために闘った天皇(訪中を評価する立場)」とか「中国ビジネスを重視する財界の要望に応じ、天安門事件被害者を見捨てた中国共産党一党独裁容認の天皇(訪中を非難する立場)」とかになるのか。

 なお、アンチ中国で天皇万歳の高世が天皇訪中をどう評価するかは知りません。天皇を批判するんかしら?。それとも天皇万歳に都合が悪いから無視?。あるいは「天皇陛下は訪中などしたくないのに宮沢首相のごり押しに渋々屈したのです」とか言い出すのかしら。まあ、高世はともかくウヨ連中はこの件では宮沢内閣しか表向きは批判しません。「酒井信彦のような一部例外を除き」天皇批判はまずしない。しかし、その後の「美智子皇后が失語症に陥った」、「その結果、『皇后に対し無礼である』という理由で文春や宝島社が右翼に銃撃された」例の週刊文春、新潮記事や月刊宝島30の『大内糺』論文での天皇、皇后バッシングを見るにウヨ連中にとって天皇訪中は「ウヨと一緒に中国批判すべき立場にある天皇」の「許しがたい裏切り(?)だった」のでしょう。

【参考:天皇訪中】

http://j.people.com.cn/94474/6588450.html

■明仁(ウィキペディア参照)

 1992年(平成4年)10月、中華人民共和国政府の招待で同国を訪問する。日中関係史で中国大陸に渡ったのは歴代天皇で初の出来事だった。後に、当時の中国外務大臣だった銭其シンは回顧録『銭其シン回顧録:中国外交20年の証言』(1996年、東洋書院)で天皇訪中は天安門事件での西側諸国の対中制裁の突破口という側面もあったと明かしている。

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/speech/speech-h04e-china.html

■天皇皇后両陛下 中華人民共和国ご訪問時のおことば、から一部引用

 今夕は,私どものために,このような宴を催していただき,また,ただ今は楊尚昆*3国家主席閣下から,心温まるお言葉をいただき,厚く御礼申し上げます。

 貴国と我が国の交流の歴史は古く,特に,7世紀から9世紀にかけて行われた遣隋使,遣唐使の派遣を通じ,我が国の留学生は長年中国に滞在し,熱心に中国の文化を学びました。

 また,今世紀に入ってからは,貴国の有為の青年が数多く我が国を訪れるようになり,人的交流を含む相互の交流は一層活発なものとなりました。私は,このような両国民間の交流の伝統をかけがえのない,貴いものと考えます。

 このような深い関係にある貴国を,この度,主席閣下のお招きにより訪れることができましたことは,私どもの深く喜びとするところであります。

 しかし,この両国の関係の永きにわたる歴史において,我が国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。これは私の深く悲しみとするところであります。戦争が終わった時,我が国民は,このような戦争を再び繰り返してはならないとの深い反省にたち,平和国家としての道を歩むことを固く決意して,国の再建に取り組みました。爾来,我が国民は,世界の諸国との新たな友好関係を築くことに努力してまいりましたが,貴国との間においては,両国の先人たちを始めとする多くの人々の情熱と努力によって,将来にわたる末長い平和友好を誓い合う関係が生まれ,広範な分野での交流が深まりつつあります。私はこのような両国民間の関係の進展を心から喜ばしく思うとともに,この良き関係がさらに不動のものとなることを望んでやみません。

 今日,国際社会は,人類の平和と繁栄の達成という崇高な理想に向けて共同の努力を行っておりますが,この中にあって,日中両国民の友好親善関係の進展は,大きな意義を持つものと信じます。

 本年は,日中国交正常化20周年という両国間の関係における大きな節目の年にあたっており,両国民の間で,相互理解と友好親善を目指して様々な行事が行われております。貴国からは,江沢民*4総書記閣下並びに万里*5(ボーガス注:全人代)委員長閣下が我が国を御訪問になり,両国間の絆をより太くより強いものとすることに貢献されました。この度の私どもの貴国訪問が,このような絆に結ばれた両国民にとり,お互いに良き隣人として将来に向かって歩む契機となれば誠に喜ばしく思います。

 私どもは,この度の訪問において,できるだけ多くの若い人々にも接する機会を得たいと考えております。両国の若い世代は必ずやこれまでの伝統的な交流の歴史を継承し,これをさらに豊かな心の交流として発展させていくにちがいありません。

 ここに日中両国民間の友好親善の発展を念じますとともに,楊尚昆主席閣下の御健勝と貴国の繁栄,そして貴国民の幸せを祈って杯を挙げたいと思います。

http://j.people.com.cn/94474/6588450.html

人民日報『1992年、明仁天皇が初めて中国を訪問』

 日中国交正常化20周年となった1992年の10月23日、世界から数百のニュース・メディアが北京に集まった。この日、日本の天皇が始めて中国を訪問したのだ。

 同日午後1時40分、日本の特別機が北京空港に着陸した。明仁天皇と美智子皇后がタラップに現れたその時、中日の2千年以上にわたる交流に歴史的な瞬間が訪れた。

 この日、「東京新聞」は社説の中で、「この日が日中の新時代を築く転機となることは疑いがない」と述べた。

 しかし、この転機は簡単にやってきたものではなかった。

 中国側が正式に明仁天皇の訪中を要請したのは1992年4月、江沢民総書記が訪日した際だった。

 当時、日本側は天皇訪中に対して慎重な態度を見せていた。外務省、日本の世論、政界においても同様だった。

 日本国憲法によると、天皇の訪中には日本政府の決定が必要だった。

 もし日本の世論に変化が訪れれば、当時の宮沢喜一内閣へのプレッシャーも緩和すると見られていた。当時の橋本恕・駐中国大使は、天皇訪中のために奔走した多くの有識者の一人だ。

 天皇訪中を阻止しようとする(ボーガス注:極右の)様々な威嚇も、各方面の努力を無にすることはできなかった。そして7月末、日本の世論にははっきりと積極的な変化がもたらされた。

 8月28日、宮沢内閣はついに決定を下し、天皇訪中に同意した。この日、日本側は首相官邸中国大使館などの周囲に多くの警察を配備、右翼の活動を厳しく取りしまった。

 1992年10月23日、中国政府は人民大会堂で天皇・皇后夫妻を歓迎する国宴(政府主催の宴会)を開いた。このときの天皇の言葉は、歴史問題を回避することはなかった。

 次の日、「読売新聞」は社説の中で、「天皇の言葉は大多数の日本国民の気持ちを表現したものだ」とした。「日本経済新聞」は「天皇の言葉が、日中両国の友好関係の礎となることを望む」と述べた。

 天皇夫妻が東京に戻った後、共同通信社はこのような評論を述べている。

「今年は日中国交正常化20周年だ。天皇皇后の訪中は日中両国の人々の心を近づける新たな出発点となるだろう」

https://www.nippon.com/ja/column/g00564/?pnum=1

■戦前の清算の意味を持つ「ABCD」4カ国訪問、から一部引用

■野嶋*6

 天皇陛下の1992年の中国訪問の時、池田さんは外務省アジア局長の任にありました。その後、駐オランダ大使として天皇陛下の初のオランダ訪問にも関わっています。中国とオランダという第二次大戦で日本が戦った2つの国への訪問は特別な意義があったと思われます。

■池田*7

 天皇陛下は多くの国を訪れていますが、戦前の清算という意味で、中国とオランダは重要な国だったと思います。日本が第二次大戦で戦った相手は一般に言われるように「ABCD」でした。Aのアメリカ、Bのイギリスは、昭和天皇が公式訪問を行っています。Cの中国とDのオランダには、昭和天皇は公式訪問*8を行っておらず、天皇陛下の代に残された形になっていました。

 私の場合、外交官としての在外勤務は台湾、香港を含めて7つの国と地域がありました。通常は3年ぐらいの任期ですが、オランダには5年勤務しました。そのうち、4年ほどは天皇訪蘭の準備を心掛けている時間でした。2000年はオランダと日本の交流400年に当たります。西暦1600年にオランダの帆船「リーフデ号」が大分県に漂着して以来です。オランダは江戸の鎖国時代にも長崎の出島で通商ができた欧州の唯一の国です。

 日蘭交流400周年を機に私は大使として3つのことを行いました。一つは対日抗議団体との交流です。法律的には、サンフランシスコ講和条約と日蘭議定書(「オランダ国民のある種の私的請求権に関する問題の解決に関する」日蘭議定書)で日本とオランダとの間の請求権の問題は解決しています。しかし、それでは道義的に認められないという人々が団体を作って毎月一度大使館の前でデモをし、プラカードを掲げて日本は賠償せよ、と要求していました。70歳以上の人が多く、デモは暴力的なものではありません。大使になってしばらくしてから、彼らのリーダー格の人たち数人にデモが静かに終わった後、大使館に入ってもらい、大使室で一緒にお茶を飲んで雑談する試みを始めました。

 もう一つは、予算が付いたので戦争の被害者の方を毎年20数名、日本に招待することを始めました。今でも名前を変えて続いています。これまでに訪日者数は、合計で600〜700人にはなっているでしょう。10日から2週間ほど、日本を案内していろいろ見てもらい、日本人と会って話をする。目には見えないけれど、地道な交流です。

 元慰安婦とされる人々については、オランダ側に検証委員会を作ってもらい、結果として79人の人たちが慰安婦だったと結論付けられました。「アジア女性基金」から高齢の女性に対するベッドや椅子など1人当たり300万円相当の見舞金的な補償を出しました。

 こうしたことを天皇陛下のご訪問前に行っていたこともあり、陛下ご訪蘭時には小規模なデモはいくつかありましたが、心配したほどの大きなデモは起きませんでした。そしてご訪問の間にも、次第にオランダ世論が良い方向に大きく変化していきました。

 あの当時、ダメだったら辞表を出す以外はないという覚悟の気持ちは持っていました。2000年以降、オランダでは過去の戦争は主要新聞紙の一面記事になることはなくなりました。01年に日本に帰任する時にはオランダの新聞が「池田は(ボーガス注:天皇オランダ訪問という)ミッション・インポッシブルをやり遂げた」と書いてくれましたね。もちろん、個人の感情には複雑なものがある人もいるでしょうが、一般社会としては日本とオランダの間の戦争問題は終わったという雰囲気になりました。その意味で、天皇陛下オランダ訪問は画期的な意味を持ったと思います。

 「2000年当時で天皇のオランダ訪問が反日感情でミッションインポッシブル」とはびっくりです。

 なお、ぐぐって見つけた記事によれば

https://www.sankei.com/life/news/140925/lif1409250011-n1.html

■産経【昭和天皇実録を読む】国際親善 投げつけられた魔法瓶 昭和46年オランダ・ハーグ

《お召自動車が(オランダ)ハーグ市内に入った午後四時三十分頃、車体に液体入り魔法瓶が投げつけられるという事件が起きる。魔法瓶はフロントガラスに当たるが、防弾ガラス付きのものであったため外側に亀裂を生じさせたにとどまり負傷者はなかった。(中略)同夜、日本国大使公邸にお立ち寄りの際、(中略)この度の事件は大したことではないが、大きく取り扱われて両国関係に悪い影響を与えることのないよう同行記者団によく話しておくようにとのお言葉がある》(昭和46年10月8日)

■日蘭関係(ウィキペディア参照)

 1942年(昭和17年)3月に日本軍はオランダの植民地だったジャワ島内で連合軍82,618名を捕虜とした。オランダ人兵士の一部は長崎の捕虜収容所に送られ、そこで原爆に被爆した。また、日本軍がオランダ人女性を強制連行し慰安婦にした白馬事件も起こった。終戦後、オランダは捕虜虐待などの容疑で多くの日本軍人をBC級戦犯として処罰した(連合国中で最も多い226人の日本人を処刑)。戦後も長らく反日感情は残り、1971年(昭和46年)に昭和天皇オランダを訪問した際には街中に「裕仁は犯罪者」という落書きが見られ、卵や魔法瓶が昭和天皇の乗った自動車に投げつけられ、手植え苗も引き抜かれるという事件があった。1986年(昭和61年)にはベアトリクス女王の訪日計画がオランダ国内世論の反発を受けて中止された。1989年(平成元年)の昭和天皇の大喪の礼の際も、多くの君主国が王族を派遣したもののオランダからは王族が葬儀に参列することはなかった。1991年(平成3年)に来日した女王は宮中晩餐会で「日本のオランダ人捕虜問題は、お国ではあまり知られていない歴史の一章です」と、この間の事情の一端について触れた。同年、海部俊樹*9首相がオランダ訪問した際には、戦没者慰霊碑に捧げた花輪が池に投げ捨てられており、いかに反日感情が根強かったかが窺える。しかしその後、戦後50年にあたる1995年(平成7年)に出された村山談話をきっかけに「平和友好交流計画」が決められ、アジア女性基金による償い事業などの実施により、オランダ国民の対日感情も和らいだ。日蘭交流400周年を記念して、2000年(平成12年)に今上天皇が訪問した際には、オランダのテレビ番組で献花の様子が放映され、昭和天皇の訪問のときとは打って変わって熱烈な歓迎を受けた。

んだそうです。

 ちなみに「オランダ昭和天皇、卵」でググったら、井沢満*10とか言う「昔はある程度活躍していた脚本家だったが今やあまり見かけない」プロ右翼活動家が

https://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/1bce58df7abf1a5c325cbb7ab35e6132

■井沢満ブログ『オランダの反日について』

 いわゆる戦犯として処刑した数もオランダが一番多いし、中には明白に無実のお方もいらっしゃる。

 あまりの理不尽さに高松宮様が、ユリアナ女王に助命嘆願を申し入れたが、女王は聞く耳持たず。

 昭和天皇オランダご訪問時には、お車に生卵と鉄製の湯たんぽが投げつけられ、崩御された時に王族が来ない無礼を示したのは、(ボーガス注:王族がいる国では?)オランダだけである。それは忘れまい。

 ベアトリクス女王来日の際には、今上天皇主催の晩餐会の席でオランダ人捕虜や抑留者が過酷な扱いを受けたとスピーチ

 晩餐会の席で、である。

 そして、「お国ではあまり知られていない歴史の一章です」と、いやみったらしく付け加えた

 賠償金を得るための言いがかりに近いと私は思っている。

 事実女王のこの発言の後、日本からオランダへ賠償金*11が支払われた。

 高山正之*12は「新国王も、宮中晩餐会の席上でカネを要求するだろう」と書いていらした

なんて駄記事を書いていたのを見つけて、吹き出しました。しかし井沢ぐらいじゃないですかねえ、こういう事を書くのは。小生が知る限り他のウヨ(例:櫻井よしこ)で「オランダは反日だー」とか見たことがない。たぶん「中韓以外、皆親日国」つうデマを維持するためにそうなんでしょうけど。

 ああ、でも「正定事件」がらみではよしこは「殺されたオランダ人神父は日本軍が殺したんじゃない、濡れ衣だ」とオランダを悪口してましたね。

 そういえばオランダ反日感情と言えば以前、拙記事

■「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(3/13分:ミスター卓球・荻村伊智朗の巻)(追記・訂正あり)

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170313/5064208022

で紹介しましたが

http://zip2000.server-shared.com/ogimura.html

ピンポン外交で世界を変えようとした男 :荻村伊智朗

世界選手権ユトレヒト大会1955年>

 オランダでのこの大会でも日本チームへのブーイングは続いていました。インドネシアなど南太平洋の植民地をオランダは日本軍に奪われ、多くの兵士が殺されただけにオランダ人の反日感情は激しいものがありました。ただし、この大会でひとつの事件が起き、それがその後の荻村の人生に大きな影響を与えることになりました。

 ハンガリー対日本の試合で、右手に障害をもつセペシという選手がボールを追って、日本チームのベンチに突っ込んでしまいます。その時、日本の選手たちは身をよけるのではなく、あえてセペシ選手の下敷きになり彼が怪我をしないように対応したのです。

 この場面でオランダ人の観客は日本チームの行為に大きな拍手を送り、翌日の新聞も大きく取り上げて、大きな話題となりました。この後、大会期間中の日本チームへのブーイングは明らかに減っていったといいます。帰国後にその事実を知った荻村は、後にこう記しています。

「”スポーツ外交”というか、”民間外交”の果たす役割が大きなものであること、自分たちもその役割をになっているのだということを、心にしみて感じたのはこのときです。卓球を続けることに、またもう一つの生きがいをおぼえたのでした」

なんて話もありますね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30680810Y8A510C1SHB000/

■日経『平成の天皇と皇后 友好と気配りの訪中』(編集委員 井上亮)

 宮内庁式部副長として両陛下訪中に同行した苅田吉夫さん(81)は当時の状況を語る。

 最大の焦点は歓迎晩さん会での天皇陛下のお言葉。「わが国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました」と日中戦争に触れ、「私の深く悲しみとするところ」「このような戦争を再び繰り返してはならないとの深い反省」などの言葉が並んだ。

 苅田さんは「私の知る限り、お言葉に関して中国側との事前の打ち合わせはなく、むしろ国内向けに気を使う面が多かったと思う」と言う。訪中が天皇の「謝罪の旅」になることに反発する世論が根強かった。

 「1972年に国交を結ぶ際の『日中共同声明』の内容を超えない範囲で、象徴としての立場から陛下のお気持ちが伝わるようにする」という方針で文案が練られた。

 晩さん会でのお言葉のあと席に戻られた陛下に対し、楊尚昆国家主席は「温かいお言葉をありがとうございます」と述べ、和やかな雰囲気で食事が始まった。

 北京、西安*13、上海の3都市を巡る6日間の旅は友好ムード一色に染まった。しかし、その後の日中関係は歴史や尖閣諸島の領有問題などでぎくしゃくする時期が続いた。

 それでも苅田さんは「日本はすべての国と友好関係を築くのが基本。一番近くの大国であり、歴史的に関係が深い中国に天皇が行かないわけにはいかない。訪問は必要なことだった。今振り返っても、あの時ほど気持ちよく行けた時期はその後はなかっただろう」と話している。

https://www.asahi.com/articles/ASKBR7X1VKBRUTFK02Q.html

朝日新聞『天皇訪中、保守強硬派の反発 当時の官邸は説得に半年余』

 1992年、天皇陛下の訪中をめざした宮沢喜一*14内閣が直面したのは、国内の激しい反対論だった。首相官邸幹部らが異例の「保守強硬派対策」に乗り出し、半年余りかけて訪中決定にこぎ着けた。

 天皇陛下の訪中計画が動き出したのは、92年1月だった。宮沢内閣の渡辺美智雄*15外相(故人)が北京で銭其シン(チェン・チーチェン)外相(故人)と会談し、天皇訪中について「累次にわたる招請を多とし、政府部内で真剣に検討する」と踏み込んだ。同年10月下旬の日程も極秘に示された。

 天皇訪中は昭和天皇時代からの懸案で、日本政府には「天皇訪中により、日中間の戦後処理を完結させたい」との思いがあった。

 国内の保守強硬派はいっせいに反発した。藤尾正行*16・元文相(故人)は自民党総務会で「天皇陛下が政治に巻き込まれる恐れがある」と反対を表明。3月末には「天皇陛下のご訪中延期を願う国民集会」が開かれ、天皇の政治利用につながる▽中国は日本の教科書記述*17や首相の靖国参拝*18に干渉した▽天安門事件以降、人権抑圧を強める中国への訪問は世界各国から誤解を招きかねない――などとして訪中反対を決議した。5月には「日本会議」の前身である「日本を守る国民会議」などの代表者らが、宮沢首相(故人)に反対を申し入れた。底流には「朝貢外交になる」との反発もあった。

 宮沢、渡辺ミッチー、藤尾と名前が故人ばかりですね。まあ極右の藤尾(中曽根派)なら当然反対するでしょう。ただし「宏池会の宮沢氏」はともかく「中曽根*19の子分」である渡辺氏が訪中支持なのは興味深い。まあ、この訪中については親分・中曽根も賛成だったと思いますが。同じウヨでもそのあたり「中曽根や渡辺」と藤尾は違うわけです。

https://www.asahi.com/articles/ASLBC63DKLBCUTIL03X.html

朝日新聞『侍従に脅迫電話、逆風の天皇訪中』

 「言論の自由民主主義社会の原則であります」。

 1992年10月15日。中国訪問の出発を8日後に控えた記者会見で、天皇陛下はこう述べた。日本国内の保守派などから訪中に反対する声が出ていたことについての質問に答えた。

 「中国訪問に関しては種々の意見がありますが、政府はそのようなことも踏まえて真剣に検討し、決定したと思います。私の立場は、政府の決定に従って、その中で最善を尽くすことだと思います」

 言葉の端々から、中国訪問の実現が難しかった背景事情がにじむ。

 当時、自民党内の保守派には「天皇の政治利用だ」と反対する意見が強かった。彼らを説得するため、橋本恕(ひろし)・駐中国大使(当時)は何度も帰国し、有力政治家らを回った。訪中を実現させたい宮沢喜一首相(当時)の命を受けてのことだった。92年夏に外務省アジア局長に就任した池田維(ただし)さん(79)も「何としても成功させなければ」との強い思いで奔走。自宅周辺を警察官が24時間警備する態勢が1カ月続いた。侍従だった手塚英臣さん(84)の自宅には、夜に何度か脅迫電話がかかってきた。

 もちろん天皇訪中は「天皇が日中友好を守った」とか「天安門事件被害者を見捨てた」とかそういうことではない。

 天皇は「私の立場上、政府に従うしかない。政府が決めれば、明らかな違法行為とか、私の生命の危険があるとかよほど酷いものでない限りどんな内容でも従わざるを得ない。訪中してくださいと言われれば訪中するしかない。訪中について私があれこれ評価することはできない」としかいわないでしょうね。 

 実際、「上の朝日記事にも書かれていますが」訪中決定当時の宮内庁記者クラブ記者会見

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gaikoku/gaikoku-h04-china.html

■宮内庁『中華人民共和国ご訪問に際し』(平成4年)

■問3

 今回の訪中をめぐりましては,内外に様々な反対意見もありました。この点について陛下のお考えをお聞かせ下さい。

天皇陛下

 言論の自由は,民主主義社会の原則であります。この度の中国訪問のことに関しましては,種々の意見がありますが,政府は,そのようなことをも踏まえて,真剣に検討した結果,このように決定したと思います。私の立場は,政府の決定に従って,その中で最善を尽くすことだと思います。

■問5

 韓国訪問は皇太子ご夫妻時代に一度延期になり,その後,廬泰愚大統領から招請もありましたが,陛下はどのようにお考えでしょうか。

天皇陛下

 韓国は日本と極めて近い隣国であります。近年,そして長い交流の様々な歴史があります。近年,協力の関係が進み,友好関係が深められてきていることは喜ばしいことと思います。私の訪問に関しましては中国の場合と同じく,政府の決定に従うものであり,そのような機会があれば,心を尽くして務めていきたいと思っております。

という「政府の決めたことには従うしかない役職が天皇です。政府が私の訪中を決めれば訪中するし、訪韓を決めれば訪韓するだけです。その政府が決めた枠の中で最善を尽くすだけです」という質疑応答がされてるわけです(なお、太字強調は俺がしました)。

 またこの訪中時の質疑応答では

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gaikoku/gaikoku-h04-china.html

■宮内庁『中華人民共和国ご訪問に際し』(平成4年)

■在日外国報道協会代表質問

■問8

 1970年代に日中間の国交が正常化されたとき,中国が戦争について公式の補償を放棄したことは,これは寛大な行為だと思われますか。

天皇陛下

 このことに関しましては,政府が関係する問題でありますので,お答えは差し控えたいと思います。

というやりとりもあります。基本的に現天皇は政治的発言は徹底的に避ける考えで動いています。

 なお、以上の文は「高世記事の本文を読まずにタイトルだけ見て書きました」。

 さて、以下は「本文を読んで書いた文」です。とはいえ「高世も滝田(竹本、以下すべて竹本)もあほや、天皇はそんな戦いはしとらん」という俺の高世、竹本批判の本筋は全くかわりませんが。やはり竹本本は「護憲のために闘う天皇」という与太だったわけです。

 きのう、竹本信弘さんに本をいただいたお礼の電話をかけた。声を聞くのは3年ぶりくらいか。

(中略)

 竹本さんの本『今上天皇の祈りに学ぶ』に話題が移り、なぜ天皇について書こうと思ったのかを尋ねた。2015年の「全国戦没者追悼式」での陛下の式辞と安倍首相の挨拶の落差に疑問をもったことが一つのきっかけだったという。

 「(陛下の)式辞の文章そのものは、ごく短いものでしたが、何度も練り直す作業のなかで仕上げられたのであろうことが察せられ、迫力を感じました。(中略)同時に安倍首相の挨拶もありましたから、両者の違いが際立ち、印象的でした。陛下はご自身の頭でお考えになったことを、ご自身の言葉で語っておられるのに対して、首相のそれは、自分自身というものをあらかじめ埒外に置いたうえで、美辞麗句を並べただけの、ただの独り言でしかない、そういう印象でした」

 ばかばかしい。会社勤めしてればわかることですが、この種のスピーチというのは天皇にせよ、安倍にせよ、誰にせよ「スピーチする本人」ではなく、「本人の意思を受けながら、スピーチライター(多くの場合、部下)が書くこと」が少なくありません。

 そうなるとスピーチ内容の「どこがスピーチする人間にとって大事で、どこがそうでもなかったのか」は部外者には全くわかりません。自分ですべて書いてるわけではないんですから。

 当然ながら

(陛下の)式辞の文章そのものは、ごく短いものでしたが、(ボーガス注:天皇陛下が?)何度も練り直す作業のなかで仕上げられたのであろうことが察せられ、迫力を感じました。

なんてことは全くわかりません。単に竹本がそう妄想してるだけです。

 竹本の妄想は極論すれば「我々の行為を天皇は褒めてくれるはずだ」と勝手に妄想して226事件を起こし、結果的に死刑になった陸軍青年将校と「天皇に対して自分に都合のいい妄想を勝手にしている」という意味では全く変わりません。

 つうか、http://blogos.com/article/128447/で安倍と天皇の式辞が読めますが、大して内容は変わらないと思いますが。竹本が、安倍の式辞をけなして天皇の式辞に感動する理由がさっぱりわかりません。竹本の妄想をわかることができるとも、わかりたいとも思いませんが。

 もちろん天皇は安倍ほどの非常識極右ではありませんが、少なくとも式辞の内容は大同小異です。

 かつて暴力による共産主義革命を呼号していた過激派の教祖が、「陛下」という言葉を使うのか、と感慨深いものがあった。安倍首相らの動きは憲法と民主主義を破壊するもので、天皇は逆に日本国憲法の精神を守ろうと闘っていると竹本さんは見ているようだ。

 そうですね。「高世の言う感慨とは違いますが」俺にも感慨がありますね。「暴力革命」「共産革命」を支持する立場にもちろん俺はありませんが、「元左翼の竹本がそこまで落ちぶれたのか。無残なもんだ。現天皇のどこが護憲のために闘ってるのか。そんな事実はどこにもない。天皇よりも故・翁長氏とか別の人間でも褒めたらどうなのか?」「そしてそんな竹本を高評価する元左翼の高世もそこまで落ちぶれ(以下略)」つう感慨はありますね。まあ高世の場合、極右・救う会と野合してる男だからそれ以前ですが。

 別に「暴力革命否定、共産革命否定」は天皇万歳じゃないでしょうに。

 今や「王政が廃止された」フランスイタリアにおいて「サルコジベルルスコーニなど保守派ですら国王制度復活を主張しないこと(まあ現実的に無理ですが)」でわかるように「日本はともかく」世界においては王政支持、不支持と「右か左か」は全く関係ないわけですから。

 英国においても「数の大小はともかく」王政廃止論はありますがそういう人間は仮に「左翼だとしても」必ずしも共産主義者ではないでしょう。ましてや暴力革命支持者ではない。

 『週刊ポスト』が、今年3月に第12代靖国神社宮司に就任した小堀邦夫氏(68)の天皇批判を報じた。彼はこう言ったという。

「陛下が一生懸命、(ボーガス注:サイパンやパラオなどで)慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん?。どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊(みたま)はないだろう?。遺骨はあっても。(中略)はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。」 

 さらに皇太子夫妻をも批判して、

 「もし、(ボーガス注:現天皇が)御在位中に一度も親拝なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」。「皇太子さまはそれに輪をかけてきますよ。どういうふうになるのか僕も予測できない。少なくとも温かくなることはない。靖国さんに対して」

 ウヨ連中が靖国を参拝しない現天皇夫妻、現皇太子夫妻を敵視してることはわかります。しかしただ「それだけ」ですね。ウヨ連中がそう敵視してるからと言って現天皇夫妻らは別に「政教分離原則の立場などから靖国批判をしてる」訳でも何でもない。

 竹本さんは、日本の伝統に基づく民主主義を実現すべきだと思い、宮本常一*20を勉強しているという。私と同じだ。

 「板垣退助らの自由民権運動秩父事件」「大正デモクラシー吉野作造民本主義普通選挙運動など)」「砂川闘争」「安保闘争」「いわゆる革新自治体」など過去の「日本の民主主義の歴史」を勉強するならまだしもなんで宮本常一なのか。わけがわかりません。

 なお、「自由民権運動」「大正デモクラシー」「革新自治体」でググったら最近のわりと入手しやすい本としては

自由民権運動

・井上清*21『自由民権』(2003年、岩波現代文庫)

坂野潤治*22『明治デモクラシー』(2005年、岩波新書)

・牧原憲夫『民権と憲法』(2006年、岩波新書)

・稲田雅洋『自由民権運動の系譜:近代日本の言論の力』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

・松沢裕作*23自由民権運動:〈デモクラシー〉の夢と挫折』(2016年、岩波新書)

・小池喜孝 『鎖塚:自由民権と囚人労働の記録』(2018年、岩波現代文庫)

大正デモクラシー

松尾尊兌*24大正デモクラシー』(2001年、岩波現代文庫)

成田龍一*25大正デモクラシー』(2007年、岩波新書)

・古川江里子『美濃部達吉吉野作造大正デモクラシーを導いた帝大教授』(2011年、山川出版社日本史リブレット人)

革新自治体

・岡田一郎『革新自治体:熱狂と挫折に何を学ぶか』(2016年、中公新書)

がヒットしました。

 また、今上天皇の思想形成に美智子妃の影響は大きいでしょうねと尋ねると、「それはもう・・・二人は一体ですよ」と竹本さん。私とかなり問題意識が重なっている。近く会ってみたい。

 高世や竹本の与太はともかく「まあ影響はある」でしょう。ただ美智子氏と結婚したときにすでに彼も成人男子ですからねえ。その時点でかなりの思想形成はされてるわけです。

 それはともかく、竹本と高世が会ったときに、また今回みたいなアホダラ文章が書かれるんでしょう。そのときはまた突っ込む予定です。


今上天皇に学ぶ「滝田修」

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181019

 たけもとのぶひろ『今上天皇の祈りに学ぶ』(明月堂書店)。おお、なつかしい。著者の竹本信弘とは、滝田修のペンネームで知られ、1969年「京大パルチザン」を結成、1971年の埼玉県朝霞駐屯地での自衛官殺害事件の共謀共同正犯*26として指名手配された。10年間逃亡の後、逮捕された、いわば過激派の教祖。「日本のゲバラ」とも呼ばれた。裁判では強盗致死の幇助*27で懲役5年の判決だった。

 実は竹本さん、私のバンコク駐在時代、うちに滞在していたことがある。かみさんによると「1ヵ月くらいいたはず」だという。いつの間にか、私は竹本さんに「兄弟」と呼ばれるようになっていた。

 「むかしのわしを解体する作業をやっとるんや」とも言っていた。すでに出所直後に『滝田修解体』(世界文化社)を出していたが、その自己批判を徹底していくというのだった。

 今回いただいた本は、今上天皇に「学ぶ」というのだから驚いた。

 やれやれですね。このように『左翼だった人間が天皇万歳の右翼に転向する様』は俺のような「天皇万歳じゃない人間」にとっては痛々しいもんがあります。

 天皇万歳が自己批判ねえ。まあ確かに「昔の自分は解体されてる」のでしょうが。ただ天皇万歳なんてこの人が書かなくても世間にあふれてるし(苦笑)。

 サウジアラビア政府を批判してきたジャマル・カショギ記者が、トルコにある総領事館で殺害された疑惑。なんとも恐ろしい話である。サウジとのビジネスで私的にも巨額の恩恵を受けているトランプ大統領は、「ならず者の殺害者」がやったなどと必死にサウジを擁護*28しようとするが、皇太子ら権力中枢の指図であることは間違いない。詳細も明らかになりつつある。

 さすがにサウジ批判する高世ですが、まあ北朝鮮に比べたらぬるいもんです。北朝鮮とは違って「打倒サウジ王政」「今こそサウジの民主化を!」「皇太子をICCに訴追しよう」「せめて皇太子を更迭(廃位)しろ」などとは言わないわけですから。

 しかしトルコが今回かなり情報をつかんでるようですが、「暗殺阻止」ができなかったんでしょうか?

 もし「カショギ氏に暗殺計画を通報するなど、暗殺阻止ができたのに、暗殺をネタにサウジを攻撃するために、トルコがあえてカショギ氏に警告もせず、何もせず暗殺を容認した」のだとしたら、それも恐ろしい話です。「殺人の共犯」も同然じゃないか。まあ一般的な共犯とは意味が違いますが。

【追記】

 なお、

https://jp.reuters.com/article/saudi-khashoggi-idJPKCN1MU00L

ロイター『サウジが不明記者の死亡認める 高官2人解任』

 サルマン国王は高官2人の解任を命令。解任されたのは、事実上の最高権力者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子*29の右腕とみられるサウド・カハタニ王室顧問と情報機関のナンバー2であるアハメド・アシリ氏。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3673267020102018MM0000/

■日経『サウジ、記者死亡認める 検察「総領事館で争いに」』

 サウジアラビアの国営メディアは20日、同国出身の記者で2日から行方が分からなくなっていたジャマル・カショギ氏が、トルコ最大都市イスタンブールのサウジ総領事館内で死亡したと報じた。サウジ政府は「カショギ氏は生きて総領事館を出た」という当初の説明をくつがえし、初めて館内での死亡を認めた。

 (ボーガス注:サウジの)検察当局は初期段階の捜査の結果として、カショギ氏は総領事館の建物で会った人物らと争いになり、死亡したと説明した。事件に関連してサウジ人18人が拘束され取り調べを受けた。

 サウジ当局は「事件の痛ましい展開」について深い遺憾の意を表明した。サルマン国王が事件に関わった可能性のある情報機関を再編するための委員会の設置を命じ、息子で事実上の最高実力者であるムハンマド皇太子を委員長に起用*30することも発表した。

 カショギ氏の死亡事件に皇太子ら主要王族が関与したことを否定する立場をつらぬき、事件の早期幕引きを求める立場とみられる。

 ムハンマド皇太子の側近で情報機関ナンバー2のアフメド・アシリ少将の解任も報じられた。米メディアはこれに先立ち、同少将に責任を負わせる形での事態収拾が検討されていると伝えていた。

ということで逃げ切れなくなったサウジがついに「生きて領事館を出た」という説明を撤回し「領事館内で死亡した」に説明を変えました。

 ただし

1)故意の殺人ではなく傷害致死

2)犯行実行者はサウジで処罰する(トルコには引き渡さない)

3)皇太子は黒幕ではない。したがって刑事処罰はもちろん政治的引責辞任もしない

ということでなんとか幕引きしたいようですがそううまくいくかどうか(追記:後にサウジは、トルコの批判に抵抗しきれず、故意の殺人であることを認め防衛ラインを『皇太子は無関係、だから皇太子の処罰はもちろん引責辞任しない』にまで下げてきました)。

 トルコはどうも「黒幕が誰かはともかく、故意の殺人である証拠」は確実に握ってそうですからねえ。先日の米国の対トルコ制裁措置には憤慨してるでしょうし、「口止め料」として、よほどのお土産を米国とサウジに要求するんじゃないか。

https://www.sankei.com/world/news/181020/wor1810200023-n1.html

■産経『サウジ「皇太子無関係」幕引き図るも…王位継承に影響必至』

 国王は2015年の就任以来、2度にわたり皇太子を交代させており、今回の事件でも交代はありえるとの観測が出ている。

 仏紙フィガロ(電子版)は18日付で皇太子の人選に関わる「忠誠委員会」が秘密裏に開かれたと伝えた。フランス24(同)は19日、ムハンマド皇太子の弟で現駐米大使のハリド王子のほかナエフ前皇太子らの名を候補に挙げた。米紙ニューヨーク・タイムズ(同)も18日付でサルマン国王の弟のアハメド王子らの名を挙げ、交代を求める寄稿を掲載した。

 在サウジの経済ウオッチャーは取材に、「国王にはムハンマド皇太子への王位継承に迷いが生じているかもしれない。少なくとも、継承の時期は遠のいたのではないか」と推測した。

 同皇太子が主導したとされる2015年からのイエメンへの軍事介入では、多額の戦費が財政を圧迫しているとされる。サウジは昨年以降、カタールと断交したほか、人権問題でカナダとも関係が悪化。昨年11月には同皇太子が主導して国内の有力王子や富豪らを汚職容疑一斉摘発するなど、強硬な政策が際立っていた。

 トルコはサウジが断交した後のカタールに食料を送って支援するなど、関係は良好とはいえず、捜査の進展次第ではサウジへの国際社会の批判が続く事態も予想される。

 今回の暗殺劇で、過去の皇太子の政策への批判(カタールとの断交やイエメン軍事介入など)とセットで「国内の反皇太子派が勢いづき」、欧米をなだめるためにも皇太子更迭(廃位)となる可能性が出てきました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3672595019102018EA6000/

■日経『サウジ疑惑が波及も 孫氏10兆円ファンド、岐路に』

 サウジアラビア政府に批判的な著名記者の殺害疑惑が、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が進める投資戦略に影を落とす可能性が出てきた。世界中でサウジと距離を取る経営者も出始める中、ムハンマド皇太子が後ろ盾の10兆円ファンドを抱える孫氏は難しい判断を迫られている。

 サウジを金主にファンドをしていた孫氏が「サウジの金を失うのは痛い」と批判を浴びても付き合いを続けるのか、はたまた「殺人国家に協力するごろつき経営者」呼ばわりを恐れて縁切りするかが気になるところです。

 国民に人権意識がない日本はともかく、欧米だと下手すると、サウジとの付き合いを理由に「ソフトバンクの大規模な不買運動」「銀行がソフトバンクへの融資を断る」なんてことにもなりかねません。

【追記終わり】

 ところで、この疑惑については、早くも14日に、イギリスフランス、ドイツの外相が共同で、「今回の事件を極めて深刻に受け止めている。何が起きたのか信頼できる調査による真相究明を行ったうえで、責任者を処罰しなければならない」との声明を発表し、サウジ政府に真相究明を求めている。

といったところで「サウジから石油買ってる手前」、

 国内外でお前らホニャララ政府はサウジ批判しろ、あんな政府批判ジャーナリストの暗殺が許されるか、しかも犯行場所が領事館って異常すぎるやろ、ってうるさいから批判したけど、さすがに黒幕の皇太子をトルコ警察に引き渡せとは言わへんから。おたくの国からは石油を買ってるし(なお、米国の場合、石油だけでなくサウジに米軍基地があるという恩恵もある)。でもせめて、北朝鮮拉致みたいに『末端の過激主義者の暴走だった』としてそいつをあんたらがサウジが処罰するか、トルコ警察に引き渡すかしないとおさまりつかへんやろ

つう話でしょうね。こうした英仏独の動きが無意味だとまでは言いませんが、高世ほど高評価はできないでしょう。

 こういう人権にかかわる重大事件では、わが日本政府はいつも沈黙である。情けない。

 中国のウイグル族弾圧もしかり。中国当局ウイグル人ら100万人もの少数民族を拘束しているとの疑惑だ。10月4日、欧州議会は、「中国・新疆ウイグル自治区ウイグル族とカザフ族に対する大規模な強制収容が行われていること」に関する緊急議案を審議し、中国政府による宗教の自由に対する抑圧を非難すると同時に、被収容者の即時解放を求める決議を採択した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、国際社会が中国政府に制裁を科すべきだと主張している。

 ヒューマンライツなんちゃらは無責任に中国経済制裁をほざいてるようですが、まあ「経済大国中国」が相手では現実問題無理ですね。それにしても高世は「日本政府はなぜウイグル問題でー、中国批判をしないのですかー」ですが、まあI濱Y子*31女史、M谷N子*32女史、福島香織、石平、産経なんぞは完全に「日本政府ウイグル問題での中国批判に及び腰なこと」から逃げてますね。

 彼らは「中国はウイグルへの対応は酷い」「国連やEU諸国が批判してくれてありがたい」「私も中国は許せないと思ってる」といっても、高世と違い、日本政府批判、つまり安倍自民批判は絶対にしません。

 ならM谷女史も過去の「ウイグル政治犯ガー、安倍元首相のおかげでー」を撤回するべきでしょうにねえ。最近では「安倍がウイグルのために何もしないために」安倍万歳はさすがにやめたM谷女史ですが、まだ公式には過去の安倍賛美は撤回してないと思います。まあ以前、彼女に「安倍の言動なんて舌先三寸じゃん(要約)」と批判ツイート*33を送ったら彼女にマジギレされた俺としては、「多分誰かが彼女に過去の安倍賛美を正式に撤回するように求めたらマジギレするんだろうな」と思いますが。

 日本政府は、中国に対して尖閣問題では抗議をする一方で、人権問題では何も言わない。日本政府自体が人権とは縁のない体質だから?

 もうこの政府は一日も早く取り換えたい。

 「?」マークいらんですね。アパルトヘイト南アとすら、地下資源目当てに付き合って「名誉白人称号を南アからいただいた日本」「1988年国連総会で名指しで非難された日本」に「人権なんて高尚なもん」があるわけないでしょう。「河野談話否定論、南京事件否定論に親和的」な安倍が特に酷いのは事実ですが、他の歴代自民総理だって大して立派じゃありません。

 まあ、それと「ウイグル問題であれ、なんであれ」中国批判して、10月の訪中(予定)を安倍が潰したくないんでしょうよ。反発した中国に「日中首脳会談を延期したい」といわれては安倍のメンツも丸つぶれです。


■共産の変心で「普天間」意見書見送りに

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181015

【追記】

 小生が「どうしようもないバカ」と見なして鼻で笑ってる反日本共産党分子のウスラ低脳(http://rsmp.seesaa.net/article/462436417.html)が「日本共産党は頭が固い」とか抜かしてて大笑いしました。そもそも日本のどこに移転するというのか?。ましてや、「沖縄の基地は押しつけられている、差別だ」というなら日本国内の移転先も「差別であってはいけない」わけです。

 「日本国内に沖縄の基地を受け入れてくれるところがあり、それは押しつけや差別でもない」。あり得そうにない話です。そうした「あり得そうにない話」を現実的でないとして批判する。何がどう悪いのか。むしろ「正当な行為だった」というのが小生の理解です。

 なお、このトンチンカン野郎に軽くつっこんでおきます。

共闘するとすぐに独自の理論が共闘プラットフォームに侵食してくる

 意味不明ですね。「口舌の輩」にすぎない小生は残念ながらリアルの政治経験は全くありません。しかしそれでもこの論理がとんちきであることくらいはわかります。

 共闘とは「ある固定的な共闘のフォーム」が自然にあり、「その共闘のフォーム」に各党があわせていくというもんではないでしょう。

 そうではなく話し合いで共闘のフォームがつくられていく。その共闘のフォームは固定的ではなく様々な要素によって適宜変化していく(もちろん各党が好き勝手な解釈でぶっ壊していいわけではありませんが)。

 従って「共闘後も様々な考えからいったんつくった共闘フォームについて異論反論オブジェクション(筑紫哲也風に)」が出てくることそれ自体は「自然なことであり何ら不当なことではない」。

 共闘を理由に異論を封じ込めようとする方がよほど「全体主義的」でしょう。

 問題は「異論が出ること」ではなく「異論に筋があるかどうか」でしょう。俺個人は今回の共産党の異論については筋があると思うわけです。まあ、最初から「こんなばかげた意見書」に賛同しなければあとで「サーセン」とわびることもなかったんですけどね。

 私は日本共産党とは結構近しい立場だと思うんですが、どうも一緒にやっていける気がしません

 やれやれです。「この人が共産党に近しいとはとても思えません」がそれはさておき。こんな非現実的な意見書に賛同することが「正当なことだ」とでも言うんでしょうか?。俺の方こそ「こんな非常識な連中と一緒にやってけるか(呆)」ですね。

 それこそこの方が信奉してるという「主体思想」の総本山・北朝鮮政府は「願望(国内でもいいから移設したい)を現実(国内移設の可能性はない)と混同してはいけない」というんじゃないですかね。

 まあ、まずは「ならば屏風の虎を出してください」じゃないですが「沖縄の基地を引き受けてもいいという自治体を出してください」ですね。そんな自治体が出れば俺も共産党も「今の意見」を改めるかも知れません。そもそも小金井市議会の意見書賛同議員は小金井市で引き受ける覚悟があるのかて話です(まあ「引き受ける」といったところで政府が移設するとも思いませんが)。

【追記終わり】

 沖縄問題に関する意見書が東京都小金井市議会で可決しそうになったのに、共産党の「心変わり」でお蔵入りになろうとしている。画期的な意見書だったので、とても残念だ。以下、東京新聞琉球新報の記事からざっと事態を説明する。

 沖縄出身で小金井市在住の米須清真(こめす・きよさね)さん(30)が、「沖縄に米軍基地が偏在している状況を変えるため、国全体で議論を起したい」と、市議会が国に対し移設の中止などをもとめる意見書を提出するよう陳情したことから話ははじまる。

 意見書は、辺野古への移転中止と普天間飛行場の運用停止を求め、さらに、基地問題への当事者意識を持ってほしいと、「普天間の代替施設は沖縄以外の全国すべての自治体を候補地とし、代替施設が国内に必要か否か国民的議論を行い、一地域への押しつけにならないよう公正で民主的な手続きで決定する」と盛り込んだ。このブログで、米軍基地を「引き取る」運動があることを紹介した。米軍基地を沖縄にだけ押し付けるのではなく、本土の我々も負担しましょうよというものだ。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180225

 この意見書はその方向に沿った議論を呼びかけるもので、非常に重要な問題提起をしている。米須さんは同様の意見書を国に提出するよう各地の議会に働きかける市民グループ「新しい提案実行委員会」の一員で、たった一人で市議会の各会派を訪ね、陳情の趣旨を説いて回ったという。陳情は9月25日の市議会で反対が自民党会派と無所属の6、公明が退席、共産党4人や旧民進党系会派3人など賛成13で可決された。

 ところが、共産党市議団がすぐに態度を変える。

《10月5日の本会議に先立つ議会運営委員会で、共産党小金井市議団の水上洋志市議が「陳情は沖縄以外の全国全ての自治体を等しく候補地とすることが明記されており、わが党の基本的立場と異なっている。陳情に賛成した共産党市議団の態度は間違っていた」と賛意を翻し、陳情者から提案された意見書にも賛成できないとの立場を明らかにした。その上で陳情者や賛成した市議らに陳謝した。》(琉球新報10月7日付)

 琉球新報は《共産市議が賛成撤回で「普天間」意見書見送り 東京・小金井市議会》という見出しの大きな記事で、この事態を取り上げた。陳情の提案者や関係者は、共産党の「翻意」を批判した上で「論点が浮き彫りになった」「沖縄の自由を奪っている構造が明らかになったのはとても重要だ」と指摘している。

 共産党のドタバタは、おそらく、いったん共産党市議団が賛成した意見書案を党中央がチェック、基地の移設先を「全国の自治体を候補地とする」という点に拒絶反応を起こし、市議団をどやしつけて土壇場で潰しにかかった*34のだろう。

 共産党の対応にはみな*35愕然としている。12月議会までに共産党が目を覚まして、採択への道が開けることを祈る。

 太字強調は俺がしました。

 「変心で見送り」というので共産支持者として「え、何かやらかしたの?」と不安だったのですが、むしろ「やらかしたが、正道に戻った」と知って一安心です。最初から「やらかさなければ」非常によかったのですが贅沢は言いません。

 「やらかした場合」、批判しようか、「無理矢理擁護しないまでも、支持者の端くれなので批判は自重するか」悩むところでした。

 小生は以前からこういう「引き取り運動」つうのは「馬鹿げてる」と思って、そういう記事も何度か書いてるのでこの意見書案とやらが画期的だとは全く思いません。「高世は、琉球新報はあほか」ですね。いや、高世は「拉致問題がらみでの言動を主たる理由として」前からあほだと思ってますけど。

 こんな意見書を可決したところで何がどうなるもんでもない。

 大体、こんなもん可決したら「じゃあ小金井で引き取ってくれるんですか?、米須さん、決議案に賛成した議員の皆さん?(自民政権や産経新聞など)」と絶対になりますよ。そのときに「イヤー、引き取る場所がないから」とか言って「引き取れない」のでは説得力がないでしょう。

 たぶん、小金井市で「引き取る」なんて気運が高まってる事実はない。

 それは

米須さんはたった一人で市議会の各会派を訪ね、陳情の趣旨を説いて回ったという。

という事実で明白でしょう。小金井市内に彼の賛同者が多数いるなら「たった一人」つうことはありえない。彼のバイタリティは評価しますが「たった一人で陳情」つう時点で「自分の主張は市民に支持されてない」と気づいてほしいもんです。言葉を選ばず言えば彼の行為は馬鹿げた行為です。

 もちろん「引き取る」といったところで、小金井への移転なんかあり得ませんが。

 共産が「改心したこと(変心ではない)」「正気に戻ったこと」も大変よかったと思います。

 まさに「過ちては改むるに憚ること勿れ」ですね。そもそもこんなもんに賛成しなければ「陳情者や賛成市議に陳謝」することもなかったのですが、こんなもんに本会議でも賛成したらそれこそ「全国の党員、支持者に陳謝する」羽目になっていたでしょう。

 本会議可決前の委員会可決を知って

・共産東京都連など党上層部から、『何であんなもんに賛成するのか、撤回しなさい』『あんなもんに賛成して党員、支持者に説明がつくと思ってるのか!』とお叱りがあったか

はたまた

・小金井の党員、支持者、あるいは全国の党員、支持者から『何であんなもんに賛成するのか、撤回しなさい』『あんなんに賛成するなんて許しがたい変節だ、このままでは次の市議会選挙で応援できない』などと抗議、反対の声があったか

はともかく「とにかくよかった、一安心」と思います。

 「野党共闘重視」なんぞで、こんなもんに賛成したらまさに黒歴史、汚点となっていたでしょう。まあ、それでも「この程度のこと」では俺は共産支持はやめませんが。他の野党は「俺の価値観」ではもっと酷いですからね。

 「自民党総務会長経験者、つまり自民出身の小池なんてよそ者にこびて、共闘相手の共産党、社民党などや市民団体どころか、党員、支持者に説明もなく、突然、無様な解党騒動なんかやらかす民進党」。まあ、これは、立民支持者は「立民は希望(現・国民民主)とは一線を画した」というのでしょうが、「入党したかったのに希望から『お前らなんかいらない』と仲間はずれにされてやむなく結党」「連合の解党圧力に抵抗しきれず、解党それ自体には反対しなかった」のだから俺は立民をそれほど評価していません。いや、「全く評価してない」わけではありませんが、「そんなもん結党する前に、解党に反対しろよ、抵抗しろよ」「お前ら連合から圧力かけられたらまた同じことやるんじゃねえのか」感がある。

 立民代表の枝野氏も「鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相」なので民主党政権時代の諸問題(例:「消費税増税しない」「沖縄米軍基地は県外移設する」「八ッ場ダムは中止する」など数々の公約の反故。こうした公約反故に反対した福島少子化等担当相(当時、社民党党首)の大臣更迭)には一定の責任もある。

 社民や自由は政策以前に共産に比べ支持率や選挙での得票数、議席数が低すぎる。もちろん自民、公明といった与党を俺は支持していませんし、「エセ野党維新」も論外です。そうなると共産しか残ってない。

 つうことで「熱烈共産支持者」には失礼ながら、俺の共産支持はかなり「消去法的」です。そういうことで「予想される周囲の反発」を無視してまで入党なんてことは「小心者の性格」もあって今してないし、今後もしないとは思います。とはいえ一応、支持者ではあります。拙ブログでの共産党機関誌「前衛」記事紹介くらいはやっていきたいと思います。

以下は琉球新報の訴え。正論だと思う。

《米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の中止を掲げ、国内全体で議論する必要性を訴えた陳情に伴う意見書提案を小金井市議会は見送った。いったんは陳情に賛成した共産党会派が賛意を翻す異例の事態となったからだ。陳情を採択した議会としての責任も問われる。沖縄の基地負担を自分の事として考える全国的な動きの先駆けとして注目されていただけに、賛成撤回はその流れに逆行していると言わざるを得ない。

 内閣府の世論調査によると国民の77・5%が日米安保は役立っていると答え、81・9%は日米安保と自衛隊で日本の安全を守ると回答している。

 繰り返しますが「高世と琉球新報はあほか」ですね。

 本当に日米安保は「日本の防衛に役立ってる」のか。「自衛隊だけでは国防できない」のか。たぶん「日米安保を評価する」つう国民の大多数にはそんな「きちんとした考えはない」でしょう。

 「よくわかんないけど、俺の支持政党の自民党が必要だと言ってるから必要なんじゃないの?。え、自民支持の理由?。別に日米安保は関係ねえよ。自民党の議員先生が国から予算ぶんどってくれたから」「『ならお前のところで基地を引き受けるのか?』だって?。嫌だよ、事故の危険性があるだろ。大体基地を移設する場所なんかねえよ」「沖縄に基地がたくさんあると言っても、沖縄に置く必要があるから、他の場所においては意味がないから、そうしてるんだろ。沖縄からなら台湾や北朝鮮に近いとか。よくわかんないけど」「大体、米国ともめたら厄介なことになるじゃん」つうのがほとんどの連中でしょう。

 まあ確かにそんな「ろくに考えもせず、『日本に米軍基地が必要だ』という連中」に「そもそも米軍基地など日本に必要なのか、自衛隊だけではだめなのか」と語りかけることはある意味むなしい気がします。とはいえそんな連中に「お前のところで引き取れ」といっても引き取るわけもない。大体、本土にだって横田や岩国などに米軍基地がありますが、それは高世のような「引き取れ」論はどう考えてるのか。「沖縄の負担を引き受けていて偉い」といって「岩国や横田に基地なんぞいらない」つう反対論は敵視するのか。あるいは「埼玉県朝霞市(キャンプドレイク)や入間市(キャンプジョンソン)の米軍基地撤去運動」「砂川闘争、内灘闘争」など、過去の「撤去に成功した」米軍基地反対運動は無意味だったのか。

 それも変な話でしょう。

 いずれにせよ「引き取る論」は「政治的是非」はひとまずおくとしても「実現性」という意味で何ら現実的ではありません。「そもそも米軍基地が必要なのか」論を愚直に訴えていくことこそが本道だと思います。

 翁長雄志*36前知事の提案に応え、全国知事会日米地位協定改定を要求した。

 地位協定の改定は悪いことではありませんが、それは「米軍基地の移設」とは別問題です。

 「仮に沖縄の基地を県外に移設しなくても、できること、すべきことがある。それが日米地位協定改定だ」という話です。

*1:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜第四次安倍内閣副総理・財務相

*2:首相、衆参両院議長、最高裁長官のこと

*3:広州市党委員会第一書記、全人代常務副委員長、国家主席党中央軍事委員会第一副主席、国家中央軍事委員会第一副主席など歴任

*4:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*5:北京市党委員会書記、鉄道大臣、安徽省党委員会第一書記、副首相、全人代常務委員長など歴任

*6:著書『ふたつの故宮博物院』(2011年、新潮選書)、『台湾とは何か』(2016年、ちくま新書)など

*7:外務省中国課長、アジア局長、官房長、オランダ大使、ブラジル大使などを歴任。著書『激動のアジア外交とともに』(2016年、中央公論新社)など

*8ウィキペディア「日蘭関係」によれば1971年に昭和天皇オランダ訪問してるそうなのでここは池田氏の勘違いでしょう。

*9:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*10:代表作としてNHK連続ドラマ小説『青春家族』(1989年、清水美沙主演)、『外科医有森冴子』(1990年、三田佳子主演)など。なお井沢姓だが「右翼活動家の井沢元彦」とは別に関係はないようです。

*11:おそらくアジア女性基金による元慰安婦への金銭支援のこと

*12:元産経記者。著書『白い人が仕掛けた黒い罠:アジアを解放した日本兵は偉かった』(2011年、ワック)、『高山正之が米国・支那・韓国・朝日を斬る』(2013年、テーミス)、『アジアの解放、本当は日本軍のお陰だった!』(2014年、ワック文庫)、『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』(2017年、徳間書店)など

*13:陝西省の省都

*14:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*15福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相、自民党政調会長(中曽根、竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任

*16:自民党政調会長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣文相など歴任

*17:いわゆる宮沢官房長官談話が出された1982年の教科書問題のこと

*18:中曽根首相の参拝のこと

*19:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*20:著書『山に生きる人びと』(2011年、河出文庫)、『生きていく民俗:生業の推移』(2012年、河出文庫)、『日本人のくらしと文化:炉辺夜話』(2013年、河出文庫)、『イザベラ・バードの旅 『日本奥地紀行』を読む』(2014年、講談社学術文庫)、『海に生きる人びと』(2015年、河出文庫)、『辺境を歩いた人々』(2018年、河出文庫)など

*21:著書『日本帝国主義の形成』(2001年、岩波モダンクラシックス)、『明治維新』(2003年、岩波現代文庫)、『日本の軍国主義』、『天皇の戦争責任』(2004年、岩波現代文庫)など

*22:著書『未完の明治維新』(2007年、ちくま新書)、『西郷隆盛明治維新』(2013年、講談社現代新書)など

*23:著書『重野安繹と久米邦武:「正史」を夢みた歴史家』(2012年、山川出版社日本史リブレット人)、『町村合併から生まれた日本近代 明治の経験』(2013年、講談社選書メチエ)、『生きづらい明治社会:不安と競争の時代』(2018年、岩波ジュニア新書)など

