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金盥きらきら (かなだらいきらきら)

2018-06-23

中の人

梅雨に入ってから、気が付くと猛烈に落ち込んでいた。

この時期の落ち込みは原因が無くて、
朝起きたら虫になっているように唐突に始まり、
そして虫のまま生きなくてはならないのだった。

空気がどろどろだし、5感の感覚が全て半分以下になる。

気力が無くなり、物凄く疲れる。特に選択に疲れる。

これは困ったなあ。。。。

友達セッション交換をしているんです。

私はアクセス・バーズの練習台になり、
友達は私の首や頭のマッサージを受ける。

アクセス・バーズを受けながら、急に気づいた。

あっ中の人がいなくなってる。

というより。

いなくなってわかった、私、中の人と共鳴して生きてたんだわ。

緑を見るとき。音楽を聴くとき。

「いいねー!」って私と中の人は同時に言う。

倍音ステレオ。サラウンドになって、

感覚がぐーんと響くんだ。
エンヤの音楽みたいに、空気の綺麗な山の崖で歌っているように広がるんだ。

彼女がいなくなると、モノクロというか、モノラルというか、
人生が味気なくなるんだ。

そこまで一気に気づいた。

そんな中の人がいつの間にか居ない。気配も無い。

どこに行ったのだろう。消失したのか、出て行ったのか。

一つ一つを考えてみたら、彼女は糸の中にいて、全く反応が無い状態だった。

虫の繭に似ている。輪郭は見えるけど、真っ白だ。

動きもしないし、呼吸も感じられない。

これ、なんだろう。

休眠?仮眠?羽化準備?

そしてどうしてだろう。

季節?限界?次への何か?脳の問題?栄養不足?

そのあたりはわからなかった。

でもひとつだけ確信があった。

彼女は必ず目覚めるだろうから、

そのときどういう態度で私とやっていくかは置いておくにしても、

私もただ、動けないだの苦しいだのやる気がどうだの、

そんなことばかり言ってちゃ、いけない。

中の人は私と同じ名前だ。

今日は繭の前に立っているけど、何も言わない。

だから私は、少し元気。

また一緒に発声するのかな。

今度は和音になるのかも知れない。

おやすみなさい。

悲しい予感

瘋癲さんの家に泊まりに行くことになって、

職場から電車に乗りながら、意味も無く自分の中に悲しい予感がどんどん重く広がってくるのがわかり、不思議になった。

これ、なんだろう?

電話して、キャンセルしたほうが良いかな。

相当迷ったけど、迷ったときには前に進む
(そして迷いの感覚とその結果を体感として記憶する)
をモットーとしているので、行くことにした。

瘋癲さんはいつもより少し、よそよそしかった。
そして彼のオーラがとても固かった。

散らかり方や、物を放りながる動作から投げやりな様子が立ち昇った。

なにか、あったの。

と聞いたら、「あのね」と、パソコンの前に座ったまま、彼の中の憤りを話し始めた。

トツトツと、長く話した。

この感じ、前もあったな。

私がそこで感じたことを言ったら、ナンセンスだという様子で、うるさそうにされたっけ。

以前の憤りの内容とは違い、今回は研究に関する重めの、それにかけてきた時間と知識に加えてプライドが関係する問題だった。

これはこれは。

憤って当然。(のことだろう)

30分くらい、彼の話が終わるのを黙って聞いていた。

「僕の言ってること、わかる?」

と言われたので

「わかるよ、凄く」

と答えた。

その後銭湯にいき、ゆく道々もずっとその話を聞いた。

頭に来ることだろうけど、もともとは彼の行為が発端だ。

「してあげたのに」という、結局自分の為に作用するはずの偽恩義理の色が見える。

(本物の恩義理なら、結果がどうであれ憤りを感じない)

「こうしてあげればきっとこうして喜んでくれるだろう」という彼の中のストーリーが稚拙だったのだろうと思った。

(純粋な好意なら、結果がどうであれ憤りを感じない)

銭湯から上がると上機嫌になっていたので、良かったと思ったけど、

彼が急に昔の恋人の話をし、さらに、ある白人の映画女優の名前を挙げて、その昔その女優が彼の小さな部屋に遊びに来た話をした。

凄くセックスを匂わせる話だった。

どうして今、そういう話をするのだろう。

悲しい気持ちになった。
でも悲しさは私の勝手な感情なので、だまって聞いていた。

そういう話をされると私は悲しい、と伝える気にもならなかった。

(でも、どうして今そういう話をわたしにするのか、聞いてみたら良かったかも知れない)

