今日の産経ニュースほか(11/7、8分)

■朝日『「いいとこ取り、がっかり」人権NGO代表、日本を批判』
https://digital.asahi.com/articles/ASLC85FTZLC8UHBI02M.html?rm=512

・中国の人権状況についての日本の対応は、「公の場で中国の人権の問題を話題に持ち出すようになっており、改善がみられる」と評価した。

 いやいや中国の件にしても「欧米がウイグル問題を批判するし、右翼支持層も批判しろとうるさいから我が日本も仕方なくおつきあいで批判しました」程度の話でしょう。
 安倍はそもそも「人権になんか全く興味がない」し、一帯一路参加も表明してますからねえ。まあ、一帯一路のような「中国ビジネス」を重視してるのは欧米も同じですが。
 しかしこの「自称人権NGO幹部」の御仁が「安倍の反動極右性(例えば慰安婦問題での態度や国谷キャスター更迭に見られるメディアへの恫喝、杉田水脈LGBT差別暴言をまともに批判しないことなど)」を批判しないのは「まあ結局その程度のくだらない御仁なのだろう」と思いますね。
 「米国よりも格下と見下してる発展途上国(中国、カンボジアミャンマー、イエメンなど)に人権を理由に政治介入(軍事介入含む?)すること」には興味があっても、「米国の同盟国・日本の首相」安倍の「極右反動性」を批判することには興味がないのでしょう。はっきり言って「この御仁」と「彼が幹部を務めるNGO」はインチキ人権団体だと思いますね。朝日もこんなインチキ団体の主張なんか記事にしなくていいのに。

・日本政府への不満の具体例として挙げたのは、フン・セン首相が独裁色を強め、最大野党が解党されたなかで7月に総選挙を実施したカンボジア。主要国が選挙の正当性を認めることになりかねないとして、選挙監視団を派遣しなかった一方、日本政府は選挙監視団こそ派遣しなかったものの、投票箱を支援した。
・次に挙げたのは、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの迫害問題。
「(国家顧問の)アウンサンスーチーさんは頭が良かった。同国政府が設立した5回目の独立調査委員会に大島賢三*1・元国連大使を加えたが、同委員会は国際社会の批判をかわすことが狙い。大島氏が入れば日本も黙るだろうともくろんだ。それが成功し、委員会は何の成果も出していないし、日本は(迫害について)黙っている」
 ミャンマー政府を非難する9月の国連人権理事会の決議案に日本が棄権した理由について、自身の見解をそう述べてみせた。
 「もう一つ、日本にがっかりしているのがイエメン問題だ」として、サウジアラビアなどによるイエメンへの爆撃で市民が犠牲になっている問題にも触れ、日本が国際社会の非難の動きに加わっていないと批判した。

 これに対し安倍と「安倍の取り巻き連(自民三役など)や支持者連中(産経、国基研など)」がどう応じるか。まあ一番ありそうなのは完全無視で、次が「このNGO幹部の主張は間違ってる」「カンボジアミャンマー、サウジをいたずらに敵視しても問題は解決しない」つう反論でしょう。なおこれらの問題(特にイエメン内戦問題)について俺は無知なので特にコメントはしません。


【ここから産経です】
橋下徹*2小沢一郎*3前原誠司*4両氏と会食 
https://www.sankei.com/politics/news/181108/plt1811080012-n1.html
前原誠司氏、再始動へ着々 「橋下・小沢会談」を仲介
https://www.sankei.com/politics/news/181110/plt1811100010-n1.html
 橋下のような「デマ野郎」「ゲス」と会食して恥じないような人間「前原と小沢」を俺は全く評価しません。まあ以前から「ガセネタメール騒動、希望の党騒動の前原」「西松疑惑の小沢」なんざ評価してませんが。
 そもそも俺的には「安倍>絶対に越えられない壁>橋下」ですので。橋下に比べたらまだ安倍の方が俺的にはましです。まあどっちもゲスですが。
 「野党共闘」だの「打倒安倍政権」だのほざこうとも、前原国民民主も小沢自由も全く信用できませんね。大体、「沖縄県知事選でも自民候補を支援する」など、安倍にすり寄ってるのが橋下の維新でしょうに。「維新は野党共闘の一角だ」と強弁する気でしょうか?
 大体最大野党は立民でしょうに。立民を無視して動いて政局を動かせるほどの力は見る影もなく落ちぶれた小沢にも前原にも橋下にもないでしょう。

 旧民進党を離党して立憲民主党に入党した福田昭夫*5元総務政務官は、国民民主党不参加を表明した記者会見でこう強調した。
 「前原氏は、いまだに小池氏*6にだまされたとも、われわれをだましたとも思っていない。そういう人と政治行動は一緒にできない」

 まあ前原に対する世間の扱いはそんなもんです。それをもはや前原がどうにかできるとは俺は思いません。


山梨県知事選、国民民主が現職・後藤氏*7を推薦 自民対非自民の対決構図
https://www.sankei.com/politics/news/181107/plt1811070037-n1.html
 「立憲民主、国民民主が推薦した」というだけでは「社民、自由、共産」の動きがわかりませんので果たして「自民対非自民の対決構図」といえるかどうか。
 社民、自由、共産が「別の候補を立てる」、あるいは「後藤支持含みの自主投票ではなく、本当の自主投票」ならばそれは「自民対旧民進系の対決構図」でしかありません。なお、こうした選挙では現職が強いのはいつものことですので、たぶん現職が勝つんじゃないか。そして「自民が県政を奪い返せば、自民の士気も上がり、一方旧民進党系の士気は下がる」でしょうが、自民が負けても「この種の選挙で現職が勝つのは当たり前」で安倍自民は居直るでしょう。 
 そういう意味では沖縄県知事選・野党勝利ほどのインパクトはないでしょうね。


■自民・稲田朋美氏「いつかは首相に」 ラジオ番組で意欲
https://www.sankei.com/politics/news/181108/plt1811080002-n1.html
1)防衛大臣を失言などで引責辞任した人間が
2)当選回数、国民的人気などを考えれば「野田聖子*8」など他に女性首相有力候補が自民党内部にいる
のにこの発言とはなかなか非常識です。
 まあ、そもそも「女性首相を目指すのか」なんて聞くラジオ番組司会も非常識ですが。さすがラジオ日本(ニッポン放送ではない)らしい右翼性というべきでしょうか?

*1:国連事務次長、オーストラリア大使、国連大使、JICA副理事長など歴任

*2:大阪府知事大阪市長、維新の会共同代表などを歴任

*3:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長などを経て自由党代表

*4:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表など歴任

*5:今市市長、栃木県知事、野田内閣総務大臣政務官など歴任。

*6:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事

*7:鳩山、菅内閣文科大臣政務官などを経て山梨県知事

*8:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相など歴任