*24:著書『滝川事件』(2005年、岩波現代文庫)など

*25:著書『司馬遼太郎の幕末・明治』(2003年、朝日選書)、『近現代日本史と歴史学』(2012年、中公新書)など

*26:つまりは実行犯じゃないと言うことですね。通説判例は共同共謀正犯を認めますが、「刑法に明文規定がない」「えん罪を招きかねない」「明文規定がある教唆犯でも処罰できる」ということで否定説も有力です。

*27:結局、致死ですから「殺人」ではなく「幇助」ですから「共謀共同正犯」ではないわけです。

*28:サウジに米軍基地があること、サウジが重要な石油産出国であることを考えればヒラリー大統領でも大して状況は変わらないでしょう。「トランプだからサウジかばってる」つう話ではない。

*29:第一副首相兼国防大臣兼経済開発評議会議長

*30:黒幕の疑いがある人物を調査委員長とは実に世間をなめています。

*31:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など

*32:著書『中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など

*33:ただし今はアカウント停止されてるのでツイートできません

*34:高世の勝手な決めつけですね。小金井市の党員、支持者、あるいは全国の党員、支持者が抗議したとなぜ考えないのか。結局「上意下達」云々で共産に悪口したいだけなのでしょう。まあ、仮に「党員、支持者の反対」でも高世は「頭が固い」と言い出すのでしょうが。

*35:高世のような連中は、ですね。皆ではない。俺はむしろ歓迎しています。

*36:那覇市議、沖縄県議、那覇市長を経て沖縄県知事

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/16 19:53 何回も同じことを書きますが、現在自衛隊はともかく米軍基地を移設もしくは新設していいという自治体はありませんし、今後出てくる見込みもありません。日本政府だって本土のどこかに米軍基地を新設あるいは移設しようとは主張していない。そういう現実を前に、何を高世はふざけたことを書いているのでしょうか。本土移設なんて、見込みがあるのかよと聞いたら、この人(たち)はどうせ「だからそれを実現するように運動する」としか答えないでしょう。そういうことがありなのかと私は問ているのです。

>「熱烈共産支持者」には失礼ながら、俺の共産支持はかなり「消去法的」です。そういうことで「予想される周囲の反発」を無視してまで入党なんてことは「小心者の性格」もあって今してないし、今後もしないとは思います。

私も社会党(社民党)がいま強ければ、たぶんそっちに投票しています。私もとても党員になろうとは思いません。しかし現在私は共産党に大変期待しているし、また現在の共産党の野党連合とかへの取り組みは支持しています。連合とかには怒りしか覚えせんね。私も一応連合系の労働組合員ですが。

>たぶん「日米安保を評価する」つう国民の大多数にはそんな「きちんとした考えはない」でしょう。

私はもちろん、日米安保なんて全く不要だと思いますけどね。教授はまた考えが違うのでしょうが、米軍基地が完全撤退し日米安保条約が破棄されたところで、日本の安全保障に特に障害はないでしょう。

それにしても高世はともかく琉球新報がこんなこと書くかと思いますが、でも沖縄のメディアとしては、本土の人間がそういうことを議論するだけでもうれしいんですかね。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/16 20:22 id:Bill_McCrearyさん
>そういうことがありなのかと私は問ているのです。

 ですよねえ。国内移設があり得て、かつそれが「沖縄のような差別ではなく、引受先も納得してる(沖縄差別を口にしながら、本土の自治体への差別ならいいというのは筋が通らないでしょう)」なんてケースがあるのか。
 まず、ご指摘の通り、そもそも国内移設の可能性自体が低いですよね。

>何を高世はふざけたことを書いているのでしょうか。

 とはいえ高世を信じれば琉球新報も似たり寄ったりの愚論を書いてるようですが。とはいえ「精神的に追い詰められてるであろう沖縄人」として高世よりは同情の余地があるかとは思います。

>連合とかには怒りしか覚えせんね。私も一応連合系の労働組合員ですが。

 ですよねえ。正確に言えば「連合主流のUAゼンセンなどの旧民社・同盟系」ですが、とはいえ、「旧民社の無法を阻止できない」という意味では「旧社会党・総評系」も「罪は軽い」にせよ、無罪とは言えないでしょう。

>米軍基地が完全撤退し日米安保条約が破棄されたところで、日本の安全保障に特に障害はないでしょう。

 全く同感ですね。旧ソ連健在時においてすら「日本防衛という意味で不可欠だった」とは俺は思いません。
 とはいえ「イタリアやドイツなどにも未だに米軍基地がある」という意味では「日本ほど酷くない」にせよEU諸国もどうしようもねえなと思いますが。イタリアやドイツなどに米軍基地がなければ、ロシアが攻めてくるのかといったらそんなことないわけですから。

>本土の人間がそういうことを議論するだけでもうれしいんですかね。

 うれしがるようなことなんですかねえ。訳がわかりません。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/21 08:07 >滝田修

滝田氏(竹本氏)は、自衛官刺殺事件に連座しましたが、あれは警察のでっち上げだったみたいですね。そういうたぐいの話は、川本三郎著『マイ・バック・ページ』に書いてありますので、面白い本ですからよろしかったらどうぞ。川本も、この事件の犯人をかばって、朝日新聞を懲戒解雇、逮捕、起訴、執行猶予のついた有罪判決を受けています。彼にとってもすさまじい挫折だったでしょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9C%AC%E4%B8%89%E9%83%8E

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%9C%AC%E4%BF%A1%E5%BC%98

ご当人についていえば、自分の過去にいろいろ反省するところはあるんでしょうけど、ローザ・ルクセンブルクを肯定的に評価している(いた)人が、さすがに天皇をそんなに肯定しなくたっていいじゃないですかねえ(苦笑)。それにしても氏と高世はけっこう深い付き合いがあったんですね。意外。高世もかつては、滝田氏にあこがれた時代があったのでしょう。

> ならM谷女史も過去の「ウイグル政治犯ガー、安倍元首相のおかげでー」を撤回するべきでしょうにねえ。最近では「安倍がウイグルのために何もしないために」安倍万歳はさすがにやめたM谷女史ですが、まだ公式には過去の安倍賛美は撤回してないと思います。まあ以前、彼女に「安倍の言動なんて舌先三寸じゃん(要約)」と批判ツイート*8を送ったら彼女にマジギレされた俺としては、「多分誰かが彼女に過去の安倍賛美を正式に撤回するように求めたらマジギレするんだろうな」と思いますが。

ありましたねえ、そんなこと。あれほんと無様で無残でしたね(苦笑)。あれ尚子女史は、安倍のおかげで釈放につながったってはっきり明言しましたからね(呆れ)。それが事実なら、そのプロセスを教えろ、安倍がそういうことをいましないのはどういうことだよ、です。まーったくどうしようもない。

>誰かが彼女に過去の安倍賛美を正式に撤回するように求めたらマジギレする

でしょうね。まったくどうしようもない。ほかはともかくこの件については、しょせんチベットキチガイでしかない教授や、無名素人でしかない野原さんや拙ブログへのコメンテイターより、ウイグル研究家である尚子女史は際立って悪質だと思いますね。つまりはデマを拡散して、その責任を今日まで逃げているんですから。総合すれば、教授よりは彼女のほうがはるかにまともだと思いますが、この件については許しがたいデマ屋ぶりです。

> まあ、それと「ウイグル問題であれ、なんであれ」中国批判して、10月の訪中(予定)を安倍が潰したくないんでしょうよ。反発した中国に「日中首脳会談を延期したい」といわれては安倍のメンツも丸つぶれです。

それで靖国神社も閣僚は誰も参拝しませんしね(苦笑)。それで右翼の連中は、安倍批判は控える。いつもながらてめえらどんだけ安倍に甘いんだよとは思います。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/21 21:24 id:Bill_McCrearyさん
>さすがに天皇をそんなに肯定しなくたっていいじゃないですかねえ(苦笑)。

 ですよねえ。米長の無茶ぶりを交わした態度などはそれなりに評価できるとは思いますが、所詮彼には政治権限がないですからね。そういう発言はできない結果、「毒にも薬にもならない無難な発言」しか結果的にできないわけです。天皇なんぞ評価するくらいなら、たとえば前川喜平氏の「安倍道徳教育への批判発言」でも評価してほしいもんです。で、当然ながら天皇にはそんな発言はできないわけです。

>デマを拡散して、その責任を今日まで逃げているんですから。総合すれば、教授よりは彼女のほうがはるかにまともだと思いますが、この件については許しがたいデマ屋ぶりです。

 全く同感ですね。ただI濱教授も「在日米軍がないと沖縄に中国が攻めてくる」とかその非常識さは相当なもんですが。

>いつもながらてめえらどんだけ安倍に甘いんだよとは思います。

 まあ「総裁候補に名が上がる」石破や石原、岸田に比べたらウヨ連中に安倍が近いから、つうことなんでしょうね。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/22 22:36 >憲法を守ろうと闘う天皇

こういう記事を書くってことは、高世って現在護憲派なんですかね。なら、荒木とか西岡みたいなキチガイと付き合うのはやめろです。

>なぜなら天皇はそんな戦いをしてないからです。「天皇は政治的行為ができない」という憲法規定上、そんなことはできないし、すべきでもない。

ということに尽きますね。天皇は政治的な発言をするわけにはいかないという最低の条件があります。まったく高世も無神経です。早稲田の法学部の院に行っているはず(修了してはいないかもですが)なのだから、それくらいの判断はつくでしょう。だいたい王とか天皇とか皇帝が政治に直接関与するなんてのは、現在ではアラブ諸国や最近名前の変わった旧スワジランドみたいな国に限られます。

ということを書いて思い出したのですが、高世はマジで日本の天皇にタイの国王のようなものを期待しているんですかね。それでは時代錯誤にもほどがあります。

> そんな人間の何が「憲法を守るために闘う」のか。お断りしておきますが俺は天皇や皇后、皇族に「護憲のために闘ってほしい」わけではありません。そんなことは彼らに期待できることでも、期待すべきことでもない。問題は高世が事実に反するデマを飛ばすことです。

全く同感です。

>宮本常一

また宮本ですか(苦笑)。ほんと高世って宮本が好きですね。民俗学者であって日本の民主主義と直接関係している人ではないでしょうに(さらに苦笑)。

ところで上のコメントの続き、補足ですが、尚子女史とか教授とか、教授の弟子のどっかの馬鹿とかid:noharra氏などは、都合が悪くなるとすぐ逆ギレしてめちゃくちゃな態度をとるのでまったく始末に負えません。たとえば私たちからの「ダライ・ラマやてめえらの焼身自殺への態度なんて、単なるお為ごかしじゃん」という指摘にろくすっぽ反論ができず、それでBill McCrearyは中国の連座制を支持しているなんていうまったくのデマかつ関係ない話をほざくのだから、ほんとにどうしようもないですね。さすがに先方も、あまりに説得力がないと考えたか、それ以降は当方へのデマは控えたみたいですが、それにしても悪質にもほどがあります。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/22 22:52 id:Bill_McCrearyさん
>荒木とか西岡みたいなキチガイと付き合うのはやめろです。

 ですよねえ。荒木や西岡に比べたらまだ安倍の方がましじゃないか。

>高世はマジで日本の天皇にタイの国王のようなものを期待しているんですかね。それでは時代錯誤にもほどがあります。

 ですよねえ。そもそも今のサウジなんか典型でしょうが、王国だとやばい人間がトップにつけば、ああいう恐ろしいこと(領事館内で反体制派を殺害)になるわけです。つうか、「北朝鮮の世襲を非難しながら日本の世襲をたたえる」つう高世の神経が理解できませんね。まあそういうのは高世だけでなく日本のウヨはたいていそうですが。

>全く同感です。

 同感頂きありがとうございます。

>さらに苦笑

 こういうのを「ひいきの引き倒し」て言うんでしょうね。

>Bill McCrearyは中国の連座制を支持しているなんていうまったくのデマかつ関係ない話をほざく

 どうしようもないバカですよね、あの男も。まあ、はてなブログからトンズラする程度の羞恥心はあったようですが。

2018-09-28

今日の産経ニュース(9/28分)(追記・修正あり)

| 21:58 |

■【正論】改元を機に紙幣の肖像を新しく 文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司

https://www.sankei.com/column/news/180928/clm1809280005-n1.html

・前回は、千円札は後藤新平*1五千円札与謝野晶子、一万円札は内村鑑三でどうだろうかと書いたが、今年が明治維新150年の年であることも考えて、違う顔ぶれを提案してみたいと思う。

・一万円札は、やはり西郷隆盛*2がふさわしいのではないか。今まで、明治維新に大きな役割を果たした人物としては、伊藤博文*3が千円札、岩倉具視*4五百円札板垣退助*5が百円札になったことがある

・(ボーガス注:内村鑑三の著書)『代表的日本人』は、西郷隆盛の後「上杉鷹山*6−封建領主」「二宮尊徳農民聖人」「中江藤樹*7−村落教師」「日蓮上人−仏教僧侶」となっているが、二宮尊徳はかつて紙幣の肖像になっている*8から、上杉鷹山五千円札中江藤樹が千円札でどうだろうか。

 前回にせよ今回にせよ単に「僕の好きな人間が紙幣の肖像になればいいなあ」程度の与太に過ぎないわけです。

 しかし後藤新平は「台湾統治の功績(台湾総督府民政長官)」かと思いますが、与謝野や内村はどういう理屈でしょうか?


■「旭日旗」掲揚自粛、日本は断固拒否 海自「要請は非常識」

https://www.sankei.com/politics/news/180928/plt1809280030-n1.html

 むしろ非常識なのは要請を拒否する海自の方だと思いますが

1)田母神が幹部になるほど極右な団体が自衛隊の上

2)安倍政権極右

なのでこういう挑発的態度になるんでしょう。うんざりします。安倍政権でなければ「わかりました、当面自粛しましょう」で終わる話でしょうね。何も向こうも「今すぐ廃止しろ、今後二度と使うな」とまではいってないわけですし。

 というか「戦前日本海軍と戦後海自は違うから」でこういう要請自体が来ないかもしれない。明らかに「安倍が首相だから来てる」つう面はあるでしょう。


■「週刊金曜日」新社長・植村隆*9リベラルジャーナリズムの灯火を消してはならない」

https://www.sankei.com/entertainments/news/180928/ent1809280017-n1.html

 正直「過去の911陰謀論記事」の件で週刊金曜日を「全否定はせず、それなりの価値は認めているが、それほどには評価してない俺」としては「うーん(手放しで喜べない)」といったところですね。

 もちろん植村新社長の下、そうした問題点が是正される可能性はあります。また今の右傾化する日本において金曜日以外に植村氏をまともに処遇するメディアがどれほどあるのか、つう問題もありますが。

平成5年創刊の「週刊金曜日」は定期購読部数が当初の5万部から1万3000部程度にまで落ち込んでいる

 正直、「売れれば正しい」訳でもなければ、「売れてないから間違ってる」わけでもない。売れ行きはそういう単純な論理では決まらない。

 また「それが部数減理由のすべてだとはもちろん言いません」が「911陰謀論記事で読者に失望されたことによる部数減」は結構大きいのではないか。「いい加減、あの記事を公式に訂正してくれ」と思うのですがね。

 係争中の訴訟の当事者である植村氏が、その記事を載せる雑誌媒体のトップとなることについて、「週刊金曜日」の小林和子編集長は「本誌が偏向報道をするのでは、との懸念をもたれる方もいる。当該裁判報道は、より冷静に、より丁寧に臨んでいく」と語った。

 むしろそれは、この裁判での産経に該当すると思いますけどね。植村氏に提訴された「桜井よしこ西岡力」に未だに産経コラム書かせてるわけですから。

 こういう質問をしたのってやはり産経なんですかね?。


新藤義孝*10会長、来夏の知事選「何としても勝ち抜く」 自民党埼玉県連大会

https://www.sankei.com/politics/news/180929/plt1809290013-n1.html

 「勝ち抜くて何、上田の対抗馬立てるの?」「まさか相乗りで勝ち抜くとは言わないわなあ」「でも結局、候補者が立てられなくて、自主投票にすらできず、上田支持表明で、上田の軍門に降るのと違うの?」ですね。まあ「あの高橋史朗を県教育委員長にした前科がある」極右・上田は俺も嫌いですが、とはいえ、「昔ならともかく」今の極右政党自民が立てる候補では期待できるとは思えませんが。会長だという新藤自体が

 2011年平成23年)8月1日、稲田朋美*11衆議院議員佐藤正久*12参議院議員と共に韓国鬱陵島へ向かおうとして、金浦国際空港で、韓国入管当局から出入国管理法第11条(「国益公共の安全が侵害される恐れがある場合」)に基づき、入国拒否処分となる(ウィキペ新藤義孝」参照)。

という札付きの極右ですし。

*1台湾総督府民政長官、満鉄総裁、第2次、第3次桂内閣逓信大臣(内閣鉄道院総裁兼務)、寺内内閣内務大臣外務大臣東京市長、第2次山本内閣内務大臣など歴任

*2:参議、陸軍大将、近衛都督

*3首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監を歴任元老の一人。

*4:外務卿、右大臣歴任

*5:第2次伊藤、第2次松方、第1次大隈内閣内務大臣

*6:米沢藩主

*7儒学者

*8:一時、「一円札」に使われた。

*9:著書『真実:私は「捏造記者」ではない』(2016年岩波書店

*10第二次安倍内閣総務相

*11第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相歴任

*12:第2次安倍内閣防衛大臣政務官を経て現在、第四次安倍内閣外務副大臣

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/09/29 18:07 和多田進氏や本多勝一氏同様、植村氏も、記者としての実力はともかく、雑誌社の社長に向くかどうかはちょっとどうかなとおもいます。が、なったのならなったで、サッカーの日本代表の監督同様ぜひ頑張ってほしいとは思います。

>「911陰謀論記事で読者に失望されたことによる部数減」は結構大きいのではないか。

ですよねえ。あれはひどいですね。トンデモ雑誌扱いされて仕方ない。本多氏は、真珠湾攻撃陰謀論を唱えていますから、やや陰謀論に弱い人なのかもです。いや、あれは本多氏とは関係ないのかもですが。

>こういう質問をしたのってやはり産経なんですかね?。

たぶんそうなのでしょう(苦笑)。

ところで明日の沖縄知事選ですが、ネットで公表されている世論調査その他を読んでいると、現状玉城氏が有利ではあるみたいですね。もちろん結果はわかりませんので、ぜひ玉城氏に勝っていただきたいと思います。沖縄に住民票のない私は、そんな程度のことしか書けません。どっかの馬鹿みたいな独立論なんてとんでもない話です。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/29 18:34 id:Bill_McCrearyさん
>ぜひ頑張ってほしい

 全くどう思いますね。

>あれはひどいですね。

 ですよねえ。

>玉城氏が有利ではあるみたいですね

 態度未定層があること、有利と言っても「圧倒的大差」ではなく若干の有利さに過ぎないことを考えれば油断はできませんが、「リードされてる」という報道よりはうれしいですね。県民でないので何もできませんが是非勝利してほしい。

>独立論なんてとんでもない話です。

 ですよねえ。是非はともかくカタルーニャにせよスコットランドにせよ、大抵の「独立論が盛んなところ」はそれなりの戦略と住民支持があるわけですが沖縄の場合、そうはいえないでしょう。

リベラルリベラル 2018/09/30 06:21 bogus-simotukareさん
>2011年(平成23年)8月1日、稲田朋美衆議院議員・佐藤正久参議院議員と共に韓国の鬱陵島へ向かおうとして、金浦国際空港で、韓国入管当局から出入国管理法第11条に基づき、入国拒否処分となる

どうでもいい話ですが、退去する際、この3人は「韓国のり」を持っていました(笑)
韓国が嫌いなはずでは?

2018-09-27

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/27分:無償化除外国賠訴訟・大阪高裁不当判決、ほか)(追記・訂正あり)

| 21:27 |

■独占告白!本田圭佑から届いたメッセージ〜朝鮮学校訪問の理由、愛国心とは、日本人であることとは〜

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimmyungwook/20181011-00100025/

リテラ本田圭佑朝鮮学校訪問と「自分の国しか愛せないのは違う」発言に称賛! それでもマスコミ圧力に怯え沈黙』

https://lite-ra.com/2018/10/post-4312.html

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimmyungwook/20181011-00100025/

 7月19日、本田は横浜市にある神奈川朝鮮中高級学校を訪れた。名古屋グランパスエイトでチームメイトだった在日コリアン安英学の招きを受けて実現したサプライズ訪問だった。

 予想もしなかったゲストの登場に、悲鳴にも近い歓声はしばらく止まなかった。

 熱烈な歓迎を受けた本田は、生徒たちの前で講演し、別れ際には色紙に“仲間”という文字を書き残して行った。

 しかし、日朝間には拉致問題など様々な問題が横たわり、朝鮮学校もそれと関連してネガティブなイメージを持たれてしまっているのが実情だ。

 普通であれば、訪問を敬遠するのではないか。だが、なぜ本田はこのタイミングで訪問を決意したのか。兄貴と慕う安英学のお願いとはいえ、そう簡単に決断できることではなかったはずだ。

 その本心を知りたくて、取材を申し込んだ。

 2週間後、本田のマネジメント事務所から返事があった。

「直接会って取材時間を作るのは難しいです。けれど、書面ならお答えできる可能性はあります」と。

■記者

 「朝鮮学校を訪問してから約3カ月が経ちますが、そこに至るまでの経緯について教えてください。名古屋グランパスでチームメイトだった安英学さんから連絡があったと聞きましたが、お願いされたときどのように思いましたか?」

■本田

「どうも思わないです。英学さんのことをヒョンニン(兄)と呼んで慕っているのですが、尊敬している人から『子供たちに夢や希望を与えてあげて欲しい』とお願いされた。夢や希望を与えることが本職の僕が断るわけがありませんよね。ワールドカップW杯)後で忙しかったのでスケジュール調整が一番大変でした(笑)」

■記者

「日本と北朝鮮の間には、様々な問題が横たわっていて、朝鮮学校訪問が自分にとって“マイナス”になると考えてもおかしくありません。その中で、なぜ行動に移せたのでしょうか。」

■本田

「自分の損得以上に大事なことだと思ったからです。そして抱えている様々な問題を解決していくためにも、そういった小さい努力の積み重ねが最も大事だと思っています」

■記者

朝鮮学校の生徒たちには、何を一番伝えたかったでしょうか。」

■本田

「僕が一番伝えたかったのは、両国の間に歴史として様々な事があったとしても、僕らが人である限り、“仲間”になれるんだ!ということを伝えたかったんです。そして少なくとも僕とヒョンニン(安英学)はそういう関係だということを伝えたかった。そして朝鮮学校を訪問することで、間接的に日本人にも同じことを伝えられればという想いがありました」

■記者

「本田選手は過去に在日コリアンの方などとの関わりはありましたか?もし、何かエピソードがあれば教えてください。」

■本田

「中学の時に在日の友人がいたので、一度、朝鮮学校の運動会を訪問したことが記憶に残っています。あとは大人になってからもそうですが、在日の友人が多かったです」

■記者

サッカーでは日韓戦になると両国とも熱くなりますが、実際に韓国と対戦した経験から、日本と韓国では気持ちの入り方は違うものなのでしょうか?

■本田

「いえ、僕は他の試合と変わりませんが、メディアが問題です。それを意識させるように必要以上に掻き立てることで、仲を悪くさせようとする。本当にこのメディアの問題というのは変えないといけません」

https://lite-ra.com/2018/10/post-4312.html

 本田はW杯が終わってまもなく、自身の移籍や社会活動などの多忙の合間を縫って朝鮮学校を訪問した。親交の深い名古屋グランパス時代のチームメイト・安英学(元サッカー北朝鮮代表)との縁で実現したというが、この訪問は新聞などのメディアにも、生徒たちにも事前に告知はなかった。当日、サプライズで登場した本田は、生徒たちからは大歓声で迎えられたという。

 いくら朝鮮学校出身(東京朝鮮中高級学校)の安との親交が深いといっても、「国の威信をかけて戦う」「サムライブルー」などとナショナリズムが扇動されるサッカー代表の中心であった本田が、しかも「朝鮮学校」という日朝関係の影響で日本中から差別と攻撃を受けている場所を訪問するというのは──こういうことをあえて強調したくはないのだが──周囲から様々な「リスク」として捉えられたであろうことは、想像に難くない。

 近年は、行政までが差別に加担するような状況になっている。第二次安倍政権下では、朝鮮学校高校無償化対象から除外すると表明。北朝鮮ミサイル問題を煽る安倍首相のもとで、各自治体による朝鮮学校への補助金停止が相次いだ。

 そうした政治姿勢に引きずられ、さらに、ネット右翼メディア、世論が一体となって朝鮮学校を攻撃する状況になっているのだ。しかも、その攻撃は朝鮮学校だけでなく、差別批判する冷静なメディア著名人にまで向けられるようになった。

 少しでも、朝鮮学校を擁護する(と受け止められる)言論は真っ先に非難・攻撃の対象として、「スパイ」「反日」などとレッテルを貼られるようになり、日弁連などが朝鮮学校に対する補助金停止に反対する声明を出すと、ネット右翼を中心に弁護士に対する懲戒請求が連発された。

 そういう意味では、芸能人やスポーツ選手が朝鮮学校について擁護的な発言をすることは、ほかの政治的発言以上に完全にタブー化している。

 そんななかで、本田は朝鮮学校を訪問し、しかも、その真意を隠すことなく、インタビューで語った。朝鮮学校の生徒たちに一番伝えたかったことを尋ねられて、こう述べている。

「僕が一番伝えたかったのは、両国の間に歴史として様々な事があったとしても、僕らが人である限り、“仲間”になれるんだ!ということを伝えたかったんです。そして少なくとも僕とヒョンニン(安英学)はそういう関係だということを伝えたかった。そして朝鮮学校を訪問することで、間接的に日本人にも同じことを伝えられればという想いがありました」(前掲の金氏によるインタビュー記事より)

 しかし普段は本田の言動やそれに対するネット上の反応など仔細に報じるテレビや全国紙が、この本田の朝鮮学校訪問とそこに込められた本田のメッセージを報じる様子はない。W杯直後という最も注目を集めていたタイミングだったにもかかわらず、本田が朝鮮学校を訪問した7月、その事実を報じたのは中央日報など海外メディアや一部のネットメディアだけで、全国紙やテレビは一切触れることはなかった。今回のインタビューでの発言についても、今のところ同様だ。

 リテラスポーツライター金氏の「本田への好意的評価」と「マスコミ日本政府への批判」には全く同感です。

 本来「過去にチームメイトだった知人・安英学の母校を訪問する程度のこと」が「勇気ある行為」になる現状はおかしいですが、本田の勇気をたたえたいと思います。


産経『「無償化排除は官製ヘイト前川喜平氏が朝鮮学校で講演』

http://www.sankei.com/life/news/181013/lif1810130040-n1.html

 元文部科学事務次官前川喜平氏(63)が13日、東京都江東区東京朝鮮第二初級学校で講演し、朝鮮学校高校無償化排除や補助金廃止の動きを「国が率先して行っている官製ヘイトだ」と述べ、差別だと指摘した。外国籍の市民が増える中、日本語教育と同時にルーツを教える民族教育*1が大切だと訴えた。

 文科官僚時代、高校無償化の制度設計に関わった前川氏は「朝鮮高校も対象として作業したが、排除された。他の外国人学校は対象となり、法の下の平等にも反する」と批判。生徒のアイデンティティーを形成する仕組みが必要だと強調し「少子化で日本は移民を受け入れなければ成り立たなくなる。外国人に日本語を教える仕組みは必須だが、同時に母語教育、民族教育も重要だ」と話した。

 全く同感なので紹介しておきます。もちろん彼には「官職在任中には保身のため、この件について沈黙していた」という限界はあります。また天下り引責辞任の問題もあります。しかしそれを割り引いても前川氏を俺は評価し、尊敬しています。


産経朝鮮学校無償化訴訟 27日に大阪裁判決 5件の同種訴訟で初の控訴審判決

https://www.sankei.com/west/news/180925/wst1809250033-n1.html

 「吉見義明氏や菅直人氏を不当敗訴させた」「アンチ北朝鮮なら何でもあり」な今の日本では不当判決が出そうで本当に不安で心配なのですが、どんな判決が出るにせよ「まともな判決が出てよかった、仮に政府が上告しても最高裁でも維持されることを望む」「不当判決で腹立たしい。最高裁で覆してほしい」程度の簡単な何らかのコメントぐらいはしたいと思います。

【追記】

■日刊イオ『大阪無償化裁判控訴審大阪朝鮮学園側の逆転敗訴』

https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/beff68eb536d7f9a33ab46c8d3fbe496

 ある程度、覚悟はしていましたが、ただただ「腹立たしい」「嘆かわしい」「恥ずかしい」ですね。日本の裁判所は権力の飼い犬なのかと呆れます。日本に三権分立法治主義はないのか。

 これ以上は特にコメントしません。

https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/beff68eb536d7f9a33ab46c8d3fbe496

 判決の詳細は明日以降、あらためて伝えたい。

という日刊イオ記事や朝鮮新報記事など気づいた記事を紹介したいと思います。「悪口雑言を書き連ねても*2むなしい気がする」し、部外者の小生が「適当なコメント」するよりその方がよろしいかと思います。

【以下、記事の紹介】

■レイバーネット日本『「朝鮮学校弾圧する安倍政権糾弾国際宣言」のご賛同のお願い』

http://www.labornetjp.org/news/2018/1538741554104staff01

 全く共感するので紹介しておきます。


産経朝鮮学校訴訟】「学ぶ権利はどうなる」敗訴の学校関係者怒り

https://www.sankei.com/west/news/180927/wst1809270078-n1.html

朝鮮新報『〈大阪無償化裁判〉1審勝訴を取り消す不当判決最高裁で逆転勝訴を、原告請求を全面棄却

日刊イオ

大阪朝鮮学園逆転敗訴の不当判決大阪無償化裁判控訴審

https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/285e92daf9db56768b0a839bc8479bbe

大阪無償化裁判控訴審判決の日に接した言葉たち

https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/ddd9a5412c159954fa2b3a01290ed6da

■朝日(社説朝鮮学校判決 学びの保障を最優先に

https://www.asahi.com/articles/DA3S13706216.html

https://www.sankei.com/west/news/180927/wst1809270078-n1.html

 判決後、学園側関係者5人が大阪市内で記者会見大阪朝鮮高級学校の卒業生、申泰革(シン・テヒョク)さん(26)は「朝鮮学校は自分たちのアイデンティティー肯定してくれる唯一の場所。自分を肯定して生きていくことを否定されたのと同じ」と悔しさをにじませた。

 1審判決は、司法が良心と法の支配に基づいて日本国差別行政を糾し、大阪朝鮮学園への指定を義務付け、生徒たちに就学支援金を支給するよう命じた画期的な全面勝訴判決だった。しかし、2審判決は一転して「行政訴訟において国側を勝たすために書かれた、典型的な結論ありきの判決」(金英哲弁護士)となった。

 判決は、両者の間に幹部レベルでの人事交流、財政的な支援、総聯傘下団体・事業体の教育への関与(傘下出版社が発行する教科書の利用など)があるという根拠を並べながら、朝鮮学校が「教育の自主性をゆがめるような支配を受けている合理的な疑い」があり、「就学支援金の管理が適正に行われないことを疑わせる相当な根拠があるということができる」とした。

 このことから、朝鮮学校教育基本法16条1項にいう「不当な支配」を受けている疑いがあるため、規程13条(適正な学校運営)適合性があるということはできず、文部科学大臣裁量権の逸脱又は濫用があるということもできないとして、不指定処分は違法とはいえないと結論づけた。また規程13条適合性が認められないことから、規定ハ号削除の違法性に関する争点を回避した。

 コメントしないと書いたんですが簡単にコメントしておきます。無茶苦茶ですね。過去の判決で公然とここまで「朝鮮総連がー」はないんじゃないか。そもそもそんなことが無償化除外なんて差別の理由になるのか。そもそも教基法16条の「不当な支配」というのに、朝鮮総連は該当しない、つうのは「過去の無償化除外正当化判決」においてすら当然の前提だったと思うのですがね。

 改正教基法16条の「不当な支配」条文の悪用の危険性は「改正前から危惧されていました」がここまで露骨に悪用するとは。

 何せ朝鮮総連は事実上の創立者ですからね。教育方針に仮に問題があろうとも創立者が何で不当な支配になるのか。

 一方で日の丸君が代押しつけのようなそれこそ不当な支配を容認するのだから心底呆れます。

法廷は一瞬、静まり返ったが静寂はすぐさま怒号に変わった。

「人間の心がないのか!」「恥ずかしくないのか!」

 過去の判決に比べても段違いでひどいですから怒号が飛ぶのも当然です。俺は部外者だから割と冷静に書いていますが、朝鮮学校卒業生とか当事者ならその場にいれば、短気な性格なので「ふざけるな」と多分怒鳴ってますね。

 こんなふざけた「結論ありきの忖度判決を書く裁判官に人間の心があるとは俺は思ってません。一言で言えば「人間のくず」です。お前らは何のために裁判官になったのか、といいたい。「高級公務員として単に経済的な意味でおいしい生活を送るため」か。

 ナチドイツスターリンソ連文革中国など(まあ例はこれらでなくてもいいですが)ではこうした裁判官はためらいなく、権力の無法に加担したでしょう。まあ、正直、かなり腹が立ってるのですが、この辺でやめておきます。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13706216.html

 一審の大阪地裁は、法廷で卒業生や元教員の声を聞き、学校生活のビデオも見て教育の実情を検討した。その結果、歴史的背景から朝鮮総連の援助は不自然ではないとし、授業に北朝鮮を賛美する内容があるものの、補助教材で多様な見方を教えているため「教育の自主性までは失っていない」と判断した。

 こうした生徒の立場に立った検証と判断が、司法に求められているのではないか。

 政府が6年前、朝鮮学校高校無償化の対象外とする方針を表明した際には、北朝鮮による拉致問題に進展がなく、国民の理解が得られないことを理由とした。日朝政府間で解決すべき問題と教育の機会保障とは、切り離して考えるべきだ。

 国連人種差別撤廃委員会は8月に懸念を示し、朝鮮学校の生徒を差別しないよう日本政府に求めた。この委員会を含めて国連機関から同様の勧告を再三受けているにもかかわらず、政府は応じないままだ。

 朝鮮学校の卒業生は日本の様々な分野で活躍しており、社会を支える一員である。教育政策で朝鮮学校を排除し続ける国の姿勢が、生徒や卒業生を含む在日社会への偏見や憎悪感情を助長しかねない。学校関係者はそう危惧している。

 政府無償化制度の原点に立ち返り、朝鮮学校も対象とするべきだ。

 朝日の社説には全く同感です。


産経【主張】朝鮮学校判決 不当な支配に公金出せぬ

https://www.sankei.com/column/news/180930/clm1809300001-n1.html

 そもそも総連は事実上の学校創立者ですからねえ。それを「不当な支配」というのは言いがかりも甚だしい。むしろ自民党政権日の丸君が代押しつけの方が「不当な支配」でしょう。

 かつ百歩譲って「不当な支配」だとしてもそれイコール「無償化除外オーケー」ではない。全く不当判決にもほどがあります。

 つうかこの理屈だと、理屈の上だと「皇學館大学神社本庁が不当な支配をー」「駒澤大学曹洞宗が不当な支配をー」とか、なりかねないんじゃないか。そういう意味でも到底容認できる判決ではない。

*1:これはもちろん在日朝鮮韓国人に限りません。静岡県浜松市群馬県太田市に多く居住しているという日系ブラジル人ポルトガル語教育など)しかり、在日華僑しかり、最近増加してるらしい在日ベトナム人しかりです。

*2:まあ小生はそんなに冷静な人間ではないのですぐに憤激しますし、そうなると頭が働かないのでろくなコメントが思いつきません。

2018-09-26

今日の中国関係ニュースほか(9/26分)(追記・訂正あり)

| 20:29 |

 中国ネタを中心にいろいろ書いていくことにします。

■産経『中国の輸入規制「緩和」「大きな朗報」宮城知事』

https://www.sankei.com/region/news/181030/rgn1810300046-n1.html

 産経のような極右でもない限り、中国ビジネスを無視するようなバカなまねはできないわけです。


■産経『訪中直後、偶然ではないモディ首相来日…安倍晋三首相、日印の絆見せつけ中国牽制』(力武崇樹)

https://www.sankei.com/politics/news/181029/plt1810290040-n1.html

 まあ強弁ですね。こんなことが牽制になるとは安倍も産経も思ってないでしょう。


■【一筆多論】中国と台湾の冷戦構造 河崎真澄

https://www.sankei.com/column/news/181029/clm1810290006-n1.html

 民進党筋は統一地方選をめぐり、「水面下の世論操作や資金供給を通じ、中国が台湾で巧みに、親中派の政党や政治家らを支援している」と語気を強めた。

 当然ながら何の根拠もあげないのではただの陰謀論であり、中国政府や親中派政党(中国国民党?)などへの誹謗でしかありません。そもそも発言者が「民進党筋」という曖昧な代物で「具体的な個人名や肩書きが出ない」時点で怪しいことこの上ない。「国民党の議席増と民進党の議席減」を恐れて今から予防線張ってるだけではないのか。

 なお「国民党に限らず」野党各党がどれだけ伸びるかはともかく、「与党・民進党の議席減」は間違いないとみられてるようです。

民主社会の世論を誘導して選挙に影響を及ぼす構図は、11月6日の米中間選挙で「中国が介入を試みている」とトランプ大統領が批判した状況に似ている。

 トランプのこうした主張については「事実無根」「共和党の敗戦濃厚な選挙結果をごまかしたい」「ロシアゲート批判について中国を持ち出してごまかしたい」とする見方がむしろ有力でしょう。

 総書記を含め3期目も、権力を手放す考えがないことは明白だ。

 とはいえないでしょうね。単に「レイムダック化を避けるために任期制限を撤廃したが、3期目は子飼いに譲る」つう可能性は当然あります。

 毛沢東やトウ小平に比べ実績の乏しい習氏

 AIIBや一帯一路は十分実績でしょう。


リベラル21『日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(1)』半澤健市

http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4544.html

 靖国神社秋の例大祭への閣僚の集団参拝はピタリと止んだ。安倍晋三が習近平に会いに行くからである。この「ピタリ」ほど、政治家のご都合主義と軽薄な信念を示すものはない。

 もちろん半澤氏は安倍政権の閣僚連中(首相の安倍含む)に靖国にいってほしいわけではないでしょう。しかしおっしゃるようにこれほど安倍政権の閣僚連中(首相の安倍含む)の無定見を示すもんはありません。

 連中は信念があって靖国に行ってるわけではおそらくない。日本会議の票がほしいから行ってるだけでしょう。しかし今はそんなことより「中国ビジネスを期待する財界の献金」がほしいわけです。だから靖国に行かない。


■産経【日中首脳会談】日中外交の転機となるか 中国の苦境見透かし、人権・東シナ海で懸念表明(原川貴郎)

https://www.sankei.com/politics/news/181028/plt1810280003-n1.html

 「安倍応援団」産経的にはそういうことにしたいのでしょうが「ウヨ支持層の手前」、安倍もそうしたことにある程度触れざるを得なかっただけの話でしょう。

 懸念表明が無意味だとまでは言いませんが産経が褒め称えるほどではないでしょう。まあ、本当は産経もそんなことはわかってるでしょうが。

 「競争から協調へ」「脅威ではなくパートナー」「自由で公正な貿易体制の発展」。

 安倍首相は「新3原則」と名付け、「これからの日中関係の道しるべとなる」とした。今後、中国が、「脅威」となる行動を取ったり、自由・公正な貿易を阻もうとした場合、この新3原則が「錦の御旗」となりえるからだ。

 酷い詭弁ですね。産経的には中国は「そもそもパートナーじゃない」「脅威でしかあり得ない」んじゃなかったのか。

 大体これは「お互いに守ろう」なんですから、中国だけでなく日本も縛るわけです。「中国を軍事的脅威として軍拡することは日本政府は自重すべきだ、新三原則の精神に反する」つうことになるわけです。


ツイッターいろいろ

福山和人

 日中首脳会談で「パートナーであり互いに脅威とならない」ことが確認されたことは重要だ。辺野古移設、改憲、軍備拡大などの口実に「中国脅威」論を都合よく利用することはもうできない。

 「できない」というよりは「政治道徳的に」「国家間の約束として」許されないというべきでしょうね。安倍だと平気で中国脅威論ぶちかまして訪中の成果を台無しにする危険性が否定できませんが。

 つうか、会談後なのに

■産経『石垣島駐屯地、年度内に着工 陸自、中国にらみ防衛強化』

https://www.sankei.com/politics/news/181029/plt1810290003-n1.html

なんて記事が出てますからねえ。事実なら全くとんでもない話です。そもそも石垣島において、「中国がー」なんてのは嘘じゃないのか。配備理由は全く別ではないのか。

福島香織

【訂正】安倍首相ウイグル問題を言及したのは李克強首相との会談です。ネットのvpn不具合で、報道をしっかりと確認できず、知人との会話で、聞き間違いしました。密かに期待していたので、期待が聞き間違いをまねいてしまいました。すみません!。やはり習近平さんには言えなかったかあ。

 「やはり」て(苦笑)。「福島さんの考えはなんとなく想像はつきますが、一応確認したいので。えーと『やはり習近平さんには言えなかった』の『やはり』とは具体的にどういう意味なんでしょうか?」と聞かれたら、福島もどう答える気なんですかね?

石平がリツイート

・take4

 安倍総理は総裁選等で世話になった親中派の二階俊博氏や経済界の人々に気を遣って、訪中して一帯一路に協力すると発言。

 「企業献金をくれる財界の要望(中国ビジネス重視)」はともかく、二階氏が親中派だの、二階派が総裁選で安倍支援しただのは、安倍の今回の訪中に全く関係ないでしょう。そもそも二階氏が親中派なのは財界の要望に応えてのことです。そして安倍の訪中は「5月の李首相訪日からの流れ」でしょう。

 そして二階氏以外の自民党派閥ボスだって、「安倍と対決した石破*1」も含めて、岸田*2にせよ、石原*3にせよ、麻生*4にせよ、誰にせよ反中国なんて輩はいないでしょう。

石平

 中国紙が1面で大きく報道したことは、要するに習近平政権からすれば、今回の安倍首相訪中において、中国側は大いに宣伝すべきほどの外交上の成果を上げたからだ。それに対し、日本側はこれと言った成果を何か上げたというのか。

■読売『中国紙、1面で大きく報道』

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00050083-yom-int

 中国の共産党機関紙・人民日報など各紙は27日、安倍首相と習近平(シージンピン)国家主席の会談を大きく伝えた。

 人民日報は、安倍首相と習氏、李克強(リークォーチャン)首相との各会談をともに1面で報道し(中略)た。

 「人民日報の報道」以前に、そもそも外交成果が期待できなかったら安倍の訪中を受け入れないでしょうからね。一方、外交成果が期待できなければ「安倍も訪中しない」わけです。結局のところ「安倍の考える成果」を石が成果と認めないだけの話です。

石平

 安倍首相の訪中は中国に良いこと尽くしの展開となった。中国を助ける通貨交換協定は再開され、「第三国市場での協力」の名目で日本は事実上一帯一路に参加。おまけに、安倍首相自身は習近平との会談では一帯一路を評価する発言をした。そこまで中国に迎合して関係改善する必要性は日本にあるのか?

 もちろん「安倍にとってはそうする必要性があるから、そうした」わけです。 

石平

 今日出演した(ボーガス注:大阪朝日放送の)「正義のミカタ」で、安倍首相が中国首相に対して(ボーガス注:ウイグルの?)人権問題を提起したことについて、「アリバイ作り」だとコメントしたが、これは軽率な批判だと反省して撤回したい。日本の首相は中国首脳にこの問題を提起しただけでも意義がある。安倍首相は言ってはいけなかったのは一帯一路への評価だ。

山際澄夫*5

・28日の朝日、産経は安倍訪中をともに高く評価しているが、〈友好の演出で足並みをそろえたことに意義〉とした朝日よりも、尖閣の守りが固まったわけでも、靖国参拝をしたわけでもないのに、〈中国の苦境見透かし〉と、日本の外交勝利のように伝えた産経に違和感を感じた。

天安門事件後、孤立する中国に手をさしのべたのも日本だった。世界が経済制裁を続ける中で、巨額の経済援助を再開した。その結果が、今日の中国の軍事大国化と覇権主義である。中国との友好演出は、日本国民独裁国家中国への警戒心を薄めさせることにもなる愚策だ。

・なぜ安倍首相は、中国支援に踏み切るのか。正気かと思われるほどの唐突感がある。経団連を批判して済む話ではあるまい。

安倍首相の中国訪問に経営トップ数百人が同行するという。キーワードは友好、関係改善。一帯一路への協力を打ち出し、パンダの貸与要請まで行う。中国の軍事大国化に協力し、感謝もされなかった対中ODAをやっと終了できるというのに、まだ懲りないのですか。

安倍首相は、中国にパンダの貸与を依頼するらしい。メディアは〈友好ムードが一層高まりそう〉(朝日)〈関係改善が高まりそう〉(時事)というが、中国は民主主義法の支配もないならずもの国だ。日本政府も友好ごっこで国民の目を曇らせるのはいい加減にしてほしい。

 石や山際にとって安倍訪中はよほど不快なようです。ただ他のウヨ連中(産経の阿比留、櫻井よしこ福島香織など)は、安倍を批判できず、ただただ、だんまりでしょう。しかし石みたいなごろつき極右を出演させるとは大阪朝日放送はどうしようもないですね。

 しかし「ならず者だー」つうなら領事館でヒットマン使って政府批判派を暗殺する「王国」サウジもいい加減「民主主義法の支配もないならずもの国」と思いますが、まあ、石や山際はサウジ批判なんかしないわけです。

Shoko Egawa

安倍首相の最大のメリットは、(ボーガス注:天皇訪中を決定した宮沢*6首相など)リベラルな政治家が日中関係改善しようとすると、妨害、非難、罵倒する人たちが、あべちゃんがやることならギャーギャー言わないことだ

 「5月の李首相訪日」「10月の安倍訪中」についてのウヨに対する痛烈な皮肉ですが全くその通りです。ウヨは石、山際、酒井信彦など一部例外しか安倍批判しませんから。おそらく阿比留、櫻井よしこ福島香織などは安倍批判しない。その一部例外も「安倍さんは酷い」とぼやくだけで、安倍に無視されて終了です。

 そういえば日中平和友好条約リベラル三木*7ではなく、タカ派の福田赳夫*8でした。

 米中国交正常化も「反共のはずのニクソン*9」でした(正式な国交樹立はカーター*10ですが)。

福島香織

・シリア情勢って本当にわからないんだよね。米国の言ってることが正しいんだか、ロシアの言ってることが正しいんだか。もちろん安田さんの言ってることが正しいのかもわからない。だからこそ聞く耳を持たなきゃいけないと思うんだよ。

・いずれにしろ、ジャーナリズムとは何か、ジャーナリストはどうあるべきか、久しぶりに考えさせられました。

 正論ではあるでしょうが、もはやジャーナリストではなくただの極右活動家で、「一帯一路は失敗してる」とデマを飛ばし、また、「産経在籍当時の福島本人の書いた記事はともかく」デマメディア産経に在籍した人間が、産経批判もせずにこんなこと言っても笑うほかありません。

M谷N子*11

 ネトウヨや自称保守陣営による(ボーガス注:安田純平*12ら)ジャーナリストや(ボーガス注:高遠菜穂子*13ら)海外ボランティアへの自己責任論。その背景には、日本国政府への無謬の盲従がある。政府の渡航禁止勧告を聴かなかったのだからという言い方をするが、そもそも国が、民の命や、情報や善意を大切にしなくて、何の政府なのか。本末転倒で議論にもならない。(ボーガス注:今回安田氏が救出されたとはいえ、長い間「ウヨ連中」の安田氏への自己責任論による非難を放置した)安倍政権を、私は厳しく批判する。

 いやー、はっきりと「安倍政権を批判する」といいきっただけ、俺的には「安倍批判するM谷女史>絶対に越えられない壁安倍批判しないI濱女史」ですね。しかも「つい最近まで、ウヨ連中の安田氏非難を放置していたのに今頃安田解放で安倍政権はどや顔か。恥を知れ」「ぶっちゃけ今回、活躍したのはトルコやカタールじゃないの?。日本人が活躍したとしてもせいぜい日本外務官僚で、自民党の政治家は外務三役も含めて全く関係ないんじゃないの?。民主党政権でも解放できたんじゃないの?」という「安倍批判理由」も「合点合点」「全く同感」です。

 つうか共産党すら「現時点ではこの件での安倍批判を控えてる(安田氏の政治利用との批判を避けたいのでしょう)」状況でM谷氏もずいぶん思い切ったツイートです。


■【田村秀男のお金は知っている】「消費税増税」と「デフレ」が習主席を助けるのか

https://www.sankei.com/premium/news/181027/prm1810270007-n1.html

 日経電子版10月23日によれば、日本の野村証券などが日中首脳会談に合わせて日中共同ファンドを設立する。ファンドを通じて対中投資する。日本側にとっての利益は格別、見当たらない。

 「あほか」ですね。企業の目的は金儲けです。金の儲からないことは基本的にしない。

 小生も経済音痴なのでどんな利益があるかわかりませんが「日本側に利益がない」なんてことはあるわけがない。


■産経『安倍首相の訪中に秘められた明確な戦略』(北京 原川貴郎)

https://www.sankei.com/politics/news/181026/plt1810260049-n1.html

 安倍首相は伝統的に対日関係を重視する中国共産主義青年団出身の李氏との親密さを強調。米中貿易戦争の影響が中国経済に広がる中、国内では習近平国家主席への批判もあり、中国指導部内で李氏の影響力は相対的に高まっている。安倍首相には(ボーガス注:国家中央軍事委員会主席である)習氏の配下にある中国軍の行動を牽制する狙いもあったのだろう。

 なるほど「5月に訪日した李首相の北海道旅行に安倍総理が同行したのも習主席への牽制なんですね!」てそんな訳あるか、詭弁も大概にしろて話です。

 大体訪中して「ナンバー2」李首相に会うのは当たり前の話ですし、安倍は「ナンバー1」習主席にも会うわけです。「習には会いません。李だけに会います」つう話ではないのに何が牽制なのか。

 たとえば「仮定の話」ですが、訪日した中国首脳が「今の無役の、干されてる石破ならともかく」、幹事長時代の石破*14にあったら「安倍への牽制」になるのか。普通誰もそうは思わないでしょう。与党ナンバー2に会うのは当たり前の話です。

 安倍首相が中国との関係強化を図るのは北朝鮮という要因も大きい。拉致問題解決の上で北に発言力を持つ中国との連携を確認する重要性は論をまたない。

 間違いじゃないですが、それは最近そうなったわけではなくて、小泉訪朝の時からずっとそうですから。

 たとえば和田春樹氏などは「日本が対北朝鮮制裁を成功させるには中国の協力が必要。中国が北朝鮮を経済支援したら、日本が制裁しても意味がない」と言い続けてきたわけです(ただし和田氏は「中国の協力はあり得ない」と見て、むしろ制裁解除を主張したわけですし、俺も和田氏に同感ですが)。「今更それ言うのか?」ですね。

 中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力姿勢について安倍首相は、周囲にこう話している。

 「こっちの利益になることは一緒にやってもいいというだけだ」

 安倍がどう言い訳しようと結局協力するわけです。

 大体中国は最初から「中国だけでなく、日本の利益にもなるように取り扱いますから是非参加してください」といってるわけで「イヤー日本どころか中国の経済的利益も出ないんですけど、いろいろ事情があってやらないわけにいかないんですよ、協力してもらえませんか」とは一言も言ってないでしょうに。


■産経『日中首脳会談で影潜めた“歴史戦” 一時的な停戦状態』

https://www.sankei.com/politics/news/181026/plt1810260045-n1.html

 尖閣やチベットウイグルなど他の問題はさておき、歴史戦(南京事件否定論靖国参拝正当化など)なんか首脳会談で安倍が持ち出せるわけがないでしょう。非常識にもほどがあります。

 一方の中国も「日本国内にはあの戦争を正当化する極右勢力も存在するが、あの戦争に批判的な平和勢力も存在する。あの戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない」程度の一般論にとどめ、安倍のメンツを丸つぶれにするような安倍批判歴史認識問題でしなかったのはある意味当然でしょう。

 つうか、安倍に限らず、過去の日中首脳会談で訪中した日本首相が悪口されたことなんかないでしょう。

 まあ「訪中しない首相」ならくそみそに言われた人間もいたようですが。

 俺の以前読んだ本だと石橋湛山*15宇都宮徳馬などといった自民党親中国派が訪中した際「岸*16首相は中国敵視、台湾べったりで本当に酷いですね」などといわれて返事に困ったなんて話が確かあります。


■産経【主張】日中首脳会談 「覇権」阻む意思が見えぬ 誤ったメッセージを与えた

https://www.sankei.com/column/news/181027/clm1810270001-n1.html

 本文読まなくてもタイトルだけで内容がわかりますが安倍訪中に不満たらたらの産経です。

 日本は、天安門事件で国際的に孤立した中国にいち早く手を差し伸べ、天皇陛下の訪中や経済協力の再開に踏み切った。だが、日中が強い絆で結ばれるという期待は裏切られた。

 いやいや別に裏切られてはいないでしょう。日中関係がその後ギクシャクしたのは「小泉靖国参拝」「野田内閣の尖閣国有化」「安倍靖国参拝」などがあったからです。

 そうした問題で中国の日本批判を支持する、しない*17はともかく、中国は日本の奴隷ではありません。

 「天皇訪中したんだから後は俺の言いなりになれ」つうわけにいくはずがない。裏切ったという話ではないわけです。

 大体、「経済協力の再開」などは単純な善意ではありません。中国ビジネスで儲けたいという考えがあり実際に日本企業は儲けたわけです。「期待が裏切られた」どころか期待は大きな成果を生みました。


日中平和友好条約締結40周年記念レセプション 安倍総理挨拶(2018年10月25日)、から一部引用

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1025jpncn40.html

■日中第三国市場協力フォーラム 安倍総理スピーチ(2018年10月26日)、から一部引用

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1026daisangoku.html

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1025jpncn40.html

 日中平和友好条約の締結40周年という記念すべき年を、中国の皆様と共に、心からお祝いしたいと思います。

 40年前、批准書の交換を終えたトウ小平副総理は、日本で新幹線に試乗し、当時最先端のカラーテレビ工場、製鉄所、自動車工場を視察されました。新幹線の中で感想を聞かれたトウ小平副総理は、「これこそ我々が求めている速さだ」、「今回の訪日で近代化とは何かが分かった」と述べられました。そして中国に帰国されてから僅か2か月後、かの有名な中国共産党第11期三中全会が開かれます。改革開放の始まりです。

 つい先ほど、私は李総理と共に、この40年の日中両国の歩みを回顧する写真を見ました。日中友好病院や宝山製鉄所の第一高炉など、日中協力の下で中国の近代化を支える重要な施設が次々と建設されていく様子がうかがえました。

 トウ小平氏の唱えた改革開放の下で、世界を驚かす大きな発展を遂げた中国。写真から、その熱気を感じることができました。

 この過程で、日本はODA(政府開発援助)や民間の投資を通じ、中国と共に歩み続けてきました。このことをうれしく思います。今や、中国は、世界第2位の経済大国へと発展し、日本の対中ODAは、その歴史的使命を終えました。今日、日本と中国は、アジアのみならず世界全体の経済発展に欠くことのできない役割を果たしています。世界がかつてないほどつながり合い、一国だけで解決のできない問題が増える中、日中両国が世界の平和と繁栄のために共に貢献する、そうした時代が来ていると思います。

 明日の李克強総理、そして習近平国家主席との会談では、こうした新たな時代にふさわしい、新たな次元の日中協力の在り方について、大所高所から胸襟を開いて議論したいと思います。

 この40年間の日中関係を支えてきたもの、そして、これからの日中関係を支えていくものは、国民同士の絆(きずな)です。うれしいことに、今年の国慶節(こっけいせつ)に、中国人の方々が最も訪れたい場所として選んだのは日本でした。最新の世論調査で、日本に良い印象を持つ中国人の方々の割合が大幅にアップしています。相互理解を増進する上で何より重要なのは、直接足を運び自らの目でありのままの姿を見ることではないでしょうか。

 両国の未来を担うのは青少年です。私は青少年の交流を力強く後押ししていきます。青少年交流に長年尽力された李克強総理からも、新たな交流の枠組み作りに賛同いただいています。私自身も明日、李総理の母校である北京大学を訪れ、学生の皆さんと交流することを大変楽しみにしておりますし、学生の皆さんから質問を受けることも予定しているわけであります。わくわくしながら、どきどきもしているところであります。

 今、両国が進む航路の先には、協力の大海原が大きく広がっています。今回の訪中を通じ、皆さん、力を合わせて、日中友好の船を前へ前へと進めていこうではありませんか。

 最後に、改めて日中平和友好条約締結40周年をお祝いし、日中の友好協力のますますの発展、御列席の皆様の御健勝、御多幸を心から祈念いたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1026daisangoku.html

 1980年代、中国に、いち早く支援を始めたのが日本です。日本の政府と企業が投資を行い、中国の皆さんと共に近代化を進めてきました。現在の発展した中国を見ることができるのは、日本人としての誇りでもあります。

 そして今、発展した中国と日本が、ついに、共に世界に貢献する時代がやってきました。

 日中協力の主役は企業です。本日、この人民大会堂には、日中の企業幹部など1,000人を超える皆様が集まっています。正に歴史に残る盛大な会と言えるでしょう。今回、ここにお集まりいただいた日中両国企業や関係機関の間で、50件を超える協力文書が締結されました。インフラや物流、さらにヘルスケア、金融など、新たな可能性が期待される分野ばかりであります。今日が、正に新しい日中関係の幕開けとなります。

