※狂ってきた自然環境、喘ぐ生物(人を含む)たち、地球が怒っている!
予測不能な豪雨と災害が日本全土を襲う。
ニュースで被害の甚大さを知らされて、あまりの凄さにビックリしたね。
50年に一度、何十年に一度起こる記録的な災害と報じているが、ここ何年かは毎年襲われる自然災害。
完全に狂ってきた地球環境、過去のデータでは分析できない世界が直ぐ其所にあることは誰しもが感じることだよね。
人間が狂わしてしまった地球環境なのか? はてまた、予想しがたい地球の自然の活動現象なのか?
毎年のように起きている記録的と言われる災害も、これほど毎年発生している様をみていると、これが通常化した感じだよ。
庭先の植物や、畑の花や野菜たちの営みを観ていると、気象条件の変化による変容は顕著だね。
ちなみに、山椒(さんしょう)、木天蓼(マタタビ)等の収獲までの成長過程が著しく短縮されて、もぎ取り時期が前倒しされてきたみたいだ。
畑では、紅花の開花時期であったり、夏野菜の収穫時期の早さと栽培期間の関係をみても、大きな変化が生じている。
日照時間が多いとか少ないとか、雨が多い少ないの現象だけでは捉える事が難しい世界が其所にある。
前述の庭先の植物たちの営みだが、山椒とマタタビなどのもぎ取り時期が相当早く、数日前に処理をして保存し終えた。
紅花は種子を播いてから開花までの期間が早まって、ババはすでに今日切り取って店頭に飾った。
夏野菜の代表種のキュウリ、トマト、ナス等は、目まぐるしく変動する天竺様の天気配りに、季節感を狂わされて戸惑っているみたいだ。
極端な気温の上昇、寒暖の差の激しさ、狂ったような雨の降り方・・・・・・、この先どうなっていくんだろう?
我が南魚沼地域、魚沼米の代表地域だが、食味ランキングがトップからダウンした。
いろんな事がいわれているが、何じゃない。魚沼コシヒカリに適した恵まれた自然条件が失われてきたからなんだよ。
実際に我が家で栽培した去年の等級は、初めて全量が二等米(例年は一等米)に降格してしまったんだ。
美味しい魚沼コシヒカリを生み出す大事な要因、恵まれた自然条件(気象・水・土)のうちの最も大切な「気象条件」が狂ってきてしまった。
中でも食味に最も影響する、登熟(お米がデンプンを蓄えて実っていく)期間の適温を大きく上昇して、適正かつ充分な良質デンプン量を蓄積できないんだね。
だから、この「登熟期」の適温と、併せて「昼夜の温度較差」が食味にはもの凄く大事なんだけど、夜の温度も上昇して較差が少なくなっちゃったんだね。
(専門的な話になってきたけど、おいらは元々はそちら系の専門学校出なんじゃよ。こんな話しだしたら、そりゃもう、専門家だからね。正直、蕎麦よりうるさいかもよ。)
結果、未熟米、死米、屑米等が多くなって、等級、食味を著しく低下するんだよ。
そんなことで、気象条件(自然環境)の著しい変化は、災害は無論のこと、生き物の生態系に大きな影響(変化)をもたらしているって事。
適地適産って呼ばれるが、その適地が環境の変化で動かされているとしたら?
産地は動いて、米作りの適地は北上してしまい、変わって我が地でお茶やミカンが取れて・・・・・?
なんて時代も来るやもしれんよ。
そしたら面白い? なんて言ってられないよ。代償の方が大きすぎてね。