大人買いっていいよね。

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
雨木 シュウスケ 深遊
富士見書房
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最近、すっかりラノベづいてきたオイラですが、先日の"狼と香辛料"に引き続き、今度は"鋼殻のレギオス"(こうこくのれぎおす)というのを読み始めました。
これもまた、アニメ化されて放送中のようですが、以前からイラストが、円環少女と同じ、深遊さん、という事で気になっていたんですよね。絵買いですが、まぁ、そんなものだよね!

内容(「BOOK」データベースより)
大地の実りから見捨てられた世界。異形の汚染獣たちが都市の周りを闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する“自律型移動都市”で暮らす。その中の一つ、学園都市ツェルニの新入生レイフォンは一般科の学生だったが、入学式の騒動で生徒会長に才能を見抜かれ、武芸科へ転科するはめになる。ツェルニでも汚染獣からの攻撃に備え、選択された者たちが自衛小隊を組んでいた。そのまま勝ち気な少女・ニーナの小隊に配属されるレイフォン。しかし彼には剣を持てない理由があった…。戦いを捨てた少年が、ひとりの少女と出会い―奇跡を生む。史上最強の学園アクション・ファンタジーが開幕。

ふむ、実に由緒正しい(?)ラノベですね。
ストーリーは、内容紹介にもありますが、とある事情で強さを捨てたいと思っている主人公レイフォンが、別の世界に踏み出そうと、学園都市ツェルニにやってきます。だけど、そこでも強さを求められ、でも、周りの人間を守る為には強さが必要で、汚染獣と呼ばれる敵と戦う必要があって・・・という主人公の苦悩が軸になるお話です。
戦闘時のチームが、日常の学園場面でも十二分に絡むので、盛り上がりの起伏、という意味では少しかけるかもしれませんが、全般的にテンションを落とさずに維持したまま読めるので、一気に8巻ぐらいまで読んでしまいました。


キャラクターの方も、みんなちゃんと立ってていいなと思います。という事で、軽く紹介。

アナウンサー「全ヒロイン入場です!!!!」

『ヒロイン設定は生きていた!!更なる研鑚を積み幼馴染が蘇った!!!』
『幼馴染!!リーリン・マーフェスだァ――!!!』

『クーデレは既に我々が完成している!!』
『念威繰者 フェリ・ロスだァ―――!!!』

『毎日お弁当作ってやる!!』
『クラスメート代表 メイシェン・トリンデンだァッ!!!』

『にぎやかしなら我々の歴史がものを言う!!』
『新聞記者志望のミィフィ・ロッテン!!!』

『真の捕縛を知らしめたい!!』
『武芸科1年 ナルキ・ゲルニだァ!!!』

『他のヒロインは1キャラだが、私は女王と学生の2キャラあるぞ!!』
『グレンダンの女王 アルシェイラ・アルモニスだ!!!』

『他ヒロイン対策は完璧だ!!』
『小隊長 ニーナ・アントーク!!!!』

さすがに、人数が足りないですね(笑)
ニーナのキャラ設定が黒いキャラのように見えますが、キャラのまっすぐさで他ヒロインをを喰える、という所で決めました。(えっ、そんなこと聞いてませんか?)


後、イラスト担当の深遊さんの絵はやっぱりいいなぁ。キャラクターとイラストが実によくマッチしているので、文章だけの場面でもシーンが思い浮かべる事が出来ます。円環少女では、ヒロインのメイゼルが小学生というだけあって、その友人の委員長とかで、小さいおにゃのこの絵*1の印象が強かったので、今回は面子が高校生ぐらいがメインという事で、個人的には新鮮味もあってよかったですね。


この作品は、学園モノという事で、主人公がお約束の鈍感ぶりで、一種のハーレム状態です(笑)ここら辺りが楽しめる人なら、楽しめる作品だと思います。
とりあえず、現状発売している全巻を大人買いしてしまったが、アニメも放映しているようだし、深遊さんが漫画化されてるみたいだし、まだまだ楽しめそうですね。