 ここにお集まりの企業の皆様は、それぞれ、優れた能力をお持ちです。両国の企業が競争するだけではなく、その力を組み合わせて協調することで、需要と課題の両方に応える可能性を高めていくことができます。例えば、電力インフラの分野です。多くの国が大規模な投資を必要としており、日中の企業が激しく競い合ってきました。しかし、最近は、両国企業が、技術力、価格競争力、ネットワークなど、それぞれの強みを持ち寄って、協力してプロジェクトを進める例も現れています。先ほどその成功例をパネルで企業の皆様から説明していただきました。今後、質の高い電力インフラの整備が進むことで、現地の発展に大きく貢献していくことでしょう。

 このような協力を進めるには、共通の考え方、すなわち土台が必要であることも忘れてはならないと思います。インフラ投資において、開放性、透明性、経済性、対象国の財政健全性といった国際スタンダードに沿ってプロジェクトをつくることが重要であります。

 例えば、タイはEEC(東部経済回廊)という地域開発プロジェクトを進めています。本日、日中とタイの企業が、EECにおけるスマートシティを開発するプロジェクトを始動しました。ここでは、誰もが使える共通インフラを構築し、国際企業に広く入居を呼びかける計画です。これは、開放性と透明性を確保しています。

 1999年、カザフスタンで、製油所近代化プロジェクトがスタートしました。当初は、日本の資金で日本企業が手掛けており、2006年の引渡しから現在まで、12年もの間、順調に稼動している質の高いインフラとなりました。2009年からの第2期は、中国政府がサポートし、リーマンショック後の苦しい時期にリスクマネーを供給し、カザフスタンを助けました。そして、2011年に始まった第3期では、日中両国が手を組み、最強のチームで挑みました。両国の政府系金融機関と民間金融機関ファイナンス面で支援をし、インフラの経済性と財政健全性を確保した成功例となりました。

 このカザフスタンの成功は、今後、世界に羽ばたきます。日本企業はこの体験を基に、世界の日中の企業が、この体験を基に、世界の持続的な発展に貢献していくことでしょう。

 日中企業が、国際スタンダードにのっとり、ビジネスとして持続可能なプロジェクトを進め、各国のお手本となることは可能です。日本と中国で、その手助けをできればと考えています。中国政府も、質の高いインフラ、開放性や透明性といった国際スタンダードについて発言されていると聞いており、大変心強く思っています。

 本日のフォーラムは、出発点です。日中が協力して国際スタンダードに合致し、第三国の利益にもなるウィン・ウィン・ウィンのプロジェクトを形成していこうではありませんか。日本政府としても、中国政府と共に力強く後押ししていく所存です。

 本日お集まりの日中企業の皆様が、フォーラムでの議論を通じて、更なるビジネスの創出につなげていただくことを期待してやみません。そして世界の経済発展で、日中が共に大きな貢献をしていく。そうした成功例を次々とつくっていくことを期待いたしまして、私のスピーチとさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 いつもの産経新聞なら

「日中両国が世界の平和と繁栄のために共に貢献する、てどういうことだ!」

「両国が進む航路の先には、協力の大海原が大きく広がっています、てどういうことだ!」

「日本の1980年代の経済支援で発展した中国が見れてうれしい、てどういうことだ!」

「日中でウィンウィン、共存共栄の関係を築くってどういうことだ!」

「中国にこびへつらうのも大概にしろ!」

などと悪口雑言でしょうが、まあ相手が安倍ではだんまりでしょう。


■朝日『新たなパンダ貸与、中国に要請 神戸や仙台での飼育念頭』

https://www.asahi.com/articles/ASLBV5JV5LBVUTFK01B.html

 産経らの強弁「安倍総理は中国にこびたりはしない。安倍総理の態度は何一つ変わってはいない」を見事なまでに裏切る安倍です。


ニューズウィーク日本版『安倍訪中に経団連の利権あり:「一帯一路」裏切りの末路』楊海英

https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2018/10/post-27.php

・9月12日、中西宏明*18会長率いる経団連と日中経済協会、日本商工会議所の合同訪中団は、中国の首都北京で李克強(リー・コーチアン)首相と会談。自由貿易の堅持が必要との認識で一致したという。

・10月10日にも中西会長は福田康夫元首相と北京を再訪して李首相と会談した。

・今回の安倍訪中も財界に突き動かされた感じは否めない。

 そりゃ財界の意向は影響してるでしょう。今更楊に教えてもらう必要もない。


■産経『対中ODA、戦後最大級の失敗』古森義久

https://www.sankei.com/world/news/181026/wor1810260002-n1.html

 中国に限らずODAは「単純な善意」ではないのに言ってること無茶苦茶ですね。日本企業の経済進出を応援するつう意味合いもあるわけです。

 日本のODAが中国の民主化や人権尊重に配慮しなかったことも明白だった。ODA大綱では民主主義や人権を弾圧する国には援助を与えないはずだったのだ。

 ならば中国以外のODAはすべて「人権上問題がなかったか」といえばそんなこともないでしょう。

 しかし古森らウヨは「中国だけあげつらう」わけです。


■産経『安倍首相が李首相と会談、日中通貨スワップ再開など合意へ』

https://www.sankei.com/politics/news/181026/plt1810260011-n1.html

 予想の範囲内ですがやはり産経の反対は無視してスワップ協定は実現の運びだそうです。


■産経『日中通貨スワップは日米の信頼損なう』編集委員 田村秀男

https://www.sankei.com/economy/news/181026/ecn1810260003-n1.html

 と産経が言ったところでおそらく日本財界の要請に従い、安倍は日中通貨スワップをするし、そうなったら産経もだんまりでしょう。

 日中通貨スワップについて一般的見方は

 財務省や日銀は、対中進出の銀行や企業が緊急時に人民元を調達でき、利益になると説明する

と田村が認めるとおりですから。

 日本の官民はハイテク分野での対中協力に踏み込む。経団連はインフラ設備と金融の両面で、一帯一路沿線国向けに日中共同プロジェクトを立ち上げるという。対中警戒心を強めているタイなどアジア各国も、中国ではなく日本がカネと技術を出すといえば、プロジェクト受け入れに傾くだろう。不確かなビジネス権益に目がくらんだ揚げ句、習氏の野心に全面協力するというのが、かつては国家意識の高さを誇った経団連の使命なのか。

 経団連が中国ビジネスを重視するのは当たり前の話です。つうかドラマ「大地の子」で「経団連全面協力での中国への製鉄所建設の話」が出てきますが、あれは産経的にはどう理解されるのか。


産経

安倍晋三首相は習近平氏にウイグル問題を提起するか

https://www.sankei.com/politics/news/181025/plt1810250033-n1.html

■「米国は目覚めた。日本も発信を」 ラビア・カーディル氏、中国のウイグル族弾圧を批判

https://www.sankei.com/world/news/181025/wor1810250048-n1.html

■「洗脳され、ウイグル語も禁止に」 在日ウイグル人が語る中国の弾圧

https://www.sankei.com/world/news/181026/wor1810260004-n1.html

 まあ安倍は提起しないでしょうし、提起しなくても産経もカーディルも安倍批判しないでしょう。

https://www.sankei.com/world/news/181025/wor1810250048-n1.html

 少数民族ウイグル族への人権弾圧について「ナチス・ドイツの独裁者ヒトラー以上の大虐殺であり、人類に対する罪だ」と批判した。

 吹き出しました。イヤーさすがにヒトラーよりはずっとましでしょう。そもそも「問題にされてるのはウイグル政治犯収容所疑惑」であって「ウイグル人大量虐殺疑惑」ではありません。ましてや「ヒトラー以上の虐殺」て。

https://www.sankei.com/world/news/181026/wor1810260004-n2.html

イスラム教が禁じている豚肉も食べさせられる。要するに洗脳です。

・今や現地の学校ではウイグル語の使用が禁止され、ウイグルの歌を唱っている人も捕まえられる。

ウイグル人は土葬なのに、火葬場がどんどん造られています。

 「豚肉強制」「ウイグル語禁止」の部分は事実ならばもちろん弁解の余地のない暴挙です。

 一方「火葬推奨」は「やり方はともかく」、やること自体はむしろ衛生的でいいかと思います。日本も昔は土葬がメジャーでしたが火葬がメジャーに変わっています。

https://www.sankei.com/world/news/181026/wor1810260004-n2.html

 以前からあった弾圧が一層厳しくなったのは、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」と関係があるのではないか。私たちの故郷は「一帯一路」の要衝であるため、周辺のイスラム教の国々からの人の往来が活発になるでしょう。中国当局は国内外のイスラム教徒が結びつけば中国の脅威になると一方的に考え、懸念を払拭するため、自治区内でイスラム教の要素を徹底的に破壊し、漢民族に同化させようとしている。こうみています。

 もちろんこれが事実だとしてもそれは「一帯一路それ自体の問題」ではありません。


■大紀元『第四章(下) 共産邪霊、人類を破滅の道へ』

https://www.epochtimes.jp/2018/10/33451.html

 共産党は唯物論を唱えることにより人々を物欲に溺れさせ、享楽と精神的刺激を追求するようにした。

 法輪功らしいですが、もちろん唯物論とはそういう意味ではありません。


■産経『安倍首相訪中「対中ODA、歴史的使命終えた」』

https://www.sankei.com/politics/news/181025/plt1810250024-n1.html

 タイトルが産経らしくて吹き出しました。記事本文には

 レセプションで、安倍首相は「日中両国が世界の平和と繁栄のためにともに貢献する時代が来ている。(習氏らとの会談で)新たな次元の日中協力のあり方について胸襟を開いて議論したい」と語った。また「今回の訪問が、今後の新たな日中関係を切り開く契機となることを期待している。力を合わせて日中友好の船を前へ前へと進めていこう」と呼びかけた。

と書いているのにねえ。


■朝日『安倍首相、インド首相を別荘招待へ 異例の「特別待遇」』

https://www.asahi.com/articles/ASLBQ4FHVLBQUTFK009.html

■毎日『安倍首相、印首相を別荘招待 中国とバランス外交』

https://mainichi.jp/articles/20181024/k00/00m/010/147000c

 安倍らしいせこい行為です。「インドと連携した中国封じ込めを俺は諦めてない」つうウヨ支持層向けのパフォーマンスでしょう。


■朝日『高齢者2億人 介護、中国に商機 北京で日中フォーラム』

https://www.asahi.com/articles/ASLBR5K0LLBRUHBI03B.html

■読売『境港←→中国で商機創出』

https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20181024-OYTNT50174.html

https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20181024-OYTNT50174.html

 境港と中国・吉林省を日本海経由で結ぶ新たな物流ルートの構築などを目指し、県と同省は25日、北京市で連携の覚書に調印する。

 産経の反中国がいかに非現実的か改めてわかります。


産経

■【中国点描】習主席に言わねばならぬ3つのこと

https://www.sankei.com/world/news/181024/wor1810240005-n1.html

■【阿比留瑠比の極言御免】中国には譲歩しないことが肝心

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n1.html

https://www.sankei.com/world/news/181024/wor1810240005-n1.html

 この5年間、安倍政権の対中政策はほとんど変わっていない。にもかかわらず、中国当局官製メディアの安倍氏への“評価”が180度変わったのはなぜか。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n2.html

 26年11月には、首相と習近平国家主席による日中首脳会談が実現する。この時の習氏は仏頂面で笑顔はなかったが、今年9月の会談では満面の笑みを浮かべる豹変(ひょうへん)ぶりである。

 この間、日本は中国の要求には一切応じず、友好を請うような言動も取らなかった。何ら譲歩しなかったにもかかわらず、である。

 産経らしい嘘八百ですね。今年5月に李克強首相が訪日した際に安倍が李首相の「北海道旅行」に同行したことの、あるいはその時に安倍自ら一帯一路支持を表明したことのどこが「安倍政権の対中政策はほとんど変わっていない」「中国の要求には一切応じず、友好を請うような言動も取らなかった」なのか。産経も別記事では安倍の北海道旅行同行や「一帯一路参加表明」を嘆いていたはずですが。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n2.html

 理由はいくつも挙げられる。首相自身が展開した自由や民主主義法の支配を訴える「価値観外交」が少しずつ中国を追い詰め、包囲網を築いていったことや、中国の軍事的膨張主義国際社会で広く認知されたことも一因だろう。

 もちろんそんな事実はどこにもありません。安倍主導による中国包囲網なんてもんはありません。

 最近欧米が批判を強めてるウイグル問題についても安倍は「欧米と比べてろくにウイグル問題になど言及しません」。

 「軍事的」膨張主義なんてもんもないでしょう。シリア軍事介入したロシア、イラクやアフガンに軍事介入した米国と違い、中国は海外軍事介入などしていません。

 一帯一路などの経済進出は「軍事的」膨張主義とは言えない。南シナ海の領土紛争を「軍事的膨張主義」というのは誇張が過ぎるでしょうし、フィリピンベトナムがAIIBや一帯一路に参加してることでわかるように中国とこれらの国の関係は対立一辺倒ではありません。

 台湾、チベットウイグル実効支配してるチベットウイグルはもちろん、実効支配してない台湾も「中国にとって国内問題」ですしね。かつ台湾への締め付けは現時点ではもっぱら経済的なものばかりです。まあ、台湾侵攻なんて現実的にないですが。

 チベットウイグル統治において軍が投入されてるか知りませんが、仮にそうだとしてもそれは国内問題である以上「是非はともかく」、膨張主義ではありません。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n2.html

 最近では逆に、安倍政権側も中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力など、中国との接近に前のめりになっているのではないかとの見方も出ている。

 最初に阿比留が書いた「安倍政権の対中政策はほとんど変わっていない」「中国の要求には一切応じず、友好を請うような言動も取らなかった」と明らかに内容が矛盾しています。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n2.html

 だが、首相は周囲にこんな本音を漏らしている。

「別にこちらが前のめりということではない。一帯一路の件は、リップサービスをしているだけだ。中国にカネをやるわけでも出すわけでもない」

 ウヨ支持層に対する「ただのいいわけ」でしょうね。一帯一路は「ただの机上の空論」ではなく現実に様々な経済プロジェクトがある以上、参加表明が「リップサービス」ですむわけもない。「このプロジェクトに日本は参加できないか?」と要請されて「すべて断る」なんてバカなことができるわけもないでしょう。

 大体「リップサービス」だとしてもリップサービスをすること自体、中国に対する方針変更ではないのか。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n3.html

 首相が日中首脳会談で、新たなジャイアントパンダの貸与を求めるとの観測についても突き放す。

 「パンダの件は地方自治体の要請で外務省が勝手に進めていることで、私は知らなかった。そんなこと頼みたくもない」

 酷いいいわけですね。安倍に相談もなしに外務官僚なり、河野外相なりが勝手にパンダ誘致の話を進めてるというのか。「もっと小さな話」ならともかくパンダ誘致なんて大きな話でそんなことがあるわけないでしょう。

 つうかパンダ誘致したくないなら安倍が「そんなことはするな!」と指示すればいいことです。

 安倍も阿比留も「安倍様は中国に毅然とした態度をとり続けてる」という虚構を維持するために強弁してるわけです。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n3.html

 首相は今回の訪中に合わせて対中政府開発援助(ODA)の終了を決めるなど、姿勢は全くぶれていない。

 いやいや遅くとも一帯一路参加表明、李首相訪日歓迎の今年5月の時点で、安倍は阿比留の言うような反中国の態度を公式に放棄しています。

 ODA打ち切りについても中国が激しく抗議していないことから考えるに「まあODAはもらえるならもらえる方がうれしいが、うちも世界に冠たる経済大国になったし、財政事情で出せないつうなら別にいいですよ。その代わりと言ったら何ですが一帯一路への協力お願いします」つう話でしょうよ。

 阿比留も全く酷い嘘つきです。

https://www.sankei.com/premium/news/181024/prm1810240011-n3.html

 むしろ懸念されるのは政界、経済界の今後だろう。

 経済界はともかく政界とは一体何のことなのか。野党(立憲民主、国民民主、共産、社民、自由など)の動きは安倍の対中国外交には直接関係ないでしょうし、与党(自民、公明)の動きは「自民党総裁」安倍が了承してるに決まってる。結局、阿比留も今後、与党が「親中国」で動くことを予想し、その際に「二階*19幹事長や岸田*20政調会長らが勝手にやってることだ」と強弁する気なんでしょう。


■産経【正論】「友好」に騙されない対中外交を 文化人類学者、静岡大学教授・楊海英*21

https://www.sankei.com/column/news/181022/clm1810220003-n1.html

 タイトルだけでうんざりですね。だますも何も、隣国にして経済大国の中国に対して日本が友好関係を築くのは当然のことです。議論の余地すらない話です。

 問題は友好関係を築くかどうかではなく「どんな友好関係を築くか」ですね。

 「一帯一路」巨大経済圏構想も行き詰まっている

 一帯一路がすべてバラ色だと言ったら嘘になりますが、一方でこうした楊の物言いも完全なデマです。「成功もあれば挫折もあるが、概ねうまくいってる」というのが適切な認識でしょう。

 日中国交正常化以来、反日は最も鋭利な武器として隣人に対する牽制(けんせい)として使われてきた

 そんな事実はどこにもありません。「中曽根*22、小泉*23、安倍*24首相の靖国参拝」「野田*25政権の尖閣国有化」など対立する理由があるから対立するわけです。


■産経『亡命ウイグル人ら、国際組織で中国の弾圧に対抗 東京に事務局、26日結成大会』

https://www.sankei.com/world/news/181017/wor1810170003-n1.html

 日本の支援者も加わる。

 以前からラビアらと付き合いのある反中国右翼との腐れ縁が今回も続くのでしょう。

 ラビア氏らは(中略)安倍晋三首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」について「中国の拡張主義に対する明確な答えだ」と高く評価している。

 まさか本気ではないでしょうが、安倍が一帯一路支持にシフトを切った今、こんなことを言っても全く無意味でしょう。

 結成大会が開かれる26日には首相と中国の習近平国家主席による首脳会談が北京で行われる予定で、首相が中国の人権問題にどう言及するのかにも注目が集まる。

 安倍のことだから何も言及しないでしょう。そして安倍万歳ウヨ連中もそれを黙認するわけです。


■産経『台湾の訪問要請断る ローマ法王

https://www.sankei.com/world/news/181019/wor1810190015-n1.html

 ついにバチカンも台湾と断交し、中国と国交樹立でしょうか?


ちきゅう座『対アフリカで日中協調は可能か 関係改善背景に微笑のサイン』岡田充*26

http://chikyuza.net/archives/88257

安倍政権は、日中関係改善の「切り札」として、昨年来「一帯一路」への条件付き支持・協力を打ち出した。5月の安倍・李克強*27首脳会談では、「一帯一路」協力について協議する「官民合同委員会」発足で合意した。

安倍首相日中平和友好条約40周年にあたる10月末に訪中(ボーガス注:予定)。第一回官民合同委員会(北京9月25日)では、日中両国が第三国で協力するインフラ整備事業として.織い療監桟設、中欧鉄道での物流協力、西アフリカでのプロジェクト―などが検討されたという。安倍訪中の「土産」になる。

・日中両国のアフリカ関与の歴史を振り返る。日本主導のTICADは1993年、国連と世界銀行との共催でスタートした。TICAD閣僚レベル会合を経て、2013年までは5年ごと、それ以降は3年に一回開かれている。一方、「中国・アフリカ協力フォーラム」は2000年10月に北京で第一回首脳会合が開かれ、やはり3年ごとの開催。

 先行した日本だが、貿易額、投資残高ともに今や中国が日本を引き離す。2018年の「通商白書」によると、中国の2016年の対アフリカ輸出のシェアは16・6%と、5・8%のフランスを引き離し一位。日本のシェアはわずか2・2%である。2001年の中国輸出シェアは3・7%に過ぎず日本の4・2%を下回っていたから、この15年でいかに輸出が伸びたかが分かる。アフリカ全体でみると、中国は最大の貿易相手である。

 対アフリカ投資残高は2016年、中国が330憶砲汎本(100億法砲了闇楪供アフリカ進出企業も「中国が2000社と日本企業300社の差は開く一方」(みずほ総研「アフリカ重視を続ける中国」)である。

アフリカでの日中協力は、両国の経済力の差が3倍近くにも広がった現実を反映しているのかもしれない。「もはや中国を包囲することはできない」(外務省高官)という現実的認識から、中国との関係を見つめ直さざるを得ない。

 こうした岡田記事を読めば、福島香織や石平などが一帯一路を誹謗するのがいかにデマかわかろうというもんでしょう。


人民日報『第14回東京-北京フォーラムが東京で開幕 中日平和友好条約の意味を考える』

http://j.people.com.cn/n3/2018/1015/c94473-9508464.html

 内閣官房副長官西村康稔氏は挨拶で、「日中平和友好条約日中関係の原点・基礎であり、両国の持続的な協力関係を発展させ、平和的な手段でどんな争いも解決するという原則が、同条約締結40周年を迎えた今日に至るまで守り続けられている。日中両国は互いに助け合うパートナーであるべきで、両国における真の平和を実現させるためには、両国民のサポートがさらに必要となってきている」と述べた。

 安倍お気に入りの極右の西村ですら中国ビジネスを考えてこういうわけです。


■産経『福田康夫元首相、日中首脳会談で国際秩序発展の具体策に期待感』

https://www.sankei.com/politics/news/181014/plt1810140024-n1.html

 福田氏に才能や人脈があることや、彼の日中友好への熱意を評価し、認めた上でのことですが、「元首相」とはいえ、政界引退を表明した人間がこれほど目立ってしまうことは「日中間に他にまともなパイプがないのか?」という意味で健全なことではないでしょう。


■産経【正論11月号】中国資本の土地買収を追う! 学生たちと現場を歩んで 北海道特別ツアーリポート 産経新聞編集委員 宮本雅史*28

http://www.sankei.com/life/news/181014/lif1810140008-n1.html

 いつもながら反中国の妄想が非道すぎる産経です。

 しかしこんなトンデモ妄想ツアーに参加する学生がいるとは。

 中国と関係がある*29とされる農業生産法人に農地の五六パーセントを買収された平取町豊糠地区や、登別市上登別の太陽光発電所用地、伊達市と喜茂別町ゴルフ場洞爺湖町の月浦温泉、赤井川村キャンプ場など、中国系資本が買収した十か所を視察して回った。

 現実を目の当たりにした学生たちは強い衝撃を受けたようだ。

 「視察に行くまでは、大げさに考えすぎているとみていたが、実際に自分の足で歩いて、意識が百八十度変わった。日本人としての屈辱が芽生えた。日本の危機的状況がなぜ、国民に知れ渡っていないのか? 国民が知らなければ、どんな重要な問題であれ、無と化してしまう。現地視察という体験をして、今回の問題を伝えていく使命感が生まれた」(二十三歳男性)

 「現場を見ると、日本の将来に関わる問題だと感じ、必ず解決しなければならないと気づいた。一人でも多くの人に伝えたい」(二十歳女性)

「なぜ、観光地でもなく、交通の便がよいわけではない豊糠が買収されているのか。何の目的があるのだろうか? 日本であるにもかかわらず、そこで何をしているのか把握できない場所があるというのは恐ろしいことだと感じた。このまま土地買収が進むと、気がついたときには日本がなくなってしまっていた、ということが十分に起こりうることだと感じた。私達ができることは、現実をもっと多くの人に知ってもらうことだと思う。日本の国土を守っていくためには、国民がもっと真摯に向き合い、行動していかなければならない。改めて日本という国の素晴らしさを感じた。そして守っていきたいと心から思った」(十九歳女性)

「外国資本によって国内での自由な経済活動が行なわれることは社会の発展の上で不可欠であり、グローバリゼーション資本主義の観点からも否定されてはならない。しかし、土地、不動産売買は越えてはならない一線である。国家の独立にかかわる問題だからだ。外国人の土地保有が規制なしに野放しにされている現状はどう考えてもおかしい。われわれ一人一人が今一度、国家や領土を守るということに関心を寄せる必要があると感じた北海道視察だった」(十八歳男性)

「中国資本が開発を進めることの何が悪いのか?中国人が嫌いなだけではないか?などという声もある。具体的な脅威としての姿が見えないものを恐れていても杞憂でしかないと。しかし、問題の本質はそこにはない。中国人であろうとロシア人であろうと、我が国の領土がいとも簡単に買収されていることが問題であって、現実は想像以上に深刻なのだ。脅威としての姿が見えない。これ以上の危機は存在するだろうか。今後、国民一人一人が『脅威』を意識しなければ、いずれ我が国もそして美しい山河も消失するだろう」(十九歳男性)

 そんなもん視察して何がわかるのか。外部から一見してわかる明らかな違法行為でもしてない限り、そんなところに行ったところで何もわかりません。中国に限らず外資の土地購入それ自体は何ら違法ではないし。

 感想も非常識すぎて絶句ですね。

 むしろ脅威を感じるのならシャープや日産が台湾企業(ホンハイ)やフランス企業(ルノー)といった外資の傘下になったことに「日本経済は大丈夫だろうか」と脅威を感じるべきじゃないですかねえ。

 いや別に傘下になったことが悪いとか法律で禁止しろとか言う話じゃないですが。しかしフランスや台湾なら何も言わないウヨ連中もこれが「シャープや日産が中国企業の傘下」なら「中国の脅威」を叫んでるんでしょうね。


■産経【田村秀男のお金は知っている】相次ぐ謎の要人拘束は習主席の悪あがき? 米との貿易戦争で窮地に追い込まれた中国

http://www.sankei.com/premium/news/181013/prm1810130007-n1.html

 産経の田村記事が無茶苦茶すぎて頭痛がします。産経以外ではまず載らない記事じゃないか。

 マスコミ報道を見る限り、要人(女優ファン・ビンビン*30や孟宏偉*31・ICPO総裁)の拘束は「法的に是とは言いがたいように思いますが」、「要人拘束」の是非はひとまずおきます。 

 問題は「悪あがき」だの「貿易戦争で窮地」だのと、「要人拘束」につながりがあるとみなす田村の主張が無根拠だと言うことです。こじつけですら根拠と言えそうなものは何もありません。


ダライラマ法王日本代表部事務所『ダライ・ラマ法王と3人の科学者たちによる仏教科学と現代科学との対話のご案内』

http://www.tibethouse.jp/event/2018/Dialogue181116.html

 ダライ的には「ダライ集団(ダライ一味)の科学による権威付け」がしたいのでしょうが、まあ馬鹿げた話だと思います。

 宗教と科学では分野が違う。「科学の素人」ダライが「宗教の素人」科学者と何か話し合っても宗教的な意味でも科学的な意味でも何ら意義あることはないでしょう。

 そもそもまともな科学者ならこんな企画には応じないでしょうね。ここでいう「まとも」とは「学問的能力」という意味ではなく「こんな馬鹿げた企画に応じない常識の持ち主」という意味ですが。


■産経【主張】ウイグル族拘束 中国の人権侵害見逃すな

https://www.sankei.com/column/news/181012/clm1810120001-n1.html

・中国が新疆(しんきょう)ウイグル自治区で、100万人以上の少数民族を再教育施設に強制収容した疑いが出ている。

・国連の人種差別撤廃委員会なども、中国政府にこの問題で正確な情報を公開するよう相次いで要求した。

 やれやれですね。慰安婦問題朝鮮学校問題、あるいは沖縄基地問題で「在日朝鮮・韓国人への人種差別ではないのか」「琉球民族*32への人種差別ではないのか」と人種差別撤廃委員会にダメ出しされたら「あの委員会は偏向してる、反日だ」「慰安婦は公娼だ、性奴隷じゃない」「そもそも琉球民族などいない。日本にいる少数民族はアイヌだけだ*33」「朝鮮学校の教育を全肯定するのか(ボーガス注:そんなことは人種差別撤廃委員会は何一つ言っていません。単に「差別するな」といってるだけです)」「沖縄独立論に加担するのか(ボーガス注:そんなことは人種差別撤廃委員会は何一つ言っていません。単に「翁長知事などの日本政府批判には一理ある」としか言っていません)」「翁長*34知事らを支援するのか。内政干渉だ」「沖縄には米軍基地が必要だ」などと逆ギレしていた分際でこれです。

 「お前、あの委員会を評価するのか、しないのかどっちなんだよ」「中国たたきに使えて都合のいいときだけ評価して、自分らの国が批判されたら『事実誤認』といって居直るとかとかダブスタじゃん」「手前らが慰安婦問題とかであの委員会に対して居直っていいなら、中国もウイグル問題で居直っても何の問題もねえよな」「朝日や毎日ならまだしも少なくとも手前ら産経には人種差別撤廃委員会の勧告で中国批判する資格なんかねえよ」ですね。

 しかし「慰安婦問題朝鮮学校問題、あるいは沖縄基地問題」でのウヨの逆ギレのせいでこの委員会もある程度日本において有名になったかと思います。俺もこの委員会について知ったのは「産経の逆ギレ」がきっかけですし。三度も産経に逆ギレされればさすがに「国際問題には無知な」俺も注目します。

 それにしても委員会にダメ出しされた内容がすべて「安倍の極右ぶり(戦前賛美の歴史修正主義や、沖縄差別や在日差別や反共・反北朝鮮)に基づく話」つうのは今更ながらうんざりします。「安倍政権以前から沖縄差別が続く*35基地問題はともかく、他の問題は安倍でなければこんなダメ出しは委員会からは出てなかったでしょう。そしてその基地問題にしても、安倍は過去の首相と比べても最低最悪の訳です。

これに対し中国外務省は、「根拠がない」「内政干渉だ」と反発している。だが、事実と異なると主張するのであれば、中国政府が国際社会が納得する明確な根拠を示して、説明せねばならない。

 そうですね。

 日本政府にも「人種差別委員会のダメ出しに居直らないでまともに対応してください」といいたいですよね。

 そして「マスコミや野党の私への批判は事実と異なる」というだけでまともに釈明しない「モリカケの安倍」にも是非同じこと(社会が納得する明確な根拠を出して説明しろ)を言ってあげてください。

 国際社会は結束して、対中制裁も辞さない強硬な姿勢で迫る必要がある。

 いや制裁なんぞは「中国の世界経済における重要性を考えたら」現実問題無理でしょう。

 「アパルトヘイト南ア」とつきあって名誉白人の称号をもらってたゲス国家・日本(当時)を国際社会が批判してもさすがに「よし対日制裁だ、日本が南アと付き合うのをやめない限り制裁で日本経済をたたきのめす」とはならないのと同じことです。

 しかし、チェチェン問題、ロヒンギャ問題などでは「ロシアに制裁を!」「ミャンマーに制裁を!」などとは言わないのに、そして「日本の少数民族問題アイヌ」には無関心なのに、中国の少数民族「だけ」にはお優しいことです(皮肉のつもり)。まあマジレスすれば産経にとってウイグルチベットは単に中国たたきのネタ扱いでしかないわけですが。

 亡命ウイグル人でつくる「世界ウイグル会議」議長で民族活動家のラビア・カーディル氏は昨年、日本で弾圧の現状を訴え、地方議会が憤りを表明した意見書を採択するなどしている。

 日本の一部地方議会で採択と言ったところで「ウヨ地方議員が反中国的な意味合いでやったに過ぎない」でしょうからね。正直、「産経の中国批判」みたいなもんで、ある意味「何の期待もできない」話です。

 日本政府の動きは鈍くはないか。今月訪中する安倍晋三首相は、習近平*36国家主席との首脳会談で問題を取り上げ、厳しく非難すべきだ。

 まあ、安倍はそんなこと言わないでしょうし、言わなくても産経もM谷N子女史もid:noharraもたぶん安倍批判なんぞしないでしょう。

 M谷N子女史やid:noharaが喜んでた「安倍元首相ウイグル問題で胡錦濤に批判的なことを言った」が結局、id:Bill_McCrearyさんも

安倍晋三が口先だけの男でなければ、首相だった時に胡錦濤に同じことを言っている

https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/cc419a0ee6f60979f2e29de949b3a81c

■ね、首相に復活したら安倍は動いてはくれないだろ(今後に期待?)

https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c7fc57b318e56872b390dedcbcf5c0ba

でご指摘のように、首相をやめて、責任のない立場になったことによる「口先だけのいい加減なものであったこと」が改めて明確になるわけです。そしてM谷N子女史、id:noharraなどの過去の安倍賛美も「自らの発言に責任を負う覚悟が何一つない放言だったこと」が改めて明らかになるわけです。


■産経『世界同時株安 米金利上昇が世界に打撃 対中貿易戦争の悪化も懸念』

https://www.sankei.com/economy/news/181011/ecn1810110037-n1.html

 世界同時株安が日本や世界の経済にとっていいことかといったら「いいことだ」という人はまずいないでしょう。実際「いいことではない」でしょうが。

 ではなぜこうなったか。「トランプのイラン制裁による原油高」「米国中央銀行の金利上げ」などいろいろ考えられる理由はありますが、産経記事にも書いてあるように大きな理由の一つは「トランプの対中国制裁関税」でしょう。

 「トランプが中国と対決してうれしい」などと抜かしていた産経、国基研などウヨ連中は故意に無視しますが、「対中国関税」レベルでこれです。ウヨ連中が放言するように「中国経済が崩壊」したらそれこそ日本や世界の経済が恐ろしいことになります。


東京新聞『<東京人>アジアンタウン 本当の意味での共生とは』

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201805/CK2018050602000132.html

 現在、東京在住の外国人は五十二万人を超え、外国人の五人に一人が都内在住です。編集部がある飯田橋でも、中国語と韓国語に加えてタイ語やベトナム語など、他のアジアの言語を耳にするようになりました。どうやら、近くの日本語学校に通っているようです。

 彼らが住む・働くアジアンタウンというと、(ボーガス注:韓国料理店の多い)大久保のコリアンタウン、(ボーガス注:中国料理店の多い)池袋チャイナタウンが知られていますが、同じ大久保では近年、ネパール料理の店が増え、駅近くの路地は通称「イスラム横丁」と呼ばれるように。また、お隣の高田馬場は(ボーガス注:ミャンマー料理店が増え)リトル・ヤンゴン*37化が進んでいます。「東京人」六月号では、都内を中心に新たなアジアンタウンを紹介しています。

 日本もずいぶんと国際化したもんです。とはいえ「朝鮮学校差別」のような排外主義が未だにある点が困りものですが。


■ビジネスジャーナル『西川口、チャイナタウン通り越し本物の中国化…定員も客も中国人のみの超レア料理店が密集』

https://biz-journal.jp/2018/10/post_25076.html

東洋経済オンライン『中国人の街「西川口」の変貌っぷりが凄すぎる』

https://toyokeizai.net/articles/-/233998

■サピオ『中国語だけで暮らせる西川口 街を歩けば犬肉に食用ガエルの販売も』

http://news.livedoor.com/article/detail/15017603/

https://biz-journal.jp/2018/10/post_25076.html

 「鯉の姿蒸し」(時価)、「ウシガエルの四川風煮込み」(1680円)、「カイコ串*38」(150円)などの斬新なメニューも目を引く。

 これらは、日本人向けの中華料理店では目にすることのない料理だ。

(中略)

 これらの街の様子からわかるのは、西川口は横浜中華街や神戸南京町とは根本的に存在が異なるということだ。

 ここは観光地ではなく、中国人が実際に生活する居住地域なのである。本当の意味でのチャイナタウンといってもいいだろう。

 事実、西川口の中国人住民はここ10年間で急増している。川口市の統計資料によると、17年時点での川口市の中国人の住民数は1万8000人弱で、06年に比べて1万人以上も増加している。

https://toyokeizai.net/articles/-/233998

 中華街について詳しい立正大学の山下清海*39教授は最近になってこの一帯を「西川口チャイナタウン」と呼び始めた。「中華街」という言葉はそもそも、1955年に今の横浜中華街に建てられた牌楼門にそう書かれたことに由来している。

 日本人にとっての観光地というイメージの強いその「中華街」と区別するために、山下教授はあえてこのエリアを「チャイナタウン」と定義した。

(中略)

 過激な風俗店の数が一時は200を超えたが、2000年の半ばの摘発をきっかけにそのほとんどが消えた。

 その後に増加したのが中国料理店だった。今ではこのエリアのあちこちで「麻辣湯(マーラータン)」「鴨脖(注:鴨首のスナック)」「油条(注:細長い揚げパン)」といった看板が躍っている。

http://news.livedoor.com/article/detail/15017603/

 近所のイトーヨーカドーのフードコートでは、鴨の頭や鴨の首が中国語の説明書きのみで売られている。日本人は誰も買わず、中国人だけが買うのでこうなっているようだ。

 西川口には、多くの在日中国人の故郷である旧満州や福建省の料理のほか、雲南省の過橋米線(グォチャオミィシエン)、西安*40の刀削麺(ダオシャオミエン)、湖北省の鴨ボー(ヤーボォ)、甘粛省の蘭州*41拉麺(ランヂョウラーミエン)、新疆ウイグル自治区郷土料理など中国各地の味が揃う。

 まあ中にはそういう「中国人客やマニアな日本人客向け」の店もあるんでしょうね。すべてがそうではないでしょうが。


■私の一冊(筑波大学新聞 第270号 2008年6月16日):本多勝一著 『極限の民族:カナダ・エスキモーニューギニア高地人、アラビア遊牧民』*42山下清海

http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/~yamakiyo/daigakushinbun.html

 東京教育大の学生であった頃,中央線沿線の西荻窪に住んでいた。いつも銭湯の帰りには,洗面器を持ったまま古本屋に立ち寄った。その時に買った本が,本多勝一著『極限の民族』(朝日新聞社,一九六七年刊)であった。当時,本書はベストセラーであり,私が買ったのは,刊行から四年あまり過ぎた第一四刷であった。

 著者の本多勝一は,当時,朝日新聞のスター記者であり,のちに,ベトナム戦争や日本軍の中国での残虐行為などのルポを朝日新聞に連載して大きな反響を呼んだ。

 本書は,朝日新聞に連載されたルポをまとめたもので,「カナダ・エスキモー」,「ニューギニア高地人」,「アラビア遊牧民」の三部作からなっている。いずれも,現地に住み込んで,当時ほとんど知られていなかった民族の姿を生き生きと描き出した。理学部地学科地理学専攻の二年生であった私は,本書を読んで,将来は自分も外国の民族について調査をしたいと思うようになった。今思えば,私が世界の華人(華僑)社会やチャイナタウンの研究をするようになったのも,『極限の民族』の影響だろう。二年生の終りの春休み,私は本多のまねごとをしながら,リュックを背負って東南アジアひとり旅に出かけた。

 「カナダ・エスキモー」の中で,本多がカリブーアザラシなどの生肉を食べる場面が出てくる。本書から学んだことの一つは,調査者は,現地の人々が食べているものを食べ,できるだけ現地の人々と同じ生活をするべきだということである。大学院時代にシンガポールに留学した際にも,東南アジア各地を歩きながら,このことを実践するように努めた。

 大学教員になってからも,屋台や大衆食堂で,できるだけ現地の人々と同じものを食べるようにしている。中国や韓国では犬料理を味わい,池袋チャイナタウン(池袋駅北口周辺)の調査でも,院生たちといっしょに,犬肉の鉄板焼きや蚕のさなぎの串焼きなどを食べながら,「人文地理学をやるんだったら,何でも食べられないとダメだ!」などと,アカハラもどきの「指導」をしている。

 「カイコ、本多氏」でググったら、ちょうどヒットしたので紹介しておきます。

*1小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*2:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て、現在、自民党政調会長

*3小泉内閣国交相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*4:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜第四次安倍内閣副総理・財務相

*5産経新聞ニューヨーク支局長、外信部次長など歴任。著書『安倍晋三と「宰相の資格」』(2006年、小学館文庫)、『それでも中国と付き合いますか?』(2008年、ワック文庫)、『民主党政権で日本は滅びる』(2010年、ワック文庫)、『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』(2014年、ワック文庫)

*6:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*7:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*8:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*9アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*10:ジョージア州知事を経て大統領。2002年ノーベル平和賞受賞者

*11:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など

*12:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*13:著書『戦争と平和:それでもイラク人を嫌いになれない』(2004年、講談社)、『破壊と希望のイラク』(2011年、金曜日)など

*14小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任

*15:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相などを経て首相

*16:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*17:俺個人は靖国と尖閣では中国を支持するというか、日本の行為に非常に問題があったと思いますが。

*18日立製作所会長

*19:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、幹事長

*20:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て、現在、自民党政調会長

*21:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイド文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍モンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)など

*22:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*23:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*24:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*25鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*26共同通信社香港、モスクワ、台北各支局長、編集委員論説委員を経て、現在、客員論説委員。著書『中国と台湾:対立と共存の両岸関係』(2003年、講談社現代新書)、『尖閣諸島問題』(2012年、蒼蒼社)など

*27:共青団中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*28:著書『対馬が危ない:対馬を席巻する韓国資本』(2009年、産経新聞出版)、『爆買いされる日本の領土』(2017年、角川新書)など

*29:どんな関係だよ?ですね。中国へ農産物を輸出するのだって関係ですし。

*30:一時消息不明だったが、脱税を理由に追徴金が課されることが発表され、当人も姿を現している。

*31:中国公安部副部長、国家海洋局副局長、海警局局長を歴任。現在、汚職を理由に中国捜査当局に身柄拘束され捜査を受けているとみられる。

*32:「在日朝鮮・韓国人」「琉球民族」でわかるようにこの場合の「人種」には民族が含まれます

*33:とはいえアイヌ問題でもこの委員会から「小野寺まさるのようなアイヌ差別暴論を日本政府はきっちりダメ出ししろ。放置するな(実際には、事実上野放し状態)」などのだめだしが出ていて、それについても産経が逆ギレてますが。

*34:那覇市議、沖縄県議、那覇市長を経て沖縄県知事。著書『闘う民意』(2015年、KADOKAWA

*35:たとえば少女への性的暴行事件がきっかけで大規模な抗議集会が沖縄で開かれたのは橋本政権時代です。

*36:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*37ミャンマーの首都

*38:カイコについては本多勝一氏(長野出身)が「私が子どものころは、まだ養蚕がされていたので食べたことがある。結構おいしい(要約)」と、本多『本多勝一はこんなものを食べてきた』(2004年、七つ森書館)に書いていた記憶があります。

*39秋田大学教授、東洋大学教授、筑波大学教授を経て、現在、立正大学教授。著書『チャイナタウン』(2000年、丸善ブックス)、『池袋チャイナタウン:都内最大の新華僑街の実像に迫る』(2010年、洋泉社)、『改革開放後の中国僑郷:在日老華僑・新華僑の出身地の変容』(編著、2015年、明石書店)、『新・中華街』(2016年、講談社選書メチエ)など。個人サイト(http://qing-hai.org/)(ウィキペディア「山下清海」参照)

*40:陝西省の省都

*41:甘粛省の省都

*42:1967年、朝日新聞社。後に本多『カナダ=エスキモー』、『ニューギニア高地人』(1981年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』(1984年、朝日文庫)として文庫化。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/12 22:24 >まあ、安倍はそんなこと言わないでしょうし、言わなくても産経もM谷N子女史もid:noharraもたぶん安倍批判なんぞしないでしょう。

教授もですね。まったく無責任な連中です。

>ご指摘のように、首相をやめて、責任のない立場になったことによる「口先だけのいい加減なものであったこと」が改めて明確になるわけです。

拙記事のご紹介ありがとうございます。それでご紹介いただいたので、私もしばらくぶりにこの2つの記事を読んでみましたが、安倍の発言のデタラメさは、まさにこの2つの記事で言い尽くされていますね。いくらid:noharraさんが私の記事を批判しようが、けっきょく彼は、この記事の内容を覆せるだけのことを何一つ主張できず、単に安倍さんは立派だとかいう話ばかりして、それでいつの間にやら安倍を罵倒するというなんとも無様で無残な有様になっているわけです。尚子女史も教授も、自分の浅はかな発言や行動を少しは反省しろです。で、教授のデタラメさや問題発言を、関係ない話を持ち出したり自分が教授の弟子であることを隠して第三者面して擁護したどっかの馬鹿にいたっては、語る言葉がないですね。あの人物は、さすがに安倍絶賛はしていないでしょうが。

いずれにせよ、あの安倍の胡錦涛への無責任発言を高く評価した人間は、それだけで馬鹿判定していいんじゃないんですかね。まともな人間なら、そんなものを相手にはしないでしょう。どっかの馬鹿が真に受けたビール祭りみたいなものです。それで私の記事に、無理筋な反論をしたid:noharra氏にいたっては、論外にもほどがるというものです。

>ウシガエルの四川風煮込み

カエルは私も食べたことがあります。これは川口遠征ですかね。いずれは、豚の脳みそを食べたいと思います。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/12 22:38 id:Bill_McCrearyさん
>無責任な連中

 ですよねえ。

>安倍の胡錦涛への無責任発言を高く評価した人間は、それだけで馬鹿判定していいんじゃないんですかね。

 全く同感ですね。大体
1)首相時代、安倍はそんなこと言ってない
2)慰安婦問題や統一教会への祝電問題一つとっても、安倍は人権派じゃない
ですからね。

>自分が教授の弟子であることを隠して第三者面して擁護したどっかの馬鹿

 卑怯者にもほどがありますね。

>これは川口遠征ですかね。いずれは、豚の脳みそを食べたいと思います。

 中国料理ファンにとってはかなり魅力的なところになってるようですね。
 一時、「西川口風俗」として話題となった「いわゆる違法風俗」が潰されて、大量の空き空間(?)ができたことと、「芝園団地の存在」が大きいのでしょうね(ただし駅前に行けばわかりますが風俗店が全くなくなったわけではないです)。
 以前別記事で書きましたが、西川口では一回、ウイグル料理の火炎山とやらに試しに行ったことがありますがそれ以降は特に行ってないです。

2018-09-25

今日の産経ニュースほか(9/25分)(追記・修正あり)

| 21:58 |

リテラ『森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発佐川さん、嘘ついたらあかん」』

https://lite-ra.com/2018/09/post-4279.html

 高世仁リツイートしていたので気づきました。巣くう会、家族会とズブズブの高世もさすがにモリカケで安倍をかばう気はないわけです。

 大手メディアはこの“未解決事件”を追いかけることもなく、安倍首相同様、まるで問題が「終わったこと」になっている。

 しかし、そんななかでも追及をつづけるメディアがあった。昨日、テレビ東京報道番組『ゆうがたサテライト』と『WBS』が、森友公文書改ざん問題を独自取材し、大々的に取り上げたのだ。

 最初にテレ東は、実際に公文書を書き換えさせられたとされる、自殺した近畿財務局の職員・Aさんの父親取材。テレビでははじめて取材に応じたAさんの父親は、「自分ひとりで別に責任を負う必要はないのに、なんで死なないけなんだんか」と無念を滲ませ、「(上司に)言われた通りに報告書を書いた(書き換えさせられた)ということは、本人の口からでなしに、最後に、遺書にそういうことを書いてありました」「(遺書は)7枚か8枚か、レポート用紙に書いとりましたから」と話した。

 しかも、テレ東取材はこれで終わらなかった。なんと、近畿財務局など財務省の財務局OB職員6人がカメラ取材に応じたのだ。それも、全員が顔出し・実名での告白だ。

 まず、国有財産の鑑定などを担当した伊藤邦夫氏は、Aさんの死について、このように語った。

「本省の幹部の方々が一切責任を取らないという状況のなかで、現場の職員だけが苦しんで、そして最悪の事態と言いますか、仲間は自死に追い込まれた」

 Aさんの元同僚であり、国有財産の鑑定などを担当した喜多徹信氏は、2人ほどの現役職員から電話をもらい、「改ざんとかの仕事をやらされているなかでね、100時間を超えるような残業時間、ずっと追い詰められて、そして顔が変わってしまった」と話を聞いたという。その上、通常は職員の葬儀日程などの情報が流れてくるはずなのに、Aさんの通夜の情報はそれがなかった。国有財産の管理を担当していた田中朋芳氏は、「当局(近畿財務局)としても、異常な扱い、特別な扱いをしていた」と言う。

 しかし、近畿財務局OBたちは、Aさんが自死に追い込まれる以前、国会での佐川宣寿・元理財局長の「交渉記録はない」「記録は残っていない」という答弁の段階から、その嘘を見破っていた。

「『佐川さん、嘘ついたらあかん』と。文書っちゅうんはそういうもんではない。そういう記録が全然ないなんていうことは(あり得ず)、『嘘つくな』ちゅうて、もう歯がゆい思いがして」(喜多氏)

 いや、そもそも、国有地を8億円も値引きして売却したという事実自体、近畿財務局で仕事をしてきたOBたちには“あり得ない”ことなのだ。実際、関東財務局で国有財産の鑑定を担当していた内藤宗助氏は、こう語っている。

「8億円の値引きというのは、これは自分の仕事のやり方に照らしてみても、極めて異常すぎるんですよ。政治家や何かからの関与、いろいろと言ってくる、これはたしかに実際にありうるわけですよ。私も実際に体験しました。しかし、そうであったとしても、やっぱりできることとできないことはあきらかにあるわけで、そこはきちっと使い分けてきたわけですね。しかし、今度のことは、いわば底が抜けてしまったみたいな感じ」

 記者が「公務員だけの判断で文書改ざんなんてあり得ないということですか?」と質問すると、財務局OBたちは「あり得ない」と口を揃え、深く頷いた。

 さらに、財務局OBたちが懸念するのは、これからの問題だ。

 今年7月、公文書改ざん問題のキーマンのひとりである太田充理財局長が、事務次官への最短ポストである主計局長に昇進。改ざんに「責任を負う立場」だったとして文書厳重注意を受けた(ボーガス注:主計局長の)岡本薫明氏も事務次官へと昇格した。だいたい、これだけの問題を引き起こしておきながら、財務省トップである麻生太郎*1財務相は辞任することもなく、挙げ句、10月の内閣改造で続投が発表される*2のは間違いないとみられている。こうした人事について、国有財産の管理を担当していた安田滋氏は「今度また人事異動なんかで出世をしていくということで、かえって職場のなかがどんどんどんどん締め付けが厳しくなってくるだろう」と指摘する。

 そして、もうひとつの懸念は、公文書の問題だ。関東財務局で国有地の売却などを担当していた小濱達男氏は、はっきりとこう語った。

「今後おそらく、公文書改ざんしないと私は思います。しかし、つくるときの公文書そのものが、嘘の公文書をつくることになるでしょう」

 公文書改ざんするのではなく、これからは虚偽の公文書がつくられていく。これは推測ではなく、すでに現実になっている。現に、政府は今年4月に行政文書の管理に関するガイドラインを改正したが、経産省ではそれに合わせ、政治家をはじめ省内外の人物との打ち合わせの記録を「個別の発言まで記録する必要はない」などと指示するなど、“議事録は不要”とする内部文書を作成していたことが発覚。さらに、毎日新聞報道によれば、経産省幹部は課長級職員たちに「官房副長官以上のレクチャー(説明)では議事録を作成しないように」と指示していたという。こうした公文書を骨抜きにする指針をひそかに打ち出しているのは経産省だけにとどまらない可能性は高い。

 このように、森友問題は「終わった」話などではまったくない。番組でも触れていたが、安倍首相夫人である昭恵氏の話が最初に出てきた2014年4月28日の交渉記録について、今月18日におこなわれた森友問題の野党合同ヒアリングで追及を受けた財務省理財局の嶋田俊之課長は「まだ見つかっていない」などと、いまだにシラを切りつづけている。

 それどころか、今年5月に国交省が作成したとみられる国交省財務省の話し合いメモでは、〈近畿財務局と理財局のやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とする〉などという発言が記されていた。この期に及んで財務省文書を“隠蔽”しているのだ。

 にもかかわらず、冒頭にも書いたように、大手メディアは森友・加計問題を「終わった」ことのようにし、追及することはない。いや、問題が噴出したときも、しっかり報じていたのはごく一部の番組だけだった。

 そんななかで、テレビ東京の『ゆうがたサテライト』は、昨年の段階から森友学園日本会議の関係を伝えたり、昭恵氏の講演会の様子を放送、さらには昭恵氏に直撃するなど、積極的な報道で注目を集めていた。そして、テレ東は、問題を過去のものにしようとする他局とは違って、独自取材をおこない、貴重な証言を引き出したのだ。財務省の財務局OBたちの告発を報じた今回の報道は、まさに称賛に値するだろう。

 今回、近畿財務局のOBである田中氏は、なぜ取材に応じたのか、こう語っていた。

国会が閉会してしまったら、みなさん関心もたないようなかたちになってくるという面もあり、そうなってほしくないということで、こういうかたちでインタビューにも応えさせていただいた」

 安倍首相国会での追及から逃げつづけ、閉会とともに森友・加計問題を「終わったこと」にした。しかし、それで終わらせるわけにはいかない。テレ東記者の奮闘のあとに、他のメディアもつづいてほしい。

 リテラ同様、テレ東報道姿勢を高く評価したいと思います。こうしたテレ東の姿勢は他のテレビ局のだめさ加減を見事に証明していると思いますね。フジテレビには何も期待しませんが、TBSテレ朝など他のテレビ局はもっとまともな報道をしてほしいもんです。


日経内閣支持率、7ポイント増の55% 本社世論調査

https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=4858805

 日経以外でも同様の傾向のようです。呆れて二の句が継げませんが、「総裁三選のいわゆるご祝儀相場」でしょうか。それにしたって

総裁三選のいわゆるご祝儀相場

「テレビ*3が安倍の恫喝を恐れて、まともに安倍批判しないこと(モリカケにせよ、文科省汚職にせよ、障害者雇用水増し問題*4にせよ、とにかく何にせよろくに批判しない)。その代わりに日大アメフト騒動だの貴乃花騒動だの、どうでもいいことばかり騒ぐ」

自民党内で石破*5以外はろくに安倍批判せず、二階*6幹事長、岸田*7政調会長など多くの党、政府幹部は安倍にべったりであること」

「最大野党立憲民主党が国民民主など旧民進党系(保守系)につくか、共産党社民党左派)につくか、どっちつかずの曖昧な態度によって、野党共闘をリードし、存在感を示すようなことができず、保守系野党支持者からも、左派野党支持者からも愛想づかしされたためか、最近、支持率が減少傾向*8にあり、ついに世論調査によっては支持率が2桁(10%台)から1桁になったこと」

など「安倍に有利な事情(?)」を割り引いても呆れて二の句が継げませんが。となると内閣改造するとご祝儀相場で上がるのか?。正直、非常識すぎる結果に分析する気すら失せます。

 「安倍政権以前はともかく」安倍政権誕生後、「いつもながら」日本人であることが本当に嫌になってきます。「汚職政治家朴槿恵大統領やナジブ首相)を政権交代で葬り去った韓国マレーシア」が「うらやましくなってきます」が、野党など批判派は諦めずに頑張るほかはないのでしょう。正直、げんなりしますが。


■毎日『甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式』

https://mainichi.jp/articles/20180923/k00/00m/010/112000c

 いくら「経産相第一安倍内閣)」「自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)」「経済財政担当相(第二次、第三次安倍内閣)」と安倍が過去に重用していた*9とはいえUR疑惑で大臣を辞めた男を自民党三役(総務会長)にしたいとは、事実なら全く我々国民もなめられたもんです。

 それにしても甘利にそれほどこだわるとは、安倍にとって甘利のどこがそこまでお気に入りなんでしょうか?。「国立競技場問題で事実上文科相を更迭された」下村、「都議選失言などで事実上、防衛相を更迭された」稲田*10なんぞはそこまではお気に入りでないようですしね。

【追記】

産経甘利明氏、自民党選挙対策委員長起用へ 内閣改造

https://www.sankei.com/politics/news/181001/plt1810010022-n1.html

 噂された総務会長ではないといえ、事実ならばずいぶんと国民も馬鹿にされたもんです。世論調査結果がどうなるかが気になるところですね。

【追記終わり】

 

【ここから産経です】

■日トルコ首脳会談 EPAの早期合意を確認

https://www.sankei.com/politics/news/180925/plt1809250005-n1.html

 「欧米諸国から独裁的だと非難されるトルコ首相とためらいもなく首脳会談したあげく、EPA早期実現」て。いつもながら安倍という男には「人権擁護」の四文字はどこにも存在しないわけです。おそらく人権問題での発言など何一つなかったでしょう(メルケルドイツ首相マクロン・フランス大統領などなら苦言を呈したかもしれませんが)。

 なるほど、だからこそ「シベリアの石油利権が目的か、島返還が目的か」はともかく、「独裁的な面などで欧米に批判されるプーチン」との交遊をためらいなく自画自賛するし、当初「チベットだのウイグルだの」で批判していた中国に対しても「財界の突き上げによって一帯一路にも参加する」わけです。

 結局はチベットだのウイグルだのはためらいなく見捨てるわけです。


■【大相撲貴乃花親方が日本相撲協会を退職 「真実を曲げられない」と告発状への見解相違を理由に

https://www.sankei.com/sports/news/180925/spo1809250028-n1.html

 テレビが政治問題などよりこんなことを騒いでること、しかも「スキャンダルとして騒いでるだけで相撲界をよくしようとはかけらも考えてないこと」には心底うんざりしますが、それはさておき。

 まあ貴乃花も訳のわからない人間です。

 内閣府へ提出した協会運営の不備を批判する告発状をめぐる協会との見解の溝を埋められなかったことなどを理由に挙げた。

て「そんなん、いつの話だよ」て話です。貴乃花の話が事実だとしても、もっと早い時期に協会執行部にきちんと抗議しておくべき話でしょう。

 今頃退職届を出して愚痴っても何もどうにもならないでしょう。そんなことを今頃するくらいなら黙ってやめた方がよかったんじゃないか。周囲に頼りになるブレーンがいなかったんでしょうね。


■【主張】新潮45の休刊 「言論の場」を閉ざすのか

https://www.sankei.com/column/news/180928/clm1809280001-n1.html

 おいおいですね。そもそも批判派の多くは新潮社に対して「反省の意を示して謝罪しろ」「記事を撤回せよ」とは言っていても「廃刊しろ」はいってないでしょう。

 休刊(事実上の廃刊)したのは「謝罪も記事撤回も『非を認める行為』は何もしたくないが居直り続けるのは無理らしい。公称2万部で新潮45なんて大して売れてないし、この際休刊しちまえ」つう新潮社の判断に過ぎません。

 新潮社にとって新潮45は所詮「金儲けの道具」でしかなく「言論の場」ではなかったのでしょう。

 つうか産経はいい加減、杉田のLGBTへの暴言を批判したらどうなのか。


■「新しい名前と誌風で再出発を」新潮45休刊で竹内洋*11・関西大東京センター長

https://www.sankei.com/life/news/180925/lif1809250030-n1.html

 現在の若杉良作編集長に変わってからは明確に右寄りの誌面になり、いかがなものかと思っていた。部数低迷を受け、過激な右路線で売ろうというセンセーショナリズムに走ったのだろうが、その結果、『正論』や『WiLL』と似た内容となり、雑誌としての特色が失われた。

 吹き出しました。「今までは批判などまるでしてなかった」のに手のひら返しで批判を始めた森友疑惑発覚後の「ウヨ連中の籠池切り捨て」同様の要素「新潮45切り捨て」が竹内や産経にはあると思います。何せ「新潮45への杉田駄文掲載直後」は何の批判もしてないわけですから。しかし、それはさておき。

 産経文化人で「旧民社党支持者であることを公言している」竹内は立派に「極右」と思いますがご本人の自己認識はどうやら極右ではなく、一方、彼の認識だと「新潮45」「月刊正論」「ウィル」は極右(しかも新潮45は商売極右)なんだそうです。しかし「正論が極右」なら「産経極右」であり「産経文化人の彼も極右」という認識になぜならないんですかね?