前も他の女性から来たメッセージを見せられて、「かわいいこと書くよなあ」と言ってきたことがあった。

その時も、この人一体何をしたいのかなあ。。。と変な気持ちになった。

復活するのに手っ取り早く、軽く身近にいる人のマウントを取りたくなったのだろうと思った。

きっと、前ほどはもてなくなっているのだろうなと思った。

でも、私を少しでも便器のように利用するのだとしたら、もう会いたくないなと思った。

次に悲しい予感が広がったときは。

予定をキャンセルしてみよう。

そもそも予定をキャンセルすることなんて、よほどのことがない限り、しなかったけど、

次回、同じ予感がしてみたら、キャンセルしてみようと思う。

そうやって少しずつ、勘を磨いていって、
良くないものは跳ね除けるんだ。

そうやって、自分を守っていくんだ。
自分で。


おやすみなさい。

2018-06-16

超低空のダンディズム

今日はお仕事何時頃に終わりますか?

と瘋癲さんからショートメールが来た

返信したら

そちらに、一緒に行く?

というテキストが来た。

嬉しかった。

途中の駅で待ち合わせて、一緒に私の家に行った。

寝る時に朗読してちょうだい

とお願いした。冷蔵庫にあるもので軽くご飯を作って、テレビを見ながらお喋りをしたり、記憶から絵を描いたりした。

寝る段に、枕元のスタンドをつけて、瘋癲さんが朗読を始めた。

長崎長太郎の鳳仙花

瘋癲さんは歌うようにゆったり話すのに、朗読の声はかたく、響きが悪くなる。いつもの声で読めばいいのにな。

長々と読む。いつまでも読む。

あんまり長いので、途中で私が読んだ。
女と竹七がデートに行くところで、ページの残りは少なかった。

私が読み出すと、彼は折り曲げた腕に乗せてゆっくりと身体を横たえ、文章が読点に止まるたび、うん、うんとうなづきながら、楽し気に聞いていた。

最後の解説に澁澤龍彦の素晴らしい一文があった。

超低空飛行のダンディズム。

澁澤龍彦。流石。

瘋癲さんは貧しくないと良い作品が出来ないと考えているので、頑なに貧しさの中に立ち続けて、自分を貧乏だと言う。

その割に自炊はせず、コンビニエンスストアを多用している。ビールを買うときは迷わず恵比寿を選ぶ。コーヒーはカフェで楽しんでいる。

私は本当にお金が無い生活を知っている。本当に本当にお金が無くなったら、コンビニも、カフェも行けない。高いから。

彼の貧乏は趣味というか、生き方のモデルなんだろうなと思う。

おやすみなさい。

2018-06-14

泣きながら

今回久々の深層筋が立たないような落ち込みはどのくらいかというと、歩きながら泣けてくる状態で、私の中ではかなり高い。

気功をして、セントジョーンズワードを飲み、レスキューレメディを垂らし、人に連絡を取り。

でも一人になるとすぐ始まる。

波打ち際に砂山を作っているような無力感。

落ち込みにフォーカスしてはいけない。

落ち込む自分を受け入れてあげる。

甘えるなといって突き放す。

とことん事情を聞いてあげる。

ストーリーを外して感情にフォーカスする。

今、ここの感覚に集中する。

一言言って良いですか。

面倒です。

もう、面倒なんです、こういうの。

言霊とか。思考とか。

自分を愛するとか。だから、何。

辛さが、怒りに変わって、怒りに変わって。

この怒りで、どうしたら良いかしら。

これから講師の仕事があるから、肉弾で挑んでやりましょう。

そうだ、忘れてた。私、絶対に人生のモトを取るんだった。このまま死ねない。死んでたまるか。

無駄にあるこの体力。

私を落ち込ませるものを粉々にしてやる。

私を殺すなら、しがみついて共倒れにしてやる。

おやすみなさい。

2018-06-13

苦しい・苦しい

梅雨に入ってから、苦しい。

気持ちが落ちるというより、胃の裏が重くて重くて、体を2つ折りにして歩くくらい、苦しい。本当に苦しい。

昔はこれが4ヶ月から5ヶ月続いて、もう本当にこれが治るならなんでもやった。

自分を客観視する、やってます。