■新潮45休刊に「言論で対応すべきだった」 辻田真佐憲氏*12

https://www.sankei.com/west/news/180921/wst1809210057-n1.html

 これが前例となると、今度はリベラル系の雑誌*13が問題を起こした際に、休刊の圧力が強まる結果にもなりかねない。

 まあ休刊と言っても事実上の廃刊でしょう。

 それはともかく、リベラルにせよ、左派にせよ、右派にせよ、まともな雑誌はあんなヘイトスピーチ記事は載せませんので杞憂でしかないですね。

 「ホロコースト否定論マルコポーロ廃刊に「廃刊、休刊圧力がー」というくらい馬鹿げています。

 というか「新潮45があまりにも売れ行きが悪いがために」これ幸いと休刊した面が大きいと思いますけどね。率直に言って批判はあっても、批判派は必ずしも廃刊を求めてはいないし、廃刊を主張した人間にせよ権力者でも何でもない。「マルコポーロ事件時のサイモン・ウィーゼンタール*14」のような強力な不買圧力*15なんて存在してなかったでしょう。

 実際「新潮45」が所属(?)するオピニオン誌という分野は、すでに「論座」(朝日)、「月刊現代」(講談社)、「諸君」(文春)は休刊しています。

*1:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相第一安倍内閣外相自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理財務相

*2モリカケが安倍の不祥事であること、麻生派閥ボスであること(麻生が反安倍になれば政権運営が厳しくなること)を考えればとても安倍も彼を更迭などできないでしょう。これは「第一安倍内閣松岡農水相(当時)の事務所費疑惑」「第二次、第三次安倍内閣の甘利経済財政担当相(当時)のUR疑惑」など「安倍が関係ない疑惑」とは話が違います。

*3:新聞や週刊誌は割と頑張ってるかと思いますが、テレビに比べ影響力が今ひとつかとは思います。

*4:あの種の不祥事は安倍政権以前ならもっとテレビで報じられてるでしょう。つうか「自らが当事者のモリカケ」だけでなく「政府不祥事」とはいえ障害者雇用促進法が作られた1976年から不正が横行していた(つまり安倍個人の責任ではなく、1980年代の大平政権などから引きずってきた問題で今回初めて発覚したに過ぎない)」といわれる水増し問題ですら、恫喝でまともに報道させないという安倍も、それに屈服するマスコミも全く困ったもんです。

*5小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*6:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*7第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*8:減少の理由はそういうことであろうと俺は思っています。

*9:正直安倍以外の総理はここまで重用していません。

*10第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相歴任

*11:著書『パブリック・スクール:英国式受験とエリート』(1993年講談社現代新書)、『大学という病:東大紛擾と教授群像』(2001年、中公叢書)、『教養主義の没落』(2003年、中公新書)、『丸山眞男の時代』(2005年、中公新書)、『学歴貴族の栄光と挫折』(2011年講談社学術文庫)、『立志・苦学・出世:受験生の社会史』(2015年講談社学術文庫)、『革新幻想の戦後史(上)(下)』(2015年中公文庫)など

*12:著書『日本の軍歌』(2014年幻冬舎新書)、『大本営発表改竄隠蔽捏造太平洋戦争』(2016年幻冬舎新書)、『空気の検閲:大日本帝国表現規制』(2018年光文社新書)など

*13:具体的にどこを想定してるんでしょうか?。岩波世界?。

*14:事実を指摘してるだけでサイモンを批判してるわけではありません。

*15とはいえマルコは売れてなかったので圧力などなくてもおそらく廃刊だったでしょうが。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/09/26 07:45 >内閣支持率、7ポイント増の55% 本社世論調査

今回はご祝儀でしょう。10月、11月の内閣支持率がポイントですね。ここで、少なくとも有権者にアピールすることができるかです。いや、私は何をどうしたって、安倍内閣なんか師事しませんが。

>となると内閣改造するとご祝儀相場で上がるのか?。

残念ながらそういうことです。

>いつもながら安倍という男には「人権擁護」の四文字はどこにも存在しないわけです。おそらく人権問題での発言など何一つなかったでしょう。

何をいまさらながら、教授、尚子女史、noharraさん、拙ブログのコメンテイター連中のアホぶりにあきれ返ります。

>しかし「正論が極右」なら「産経も極右」であり「産経文化人の彼も極右」という認識になぜならないんですかね?

あるいは竹内は、自分は極右ではないが、正論や産経のの極右を批判はしない、「新潮45」の極右は、商売右翼で評価するに値しない、という認識なのかもですね。ていいますか、ご当人の言い分を整合性のあるように解釈すればそういう支離滅裂な話になります。たぶん彼は、産経新聞系に寄稿しながらも、産経みたいなキチガイとは自分は違うという地涌があるんでしょう(苦笑)。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/09/26 07:48 失礼。

師事→×

支持→〇

地涌→×

自負→〇

です。念のため。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/27 05:19 id:Bill_McCrearyさん
>今回はご祝儀でしょう。

 とはいえ我々安倍批判派からすれば「モリカケが発覚したのに」「プーチンにあれほどこけにされたのに」などといった感想は拭えませんね。モリカケでやめなくていいのなら過去の「疑惑退陣首相」、具体的には「立花隆が暴いた金脈疑惑の田中角栄」「佐川疑惑の細川氏(まあ彼の場合は『国民福祉税問題』で社民党、新党さきがけの反発を買ったつう問題もありますが)」「故人献金疑惑の鳩山氏(まあ彼の場合は沖縄基地問題での社民党連立離脱もありましたが)」なども「安倍の居直りが許されるのなら俺だってやめんわ」ですよねえ。

>連中のアホぶりにあきれ返ります。

 まあ、安倍が人権派であり得ないなんてことは河野談話否定派と言うだけでモロバレですよねえ。奴の反中国は単に「奴が右翼的理由から中国が嫌いだから」か「奴の支持層であるウヨへのこび」でしかない。
 その反中国も「それほど強固なものではなく、場合によったら一帯一路やAIIBに参加するかもしれない」なんてことも第一安倍内閣発足直後の訪中でわかることです。

>支離滅裂な話

 どう解釈しても支離滅裂ですよねえ。

リベラルリベラル 2018/09/28 05:08 bogus-simotukareさん
abemaTVで新潮45休刊問題をやっていましたが、杉田水脈擁護記事を書いたゲイである松浦大悟・希望の党元議員(厳密にいえば元民主党参議員)が出演していましたが、発言が「ゲイの多くは杉田の記事に怒っていない」「ゲイ運動は党派運動で左翼が仕切っている」「抗議デモをしてる連中に反天皇、安倍政権反対のプラカードを掲げている者がいる」「皆さん、抗議をしてる人を見てこれがゲイ全体だと思わないで欲しい」「日本のゲイの多くは保守」など、何の問題もない杉田の記事を左翼が攻撃し、当のゲイは差別とは思っていないように発言していました。

また、出演者の小藪千豊もゲイ団体が抗議する事が悪い様に発言していました。

松浦大悟は元民主党議員でリベラル政策を主張していたのに、小池新党に乗っかり、希望の党から出馬した時から右翼転向し、希望の党から出馬時に自身のゲイ・カミングアウトしようとしたら、リベラル系ゲイ勢力から断念するよう求められた(本人の弁)等、リベラル批判をし始め、それまでの思想、政策まで捨てて右翼転向して当選しようとした卑怯者です。
松浦によってゲイがより偏見の目で見られるようになってしまうでしょう。
また、その前の放送で、杉田水脈擁護の記事を書いた小川榮太郎も出演していましたが、「喧嘩する事によって議論が深まり、物事が解決すればいい」など杉田や、自身らの記事によってLGBT問題が進化するような事を言っていましたが、小川は自分の差別的主張を正当化しているだけでした。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/28 05:35 リベラルさん
>杉田水脈擁護記事を書いたゲイである松浦大悟

 すごいですねえ。ゲイをカミングアウトしてそれですか?。杉田の行為なんてLGBT差別以外何物でもないし、石破など保守派ですら批判する人間がいるのにそれですか?

>小藪千豊

 小薮ってのは吉本芸人ですが顔は不細工で愛想はないし、俺にとっては少しも面白くないですね。あげくそんな馬鹿ウヨでは評価するところがない。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/09/28 08:00 リベラルさんのご紹介している番組を見ていないのでめったなことは言えませんが、そして松岡なる人物を全然知りませんが、そういう発言をするのもすごいですよねえ。杉田論文が出た直後でなく、休館騒動が起きている最中にそういう発言をするというのがものすごく空気が読めないというか、社会常識の欠如を感じますね。各方面にもいい迷惑です(苦笑)。

>小川榮太郎も出演していましたが、「喧嘩する事によって議論が深まり、物事が解決すればいい」など杉田や、自身らの記事によってLGBT問題が進化するような事を言っていましたが

彼は単にギャラ目当てで書いただけでしょうね(苦笑)。藤岡、潮ほかにしたって、なんらLGBT問題に見識なり意見のある人間じゃなくて、単に頼まれたから、『新潮45』が期待するものを書いただけでしょう。

>というか「新潮45があまりにも売れ行きが悪いがために」これ幸いと休刊した面が大きいと思いますけどね。

たぶんですが、会社側から××部実売がなければ休刊とか、かなり厳しい条件を突きつけられていたんでしょうね。この号の内容が報道されたとき、え、こんなの出すかと驚いたんですが、たぶん無茶覚悟の編集だったんでしょう。

リベラルリベラル 2018/09/28 16:00 bogus-simotukareさん、Bill_McCrearyさん

松浦大悟はゲイというよりも「保守」をアピールしたい感じでした。次の選挙も希望の党から出るのでしょう。
松浦は「多くのゲイは権利を求めていない、むしろゲイ団体のせいでゲイが生きづらくなっている。」と妄言も吐いていました。
ゲイ団体=左翼、一部の人間という図式を作りたいんでしょう。


小藪は「抗議する人らも問題やと思う、ガ―と怒るから(杉田が)引いてしまう」「僕の周りのゲイの人は怒ってへんし、気にもしてない」「生産性が差別用語やと言うけど、僕なんか、芸人なんか生産性無いですよ、コメ作れへんし」と杉田の「ゲイの生産性」を擁護していました。

ネット番組は規制が無いので気分の悪い発言だらけです。

アンドリュー・バルトフェルドアンドリュー・バルトフェルド 2018/09/28 21:28 >AbemaTV
ロクに見ていなくても、ウヨの巣窟と断言して間違いはありません。
小松靖のように「杉田議員は欠席裁判に晒されて気の毒だ」というバカがいますから。
因みに10月からテレ朝の昼の番組で司会をやりますので、尚タチが悪いです。

>ゲイでウヨ
町山智浩が自著で「アメリカにもゲイでオルタナ右翼がいる」と書いていた気がします。

小藪に限らず、吉本芸人の殆どはウヨと見なしていいですね。
関西ローカルだと千原せいじとかが言いたい放題ですから。

リベラルリベラル 2018/09/28 23:04 アンドリュー・バルトフェルドさん
小松靖アナのウヨ擁護は見ていて気分悪いです。ウヨ論客が不利になると話を遮って「今はその話ではありませんから」「今、私(小松)が喋ってるんで」とウヨ論客に助け舟です。
ワイドスクランブルで夜回り先生や井筒監督と衝突するでしょう。

吉本では小藪以外にもほんこん、ハイヒールリンゴ、ロザン宇治原がウヨ芸人ですし、吉本以外でも桂春蝶、桂ざこばがウヨです。
言って委員会NPや正義のミカタなど害悪番組ですね。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/29 03:15 アンドリュー・バルトフェルドさん 、リベラルさん
 ご批判されてるアベマや小松、千原や宇治原らについてはググると
■リテラ『見城徹のAbemaTV安倍首相“接待”番組は親会社・テレ朝幹部もグルの選挙応援だった!?』
https://lite-ra.com/2017/10/post-3528.html
■リテラ『千原せいじ、ロザン宇治原が「森友追及はクソ」「佐川喚問は魔女裁判」とネトウヨばりの政権擁護!』
https://lite-ra.com/2018/04/post-3922.html
■リテラ『安倍一派のテレ朝支配は『報ステ』以外にも! 杉田水脈まで擁護するネトウヨ局アナの小松靖が“お昼の顔”に』
https://lite-ra.com/2018/08/post-4177.html
■赤旗『安倍首相の意向 「放送制度改革」、フェイクニュース・ヘイト横行の危険』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-11/2018041114_01_1.html
■赤旗『同性愛「趣味みたいなもの」、自民・谷川議員が(ボーガス注:アベマTVで)暴言』
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-08-03/2018080302_02_1.html
なんてのがヒットしますね。

>吉本芸人の殆どはウヨと見なしていいですね。

ただし
■リテラ『ほっしゃん。(星田英利)とウーマン村本がネトウヨの反日攻撃めぐり論争? 差別と闘い続けるほっしゃんに拍手!』
https://lite-ra.com/2018/01/post-3738.html
によれば例外もいるようですね。

2018-09-24

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(9/24分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻)(追記・訂正あり)(追記・訂正あり)

| 01:00 |

 常岡*1らを取り上げます。

時事通信『安田さん「とんでもなくタフ」=長かったと友人の常岡さん』

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102400030&g=soc

 「日本のマスコミってバカ?」ですね。常岡が安田氏の友人自称してるのは事実ですが、当の安田氏はどう思ってるかわからないし、そもそもいつ常岡が「安田の友人代表」になったのか。

 しかも「日本政府に水面下交渉を求める川上泰徳氏ら」に「そんなもんは必要ない」と無茶苦茶な放言するなど、およそ常岡の態度は「友人とは思えないもん」でした。

 むしろ川上氏らに「今のお気持ちはいかがですか?」と聞いたらどうなのか。

 しかし常岡の発言をパロれば常岡も「とんでもなく恥知らず」「とんでもなく屑」ですね。

 「お前、安田解放に貢献したわけでも何でもねえのに、むしろそれを妨害してたのに友人面して売名してるんじゃねえよ」「大体お前ツイッターでさんざん日本のマスコミの悪口いってるじゃねえか。都合のいいときはそのマスコミを売名に利用かよ?」「お前はとっとと出身地の長崎に帰って、地方記者に戻れよ」ですね。


毎日新聞『安田さん解放、「とてもうれしい」大阪のジャーナリストら』

https://mainichi.jp/articles/20181024/k00/00e/040/293000c

 中東取材にかかわる大阪在住のジャーナリストらも安田さん解放のニュースを歓迎した。シリアやイラクでの取材経験が豊富なジャーナリストで、安田さんと親交がある西谷文和さん(57)=大阪府吹田市=は「日本政府の発表の少し前に、知人のシリア人を通じて解放の知らせを聞いた。戦闘に巻き込まれたり、心身が悪化したりしないか心配だった。解放されて、とてもうれしい」と胸をなでおろした。

 常岡に話を聞くくらいならこの記事に名前が出てくる西谷文和氏に話を聞いた方がずっとましでしょう。


■【単刀直言】世耕弘成経産相「安倍政権で日露平和条約締結を」

https://www.sankei.com/politics/news/181020/plt1810200001-n1.html

 なんとも常識外れですね。

1)日本政府の公式見解は「北方領土問題が日本への四島返還で解決しない限り平和条約は結べない」

2)その結果、歴代政権は日ソ国交正常化した鳩山一郎政権以降、平和条約が結べなかった

3)現在、安倍政権において領土問題が解決する保証はない

つう状況でこういうこと言いますか?

 日本が、1)を変える(領土問題が解決しなくても締結する)か、ロシアの方針返還で返還の見込みがでてくるなど、3)が変わるかしない限り平和条約締結なんかないでしょうに。 


ニューズウィーク日本版『シリア内戦の最終局面 停戦のカギを握るのは「トルコ」だ』(川上泰徳)

https://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2018/10/post-42.php

 この記事内容に近いことは青山弘之氏*2など別の方も言っていたかと思います(例えば■ニューズウィーク日本版『シリア反体制派の最後の牙城への総攻撃はひとまず回避された:その複雑な事情とは』(青山弘之)(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10982.php)参照)。

 クルドはともかく「イドリブ」を陥落させれば反体制派をアサド側が完全に打倒したことになります。

 とはいえトルコとしてはそれは容認できない。なんとか阻止しようと動く。

 一方、アサド側(アサドを支援するロシア、イラン含む)はいざとなったら、イドリブ攻撃するが「トルコが反体制派をなだめてうまく話がつけばそれでもいい」「トルコとの軍事衝突は避けたい」。

 で今、反体制側(反体制派の最大のスポンサーとされるトルコなど含む)とアサド側で「微妙な形で停戦してる」わけです。

 とはいえあくまでも、停戦は「微妙」です。お互い「軍事衝突しても簡単に勝利できるか疑問」だから衝突を避けてるだけに過ぎない。

 反体制側とアサド側で何らかの思惑違いから軍事衝突しないとは限らない。

 でその場合「トルコが、軍事攻撃を実行したがってる反体制派タカ派を押さえ込めるかどうか(仮にタカ派がアサド側に軍事攻撃を仕掛けた場合も『一部の連中が暴走しただけで反体制派主流とは関係ない』と切って捨てた上でそれを反体制派主流派やアサド側に飲ませられるかどうか)」が一番重要だと思うとしています。

 もちろん「アサド側から開戦する可能性」もある。しかし最低限、トルコとしては「反体制派から開戦する可能性を潰さない」とある意味「お話にならない」つうことです。

 なお、反体制派とアサド側で話がつけば「反体制派内のタカ派がシリアに居場所がなくなってシリア国外に移動(もちろんその場合もイラン、ロシア、トルコに移動ではないのはイランなどの立場上当然です)」し、シリア国外でのイスラムテロが助長される恐れがあると川上氏は見ています。


■日経『南北共演、極まる核危機』本社コメンテーター 秋田浩之*3

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36272150Z01C18A0TCR000/

 黒井が賛同ツイートしていたのですが俺は全く賛同できないですね。

北朝鮮による核武装という最悪のシナリオが、瀬戸際に近づいているとみるべきだ。

 「は?」ですね。

 第一に米朝、南北間で交渉中なのに何でそういう結論になるのかさっぱりわかりません。もちろん交渉がどんどん順調に進んで非核化がサクサク進むと思うほど俺も楽観的ではありませんが、一方でここまで悲観的な展望を語るのもおかしいでしょう。交渉は始まったばかりです。

 第二に俺にとって最悪のシナリオは「第二次朝鮮戦争」です。これさえ回避できるのであれば、ぶっちゃけた話、「北朝鮮の核保有」の方がまだましだというのが俺の価値観です。

 なぜなら北朝鮮が核保有したところでそれを自分から使用する選択肢は国力的にないからです。

 むしろ朝鮮半島情勢で一番あり得るのは「米軍の北朝鮮侵攻」でしょう。そしてそれを防ぎたいが故に「北朝鮮が核保有したい」つうなら「まあ米国が誰の目にもわかるような明白な形で、北朝鮮の体制保障する気がないなら仕方がないかな」つうのが俺の考えです。 

 積極的に北朝鮮の核保有を支持、正当化する気はさすがにない。ただし「米軍の侵攻の危険性がゼロでなくても非核化しろ」と北朝鮮に要求する気にはならないつうことです。

 それを「北朝鮮シンパ」「北朝鮮に甘い」「腰抜けだ」などと言われようとそれが俺の今の価値観です。多分そういう意味ではこの秋田某氏や黒井とは俺は「価値観が違いすぎて」わかり合えないでしょう。

 特に俺が理解できないのは「終戦宣言に黒井や秋田某氏が否定的なところ」です。「国交正常化や終戦協定に比べたらハードルが低い」、その程度の「体制保障的(?)行為」すらしないで何で北朝鮮が非核化すると思えるのか、「米国が政権転覆の選択肢を明確な形では放棄しない状況」で北朝鮮に非核化を要求して問題ないと思えるのかさっぱりわかりません。

 米議会関係者からも「韓国はもはや、在韓米軍はいなくなってもよいと思っているのでは」との声が聞かれる。

 米韓合同軍事演習中止は「事情はともかく」トランプも賛同したことなのに何でそういう評価になるのかさっぱりわかりません。そもそも「当面の米韓軍事演習中止=在韓米軍いらない」「軍事的緊張緩和=在韓米軍いらない」では必ずしもないですがそれはさておき。

 いや正直な話、在韓米軍などなくても北朝鮮は韓国に侵攻などできないでしょう。それだけの国力差がついてしまった。在韓米軍存在意義はむしろロシアや中国への対抗ではないのか。ただし、中ロとの関係に配慮し、それを公言しがたいが故に北朝鮮が持ち出されるだけではないのか。

 韓国はなぜ、まるで北朝鮮と共演するような動きに出ているのか。韓国専門家らによると、文在寅(ムン・ジェイン*4大統領はただの人気取りではなく、本当に正しい道だと確信し、南北の先行融和路線を走っている。韓国にとって最優先は非核化よりも、朝鮮半島での戦争を防ぐことにあるからだ。韓国の立場になれば、分からない話ではない。戦争になれば、韓国側にも数万〜数十万人の死傷者が出るという試算がある。 

 「おいおい、秋田、黒井、お前らにとっては重要度は非核化>戦争回避なのかよ、朝鮮半島から遠く離れた米国やEU諸国ならともかく、日本の隣国で戦乱が起こって、日本に人的、経済的ダメージがねえとか思ってるのかよ」ですね。もちろん日本めがけてミサイルも考えられるし、韓国だけ攻撃でもビジネスや留学、観光で多くの日本人が今や韓国にたくさんいるわけです。そうした人的被害やあるいは経済的被害をどう考えてるのか。

 俺だって重要度は「戦争回避>非核化」ですが。韓国人だけでなく日本人なら皆がそうあってしかるべきだと思いますけどね。いやロシアや中国も同じじゃないか。

 朝鮮半島から遠く離れた米国やEU諸国じゃないんですから。

 あるいは別の言い方をすれば「朝鮮半島は日本にとってはEU諸国にとってのシリア」でしょう。

 シリア内戦で難民がきていることはEU諸国にとってかなりの負担でしょう。

 逆に我々日本人にとっては遠く離れたシリアなどある意味どうでもいいわけです。

 日米の安全保障専門家は将来、北朝鮮が武力統一に動く余地を与えてしまうと心配する。

 本気で言ってるならキチガイの沙汰です。そんなことは国力的にできるわけもない。産経ならまだしも日経でこんな与太記事が紙面に乗るとは呆れて二の句が継げません。

 「ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツ西ドイツに侵攻する」位あり得ない話です。

 こんなトンデモ記事に賛同する黒井が自称「インテリジェンスの専門家」つうのも呆れて二の句が継げません。

 北朝鮮に核が残れば、日本も深刻な脅威にさらされる。

 「核保有していい」とまでは言いませんが、全然深刻な脅威ではないですね。あえて言えば「北朝鮮よりも軍事大国の中国、ロシア」の核の方がよほど脅威でしょう。数的にも北朝鮮よりずっと多いですからね。

 とはいえ、さすがに俺も北朝鮮はもちろん、ロシアや中国が日本めがけて核ミサイルを撃ち込んでくるとは思いませんが。

 安倍晋三首相は電話も含めると、三十数回にわたりトランプ氏と話し、非核化を説いてきた。尋常ではない頻度だ。

 それでもトランプ氏を制御できないなら、40回でも、50回でも働きかける価値がある。

 そんなことしてもトランプは安倍を無視するでしょうし、安倍もそんなトランプに対し何もできないでしょう。安倍は無能だし、トランプは横紙破りだし、てことです。

 EU諸国がイラン制裁に反対しても無視するのがトランプですから。


■桜木武史『シャーム解放委員会』PART 1

https://note.mu/takeshisakuragi/n/n2c32237cfb50

 常岡や黒井は指摘したがらないことですが、「反体制派びいき」であることを認めていても「ある程度フェアでありたい」と思うのか、反体制派にアルカイダ系がいることに触れる桜木です(こうした指摘は青山弘之氏もしていますが)。

 それが旧称「ヌスラ戦線」、今は「シャーム解放委員会」です。

 反アサドということで「シャーム」をアサドを支援するロシアやイランが敵視してることは言うまでもありません。

 しかし米国も「反アサドでもアルカイダなんか支持できない」ということで「反安倍でも共産と手を組みたくない」という連合のようにシャームを敵視してきました。

 シャームが「脱アルカイダ」を宣言しても「脱つうことは昔はやっぱりアルカイダなんじゃねえか」「米国、トルコ、ロシア、イランなど、どこもアルカイダには好意的じゃなくて、追い詰められたから脱退を言い出しただけじゃねえか」「偽装脱退じゃないのか」と敵視は変わらないわけです。

 最近は「アサドを有利にしたくない(アサド打倒のためにはシャームでも猫の手でも何でも借りたい)」「シャームも追い詰められたからとはいえ大分丸くなった」ということで米国政府にも「シャームを大目に見てもいいのでは」つう意見が出てるようですが、それにしたって「アサドを有利にしたくない」「シャームも丸くなった」つう党利党略です。基本的には「シャームなどできれば、いらない」「反アサドの中心、主力はシャームでは困る」つうのが米国の基本線の訳です。


■桜木武史『トルコのシリア参戦』

https://note.mu/takeshisakuragi/n/n2230fb419fe0

 常岡や黒井は指摘したがらないことですが、「反体制派びいき」であることを認めていても「ある程度フェアでありたい」と思うのか「アサドを支援するロシア、イラン」だけでなく、反体制派側もトルコなどの支援を受けていたことに触れる桜木です。

 トルコの目的としては1)アサド打倒、2)シリアのクルド打倒

ですね。それが今後うまくいくかはどちらも疑問符がつきますが。


■桜木武史『ロシアのシリア参戦』

https://note.mu/takeshisakuragi/n/n4aa81b032aa2

・ソ連が崩壊してロシアが誕生して以降、これほど大規模な軍事介入は初めてでした。

・外交の専門家も(ボーガス注:多くの人間は)ソ連が崩壊して以降、(中略)(ボーガス注:ロシアのシリア介入は反アサド派にとって)脅威にはなり得ないだろうと高をくくっていましたが、シリアに参戦したロシアの活躍ぶりには目を見張りました。

・ロシアはシリアの覇権を欧米には手を触れさせない覚悟の上で掌握する構えに見えました。(ボーガス注:アメリカが軍事侵攻してフセイン政権を転覆した)イラクにしても、(ボーガス注:英米仏が反体制派を支援してカダフィ政権を崩壊させた)リビアにしても、欧米が中東の勢力図をむちゃくちゃにしたこともロシアの怒りを買いました。

・ロシアはイランと表面上はアサド政権を支える同盟国ですが、シリアでの影響力を誰よりも確保したいロシアとしては軍事介入をすることでイランより上に立つことを望みました。

・ロシアの軍事介入にはシリアだけではない中東全域を見据えての判断です。

(中略)

 ヨーロッパではウクライナの問題に絡みロシアへの風当たりは強いです。様々な要因を考慮して、それでもアサド政権を支えてシリアでの覇権を握ることが今後ロシアにとって利益になると判断したのだと思います。そして、現在、ロシアがシリアでの戦争に終止符を打つべく画策しています。

 シリアの情勢だけに注視している僕として、ロシアのシリアへの軍事介入を説明することは難しいです。記事を読み、当たり障りのないことだけ書き記しました。ロシアの専門家、国際政治学者の方々がシリアとロシアの関係については詳しく考察していますので、より深く学ぶのであれば、そちら*5を参考にしていただければ幸いです。

 イラクやリビアについて「介入したくても介入する能力がなかった」のか、「介入する必要性を感じなかった」のか、イラクやリビアには介入しなかったロシアもなぜかシリアには本格的に介入しました。それだけシリアに「イラクやリビア以上の」重要性があったのか、はたまたイラク、リビアの状況がロシアにとって我慢ならず「シリアだけは後の祭りにはしない」ということなのか。

 一方「イラクやリビアには介入しなかったこと」「旧ソ連崩壊後、国内紛争(チェチェン紛争)以外ではこれほど大規模な介入はなかったこと、旧ソ連時代のアフガン介入は失敗してること」から「ロシアの介入は失敗する(そして場合によってはプーチン*6政権が崩壊する)」と見ていた欧米や「反体制派を支援していたサウジやトルコ」などの予想は「ロシアの予想外の健闘」と「反体制派の予想外の無力さ」で「アサド政権が反体制派を完全に圧倒し」完全に裏切られます。そしてもはや、どんな形であれ「ロシアの意向を無視してのシリア内戦終了」は考えられなくなりました。

 

■桜木武史『ファトフ軍』

https://note.mu/takeshisakuragi/n/nc5f87ca364cf

 ファトフ軍を支えたのはトルコを主軸として、サウジアラビアカタールが強力しました。外国の支援というのは現金なもので、当時の反体制派の勢いを利用してアサド政権を崩壊させるという希望を(ボーガス注:サウジなど反アサドの立場に立つ)諸外国は抱いていました。しかし、この快進撃に楔を打ち込み、反体制派の支援を一気に停滞させた大国があります。それが(ボーガス注:アサド政権を支援した)ロシアになります。

 黒井や常岡は触れたがらないことですが、アサド政権だけでなく、反体制派「も」このように外国の支援を受けていたわけです。

 もちろん結果的には「ロシアやイランなどのアサド政権支援>トルコやカタール、サウジなどの反体制派支援」であり、その結果のアサドの今の軍事的優位ではあるのでしょうが。

 反体制派びいきとはいえこうした事実に触れるだけ、桜木は常岡らよりはフェアと言えるでしょう。

 もちろん言うまでもなく(?)青山弘之氏はこう言う事実に触れています。

 2015年4月、クルド人の地域での取材を終えて、トルコに戻ると、私はイドリブ県での衝突に釘付けになりました。何とか向かえないものか。シリア人の友人に相談を持ち掛けると、こう忠告されました。

「ファトフ軍はムジャーヒディーン軍(僕が2014年に従軍した自由シリア軍)とは異なる。正体も分からないような危険な連中が紛れている。そんな場所にタケシを連れていけないし、俺だって行きたくないんだ」

 まあいくらかでも客観的であろうとするなら「どちらかと言えば反体制派より」でも、桜木のような記述になるのでしょうね。常岡や黒井が反体制派万歳しかしないのとは偉い違いです。


■桜木武史*7アメリカのシリア参戦』

https://note.mu/takeshisakuragi/n/n480a59c57b07

 桜木記事を要約すると以下のようになるでしょう。

1)アメリカは「アフガンイラクに軍事展開してるのにシリアにまで手が回らない」ということで直接軍事介入することはせず、反体制派を軍事支援してきました。米軍が直接軍事介入しなくても、反体制派でアサド政権もISも打倒できるというのが米国の読みでした。

2)ところがいくつかアメリカに誤算が出てきます。「支援した反体制派の力不足」「反体制派内へのアルカイダ系組織の参加」「ロシアとイランの積極的軍事介入」「クルド勢力の台頭」です。

 反体制派は米国にとって期待倒れでした。しかも反体制派内にアルカイダ系組織が参加したことで「反体制派に支援するとその武器がアルカイダに流れないか」という危惧が出てきます。

 一方でロシア、イランの軍事介入で「ただでさえ期待倒れでアサド軍やIS相手に戦果が挙がらない反体制派」はISやアサド軍以上の強敵「ロシア、イラン」に敗戦を重ねていきます。

 ここで常岡や黒井だの「一部の反アサド(桜木もそうか?)」は「米軍のシリア軍事介入を要求する」わけですが、アフガンイラクだけでも手一杯の米国はそれをしませんでした。まあ、正直、是非以前に、米国にとって軍事能力的に、あるいは国内世論的(イラクアフガンも解決してないのに軍事介入するなという国内世論の批判)にできる話ではなかったでしょう。

 一方、反体制派が軍事的無力さをさらす中でクルドが力をつけてきます。米国は反体制派よりクルドに肩入れしていきます。トルコはそれに不満を述べますが米国は「シリアのクルドとトルコのクルドは違う。我々はトルコのクルドは支援してない」と言い訳します。

 クルドと反体制派の関係は「反体制派」がクルド独立運動を敵視するトルコの支援を受けていることで「反体制派がクルドを敵視する」という関係でした。

 これに対して、アサド政権イラン、ロシアの支援を受ける)は「アサドもイランもクルド独立や自治権に否定的」なものの、トルコとトルコの支援を受けた反体制派が露骨に反クルドであるのを見るや、「クルドと反体制派の共闘を阻止するため」クルドに対し曖昧な態度に終始します。

 その結果「ただでさえ反体制派は軍事的に劣勢」である上に、「アサドの方が反体制派よりまだまし」ということでアサドと共闘はしないものの、クルド勢力は、アサドにも反体制派にも肩入れしない態度をとります。その結果、反体制派は一層劣勢になるわけです。


■桜木武史『アサド政権イランの関係』

https://note.mu/takeshisakuragi/n/n7c57aca5202e

 平たく言えば「シリア・アサド政権イランイラク戦争の時にイランを支援してくれた。中東においてアサド政権ほど信頼できる国はイランにはない」との判断の下、イランは「アサド政権絶対死守の構えをとってる」つう話かと思います。

 それほど「イランイラク戦争トラウマ」はイランにとって大きいと言うことでしょう。


ツイートいろいろ

常岡浩介がリツイート

・KaSuehiro

 雑誌をやっていれば廃刊休刊することもある。しかし、それで生計を立てているスタッフのために広河隆一*8は全力を尽くしたか?。絶対にやっていないだろう。

 常岡とその同類って本当にクズだなと言うことが分かるナイスツイートです。

 何を根拠に「広河氏が全力を尽くしていない」と決めつけるのか。いやそもそもこいつらのいう全力とは具体的になんなのか?。そして俺がデイズJAPANスタッフなら「俺がいつ広河非難しろって頼んだんだよ?」じゃないかと思いますね。

 廃刊前に「何が何でも存続させろ、広河が手を引くというなら俺が経営を引き継いでもいい」つうなら、あるいは「急に廃刊を決められても困る」として広河氏ら経営陣相手に裁判闘争に踏み切ったスタッフがいたとして、そのスタッフを支援するなら、ともかく、廃刊してから「具体的なアクションを何もせず」、こんなこと「だけ」言っても復刊されるわけでも、スタッフの何らかの権利が守られるわけでもない。俺がデイズJAPANスタッフなら、「スタッフの生活ガー、とか言うならお前ら、俺に仕事でも世話してくれよ。お前らが広河さん嫌いだからって俺を手前の広河さんたたきに使うんじゃねえよ。俺は手前らの政治的道具じゃなくて一人の人間なんだよ。本当に胸くそ悪いわ」と思うでしょうね。

 まあ、とはいえ、常岡らを罵っても「仕事にありつけるわけでも、常岡らが謝罪する*9わけでも」何がどうなるわけでもないので、俺がスタッフの立場だとして「内心不快に思っても」それ以上、何もしないかもしれませんが。

常岡浩介

 わざわざ安田くんにインタヴューして自己責任論以外何も訊かないAERA。どいつもこいつもツルツルの脳みそどもである。リンクしない

 ちなみにググったところ、この記事は

■アエラ『安田純平さんが懸念する「自己責任論」の先 「泥水に突っ込む人が必要」という真意とは?』

https://dot.asahi.com/aera/2018111900014.html?page=1

■アエラ『「自己責任論」の批判は受け入れても、安田純平さんがこだわること』

https://dot.asahi.com/aera/2018111900015.htmlのようです。

 ぐちゃぐちゃ言ってるんだったら常岡は「自称に過ぎないとはいえ」、「自称ジャーナリスト」で「自称安田君の友人」なんだから「俺があるべき安田インタビューを世間に見せてやる!。安田君、俺に協力してくれ!」と安田氏に協力を求めて、彼に常岡個人がインタビュー取材すればいいだけの話です。

 しかし常岡がそれをしないということは「常岡は安田君の友人でもないし、常岡にはシリア問題についての知識も興味関心もないし、取材能力もろくにない」てことなんでしょうね。

 「安田君の友人でない」からこそ安田氏が常岡の取材を受けたとしても「安田君から重要な証言を引き出す」といった「友人としてのアドバンテージ」なんか何もないし、「シリア問題についての知識も興味関心もないし、取材能力もろくにない」から偉そうなこと抜かしてても、アエラなどよりも劣った取材しか出来ない可能性大の訳です。

 だったら黙ってりゃいいのに「俺の目から見るとダメダメ」と偉そうなこと抜かすんだから呆れます。「自分が安田取材できない事(取材を申し入れても、安田氏が常岡の申し入れを受け入れてくれるか分からない上、受け入れてくれても多分『常岡の無能さから』たいした取材成果など出ないことを常岡ですら自覚してるのでそれが怖くて常岡には安田取材が出来ない)」、にもかかわらず一方で「安田取材してるメディア(アエラなど)がある事への嫉妬がある」のか?

 大体「自己責任論以外」云々て何を聞いてほしいのか。そもそも「安田君」の側から「精神的に疲れ果てているので、しばらくの間は自己責任論に対する反論という最低限度の自己防衛しかしたくない」と申し入れてきた可能性だってあるわけです。

 アエラにも

https://dot.asahi.com/aera/2018111900014.html?page=2

 安田さんがこれらの声に心を痛め、家族や近所の人に迷惑をかけまいと、帰国後も自宅に帰れず知人宅などを転々としていることは、AERA本誌が前号で伝えた通りだ。

と書いてあります。そういう精神状態の人間がシリア問題についてガンガンものを言いたがるとか、アエラに限らずマスコミが「是非シリア問題についてガンガン話してください」と聞けると思うとか考える常岡は、はっきりいって「人格破綻者」「サイコパス」ではないのか。

 大体、安田君が「がんがんシリア問題について何か言いたい」なら別にインタビューという形でなくても、執筆記事という形で発表していくんじゃないですかね?。つまりは「アエラの取材がどうこう言う話じゃ多分ない」てことです。

 また「あるべきシリア報道」について言えば、何も安田氏に取材する必要は必ずしもない。これまた常岡が「安田氏のように自らシリアに取材に赴くなり、欧米や日本の亡命シリア人に取材するなり」して、自らの力によって「あるべきシリア報道」を示せばいいだけの話です。まあ、常岡は単なる因縁付けしかやる気ないみたいですけど。常岡も志の低い男です。

常岡浩介がリツイート

・ごじ

 ダライ・ラマ来日したけど、信じられないくらい各社報道しないね。高齢なのに日本に来るのはマスコミに期待して報道して欲しいからなのに。

 そりゃ「日本人大多数にとってニュースバリューがないから」でしょうね。部数や視聴率がとれなければ報道する動機はありません。

 つうかダライが日本に来たのって単に「講演料稼ぎのため」じゃないんですかね。それがいいとか悪いとかじゃなくてただの事実の指摘ですが。

常岡浩介

 国境なき記者団が、「安田純平は謝るべきじゃない」と。でも、きみらは自称コンサルタントのニルス・ビルトの「身の代金要求され、期限切られてる」というデマ拡散したの謝れよ

 おいおいですね。西谷文和氏相手にデマを流したあげく、裁判に訴えられるまでろくに謝罪せず「裁判での謝罪(和解条件の一つが謝罪)」も「いやいや」「渋々」が見え透いてる男がよくもふざけたことがいえたもんです。

常岡浩介がリツイート

・魂は何処(いづこ)

テレビ朝日『「身代金払っていない」 安田さん解放でトルコ外相』

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000140165.html

 安田さんの解放が伝えられると、直ぐに「身代金が支払われただろう」等など、勝手な推測で発言した著名人やタレント、テレビ局)は、発言の撤回と謝罪すべき。

 常岡と類友が「予想以上に」馬鹿すぎて吹き出しました。トルコのチャブシオール外相の「身代金払ってない」発言を信用する根拠は何でしょうか?

 そもそもテレ朝ニュースによればトルコ外相は

・私の知る限り、安田の解放に関し身代金の支払いはない

・少なくとも我がトルコは払っていない

としかいっていません。「私の知る限り」とはずいぶんと怪しい発言です。

 「イヤー金なんか支払わないでもこのトルコ政府様が『金以外の手法』で解放させたんですよ」などとは一言も言っていません。それで何で「金払わずに解放された」と常岡らは断言するのか。常岡らが「そういうことにしたい」だけじゃないですか。

 そんなに常岡は自分の過去のトンデモ発言「金を払わないでも安田を救出できる」を正当化したいのか。

 救う会が「北朝鮮にお土産出さないでも拉致被害者は帰ってくる」と根拠レスで放言するのと常岡はいい勝負です。

 なお、俺は「多分支払われたろう」とは思いますし、過去にそう主張しましたが、その件で安田氏を非難する気はないし「実際過去に批判してない」のでもちろん謝罪しません。俺は単に「支払われて解放されたのだろう」という事実認識しか述べていません。あえて言えば「金の支払いは、安田氏救出を最優先に考えるなら仕方がないことだ」と思っています。

 そして「こんな何の根拠もない怪しいトルコ外相の話」では少なくとも現段階ではとても「金の支払いで解放されたのだろう」という認識を撤回する気にはなりません。まあ、もっとまともな根拠が出れば話は別ですが。

 それにしても「このトルコ外相の発言を信用する」という常岡は

「トルコ外相は自分の発言『身代金支払いはなかった』について何の根拠も出してないじゃないですか?。彼の発言を信用する根拠は何ですか?。単に『身代金なしでも安田を救出できる』と過去に根拠レスで放言したあんたに都合がいいからでしょ?。本当にあんたって最低のクズだな」

「そんなにトルコを信用するなら、トルコの『反政府クーデター(未遂に終わる)の黒幕は米国にいるギュレンだ。米国は犯罪者ギュレンを我が国に引き渡せ。犯罪者には処罰が必要だ』つう主張を支持し、引き渡さない米国を批判するんですか?」

と聞かれたらどう答える気なんですかねえ。なおアメリカはトルコ・エルドアン政権の「ギュレン黒幕説」およびそれに基づく「ギュレン引き渡し要求」については「根拠が明快でない」「事件に関係ないのに、ギュレン氏が反エルドアンであることから濡れ衣を着せて抹殺しようとしてる疑いがある」として引き渡し要求に応じていません。

【参考:ギュレンをクーデター未遂の黒幕扱いし、敵視するトルコのエルドアン政権】

https://www.sankei.com/world/news/170417/wor1704170052-n1.html

■産経『ギュレン運動支持者、生活一変 権力闘争の爪痕深く』

 トルコで起きた昨年7月のクーデター未遂で、エルドアン*10政権は在米イスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師を「黒幕」と主張し、同師支持者らを大量拘束した。クーデター未遂から半年以上が過ぎた今も、ギュレン運動の支持者らは権力闘争のあおりで苦境に置かれている。

https://jp.reuters.com/article/turkey-usa-idJPKCN11Q078

ロイター『トルコ大統領、ギュレン師めぐり米国批判強める』

 トルコのエルドアン大統領は19日、国連総会の合間にインタビューに応じ、米国は、イスラム教指導者ギュレン師のような「テロリストをかくまう」べきではないと批判し、ギュレン師の活動は世界中で禁止されるべきだ、と語った。

 トルコは、米国で生活しているギュレン師が7月のクーデター未遂事件に関与していると主張している。

https://jp.reuters.com/article/turkey-blast-pkk-idJPKCN10U0FU

ロイター『トルコ連続爆発、大統領「ギュレン教団が加担したPKKの犯行」』

 トルコ東部で18日までの2日間で警官や兵士を狙った爆弾攻撃が3件相次ぎ、少なくとも10人が死亡、約300人が負傷した。政府当局者は少数派民族クルド人の武装組織「クルド労働者党(PKK)」による犯行との見方を示している。

 トルコのエルドアン大統領は18日、一連の爆弾攻撃について、7月のクーデター未遂を企てたと政府がみなしているイスラム組織「ギュレン教団」が情報提供などを行い、加担していると指摘した。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM20H7O_Q6A720C1EA1000/

■日経『駐日トルコ大使「ギュレン師関連施設の活動停止要請中」』

 アフメット・ビュレント・メリチ駐日トルコ大使は20日記者会見し、クーデター未遂事件について「明らかに(米国在住のイスラム教指導者である)ギュレン師の企てだ。関わりが深い学校や教会が日本にもあり、日本政府に活動停止を求めている」と明らかにした。トルコ政府は事件後、同師の支持者をテロ組織とみなして、排除に躍起になっている。

 大使は「日本が彼の関連組織の活動を認めれば、テロ組織を保護することにつながる」とけん制した。

https://www.recordchina.co.jp/b145390-s136-c10-d1136.html

レコードチャイナ『横浜・仙台に「クーデター未遂首謀者」系組織、資金源に=日本政府に摘発要請―トルコ駐日大使が緊急会見』

 2016年7月20日、メリチ駐日トルコ大使が15日に発生したクーデター未遂事件を受けて日本記者クラブで緊急会見した。トルコ政府クーデター未遂の「首謀者」と名指しするイスラム教指導者ギュレン師が今回の事件に関わった証拠は多くあると例示した。その上で、ギュレン師の傘下組織は日本でも、仙台や横浜などでインターナショナルスクールや商店などを運営し、資金源となっていると指摘、「活動が容認されれば、日本はトルコの国家体制を転覆させようとする組織を保護していることになる」として、こうした組織の資格停止と活動中止を日本政府に求めていることを明らかにした。

 トルコ大使の発言要旨は次の通り。

『ギュレン師たちがクーデター未遂事件に関わったことを示す明白な証拠が多数ある。』

『この組織は軍だけでなくすべての機関に潜入している。自らのネットワークを構築しており、国の機関内で上下関係が崩壊していた。』

イスラム革命以前のイランの状態に似ている。パリにいたホメイニと同様、ギュレン師もアメリカにいて活動を指示している。ネットワークの一味は日本国内でも活動しており、日本での彼らの活動が容認されれば、国の体制を変えようとする組織の擁護につながる。 関連団体が日本でも活動し、同師が率いる「ギュレン運動」の資金源にもなっている。

 ギュレン師の傘下組織は日本で1990年代後半から、仙台や横浜などでインターナショナルスクールや商店などを運営している。彼らは合法的な組織を装っており、活動が容認されれば、友好国の日本はトルコの国家体制を転覆させようとする組織を保護していることになる。こうした組織の資格停止と活動中止を日本政府に求めている。』

https://mainichi.jp/articles/20160815/k00/00m/030/083000c

毎日新聞『トルコ:ギュレン師派弾圧 教諭「魔女狩りだ」』

トルコ政府は一部軍人によるクーデター失敗を受け、米国在住のイスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師(75)を「首謀者」と断定。支持派とする公務員7万人以上を粛清した。教育分野では1500以上の教育施設を閉鎖。14万人近くの生徒が転校を強いられている。教職免許を奪われた教諭は2万人余り。そのうちの一人で32歳の教諭が書面でインタビューに応じ、生徒たちに大きな負担が生じている現状に強い憤りを示した。

・トルコ教育省は事件後、ギュレン師の関連組織が運営する私立の小中高校936校と449の学校寮、284の教育施設を閉鎖すると発表した。教諭は、クーデターが失敗に終わった数日後、「学校側から閉鎖の知らせを聞いた」という。生徒たちは「落ち着かない様子で、これからどうなるのといった質問が絶えない。先が見えないままでは、答えようがない」と述べる。親からの問い合わせも殺到。ある親が学校に行くと「警官がいて、入らないでくれと言われた。学校が攻撃を受ける可能性があるようだ。メディア全体が政権寄りの報道を続けている。我々(ギュレン師支持派)をテロリストだと決め付け、残念なことに、その報道を見る国民が私たちに怒りをぶつけている」という。

■校舎に投石、ガラス散乱

 14日、ギュレン師率いる組織が運営するアンカラ市プルサクラジ地区のメフメット・エロール小学校を訪ねた。地元住民によると、クーデター失敗が報じられた7月16日早朝から、多数の住民が集まり、投石などを始めたという。校舎は多数の窓が壊され、ガラスが散乱したままだった。

 教育省によると、閉鎖された私立学校に通っていた児童・生徒は計約14万人で、公立校か別の私立校に転校することになる。ただ、通っていた学校名を申告すると「うちの学校はいっぱいです」などと受け入れを拒否されるケースが相次いでいるという。

 教諭は「教職は天職だと信じている。教師以外の仕事をしたいと思ったことがない。トルコではもう教師を続けられそうにないので、海外渡航を考えている」(中略)「トルコは(法治国家ではなく)恐怖国家。残念ながら国民の多くは恐怖政治に不満がない。犯罪者に仕立て上げられた我々との戦いに夢中だから」と述べた。

https://jp.sputniknews.com/japan/201608182657064/

スプートニク日本『トルコが日本のギュレン師の学校閉鎖を要求』

 チャヴシュオール外務大臣は、ギュレン師の関係団体が日本で活動していると指摘した。

 チャヴシュオール外務大臣は次のように述べた。

「彼らの(日本で活動しているギュレン師の関係団体の)数は15個だ。我われは、この団体の活動が停止されることを待ち望んでいる。ギュレン師支持派は、日本の安定と安全への脅威だ」

http://www.trt.net.tr/japanese/ri-ben/2018/08/16/mercan-2018-08-16-1033551

■トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)『渋谷区神宮前のテロ組織フェト・スクールが廃校に、メルジャン大使が発表』2018年8月16日

・駐在トルコ共和国特命全権大使、ハサン・ムラット・メルジャン大使が、テロ組織フェト(フェトフッラー派テロ組織・パラレル国家構造)の学校を廃校にするための取り組みが続けられていることを明らかにし、「渋谷区の神宮前にあった渋谷区管轄の学校が廃校となった」と述べた。

・メルジャン大使は、トルコがテロ組織フェトに対し敏感になっている状況について、日本に説明はされたが、望まれるレベルでの進展はなかったと述べた。

・メルジャン大使は、日本にはテロ組織フェトの学校があり、廃校にするための取り組みが続けられていることを明らかにし、「これに関する取り組みは続いている。トルコが敏感になっている状況を説明している。また、渋谷区の神宮前にあった渋谷区管轄の学校は廃校となった」と述べた。

・メルジャン大使は、「他の地域にある学校は運営が続いている。我々が望んでいるようなレベルでの進展はない。取り組みを続けている。我々が(フェトに対し)敏感になっていることを充分に理解したという手応えは感じていない。(中略)我々が(フェトに対し)敏感になっていることを(日本側が)我々と同じくらい理解したと言うことはできない」と述べた。

 「この記事が事実だとして」、朝鮮学校差別に狂奔するid:noharraや三浦小太郎のような反北朝鮮のウヨ連中に「エルドアン政権のギュレン学校敵視をどう思う?。あなた方の朝鮮学校敵視に似てると思いませんか?。つうことはあなた方って『ギュレンがクーデターの黒幕なら』当然エルドアンのギュレン学校敵視を支持しますよね?。ギュレン学校は日本での活動を停止されるべきですよね?。日本とトルコの善隣友好関係のためにも」と聞きたいもんです。

 なお、俺は「学校内部で公然とテロ行為が教唆されてる」など、よほどの理由がない限り「仮にギュレンがトルコクーデター未遂の黒幕だとしても*11」こんな学校差別には反対です。俺は「差別が嫌い」なのであって別に朝鮮学校が好きなわけでも、ギュレンが好きなわけでもありません。

 しかし「どこまで本気か疑問」ですが、「日本文科省はギュレン学校の活動を禁止してほしい」とはトルコもよくもまあ大胆なことを言ったもんです。エルドアン政権のギュレン敵視もすさまじいもんがありますね。

http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2018/06/30/fa-wu-sheng-hueto-shou-mou-zhe-giyurenwomeguruxin-tanazheng-ju-woamerikanisong-fu-1003062

■トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)『法務省、「フェト」首謀者ギュレンをめぐる新たな証拠をアメリカに送付』

・法務省が、「フェト」こと、フェトフッラー派テロ組織の幹部ハカン・チチェキが、同組織の首謀者フェトフッラー・ギュレンと直接接触していたことを明らかにする新たな証拠を、アメリカに送付した。

アンカラ共和国検察局が実施した捜査の内容で押収された新たな証拠によれば、クーデター企ての計画者であるチチェキは、「エジュザジュ・アブディ」というコードネームのメンバーを介して、ギュレンと携帯電話で様々な計画により直接接触した。

・トルコ法務省は、ギュレンがクーデター企ての命令を下し、指揮したことを明らかにする新たな証拠をアメリカ司法省に送付した。

http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2016/08/25/tiyausiyoruwai-xiang-giyurenniguan-surutuito-558730

■トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)『チャウショール外相、ギュレンに関するツイート

 「フェト」がきちんと理解される必要があると注意を促したチャウショール大臣は、「彼らは宗教集団ではない。宗教を悪用する、利益目的の、手を血に染めた、暴力的で野蛮なテロ組織である。」と評価した。

 チャウショール大臣は、次のように述べた。

「7月15日後、1999年からアメリカに居住しているギュレンとそのテロネットワークの利益関係、秘密の目的が明らかになった。テロリストの首謀者ギュレンの身柄引き渡しは、単純な法的支援問題ではなく、国家安全保障の観点から非常に深刻な脅威が問題である。」

 「ギュレン一味は宗教集団ではない、宗教を悪用する犯罪組織だ(トルコ政府)」とはまるで「人民寺院太陽寺院(教祖以下が集団自殺)」「統一教会」「オウム真理教」などといったカルト扱いです。

http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2018/10/20/erudoanda-tong-ling-torukodemin-zu-chai-bie-woxing-uzhe-nifan-dui-suru-1072482

■トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)『エルドアン大統領、「トルコで民族差別を行う者に反対する」』

 エルドアン大統領は、「自らをフェトフッラー・ギュレンに売り渡した『フェト』のメンバーやイスラムの名の下にムスリムを虐殺するテロ組織DEASH(ISIL)と、自国の国民に、自国に攻撃を仕掛ける分離主義テロ組織(PKK)に(ボーガス注:無法なテロリストという意味では)何らの違いもない」と語った。

常岡浩介

 ニルス・ビルトや、シハーブ&西谷の行動が犯人に誤解を与え、悪影響を与えたばかりか、安田くんへの虐待の理由にまでされていたことが証明されたということではないのか?

 西谷氏に「裁判で負けたはず」なのに誹謗中傷とはいい度胸です。

黒井文太郎がリツイート

津田大介

 日本ドメスティックなタレントたちの多くがこぞって安田さんの自己責任論をはやし立てたのに対して、世界に目を向け、欧米に出て活躍し、世界のメディアが何をどのように報じているのかを肌で感じているダルビッシュ有本田圭佑が、安田さんに対して肯定的な発言をしたのは象徴的だよね。

 いやいや日本国内限定タレントだってまともな人間は自己責任論なんか支持しないでしょう。

 たとえばラサール石井は「国際的に活躍するタレント」とはとても言えないでしょうが、ツイートhttps://twitter.com/lasar141)において

https://twitter.com/soulflowerunion/status/1055087076230619137

ラサール石井リツイート

ソウル・フラワー・ユニオン

 蛆虫のように湧き始めた自己責任論者。しりあがり寿さんが四コマで喝破。

などと自己責任論を批判しています。ラサールファンというわけではないので例はラサールではなくてもいいのですが偶然目についたのであげてみました。

 しかしラサールツイートをぼけーっと眺めてたら

https://twitter.com/1271yusop/status/1052099625190977536

ラサール石井リツイート

■金有燮(キンユソプ)

【2018.10.16付 神戸新聞

 泣けてきます。私たちも皆同じ気持ちです。

神戸朝鮮高校生の投稿文「強くならないと」

なんてのが見つかりました。「え、ラサールって無償化除外批判派なの?」ですね。であるならば俺的にラサールの株が大いに上昇ですね。まあ、前川喜平氏なんかに比べればまだまだ「朝鮮学校支持表明がぬるい」ですが彼も芸能人という人気商売ですから仕方がないでしょう。むしろこの程度ですらツイートしない芸能人が「日本のほとんどの芸能人」でしょう。正直ラサールを見直しました。

 まあ、

ラサール石井ウィキペディア参照)

 島田紳助が重傷を負わせた女性マネージャーに傷害罪で告訴された件については、「社内のことだから示談で済むことなのに。(告訴した女性は)日本古来の『なあなあ』の文化が理解できない人。」と島田紳助を擁護するコメントを出した。

なんてのでは「ラサールの事情が何であれ*12」もちろんラサール批判しますがそこは是々非々です。

 他にもラサールツイートを見ていたら

https://twitter.com/yash_san/status/1047462479133954048

ラサール石井リツイート

■Yash_san

 教育勅語にもいいところがあるというのなら、山口組綱領も中々素晴らしいことを書いてあるので、学校教育で活用したらどうか。

なんて皮肉があって爆笑しました。一応お断りしておけば

https://twitter.com/yumidesu_4649/status/1047629733398163456

ラサール石井リツイート

・ゆみ

 だいたい、柴山文科相が言うように「アレンジ」せねばならないシロモノならば、学校教育で使う正当な理由などハナから存在しない。要は政権が求めているのは「徳目」の内容ではなく、戦前に教育勅語が果たした国民支配の「機能」の方にこそある。そのことを、この新文科大臣は言外に暴露しているのだ。

https://twitter.com/lasar141/status/1046402742510444549

ラサール石井

・(ボーガス注:出口調査によれば、自民、公明支持者からも沖縄県知事選、那覇市長選でデニー支持、城間支持があったことについて)沖縄には(ボーガス注:自民、公明支持者ですら政権与党の沖縄政策に対し)それだけの怒りがあるってことでしよ。沖縄だけのことではない。日本全体も同じ。さあ、皆さん。目を覚ましましょう!!。気がついてないだけで。今の日本は辺野古の海より汚れてしまっているんですよ!!

つう真面目な政府批判もラサールツイートにはありますので念のため。

 話が脱線しましたが元に戻します。一方で「海外で活躍する(あるいは過去に活躍した)野球選手やサッカー選手」はダルビッシュや本田以外にも「イチロー中田英寿*13」など多数いるのに津田が名前を挙げてるのは「ダルビッシュと本田だけ」です。たぶんダルビッシュや本田以外には見当たらないのでしょう。

 結局、これは「ダルビッシュや本田の個性」でしょう。彼らは「海外で活躍しなくとも」たぶん同じことを言ってるでしょうね。こういう「根拠レスの思い込みを言う津田」とそれに同感してるらしい黒井には失笑しますね。

黒井文太郎

 (ボーガス注:安田氏解放について)「ロシアとトルコが交渉して戦う意味がなくなったから人質の意味がなくなった」という解説は間違い。

 正しくは「ゲリラは自分たちの身が危なくなったから人質を持つ余裕がなくなった」。

 つまりイドリブでのアサド政権の攻勢を予想したからのゲリラの決断。戦闘回避されるならまだまだ身代金狙えるやん

 こうした認識を表明しながら反体制派を美化しまくる黒井の脳みそが本当に理解できません。

 まあ、「反体制派が100パー悪、アサドが100パー正義」とは言いませんが、そんな「金目当て&自分の保身まみれ」な犯罪者連中(ヌスラ?)が「たとえ一部であれ」反体制派メンバーなら俺だったら黒井ほど「ブラボー反体制派」しませんけどね。

常岡浩介

 ホワイトヘルメッツ陰謀論だの化学兵器偽旗作戦だのを拡散再生産していた岩上安身*14が安田くんを待ち構えて成田に来ていたのもよい風物詩。詫びでも入れに来たのか

 常岡の方こそ「俺が安田を救えなかったのは西谷文和が妨害したから」などと、安田氏を西谷氏デマ中傷の道具に使ったことを安田氏にわびたらどうなんですかね(何があろうと常岡は安田氏にわびないでしょうが)。「自分の落ち度を棚上げして他人を批判する」「しかもその落ち度が常識外れのデマ中傷」なんて常岡ははっきり言って「サイコパス(人格の破綻したキチガイ)」にしか見えません。

 「岩上はシリア問題でデマを飛ばした」という非難はまだわかります(実際、岩上氏がそのようなことをしたのか知りませんが。西谷氏への誹謗事件でわかるように常岡はデマ屋なのでうかつに信用できません)。

 しかし「岩上は安田にわびろ」とはもはや「サイコパス」以外の何物でもないでしょう。

 「安田氏にわびてしかるべき人間・常岡」が自分を棚上げしてよくもふざけたことがいえたもんです。高世が常岡から距離を置いて今や、常岡について何も言わなくなったのもよくわかります。

 まあ、それはともかく。普通に考えて岩上氏は「取材に行った」んじゃないか(安田氏や日本外務省などに取材できたか知りませんが)。常岡の方はそうした取材をする気はないのか?。

常岡浩介がリツイート

・黒井文太郎

 自己責任云々は、単に各人の「意見」の違い。紛争地報道が必要だとの意見と、必要ないという意見。単なる意見だから、そら両方ある

 全然違いますね。自己責任論なら「無謀ヨット旅行なんかやって遭難した辛坊治郎は見殺しにすればいい。あいつのヨットなんかただの遊びで社会的価値なんかない。税金使って海保で救う価値なんかない。あんな奴死んだ方が社会のためだ」つうことになりかねません。

 つまり「その行為に価値がなかろうと、愚行だろうと、国民を救うのは政府の義務」です。

 「バカな国民なら見捨てていい」なんて話は成り立たない。

 その政府の義務を否定する暴論が「自己責任論」です。「個人の意見の自由」で許される話じゃない。

 俺も辛坊など「あのとき死ねばよかった」「海保が救う前に死んでればよかったのに」と思うくらい大嫌いですが、さすがに「海保で救わないで見殺しにしろ。辛坊なんざ死んだ方が社会のためだ。税金がもったいない」とは言いません。

 まあ辛坊の愚行と違って、安田氏(シリア)や郡山氏(イラク)の取材活動に意義はあると思いますが。「ある種の権力者(テレビキャスター)」辛坊に向かって「あんな奴見殺しにすればよかったのに」と断言できる勇気が常岡や黒井にあるなら「自己責任論」を唱えればいいでしょうけどね。まあないでしょうねえ。あっても困りますが。結局自己責任論で安田氏や郡山氏を見捨てたい屑が自己責任論と言い出すわけです。

常岡浩介

 よかたよかた

 「お前、自称とはいえ安田の友人と違うんか!。言葉が軽すぎやろ」ですね。

常岡浩介がリツイート

・黒井文太郎

 記者としてシリアの実情を世界に発信してほしいので、あんまり休ませずにコキ使っていいと思うよ

 解放されたばかりの安田氏に対してまともな人間ならたとえ冗談でもこんなことは言わないでしょう。「しばらくは体を休めてほしい」というのが常識人です。常岡も黒井も人間性が欠落してる「人間のくず」にもほどがあります。

川上泰徳

 安田純平さんの解放を喜びたい。3年の拘束で心身の負担は計り知れない。10カ月拘束のスペイン人ジャーナリスト3人は解放直後の記者会見はなく、証言を始めたのは1年後だった。

 として「過去に身柄拘束されたジャーナリストもその経験を証言できるようになったのは大分時間がたってからだから。いずれは話してほしいけど今すぐは無理でも仕方ないでしょ」と思いやりを見せる川上氏です。黒井や常岡の屑ぶりとは偉い違いです。つうか川上氏が立派と言うより常岡と黒井が屑過ぎるのですが。

 なお、高世仁も

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181026

 まずはゆっくり休んでください。ごくろうさまでした。

として川上氏と似たようなコメントです。なお一時は常岡を持ち上げていた高世もこの記事では何一つ常岡のことに触れません。「つきあってもデメリットしかないので、常岡からは逃げる」つう判断なのでしょう。未だに常岡と付き合うのよりはましですが、高世も全く卑怯な男です。

川上泰徳

 シリアの反体制地域に拠点を置く「シャーム・ネットワーク」が<独自情報>として、「カタールの仲介でシリア解放機構(元ヌスラ戦線)が安田純平さんを解放した」とのニュースを流しました。詳細はありません。いまは情報が本当であって欲しいと思います。

西谷文和

・シリアで拘束されていた安田純平さんが本日解放された。2015年6月22日から3年4ヶ月、本当に良かった。それにしても長かった。よく耐えたと思う。今はとりあえずゆっくり、疲れを癒してほしい。帰国してからの「自己責任論」に負けるな。現場を踏んでこそジャーナリストだ。

・安田さんは今トルコ・シリア国境のアンタキヤにいるという。この後身体検査などがあり、一両日中に帰国できるだろう。04年のイラクで3名の日本人が拉致された時、日本では自己責任論が吹き荒れ、3名は非難された。あの事態を繰り返してはいけない。シリア内戦を伝える人がいてこそ、真実がわかるのだ。

 まあ常岡も「自称・安田の友人」で「自称ジャーナリスト」なら、ツイートはこれくらいは書いたらどうなのか。

 「よかたよかた、て小学生かよ、手前」ですね。おそらく、「本当は安田氏の友人でない」し「解放されたことに内心では何の思い入れもない」し「下手なこと言って非難されてもまずい。だからなるべく黙ってよう」と思ってこれなんでしょう。

 しかし「あの事態を繰り返してはいけない」つうのはその通りですが、「俺の願望込みですが」今回はそうはならないんじゃないか。わざわざ「安田さんが解放されました!」と菅が宣伝したわけですからねえ。

西谷文和*15

・防衛省は合計4回、住民説明会を開いてきた。「イージス・アショアの電磁波はどれくらい?」と聞くも、「防衛機密なので言えません」。しかし防衛省は「人体に問題はありません」。これって原発とまったく同じ構図。

・千石台の選果場で働く人の中にはペースメーカーを入れている人もいる。「イージス・アショアからどれくらい離れたらいいのですか?」との問いには「数字は言えません」。住民説明会が説明になっていない

 西谷氏の指摘が事実なら無茶苦茶すぎますね。イージスアショアの電磁波が健康に影響あるかどうか俺は知りません。しかし「防衛機密なので詳しく言えないが安全なので信用してくれ」なんて無茶苦茶な説明で誰が納得するのか。無論、黒井文太郎のような「ウヨの輩」はこういう現地住民の不安は無視して「イージスアショア必要論」を無神経にかますだけなんだから心底呆れます。

西谷文和

 沖縄の辺野古基地のことも、消費税10%引き上げのことも、山口と秋田にイージスアショア配備のことも、地震国で原発再稼働のこともあるのに、本日のNHK9時のニュースは「都会にペットのアライグマが繁殖」。あー、なんだかなー。

 西谷氏同様、最近のテレビにはげんなりしますね。

常岡浩介

 親権力か反権力か以前に、事実かデマかが問題*16じゃないの?権力から敵視ってことなら、ぼくの方が佐高氏のお仲間よりひでえことになっとるよ。佐高氏の週刊金曜日は事実がほとんど書いてない*17から敵視以前に相手にされてない

サチエ

・「権力から敵視されないジャーナリズムは、ジャーナリズムではない。仲良くしていることが名誉であると書いたり喋ったりしている人が多過ぎる。」佐高信氏*18

 常岡のあほさに吹き出しました。「ボクの方が酷いことになってる」て、一体いつ常岡が権力に攻撃されたんでしょうか?。少なくとも植村隆氏*19を編集長に据えた週刊金曜日の方が「常岡よりは」よほど反権力でしょう。

 そして「相手にされてない」つうなら週刊金曜日以上に常岡の方が権力どころか「世間から相手にされてない」でしょうね。理由は簡単で週刊金曜日はとにもかくにも毎週発行しているのに対し、常岡は「ジャーナリストを自称しながら」ろくに活動してないからです。常岡のツイートも「こんな記事を雑誌に書きました、是非お読みください」「講演会をやるのでぜひお越しください」「テレビに出るので是非視聴ください」なんて活動報告はほとんど皆無です(たまにありますが)。

 「ろくに活動してない人間」は誰も相手にしない。常岡も偉そうなこと抜かすならもっと活動したらどうなのか。

 しかし過去には「週刊金曜日に記事を掲載してもらった男」がここまで悪口しますかね?。常岡は誰かから

「常岡さんって過去には週刊金曜日に寄稿したことがありますよね?。そのあたりはどう説明されるんですか?。途中から『事実がほとんど書いてない』雑誌になったから寄稿を辞めたんですか?、それはいつですか?」

「本当は週刊金曜日が記事を載せてくれなくなったから恨み辛みで悪口してるだけじゃないですか?」

と聞かれたらどう答えるんですかね?

・常岡浩介がリツイート

■とみ

 反EU、反グローバリズムでは右も左もポピュリズム。こちらは左の方ですかね。

■[産経]フランスはEU離脱を 欧州議会選挙で「フレグジット」掲げ戦う 仏野党党首

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00000598-san-eurp

 吹き出しました。この野党党首(人民共和連合のアスリノ氏)、保守政党「共和党」出身なのに、常岡と類友が「左派」と評価した理由は何でしょうか?

 まさかとは思いますが「ルペンが右派、それ以外は左派」と勝手に決めつけてる?

鈴木章悟

そもそも(ボーガス注:北朝鮮が)日本を(ボーガス注:ミサイルで)攻撃したら(ボーガス注:在日)米軍による報復があるし、政権維持を最重要目標とする政権がそんな無茶なことをすることは合理的ではない、ということは、少し考えればわかることなのですよね。

 まあ、そういうことですね。そういう意味でも黒井らウヨの主張する「北朝鮮対応」を口実とした「ミサイル避難訓練」だの「イージスアショア配備論」だのは馬鹿げています。

 もちろんそうした意味ではロシアや中国にしたって「在日米軍や自衛隊」と事を構えたり、国際的な経済制裁の危険を冒してまで日本にミサイルをぶち込んだりはしません。

 中国は近年、日本に限らず、目立った軍事行動などしていません。南シナ海問題についてベトナムフィリピンと戦争なんかしていない。

 尖閣周辺に中国軍艦が出張るのは是非はともかく「政治的パフォーマンス」であって本当に日本と軍事衝突したいわけでもない。

 ロシアはもちろん対シリア、対ウクライナの軍事行動がありますが、シリアは「シリア政府から軍事支援の依頼があった」、対ウクライナは「独立したクリミアから軍事支援の(以下略)」ということで是非はともかく一応の介入の口実があります。そういう口実が日本相手にできるかと言ったらまあ無理でしょう。

 北朝鮮について言えば、そもそも日本どころか、韓国相手ですら最近北朝鮮がやってることは「天安沈没(天安撃沈)」「ヨンビョン島砲撃」(いずれも2010年発生)レベルです(天安撃沈については北朝鮮は犯行を否定していますが、それを言い出すと話が進まないのでここでは北朝鮮犯行説を前提にします*20)。 

 「天安撃沈」「ヨンビョン島砲撃」ともに大規模な軍事攻撃ではない。死者は「天安」が46人*21、「ヨンビョン島」が2名です(ウィキペディア天安沈没事件」「延坪島砲撃事件」参照)。数千人どころか数百人の死者ですらない。

 天安は軍艦だし、ヨンビョン島は軍事基地がある場所で、死者も確か軍事基地の軍人・軍属限定です。

 「だから北朝鮮の軍事行動に問題はない」とは言いませんが、北朝鮮は民間人も含めて韓国を無差別に攻撃し、数千の犠牲者を出してもかまわないなんて野蛮な態度ではなくそれなりに合理的で「平和的」なわけです。

 そうした合理的な政権との間では「バーター取引さえすれば」拉致解決も非核化も決して不可能なことではないでしょう。

 金丸*22訪朝による第18富士山丸船長帰国、小泉*23訪朝による拉致被害者帰国はそのことを示していると思います。なお、金丸、小泉訪朝ともにバーター取引の材料は「国交正常化時の経済支援」でした。

川上泰徳*24

 私も世話人の1人の「危険地報道を考えるジャーナリストの会」は「シリア情勢緊迫で安田純平さん解放のための日本政府へのアピール」を出しました。安田さんが拘束されている反体制派最後の拠点イドリブ県でロシアとトルコが合意した非武装地帯の設置は15日が期限です。

 ちなみに川上氏の言うアピールは以下の通りです。

http://www.kikenchisyuzai.org/

■シリア情勢緊迫で安田純平さん*25解放のための日本政府へのアピール

 ジャーナリスト安田純平さんが武装組織に拘束されていると見られるシリア北部のイドリブ県で、ロシアとトルコの合意に基づいて非武装地帯を設置する動きが進んでいます。アサド政権によるイドリブ総攻撃を食い止めるための措置です。10月15日が設置の期限であり、現地情勢は緊迫の度を増しています。停戦が破られれば、一気に大規模な戦闘に発展する危険性があり、安田さんの安全も脅かされることになります。

 イドリブでは非武装地帯の設置や武装解除を拒否している過激派組織もあり、安田さんを拘束していると見られる過激派組織も、その一つです。現在、イドリブ県ではトルコによる武装勢力への働きかけが行われていると報じられています。私たちはこれまでも度々、安田さんの解放のために日本政府に対応を求めてきましたが、シリア情勢が重大な局面を迎えたいま、日本政府トルコ政府と協力、連携しつつ、安田さんの解放に向けて最大限の努力をするよう改めて要請します。

 今年7月末、安田さんと見られる男性がオレンジ色の囚人服を着せられ、銃を突き付けられ、「とてもひどい環境にいます。いますぐ助けてください」と訴える映像がインターネット動画サイトに掲示されました。菅官房長官は男性について安田さん本人であると認定しました。

 安田さんの拘束期間は既に3年を超え、海外での邦人の人質拘束事件としては最長となりました。戦闘が続く紛争地で、過激派による長期間の拘束によって、安田さんの健康状態の悪化も懸念されます。

 シリア内戦は発生から7年半を過ぎ、これまでに30万人から50万人とも言われる死者、500万人を超える難民を出し、第2次世界大戦後、最悪の紛争の一つとなっています。「イスラム国(IS)」など過激派組織による世界へのテロの拡散の脅威もあります。内戦に対する世界的な関心の高まりを受けて、各国の報道機関ジャーナリストが現地に入り、戦争報道を担ってきました。その一方でこれまでに120人以上のジャーナリストがシリアで命を落としています。日本人ジャーナリストも2012年8月に山本美香さん*26、2015年1月に後藤健二さん*27という紛争地での豊富な取材経験を持つ二人が犠牲になりました。

 ジャーナリストは危険地の事故を避けるために職務として最大限の安全対策をとりますが、情勢の急変などで危険を避けられない場合もあります。しかし、ジャーナリストが紛争地から遠ざかれば、紛争の実態は見えなくなってしまいます。シリアでの「イスラム国(IS)」による米国人ジャーナリストの殺害をきっかけに、「人質の安全最優先」を掲げる大統領令を出した米国を初め、各国政府が危険に陥ったジャーナリストを救出するために最大限の対応をしています。

 イドリブでは安田さんの後、スペイン人ドイツ人フリーランスジャーナリスト計4人が武装組織に拘束されましたが、それぞれの政府が積極的に動き、トルコ政府の協力を得て、10カ月ほどで解放されました。日本政府インターネットを通じて安田さんの訴えが掲示されるたびに、「邦人の安全確保は政府の最も重要な責務だ」と繰り返してきました。いまこそ、その責任が問われています。

 イドリブ情勢が緊迫の度を強めているいま、日本政府に対して、安田さん救出のために積極的に動き、一日も早い解放を実現するよう強く要請します。

2018年10月12日

■「危険地報道を考えるジャーナリストの会」

・世話人 土井敏邦*28/川上泰徳/五十嵐浩司*29/高橋弘司*30/石丸次郎*31綿井健陽*32

 一方でこうしたことは何一つしない上に、川上氏らの会に「無意味なことをしてる」と誹謗中傷してる屑が「自称・安田の友人」「自称・ジャーナリスト」常岡浩介です。

黒井文太郎

 数日前に発売された「軍事研究」11月号で、米朝交渉の読み方について解説記事を執筆しました。

 拙稿タイトルは「米朝会談は金正恩の大勝利」ですが、内容は「米朝会談以後の流れは金正恩の大勝利」といったところです。

 もちろん米朝、南北首脳会談が実施され戦争の危機が遠のいた現状は「北朝鮮の敗北」ではないでしょう。

 しかし、北朝鮮の希望する「米国の終戦宣言」や「制裁解除」は未だ実現されてないのに「大勝利」はないでしょう。つまりは「うれしさも中くらい」「痛み分け」「引き分け(?)」のような状態です。

 全く黒井もでたらめな男です。

桜木武史

 反体制派がアサド政権を打倒することは現時点では既に不可能です

 まあ、客観的に見て、そうでしょうねえ。

黒井文太郎

 「核実験なし、ロケット発射なし、そして我々は金正恩委員長とたいへん良好な関係を作った、これが極めて重要」とトランプ。

No nuclear tests, no rockets, and we have a very good relationship with Chairman Kim, which is very important"

てか、それだけじゃん

 いやいや仮に「それだけ」だとしても「戦争危機」よりはずっとましでしょう。「非核化のためなら戦争になってもいい」とは俺はさすがに思いませんが黒井は違うようです。

桜木武史

 シリア情勢は複雑だ!複雑だ!と騒がれてますが、実際にマジで複雑だ!ですね。悪者を糾弾することは容易いですが、誰が正義なのかを判断することは困難です。

 この点、安易に「アサドとその支援国(ロシアやイランなど)が悪、反アサド派が善。反アサド派が勝てばすべてはバラ色」とためらいなく言う黒井や常岡よりは「反体制派シンパ」で「アンチアサド」とはいえ桜木は誠実なのかもしれません。

 アサドとその支援国に問題があり、かつアサド批判派に「一分の理」があろうともそれは「反アサド派が100パーの正義」つう単純な話ではないでしょう。

 シリア内戦以前にはそういうもんではアフガン内戦がありますね。確かに旧ソ連とアフガン旧政府に問題はあったでしょうが、それは「アフガン反体制派が100パー善」という単純な話ではなく、アフガン旧政府が崩壊し、旧ソ連がアフガンから撤退しても「内戦終了」という話には残念ながらなりませんでした。

黒井文太郎がリツイート

・JSF

■東欧の地上イージス(14)周辺国への影響 避けられぬ脅威の応酬【動画】

 ある週末、アリマン村長は村外へ出ていた。その日、村長の不在や役場の休みを狙ったようなタイミングで、ロシア大使館員が村を訪れていたことが後になって分かった。大使館員は貧しい村民たちに声を掛け、お金を渡し、地上イージスに批判的なコメントを集めていったという。

「自国向けのプロパガンダ政治宣伝)映像作りの材料に使われたようだ。基地がある以上、こうしたことは今後も起こるだろう」とアリマン村長は話す。

 これは凄い取材をして来たな

https://www.sakigake.jp/news/article/20181006AK0031/

 イージス賛成派・黒井らしいですね。まず誰しも思うのは「本当にこれは事実なのか?」「イージス賛成派(そしてアンチロシア?)の村長が反対派(そしてロシア?)を誹謗してるのではないのか?」という疑念ですがそれはなぜか黒井とそのお仲間にはないようです。まあ「なぜか」は想像がつきますが。

 なお、秋田魁記事においては

https://www.sakigake.jp/news/article/20181004AK0021/?ref=rlt

■秋田魁『東欧の地上イージス(10)ポーランド 経済損失の穴埋め困難』

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)の配備に伴って求められる建築制限は、配備地に近いポーランド北部スウプスク全体での民間投資を鈍らせた。(ボーガス注:イージス配備の)25年程度の間に地域が被る経済損失の試算は、(ボーガス注:配備反対派の試算によると?)約800億円に上る。

https://www.sakigake.jp/news/article/20181006AK0022/?ref=rlt

■秋田魁『東欧の地上イージス(13)ポーランド 安全性、むしろそがれる』

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)の建設がポーランド北部のレジコボ基地で進められている。2年後の完成を控え、地元は配備にどんな思いを抱いているのだろうか。先月中旬に同国を訪れた際、配備に反対する市民団体の代表アレクサンダー・ヤツェック氏にインタビューした。

・配備に反対する理由は。

「レーダーが発する電波の健康影響が懸念されるからだ*33。レーダーの性能は明らかにされておらず、『安全だ』という説明だけでは信用できない。(ボーガス注:イージス設置に伴う)建築制限により、地域は経済的損失も被っている*34

というイージスに批判的、懐疑的な内容の記事もあり、秋田魁は必ずしもイージス万歳ではないのですが、それはなぜか黒井とそのお仲間は紹介しません。まあ「なぜか」は想像がつきますが。

 こうした懐疑的記事を紹介しないことで「黒井とそのお仲間の政治的偏向はモロバレ」です。

 どっちにしろ、日本はもちろん「東欧においても」イージス反対派がすべてこういう「金で動いてる人間」だなんてことはないでしょう。一方でイージス推進派も「金のばらまきによる懐柔」をおそらくしているわけです。

 いい加減「中国の陰謀がー、北朝鮮の陰謀がー、ロシアの陰謀がー」でイージス米軍基地の反対派に不当なレッテル貼るのもやめてほしいもんです。まあ、やめないのでしょうが。やめないこと自体「(他のイージス賛成派はともかく)自分らにはまともな説得能力がない」と黒井らは自白してるのも同然ですし、こんなことをやらかす黒井が「フェイクニュース反対」などとは寝言も大概にしろという話です。

*1:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)

*2:著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)、『シリア情勢』(2017年、岩波新書)など

*3:著書『暗流:米中日外交三国志』(2008年、日本経済新聞出版社)、『乱流:米中日安全保障三国志』(2016年、日本経済新聞出版社)など

*4:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*5:桜木の想定してる「ロシアの専門家、国際政治学者の方々」て誰なんですかね?。それとも特に具体的な名前は挙げられないのか。

*6エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*7:著書『【増補版】シリア 戦場からの声』(2018年、アルファベータブックス)

*8:著書『チェルノブイリ報告』(1991年、岩波新書)、『中東共存への道:パレスチナイスラエル』(1994年、岩波新書)、『チェルノブイリから広島へ』(1995年、岩波ジュニア新書)、『薬害エイズ』(1995年、岩波ブックレット)、『裁かれる薬害エイズ』(1996年、岩波ブックレット)、『薬害エイズの真相』(1996年、徳間文庫)、『パレスチナ(新版)』(2002年、岩波新書)、『福島 原発と人びと』(2011年、岩波新書)など

*9:常岡らにそんなまともな常識は最初から期待できません。

*10イスタンブル市長、首相を経て大統領

*11:ギュレンが黒幕でも日本にあるギュレン学校でテロ行為教唆なんて馬鹿なことしないでしょうが。まあギュレン派がトルコークーデター未遂など犯罪に関与してるとしても「大多数のギュレン派の人間はそんなこと知りません。ギュレンが秘密の謀略部隊を組織してます」つう話でしょうね。

*12:本心と言うよりは島田紳助や吉本とのしがらみではないかと思いますが。

*13サッカーや野球に興味のあまりない俺ですら知ってる名前を挙げてみました。

*14:著書『あらかじめ裏切られた革命』(2000年、講談社文庫)など

*15:著書『後藤さんを救えなかったか:政府は何をし、何をしなかったのか?』(2015年、第三書館)、『戦争のリアルと安保法制のウソ』(2015年、日本機関紙出版センター)、『「テロとの戦い」を疑え』(2017年、かもがわ出版)、『戦争はウソから始まる』(2018年、日本機関紙出版センター)など

*16:西谷文和氏をデマ中傷したデマ野郎の常岡がよくもこんなことが言えたもんです。

*17:さすがにそんなことはないですね。もちろん「911陰謀論」など問題のある記事はありますが。

*18:著書『戦後企業事件史』(1994年、講談社現代新書)、『文学で社会を読む』(2001年、岩波現代文庫)、『石原莞爾 その虚飾』(2003年、講談社文庫)、『逆命利君』、『湛山除名:小日本主義の運命』(2004年、岩波現代文庫)、『新版 会社は誰のものか』(2005年、角川文庫)、『面々授受:久野収先生と私』(2006年、岩波現代文庫)、『魯迅烈読』(2007年、岩波現代文庫)、『電力と国家』(2011年、集英社新書)、『新師弟物語』(2012年、岩波現代文庫)、『福沢諭吉と日本人』(2012年、角川文庫)、『失言恐慌:ドキュメント銀行崩壊』(2013年、角川文庫)、『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』(2014年、集英社新書)、『酒は涙か溜息か:古賀政男の人生とメロディ』(2015年、角川文庫)、『城山三郎の昭和』(2016年、角川文庫)、『メディアの怪人 徳間康快』(2016年、講談社プラスアルファ文庫)、『田中角栄伝説』(2016年、光文社知恵の森文庫)、『自民党と創価学会』(2016年、集英社新書)、『人間が幸福になれない日本の会社』(2016年、平凡社新書)、『西郷隆盛伝説』(2017年、角川ソフィア文庫)、『佐高信の昭和史』(2018年、角川ソフィア文庫)、『日本の権力人脈』(2018年、講談社プラスアルファ文庫)など

*19:著書『真実:私は「捏造記者」ではない』(2016年、岩波書店

*20:なお、北朝鮮の犯行でない場合はもちろん「犯行であるのに嘘をついて否定している場合」でも「北朝鮮が韓国と必要以上に事を構えたくないこと」は明白でしょう。「撃沈して何が悪い」とは言わないわけですから。

*21北朝鮮の攻撃による直接の死者ではないので、「捜索中の二次災害による死者」はカウントしていません。ただしそれをカウントしても56名にとどまりますが。

*22:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官、自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*23:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*24:著書『現地発 エジプト革命:中東民主化のゆくえ』(2011年、岩波ブックレット)、『イスラムを生きる人びと:伝統と「革命」のあいだで』(2012年、岩波書店)、『中東の現場を歩く:激動20年の取材のディテール』(2015年、合同出版)、『「イスラム国」はテロの元凶ではない:グローバル・ジハードという幻想』(2016年、集英社新書)など

*25:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*26:著書『中継されなかったバグダッド』(2003年、小学館)、『ぼくの村は戦場だった。』(2006年、マガジンハウス)、『世の中への扉 戦争を取材する』(2011年、講談社)、『これから戦場に向かいます』(2016年、ポプラ社

*27:著書『ダイヤモンドより平和がほしい:子ども兵士・ムリアの告白』(2005年、汐文社)、『エイズの村に生まれて:命をつなぐ16歳の母・ナターシャ』(2007年、汐文社)、『ルワンダの祈り:内戦を生きのびた家族の物語』(2008年、汐文社)、『もしも学校に行けたら:アフガニスタンの少女・マリアムの物語』(2009年、汐文社)

*28:著書『アメリカユダヤ人』(2002年、岩波新書)、『パレスチナ、ジェニンの人々は語る:難民キャンプイスラエル軍侵攻の爪痕』(2002年、岩波ブックレット)、『米軍はイラクで何をしたのか:ファルージャと刑務所での証言から』(2004年、岩波ブックレット)、『パレスチナはどうなるのか』(2007年、岩波ブックレット)、『沈黙を破る:元イスラエル軍将兵が語る“占領”』(2008年、岩波書店)、『ガザの悲劇は終わっていない:パレスチナイスラエル社会に残した傷痕』(2009年、岩波ブックレット)、『“記憶”と生きる:元「慰安婦」姜徳景の生涯』(2015年、大月書店

*29朝日新聞ナイロビ支局長、ワシントン特派員、外報部次長、ニューヨーク支局長、編集委員などを経て、現在、大妻女子大学文学部教授

*30毎日新聞記者を経て横浜国立大学准教授

*31:著書『北朝鮮難民』(2002年、講談社現代新書)、『北朝鮮からの脱出者たち』(2006年、講談社プラスアルファ文庫)

*32:著書『リトルバーズ:戦火のバグダッドから』(2005年、晶文社)

*33:これについては無知なのでコメントしません。俺的には「多額のイージス費用が福祉、教育予算などを圧迫する」「イージスは百発百中ではない」「かえって軍事的緊張が高まる恐れが強い」つうだけで十分反対の理由になりますし。

*34:この「建物制限で金儲けに悪影響」つうのも確かに重要な点だと思います。もちろんイージス推進派はこれを「金のばらまき」で解決しようとするでしょうが。また「企業誘致などができる場所(ポーランドは誘致ができるのでしょう)」ならともかくそうでない場所なら「別に建築制限がなくても企業なんか来ない。むしろイージス配備でばらまかれるであろう補助金がほしい」つう問題はあるでしょうね。

2018-09-23

id:Mukkeの類友「id:Dg-Law」の珍論を笑う

| 16:42 |

 まあ以下の話はつまらない話といえばつまらない話ですが。俺は「id:Mukke類友id:DG-Lawペンネーム稲田義智)が大嫌いですので突っ込んでおきます。こいつみたいなバカとつきあえる、稲田著『絶対に解けない受験世界史』(2014年社会評論社)、『絶対に解けない受験世界史2』(2017年パブリブ)の担当編集者とかさっぱり理解できません。

 まあ「稲田の本を売って金儲けするためなら、稲田がバカでもくずでも付き合います」つうことでしょう。商売繁盛でよかったですね(棒読み)。

 まあ、あいつのコメント欄に書いてもいいのですが、id:Mukke並みの馬鹿野郎であるid:DG-Lawが俺のコメントを「承認しないで掲載拒否することが2万%確実な」もんで。

 過去には理由にもならないへりくつで俺のコメントを削除した馬鹿野郎がid:Mukke並みの馬鹿野郎であるid:DG-Lawなんで。

http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52419354.html

 安倍*1首相の首を取ったところで衆院選で勝たない限りは自民党政権が続き,すなわち政権の体質は変わらないとすれば,安倍首相の首にどれほどの価値があろうか

 びっくりですねえ。似たようなことは阿部治平も言っていた記憶がありますが、俺は少なくとも「石破*2や岸田*3の方がいくらかでも安倍よりはましだと思います」が。

 この理屈だと「第一安倍政権福田政権政権体質は同じ自民党だから変わらない(第一次安倍での安倍の辞任に意味はなかった)」「第一次安倍を退陣に追い込んだ事務所費疑惑などの追及は無意味」なんでしょうか。そんなあほな。いかに同じ自民政権とは言え、それは福田康夫*4に対して、そして事務所費疑惑などを追及した赤旗などに対して失礼でしょう。

 この理屈だと「ウォーターゲートニクソン*5を退陣に追い込んだところで、フォード副大統領が昇格するだけで共和党政権が続き、政権の体質は変わらないから無意味」になるのか。

 この理屈だと「ロシアゲートでトランプを退陣に追い込んだところで、ペンス*6副大統領が昇格するだけで共和党政権が続き、政権の体質は変わらないから無意味」になるのか。

 この理屈だと「安保闘争岸信介*7を退陣に追い込んだところで、衆院選で勝たない限りは自民党政権池田勇人*8政権)が続き*9政権の体質は変わらないから無意味になる」のか。

 この理屈だと「立花隆の金脈報道田中角栄*10を退陣に追い込んだところで、衆院選で勝たない限りは自民党政権三木武夫*11政権)が続き政権の体質は変わらないから無意味」なのか。

 この理屈だと「リクルート疑惑で竹下登*12を、女性スキャンダルで宇野宗佑*13を退陣に追い込んだところで衆院選で勝たない限りは自民党政権海部*14政権)が続き政権の体質は変わらないから無意味」なのか。

 この理屈だと「佐川急便疑惑で細川首相を退陣に追い込んでも、羽田*15政権が続き政権の体質は変わらないから無意味」になるのか?

 この理屈だと「故人献金問題で鳩山首相を退陣に追い込んだところで衆院選で勝たない限りは菅直人*16政権が続き政権の体質は変わらないから無意味」なのか。

 この理屈だと「スターリンが死んでも、ソ連共産党政権が続くから無意味。フルシチョフスターリンもかわらない」のか。

 この理屈だと「毛沢東が死んで文革が終わっても、中国共産党政権が続くから無意味、毛沢東トウ小平も変わらない」のか。

 そういう話じゃないでしょうにねえ。まあ、id:Dg-Lawが「フォードが昇格しただけでニクソンウォーターゲート追及など無意味だった。今のトランプロシアゲート追及も無意味だ」つうならこういう安倍に対する物言いも許されるでしょうがね。さすがにid:Dg-Lawウォーターゲートロシアゲートの追及が無意味とは言わないんじゃないか。しかし「ウォーターゲートロシアゲートの追及に意味がある」のなら「安倍がやめても自民政権が当分続くから無意味」なんて物言いには全く正当性はないでしょうね。奴の書いた本も果たしてどこまで信用できるものやら。 

 まあid:Dg-Lawは「下村*17の子分・鈴木寛(下村文科大臣補佐官)を褒めるバカ」だから何ら期待してませんけど。

 鈴木も「鳩山内閣文科副大臣」を務めながら「自民公明共産山本太郎」に敗れて参院選で落選するや下村にゴロニャンするんだから論外のくずです。

 なお、このとき「民主党候補一本化ができず」、分裂選挙になったが故に「民主党候補」鈴木とともに落選した「民主党候補大河原雅子氏が今「衆院議員(立民所属)」なのはよかったと思います。

 ちなみに「鈴木を補佐官にしてくれた下村」も「自民公認で鈴木を政界復帰させる気まではない」ようですね。

*1自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*2小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*3第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*4:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*5アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*6:インディアナ州知事を経て副大統領

*7:戦前、満州国総務庁次長、

*8:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相を経て首相

*9:まあ実際続いたわけですが

*10:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*11:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、佐藤内閣通産相外相、田中内閣副総理環境庁長官を経て首相

*12:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)を経て首相

*13:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相を経て首相

*14:中曽根、福田内閣文相を経て首相

*15:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理外相を経て首相

*16社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理財務相を経て首相

*17第一安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相歴任

2018-09-22

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/22分:荒木和博の巻)&北朝鮮・韓国ニュースほか(追記・訂正あり)

| 19:07 |

 荒木への批判以外にも北朝鮮、韓国関係中心で色々書いています。

【最初に追記】

 拙記事がid:Bill_McCrearyさん記事『もし実現するのなら大変いいことだ(平壌に、日本の連絡事務所を開設する動きがある)(あとう一つ、荒木和博の真意を見きわめたい)』

https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/d1962174fd1549b5b8d3217c575eda0f

でご紹介いただきました。ありがとうございます。

【追記終わり】

桜井よしこ『米中対立、中国の逃れられない弱み』

https://yoshiko-sakurai.jp/2018/11/22/7774

 中国の教育水準は全体的に見れば低く、若い世代の高等教育進学率は6%だ。日本や欧米先進国のそれに較べれば非常に低い。

(中略)

トッド氏*1が結論づけた。

「こうして考えると、中国は大国ですが、非常に脆い国なのです。将来的に危機を回避できない国であると、考えています」

 もちろん中国もそうした状況の改善に動いてるし、「そうした問題があっても今の経済力」のわけです。そして「1970年代の文革終了、改革開放突入」までは経済が不調で大学なんて多くの人間にとって夢だったことを考えれば日本や欧米と単純比較も出来ないでしょう。もちろん「6%でも分母となる人口が多い(確か、中国が約12億、日本が約2億なので日本の6倍)からかなりの数」つう問題もある。

 トッドの見方は外れるかと思います。つうか当たってもらっても困る。中国が経済危機に突入したら世界経済が大混乱ですから。

 北京発、原田逸策記者の非常に興味深い記事が11月10日の「日経新聞」に掲載されていた。中国が産児制限の撤廃を検討中という記事だ。中国の現在の出生率1.3が続くと、今世紀末までに中国の総人口は現在の13億人強から約6億人に半減する。他方、現在3億2000万人の米国の総人口は4億5000万人に増えるというのだ。

 となると、習氏が高らかに謳い上げたように、2030年前後までには経済(GDP)で米国を追い抜くことができるとしても、今世紀後半には再び逆転される可能性があるという。

 「産児制限撤廃」には二つの要素があるかと思います。

 一つは「経済発展により民主的な動きが強まった。その結果、『産児制限なんて女性の人権侵害だ』という国内の声が強まった」。

 二つは「そうした声を無視して、産児制限を継続する動機が薄れた」。欧米諸国も日本もどこの国も大抵そうですが、経済発展すると少子化する傾向にあります。

 「経済が発展してないから沢山子どもを産んで、その子どもに働いてもらわないと家族で食えない」「そもそも生んでも病気などで子どもがすぐ死んでしまう」つう要素が発展途上国の多産にはあるわけです。

 一方、経済が発展すればそういう問題はなくなる。逆に「子どもには大学まで行ってほしい、でもそうすると多くても子どもは3人までか」なんてなるわけです。

 もはや「一人っ子政策」などとらなくても「5人も6人も子どもを産む時代ではない」わけです。

 なお、中国の出生率低下(日本が1.4なので1.3では日本より低い)はどうでもいいとは言いませんが、経済力は人口だけで決まるわけではないし、少子化問題にしても当然、中国もいろいろと政策を打ってるでしょう(今のところ、その成果が見えないわけですが)。よしこが喜ぶほど「人口一路衰退→中国没落」ともならないでしょうね。

 というかよしこが紹介する読売記事ですら「2030年前後までには経済(GDP)で米国を追い抜くことができるとしても、今世紀後半には再び逆転される可能性がある」ということで「2030年頃に中国GDPが米国を上回る可能性がある」と認めてるわけですが。そこで『今世紀後半(2050年以降?)には米国が追い抜く』といってもどれほど意味があるのか。

 1945年生まれのよしこ(2018年現在、73歳)は「2050年(生きてればよしこは105歳)」にはもはや生きてないでしょうしね。

 日本の選択は短期的に見て米国との協調、同盟路線を続ける以外にないのだが、中・長期的展望を考えてみても、やはり答えは同じになる。

 一応お断りしておけば、共産党のような左派も「米国を敵視してる」わけではありません。協調は否定しない。ただし「経済同盟ならまだしも」、「軍事同盟」は否定するという話です。もちろん「米国以外との軍事同盟ならOK」でもない。「軍事同盟自体を否定するハト派」のわけです。


■ゴーン

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/11/news2868301121-.html

 こじつけであることを百も承知で「ゴーン事件から拉致の教訓を得る」とまず第一に「世間が褒めてるから立派とは限らない」。

 第二に「人間思い上がって暴走するとどこまでも暴走する。だからこそ内部批判者が必要だが暴走する輩はそういうものを切り捨てる」。

 もちろん拉致の場合は蓮池透氏を除名した家族会のことです。


■冷麺が喉を通るんかいな

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/11/news2867301120-.html

 例の徴用工判決も日本企業のみならず外国企業の韓国離れを促進するだけでしょう。

 ウヨの荒木らしい与太ですがもちろんそんなことは起きないでしょう。

 「徴用工問題」は

1)戦前から存在した日本企業

2)徴用工を受け入れていた企業

でしか起こりえないからです。「戦後、誕生した日本企業」や外国企業には全く関係ない。

 まあ、新日鉄住金のような1)、2)に該当する企業だって韓国撤退なんて馬鹿なことはしないでしょうが。韓国市場はそんな撤退ができるようなどうでもいい市場ではないでしょう。

 ソウル市の朴元淳市長は市役所から日本製品を韓国製品にするか検討するなどと言ったそうです。

 個人的には「安倍と安倍を支持する日本人のゲスさ」を考慮してもこういう物言いはどうかと思います。つうかそもそもそんなに日本製品なんか使ってるんですかね?。「実は日本製品なんか大して使ってませんでした」つう落ちになりそうな気がします(もちろん不買運動ではなく単に『国産品で何の問題もないから』つう話です)。

 日韓関係の悪化は北朝鮮が最も望むところですから、そのためにやっているのかも知れませんが。

 やれやれですね。日韓関係の悪化は安倍政権や荒木のような馬鹿ウヨのせいですし、日韓関係の悪化は拉致解決においてマイナスにしかならないのにこれです。どうしようもない馬鹿です。

 そもそも今の総理が「河野談話当時の宮沢総理」「金大中訪日時の小渕総理」などならこんなことにはならないし、一方、宮沢、小渕総理時代の総理が安倍なら関係がゴタゴタしたでしょう。

 そもそも「アンチ北朝鮮であることが明白な全斗煥・軍事独裁政権」ですら「韓国併合は国際法上問題ない」発言(当時の藤尾文相)の時は中曽根首相に抗議して藤尾を大臣更迭させてるわけで「歴史認識問題での対立」と北朝鮮問題とは全く関係ありません。まさか荒木とて全斗煥を藤尾更迭要求を理由に「北朝鮮シンパ」扱いはしないでしょう。

 まあ、そもそも文政権の単なる融和策を北朝鮮シンパ扱いすることも馬鹿げていますが。

 北朝鮮の経済というのは貰うだけで、自分で働くことなど想定していません。自分で作るものは核とミサイルと各種武器、麻薬と偽札くらいです。

 悪口雑言してるつもりでしょうが馬鹿馬鹿しいですね。

 「ミサイルと各種武器、麻薬と偽札」をつくる技術があるなら、それなりの工業力があるし、当然、他にもいろいろつくってるでしょう(そうした製品の海外における市場競争力、つまり売れるかどうかはひとまずおきます)。

 こういう馬鹿げた悪口をしたところでこちらは荒木に呆れるだけです。

 だから生命維持装置でもある外国からの援助が止まればおしまいです。しかしそうなると北朝鮮との友好を一枚看板にしている文在寅政権は存続の危機を迎えます。だから言われるように何でもするしかないのですが、北朝鮮に比べればはるかに経済力がある韓国でもいつまでも続くわけではありません。

 やれやれですね。韓国の援助がどうでもいいとは言いませんが、一番大きいのは中国の経済関係でしょう。

 また「文政権が北朝鮮のいいなり」というのは事実認識からして間違っている。文政権は「戦争だけは絶対に出来ない」「又今のまま、統一したら経済負担で韓国経済が沈んでしまう」「だから北朝鮮経済支援の方向性だけはやめるわけにいかないが、国内外にそうした方向性に否定的なアンチ北朝鮮はいる。下手に前のめりになるとそうした連中の反発でかえってぽしゃるかもしれない。また、北朝鮮に甘く見られてなめられても困るし、慎重に進めていく必要があるな」でしょう。

 正直「北朝鮮のいいなりに動くことが政治的に出来て、それでいい成果が見込めれば」こんな楽なことはないわけです。しかし「国内外のアンチ北朝鮮の政治力が無視できない」という状況では「そもそもいいなりに動くこと自体無理」なわけです。


■国基研『「平和という美名のもと進む韓国の危機」』金平祐・セーブコリア財団会長

https://jinf.jp/news/archives/23836

 文在寅*2大統領の外交政策キーワードは「平和」

 安倍やトランプですら、いやヒトラースターリンですらその建前は平和でしょう。「平和だから軟弱だ」つう単純な話ではない。

 「主体思想」に傾斜する文政権

 単なる宥和政策を主体思想支持呼ばわりです。呆れて二の句が継げません。主体思想支持者が大統領に当選できるわけがないでしょう。

 著書に『韓国初女性大統領朴槿惠はなぜ弾劾されたのか』(2018年、晩聲社)などがある。

 国基研のお友達だからどんな本か想像がつきます。「朴弾劾は北朝鮮シンパの陰謀だ」つう与太でしょう。

 しかしもともと晩聲社は

■晩聲社(ウィキペディア参照)

 1976年、和多田進週刊金曜日初代編集長・社長を務めた)が設立。

■著書

茶本繁正原理運動の研究』(1977年)

・松浦総三編『文藝春秋の研究:タカ派ジャーナリズムの思想と論理』(1977年)

・石原昌家*3『虐殺の島:皇軍と臣民の末路』(1978年)

・林茂夫編『全文・三矢作戦研究』(1979年)

・萩原遼*4『淫教のメシア文鮮明伝』(1980年)

森村誠一『「悪魔の飽食」ノート』(1982年)

長倉洋海*5『内戦:エルサルバドルの民衆』(1983年)

・大塚一男*6『松川弁護十四年』(1984年)

中国帰還者連絡会編『完全版三光』(1984年)

・村上義雄*7編『天皇の教科書:「新編日本史」の狙い』(1986年)

・大熊一夫*8精神病院の話』(1987年)

有田芳生*9霊感商法の見分け方』(1988年)

安仁屋政昭編『裁かれた沖縄戦』(1989年)

本多勝一*10編『裁かれた南京大虐殺』(1989年)

・大熊一夫『冤罪・千葉大学腸チフス事件』(1991年)

・洞富雄*11編『南京大虐殺の研究』(1992年)

浅見定雄*12『新宗教と日本人』(1994年)

和多田進『新版・ドキュメント帝銀事件』(1994年)

・松村高夫編『論争 731部隊』(1994年)

森村誠一編『裁かれた七三一部隊』(1995年)

毎日新聞『偽装:調査報道ミドリ十字事件』(1996年)

で社風的には左派といっていいでしょうが、

■晩聲社(ウィキペディア参照)

 1999年、和多田が社を譲渡。現在の経営者は尹隆道。

ということで経営譲渡後は右傾化したようですね。左派出版社を右翼出版社にした尹といい、そんな輩に経営譲渡した和多田といい「何だかなあ」ですね。

 なお、この尹隆道、名前だけでも在日とわかりますが、

■民団新聞『【訃報】尹隆道氏(青年会中央本部初代会長)』

http://www.mindan.org/old/front/newsDetail4fbd.html?category=12&newsid=24061

ということで民団地方幹部です。昨年(2017年)なくなったそうです。やはり右寄りの人間のようです。

 民団幹部だから和多田も尹の右翼的思想は分かっていたでしょう。左派のはずの和多田がそんな人間に会社を売るとはよほどカネに詰まっていたのか。失礼ながら「和多田も晩節を汚した」といっていいかと思います。

 ちなみに、経営者が尹になってからは

・佐藤勝巳*13『朝鮮情勢を読む』(2000年)

・田中明*14『韓国はなぜ北朝鮮に弱いのか』(2004年)

・「八一三裁判」記録再刊委員会『罠:民団と総連の和合は、30年以上にわたる金正日の民団赤化工作の一環だった』(2006年)

・玉城素*15『玉城素の北朝鮮研究:金正日の10年を読み解く』(2009年)

・朴クネ『朴クネ自叙伝:絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』(2012年)

・佐藤勝巳『「秘話」で綴る私と朝鮮』(2014年)

・金平祐『韓国初女性大統領朴槿惠はなぜ弾劾されたのか』(2018年):国基研が紹介の本

という右翼的ラインナップです。


■「工作船を見る会」のお知らせ

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/11/news2862301116-.html

 見て何の意味があるんだという話です。もはやこうした工作船活動はしてないでしょうしね。


櫻井よしこ『韓国の左翼革命政権に、妥協は無用』

https://yoshiko-sakurai.jp/2018/11/15/7754

 植民地支配や侵略戦争の被害国・韓国が加害国・日本に対して厳しいのは「人間感情として当然のこと」であり左翼だの右翼だのいう話では全くありません。

 日本人だって原爆被害者は米国に対し、シベリア抑留者はソ連(あるいはソ連後継国家のロシア)に対し見方は厳しいでしょう。それと同じことです。

 そもそも「米国民主党レベルの政党でしかない文在寅政権与党」は「米国民主党が共和党よりは左より」なのと同様「自由韓国党よりは左より」とはいえても左翼とはとてもいえないでしょうが。

 なお「妥協は無用」と放言したところで何がどうなるわけでもありません。今の韓国は日本がそのようになめて対応していい国ではもはやありません。「朴チョンヒ政権初期の貧乏国家」「とにかく日本の経済支援がほしかった時代」とは違います。朴チョンヒだって日本相手に好きで妥協したわけでもないでしょう。

「9月21日には民間人3000人が文氏を与敵罪で告発しました。有罪になれば死刑しかない重い告発です。(中略)日本のメディアはなぜこうした事を伝えないのでしょうか」と洪氏は語る。

 ばかばかしい。文在寅政権の対北朝鮮外交をどう評価するにせよ「犯罪呼ばわり」とは時代錯誤で論外でしかありません。単に非常識右翼が三千人いるだけの話です。


■菅官房長官特定失踪者家族が面会

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/11/news2861301112-.html

官房長官からは安倍総理が歴代総理で最も拉致問題に強い意志を持っており

 「どこがだよ!」「嘘つくな」ですね。歴代総理で最も強い意志は「実際に訪朝した小泉*16首相」と「在任中訪朝実現を模索していた(ただし早期退陣で断念)という福田首相」でしょう。

 つうか「今年が終わると6年にもなる長期政権(アンチ安倍としてうんざりですが)」で「拉致に強い関心がある」がろくに成果もないってそれ無能って話でしょうよ。

 つうかどう見ても拉致より改憲だの、靖国参拝(米国の抗議で一回で中止したが)だの、消費税増税(財界要望)だの、特定秘密保護法(米国要望)という「安倍個人の右翼的野望」か「財界や米国の要望が強いもの」の方が安倍の関心高いでしょうよ。

 自分が安倍総理と出会ったのも拉致問題がきっかけであるとのお話がありました。

 「拉致」というよりは「拉致を含む右翼運動」で「河野談話否定論」「九条改憲」だのがむしろメインでしょうがさすがにそんなことは菅にもいえないようです。

 菅長官の師は拉致問題について初めて政府が認める答弁をした梶山静六・元国家公安委員長*17であり、その問題の本質を最も理解している政治家の一人だと思います。

 官房長官になってから、最近拉致担当相を兼務するまで、拉致について何の存在感もなかった菅を荒木もずいぶんと持ち上げるもんです。

 梶山氏にしても「竹下内閣自治相・国家公安委員長」退任後も「宇野*18内閣通産相」「海部*19内閣法相」「自民党幹事長(宮沢*20総裁時代)」「橋本*21内閣官房長官」と要職を歴任し、「にもかかわらず」、拉致について目立った功績など挙げられなかったのに、荒木も梶山氏をずいぶんと持ち上げるもんです。

 お断りしておきますが小生は梶山氏や「梶山氏を重用した宇野、海部、宮沢、橋本といった歴代総理・自民党総裁」を拉致の件で無能だの無責任だの非難する気はあまりありません。

 問題は「常日頃、日本政府が無能だのやる気ないだの非難してる、荒木の立場では幹事長、官房長官を歴任した大物政治家である梶山氏が生前、拉致について何の成果も上げられなかったことについて梶山氏本人や彼を重用した歴代総理を非難しないとおかしい」つう話です。

 大体梶山答弁は「橋本参院議員に質問されたから答えた」というもので進んで発表したもんではない。

 しかも宇野外相も同様の答弁をしてるのだからこれは梶山氏個人の考えではなく「竹下*22内閣としての考え」のわけです。そうした話で荒木のように梶山氏だけを持ち上げるのはおかしな話です。 

 なお、荒木は「要請文書とやらには触れてません」のでまだ菅からの回答はないのでしょう。

 いつ回答するのか、どんな回答するのかが気になるところです。回答を荒木が紹介した時点で、回答とセットで要請文書についてはコメントしたいと思います。


■国基研『「中間選挙と安倍訪中後の米中、日中関係」』矢板明夫・産経新聞外信部次長

https://jinf.jp/news/archives/23750

「第3国への民間経済協力」が、中国の「一帯一路」に加担しない日米の足並みを乱しかねず、注意が必要だという。

 吹き出しました。足並みを乱しかねずも何も、安倍ははっきり一帯一路への協力を公言しています。

 その「協力表明」の一つが「第3国への民間経済協力」のわけです。

 かつ米国がいつ一帯一路反対などと表明したのか。

「人類運命共同体(=習近平思想)」

 吹き出しました。「人類運命共同体」は文字通り「人類皆兄弟」にすぎないでしょうに。

 その「人類皆兄弟」において中国のとる政策はもちろん「習近平氏の思想」が影響するでしょうが、それは「トランプの外交政策においてはトランプの思想が影響する」程度の話に過ぎないでしょう(まあトランプでなくてマクロンでもメルケルでも誰でもいいですが)。

 決して「人類運命共同体=習近平思想」ではない。


櫻井よしこ『友好の中でも、中国に塩を送り過ぎるな』

https://yoshiko-sakurai.jp/2018/11/08/7743

 タイトルが興味深い。もはやよしこは「安倍が塩を送ってること」は否定しないし、「塩を送るな」ともいわないわけです。「塩を送りすぎるな」だそうです。

 中国政府は日本人8人をスパイ容疑で逮捕しているが、どう見ても彼らがスパイであるとは思えない。百歩譲って、たとえスパイであったとしても、彼らは日本のために働いたのであるから、安倍首相は彼らの早期釈放を中国側に求めるべきだと、矢板氏は強調する。

 後者の発言「スパイであったとしても救出に全力を挙げて当然だ」は矢板やよしこが「スパイでないという根拠を持ってないこと」を示しています。

 今回安倍首相は李克強*23首相との会談でウイグル人弾圧に関して、「中国国内の人権状況について日本を含む国際社会が注視している」と注文をつけた。中国政府の血走った人権弾圧を明確に問題提起したことは、これまでの対中外交にはなかった。日中外交の重要な転換点となるだろう。

 以降、よしこらしい安倍万歳が続きますがほとんど紹介は省略します。当のよしこだって本気ではないでしょう。安倍批判できないが過去の中国非難も撤回できないので「安倍総理でなければできない成果があった」と強弁してるだけです。ウイグルについていえば石破*24が首相だって同じ発言をしたでしょう。国連や欧米諸国がウイグル問題で一定の中国批判をしている中、日本だけ「何一つ言及しない」つうわけにもいかないでしょう。

 邦人8人の安全についても、習氏*25との会談で前向きの対応を求め、「中国国内の法令に基づき適切に対処する」との言葉を引き出した。恐らく、早期の解放が期待されるのではないか。

 どうですかね。解放するとの発言は出てないわけですから。

 日本も米国も、旧ソ連でさえ、中国が演じ続けた「か弱い存在の振り」を信じて中国を援助してきた。

 無論「援助することが国益になると思ったから」援助したわけでよしこのいうような話ではない。

 ただし今の中国はともかく昔の中国は正直「か弱い」というか「発展途上国」であり、別に「振り」ではないでしょう。


■文在寅が金正恩を倒す?