運動、やってます。

別のこと考える、やってます。

苦しい自分を突き放す、やってます。

セントジョーンズワード、飲むと少し楽になる。

ああ、息が吸えないような苦しさ。

座っているのも辛くて、横になって、横になって、何もかも終わりにしたい。

体が砂袋のようだわ、頭が重い。

明日は気功やって、エゾコウギエキス飲んで。

ああ苦しい。

瘋癲さんに電話した。

彼はもともとそれほど私に興味があるわけではないので、彼のアドバイスは「こうやって工夫すれば」という枠組みを出ない。

彼の言うこと全部が無関心に冷たく感じられて、むしろ苦しさが強まった。

頭が痛い。

こういうときは。

心の底から信頼できる人に抱かれて、丸まって眠りたいな。

今は誰もいないのが残念だ。

結婚を続けている人は未来の先まで約束が続いていて、凄い。

元彼と暮らしているときは、安心していた。

こういう症状が毎年軽くなっていった。

彼に聞きたい。どうしてずっと私に嘘をついていたの。

信頼できる人がいなくなったこれから、この苦しさはまた定期的に来るのだろうか。そうなるとしたら、それは本当に厄介なことだ。

この濡れた砂袋みたいな体を引きずって歩くことは、とっても疲れるし、物事を良い方向に考えられない。

明後日、気功だ。

少しは良くなるかな。

ああ苦しい。何が起きているんだろう、ただの脳内物質の不足だろうか。

誰かに助けてもらいたいな。一人で頑張りたくない。

誰かと一緒にいたい。

息子がいるので、死ぬわけにはいかない。

母親が自殺したなんて、息子の人生が歪んでしまう。

終わりにしたい。いや、いけない。

頑張れ、頑張れ。あなたは頑張ってる。大丈夫。大丈夫。

眠るときに

「こういう時は一緒に眠りたいな、おやすみなさい」と送った。

かなりしばらくして

「おやすみなさい、雨音が子守唄になりますように」と返事が来た。

意味がわからない。

これを見たとき鼻で笑った。私には

一人でなんとかしなさいね、に見える。

そして私は、人によって、人の体温によって癒されたいんだと痛感した。

「僕がいるから大丈夫だよ」と言って欲しいんだと暴れる中の人を抱きながら眠った。

一番最初に付き合った、大好きだった彼のお母さんが、大好きな声で、

「金盥ちゃん、大丈夫よ、仏様がね、おおきなおおきな手で、金盥ちゃんを抱っこしてくださるから」

とよく私に話してくれた。彼女は仏教徒だったのだ。

こんな私でも仏様は抱っこしてくれているのだろうか。

もう少し体温をください。

おやすみなさい。

2018-06-10

朗読と王将

瘋癲さんと一緒にいて楽しいのは会話しているときで、
時間を忘れてどこまでも話していたいと思う。
感性が合うので疲れないし、また彼の話をつまらないと思ったことも無い。

ぞくぞくするほど嬉しいときは、朗読してくれるときで、
彼は「読んで」というと読んでくれる。
電話口でも読んでくれる。

落ち着いた声の人から朗読してもらうと、髪の毛が逆立つくらい嬉しい。
どうしてだろう。

何か子供のときの、「今この人を独占しているんだ」っていう思い出がよみがえるのかも知れない。

会話して、散歩して、銭湯に行って、朗読して。

瘋癲さんはお金が無いから、私たちの食事はいつも質素で、お酒をつけた夜のご飯でも一人2000円いくことは無い。

前の彼は食道楽の上、とても稼いでいたので、ランチでもアラカルトを頼む人だった。4000円は普通だった。

夜ともなると私はお酒を飲まず、前の彼は飲んで、二人でだいたい15000円前後、よそゆきのお店だと3万弱だった。

以前は贅沢させてもらっていたな、と思う。(ありがとう)

私は高級食材を楽しむのではなくて、会話を楽しむほうが好きだと知った。

だから王将でも吉野家でも定食屋でも幸せだ。

瘋癲さんと付き合って、初めて吉野家王将に入った。

どちらも美味しかった。

王将は美味しいけど、大阪王将はそこまででもないそうだ。

私は多分、瘋癲さんと一緒に入れば大阪王将でも美味しいと思う。

おやすみなさい。