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/11/news285630115-1.html

 交流をすれば南から行くにせよ北から来るにせよ、北朝鮮の人間に生の韓国が伝わります。

 文在寅政権が焦って*26南北交流を行えば行うほど、金正恩が最も恐れている情報流入で体制が崩れるかもしれません。

 「えーと、何、荒木君は太陽政策を支持するの?」「その理屈だと韓国だけでなくて日本や米国も制裁解除すべきだよね?。拉致がバーター取引で解決しさえすれば制裁解除してもいいという蓮池透氏を敵視することはやめるの?」と思いましたが、まあ、文在寅政権に対する負け惜しみなんでしょうね。本気ではない。

 ただし、太陽政策のような支援政策が「北朝鮮にとって万々歳か」といったら、荒木のいうような事態がありうるのは確かです。

 もちろん「中国やベトナムが一定の経済成長を達成しながら一党独裁をキープしていること」でわかるように必ずしも「そうなるわけではない」ですが。

 いずれにせよ、太陽政策的な路線で北朝鮮が経済成長すれば「衣食足りて礼節を知る」ということで北朝鮮の暴走の危険性は減るでしょう。人間、豊かになり、失うものが増えれば、そうそう暴走はできないもんです。もちろん、それが「太陽政策の目的の一つ」であり太陽政策は「北朝鮮シンパではない」のはもちろん「同じ朝鮮民族という同胞意識による単純な善意」ではありません。もちろん「将来の統一に際し」、北朝鮮の経済状況をよくした方がいいという判断もあります。あの西ドイツですら東ドイツの統一は経済的負担でした。失礼ながら「西ドイツより経済力が落ちるであろう韓国」が「東ドイツより経済が悪いであろう北朝鮮」の統一をまじめに考えたら「太陽政策で底上げしよう」と考えるのは合理的な考えでしょう。


櫻井よしこ『これからの日中関係を決める首脳会談 騙され続けた長年の歴史から脱せるか』

https://yoshiko-sakurai.jp/2018/11/03/7749

 全く中国が何をだましたというのか。

 米中間で進行中の貿易戦争の背後には両国の価値観の相違がある。ウイグル人に対する不条理な弾圧はそのひとつである。

 少なくともトランプの報復関税は「対米輸出を抑えろ」とかそういう話であってウイグルは全く関係ありません。

 トルコのサウジアラビア総領事館でジャーナリストジャマル・カショギ氏が殺害された。サウジ政府によるカショギ氏殺害の、人権無視の酷いやり方はもはやどの世界にも受け入れられない。

 といいながら「暗殺の黒幕とされるムハンマド皇太子を廃位しろ、政治の表舞台から追放しろ」などといわないあたりが実によしこらしい。

 米国とサウジの関係に亀裂が生じ、サウジの影響力が低下し、イスラエルとの連携も弱まり、イランが得をし、結果として中東情勢が揺らぐ深刻な展開になりかねない。

 「えーと、カショギ氏の人権の話はどこに行ったの?」ですね。少なくとも建前では誰も「イランが得をし」とかそういうこと問題にしてないんですが。中国に対する物言いとあまりにも違いすぎるのであきれます。

 人権問題が世界情勢を大きく左右する要素になる中で、中国はサウジよりも遙かに残酷な拷問死の山を築いてきた人権弾圧国家である。日本の政治家が中国に抗議の声を上げない方がおかしいのである。

 よしこも本当にひどいですね。

 「サウジはカショギ氏しか殺してない、中国はもっとウイグルとか殺してる」てそういう問題じゃないでしょうに。いやそもそもサウジが「中国より殺してない」といいきれるかどうか。カショギ氏殺しのような無法を「いかに治外法権の大使館内とはいえサウジ国外(トルコ)」でやるような連中はサウジ国内ではもっとためらいなく反政府派を大量に殺してるが、表に出ないだけじゃないのか。

 たとえウイグル問題がなくとも、日本政府には中国の人権弾圧について発言しなければならない事情がある。8人もの日本人が中国にスパイとして囚われている。彼らがスパイであるなどとは信じ難い。

 おいおいですね。

 ここで「スパイでないという証拠があるならそれを中国に提出して日本政府は解放にこぎ着けよ、えん罪に同胞が苦しむのを見過ごしてはいけない」とか「もし仮にスパイだとしても、日本政府の命令によるものだろうから、スパイを命じた責任者として政府はなんとか解放にこぎ着けよ」ならわかります。よしこが「スパイであるなどとは信じがたい」という根拠は何なのか。俺も「スパイだ」とは決めつけませんが、「その可能性は今のところ全否定できない」わけです。


■大森勝久ブログ『安倍首相は国連演説で日本と東アジアを中露の保護国にすることを表明した』

https://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12416181530.html

 安倍氏は10月11日、官邸で中国共産党の宋中央対外連絡部長と会談し、両国関係の強化で一致した。安倍氏は「政党間交流が重要との認識を示した」(10月12日付読売新聞)。そして10月12日、自民党、公明党両党と中国共産党幹部による「日中与党交流協議会」が都内で会合をもった。安倍氏は自民党を改造して「中国共産党日本地区支部」にしようとしている。

 無茶苦茶な陰謀論「中国共産党日本地区支部」は論外ですが、確かに安倍は「理由はともかく」親中国へとシフトを切っています。


官房長官への要請文書

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2853301031-.html

 要請内容が

6、山本美保さんDNA偽装事件について

など「偽装なんかねえよ、ふざけんな!」「菅長官も偽装なんか認めるわけねえだろ!」つういつもながら酷いもんですが「菅に回答を求めてる」ので「菅の回答」と「それに対する荒木の反応」が出てから本格的に突っ込むことにします。まあ、荒木の期待する回答が出るとはとても思えませんが。


■国基研『国家自殺の道を行く韓国』西岡力

https://jinf.jp/weekly/archives/23616

 むしろ日本の方が「無能かつ倫理観ゼロの安倍」によって、あるいは米国の方が「無茶苦茶なトランプ」によって「国家自殺の道」かと思いますがそれはさておき。

 韓国が軍事演習を自粛してるのは「国力の差が段違い」だからです。今の状況で「北朝鮮の軍事侵攻」なんかあるわけがない。むしろ「軍事演習を自粛し、交渉を進展させる」方が現実的でしょう。


■政府広報物の記載

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2846301022-.html

 現在も日本国内に工作員が多数存在し、支援する人間もいるのですから、今後拉致を抑止するためにも北朝鮮がずっと拉致をやり続けていることを明示すべきではないでしょうか。

 「一体どこにいるんだ、誰が支援してるんだ」、そして「今後拉致なんか起こるわけねえだろ」「建国以来、小泉訪朝後の今もずっと、てそんなわけねえだろ」ですね。でまかせにもほどがあります。


■両陛下への謁見はかなわないものか

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2845301020-.html

 荒木はバカかとしか言い様がありません。謁見(面会)してどうするのか。「政治権限のある首相や外相ならともかく」、天皇、皇后には政治的権限がない以上、拉致解決につながることは何もできません。せいぜい「拉致被害者家族の皆さんはくじけないでください」程度のねぎらいの言葉しかない。それが拉致解決に役立たないことは言うまでもないでしょう。


■「17人」と「100人以上」のギャップ

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/17100-news28443.html

 17人が政府認定拉致、100人以上が特定失踪者という与太です。正直、国内で「生存している特定失踪者」が複数見つかってるのでもはや特定失踪者が「議論するまでもなく」何の根拠もない与太話であることは明白です。突っ込む気すら失せます。荒木と付き合ってる連中は常識がなさ過ぎます。


■死んだ人をどうするのか

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2843301018-.html

拉致被害者の全てが元気で生きている可能性は残念ながらほとんどありません。

・寺越昭二さんがそうであるとされる*27ように、拉致の途中で殺害された人もいることが想像されます。また寺越外雄さんのように北朝鮮で亡くなった人も、年齢等から考えて相当数いると思われます。

・北朝鮮にいる人たちの無事を願っていることがいつの間にか「希望的観測」になり、無事でいるのだろうと思い込むのは過ちです。

 確かにその通りですが、田原総一朗*28が「有本恵子さんは死んでるかもしれない」といったときに、あるいは、和田春樹氏*29が「横田めぐみさんは(以下略)」といったときに家族会や救う会が「彼女らは生きている!」「北朝鮮を利する気か、北朝鮮シンパなのか」「それでも日本人か、それでも人間か。親の子どもへの思いを踏みにじるのか」などと発狂し、和田氏や田原氏に悪口したことを「予備知識として知っていれば」、『荒木は過去に救う会や家族会が和田氏や田原氏に悪口したことをどう思ってるのか?。過ちとして批判するのか?』『和田氏や田原氏の主張に一理あると認めるのか?』『なぜ今頃こんなことを言い出すのか?』と荒木に問いただしたくなります。

 それにしても和田氏や田原氏に悪口した家族会や救う会の連中も「有本さんやめぐみさんの両親も含めて」荒木のこうした発言は黙認するのでしょうね。ふざけた話です。


■オタクの力

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2842301017-.html

 このメールを読んでいる方かそのお知り合いでジオラマオタクのような方がおられたらお願いなのですが、北朝鮮漂着船のジオラマを作っていただけないでしょうか。

 そんなもんつくって何の意味があるのか。何の意味もないでしょうが、それはさておき。

 荒木が「どのような内容のものをつくるか一度ご相談したい」とか「費用については別途相談したい」とか書かないあたりどこまで本気なのか疑わしいですね。まさか「ただでつくってくれ」という気でしょうか?。さすがに「利益をとらない」にせよ、製作にかかった実費ぐらいは荒木に提供してもらいたいでしょうよ。


■連絡事務所

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2842301015-.html

 「日本政府は北朝鮮に対し平壌に連絡事務所を設置したいとの意向を伝えていた」と共同通信が昨日報道しました。外務省は否定しているようですが、まあそんな話が進んでいても不思議ではありません。

 この交渉が行われているとすれば安倍総理が全く知らないところで進んでいるとも思えません。

 私は総裁選で石破元幹事長が「連絡事務所を設置して」と言ったのを批判しましたが、これが事実ならどっちもどっちということで、批判して悪かったかな、とも思っています。

 もちろんアンチ北朝鮮の荒木はこうした連絡事務所設置論には否定的です。

 それにしても「共同通信フェイクニュースだ」「仮に事実でも外務官僚が勝手にやってるんだ、安倍総理の知らないことだ」といわないあたりが興味深いですね。

 荒木は安倍を全く信用してないようですね。しかし、にもかかわらず「安倍総理をモリカケで追及するな」と安倍をかばうのは何なんでしょうか?。わけがわかりません。

 まあ、それはともかく荒木以外のウヨ連中(西岡や島田など)は「共同通信フェイクニュースだ」「仮に事実でも外務官僚が勝手にやってるんだ、安倍総理の知らないことだ」と強弁するのでしょうね。それともすっとぼけて無視するか。

 「先方も政府で、彼らのこの領土の中においてはあらゆる人に対する権限を持っておりますので、これは我々が説得をして、そして彼らがついに、実は生きておりました、全員返しますと言うまで粘り強く交渉をすることが我々の今の方針でございます」

 これは平成17年(2005)6月14日の参議院内閣委員会、当時民主党の森ゆうこ*30議員が「どうやって具体的に拉致被害者を取り返すのか」と質問したときの細田博之*31官房長官の答弁です。

 で、予想通り荒木は細田氏に悪口雑言ですが、正直、細田氏の言う「粘り強い交渉」以外に現実的策なんかないわけです。もちろん「今の清和会会長」の細田氏は北朝鮮シンパの訳もない。清和会ってのは、もちろん「現首相・安倍晋三の出身派閥」で最初のオーナーが「安倍の祖父」「A級戦犯容疑者」岸信介*32ですからね。その後も「安倍晋三*33の父親・安倍晋太郎*34」「神の国発言・森喜朗*35」とウヨばかりがオーナーの訳です。

 細田氏のような主張を家族会や救う会が「北朝鮮に対して軟弱だ」などと悪口し、小泉氏(首相)、細田氏(官房長官)ら政府・与党幹部がそれに屈して「制裁一本槍」になってしまったことが拉致敗戦の最大の原因です。家族会のバカさには本当に呆れて二の句が継げません。俺は愚かな家族会には何一つ同情しません。拉致敗戦はぶっちゃけ家族会の自業自得です。

 まあ、それはともかく。清和会ってのは基本ウヨの集まりですが、それにしても小泉氏、細田氏、福田氏などと比べるに安倍の極右さは半端じゃないですね。安倍がただただ制裁を叫ぶ一方で小泉氏、細田氏、福田氏は「安倍と同じ清和会構成員」でも「拉致はバーターで取引するしかねえよ」と考える程度の常識はあったわけです。結局は、ウヨ(家族会、巣くう会、拉致議連など)の攻撃に彼らは屈服し「制裁一本槍」になってしまいますが。

 まあ、話が脱線しますが小泉氏と言えば、「安倍と違い」、首相在任中に「女帝制導入」を考える程度には「リベラル(?)」なわけです。これも「拉致同様に」悠仁君誕生もあってウヨ(日本会議など)の攻撃に屈服して、すべてがチャラになりますが。

 連絡事務所を置くなら外務省ではなく、似たような名前なので自衛隊の地方連絡部(今は地方協力本部と名前が変わっていますが)でも平壌に置いたらどうでしょう。

 さすがに冗談でしょうが非常識すぎて呆れて二の句が継げません。家族会も「蓮池透氏を除名したあげく」よくこんな男と付き合えるもんです。


■まさか

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2841301014-.html

 まあ、北朝鮮問題で「まさか北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込むとは思わなかった」なんてことはありえないでしょうね。国力的にそんなことをやれば在日米軍や自衛隊の反撃で国が滅びてしまう。

 特に今は米朝、南北首脳会談で緊張緩和ですからなおさら、そんなことする動機がない。

 むしろ、まさかと言えば例えば「まさかオウム真理教がサリン事件をおこすとは思わなかった」「まさか東日本大震災であれほどの津波が来るとは思わなかった」などでしょうね。

 まあオウム犯罪はともかく地震、津波のような自然現象は人間の意思によるものではないですからね。人間の思い込みなんか自然は全くあずかり知らないことです。

<平成29年度胎内市国民保護訓練・訓練想定>

・平成29年11月20日、日本海側で国籍不明船が漂着し、武装工作員と思われる不審者と警察による銃撃戦により、双方に負傷者が出ている。不審者は武器を携行していると思われる。

・11月21日夕方、桃崎浜海岸のテトラポットに漂着した国籍不明船を漁から戻った漁船が発見。中にはダイバースーツ等が脱ぎ捨てられており、周辺の海岸には、武器・弾薬が入っていたと見られる木箱の一部が打ち上げられていた。

・新発田警察署胎内分所は、関係機関に通報し、直ちに桃崎浜周辺に警戒配備をするとともに、新潟県警察は、県内主要幹線道路に検問所を設置した。同時に県は自衛隊に治安出動要請を行い、21日21:00に集落一帯入口を警察により封鎖を完了した。

・集落区長は、集落呼集網により、21:30に翌日の早朝7:00から集落開発センター前から警察官の誘導に従い、検問所を通過した後、市の準備したマイクロバスで総合体育館(実行動は乙地区交流施設)へ避難する連絡を完了した。

・胎内市長は、関係課と調整を行い、マイクロバスの準備及び避難所・救護所開設の指示を行った。

 これを「胎内市長も俺と同意見だ」と自慢する荒木も気が狂っていますがそれはさておき。「胎内市長って右翼?。日本会議メンバー?」ですね。北朝鮮はそんなことはしないでしょう。そんな無茶苦茶なことをしないことをアピールしたいからこそ拉致被害者を帰国させたわけです。最近の米朝、南北首脳会談もそうした態度の表れでしょう。

 まあ、そもそも拉致だって「やっていいわけではない」ですが、武装工作員との銃撃なんかと比べたら「北朝鮮の犯行であるとばれないようにやれ」なんだから、北朝鮮だってそれなりに計算はしてるわけです。

 北朝鮮軍の銃撃戦なんて、青瓦台襲撃事件(朴チョンヒ暗殺未遂)など例外的事件だし、それらはすべて韓国で起こっています。日本じゃない。

 大体そんな事態になったらそれこそ国の出番であって、自治体が何かできるかといったらできはなしでしょう。


■小さな正義 

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2839301012-.html

 あのとき、この運動に反対したのは民団(当時は在日本大韓民国居留民団*36)などごく一部でした。

 民団の場合単に反北朝鮮でそうしたに過ぎませんからね。何ら評価には価しません。

 モリカケもそうですが、目先のことで小さな正義感を振りかざすのは楽です

 馬鹿馬鹿しい。モリカケのような不正を擁護することに何の意義があるのか。かつ佐川が安倍に屈服して虚偽答弁をしたことでわかるように、あるいは「モリカケ批判報道したNHK記者」が安倍の圧力に屈したNHK経営陣によって左遷されてNHK退職に追い込まれたことでわかるようにモリカケ批判は決して楽ではありません。

 むしろ「人間としての良心」を捨てれば、モリカケで安倍批判から逃げることの方がよほど楽でしょう。

 しかし家族会連中も「モリカケで安倍擁護する西岡、島田、荒木」といったくずどもと付き合って恥じないのだから心底呆れます。


■油断

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news2838301011-.html

 金大中、盧武鉉、文在寅政権を太陽政策を理由に「北朝鮮の走狗」呼ばわりするいつもの「反北朝鮮右翼」荒木です。ただただ馬鹿馬鹿しいですね。


■国基研『富坂氏*37の「国土買収」擁護にひと言』宮本雅史*38

https://jinf.jp/feedback/archives/23563

 もちろん「何の根拠もなく、中国人が買っただけで騒ぐのは馬鹿げてる」「大体そんなに問題だと思うのなら、産経新聞が購入すればいいではないか」という富坂の方が正論です。富坂もウヨですがさすがにここまででたらめな与太には付き合わないわけです。


■二等国

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news283530107-b.html

 慰安婦銅像や旭日旗などの件によって「戦争に対する反省がない日本は二等国」つう発言が韓国与党国会議員から出たようです。

 まあ俺も

「戦争に無反省な安倍が総理じゃ、そう言われても仕方がない。これが例えば小渕*39総理時代なら話は別だけど。つうか金大中大統領が訪日した小渕総理時代ならあり得ないけど」

「つうか、戦争に無反省とか関係なくモリカケ総理とかセクハラ財務次官とか明らかに二等国だよね。いや二等どころか三等、四等では」

と思って韓国議員氏に同感です。

 それはともかく、こんなことは何一つ拉致問題に関係ない。荒木が特定失踪者問題調査会メルマガで触れるのはおかしな話です。

 あえて言えば「拉致で協力を得るべき韓国とこんなに日本政府はもめていいのか」「慰安婦銅像とか旭日旗とか、そこまでの問題か。銅像造りたいなら作ってもらっていいし、旭日旗の掲揚が向こうがノーサンキューなら当面自粛すればいい。廃止しろとまでは言ってないやないですか」と荒木ら巣くう会が安倍内閣や自民党、「安倍に言いなりの」外務省や防衛省をたしなめるのならわかります。

 「建前ではさすがに河野談話を否定できない」「米国などに抗議されるとさすがに靖国参拝をやめる*40」安倍「以上にあの戦争に無反省なごろつき右翼」として「韓国にそんなこと言われる筋合いない」と逆ギレするのだから荒木ら巣くう会も呆れたバカです。そしてそんなバカとお付き合いし続ける家族会も呆れたバカです。


■北朝鮮が100人の村だったら

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/100news28333010.html

 「歴史のイフ」ですが、国会での弾劾が可決されなければ、高い地位の人々の脱北がさらに相次ぎ、北朝鮮の体制も揺らいで今頃東アジア全体が全く違った状態になっていたかも知れません。

 実際には可決され、朴は失職、その後の大統領選挙で文在寅氏*41が当選した以上そんなことを言っても無意味です(実際には朴が失脚しなかった場合でも、荒木が妄想するような北朝鮮の体制危機はなかったでしょうが)。つうか「反北朝鮮のためなら崔順実疑惑などどうでもいい(荒木)」とは正気じゃないですね。なるほど「モリカケの安倍」を荒木らウヨ連中がかばう理由が大変よくわかります。

 あるいは「ロシアゲートのトランプを共和党や支持者がかばう理由がよくわかる」と言うべきでしょうか?

 これが「朴クネなど大統領候補にしなければよかった」「朴クネに疑惑が発覚した段階で、彼女を早急に引きずり下ろし、党のダメージを最小限にして、大統領選に臨み、なんとか文在寅氏に勝ちたかった」ならまだ理解できますが。


■大森勝久『露・中の尖兵の反日の安倍首相支配の下で、対露・対中国防を考えることができない日本国民

https://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12409802287.html

 共同して北と南から日本を侵略支配しようとしているロシアと中国の脅威

 吹き出しました。もちろん中ロはそんなことはしません。「自衛隊や在日米軍を相手にして」そんなことが軍事的にできるかどうか自体も疑問ですが、そんなことが仮に軍事的に可能だとしても政治的には猛烈な非難を浴びる愚行でしかありません。やるわけがない。

 無名ということもあるが、ほとんど受けとめてもらえていない。

 大森氏が単に「反共主義」「領土愛国主義(尖閣や北方領土)」から中ロを、そして大森氏ほどには「反中国、反ロシアではない安倍(例えば、安倍自ら一帯一路への参加を表明)」を批判してるのなら今よりは「受け止めてもらえる」でしょう。 

 彼が「中ロは日本全土の侵略を画策してる」だの「安倍晋三は中ロの手先で反日左翼」だの陰謀論をかますから受け止めてもらえないわけです。

 また、「大森氏自身はそれが『世間にあまり評価されない理由の一つだ』とは認めたくない」でしょうが彼は「2人の人間を殺害したとして死刑判決が下った」死刑囚です。

 もちろん彼自身はえん罪だと主張してますし、日弁連やアムネスティも彼を支援していますのでおそらく本当にえん罪なのでしょう。とはいえ世の中「大森はえん罪だ」と思ってくれる善人(?)ばかりではありません。

 「死刑囚が何様だ」つう人も中にはいるでしょうね。

 安倍首相の側近の谷内正太郎国家安全保障局長は、首相の指示で日本がロシアと戦略的パートナーシップを構築することは中国を牽制するうえで重要だと述べていた。全くのディス・インフォメーションである。中露は2001年に「中露友好善隣協力条約」を締結しており、準・軍事同盟関係にある。

 少なくともこの点について言えば大森氏の言う通りです。どう見ても「中国と共同軍事演習する」ロシアが「日本のために中国と対決すること」などありそうにない。とはいえ「そんな簡単なことがエリート官僚の谷内氏(元外務事務次官)にわからない」とは信じがたいことです。一方で「谷内氏が故意にデマを飛ばしてる」と考えても「デマを飛ばす理由」がわかりません。まさか彼が「ロシアスパイ」なんてこともないでしょうし。

 もしかして「ロシアの石油、天然ガス利権を狙う日本エネルギー企業の走狗=谷内氏」でしょうか。

 安倍首相は「日中平和条約締結40周年」ということで10月に訪中する。「日中の戦略的互恵関係の強化」がまたまた謳われる。安倍氏と習近平はこうして日本の対中国防を解体しているのである。中国に日本を侵略させるためだ。

 大森氏の陰謀論には呆れますがそれはさておき。経済的な意味で日本は中国と完全に敵対することなどできず、極右・安倍ですらこうなるわけです。


■大臣

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/10/news283130102-5.html

 内閣改造で菅官房長官拉致問題担当大臣を兼務することになったそうです。

といっても第一次安倍、福田*42、麻生*43では官房長官が拉致担当相兼務でしたからねえ。民主党鳩山内閣から第二次安倍まで、なぜか国家公安委員長の兼務となり、第三次安倍から「加藤勝信一億総活躍等担当相の兼務」、第四次安倍から「加藤勝信厚労相の兼務」で、また官房長官の兼務になったわけです。

 元に戻っただけにすぎないし、第一次安倍、福田、麻生時代が拉致担当相(官房長官)が活躍していたかといえば「?」でしょう。

 なお歴代の拉致担当相で一番の大物と言えば第一次安倍改造内閣与謝野馨*44か、福田内閣町村信孝*45になるんでしょうねえ。どちらもすでに故人ですが。

 存命だと麻生内閣河村建夫*46か。

 改造前の第一次安倍内閣の塩崎*47官房長官は安倍が抜擢した「安倍友」なので大物とは言えません。なお第一次安倍内閣がうまくいかなくなると、安倍は「安倍友じゃどうにもならない」として「塩崎官房長官、麻生外相、尾身*48財務相、小池*49防衛相」を軒並み、「与謝野官房長官町村外相、額賀*50財務相、高村*51防衛相」と派閥ボス(ないし派閥ボス予備軍)にかえ、挙党一致体制をもくろみますが、結局退陣するわけです。

 民主党政権、第二次安倍政権だと「官房長官から国家公安委員長に格落ち」なので正直大物とは言いがたい。「先代拉致担当相」の加藤勝信氏も「安倍によって重用された人間」ですしねえ。大物とは言いがたい。

 今回、拉致担当相兼務の菅は官房長官在任期間が長くなっていますが、これまた加藤氏同様「安倍によって重用された男」「安倍にしか重用されない男」ですからねえ。与謝野氏や町村氏、河村氏と比較したら彼らに失礼でしょう。

 ちなみに河村氏が「日朝国交正常化議連役員」であることを荒木がどう思ってるか気になるところです。


■恋に落ちる

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news283030930-a.html

 トランプ大統領が金正恩と「恋に落ちた。彼は私に美しい手紙を書いた」とかスピーチしたそうです。

 相手は「前言撤回の多いトランプ」なので今ひとつ信用できません。正直「そんなことを言うならとっとと北朝鮮が要求する終戦宣言ぐらいしろ」と思いますが、ひとまずは緊張緩和の動きとして喜びたい。

 平成7年(1995)3月30日に国松孝次警察庁長官が自宅前で狙撃され重傷を負うという事件は記憶しておられる方も多いと思います。

 もちろんアラフォー、団塊jrの小生は記憶していますが「1995年当時生まれてなかった人間」はもちろん「生まれてても5歳」などの「今20代の世代」は記憶にないんだろうなと思うと「年月の流れるのは早いなあ」と痛感します。

 この事件を捜査した元警視庁の元刑事さんが書いた『宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査一課元刑事の23年』(原雄一著・講談社)という本を読みました。国松長官狙撃犯の取り調べに長年従事し、中村泰という別件で服役中の人物が犯人であるという確証を得、証拠も揃えたのに結局警察内部の問題で起訴できなかったという話です。

 この中で興味があったのは中村がもともと拉致被害者救出を目指していたという話でした。武装組織を作って朝鮮総聯の幹部を拉致し、交換条件として拉致被害者を取り返すことを考えていたとのことでした。

 まあ正直「デマだろ?」で終わる話です。「証拠不十分ならまだしも、証拠十分で」名前までわかってる、しかも別件で有罪判決が出てるからすでにムショにいるのに逮捕起訴されないとか、そういう本が「今年(2018年3月)出たのに、世間で全然話題にならない」とかどう見ても「説得力ねえ、信用性ねえ」と皆が思ってるつうことでしょう。

 「朝鮮総連幹部を拉致」云々もうさんくさすぎる話です。実際にはそんなことはないわけですから。

 まあ

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=15941

■國村隼が執念の刑事とを熱演!、イッセー尾形が謎の老スナイパーを怪演!、NHKスペシャル 未解決事件「File.07 警察庁長官狙撃事件」

 9月8日(土)の実録ドラマの放送を前に行われた取材会の様子を動画でご紹介します。

【出席】

 ・國村隼(警視庁警部・原 雄一役)

 ・イッセー尾形(中村泰 役)

NHKスペシャル・未解決事件「File.07 警察庁長官狙撃事件」

【放送予定】9月8日(土)[総合]後9:00〜10:30

【出演】國村隼、毎熊克哉、渋谷謙人/ 小日向文世イッセー尾形 ほか

 事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件のわずか10日後、國松孝次警察庁長官(当時)が狙撃された。長官は重傷を負うが、奇跡的に一命を取り留める。犯人は、高い射撃能力を持つ「スナイパー」だと推測された。警視庁は総力を挙げてオウム真理教を中心に操作を行うも難航する。

 ところが一人の刑事が、別事件で服役中のある男を、長官狙撃にかかわった可能性があるとして取り調べていた。男の名は中村泰(ひろし)。70歳を超える老人だった。中村は「私が真犯人だ」と自供するにいたるが、警視庁は逮捕に踏み切ることなく、2010年、公訴時効を迎えた。

 俳優・國村隼さんが演じる執念の刑事と、イッセー尾形さんが演じる「謎の老スナイパー」中村との知られざる攻防戦を描く。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12136-092565/

 日本中に大きな衝撃を与えた未解決事件を徹底検証し、ドキュメント編とドラマ編を制作するNHKの「未解決事件」シリーズ。このたび放送された第7弾では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」を扱った。長官狙撃を自供しながらも逮捕に至らなかった中村泰受刑者をドラマ編で演じたのが、イッセー尾形だ。イッセーが演じているという1つのウソがあったとしても、他のことは全て真実ではないかと思うほど、ホンモノの中村が乗り移ったかのようなリアリティーだった。彼を取り調べる刑事(ボーガス注:原雄一)を演じた國村隼も「本当に、演じていてもね、何が出てくるかわからない」「やってて、あれほどドキドキしたのは、久しぶりというか、ちょっとはじめてだった」「怖かった」(「ほぼ日刊イトイ新聞」18年9月11日)と語るほど、実在感とすごみがあった。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12206-160877/

 9月8日(土)に放送される「NHKスペシャル 未解決事件 File.07『警察庁長官狙撃事件:ドラマ 容疑者Nと刑事の15年』」(夜9:00-10:30、NHK総合)の試写会が行われ、國村隼とイッセー尾形らが登壇した。

 同番組は、社会に大きな影響を与えた事件を検証し、事件の教訓を問うシリーズの第7弾。今回は1995年に起こった「警察庁長官狙撃事件」を2日に放送されたドキュメンタリーと、実録ドラマで描く。

■ドラマで描かれるのは、刑事と容疑者の奇妙な関係

 「地下鉄サリン事件」のわずか10日後に起こった「警察庁長官狙撃事件」。警視庁は、この事件がオウム真理教によるテロとして総力を挙げて捜査を行うも、難航する。

 ところが、刑事の原雄一(國村)は、別の事件で服役中の中村泰(イッセー尾形)という70歳を超える老人が長官狙撃に関わった可能性があるとして取り調べていた。

によればこの原雄一本をもとにNHKがドラマ(2018年9月放送)をつくり「中村をイッセー尾形、原刑事を國村隼が演じた」そうです。

 また

講談社・現代ビジネス

警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した「協力者」からの手紙:未解決事件の真相が、いま明らかになる(原雄一)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57195

警察庁長官狙撃事件「真の容疑者」中村泰からの獄中メッセージ:「オウムの犯行であるという大嘘」(原雄一)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57307

朝日新聞警察庁長官銃撃「オウムじゃない男」を追った元刑事』

https://www.asahi.com/articles/ASL3N7RH1L3NUTIL06N.html

読売新聞『宿命』原雄一著

https://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/briefcomment/20180409-OYT8T50071.html

■産経【書評】文化部編集委員・大塚創造が読む『宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年』(原雄一著) ニッポン警察敗北の裏面史

https://www.sankei.com/life/news/180513/lif1805130031-n1.html

中日新聞『あの人に迫る:原雄一・警視庁捜査1課元刑事』

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/anohito/list/CK2018090702000243.html

スポーツ報知『「オウムの犯行」前提だった警察庁長官狙撃事件、原雄一さんが残したかった裏で動いていた別捜査の経過』

https://www.hochi.co.jp/topics/serial/CO019592/20180722-OHT1T50191.html

週刊朝日『話題の新刊:宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年 原雄一著』

https://dot.asahi.com/ent/publication/reviews/2018052900012.html

週刊文春警察庁長官狙撃真犯人「捜査秘録」 原雄一×江川紹子*52:元警視庁刑事が明かす7年間の取調べの全貌』

http://bunshun.jp/articles/-/7397

なんて対談記事や書評記事、インタビュー記事もありますが、これらの記事(朝日、読売、産経、中日新聞スポーツ報知週刊朝日週刊文春)やNHK番組だって大して話題になってはいないでしょう。しかし江川紹子もこんな怪しい話に手を出していいんですかね?

 なお、このNHK「未解決事件シリーズ」ですが

・File.01 グリコ・森永事件

・File.02 オウム真理教オウム真理教 17年目の真実

・File.03 尼崎殺人死体遺棄事件:これほど多くの家族が巻き込まれながら、なぜ15年以上もの間、見逃されてきたのか。

・File.04 オウム真理教 地下鉄サリン事件:“20年前のあの日、東京の地下でいったい何が起きていたのか?

・File.05 ロッキード事件ロッキード事件 40年目の真実・未解決事件外伝 〜ロッキード事件田中角栄*53の時代〜

・File.06 赤報隊事件

・File.07 警察庁長官狙撃事件

と7作つくられています。中には「グリコ森永、赤報隊、国松長官狙撃は確かに未解決やけど、オウムもロッキードも尼崎殺人死体遺棄事件も犯人が逮捕や起訴されてる。仮に動機面などに謎があったとしても未解決と違うヤン」つうもんもなぜかありますが。そして「何で、三億円事件やらへんの?。もう何度も番組がつくられて手垢がつき過ぎてつくりようがないから?」と思います。

 それにしても「中村=イッセー尾形」ですか。確かにこんな怪しいキャラクターを説得力を持って演じられるのは「一見普通のおじさんなのに、変な役を説得力を持って演じることには定評がある」、「怪人イッセー尾形」くらいしかいないかもしれません。

 それにしても、フジテレビホンマでっか!?TV」や週刊文春ならまだしも「天下のNHK」「腐っても鯛のNHK」「皆様の信頼を背負う国営放送NHK」がこんな怪しい話を「あり得る事実であるかのよう」に描いて、手を出してよかったんでしょうか?

 それはともかく、繰り返しますが、「犯人がわかってるし、証拠もあるし、身柄も別件で拘束してるのに、逮捕起訴せず、あえて隠蔽した」など事実なら警察を揺るがす一大スキャンダルです。もっとマスコミが騒いで当然でしょう。

 しかし一部のマスコミ(講談社の他に、小生がぐぐって見つけた、朝日、読売、産経、中日新聞スポーツ報知週刊文春週刊朝日、NHKなど)しかとりあえず、その取り上げ方も「講談社・現代ビジネス(講談社は原雄一本の版元)」を除けば「たった1回取り上げて」終わりです。

 「朝日のリクルート報道や森友報道」などと違って何度も報道などされず、まるで熱意が感じられない(まあこんな与太話に熱意出されても困りますが)。

 読売の記事に至っては

https://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/briefcomment/20180409-OYT8T50071.html

 男が真犯人かどうかを別にしても、元捜査員の手記として十分読み応えがある。

ですから完全に眉唾扱いです。

 この話はいわゆる陰謀論でしかないでしょうね。中村が犯人か怪しいし、「百歩譲って」仮に犯人だとしても逮捕起訴できる証拠はなかったのでしょう。

 しかし、荒木だと「警察や安倍政権の圧力にマスコミが屈してるから、あまり報道されないんだ」とか言いそうですけど。

 まあ、荒木がこういう記事を「出版直後」ではなく、今、書き始めたのは「9月に放送されたNHK番組に勇気づけられて」でしょうね。さすがの荒木も「国営放送NHKの権威(?)」がなければ、出版直後にはこんな記事を書く勇気が出なかったわけです。

 大体、

「警察内部の問題って何?(本には具体的に書いてないのか、書いてあるけど荒木が紹介しないのか?)。オウム真理教(以下、オウム)摘発に有利だから事実ではないオウム犯行説を続けたとでも?」

朝鮮総聯の幹部を拉致し、交換条件として拉致被害者を取り返す、なんてことを考える人間が何で国松長官を狙撃するの?。総連幹部を狙撃するならまだわかるけど?。動機、何?」

「多くの人間は狙撃を『オウム捜査に対するオウムの報復ではないか(ただし証拠がないのでどうにもならない)』と思ってたんだけど、つうことは何、オウム関係ないの?」

などいくつも疑問が上がってきますよねえ。

 ちなみにググったところ、この中村泰とはこういう人間です。

http://yabusaka.moo.jp/nakamurahirosi.htm

■吉祥寺・山川巡査射殺事件、から一部引用

【事件概要】

 1956年11月、東京・武蔵野市で、不審な車に職務質問した巡査が乗っていた男に撃たれ死亡した。

 男は中村泰(当時26歳)。東大中退という経歴で話題となった。彼は70歳を過ぎて、再び事件を起こした。

【山川巡査射殺】

 1956年11月23日。勤労感謝の日

 午前6時過ぎ、東京・武蔵野市吉祥寺の市営グランド前に小型自家用車を止め寝ていた男に、若い警官が職務質問した。

「とにかく本署まで来て下さい。時間はそうかかりません」

 しばらく質問が続いた後に警官がそう言うと、男は車内からピストルで警官の胸を撃ち、さらに車から降りて左コメカミを撃ち、再び車で走り去った。

 亡くなった警官は武蔵野署西荻派出所勤務の新任巡査・山川治男さん(22歳)だった。

 そして1957年2月、沢井精三こと、中村泰(当時26歳)が逮捕された。中村は東大中退であったため、大々的に報道されたりした。

【中村泰】

 中村は1930年(昭和5年)に生まれた。父親は南満州鉄道の職員で、幼少期は大連で過ごし、1940年(昭和15年)に帰国した。

 本籍地である茨城の旧制水戸高校から東大教養学部理科二類に入学。成績は優秀だったが、窃盗事件を起こして2年で中退している。在学中は左翼運動に走って、(中略)学校を辞めてからの中村は、そうした闘争資金を稼ぐため、窃盗を働いては服役した。

 出所後、(中略)1956年8月6日、中村は台東区浅草雷門対等*54地区電話局浅草分局に忍びこみ、(中略)壊して無理やり開けて電話債券195万円分を盗んだ。

 11月11日、同様にして世田谷区の永楽信用金庫北沢支店から現金30万円を、さらに茨城県那珂郡下小野の農協事務所から35万を奪っていた。

 11月23日午前3時頃、54年型ダットサンで三鷹駅前の都民銀行三鷹支店に乗りつけた。しかし、店の周囲を調べても侵入口は見当たらず、断念した。

 その後、武蔵野署の前を通り、五日市街道を越えた田無(現・西東京市)方面に抜ける道が工事中だったので、わき道に入り、事件現場となった市営グランド前に出てきた。中村はここで急に眠気を催し、車を止め横になった。山川巡査が職務質問してきたのはその後である。

【72歳現役】

 事件から46年後の2002年11月22日午前10時半頃、名古屋市西区のUFJ銀行押切支店で、支店に金を運びこもうとしていた現金輸送車に男が近づき突然発砲、見張り役の警備員(当時55歳)が両足を撃たれ、もう1人の警備員が車の陰に隠れたすきに現金約5000万円入りの袋を奪い逃走した。撃たれた警備員は重傷を負い、もう1人の警備員が男を追いかけ取り押さえた。

 この男こそ中村泰(当時72歳)であった。

 中村は01年10月にも大阪市都島区の三井住友銀行都島支店の駐車場で現金輸送車を襲撃し、発砲により警備員の男性に重傷を負わせたうえ現金500万円が奪っていたことも発覚した。

 中村は山川巡査殺しで無期懲役が確定し、1976年に(ボーガス注:仮釈放が認められ)千葉刑務所を出所した。彼が出所してから、現金輸送車襲撃事件を起こすまでの間のことはよく判っていない。

 ただ使用された拳銃などから、1988年4月に石川県金沢市で起こった金融業者夫妻殺害事件、95年に八王子市で起こったスーパーナンペイ3人射殺事件、また同じ年の国松長官狙撃事件などの関連について疑われた。

 2003年夏、警視庁は三重県内のアジトを家宅捜索し、大量の銃器、実弾を押収した。

 中村はこれについて「新右翼の故・野村秋介氏とともに『武装民兵組織』を結成する計画があり、そのための武器を集めていた」と供述した。

(中略)

 2006年10月23日、三井住友銀行の事件の公判で、検察側は「以前にも警察官を射殺しており、被告の反社会的人格は顕著」として無期懲役*55を求刑した。UFJの事件では懲役15年が確定している。

 2007年3月12日、大阪地裁・西田真基裁判長は「完全犯罪をもくろんだ周到な犯行。被告は昭和31年に警官射殺事件で無期懲役に処せられ、仮釈放を受けた後に本件犯行に及んでおり、更生は期待できない」として無期懲役を言い渡した。中村にとっては2度目の無期判決だった。

 同年12月26日、三井住友銀行都島支店襲撃事件についての控訴審で、大阪高裁・森岡安広裁判長は控訴を棄却。

 2008年6月2日、最高裁は上告を棄却。無期が確定した。

 まあ率直に言って「この中村」、ただの刑事犯罪者にしか見えません。やってることがすべて窃盗や強盗ですからねえ。政治的動機があるかのような供述は虚勢じゃないか。野村秋介ともおそらくつながりなどないでしょうね。

 かつこの中村、逮捕時から

1988年4月に石川県金沢市で起こった金融業者夫妻殺害事件*56、95年に八王子市で起こったスーパーナンペイ3人射殺事件*57

など「未解決の銃器犯罪の犯人ではないか(国松事件に限らない)」と疑われていたわけです。それでいて「荒木紹介の本が全く騒がれない」とか「繰り返しますが」明らかに不自然です。

 しかし「無期になったが仮釈放された」のに又、銃器犯罪に走る心理はよくわかりません。下手したら今度は死刑ですよ。それとも「殺さなければ死刑はない、俺は殺しはしない」と思っていたのか。

 「今更仮釈放されても犯罪でしか食えない」つうことか、あるいは逆に「シャバにいても浦島太郎状態。シャバにいたくない、ムショに戻りたい」つうことか。

 まあ、銃器を持ってるのに、警備員に捕まり、撃たれた警備員も大けがしたものの命に別状はない、というあたり「金が奪えれば御の字(別に殺してまで奪う気はない)」「むしろムショに戻りたかった」のかもしれません。

 自分自身には残念ながらそのようなことをやる能力も技量も大胆さもありませんが、そこまで極端ではないにしても色々なことが考えられるのだなとは思いました。

 さすがの荒木も「そういう方法をやれば拉致被害者が救出できるかもしれない、まさに目からうろこが落ちました。今後巣くう会の仲間と、総連幹部の拉致の実行を検討したいと思います」とはさすがに言わないわけです。もろに犯罪ですから。

 当時にしても総聯の幹部に「あんたを狙っている凄腕のスナイパーがいるよ」と声をかけたら彼らは動揺するでしょうから色々な動きが見えてきたはずです。

 ばかばかしい。「スナイパーが狙ってる」なんて言えば本気扱いされれば「脅迫行為」として警察に通報されて逮捕でしょう。かつ身の安全を図るためにガードマンでも雇うかもしれない。本気扱いされなければ、冗談扱いされれば相手が笑ってそれで終わりです。


■取り消しのできる終戦宣言?

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282930930-4.html

 荒木の記事と関係なく俺の考えを言えばまず「なんとかして米国に終戦宣言をさせたい」つう文氏の思いはわかります。

 しかし「終戦宣言は取り消しも可能」つうのは果たしていかがなものか。

 実際には一度した終戦宣言は「法的な問題は置く」としても政治的に簡単に取り消せるもんでもないでしょう。従って、文氏がこう言ったからと言って「取り消し可能なら宣言します(米国)」となるかは疑問です。

 かつ取り消し可能では北朝鮮が「そんなんじゃ体制保障の確約にならない。仮にそれを認めるとしても『これこれこういう条件限定で取り消せます』つうんじゃなきゃ、米国がいつでも好き勝手に取り消せるじゃないか」と反発することも予想される。

 でその反発に米国が「わかった、Aという条件限定で取り消します」と言うかどうかも疑問です。

 つまりは「取り消し可能」云々と言っても米国も北朝鮮も納得しない結果にしかならないのではないか。

  そういう意味では「取り消しのできる終戦宣言なんておかしい」という荒木の指摘自体は「荒木が文在寅氏のやることには何でも因縁をつけるごろつき」で「北朝鮮との交渉を否定する極右」だということを割り引いてもその指摘自体は正しいでしょう。

 とはいえ「じゃあどうやって終戦宣言を出させるのか」と聞かれると、荒木と違い「米国は終戦宣言すべき」と考え、その点では文在寅氏を支持する小生も答えに困りますが。

 平壌宣言はそもそも拉致の「拉」の字も書かれておらず

 平壌宣言には

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html

日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

と書かれています。これが拉致であることは前後の文脈から明白でしょう。荒木らの「拉致について書いてない」というのはくだらない言いがかりです。

経済支援のことは色々書いています。およそ認められるものではない

ばかばかしい。平壌宣言に

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html

 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。

と経済支援について書いてあるからこそバーター取引で蓮池氏らが帰れたわけです。

 総理は平壌宣言について、日朝の首脳がサインをしたものだから今も生きているというような発言をされましたが、そう思うのは日本人だけで、北朝鮮では覚えてもいないでしょう。もし守らせようとするなら「守らなかったら爆弾を落として焼け野原にしてやる」と言わなければ守りません。

 爆弾云々なんて馬鹿なことが言えるわけがないでしょう。

 一方北朝鮮は当然平壌宣言は守るでしょうね。守らない口実がない。北朝鮮だって「こじつけだろうと口実がなければ」合意を破棄になどできはしません。

 また、すでに指摘したように「経済支援について書いてある」のだから北朝鮮にとっても「守るメリットがある」。

 むしろ平壌宣言を口実つけて反故にしたいのは「経済支援したくない」荒木ら救う会などウヨの方でしょう。

*1:著書『問題は英国ではない、EUなのだ:21世紀の新・国家論』(2016年、文春新書)、『グローバリズム以後』(2016年、朝日新書)など

*2:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*3:著書『沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕:国内が戦場になったとき』(2000年、集英社新書)など

*4:著書『朝鮮戦争』(1997年、文春文庫)、『拉致と核と餓死の国北朝鮮』(2003年、文春新書)、『北朝鮮 金王朝の真実』(2012年、祥伝社新書)など

*5:著書『フォト・ジャーナリストの眼』(1992年、岩波新書)、『マスードの戦い』(2001年、河出文庫)、『子どもたちのアフガニスタン』(2002年、岩波ブックレット)、『私のフォト・ジャーナリズム』(2010年、平凡社新書)など

*6:著書『回想の松川弁護』(2009年、日本評論社)など

*7:著書『ルポ いじめ社会』(1995年、朝日文庫)、『人間 久野収』(2002年、平凡社新書)、『東京都の「教育改革」:石原都政でいま、何が起こっているか』(2004年、岩波ブックレット)など

*8:著書『ルポ・精神病棟』(1981年、朝日文庫)、『新ルポ・精神病棟』(1988年、朝日文庫)、『あなたの「老い」をだれがみる』(1990年、朝日文庫)、『ルポ 老人病棟』、『母をくくらないで下さい:軽税国の老後・重税国の老後』(以上、1992年、朝日文庫)など

*9:著書『歌屋 都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)など

*10:著書『アメリカ合州国』、『戦場の村』、『中国の旅』、『ニューギニア高地人』(以上、1981年、朝日文庫)、『殺される側の論理』(1982年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』、『殺す側の論理』、『事実とは何か』、『職業としてのジャーナリスト』(以上、1984年、朝日文庫)、『憧憬のヒマラヤ』、『冒険と日本人』(以上、1986年、朝日文庫)、『検証・カンボジア大虐殺』(1989年、朝日文庫)、『子供たちの復讐』(編著、1989年、朝日文庫)、『南京への道』(1990年、朝日文庫)、『NHK受信料拒否の論理』(1991年、朝日文庫)、『日本環境報告』、『マゼランが来た』(以上、1992年、朝日文庫)、『新版 山を考える』、『先住民族アイヌの現在』(以上、1993年、朝日文庫)、『滅びゆくジャーナリズム』(1996年、朝日文庫)、『リーダーは何をしていたか』(1997年、朝日文庫)、『きたぐにの動物たち』(1998年、朝日文庫)、『マスコミジャーナリズムか』(1999年、朝日文庫)、『50歳から再開した山歩き』(2000年、朝日文庫)、『アイヌ民族』 (2001年、朝日文庫)、『新・アメリカ合州国』(2003年、朝日文芸文庫)など

*11:著書『南京大虐殺の証明』(1986年、朝日新聞社)、『幕末維新の異文化交流』(1995年、有隣堂)など

*12:著書『にせユダヤ人と日本人』(1986年、朝日文庫)など

*13:元巣くう会会長

*14:著書『韓国の「民族」と「反日」』(1988年、朝日文庫)、『物語 韓国人』(2001年、文春新書)、『韓国の民族意識と伝統』(2003年、岩波現代文庫)など

*15:著書『北朝鮮破局への道:チュチェ型社会主義の病理』(1996年、読売新聞社)など

*16:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*17:もう一人の答弁者・宇野外相(当時。後に首相)と質問した橋本敦・共産党参院議員に触れないのが荒木らしい。

*18:田中内閣防衛庁長官、自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*19:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*20:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*21:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相。首相退任後も森内閣で行革等担当相

*22:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*23:共青団中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*24小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*25:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*26:別に焦ってはいないでしょう。

*27:単に荒木ら救う会がそう主張するだけで「殺されたとする確たる根拠」は何もありません。

*28:著書『日本コンピュータの黎明:富士通・池田敏雄の生と死』(1996年、文春文庫)、『ドキュメント東京電力:福島原発誕生の内幕』(2011年、文春文庫)、『ジャーナリズムの陥し穴』(2011年、ちくま新書)、『原子力戦争』(2011年、ちくま文庫)、『変貌する自民党の正体』(2016年、ベスト新書)など

*29:著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成と満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)など

*30:野田内閣文科副大臣、「国民の生活が第一」幹事長代行、日本未来の党副代表、生活の党代表代行などを経て、現在、自由党参院議員会長

*31小泉内閣官房長官、自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任。現在、細田派会長

*32:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工大臣を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*33:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*34:三木内閣農林相、福田内閣官房長官、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*35:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)を経て首相

*36:現在の名称は「在日本大韓民国民団」で、永住者が多い実情に鑑み「日本への一時滞在」「いずれ韓国に帰国する」といったイメージのある「居留」という言葉がとれています。一方、朝鮮総連は「在日本朝鮮人総聯合会」で「居留」という語は入っていません。

*37:著書『ルポ 中国「欲望大国」』(2008年、小学館101新書)、『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『中国という大難』(2013年、新潮文庫)、『中国の論点』(2014年、角川oneテーマ21)、『習近平の闘い』(2015年、角川新書)など

*38:著書『対馬が危ない』(2009年、産経新聞出版)、『爆買いされる日本の領土』(2017年、角川新書)など

*39:竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*40:とはいえ玉串料奉納はしてるので過大評価できませんが

*41:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*42:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*43:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜第四次安倍内閣副総理・財務相

*44:村山内閣文相、小渕内閣通産相、自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣官房長官(拉致担当相兼務)、福田内閣経済財政担当相、麻生内閣財務相、菅内閣経済財政担当相など歴任

*45:森内閣文科相、小泉、第一次安倍内閣外相、福田内閣官房長官(拉致担当相兼務)、衆院議長など歴任

*46小泉内閣文科相、麻生内閣官房長官(拉致担当相兼務)、自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*47:第一次安倍内閣官房長官(拉致担当相兼務)、第三次安倍内閣厚労相を歴任

*48:橋本内閣経済企画庁長官、小泉内閣沖縄・北方等担当相、第一次安倍内閣財務相など歴任

*49小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て現在都知事

*50小渕内閣防衛庁長官、森内閣経済企画庁長官、小泉内閣防衛庁長官、自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣財務相など歴任

*51:村山内閣経済企画庁長官、小渕内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相、福田内閣外相、自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)など歴任

*52:著書『私たちも不登校だった』(2001年、文春新書)、『人を助ける仕事』(2004年、小学館文庫)、『父と娘の肖像』(2006年、小学館文庫)、『名張毒ブドウ酒殺人事件:六人目の犠牲者』(2011年、岩波現代文庫)など

*53:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*54:原文のまま。台東の誤記でしょう。

*55:さすがに殺人がないので死刑は求刑できないのでしょう。ただし一人でも殺してれば「元無期懲役囚」ですから死刑求刑されておかしくないでしょうね。

*56:ググったところ未解決のまま15年の時効が成立しています。

*57:時効成立前に「殺人の時効が廃止された」のでこの事件について時効は成立しませんがもはや犯人逮捕は望み薄でしょう。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/09/30 09:53 >取り消しのできる終戦宣言?

原則論としては、1度そのようなことをしたらよほどのことがない限り撤回とか反故にはしないでしょうね。していたら、社会が成立しない。トランプ政権になったって、米国もキューバと再断交はしないわけです。そう考えると、平常宣言を事実上日本側が反故にしたのは、あれは小泉氏の本当の失策ですね。当時の状況からして彼に同情の余地が多分にあるということを認めるのはやぶさかでないですが、あのまま日朝国交を樹立したほうが、あらゆる面で日本側にもプラスだったはずです。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/30 13:59 id:Bill_McCrearyさん
>あのまま日朝国交を樹立したほうが、あらゆる面で日本側にもプラスだったはずです。

 ですよねえ。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/17 07:59 どうもご紹介ありがとうございます。さっそく共同通信の記事を読みました。私が読んだのはサンスポでした。一般紙では、どれくらい掲載されているんですかね。政治ネタがスポーツ紙に最初に検索されるというのも、やや変ですね。これは単なるネットの問題だけかもしれません。

https://www.sanspo.com/geino/news/20181015/pol18101505010002-n1.html

それにしても荒木の反応が興味深いですね。

>外務省は否定しているようですが、まあそんな話が進んでいても不思議ではありません。

 この交渉が行われているとすれば安倍総理が全く知らないところで進んでいるとも思えません。

 私は総裁選で石破元幹事長が「連絡事務所を設置して」と言ったのを批判しましたが、これが事実ならどっちもどっちということで、批判して悪かったかな、とも思っています。

ですからねえ(苦笑)。荒木も、いろいろと彼なりに入ってくる情報から、そのようなことは十分ありうると考えていたのでしょうね。

いずれにせよ、実現はなかなか大変かと思いますが、それができるのなら大変いいことですね。北朝鮮には、拉致被害者以外にも、何らかの事情で北朝鮮に滞在する日本国籍保持者がいるわけで、彼(女)らの身分の保証に連絡事務所の設置は効果があるでしょう。ないよりはずっといい。それで2002年から16年も経って、いまだにこのような当然のことを否定するこいつらにはいいかげん馬鹿も休み休み言えだと思います。野原さんはどう考えるのか。

> 連絡事務所を置くなら外務省ではなく、似たような名前なので自衛隊の地方連絡部(今は地方協力本部と名前が変わっていますが)でも平壌に置いたらどうでしょう。

私が拉致被害者家族なら、「てめえ、いいかげんにしろ!」と怒鳴って組織を出るかこいつを追い出すか、少なくともこいつと縁を切りますけどね。まったく荒木って、こういうつまらない話を自分ではユーモアとか気が利いているとか考えて放言しますから、実に始末に負えません。

ところで共同通信の記事で、

>複数の日朝関係筋が明らかにした。

というのは、当然ですがまともな報道機関の仕事ですね。産経なんか、例の南京の祈念館の展示の件とか、沖縄の交通事故の件など、祈念館とか警察に確認を入れることすらしませんからねえ(呆れ)。特に前者は、全部承知のデマ記事だったのでしょうが、いずれにせよあまりにデマの程度がひどくてお話にもなりません。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/18 06:34 id:Bill_McCrearyさん
>身分の保証に連絡事務所の設置は効果があるでしょう。

 うかつにもそこには気づいてませんでしたが、全く同感です。確かにいわゆる日本人妻などがいますからね。まあ、北朝鮮に限らず「外交する気ない」つうんでなければ連絡事務所は置くべきですよね。連絡事務所設置は国交樹立とは違うし、設置イコール「国家体制の支持」でもないわけです。中国と国交樹立前の日本だって連絡事務所は置いてましたし。
 まあ国交樹立だって必ずしも国家体制の支持ではないですが。
 たとえば「リトビネンコ暗殺はロシア政府の犯行と考えてる」と英国が発表しても、ロシアとの国交は断絶されない(経済制裁など何らかのペナルティはさすがにしますが)。
 今話題になってるサウジの記者暗殺疑惑も「事実でかつ、中央政府の事前承認あり(現地トルコ外交官の暴走ではない)」でしょうが、それだってサウジと断交する国は少ないでしょうね。
 以前からサウジと仲が悪く、今回、国内で殺人を実行されたことで完全にメンツを潰されたトルコなんかもしかしたら断交するかもしれませんが。

>実に始末に負えません。

 こんなんとつきあって蓮池透氏や田中均氏を敵視する家族会には心底呆れます。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2018/10/18 19:48 >死んだ人をどうするのか

明日北朝鮮・拉致問題の記事をしばらくぶりに発表しますが、そこでもこの記事についてほんのちょっとですがふれました(すでに執筆して、発表は明日の0時です)。

この件は、ある意味拉致被害者家族にとっても最大のタブーだったと思いますが、荒木がこの件にふれたのはやはり驚きました。この辺り真意を見きわめたいと思います。

>北朝鮮漂着船のジオラマを作っていただけないでしょうか。

・・・(笑)。いや、そういうことを書くのなら、材料費ほか実費は当然としても、詳細な資料とかを用意してくれるんですかね。

それにしても荒木という人物は、実に甘ったれているというか、自分たちに政府、国民その他は当然奉仕しろという態度が極めて露骨ですね。まともな常識があれば、このジオラマの件だってもう少しまともな態度を示すでしょう。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/10/18 20:03 id:Bill_McCrearyさん
>ほんのちょっとですがふれました

 楽しみにしています。

>この辺り真意を見きわめたいと思います。

 荒木の真意がちょっと読めませんよね。

>材料費ほか実費は当然としても、詳細な資料とかを用意してくれるんですかね。
>自分たちに政府、国民その他は当然奉仕しろという態度が極めて露骨ですね。まともな常識があれば、このジオラマの件だってもう少しまともな態度を示すでしょう。

 ですよねえ。

2018-09-21

今日の産経ニュース(9/20、21分)(追記・修正あり)

| 21:58 |

■【浪速風】「1強」だから、安倍さん理想を追いなさい(9月21日)

https://www.sankei.com/west/news/180921/wst1809210057-n1.html

 (ボーガス注:三期目の総裁任期を全うできずに途中辞任しない限り)任期中に首相として歴代最長になる。

 とはいえ当人の安倍*1も含めて誰一人として安倍が「池田勇人*2佐藤栄作*3など過去の長期政権首相より有能」だとは思ってないでしょう。単に今の日本が異常なだけです。しかし「理想が改憲」ねえ。

 問題はそれが「誰にとっての何のための理想か」ということでしょう。国民が改憲を強く望んでる事実はないわけですから。

 党員票が伸びなかった。

 普通の人間ならここで「何らかの反省の弁」を述べるところですが、「安倍さんを理解しない党員が悪い(要約)」として何ら述べないところが、さすが産経です。

 「安倍批判とはいえ」、自民党員相手でこれでは、「野党支持者などに対して産経が極端に敵対的」なのも当然と言えるでしょう。


■【自民党総裁選】麻生太郎*4副総理「どこが善戦なんだ」 敗れた石破茂*5に見解

https://www.sankei.com/politics/news/180921/plt1809210029-n1.html

■【自民党総裁選】石破茂幹事長麻生太郎氏に反論 「善戦でないというのは党員の気持ちとずれている」

https://www.sankei.com/politics/news/180921/plt1809210040-n1.html

 黙ってればいいものをこう言わざるを得ないところ、麻生が「実は当初予想より石破が善戦してる」ことを自覚した上で、それをなんとか否定して、石破を干したがってることは見え透いています。

 まあ「議員の大半が安倍支持」でありながら、「党員票の45%が石破」というのは十分善戦でしょうね。石破の力量と言うよりは「安倍に対する不満の表れ」でしょうが。

 安倍の相手が「石破」でなく「岸田*6石原伸晃*7」などでも同じような結果になったのではないかと思いますね。ただし実際に安倍に対決したのは石破だったわけですが。


日吉雄太衆院議員が立民に離党届 「野党結集のため」 自由党への入党意向

https://www.sankei.com/politics/news/180921/plt1809210033-n1.html

 直接的には「玉城デニー氏の沖縄県知事選出馬で減った議員数の穴埋め」ですが、世の中には面白い人間がいるもんです。支持率から言ったら自由自民、立民どころか、公明共産も下回ってるんですけどね。移籍にメリットがあるとはとても思えませんが、自由党代表・小沢氏*8によほど義理があるんでしょうか?


文部科学省の戸谷一夫事務次官が辞任の意向

https://www.sankei.com/affairs/news/180920/afr1809200047-n1.html

 「局長が逮捕された文科省汚職の責任をとって」だそうですがそれなら林*9文科相とて引責辞任すべきでしょう。麻生財務相をやめずに居直った「福田財務次官セクハラ問題」といい安倍政権になってから「役人にだけ責任とらせて、政治家は居直る」という薄汚いパターンが多すぎます。

 倫理観がなさ過ぎる。まあモリカケ総理では「文科省汚職の責任をとって林大臣は辞めてくれ」とは言いづらいでしょうが。しかしこうなると「総裁三選後の内閣改造を口実に林氏をやめさせる」可能性もあるでしょうね。


巡査長遺族「冥福静かに祈りたい」 東北学院大は「遺憾」

https://www.sankei.com/affairs/news/180920/afr1809200045-n1.html

 正直、こういうことについて大学もどうしようもないですよねえ。

 「大学内で問題をおこし停学処分を受けていた」なんて人間ではない、見た感じ「普通の人間」がいきなりこんな暴挙に走ったらどうしようもありません。

 そもそも「他にも警官がいたが見た感じ、別に異常性も感じなかったし、他に仕事があったので、『落とし物を届けに来た』という犯人について死亡した巡査にだけ対応をさせた」「叫び声があったので慌てて対応し、襲ってきそうだったので射殺した」なんて話で大学に「事前に察知せよ」なんてのは無茶です。警官たちだって彼の異常性に当初気づかなかったわけですから。

 「遺憾の意」「哀悼の意」はともかく「遺族へのお詫び」なんかする必要はないと思うのですがね。

 しかしこの事件は犯人が射殺されたことで犯行動機がおそらくわからなくなってしまうのでしょうね。

 いきなり警官を殺意を持って襲うなんて「殺された警官に過去、トラブルがあって恨んでた*10」としか思えませんが、とにかく動機は不明のまま終わるのでしょうね。

 射殺はやむを得なかったとは思いますが、その点が残念です。


仙台警官刺殺、「憲兵制度の論文書きたい」容疑者通学の東北学院大が説明 

https://www.sankei.com/affairs/news/180927/afr1809270045-n1.html

 卒業論文は「憲兵制度に関する論文を書きたい」と話しており、担当教員の指導を受けていた。論文の進捗や就職への不安に悩む様子もなかったという。エアガンや刃物を学校に持ち込んだこともなかったという。

 一方で、緊密に連絡を取り合うような友人はおらず、夏休み前までは休むことがなかったゼミも、休み明けの今月12日からは連絡せずに欠席していた。事件当日に予定されていたゼミのイベントへの出席確認の連絡にも返事がなかった。

 大学は相沢容疑者が執筆した憲兵に関しての文献などをまとめた卒論とは別の論文を県警に提出。事件を起こした動機などの捜査に全面的に協力するとした。

 論文を提供しても動機なんかわからないと思うんですが。まさか、「私は警官を殺してでも拳銃が奪いたいです」なんて物騒なことをうかがわせる記述なんかないでしょうし。


■両足まひのアイドル猪狩ともかさん、山梨で一日署長

https://www.sankei.com/entertainments/news/180920/ent1809200010-n1.html

 記事タイトルにびっくりしましたが

猪狩さんは4月、強風で倒れた案内板の下敷きになり、両足の運動機能が麻痺した。現在はリハビリに励み

ということで「両足麻痺だった人がアイドルになった」わけではなく「健常者のアイドル」が事故で両足麻痺になったわけですね。

 正直、今後の芸能活動は難しいのではないかと思いますが、小生も「人の情として」、芸能界を引退しようとも頑張ってほしいと思いますね。もちろん引退しないで済むならそれが一番ですが。


■「新潮45」が杉田水脈氏擁護の特集を掲載 新潮社内から異論

https://www.sankei.com/life/news/180920/lif1809200024-n1.html

 右翼出版社で過去にも「少年法違反の実名報道」など、道徳的に問題のある出版をしてきた新潮社内から批判が出るというのが意外ですが、さすがに杉田の性的少数者差別など容認できないという人間が新潮社にもいたんですね。


共産志位和夫委員長が来月25、26日に訪露へ

https://www.sankei.com/politics/news/180920/plt1809200083-n1.html

 訪露と言っても

ロシアモスクワで開催される第10回アジア政党国際会議に出席

ですからね。おそらくロシア要人との会談も別にないのでしょうしそういう意味では「衝撃の結末」的なことはよかれ悪しかれないのでしょうね。

*1自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*2:吉田内閣通産相、蔵相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相を経て首相

*3:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*4:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相第一安倍内閣外相自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理財務相

*5小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*6第一次安倍・福田内閣沖縄・北方等担当相、第二、三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*7小泉内閣国交相自民党政調会長第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*8:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長などを経て自由党代表

*9福田内閣防衛相麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相を経て第四次安倍内閣文科相

*10お断りしておけば「だから殺されても仕方がない」つう話ではありません。「職業殺人者ゴルゴ13」や「江戸川乱歩小説の快楽殺人鬼」などではないまとも(?)な人間は「逆恨みだろう」がそうした恨みでもなければ殺人などできないという話です。

リベラルリベラル 2018/09/21 15:11 「新潮45」最新号に小川榮太郎が杉田水脈擁護の為に、痴漢容認・痴漢擁護の珍説を主張していますが、小川がアホなだけでなく、編集部もアホ過ぎます。新聞によると「新潮45」は売り上げが年々下がり続けており、売上アップの為にここまでしてウヨ化しないといけないなら廃刊するべきでしょう。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2018/09/21 20:12 リベラルさん
>新聞によると「新潮45」は売り上げが年々下がり続けており

 そもそも「諸君」「月刊現代」「論座」など「新潮45系統」の雑誌(オピニオン誌)はどこも売れ行きが芳しくなく、中には休刊したものもありますからねえ。ウヨ化すれば良識派は離れるし、一方で正論やウィル、月刊Hanada、ボイスとライバルウヨ雑誌がありますからね。

アンドリュー・バルトフェルドアンドリュー・バルトフェルド 2018/09/22 20:39 日本の溶解が酷くなっていることは、他国の動向を見ても断定できますね。

韓国は、戒厳令相当の法律の廃止を目指しています。

マレーシアは、ナジブ前首相を資金洗浄や権力乱用など25の罪で追起訴しました。

アメリカは、トランプ解任を司法副長官が検討しているという話があります。
「三権分立はできっこない」と喚いた上杉隆への嫌味にも使えそうです。
最高裁判事候補の女性が性的被害を訴えたら「36年前の性的暴行疑惑を今になってするな」と、トランプがツィートしたことに非難が集まっています。

ブラジルは、サッカーのサポーターが極右の大統領候補(大統領になりそうなのが頭痛の種です)に「軍事独裁反対」の意思表示をしています。

並べすぎたきらいはありますが、安倍とその周囲がやっていることに置き換えられますね。

2018-09-20

新刊紹介:「歴史評論」10月号(その1):特集『本当の意味での歴史遺産の活用とは(その1)』

| 12:36 |

・詳しくは歴史科学協議会ホームページhttp://www.maroon.dti.ne.jp/rekikakyo/)をご覧ください。小生がなんとか紹介できるもののみ紹介していきます。

【まず総論】

 「本当の意味での」という言葉が何を意味するかというとこういうことです。

赤旗

■山本担当相「がんは学芸員」発言 誤解の余地のない暴言、小池氏、辞任を要求

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-18/2017041801_04_1.html

■山本地方創生担当相 辞任せよ、田村氏 「学芸員発言」で迫る、衆院特別委

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-22/2017042202_04_1.html

■保護してこそ観光資源、学芸員発言 山本大臣は辞任を、衆院委で宮本岳志

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-27/2017042702_02_1.html

■2017とくほう・特報『山本創生相の学芸員敵視発言に見る、稼げ稼げ 地方と文化に迫る、安倍「地方創生」「観光立国」の正体』

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-05-06/2017050603_01_1.html

■山本地方創生相への問責決議案、田村議員の賛成討論、参院本会議

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-06-15/2017061504_02_1.html

 山本大臣(当時)の暴言は論外ですが「では本当の意味での歴史遺産の活用は何なのか」をこの特集号で論じよう、つう話です。

 なお、小生個人は「観光マインド」を全否定はしません。ただし博物館の本来の意義は観光ではないし、観光を強調すると「本来の目的」である教育がゆがむ恐れがある。そのあたり、山本氏は無理解、無神経でしょう。

【総論終わり】


■歴史遺産と地域連携:飯田・下伊那での実践から(吉田伸之*1

(内容紹介)

 吉田氏が館長を一時期務めた飯田市歴史研究所*2の取組が紹介されていますが詳細は省略します。

参考

http://rilc.forest.gifu-u.ac.jp/iidasirekishi2.html

■飯田市歴史研究所の取り組み

■「飯田市歴史研究所年報」年1回発行 現在13巻まで刊行

 第1巻の巻頭に、同所長である吉田伸之氏の論文が掲載されており、自治体史を編纂する意味とポイントが書かれています。

 その意味とは、

・市域を生きる未来の市民のために、かつてこの市域を生きた人々が残したかけがえのない歴史資料を少しでも多く収集・記録し、情報を集め、保存・公開の処置を講 ずる。

・市域の過去を振り返り、人々のかつての暮らし・営みや、過去からの贈り物である様々な歴史遺産を科学的に研究し、過去の事実を可能な限り精緻に解明し、これを 平易に叙述する。

・市域にとって、現在の到達点や課題・問題点を考え、その歴史的な意味合いを、専門研究者、市民、市当局が共同で考究する。

 以下は略させていただきますが、飯田市歴史研究所が取り組む道筋が示されています。また飯田市域にとどまらず、市町村を横断する地域史を研究する連合体を構築する必要性が説かれています。

 一例で言えば、第1巻の論文「地域史をひらく」森武麿氏*3の論文に、この地域の歴史的特色としての、満蒙移民開拓、これは飯田市のみならず、この下伊那地方の全域の問題と言える。これを語り継ぐことは、この地域の使命なであるが、これもただこの地域にのみスポットを当てていても、全体像が見えてこないもので、 戦前−戦中−戦後の時代の流れと、その時々の地方・国家・世界の視点をもってみていくべきものであると書かれています。

http://rilc.forest.gifu-u.ac.jp/iidasirekishi.html

■飯田市歴史研究所と刊行物

 写真をみていただけば分かりますように、通常の市史編さん以外にも、これだけの刊行物を出しています。飯田市には歴史編纂に関して、たいていの市町村が「教育委員会」のもとで行っているのに対して、「飯田市歴史研究所」という機関を設けて、刊行物を出版しています。しかも毎年「飯田市歴史研究所年報」という形で年間の成果を毎年刊行しています。この活動は、地方史を自治体が取り組むという点においては、きわめて稀有な事ではないかと思います。

 飯田市では5年を一区切りとした“飯田市歴史研究所中期計画”を策定しており、現在は第3期目の途中となっています。 計画・実績報告等は飯田市歴史研究所のHP(https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/39/)で見ることができます。

(中略)

 これらを実現するための「協働」ということに関しては、飯田市歴史研究所市民研究員(過程)を募集しており、書類審査の上若干名を2年間、必要とあらば年間10万円の調査研究費を支給して研究に従事してもらい、終了後は歴史研究所の共同研究への参加、または基礎研究計画を提出して研究に従事することができます。郷土史に興味を持つ方々は何処でも多いと思いますが、その方々を一定の水準にまで指導していく事業を継続的に行っています。

 地方公共団体の財政の厳しい折、ある意味何の生産性もないこの分野に予算を配分しているという事は、飯田市の英断であると思います。


■平泉・世界文化遺産の現場にて(入間田宣夫*4

(内容紹介)

 一関市博物館*5館長で平泉の世界文化遺産登録申請にも関わった入間田氏により、いわゆる「拡大登録(拡張登録)」の問題を中心に世界遺産登録後の状況が論じられています。

 当初の申請が「イコモス国際記念物遺跡会議)から除外すべきと勧告されたので再申請する際に除外」「あえて除外せず再申請したが結局登録から外された」が、敗者復活戦として再度申請して登録内容に入れてもらおうというのが「拡大登録」という話です。

参考

https://mainichi.jp/articles/20170628/ddl/k03/040/019000c

毎日新聞世界文化遺産拡張登録へ、骨寺村荘園の調査総括 一関市が報告書 /岩手』

 世界文化遺産「平泉」(平泉町)の関連資産として拡張登録を目指す一関市厳美町本寺地区の骨寺村(ほねでらむら)荘園遺跡について、一関市博物館は、2008年度からの調査内容をまとめた総括報告書を刊行した。拡張登録に向けた推薦書作成は今年度から本格化。入間田宣夫館長は「自信をもってアピールできる成果を盛り込んだ」と強調した。

 入間田氏は「骨寺村荘園」拡張登録を「一関市博物館長」として目指す立場ですが、後で紹介するように

登録の可能性が高い「柳之御所」だけ先に申請すべきではないか

という意見が台頭し、入間田氏も苦しい立場です。

http://editorial.x-winz.net/ed-71692

■【岩手日報】 「平泉」拡張登録 浄土の全体像伝えたい(2017年8月14日)

 2011年6月、東日本大震災被災地に希望の光となった「平泉の文化遺産」世界遺産登録。それはまた、登録過程で「浄土」のコンセプトと関連が薄いとされ、除外された5資産の拡張登録に向けたスタートでもあった。

 除外資産は、平泉町の柳之御所遺跡と達谷窟(たっこくのいわや)、奥州市の白鳥舘遺跡長者ケ原廃寺跡、一関市の骨寺村荘園遺跡。県と関係市町は13〜17年度の5カ年計画で、集中的に調査研究を進めてきた。

 その総括が今月、都内で開かれた国際会議「世界のなかの平泉」。骨寺は「奥州藤原氏の仏教的理想・仏国土(浄土)を表す村落」、白鳥舘は「仏教的理想空間を維持・荘厳するために不可欠な物品を生産・加工した工房跡」などと、幅広い知見に基づく研究成果が発表された。

 もとより、12世紀平泉に突如として「浄土世界」が出現したわけではない。そこには、戦乱が相次いだ悲劇的前史を踏まえ、平和を希求した藤原氏の営為があった。浄土世界を支えた産業拠点、浄土信仰を基調とした村落づくりなどの広がりもあった。

 こうした「平泉」の多様性をトータルに世界に発信してこそ、登録済みの寺院や庭園の輝きも増す。5年間の蓄積を生かし、拡張登録に向けた「顕著な普遍的価値(OUV)」の証明、推薦書案作成に全力を挙げてほしい。

 気になるのが、国際会議後に開かれた拡張登録検討委員と海外専門家の意見交換会(非公開)の議論だ。県側が示した四つの案のうち、「仏国土(浄土)を表す建築・庭園およびそれらの考古学的遺跡群とともに、一体的に造営された政庁(居館)の考古学的遺跡」を構成資産とする案が適切とされた。

 この案なら、奥州藤原氏の政庁「平泉館(ひらいずみのたち)」と推定される柳之御所は構成資産に入るだろう。だが、それ以外の資産はどうなるのか。

 県と関係市町は本年度末、文化庁に推薦書案を提出する予定。議論では、短期間で価値を証明する可能性の高さを重視した。

 その観点からは適切としても、この案で、浄土世界平泉の全体像を伝えることができるだろうか。他の3案にはより包括的な視点が提示されている。なお熟議が必要だ。

 本年度末に推薦書案提出というタイムスケジュールにこだわらず、少々時間がかかるにせよ調査研究成果を生かす道もあるのではないか。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/6/29/17357

岩手日報『遺産拡張見通せず 平泉世界遺産登録、29日で7年』

 「平泉の文化遺産」の世界遺産登録から29日で7年。県と一関、奥州、平泉の3市町は2月、拡張登録を目指す5資産を絞り込まず、一括で登録を目指す方針を固め、文化庁への推薦書素案提出を見送った。構成資産が平泉町内だけとなり2市1町の連携に亀裂が入る事態は防げたが、拡張登録の時期は見通せなくなった。住民からは取り組みの長期化を懸念する声も聞かれ、登録に向けたモチベーションを保つ意味でも、登録の在り方に関する住民の合意形成が求められる。

 文化遺産登録を目指し、活動を続けて約15年。奥州市前沢の白鳥舘遺跡がある地域の行政区長、佐々木初郎さん(69)は、登録当初の盛り上がりが薄れてきたと感じ「(拡張登録に向けた)見通しが見えれば違うと思うが、期待は低くなってきた」とこぼす。

 一方、一関市厳美町の骨寺村荘園遺跡は、地元の本寺地区地域づくり推進協議会(佐々木勝志会長)や同市のいわいの里ガイドの会(斉藤三郎会長)が、同遺跡の価値の普及や景観保全に尽力している。斉藤会長(75)は「発掘調査などを待つしかないが、登録のいかんを問わず、地域と共に農村景観の素晴らしさを伝え続けることに変わりはない」と先を見据える。

 拡張登録に向け、登録を目指す資産の絞り込みが表面化したのは17年8月。海外の専門家らが同年度末の推薦書案提出を前提に「短期間で価値証明の可能性が高い」として、奥州藤原氏が政治を行った拠点「平泉館(ひらいずみのたち)」と推定される平泉町の柳之御所遺跡のみを加える拡張案を適切とした。

 しかし県と3市町は2月、従来通り5資産で拡張登録を目指す方針を確認し、同素案の提出を見送った。発掘調査などを続けているが、いつまで調査研究を続けるかや同素案の提出時期はまとまっていない。


博物館・資料館とボランティア:地域の歴史的・文化的資源と博物館・資料館を繋ぐ(谷口栄*6

(内容紹介)

 筆者が学芸員として勤務していた「葛飾区郷土と天文の博物館*7」の考古学ボランティア「葛飾考古学クラブ」の取組が紹介されていますが詳細は省略します。


■学芸員の情報発信:神話を活かしたまちづくりへの参加(森田喜久夫*8

(内容紹介)

 筆者が島根県の学芸員(島根県教育庁文化財課古代文化センター*9専門研究員兼島根県立古代出雲歴史博物館*10専門学芸員)時代に「協力」を要請されて関わった「シャーネ・エレーテ今市*11の活動」などが紹介されています。筆者は「町おこしという観点(商店街などの立場)」と「研究者としての観点(筆者の立場)」は容易に両立しないが、両立に向け努力したことはいい経験となった、歴史学が「単なる歴史マニアの趣味」と見なされることなく、市民の支援、協力を得るためにもこうした外部からの協力要請には「本務(筆者の場合、博物館運営)を犠牲にしない」という条件付きであるにせよ、できる限り積極的に協力すべきとしています。

参考

https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00325/

■脱「シャッター通り商店街」。再生をかけた神話によるまちづくりとは(福島朋子)

 全国の市町村では、ゆるキャラなどで町おこしが図られているが、全国でもめずらしく「神話」を活かしたまちづくりが行われている場所がある。それが、出雲市の中心市街地となる「今市町」だ。

 古事記や出雲風土記に描かれる出雲神話は、この出雲を舞台にさまざまな物語が伝承されている。これを活用し、まちの活性化を図ろうとしているのがNPO団体「シャーネ・エレーテ今市」なのだ。

 「シャーネ・エレーテ」はフランス語からとったのかと思わせるネーミングだが、実はこれ、この地方の方言で「性根を入れて(しゃーねえれて)」のこと。本気の気概を表現した名前だ。

 今回は、このシャーネ・エレーテ今市にうかがって、神話を活かしたまちづくりの様子を聞いてみた。

 「もともと今市町は出雲市の中心市街で商店街なども山陰の中でもNO1を誇っていました」とは、自身もこの地のメイン商店街で呉服店を経営するNPO法人シャーネ・エレーテ今市理事長の石橋正吉氏だ。

 同法人事務局長の持田和枝氏も賑わいのある商店街の様子を次のように振り返る。「土曜市などが有名でしたが、市の日になれば、商店街のアーケードは肩をぶつけあいながらでないと通れないほどの賑わいを見せていたほどです」

 しかし1980年代に入ると、郊外に大型店ができたことなどから徐々に商店街離れが進んだという。メイン商店街の「サンロード」を歩いてみたが、シャッターのおりた店が多く、人通りはほとんどない状況。居酒屋などが多く夜になれば営業をする店も増えてくるのだろうが、昼間の商店街はまさに閑散とした状況だ。

「既に郊外に1つ大型ショッピングセンターがありますが、またもう1つ別の有名ショッピングセンターが近くに出店をするそうです。人口の少ない土地で潰し合いのようなことをしています。サンロードは今市でも一番賑やかな商店街でしたが、昔からある店は後継者がいないことからどんどんと店じまいし、居酒屋など飲み屋になっています。夜の店をやっているのは外部から店に通う人々でこの土地に住んでいるわけではありません。もはや240メートルもあるアーケードの中で小学生が1人もいなくなってしまいました。最後の小学生がウチの孫だったのですが、昨年中学生になってしまいました」(石橋氏)

 かつて、山陰でもナンバーワンの賑わいを誇った商店街も、郊外に人口が移るドーナツ化現象が進み、いまでは地元に残っているのは高齢者ばかりという状況。なんとかかつての活気を取り戻せないものかと新しいまちづくりを目指したのがシャーネ・エレーテの始まりだった。

 性根を入れてまちづくりに挑むには、どうするべきか? 同法人が目をつけたのが「出雲の神話」という他県にはない宝だったと同法人副理事長の武田睦弘氏は説明する。

出雲神話は、古事記の神話でも1/3を占めます。また風土記にいたっては、現在5ヵ所*12で現存していますが全巻揃っているのは出雲風土記のみです。これはまさに出雲の宝といえます。ですが、いまはこうした神話などを地元の人々も知りません。戦後は教科書に載ることもなく、忘れさられてしまったのです」

「そこで、地域の方々に神話に関心をもっていただき、観光客への語り部になっていただきたいと考えたのです」(持田氏)

 シャーネ・エレーテでは、まず手始めに出雲市駅から新市庁舎に伸びる「くにびき中央通り」が拡幅整備され観光客の集客に対応できる街並みが整ったことから、この通りに出雲神話を題材にしたブロンズ像を設置。全21体を予定し、現在「スサノオのオロチ退治」「兎を助けるオオナムチ」「ネズミに助けられるオオナムチ」「スセリを背負ったオオナムチ」「黍の穂から跳ぶスクナビコナ」の5体が建てられている。スセリを背負ったオオナムチ像では、二人の愛にあやかって「縁結び」にとこの像に触れにくるカップルもいるそうだ。

 このほかにも、同法人では、出雲神話の描かれた行灯(あんどん)の作成を地元の小学校などに要請し、夏の出雲市のキャンドルナイトにあわせ「出雲神灯路」をつくり、地元や観光客へ出雲神話アピール。さらには「スサノオの誕生」から「国譲り」までの出雲神話のガイドブックや出雲神話のかるたなどを作成し、地元の子どもたちへの啓発活動を行っている。

「戦後、神話は荒唐無稽の産物とされ、単なる空想物語として扱われてきました。ですが、考古学的な発見が進んだこともあり、最近では神話と事実が符号する事例も多くあります。例えば、出雲大社に祀られている『大国主命(おおくにぬしのみこと、もとはオオナムチ)』は、現在の新潟県糸魚川市近辺を統治していた『奴奈川姫(ぬながわひめ)』と結婚をする記述があるのですが、出雲大社近くの「命主社」からは、実際に糸魚川の翡翠を原料とした勾玉が出土しています。つまり、神話に描かれているような出雲と新潟の交流が実際にあったわけです。こうした歴史的事実も踏まえた神話を、まずは地元の人々がきちんと知る必要があるのです」(武田氏)

 もちろん、神話を活かしたまちづくりといっても、現実問題としての地元の高齢化やドーナツ化現象を止めるのはなかなか難しい。

「数年前に『中央公論』で『壊死する地方都市』というセンセーショナルなタイトルの特集が組まれ売れに売れていましたが、まさにそんな戦慄のシミュレーションが現実化しようとしています。地域の購買力が落ちてくると、商店の後継の若者が家業を捨て会社勤めを選び地元からでていく。そうなると子どもがいない。購買力がさらに落ちる。もうぐるぐると悪循環から抜け出せなくなります」(武田氏)

「すでに、この近辺でもガソリンスタンドがなくなり、ガソリンを買いに何キロも離れた場所に行かなければならない、といったこともおこっています」(石橋氏)

 だからこそ、どこでその流れを変えていけるか、まちの魅力を「神話」の力を借りて再定義しようとしているのだ。

 「まずは、地元の人たちへの神話の認知度というのは確実にあがってきています。断片的にでも出雲神話に興味を持ってもらえるようになってきました。今後は外部の人にいかにアピールしていくか、地元の方々が語り部として力を発揮できる機会をつくれるような施策を考えていきたいと思っています」(持田氏)

http://www.izumo-center.com/bronze/

ブロンズ像のお話

 2012年は、日本最初の歴史書といわれている「古事記」が編纂されてから、ちょうど千三百年にあたります。これを記念して各地で古事記神話が取り上げられ、まさに神話ブームが到来しました。

 この古事記神話の内容は、その3分の1が出雲神話で構成されているのです。出雲は神話の古里であるといっても過言ではありません。これを「まちおこし」の材料にして、出雲市今市町の活性化を図ろうと、NPO法人「シャーネ・エレーテ今市」を立ち上げました。

 さて、出雲神話と行っても、その内容は周知されていません。そこで物語性のあるブロンズ像を並べることによって来雲された全国の方々に出雲神話を理解していただこうと次のような計画をたてました。

 出雲市駅から北に延びる大通りを「神話通り」という愛称にし出雲市役所(国道9号線)までの間を三区間に分け、出雲神話物語を出雲市駅から順に、時系列にしたがって設置しようと考えました。


■学校資料と歴史学(大平聡*13

(内容紹介)

 ネット上の記事紹介で代替。

http://miyagi-shiryounet.org/news189/

■宮城資料ネット『宮城県内での学校資料の保全』(大平聡)

1 活動のきっかけ

 古代史を専攻する私が、学校資料に関心を持つようになったのは、勤務校の「学徒勤労動員」に気付いた2000年のことでした。初めは宮城県公文書館に保存されている公文書に注目したのですが、戦時期の資料は欠落していました。そこで旧制中学校・高等女学校の後進である宮城県内の高等学校の記念誌を手がかりに調査を始めました。多くの学校で、記念誌編さんと同時に資料類を処分していた事実に突き当たりました。一方、学校日誌が残っている高等学校も多く、公文書では知り得ない学校現場や地域の様子を知ることができました。

 2007年頃からは、小学校の資料に関心を持ち始めました。小学校の方が地元密着で、地域に関する情報も得られるのではないかと考えたからです。きっかけは、統廃合で廃校となる小学校で昭和20年の日誌が発見され、空襲警報の詳細な記述が確認されたことを伝える新聞記事からです。その学校の調査を通じて、地域の教育史を研究されている方を紹介していただき、本格的な調査を始めました。日誌や公文書綴りなど、まさに学校は地域の記憶装置であることを実感しました。一方、学校資料を閲覧するためには教育委員会の了解を得ることが必要であることを知り、校長会を通じて周知していただきました。

 当初は研究のために学校日誌の調査から始めましたが、すぐに日誌以外にも膨大な資料が眠っていることを知ることとなりました。学校長にその重要性を伝え、調査の御礼として資料の目録作成、さらにご希望があれば保存用封筒や文書箱への収納といった保全作業を申し出ました。ここで、調査・保全作業を宮城歴史資料保全ネットワークのプロジェクトの一つに位置づけていただき、2010年度からはゼミの学生と「学校資料の調査・保全活動」に取り組むことになりました。

 この頃から小学校の統廃合に関する記事が頻繁に見られるようになりました。記事を見つけると教育委員会を訪問し、廃校となる学校資料の保存をお願いし、それらが大切な地域資料であることを伝えます。さらに廃校となる学校だけではなく、地域内すべての学校について目録の作成と保全作業を行い、地域の近現代教育資料として活用できるようにデータを整えることを提案します。そうして、宮城県内の7市町で作業を実施してきました。

 ところで、学校資料の中には、個人情報にかかわる資料が大量に存在します。それゆえ、調査に際しては慎重に対処することを、学校側に説明しています。目録作製のための撮影は表紙に限定し、年次が表紙に記載されていない場合や、簿冊が合綴されている場合に限り、簿冊を開くこととしています。また作業終了後には、作製した目録とすべての画像データを学校と教育委員会に提出し、とにかく貴重な資料を保存し、廃棄しないでいただきたいこと、その利用方法については、時間をかけて考えていただきたいことを伝えています。「保存即公開」を求めるものではないことを、特に強調してお願いしてきました。

東日本大震災後の活動

気仙沼市での被災状況確認・保全活動

 ガソリンがようやく手に入った4月7日、気仙沼在住の学生に支援物資を届け、合わせて新城小学校に、約束していた目録をお届けすることができました。同校は被災直後、ご遺体の安置所になっていましたが、訪問時には、解除されていました。ここで、気仙沼市内の小学校の被災状況のあらましを教えていただきました。市内では、南気仙沼小学校が大きな被害を受けていましたが、その他の小学校は高台にあったため無事とのことでした。気仙沼市内は、旧本吉町・唐桑町を含め、明治以来の学校資料が豊富に保存されている地域です。資料の保全作業の緊急性がないことを確かめ、ひと安心しました。

 5月27日に、気仙沼市立津谷小学校を訪問しました。同校には本吉地区唯一の木造校舎があり、地域歴史資料室が開設されていました。その状況確認に伺ったところ、土壁が部分的に剥落しており、取り壊しの可能性もあるとのことでした。そこから、11年度に調査を予定していた南三陸町に向かいました。小泉地区を通り過ぎた時、気仙沼線の高架の上に家屋が乗っている状況に驚かされました。南三陸町立伊里前小学校には、名足小学校が同居していました。伊里前小学校(歌津地区)はかなりの高台にありますが、一階まで浸水したということで、文書の一部が水をかぶっていました。エタノールでの応急措置を施しました。名足小学校は被害がひどく、何とか持ち出したという資料には、明治の学籍簿など、貴重な資料が多く含まれていました。新聞でも報道されていた、栗原の教員OBチームの方々による洗浄がすでに施されており、安定しているようでしたが、念のため、エタノールの噴射を行いました。ここで、登米市に避難している戸倉小学校が津波被災資料の処置に困っていることを伺い、資料ネット事務局に連絡して、対応していただきました。なお、2013年1月、名足小学校を再訪し、目録の作成を行いましたが、その折、資料に砂が付着していることを確認しましたので、刷毛による砂の除去作業を2月に2回実施しました。

 7月(2011年)にはいって、津谷小学校より、木造校舎の取り壊しの可能性が高くなったという連絡がありました。そこで8月10日、人間文化学科の学生に広く呼びかけ、木造校舎からの資料搬出作業を行いました。本会理事でもある井上研一郎が物品を、大平が文書・書籍類を担当し、一日がかりで鉄筋コンクリート校舎に搬出しました。これらの資料の整理・保全作業は、2012年2月10日、学科学生の協力を得て、それぞれノートパソコンを持参し、目録を作りながら保存箱に収納するという作業を行いました。なお、この木造校舎は、山形大学の永井康雄先生がその後診断を行われ、補修によって継続使用可能との報告書を気仙沼市に提出して下さいました。木造校舎は、現在も使われています。

■登米市登米町・山元町での被災状況確認・保全活動

 2012年2月、涌谷町で行っていた町内の学校資料所在調査が一段落したので、登米町の教育資料館(旧登米小学校木造校舎)の見学に行きました。やはり、かなり痛んでおり、西半分の見学ができない状態でした。収納が必要と判断し、教育委員会の許可を得て保全作業と目録の作成を行いました。作業中、山元町から、坂元中学校で発見された戦時中の教育資料について意見を求められ、3月6日に訪問しました。坂元中学校は被災していませんでしたが、同町では複数の小学校が被災しており、そのうちの一校、中浜小学校で校歌の額の処置に困っているというので訪問し、預かりました。この額は、資料ネットに運び、洗浄していただいて返却しました。

■気仙沼小学校での活動

 2012年7月2日、気仙沼市教育研究会歴史部会研修会(会場松岩小学校)で、学校資料の地域史資料としての重要性を講演しました。その折、かねてから気になっていた気仙沼小学校の資料保管庫を見せていただいたところ、膨大な資料が保管されていることを知り、目録の作成を申し出、2013年1月17・18日に作業を行いました。

 明治20年代からの日誌、学籍簿のほか、種々の日誌類を含め、初めて見る資料が少なくなく、その質・量に圧倒されましたが、多くの資料にカビが発生していることにも驚かされました。そこで、2月15日、資料ネット事務局の天野真志さん*14にご指導いただき、カビ対策の措置を行いました。

■女川町・石巻市での所在確認調査

 2012年11月には、女川町で小・中学校の再編が決定したとの報道があり、それぞれの学校にどのような資料があるのかを把握するための目録作成を教育委員会に提案し、了解を得て実施、目録をお届けいたしました。また、2013年1月には、宮城学院女子大学ボランティア提携している石巻市立大原小学校を訪問し、所蔵資料の目録作成を行いました。同校には、津波で被災し、統合された谷川小学校の資料が保管されていました。賞状類は資料ネットに運び、処置していただき、返却しました。写真は、山元町で知り合った写真修復ボランティア団体に処置をお願いすることができました。

 以上が、震災に関連しての私のゼミの活動です。私たちは、被災の中心地にはいって資料をレスキューするというより、統廃合で失われる危険性の高い資料の保全に重点を置いて活動してきました。それを私たちの「役割分担」と考えて活動してきました。これまでに作業を行わせていただいた学校は、震災前も含め40を超え、50に迫ろうとしていますが、まだまだ県内のごく一部で実施したに過ぎません。廃校になる学校に明治以来の資料が良好に残されていることに出会うと、学校は無くなっても、学校が存在したこと、学校を軸に営まれてきたその地域の社会生活の確かな痕跡が保存されていくであろうことに、救われる思いがしています。これからは、地域に残された貴重な近現代資料としての学校資料を使って、地域の歴史、学区の歴史を叙述することが大きな仕事となってくると考えています。

http://ishinomaki.kahoku.co.jp/archives/2010/05/k/100522k-rekisi.html

■三陸河北新報『小学校は歴史資料宝庫、宮城学院女子大の大平教授、気仙沼の10校調査、戦時中の学籍簿や学校日誌』

 宮城学院女子大学芸学部人間文化学科の大平聡教授(55)が、昨年7月から気仙沼市内の小学校で学籍簿や学校日誌などの古い史料の調査に当たっている。13、14の両日は同市月立小(山本正美校長、児童29人)で学校史料の整理と調査をした。大平教授は「気仙沼地方の小学校は歴史資料の宝庫」「学校生活だけでなく当時の住民生活もうかがい知ることができる貴重な史料を、長く後世に残すための手伝いをしたい」と、調査を希望する学校を募っている。

 大平教授は2003年7月の宮城県北部地震で被害を受けた文化財の救済活動を目的に設立された「宮城歴史資料保全ネットワーク」の理事を務め、明治以降の学校史料研究に力を入れている。

 大平教授が気仙沼市の小学校を調査することになったのは、大島小で奉安殿図面などの古い史料が多数見つかったことを報じた河北新報の記事(昨年3月9日付)がきっかけ。昨年7月に大島小を訪問して、奉安殿をはじめさまざまな史料を調査。その後、気仙沼市内の元学校長から「地元の小学校には戦時中の史料がたくさん残っている」との情報を得て、気仙沼へ頻繁に通うようになった。今回の月立小でこれまで訪問した学校は10校を数える。

 今年3月、宮城学院の前身である宮城女学校と大島小の奉安殿についてまとめた「紀元二千六百年と二校の奉安殿」の冊子を発刊した。奉安殿は、学校に下賜された天皇、皇后両陛下の“ご真影”や教育勅語を納める建物で、終戦後、GHQの命により解体された。

 奉安殿については大島小のほか、津谷小、馬籠小の学校日誌の調査も通して、戦後、どのように処理されたのかまで調べた。各校での保管状況について「史料の内容だけでなく、保存状態の良さにも驚かされた」という。

 月立小には、宮城学院女子大で大平教授の歴史ゼミを履修する3、4年生の学生4人と来校。大平教授が研究のメーンテーマとする戦時中(主に1939〜46年)に関する史料は、その映像をデジタルカメラで撮影したほか、他の史料は学校で保管しやすいようにパソコンで目録を作った。紙の史料を傷めないように中性紙の封筒に入れ替える作業もした。

 これまでの小学校史料の調査で、戦時中の小学校(当時は尋常小学校国民学校だった)は青年団や婦人部、地域の寄り合いなどの会場にも使われ、公民館的役割も担っていたことを新たに認識した。

 さらに学校は出征兵士を見送ったり、遺骨で帰ってきた兵士を出迎えたりする場でもあった。大島では、その場所が旅客船の発着場である浦の浜港で、見送りや出迎えの際には小学生も参列していたことを学校日誌から知った。大平教授は「その現実に大きなショックを受けた」と語る。

 気仙沼地方の学校に古い史料が多く残されている理由として、大平教授は「戦時中、都市部のような空襲被害がほとんど無かったことに加え、昔からものを大事に保管するという地域性もあったのではないだろうか」と推察する。

 「気仙沼地方の小学校などからの依頼があれば、教育史料の調査や分類作業をお手伝いしたい」。

 大平教授は今後も気仙沼との縁を大切にする考えだ。

https://web.mgu.ac.jp/essay/53.html

■「歴史学」という学問(大平聡)から一部引用

 私が現在取り組んでいることは、小学校に保存されている資料の調査と分析である。ゼミの学生と、デジカメ・三脚を担いで、宮城県内の小学校を訪問して資料の調査を行っている。初めは、アジア・太平洋戦争期に、戦争がどのように小学校に入りこんできたかを調べたいと思ったのだが、調べ始めてみると、小学校には明治以来の貴重な資料が残されていること、また、学校日誌からは学校の中のことだけでなく、地域の様子が見えてくることがわかった。地域の諸団体の会合が学校で行われていたことが記録されているのだ。小学校は、公民館の役割を果たしていた。

 その小学校の資料が危機的状況に置かれている。自治体の広域合併の結果、小規模校の統廃合が進む。東日本大震災がそれに拍車をかけている。小学校の資料が貴重な地域の記憶遺産であることを訴え、その保存を進めなければならない。震災と津波で地域の資料のほとんどが失われても、小学校の資料が残されている地域がある。小学校の資料をもとに地域の近現代史を叙述することが課題に加わった。歴史学からの地域復興にゼミの学生と取り組んでいきたい。

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2018/09/52664.html

陸奥新報『小学校の歴史資料を整理/鯵ケ沢』

 鯵ケ沢町教育委員会弘前大学教育学部の協力を得て、同町の西海小学校(森山智明校長)に保管され、7年近く未整理のままとなっていた統合前の学校の資料整理を行った。明治期から西海、赤石、南金沢の3小学校が統合し新・西海小誕生に至るまでの資料の中には、100年近く前の学級写真や児童・生徒に関するものが多数。作業を指揮した高瀬雅弘教授(教育社会学)は「統廃合時に損なわれてもおかしくない資料がほぼ完全に残っており、奇跡的」と評した。

 同町では2011年の学区再編で7小学校を統廃合し、現在の舞戸、西海2小学校が誕生した。各小学校には資料室を設けて旧小学校の資料を保存することとし、舞戸小では既に整理、仮収納まで終了した。一方、西海小では資料搬入まで終えたものの、諸事情から未整理のまま約7年が経過していた。

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/08/20160823_62910.html

■わかやま新報『学校に眠る郷土の宝物 風土記の丘が調査』

 学校に眠る地域の資料を見直そうと、県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋)が県内の小中高校の調査を進めている。歴史の古い学校の多くに備えられている「郷土資料室」などから、地域の人々の生活や歴史を知る貴重な発見が相次いでおり、これまでの調査結果の一部を、9月4日までの企画展「学校にあるたからもの」で紹介。同館学芸員は「かつて学校が、地域の歴史を伝える博物館のような役割を果たしていた。資料をリスト化し、郷土資料として活用できるよう体制づくりをしていきたい」と話している。

 地域住民が持ち寄った文化財を展示、保管する郷土資料室が設けられている学校でも、校内で資料の引き継ぎがされなかったり、再整備によって資料が捨てられたり、放置されたりして、最近はその存在すら忘れられつつあるという。

 調査のきっかけになったのは、平成23年に起きた紀伊半島大水害。新宮市内の廃校となった小学校に保管されていた農具など、地域の暮らしを語る上で大事な資料が浸水被害を受け、捨てられてしまったことだった。

 地域の歴史史料が失われぬよう、所在を明らかにして情報を共有しようと、昨年春に県内の全小中高校にアンケートを送付。学芸員が30校以上を訪問し、調査を進めてきた。

 調査は毎回が驚きの連続といい、藤森寛志学芸員は「地域色が濃く、日常を伝える資料ばかりで、学校だからこそ残ったものもある。時間がかかるかもしれないが、丁寧にリスト化したい」と話す。

 今回の展示では調査した学校のうち17校の資料を展示。太地町立太地小学校のクジラのひげや、御坊市立名田小学校の道成寺縁記の絵巻物など、それぞれの学校がある地域の特徴を色濃く反映した展示物が多い。

 中でも貴重な発見となったのが、海南市立黒江小学校で見つかった紀伊徳川家15代当主・徳川頼倫(よりみち)が東京に創立した私設図書館「南葵文庫(なんきぶんこ)」の蔵書印が押された巻物41点。江戸幕府により編さんされた「寛永諸家系図伝」の写しで、真田家や織田家などの大名と旗本以上の系譜が記されている。

 また、同小のアルバムからは、当時の教員が、昭和21年の昭和南海地震の被災状況を写真とともに詳細に記した貴重な記録も見つかった。

 県立橋本高校からは、県指定遺跡・陵山(みささぎやま)古墳の出土資料が、明治36年の発掘調査以来、100年以上の時を経て発見された。調査した瀬谷今日子学芸員は「長い間所在が不明だったので、箱の中に見つけた瞬間は、思わず体が震えました」と振り返る。

 藤森学芸員は「郷土資料はいわゆる『未指定文化財』。災害時にレスキューの対象から抜け落ちてしまう恐れがある考古学や民俗学上の貴重な資料を、いかに残していくか。重要な資料が地域にあることを認識してもらいたい」と話す。

 今後は学校以外に公民館なども調査対象にしていきたいという。瀬谷学芸員は「考古資料や民俗資料は古い生活の跡で、実はとても身近なもの。手に取ることができるので、博物館などの展示資料とは違った役割が果たせるはず。活用についても、学校の先生方と一緒に考えていけたら」と話している。

https://www.sankei.com/region/news/160817/rgn1608170034-n1.html

■産経『紀伊半島豪雨での流失教訓に 企画展「学校にあるたからもの」』

 古墳時代の須恵器や壺、江戸時代の鯨の巻物、昭和の炭火アイロン。

 学校の「郷土資料室」で保管されてきた文化財を展示する夏期企画展「学校にあるたからもの」が県立紀伊風土記の丘(和歌山市)で開かれている。学校の文化財が水没した紀伊半島豪雨を教訓に、地域で忘れられつつある郷土資料室に着目。保護を目的とした調査を通し、身近な学校から発見された貴重な品々を展示している。担当者は「目録化して教材として学校で役立てられるよう、サポートしていきたい」と意気込んでいる。

 郷土資料室は、100年以上の歴史のある学校に多く備えられている。博物館がなかった時代に、地域の人から寄贈された農具などの民俗文化財や古文書、考古資料などを収蔵。現在も授業で教材として活用している学校もあれば、存在を忘れられたり物置と化していたりするケースもあるという。

 今回の企画は、平成23年9月の紀伊半島豪雨がきっかけだった。県内各地に甚大な被害をもたらした災害は学校も例外なく襲い、新宮市内の廃校になった小学校に保管されていた鍬や鋤などの民具が水没。地域の営みを伝える文化財は、いつのまにか、がれきと一緒に廃棄された。

 紀伊風土記の丘ではこの反省から、各地の学校が保管する郷土資料の調査を決定。昨年度から県内の各学校にアンケートを配布し、回答のあった30校以上を学芸員がまわって調査を進めてきた。

 橋本市古佐田にある県立橋本高校の社会科準備室の片隅に置かれていた段ボール2箱の中からは、明治36年に発掘された県指定史跡「陵山(みささぎやま)古墳」から出土した土器などを発見。明治の調査後、100年あまり行方不明となっていた出土品だった。

 「中をのぞき込んで、身が震えた」。

 調査に当たった瀬谷今日子学芸員はこう振り返る。

「昔は生徒たちも協力して発掘調査をしていたため、学校に残されていたのだろう。地域との関係を知る上でも重要な資料になる」

 また、海南市の市立黒江小学校の図書準備室の引き出しからは巻物41点を発見。戦国武将の織田家や真田家の家系図などが記されており、紀州徳川家の「南葵(なんき)文庫」の朱印が押されていた。「なぜここにあったのかはわからないが、博物館に所蔵されるような貴重なもの」とは藤森寛志学芸員。学校行事などを記したアルバムには、昭和21年の「昭和南海地震」の翌日に学校の様子を教員が撮影した写真や、被災状況を細かに書き残した貴重な記録もあった。

 「災害などで失われてしまうものは文化財指定のないものが多いが、その中にも貴重なものがたくさんある」と藤森学芸員。「展示を通して郷土資料室の役割を知り、地域性を伝える大切な資料であることに気づいてもらえたら」と話している

https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12207-160476/

和歌山県の文化を学ぶ!「学校にあるたからもの2」

 和歌山県立紀伊風土記の丘では9月2日(日)まで夏期企画展「学校にあるたからもの2」が開催中だ。

 和歌山県下の学校施設の近辺には遺跡や古墳が多くあり、学校の建設地が実は遺跡であったという学校施設がある。また、地域の人々から持ち寄られた資料が置かれた「郷土資料室」と呼ばれる部屋を設けている学校も少なからず存在している。

 郷土資料室には、近隣の遺跡で発掘された土器などの埋蔵文化財や地域の人々が使用してきた農具や生活雑器などの民俗文化財、加えて古い教科書や地域の歴史を記した古文書などが収蔵され、展示されている。

 同企画展では、平成28年に開催した「学校にあるたからもの」に引き続き、学校施設が所蔵する資料を取り扱い、学校所在資料と学校教科書とのつながりについて紹介。

 展示を通じて、学校所在資料が教材として活用されてきたこと、そして、それらが貴重な資料であり、守っていかなければならないものであることを来場者に伝える内容となっている。

http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20160808150280001.html

朝日新聞『小学校に眠る文化財』(渡辺延志*15

 何げない道具もここまで数がそろえば壮観だ。横浜市歴史博物館(市営地下鉄センター北)で開催中の企画展「よみがえる学校の文化財」で一番大きなスペースが割かれているのは千歯こき。大正時代ぐらいまで使われたという脱穀のための農具だが、実に44個がずらりと並べられている。

 「市内の小学校にあった物で、会期中にさらに3個追加する予定です」と学芸員の羽毛田智幸さん。

 子供たちが博物館に親しむきっかけをつくろうと市歴博は「博物館デビュー支援事業」を始め4年目を迎えた。小学校にある歴史資料室の整理はその中心プロジェクト。眠ったままの身近な〈文化財〉を再生し、活用しようとの狙いだ。

 調べたところ、341校ある市立小学校のうち80校に歴史資料室があった。しかし、何があるかも分からず、危険だとして部屋にかぎをかけたままという学校が多いことも判明した。

 学芸員を派遣し市歴博は資料の整理の仕方を指導。これまでに21校で整理が終了した。そうした活動の中間報告として企画されたのが今回の展示だ。

 「それにしても驚きました。整理を終えた21校のうち19校に千歯こきがありました。かつての横浜がどのような土地であったかを示しているはずです。見方さえつかめば、とても分かりやすい歴史の教材です。社会科の授業などにも活用しやすいはずです」と羽毛田さんは語る。

 千歯こきは、歯の部分は鉄で土台は木。実に素朴な構造の道具だが、米用と麦用では微妙に歯の間隔が違い、木の部分には製造の場所や年などが書き込まれていることが多いという。

 ほこりをかぶった収蔵品を拭いたり、洗ったりしてきれいにして写真を撮影。大きさを計測し、記されている文字情報を確認し、資料番号をつけ整理カードにまとめてきた。21校で計6千点を整理したという。

 死蔵品を〈文化財〉に変身させる作業でもあるが、学校には実に多様な品々が眠っていた。千歯こきのような農具や生活道具などの民俗資料が最も多く、古いミシンやアイロン、まきでわかす風呂、しょうゆや豆腐を作る道具といったものもあった。

 学校そのものにかかわる資料も調査した。泉区の中和田小では、保管されていた教科書の中から墨塗りの教科書が1冊見つかった。敗戦間もなく、教科書の軍国主義の色彩強い部分を塗りつぶしたことは知られているが、実物を目にすることはまずないだろう。日米戦争が始まった翌42年発行の3年生の音楽教科書で、「戦友」「忠霊塔」「大東亜」など20曲が掲載され、そのうち「橘中佐*16」「白衣の勤め」「特別攻撃隊」の文部省唱歌3曲が黒く消されていた。墨塗りはたどたどしく上手とはいえない。先生の指示で子どもが塗ったのだろうか。

 写真も調べた。中でも航空写真は「とても貴重な1点もの」と羽毛田さんは指摘する。今ではドローンで簡単にできる空撮だが、かつては学校の記念事業ぐらいしか自分の住む街を空から撮影する機会はなかった。地図や現在の写真と比べると地域社会の変容ぶりがよく分かる。

 展示されている中には古文書もある。念仏講の道具といったものもある。行き場を失った地域の共有財産が学校に持ち込まれたのだろう。小学校が〈地域の記憶の保管庫〉の役割を担っていることを物語る。

 9月4日までの開催で月曜休館。夏休みでもあり多くの人に見てもらいたいと無料。「とりわけ学校の先生に関心を持ってもらいたいですね。学校の統廃合などを契機に資料が失われるのを防ぐには、身近に接する先生たちに理解してもらうことが何より必要です」と羽毛田さんは語った。

http://www.hakubutu.jp/13515

■小学校に眠っていた文化財にスポットをあてる企画展、横浜市歴史博物館

 自分の通った小学校に、農具や土器・石器などを集めた小規模な資料室があったという記憶を持つ人もいることだろう。これらの資料室は、先生や保護者の努力で「ミニ博物館」的に機能しているものもあれば、時の流れと共に「古い物が詰まったなんだかわからない倉庫」になってしまっているものもある。

 横浜市歴史博物館横浜市都筑区)では、これらの資料室の整理と展示のリニューアルをサポートする「博物館デビュー支援事業」を2013(平成25)年より手がけている。

 この事業の成果を元にした、企画展「よみがえる学校の文化財」展が、2016年7月23日〜9月4日の会期で開催中だ。観覧は無料(常設展示は有料)。

 学校の資料室をリニューアルし、そこに眠る文化財にスポットをあてている。また、リニューアルのbefore/afterをVR(バーチャルリアリティ)で見せる試みも。

 学校の資料室なのだから、ありきたりの農具や古道具しかないように思うかも知れないが、博物館でも所蔵していないような農具や資料が保管されていることもあるという。実際に、学校所蔵品の中から、横浜市内最古の万石(米を選別する農具)が見つかったケースもある。

 また、農具そのものは特に珍しいものではなくとも、小学校のあるその地域が、50年前あるいは100年前にどのような農具で何を作っていたのかがわかる。

 同館は、3年間でおよそ20カ所の学校内歴史資料室を訪れ、6000点を超える資料を整理したという。これは小さな博物館レベルに相当する資料点数だという。これら収蔵されている農具・生活道具などを民俗資料的な視点から考察し、同時に、横浜の地域や歴史の特色を描き出していく。

 小学校は、その土地の歴史と密接に結びついている。そこにある資料室というのは、これがうまく機能すれば、その地域の歴史や民俗について博物館サテライト的な役割をも担うのではなかろうか。

 そんな小さな資料室の可能性を感じさせる企画展だ。

https://mainichi.jp/articles/20170828/k00/00m/040/139000c

毎日新聞『学校資料、「宝の山」消失危機 専門家が研究会』

 全国各地の学校が所蔵する昔の教科書や土器などの考古資料、地域住民が寄贈した農具などが、統廃合や災害を機に廃棄、散逸の危機に直面している。こうした学校資料には文化財的価値を有したものや地域史を語る上で重要な“お宝”が含まれている。今春、関西を中心に活動する考古学や教育史、博物館学などの専門家が初めて分野の枠を超えて研究会を結成。保存・活用の対策に乗り出した。【林由紀子】

 「学校資料研究会」で、メンバーは博物館学芸員や大学教授、図書館職員など16人。佛教大大学院生の一色範子さん(35)が代表となって呼び掛け、4月末に発足した。月1回、非公開の勉強会を開催。2年後の刊行を目標に、専門知識のない教員でも学校資料を授業で活用することを目指したハンドブックの作製などに取り組む。

 専門家の間で学校資料への注目度が高まったのは、2011年の東日本大震災紀伊半島豪雨災害で貴重な資料が大量に流失、廃棄されたことがきっかけ。少子化の影響で毎年約500の公立学校が閉校する中、多くの資料が統合先や博物館に引き継がれず処分されているという。

 しかし、和歌山県立紀伊風土記の丘(和歌山市)が昨年実施した調査では、江戸時代に写された真田家や織田家の家系図が小学校から見つかった他、現在はワシントン条約で商業取引が禁止されているオランウータンの剥製を所蔵する学校も。昔の教員が採集・作製したホルマリン漬けや標本には、今は見ることができなくなった魚や昆虫も保存されていた。

 空き教室に資料を展示し、授業で活用している学校もあるが、時間の経過や教員の異動で「開かずの部屋」となっている学校も多い。専門知識のない教員には資料の価値が理解されにくく、統廃合や耐震工事が処分の契機になりやすいという。

 研究会幹事で京都文化博物館の村野正景学芸員は「学校資料はそこで学んだ人々の生きた証しであり、地域そのものの記憶をとどめている。学校で使われてこそ意味があり、活用の道案内ができれば」と話す。

https://mainichi.jp/articles/20170829/ddn/013/040/024000c

毎日新聞『学校資料 歴史と思い出の宝を守る 地域や教員、価値の共有から』

 学校所蔵資料の廃棄や散逸が社会問題となる中、「地域のお宝」を守ろうと、各地の博物館を中心に保存・活用に向けた取り組みが広がりつつある。一方、スペースや人手の問題で資料をうまく整理できず、活用どころではないなど現場が置かれた状況とは隔たりがあるのも現実だ。統廃合や自然災害などで貴重な資料が失われる前に、専門家と教員、地域住民らが価値の共有を図るとともに、保存・活用に向けたバックアップの仕組み作りが急がれる。【林由紀子】


■文化財保護行政の動向と地域の歴史遺産:文化財保護法の改定問題と文化財活用の方向性(吉田政博)

(内容紹介)

 文化財保護法改正の方向性について論じている。観光マインドの意義は否定しないが、それによる教育内容のゆがみを警戒していると言った内容。

参考

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement2/20180122siseihousin.html

■第百九十六回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説

(観光立国)

 明治時代に建設された重要文化財の一つである旧奈良監獄は、三年後にホテルへと生まれ変わります。我が国には、十分活用されていない観光資源が数多く存在します。文化財保護法を改正し、日本が誇る全国各地の文化財の活用を促進します。自然に恵まれた国立公園についても、美しい環境を守りつつ、民間投資を呼び込み、観光資源として活かします。多くの人に接していただき、大切さを理解してもらうことで、しっかりと後世に引き渡してまいります。

 文化財保護法改正の背景として吉田論文で安倍演説が取り上げられていたので紹介します。

 なお、吉田氏は「旧奈良監獄のホテル活用」について「計画段階に過ぎず評価が難しい」「現実化した段階で改めて評価する必要がある」として全否定はしません。

 ただし、「まだ実際に稼働しない時点で安易に好意的評価すべきではないだろう」ともしています。

 安倍演説の言う「旧奈良監獄」については以下の記事を紹介します。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB26H5Z_W7A520C1000000/

■日経『旧奈良監獄がホテルに 清水建設「観光への貢献うれしい」』

 法務省が26日、旧奈良監獄(奈良市)の運営権の優先交渉権者を8社のコンソーシアム(共同事業体)に選んだと発表したのを受け、コンソーシアムの中心企業である清水建設の担当者は「成長産業の観光に貢献できるのはうれしい」と話した。旧奈良監獄は明治時代に造られた五大監獄*17の一つで赤レンガの名建築で知られる。2020年をメドに重要文化財を生かしたホテルに生まれ変わる。

 優先交渉権者は「チサン」ブランドなどのホテルを運営するソラーレホテルズアンドリゾーツ(東京・港)を代表企業とするコンソーシアム。清水建設近畿日本ツーリスト、デザイン会社のセイタロウデザイン(東京・品川)などで構成する。8月に実施契約を結ぶ。

 清水建設の担当者は「美しいレンガ建築が残ったのは奇跡」とした上で「貴重な文化財の保存と活用のバランスを意識した工事になる。当社は大阪の中央公会堂などレンガ建築改修の実績があるので経験を生かして取り組みたい」としている。

 旧奈良監獄は奈良少年刑務所として運用してきたが、耐震性の問題などから、3月末に閉鎖された。

 コンソーシアムが提案しているのが体験型複合施設だ。旧奈良監獄を耐震補強しつつ、必要最小限の改修を施す。重要文化財のため、文化庁の許可を得て、独房などを客室に改装。敷地内に別にホテル棟を新設し、客室は約290室確保する。

 10万6千平方メートルの敷地内にはレストラン、カフェバー、イベント空間、コミュニティーセンターを配置。天然温泉の温浴設備も設けるという。総事業費は150億円強の見通しだ。

 法務省の要請に応えて「建築行刑史料館」も設置する。旧奈良監獄が担ってきた役割や行刑・矯正の歴史を展示で分かりやすく伝える。史料館はホテルに先行して19年10月に開館する予定だ。

 法務省は公共インフラの所有権を国に残しつつ運営権を民間に売却するコンセッション方式で、活用を模索。博物館、史料館、ホテルなどへの転用を探っていた。

 奈良を訪れる観光客は奈良公園内にある東大寺や興福寺に集中する一方で、奈良県庁の北約1.5キロにある旧監獄周辺を訪れる人は少ない。ホテルなどが少ない奈良県は宿泊需要も低迷し、16年の宿泊者数は244万人と全国で2番目に少ない。大阪府の7.8%、京都府の13.5%にすぎない。

 関西観光は大阪、京都を中心に動くケースが多いだけに、奈良に魅力あるホテルができれば宿泊需要も掘り起こせる。国が民間のノウハウを利用し、文化財の保存と活用を目指す新たな試みで、奈良や関西観光の活性化につながりそうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25062630V21C17A2LKA000/

■日経『旧奈良監獄の周辺整備 県市と法務省協定、観光ルート構築』

 奈良県と市と法務省は25日、奈良市の旧奈良監獄の周辺整備に関する包括連携協定を結んだ。明治時代の五大監獄だった旧奈良監獄は建物を保存しつつホテルとして活用し、2020年開業を目指すことが既に決まっている。観光ルートを整備し低迷する滞在型観光を活性化するのが狙い。

 3者が合意したのは旧奈良監獄とその西側の奈良電力鴻ノ池パーク(奈良市鴻ノ池運動公園)の周辺整備。具体的には(1)西側の観光ルート整備(2)東側の表門に至る狭い道路の改善(3)寺院や史跡など観光資源の再発見――などを進めるという。

 奈良公園では東大寺周辺が人気で南の「ならまち」にも観光客の一部が流れるようになってきた。だが、旧監獄がある北西部の観光は振るわない。16年11月の奈良公園観光地域活性化総合特区の対象拡大で旧監獄周辺も特区に含まれるようになり、県や市は北西部を含めた奈良公園のあり方を検討してきた。

 北西部には陸上競技場や野球場などを備えた奈良電力鴻ノ池パークのほかコスモスが多く植生する般若寺、鎌倉時代ハンセン病患者の保護施設だった北山十八間戸といった埋もれた観光資源が多い。県奈良公園室の担当者は「北側の魅力を発掘し、他のエリアと分離するのではなく一緒に見てもらいたい」と話す。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35229780R10C18A9LKA000/

■日経『旧奈良監獄、11月に公開 上川法相が視察「感慨深い」』

 上川陽子法相は11日、ホテルなどとしての活用が予定されている旧奈良監獄(奈良市)を視察し、「耐震性の検証などを進めている。明治期の監獄が保存活用されるのは感慨深い」と話した。旧奈良監獄は8月に一部施設の解体工事が始まり、11月下旬には一般公開を含むイベントが開催される予定。

 旧奈良監獄は赤レンガの建築で、国の重要文化財法務省によると、改修期間中に工事の様子を一般公開することも検討しているという。法務省が所有し、運営を民間が行うコンセッション方式での活用が決まっており、2021年にホテルや商業施設、史料館からなる複合施設としてのオープンを目指している。

 最後にその他の関連記事を紹介します。

https://www.asahi.com/articles/ASL8B6JHXL8BUUPI004.html

朝日新聞『「文化財、目で見ることがすべてでない」 澤田瞳子さん』から一部引用

澤田

『最近は東京五輪を見据えてか、国も地方も観光資源に活用しようとの声が大きくなっています。博物館なども盛んに人目を引く企画で来館者を増やそうと。関心を高めるのは大事だが、文化的価値を次世代に引き継ぐという文化行政や文化施設のあるべき姿に立ち返るべきだと思います。

 文化財を見せることばかりを強調すると、多くの人が博物館やお寺などを作品を鑑賞する場所とのみ考える。でも公開の機会が増えれば、文化財は劣化や毀損(きそん)の危険にさらされる。長野の善光寺のご本尊は完全な秘仏で、随分長い間、拝んだ人はいない。でもそこに「在る」ことで信仰の対象になっている。自分の目で見ることがすべてではないはずです。』

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H39_Q7A710C1PP8000/

■日経『博物館・美術館を観光資源に 観光庁、文化庁と組む』

 観光庁は文化庁と手を組んで、博物館や美術館を観光資源に育てる取り組みに力を入れる。訪日客が足を運びやすくするため、夏場の閉館時間を延長するほか、展示物の多言語化を進める。国内ホテルで案内係を務めるコンシェルジュにも魅力を訴え、訪日客の誘致を強化する。

 対象の施設は、東京国立博物館京都国立博物館国立科学博物館国立西洋美術館東京国立近代美術館京都国立近代美術館国立国際美術館。通常は平日の閉館時間を午後5時にしているが、7月から9月は毎週金曜日と土曜日を午後9時まで延長する。観光庁幹部は「時間が延びれば夜でも日本文化に触れやすくなる」という。

 東京国立博物館は訪日客の誘致を見すえ、9月にお月見や野外シネマの独自イベントを開催。展示物については、日本、英語、中国語、韓国語の4カ国語対応を進める。各施設は通信環境の改善にも取り組む。

 観光庁と文化庁は6月に帝国ホテルなど国内の有力コンシェルジュ約20人を対象に特別ツアーと意見交換会を実施。訪日客がお勧めの観光地を尋ねた際、国宝や重要文化財も多い国立施設を紹介してもらう。

https://www.sankei.com/life/news/180716/lif1807160022-n1.html

■産経『転機迎える文化財行政 保存と活用…均衡はとれるのか』

 文化財行政は「保存中心」から「活用重視」へ変わるのか。「観光立国」が国策として掲げられる中、今国会で文化財の活用促進をうたった文化財保護法が成立するなど、日本の文化財行政が転機を迎えている。背景を調べた。(磨井慎吾)

■VRで鑑賞

 「VR(仮想現実)を駆使した企画などを通し、日本の文化財の素晴らしさを国内外に伝えてほしい」

 今月2日、東京都内で行われた国立文化財機構(東京・上野)内の新組織「文化財活用センター」の開所式。文化庁の宮田亮平*18長官は、そう激励した。

 同センターは日本の文化財に親しむ機会を国内外の人々に拡大するため、今年度予算で8億円を計上して開設。国立博物館の職員ら約20人がスタッフとなり、保存上の理由で実物の公開が制限されている文化財の精密レプリカ作製や、VRやAR(拡張現実)などの先端技術を用いた映像コンテンツの制作などに取り組む。

 また、同機構の傘下にある東京、京都、奈良、九州の4国立博物館が収蔵する文化財を各地の美術館、博物館に貸し出す際、同センターが輸送費や保険料などを負担する貸与推進事業も行う予定だ。

 同センターの小林牧(まき)・副センター長は「文化財に関してはもちろん本物を見るのが一番いいが、保護の観点から長時間展示できなかったり、ケース内から出せないものもある。どうすればそうした制約を超えて、文化財の魅力をアピールできるのか。本物を展示する以外の方法をこれから探っていきたい」と抱負を語る。

■「自ら稼ぐ」

 同センターは、昨年12月の文化審議会の答申を受けて設置された。答申は、文化財を核に、社会的・経済的価値を創出する取り組みを行うことで、保存コストを稼ぎ出すという「活用」を提言しているのが大きな特徴だ。

 政府が国策として掲げる「観光立国」の柱のひとつが、文化財の活用でもある。今年1月の安倍晋三首相の施政方針演説でも、「わが国には、十分活用されていない観光資源が数多く存在します。文化財保護法を改正し、日本が誇る全国各地の文化財の活用を促進します」と、観光資源としての利用推進を強調している。

 文化庁文化財部の高橋宏治・伝統文化課長は、こうした政策転換の背景について、「文化財の保存維持にはお金が必要だが、当然ながら予算は有限。ではそのお金をどう捻出するか。ただ文化財を死蔵していたのでは、何も生み出さない。公開活用をして多くの人に来てもらうことで、そのお金を保存修復に充てるなどの好循環を作りだそう、という趣旨だ」と説明する。

 高橋課長は成功例として二条城(京都市中京区)などを例に挙げ、インバウンド(訪日外国人旅行)向けの外国語解説の充実や、史跡などの文化財に関連した歴史的再現食などの体験型コンテンツの充実が重要になると話す。

 文化庁によると、国宝・重要文化財の総数は7月現在で1万3166件で、10年前と比べ約500件増加。修理費には今年度で約375億円を充てているが、全ての文化財について十分に対応できる額ではないという。

 高橋課長は言う。

「保存を決して軽視しているわけではないが、今後予算が大拡充される見込みもない以上、現状のままではジリ貧になる。活用を積極的にやっていかないと、いずれ保存もできない状況になってしまう」

■懸念の声も

 一方、こうした活用重視路線には、歴史学系の28団体が連名で昨年10月に「より慎重な議論を求める声明」を出すなど、懸念の声も上がっている。

 声明をとりまとめたのは、学術関係者らでつくる日本歴史学協会の文化財保護特別委員会。委員長を務める若尾政希*19・一橋大大学院教授は「昨年12月の答申は建造物の専門家の発想が主体となって活用を提言しているが、文化財は多様で、例えば古文書や書籍は建物と違って集客が難しい。稼げる文化財はいいが、そうでないものは扱いがないがしろになってしまうのではないか」と指摘する。

 今国会での改正法案可決に際しては、衆参両院で「保存と活用の均衡がとれたものとなるよう、十分に留意すること」とする付帯決議が採択された。若尾教授は「法改正はなされたが、懸念事項は先送りされた感が強い。付帯決議を踏まえて、これからどう具体的な施策が出てくるのか注視し、必要があれば前向きに提言していきたい」としている。

 上の産経記事で文化庁の高橋課長が「今後の方向性の一つ」とする再現食や「成功例」という二条城についての記事を後で紹介します。

 なお、高橋課長の立場としては「予算増の見込みが乏しいなら収益事業に力を入れざるを得ない」と「言わざるを得ない」でしょうが、それを我々国民の側が容認するかどうかはまた別問題です。

 高橋氏も必ずしも「好きでそうした方針をとってる」わけでもないでしょう。政府の方針が変わり、「一定の文化予算が付けば」無理に収益事業に力を入れる必要はないわけです。

 小生は収益事業を全否定はしません。ただし「博物館の目的」は金儲けではない。

 若尾教授の言う

「稼げる文化財はいいが、そうでないものは扱いがないがしろになってしまうのではないか」

という危惧を感じざるを得ません。

https://www.sankei.com/west/news/170317/wst1703170057-n1.html

■産経『“天下の台所”江戸時代本膳料理を再現 タイに伊勢エビ…お役人を豪華におもてなし』

 蒸した伊勢エビにタイの塩がま焼き、アワビの膾(なます)、フルーツの盛り合わせ。

 大阪くらしの今昔館(大阪市北区)が2月8日に開いた「『上方の生活文化』を考えるシンポジウム」で披露された料理に、参加者からは「これで1人分とは、ものすごいぜいたく」と感嘆の声が上がった。

 「江戸時代瀬戸内海や河川を通じて物が集まる大阪は正に日本経済の中心地。観光客も大勢訪れただろう」と語るのは同館の谷直樹*20館長(68)。当時の大阪の食文化を知ってもらおうと料理の再現を計画し、府立中之島図書館にある資料から1813(文化10)年秋に道修町(同市中央区)で長崎奉行所の役人に出された本膳料理の献立表を発見した。

 谷館長によると、江戸と長崎を往復する際に道修町に立ち寄る役人をもてなすために、周辺の町民がお金を出し合っていたという。本膳料理は武家に出す当時の最も豪勢な食事で、町民は食べることはなかった。谷館長は「上方の食を江戸のお役人に見せてやろうという町民の心意気だ。現代にも続くおもてなしの心ともいえる」と捉える。

■観光客に提供も

 資料をもとに料理を作ったのは、谷館長から依頼を受けた日本料理「かこみ」(同市北区)の店主、栫山(かこいやま)一希さん(34)だ。見つかった献立表は秋のものだったため、文献をあたって当時の初春の食材を調べ、秋にも出されていたタイや伊勢エビ、ハモなどを使って献立をアレンジした。また、現代の調理器具は使わず、「浜焼」と書かれたメニューは簡単に火をつけられるわらを使うなどできるだけ当時の調理法を再現することにこだわった。

(中略)

 谷館長は「今後、料亭とも連携するなどして、地元の人や観光客にも再現した本膳料理を提供できるような方法も考えていきたい」としている。

本膳料理

 武家の儀礼食として室町時代に始まり江戸時代に発達。日本料理の中で最も格の高い形式だったが、次第に簡略化された「会席料理」が台頭し、明治以降に衰退した。1人分の料理をいくつもの膳に載せ、一斉に客の前に並べる。

https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/171013/cpd1710132312015-n1.htm

フジサンケイビジネスアイ『壬生藩主・鳥居家の献立再現 江戸の雰囲気で観光客おもてなし 栃木 』(松沢真美)

 江戸時代の壬生藩主、鳥居家の「献立帳」を基に地元産の野菜などを使って当時の料理を再現するプロジェクトがスタートした。「蘭学の街・壬生」をイメージした料理など江戸時代の雰囲気で観光客らをもてなし、町をPRしていく。

 町内の商店主らがまちづくりについて話し合う「壬生まちなか創生ワーキング」(水井正行会長)の提言を受けて、みぶブランド推進協議会(桜井康雄会長)が取り組む。献立帳を参考に料理研究家や地元の飲食店と共同開発する予定で、新たなメニュー作りに取り組む協力店を募集している。

 鳥居家の「御献立帳」には、4代壬生藩主の鳥居忠てるが治めていた文化2(1805)年7月1〜29日のメニューが詳細に記されている。旧家、岡田家が運営する岡田記念館(栃木市嘉右衛門町)に保存されていた。

 7月1日の献立によれば、「朝御膳」は「茄子、きくらげ、春きく、薄葛引、御汁、味噌漬大根、御飯二椀」、「夕御膳」は「丸豆腐、葛溜りすりしょうが、御汁、三年漬大根、御飯二椀」、「御夜食」は「鮎塩振焼、御飯二椀、味噌漬大根」と記されている。

 このほか、特産のかんぴょうを使ったあんかけや炒め物など現在でも一般家庭で食べられているような食材で、ヘルシーなメニューがほとんど。同協議会では「町自慢の食材を用いて、町内外に誇れる鳥居家の料理を作りたい」と話している。

 協力店募集は13日まで。来年2月まで勉強会や試作研究会を実施し、3月には献立を完成させる予定。料理の発表に合わせて、大名弁当付きの町歩きツアーなども計画している。

https://toyokeizai.net/articles/-/224317

東洋経済オンライン『二条城が「半世紀ぶりの集客」に成功したワケ』デービッド・アトキンソン*21

 2012(平成24)年度の二条城の収入は9億200万円にとどまっていました。それが2014(平成26)年度に10億円を突破するやいなやグングンと伸び、2017(平成29)年度は14億4000万円に達すると見込まれています。この数字は、前年度比2億7000円、実に23.6%の増加です。

(中略)

 二条城の観光施設としての魅力アップのために、まず取り組まれたのが、御殿などの整備でした。具体的には、2016(平成28)年10月から翌年3月までの間に、二の丸御殿内85カ所、屋外307カ所に新しい多言語による解説案内板が設置されました。

 また、パンフレットも大幅に刷新されました。それまでも日本語のパンフレットのほか、英語・中国語(簡体字)・韓国語ハングル文字)の3つの外国語が一冊に書かれたものがありましたが、内容的には決して褒められたものではありませんでした。

 現在、二条城の入城者の6割以上が外国人です。彼らはもちろん日本人に比べて、日本の歴史や文化に関して深い知識を持っているわけではありません。このことを鑑みると、外国語パンフレットの拡充は急務でした。

 そこでまず取り組んだのが、言語別パンフレットの作成です。これまで、外国人向けのパンフレットは一種類で、3つの言語で説明がされていたため、一つの言語で説明されている内容が少なくなってしまっていました。これを改めることにしたのです。

 それに加えて、内容を一新するべく、歴史的背景の説明が充実されました。たとえば、あまり日本の歴史に詳しくない外国人観光客向けに、そもそも「将軍」とは何者なのかといった初歩的な説明を加えました。そのほか(ボーガス注:二条城において将軍・徳川慶喜によって発表された)大政奉還後水尾天皇の(ボーガス注:二条城への)行幸など、二条城とはどういう歴史をたどってきたお城なのか、わかりやすく理解できるようにしたのです。また、お城にある各部屋の説明も、使われ方や壁画の題材の意味などが、より多面的な視野から理解できるように変更されました。

 2016(平成28)年12月1日に作られた日本語版を皮切りに、6種類の外国語版(英、繁*22、簡*23ハングル、仏*24、西*25)が2017(平成29)年4月1日までに作られました。今年7月1日にはドイツ語も登場する予定なので、外国語版だけで7種類になります。

(中略)

 他にも、訪問者の利便性を高めるための対策も実施されました。二条城の城内はほとんど砂利が敷かれており歩きにくく、また、二の丸御殿には、ベビーカーやキャリーバッグが持ち込めません。そこで、従来からあったコインロッカーに加えて、2018年2月から入り口付近に手荷物預かり所を設置し、サービスを開始しました。ちなみに一個300円です。また、車いすにもやさしく歩きやすくするため、砂利道の改善も計画されています。

 さらに、来城者が来やすいように昨年には開城時間も延長しました。通常は開城が8:45で17:00閉城なのですが、昨年は7〜8月の2カ月は開城を7時に繰り上げ。今年は期間を延長して7月から9月まで開城時間を8時とし、さらに閉城時間を7〜8月は19:00に延長することが決まっています。

 また、「非公開の香雲亭で、綺麗な日本庭園を見ながら食べられる朝ごはん」として話題になった朝食サービスも始めました。これは通年のサービスではなく、去年は7月と8月のみの期間限定でした。京都の夏は、昼間は大変暑いのですが、朝は比較的涼しいという特徴を生かした企画です。

(中略)

 このように二条城では、観光施設としての魅力度アップのためにさまざまな改革を実施してきました。その背景には、このような改革を実施してでも、入城者を増やし、何よりも収入を増やさなくてはいけなかったという事情があります。

 日本にある文化財は、日本人すべての尊い財産であり、次の世代につなげていくべきものです。これら文化財の維持管理には当然ですが、おカネが大変かかります。今、日本は社会保障の負担がどんどん増え、いろいろな分野の予算が削られているという実態があります。文化財の維持管理に充てられる予算も潤沢にあるわけではないのです。

 つまり、維持管理のための費用を、文化財自身が自ら稼ぎ出さなくてはいけない時代を迎えてしまっているのです。

 こういう話をすると、「文化財とはそういう下世話なものではない」「文化財をビジネスに利用しようとするなんてとんでもない」などの反対意見や、批判の声をあげる人が必ず出てきます。実際、委員会でもそういう意見が出ることがありました。

 しかしそういう人は、日本が直面している「予算の逼迫」という厳しい現実が理解できていないのです。過去の余裕があった時代が終わっていることがわからず、非現実的な理想論を振りかざしているだけだと思います。

 文化財の魅力を高めて、増えた収入をその文化財そのものの保存のために利用する。これこそが文化財の魅力をアップさせ、稼げる施設にすることの目的です。

 小生も「文化財の活用で稼ぐこと」を全否定はしません。「稼ぐこと」ができ、「弊害はあまりない」のであれば稼げばよい。アトキンソン氏が紹介する二条城の工夫も大変いいと思う。

 ただし文化財の価値は「稼ぐこと」にはない。それでは「週刊少年ジャンプの方が中公新書より売れてるから価値がある」「AKB48や宝塚歌劇団の方が文楽や能狂言より(以下略)」ことになりかねません。橋下の「文楽は稼ぐ努力が足りない」暴言と全く一緒になる。

 すべての文化財において「稼げる」と考えるのは非現実的でしょう。

 たとえば平和資料館や人権博物館のような「必ずしも見て楽しくない日本の戦争加害(例:南京事件、慰安婦)や被害(例:東京大空襲)」の展示で稼げるのか。

 一定の税金投入は不可避でしょう。

 「いろいろな分野の予算が削られているという実態」と言いますが一方では例えば、安倍政権における「異常な軍事費の拡大(例:イージス・アショア導入計画)」がある。

 それをアトキンソン氏のように「きれいごと」の一言で片付けられてはたまらない。

 「皇室は何で皇居貸出で稼がないの?。なんで多額の税金が投入されてるの?」「何で自衛隊は稼がないの?。なんで多額の(以下略)(もちろん皮肉で書いてます)」なんていったら多分こういう方は怒り出すでしょうし。

 そもそも

二条城の入城者の6割以上が外国人です(ボーガス注:つまりは日本人は4割以下)

というアトキンソン氏の文章自体が彼の主張の限界を示しています。

 二条城の魅力は現代日本においては結局「外国人にとってのエキゾチックな魅力」という要素が大きい。多くの日本人にとってそれほどの魅力でもない。

 で、ここからはアトキンソン氏とも歴史評論掲載論文とも関係ない話ですが「増加した外国人観光客のかなりの部分」は「中国人観光客」でしょう。もちろん「中国人観光客万々歳」は「二条城観光」「京都観光」限定ではなくほかの観光地とて同じです。

  id:Mukkeさんの名言「ノルウェーに霞を食えとは言えない」が見事に「日本観光業界」には成り立つわけです。「日中友好万々歳」と書いておきましょう(もちろん皮肉、嫌み)。

*1東京大学名誉教授。著書『近世巨大都市の社会構造』(1991年東京大学出版会)、『近世都市社会の身分構造』(1998年、東京大学出版会)、『巨大城下町江戸の分節構造』(2000年、山川出版社)、『身分的周縁と社会=文化構造』(2003年、部落問題研究所)、『21世紀の「江戸」』(2004年、山川出版社日本史リブレット)、『成熟する江戸』(2009年、講談社学術文庫)、『伝統都市・江戸』(2012年、東京大学出版会)、『地域史の方法と実践』(2015年、校倉書房)、『都市 江戸に生きる』(2015年、岩波新書)、『山里清内路の社会構造:近世から現代へ』(編著、2018年、山川出版社)など

*2:公式サイトhttps://www.city.iida.lg.jp/soshiki/39/

*3一橋大学名誉教授。著書『近代農民運動と支配体制:一九二〇年代岐阜県西濃地方の農村をめぐって』(1985年、柏書房)、『戦時日本農村社会の研究』(1999年、東京大学出版会)、『戦間期の日本農村社会:農民運動と産業組合』(2005年、日本経済評論社)など

*4東北大学名誉教授。2004年〜2006年「平泉の文化遺産」世界遺産登録推薦書作成委員会委員。奥州藤原氏を取り上げたNHK大河ドラマ『炎立つ』(1993年7月〜1994年3月)歴史監修者。現在、一関市博物館館長。著書『百姓申状と起請文の世界』(1986年、東京大学出版会)、『中世武士団の自己認識』(1998年、三弥井書店)、『都市平泉の遺産』(2003年、山川出版社日本史リブレット)、『北日本中世社会史論』(2005年、吉川弘文館)、『平泉の政治と仏教』(2013年、高志書院)、『藤原清衡:平泉に浄土を創った男の世界戦略』(2014年、ホーム社)、『藤原秀衡:義経を大将軍として国務せしむべし』(2016年、ミネルヴァ日本評伝選)など

*5:公式サイトhttps://www.city.ichinoseki.iwate.jp/museum/

*6葛飾区産業観光部観光課主査学芸員。立正大学明治大学國學院大學和洋女子大学兼任講師。著書『東京下町に眠る戦国の城・葛西城』(2009年、新泉社)、『江戸東京の下町と考古学:地域考古学のすすめ』(2016年、雄山閣)、『東京下町の開発と景観 古代編』(2018年、雄山閣)

*7:公式サイトhttp://www.museum.city.katsushika.lg.jp/

*8淑徳大学教授。著書『日本古代の王権と山野河海』(2009年、吉川弘文館)、『古代王権と出雲』(2014年、同成社)

*9:公式サイトhttps://www.pref.shimane.lg.jp/bunkazai/kodaisen.html

*10:公式サイトhttps://www.izm.ed.jp/

*11:公式サイトhttp://www.izumo-imaichi.org/

*12:『出雲国風土記』、『播磨国風土記』、『肥前国風土記』、『常陸国風土記』、『豊後国風土記』のこと

*13宮城学院女子大学教授。著書『聖徳太子』(2014年、山川出版社日本史リブレット人)

*14東北大学災害科学国際研究所助教を経て国立歴史民俗博物館歴史研究部特任准教授。著書『記憶が歴史資料になるとき:遠藤家文書と歴史資料保全』(2016年、蕃山房)

*15朝日新聞に勤務する傍ら、歴史研究に従事。新聞社では、主に学芸畑を歩む。國學院大学非常勤講師。著書『虚妄の三国同盟:発掘・日米開戦前夜外交秘史』(2013年、岩波書店)、『GHQ特命捜査ファイル 軍事機密費』(2018年、岩波書店

*16:橘周太・陸軍少佐(死後、中佐に昇進)のこと。日露戦争における遼陽の戦いで戦死し、以後軍神として尊崇された。

*17:千葉監獄、金沢監獄、奈良監獄、長崎監獄、鹿児島監獄のこと

*18東京芸術大学名誉教授。元東京芸術大学学長

*19:著書『安藤昌益からみえる日本近世』(2004年、東京大学出版会)、『近世の政治思想論:「太平記評判秘伝理尽鈔」と安藤昌益』(2012年、校倉書房)、『「太平記読み」の時代:近世政治思想史の構想』(2012年、平凡社ライブラリー)など

*20大阪市立大学名誉教授。著書『中井家大工支配の研究』(1992年、思文閣出版)など

*21:著書『新・観光立国論』(2015年、東洋経済新報社)など

*22:中国語(繁体字)のこと。台湾がターゲットと思われる

*23:中国語(簡体字)のこと。中国がターゲットと思われる。

*24フランス語のこと

*25スペイン語のこと

2018-09-19

新刊紹介:「歴史評論」10月号(その2):特集『本当の意味での歴史遺産の活用とは(その2)』

| 12:38 |

■歴史の眼『限界に直面する博物館学芸員」(君塚仁彦*1

(内容紹介)

 NHK番組(後で紹介します)をとりあげ、博物館の運営が危機的状況にあることを指摘。自助努力(入場料やグッズ販売など)ですべてを解決しようとするのは限界があるとして、国立公立博物館については行政がきちんと予算をつけることを求めている。

 また、職員についても雇用が不安定な非正規ではなく正規を中心とすることを求めている。

参考

https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/05/0518.html

NHKおはよう日本博物館の“危機” いま何が』

高瀬

「実は今日、5月18日は『国際博物館の日』なんです。

 この日は博物館が社会にとって重要な施設であることを訴えようと、各国の博物館でつくる協議会が定めています。

 日本では外国人観光客の増加などを背景に博物館のさらなる活用を求める声も大きくなってきています。」

和久田

「その博物館には、『収集・保存・研究・展示・教育』など、さまざまな役割があります。」

高瀬

「この中で、資料の『収集』や収蔵品の『保存』は人の目に触れにくい地道な作業ですが、これがないと『研究』も『展示』もできません。

 NHKでは今回、この『収集』『保存』の状況についてアンケート調査を実施しました。」

和久田

「アンケート調査は、全国の国公立の主な博物館や美術館など245の施設を対象に行い、186施設から回答を得ました。

その結果、収蔵品の修復や劣化防止について、『必要な数が把握できていない』や『作業の予定が立っていないものがある』と答えた施設が、3分の2に上りました。」

高瀬

「今、貴重な文化財を守る現場で何が起きているのか、取材しました。」

博物館がピンチ? その実態とは…

リポート:添徹太郎(科学文化部

 11万点を超える文化財を収蔵する、東京国立博物館

 常設展示を担当する研究員の松嶋雅人(まつしま・まさと)さんです。

 “有名な作品をなぜ展示しないのか”という利用者の声と、貴重な文化財の管理との間で悩んでいます。

平常展調整室長 松嶋雅人さん

「絹に絵が描かれている作品が日本絵画に多いんですけど、絹の目がのびてくるんです。」

 収蔵品は長期間展示していると劣化してしまうため、一定期間で展示を変えていかなくてはいけません。

(中略)

 ところが、肝心の収蔵品をとりまく環境は厳しくなっています。

(中略)

保存修復課 冨坂賢課長

「これがカルテ。作業の基本になるもの。」

 傷ついた部分の修復や、劣化の予防を計画的に進めるため、一点一点、保存状態を調べています。

 しかし、これまでに確認が済んだのは1万点余り。

 収蔵品の10分の1にも満たない数です。

 根本的な原因は、人手と予算が不足していることです。

 スタッフの数と、国からの運営交付金は次第に減少。

 現在、正規の職員は6人にとどまり、残りは期間が限られた契約職員などで補っています。

 技術の継承もままなりません。

(中略)

■リポート:藤ノ木優(博物館取材班)

 アンケート調査から見えてきたのは、国に比べ、予算が大幅に限られている地方の、より深刻な実態です。

“収蔵品の管理保存に十分に手が回らない。”

この回答を寄せたのは、浜松市博物館です。

 自治体合併が進み、博物館を含む公共施設が統廃合される中で、歴史ある街の文化財を一手に引き受ける拠点となっています。

 資料の管理を担当する、学芸員の栗原雅也さん。

 市民から古民具や古い生活用品などが次々と寄贈され、収蔵品は増え続ける一方だといいます。

学芸員 栗原雅也さん

「入れ物の問題ですね。収蔵庫をどう確保していくか。」

 収蔵品の数は、現在およそ16万点。

 置き場所に苦慮した結果、一部を外の施設に仮置きすることにしました。

 仮置き施設は市内に13か所。

 車で2時間以上かかる場所もあります。

 廃校になった小学校も、収蔵庫代わりになっています。

 保管場所が増えた結果、収蔵品の管理に一層の手間がかかるようになってしまいました。

学芸員 栗原雅也さん

「いまは置く場所をきちっと確保して、まずは残すというのが先決です。やむをえないですね。」

 収蔵施設の見回りに資料の調査や整理、そして展示や教育と、山積みの業務を、わずか5人の学芸員で切り盛りしています。

 専門家は、多くの博物館が、基本的な業務が行えないまでに追い込まれていると指摘します。

法政大学キャリアデザイン学部 金山喜昭教授

学芸員が頑張って成果をあげていくということもできるが、今の状況というのは、あらゆる意味で限界を超えている。」

■リポート:吉岡聡子(博物館取材班)

 予算や人手が限られる中、地域ぐるみで苦境を乗り越えようとしている博物館もあります。

 福岡県にある、北九州市いのちのたび博物館です。

 地元の生物の標本や歴史資料が展示されています。

 年間50万人が訪れる、人気の博物館です。

 運営を支えているのが、地元住民でつくるボランティアのチームです。

ボランティア

恐竜の時代も、昆虫は同じ大きさだったんだよ。」

 登録しているのは現在66人。

 案内や展示の説明にとどまらず、学芸員の資料の整理を手伝うなど、さまざまな場面で博物館を支えています。

 ボランティアが積極的に参加することで、学芸員は資料の収集や研究に、より多くの時間を割くことができるようになったといいます。

 学芸員の研究はすぐに展示に生かされ、館内11か所に設けたミニブースで次々に成果が発表されます。

 積極的な資料の収集と、研究の公開が魅力となり、来館者の多くがリピーターになっているのです。

(中略)

■保存と活用

高瀬

取材班の科学文化部の斎藤記者です。

 今回のアンケート調査では、博物館をめぐる厳しい現状が見えてきましたね。」

■斎藤基樹記者(科学文化部

「私は取材でもプライベートでも博物館に行く機会が多いのですが、どこも苦労している様子が非常に気になっていました。

 そこで今回、取材班を組んでアンケート調査と現場取材を行ったところ、観光資源などとして文化財を活用する社会的な要請が高まる中で、保存と活用のバランスをどう取っていくのか、苦悩していることがわかってきました。

 活用はもちろん大事ですが、忘れてはならないのは、展示や公開は、きちんと資料を収集し、適切に保存するプロセスがあった上で初めて成り立つということです。

 アンケートには『保存や修復の重要性も理解してほしい』とか、『このままでは次世代文化財を引き継げない』といった意見が多く寄せられました。」

■市民の財産

和久田

「そうした中で、北九州市博物館のように市民の力を借りることが、厳しい現状を変える1つのヒントになりそうですね。」

斎藤記者

文化財博物館だけのものではなく、市民全体の財産なんです。

 多くの人に関心を持ってもらうためには、博物館側も収蔵庫の公開を行うなどして、保存や修復の重要性を広く理解してもらう努力も必要です。

 博物館が社会にいっそう開かれた存在になることが、保存と活用のバランスをとりながら文化財を次の世代に伝えていく第一歩なのではないかと、取材を通して感じました。」

新刊紹介:「歴史評論」10月号(その3):朝鮮学校「高校無償化」排除

| 12:36 |

■歴史の眼「在日朝鮮人の民族教育と自決権:朝鮮学校高校無償化」排除と朝鮮民主主義人民共和国」(金誠明)

(内容紹介)

 もちろん内容的には「無償化除外を違法不当なもの」として、安倍政権や「安倍政権の無法を容認する裁判所不当判決」を批判する内容です(当然ながら無償化除外を違法認定した大阪地裁判決評価されています)。

 まあ金氏の論文から少し離れて俺の意見を書きますが、この朝鮮学校の件で重要な問題の一つは「無償化除外を主張するウヨ連中の多くは韓国学校評価してるわけではない、むしろ敵視してる」つうことですね。

 だからこそ桝添の「都有地韓国学校に貸与したい」つう方針は後任の小池によって白紙撤回されたわけです。

 だからこそウヨ連中は「関東大震災での朝鮮人虐殺はなかった」などというひどいデマも飛ばせるわけです。

 なお、金氏は「朝鮮学校において金日成氏ら朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)指導者の肯定的評価がなされたとしてもそれは『是非はひとまず置くとしても』ある意味当然のことではないのか(なぜ『当然なのか』は後で説明します)。そんなことが無償化除外の理由になるのか。そもそも朝鮮学校は指導者万歳だけやってるわけではないし、朝鮮学校以外にどれほど民族教育の場所があるのか*2朝鮮学校を潰したがってる連中は朝鮮学校に代わる民族教育の場を作る気があるのか(まあどう考えてもないわけですが)」としています。

 俺も同感ですね。例えば日本に「ロシア人学校」「中国系の華僑学校」があるとして今プーチン批判習近平批判なんかできるのか(まあ、あるんだろうとは思いますが。そして無償化対象だったと思います)。

 あるいは「朴チョンヒ韓国統治時代」において朴の批判日本国内韓国学校でできたのか。

 あるいは「毛沢東文革期」「蒋介石台湾支配時代」において日本国内にある「中国系の華僑学校」「台湾系の華僑学校」において「文革批判や毛批判」「蒋介石批判」ができたのか。

 あるいは「朝鮮学校金日成肖像画が飾られたとして*3」、それは戦前日本のいわゆる「ご真影」とどれほど違うのか。無償化除外を支持するウヨ連中はご真影を批判してるのか。

 あるいはウヨマスコミの「安倍万歳報道」や「皇室万歳報道」と、北朝鮮メディアなどの「北朝鮮指導者万歳報道」とは何がどれほど違うのか。

 あるいは今の「在外日本人学校」においてどれほど「日本社会に対する批判的な視点の教育」が行われてるのか。

 あるいは「無償化対象である創価高校幸福の科学学園高校において学校創立者である池田大作大川隆法の美化は行われていない」のか。

 あるいは中国韓国政府が仮に「国内の日本人学校」にたいし「日本人学校は戦前日本に対する批判意識がなすぎる」として、「朝鮮学校無償化除外」的な政策をしたらウヨ連中はそれを容認するのか。

 まあ、おそらくすべてノーでしょうね。で朝鮮学校無償化除外を支持するウヨ連中は「ロシア学校や中国学校」「創価幸福の科学の高校」については「教育内容がー、特定個人プーチン池田大作大川隆法など)を美化したり政府万歳だったりする問題がー」「無償化除外すべきだ」云々といったりはしないわけです(まあいわなくて結構ですが。『幸福の科学』嫌いの俺ですら「よほどの問題がない限り」幸福高校の無償化除外なんか主張する気はありません)。もちろんご真影批判なんかもしやしない。安倍万歳も皇室万歳もためらいなく「首相だからー」「国の象徴だからー」で擁護する。

 「在外日本人学校」でたとえば「慰安婦の授業」でもやれば反日だとか言い出す。

 「在外日本人学校の教育」にたいし中国韓国政府が「教育内容が問題だ」として何か「制裁的措置(?)」をとれば不当な内政干渉だとウヨ連中は言い出す。

 そりゃ金氏からすれば

「お前らウヨの理屈やったらロシア中国、あるいは幸福の科学創価かて除外すべきと違うのか。お前ら北朝鮮朝鮮総連を小国だの、反発されても怖くないなど、なめくさっとるだけやないか。中国ロシア、幸福や創価相手には反発が怖くてこういうことできないだけじゃないか」

中国韓国政府が『日本人学校は戦前の反省が足りない』として無償化除外的な政策したら、不当な内政干渉だ、日本人学校のことを日本人が決めて何が悪いというんが、お前らウヨと違うのか?。その理屈なら朝鮮学校のことを朝鮮人が決めて何が悪いんや!」

つう反発は感じるでしょうね。部外者(日本人)の俺ですらそう思いますし。


参考

http://chosonsinbo.com/jp/2015/12/il-819/

朝鮮新報『同胞社会の明るい未来描く「挑戦」/「留学同結成70周年記念同胞学生FESTA」』

 「冷戦・分断構造下の在日朝鮮人運動:『朝鮮』表示書き換え運動の分析を中心に」と題した論文を発表し、優秀賞に輝いた留学同東海の金誠明本部委員長(4年)は表彰後、「前から抱いていた問題意識を、今回の企画を機に論文で具現化してみた」とチャレンジ精神を覗かせながら、「説得力のある主張、発信する力の大切さを感じた」と話した。

*1:著書『平和概念の再検討と戦争遺跡』(編著、2006年、明石書店)、『靖国神社歴史教育靖国遊就館フィールドノート』(編著、2013年、明石書店

*2:現実問題、韓国学校ですべてカバーすることは少なくとも当面は無理でしょう。

*3:実際どうか知りませんけど。まあ実際そうだとして「人間(戦前日本にご真影やったやつと戦後の朝鮮学校関係者)が考えることはそうは変わらない」つうことですね。

2018-09-18

新刊紹介:「前衛」10月号(追記あり)

| 00:24 |

 「前衛」10月号の全体の内容については以下のサイトを参照ください。「興味のある内容」のうち「俺なりになんとか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れます。

http://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat/

■新連載『「資本論」のなかの未来社会論』(不破哲三*1

(内容紹介)

 以前不破氏が行った「「資本論」のなかの未来社会論」講義については

■赤旗『「資本論」の中の未来社会論 縦横に、不破社研所長が講演、労働者教育協会 学習会』

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-12/2018061206_01_1.html

として概要については赤旗で報告していますが、その講義内容を元に加筆訂正を行ったものをしばらく報告するという話です。

 なお、「未来社会論」については不破氏には既に著書として不破『古典研究 マルクス未来社会論』(2004年、新日本出版社)があります。

 また未来社会論については

赤旗

■「綱領教室」志位委員長の第12回講義『第5章 社会主義共産主義の社会をめざして:豊かで壮大な未来社会論』

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-08/2012030809_01_0.html

を紹介しておきます。


■新連載『巨象IBMに勝った―続・人としての尊厳を胸に:1、やったぞ! みごと職場復帰』(田島一*2

(内容紹介)

 既に筆者・田島氏には『巨象IBMに挑む:ロックアウト解雇を跳ね返す』(2017年3月刊行、新日本出版社)という著書がありますがそれの続編です。

 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗

■日本IBMに三たび勝訴、ロックアウト解雇、第4次も無効判決 東京地裁

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-09/2017030901_04_1.html

■解雇撤回、職場復帰へ、日本IBMと第3次原告和解、東京地裁

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-27/2017042701_02_1.html

■解雇撤回 帰ってきたぞ、日本IBMに勝訴の男性 3年ぶりの職場

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-05-10/2017051001_03_1.html

■賃金減額撤回で和解、日本IBM 差額・遅延損害も支払い

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-06-29/2017062914_02_1.html

ロックアウト解雇 5人和解、日本IBMの無法追い詰める、東京高裁

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-27/2017122701_03_1.html

■2017 職場のたたかい『日本IBM「ロックアウト解雇」 職場復帰を実現』

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-31/2017123101_01_1.html

■日本IBM「ロックアウト解雇」裁判、原告11人全員が和解、東京高裁

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-27/2018032715_01_1.html

労働者全員が勝訴 ロックアウト解雇は無効、日本IBM第5次訴訟 東京地裁が判決、「泣き寝入りせずたたかってよかった」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-15/2017091515_01_1.html


■世界124カ国の労働時間法制:日本の立ち遅れをうきぼりに(筒井晴彦*3

(内容紹介)

 赤旗記事紹介で代替。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-20/2017022001_05_1.html

■赤旗・主張『「働き方改革」:国際基準を踏まえるべきだ』

 労働時間に関する有効なILO条約は、18本存在します。工業分野における労働時間を1日8時間・週48時間に制限する条約(第1号)をはじめ、最低3労働週の年休を保障する年次有給休暇条約(第132号)、パート労働者に均等待遇を保障するパートタイム労働条約(第175号)などです。日本は、ただのひとつも批准していません。「先進国」で批准ゼロは、日本と米国だけです。

 この問題は、日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会(1月31日)で取り上げました。田村議員は、「労働時間という最も基本的な労働条件で国際基準を受け入れようとしていない。この政府の姿勢の下で過労死という、世界が驚く異常な事態が日本で起きている」と指摘しました。そして1号条約を具体的に示して、「日本は、批准に踏み出していって国際基準に追い付き、さらに前に行くことが必要ではないか」と政府を追及しました。

 これに対して、塩崎恭久*4厚生労働相は「わが国は三六協定の締結によって(ILO第1号条約が定める)週48時間を超えて上限を定めることができるために、批准については慎重な検討が必要だ」と答弁しました。

 これは、逆立ちした発想です。国際社会が求めているのは、条約を批准して国内の法律を整備することです。国内法の遅れを理由に条約批准を拒否するという日本政府の姿勢は、厳しく批判されなければなりません。マスメディアも「長時間労働をなくすには、まず、(ILO)条約を批准することです。そして、それに従って国内法を整備すればいいということです」(「東京」1月16日付)と指摘しています。国際基準を踏まえた改革こそ実行すべきです。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-29/2018062902_01_1.html

■赤旗『「働き方」法案 19世紀の働かせ方容認:倉林氏 「残業基準低すぎる」』

 参院厚生労働委員会で、日本共産党倉林明子議員は28日、国際水準に照らしてあまりにも長い日本の労働時間を是正することこそ必要であり、「働き方改革」一括法案は廃案にすべきだと迫りました。

 国際労働機関(ILO)第107回総会(5月28日〜6月8日)で労働時間法制の調査報告が行われ、「長時間労働」は週48時間以上、「非常に長時間」は週60時間以上と定義しています。EU(欧州連合労働時間指令では、残業が週8時間、月32時間で長時間になります。

(中略)

 倉林氏は「国際水準は、日本の大臣告示の残業週15時間、月45時間よりも厳しい。法案の上限規制は月100時間を容認しており、国際的な水準に照らしてあまりにも低い」と強調しました。

 加藤勝信*5厚労相は、「日本の現状は、他国に比べて長時間労働だ」と認めながら、「過労死ライン」を容認した法案の残業上限を「ギリギリ実現可能だと労使で合意した」などと主張。倉林氏は「労使合意を口実にした労働行政の責任放棄だ」と批判しました。ILOが最初に採択したのは1日8時間労働を定めた条約(1919年)でした。倉林氏は、「日本政府は『日本の事情は特殊だ』と主張し猶予を求め、以来100年、労働時間規制の条約を1本も批准していない」と問題視しました。

 加藤厚労相は、8時間労働条約の批准について、「変形労働時間制など整合性に慎重な検討が必要だ」と述べ、例外的労働時間制度があるためできないと説明しました。

 倉林氏は、「100年前の国際基準さえ批准するつもりがない。法案は19世紀の働かせ方を容認する逆行だ。廃案にして出直すべきだ」と強調しました。


特集『生活保護攻撃と「貧困」の現在』

生活保護制度:今何が問題で、どう展望するか(尾藤廣喜*6

(内容紹介)

 赤旗記事紹介で代替。

赤旗

■2018とくほう・特報『生活保護費の削減、安倍政権下で総額年1480億円』

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-14/2018051403_01_1.html

生活保護利用 わずか23%、保護基準以下所得は705万世帯

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-03/2018060301_03_1.html

生活保護障害者世帯10年で1.5倍、全利用者の18%占める

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-08/2018070802_05_1.html

生活保護引き下げ告示、厚労相 反対の声を無視し強行、来月から

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-05/2018090501_02_1.html

生活保護費削減に批判の声、子どもの貧困対策に逆行

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-05/2018090502_03_1.html


■広がる高齢者の生活困窮と「住まいの貧困」(稲葉剛*7

(内容紹介)

 ネット上の記事紹介で代替。

https://mainichi.jp/articles/20180527/ddm/015/070/032000c

毎日新聞・今週の本棚『ハウジングファースト 住まいからはじまる支援の可能性』(稲葉剛ほか編、山吹書店、2808円)

 米国で開発された「ハウジングファースト」。本書によると、路上生活者精神科病院の入院患者らにまずは住まいを提供し、福祉や医療の専門家による支援サービスを実施して自立を促進する方式をいう。この方式を日本でも本格導入し、社会復帰しやすい仕組みをつくるべきだとの提言をまとめた一冊だ。

http://webronza.asahi.com/national/articles/2018052200009.html

ハウジングファーストを支える人間観とは:哲学研究から転身したソーシャルワーカーに聞く(稲葉剛*8立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授

 注目されているのが、ハウジングファースト型の支援によって路上生活者を劇的に減らしたフィンランドの経験だ。イギリスの有力紙「ガーディアン」は数度にわたり、フィンランドハウジングファースト事業に関する記事を掲載。政府も2022年までに路上生活者を半減させるため、イングランドの3つの地域でハウジングファースト型のパイロット事業を実施するための予算を確保した。

 ハウジングファーストとは、重篤な精神疾患を抱えながら長期にわたってホームレス状態にある人たちへの新たなアプローチとして、1990年代初めにアメリカで提唱され、その後、欧米各国で採用されている支援モデルである(ただし、フィンランドでは独自に発展したと言われている)。

 従来のホームレス支援では、まずは精神科病院シェルター等で一定期間、治療や生活訓練を受けた上で、支援者により「一人暮らしが可能である」と見なされた人のみがアパートに移れるというステップアップ型のアプローチが採用されてきた。

 しかし、アパートをゴールとするステップアップ型の支援では、最後まで「階段」を上りきれず、途中でドロップアウトして路上生活に戻る人が少なくない。そのことに疑問を持ったアメリカの臨床心理学者、サム・ツェンベリスが、最初に無条件で住まいを提供した上で、医療・福祉の専門家のチームによって地域での生活を支えるという逆転の発想に基づく支援モデルを導入したところ、中長期的な定着率が高くなることが判明。医療費などの社会的なコストも削減できることが立証されて、世界各国に広まっていった。

 手前味噌だが、日本ではまだ馴染みの薄いハウジングファーストを紹介するため、私は東京都内のホームレス支援の実践者や欧米のハウジングファーストを調査している研究者とともに、今年4月、『ハウジングファースト〜住まいからはじまる支援の可能性』(稲葉剛・森川すいめい*9・小川芳範編、山吹書店)と題した書籍を上梓した。機会があれば、ぜひご一読いただきたい。


■正統性を失った安倍政権が抱えるジレンマ(二宮厚美*10

(内容紹介)

 「アベノミクス景気回復」が事実上行き詰まる(国民の給与や消費の増加という意味では景気は決して良くなっていない)と共に「モリカケ疑惑の噴出」「安倍の対抗馬としての石破出馬」により安倍政権が盤石のものではないことが指摘されています。


■国際問題化するマイクロプラスチック 日本政府は抜本的対策を早急に(武田良介)

(内容紹介)

 赤旗記事紹介で代替。

赤旗

■海洋汚染対策求める、田村貴昭氏 プラスチック規制を

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-19/2018061904_09_1.html

■主張『海洋のプラごみ:実効性ある対策に本腰入れよ』

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-08-07/2018080701_05_1.html


■国連「家族農業の10年」と食料・農業政策の転換(関根佳恵)

(内容紹介)

 赤旗記事紹介で代替。

赤旗

■家族農業破壊する、畠山議員 競争力強化支援法案を批判、衆院本会議

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-26/2017032602_02_1.html

■小規模・家族農家守れ、岡山 小松教授と紙議員が対談

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-20/2018052002_01_1.html

■家族農業の再評価を、田村貴昭氏「価格・所得の安定が重要」

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-05/2018060508_06_1.html

■農業担い手支援「見直し」に疑義、紙議員が質問主意書

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-29/2018072902_01_1.html


■大学を壊す安倍流「改革」とのたたかい(土井誠)

(内容紹介)

 赤旗記事紹介で代替。

赤旗

■条件付き「高等教育無償化」 「大学自治への介入」、いかがなものか 国大協・山極寿一会長が批判

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-30/2018013002_01_1.html

■大学の基幹経費増を、畑野氏「過度な資金競争改めて」

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-19/2018041905_02_1.html

■私立大助成減額を批判、畑野氏 抜本的拡充こそ必要

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-18/2018061806_09_1.html


■琉球・沖縄から見た「明治150年」:「琉球処分」から続く自己決定権回復への願い(西里喜行*11

(内容紹介)

 ネット上の記事紹介で代替。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-671011.html

琉球新報『「琉球処分」に新境地 東恩納寛惇賞、西里喜行氏に贈呈』

 第35回東恩納寛惇賞(琉球新報社主催、第一書房後援)の贈呈式が23日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート・ナハで開かれた。「琉球処分」の研究に新境地を開いた琉球大学名誉教授の西里喜行氏(77)=宜野湾市=に、琉球新報社の富田詢一社長が賞状とトロフィー、賞金を手渡した。第一書房から副賞が贈られた。

 東恩納寛惇賞は、沖縄を対象とした研究の発展に顕著な業績を上げた研究者に贈られる。

 西里氏は中琉日関係史が専門。1870年代から80年代の琉球の所属問題について、日中間交渉を基調とする従来の「琉球処分」研究の在り方を検証し、琉球側の動向を注視し三者の関係を詳細に検討した。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-766701.html

琉球新報『「明治150年」祝賀を批判 自己決定権シンポ 識者「琉球併合は国際法違反」』

 「命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」の公開シンポジウム「琉球・沖縄にとって明治維新150年とは何か」が22日、浦添市社会福祉センターで開かれた。松島泰勝*12龍谷大教授、詩人の高良勉*13が登壇した。登壇者は1879年の琉球併合(「琉球処分」)について「国際法に違反している」と指摘し、全国的に明治150年が祝われていることを批判した。日本政府による沖縄への同化政策や在沖米軍基地問題などを挙げ、日本の植民地主義が明治期から現在まで続いていることを指摘した。

 高良氏は(中略)「明治維新は内戦の中で成就したテロリズム、暴力革命だ。『処分』された琉球の立場からも、国際的に(ボーガス注:明治維新当時はともかく現在はフランス革命ロシア革命的な)暴力革命が否定されている状況からも、明治150年を祝福することはできない」と語った。

 松島教授は、鹿児島県の資料館などで展示されている明治150年に関する資料や説明に関し、「琉球国の独立性を否定する文言があり、支配を正当化している。琉球への侵略と搾取に対する謝罪もないまま、帝国主義を再評価する祭りが公的機関で行われているのは問題だ」と批判した。

 昭和初期に旧帝国大学の人類学者が沖縄から遺骨を持ち去った問題については「国内法にも国際法にも違反している。琉球の脱植民地化運動の一環として、裁判を通して遺骨を返還させたい」と語った。

 もちろんこのシンポは必ずしも「沖縄独立論」つう話ではありません(シンポジストの内、松島氏は独立論らしいですが)。

 「歴史上は沖縄は独立国であったが日本に併合された。その併合方法(いわゆる琉球処分)は違法の疑いすらあった(少なくとも沖縄県住民の総意とは言えなかった)」という事実の指摘と「琉球処分以降、1945年沖縄戦、戦後の基地問題など沖縄は本土に差別され続けてきた。それをどう改革していくか」という話がセットになってるわけですが「改革=イコール独立論」ではないわけです。

 なお、「琉球の国際的地位」が確定したのは「日清戦争での清朝の敗北」でした。

 それまでは清朝の力を借りて日本からの独立を目指す琉球救国運動が存在しました(例えば、後田多敦『琉球救国運動』(2010年、Mugen)参照)


特集「イタイイタイ病公認50年」

イタイイタイ病判決と清流の神通川(山下潔*14

■被害者の目を通して事実を知らせる:富山県イタイイタイ病資料館名誉館長・鏡森定信さんに聞く 

(内容紹介)

 ネット上の記事紹介で代替。

■赤旗『イタイイタイ病全面解決、合意書交わす 三井金属が謝罪』

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-18/2013121801_03_1.html?_tptb=400

https://www.asahi.com/articles/ASL575RQHL57UBQU006.html

朝日新聞イタイイタイ病、認定50年 公害防止の流れつくった』

 富山県の神通川流域で発生したイタイイタイ病について、国が公害病に認定してから8日で50年を迎える。国内初の公害病認定は公害防止や環境保護を重視する流れをつくり、裁判を起こした患者らを後押ししたと関係者は振り返る。

 「イタイイタイ病は神岡鉱業所が排出したカドミウムによる公害疾患」。

 1968年5月8日、当時の厚生省三井金属(東京)の責任を認める見解を発表した。

 見解をまとめたのは、厚生省の初代公害課長で、環境庁(当時)に移って後に「ミスター環境」とも呼ばれた故橋本道夫さん*15だ。

 当時、橋本さんと意見交換していた名古屋大名誉教授の民法学者、森島昭夫さん(83)は「医師でもあった橋本さんは、公衆衛生の観点から行政が予防的に動く必要があると考えていた」と振り返る。水俣病新潟水俣病も68年に公害病に認定された。

 見解発表の2カ月前、患者や遺族は三井金属損害賠償を求めて裁判を起こしていた。

 「金のための裁判という周囲の目が、『正義の闘い』に変わった」。

 原告団の一人で母親が患者だった富山市の高木良信さん(87)は、公害病認定の意義を振り返る。

https://mainichi.jp/articles/20180301/k00/00m/040/157000c

毎日新聞『富山大、教訓を後世へ イタイイタイ病50年で資料室』

・国がイタイイタイ病(イ病)を公害病と認めて今年で50年となるのに合わせ、イ病のメカニズムの究明に当たってきた地元の富山大が3月にも、杉谷キャンパス富山市杉谷)に「イタイイタイ病資料室」を開設することが関係者への取材で分かった。イ病特有の症状が確認された99人の全臓器の検体や解剖の標本など約1万点を保管、展示するという。貴重な資料と教訓を後世へつなぎ、世界に発信していく試みだ。

カドミウムによる人体障害の検体がこれほど集約された資料室は世界的に例がないといい、さらに全国の大学などの研究機関からイ病関連の資料を募って、カドミウムなど重金属による障害研究の拠点にしたい考えだ。また、被害の写真や文献、裁判資料などを展示する富山県イタイイタイ病資料館富山市友杉)と連携し、医学的に貴重な資料を出前講座などで「広く市民に伝える」ことも視野に入れている。