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4444-04-04

このブログについて

| 09:20 |

  • アニメを中心にオタクジャンルについて語っていくブログ。bonzokuというSDガンダム世代のオタクが管理人。
  • アニメ、コミックを中心に取り上げていく予定。ゲームは最近あまりプレイしていないので積極的には載せないと思う。
  • アニメは全体に満遍なく見てます。しかし管理人が富野由悠季監督が好きなのでで、空気を読まずに富野作品を取り上げる事があるのでご注意。
  • コミックはアフタヌーンやらビーム系が中心。
  • 最低週一は更新する予定。あくまで予定・・・。週一回更新を目指していたが、いろいろな事情で難しくなったので、不定期更新という形にさせてもらってます。
  • 感想でもない、批評でもない分析系ブログを目指して頑張っている最中。体裁は書きながら整えていくつもり。
  • リンク、引用はご自由にどうぞ。ただ、その場合はメールやコメント、TBなどでで連絡をいただけると嬉しいです。
  • 昔は「アニメーションメモ」という名前でしたが、去年ブログのタイトルと内容をリニューアルしました。アニメーションメモ時代の記事はカテゴリ「旧アニメーションメモ」でまとめています。また、わかりやすいように分野別に分けたページを作ってあります。 

旧アニメーションメモリンク集

2012-05-31

オタクの立場は弱いんや・・・いじめんといて

| 22:31 |

最近テレビやネットを見ていると、生活保護不正受給の問題が大々的に取り上げられる事がやたらと多い。

この問題は、法華狼の日記さんの「生活保護の不正受給率は脅威」で「17年度は1475838人、21年度は1763572人という数字を引いて、不正受給件数をそれぞれ割ってみた。率にして0.8%が1.1%になった上昇率を、はたして「急増」といえるのだろうか。」と、指摘されている。まさにその通りで、この記事からリンクされている新聞記事を見ても不正受給の総額は100億そこそこ。90兆円という規模の国家予算全体から見れば生活保護不正受給の金額は微々たる水準だ。勿論この手の不正は正確な数を把握しづらいという問題はあるにせよ、金額だけ見れば浄水場からホルムアルデヒドが検出されたという事件を抑えて、テレビのトップニュースとして扱われるほどの話には思えない。

じゃあ何でこの問題がここまで広がったのか?これに関しては最近のマスメディアの懐事情の問題が大きいと個人的には分析している。結局のところ、生活保護不正受給者というのは社会的な立場が弱い分叩きやすい。バックに広告を出してくれる大きな企業や団体がついているわけではないし違法行為をやっている立場なので、いくらバッシングしても名誉毀損訴訟を起こされるリスクも低い。

少し前にオセロ中島知子についていた占い師が異様なまでにバッシングされていた事があったが、これもこの占い師が特に強力な後ろ盾を持たず、立場が弱い分叩きやすかったというのが本当のところだろう。

もう一つ付け加えると、ある個人や団体に「社会的に悪だ」というコンセンサスが出来上がった場合もバッシングの対象になりやすいという傾向がある。これは東京電力が典型で、あれだけの事故を起こした以上、東電はどんな文句を言われても反論することが難しくなっている。もちろん東電という会社が問題だらけなのも事実だけれど、今のマスメディアを見ていると不毛なレベルのバッシングが多いように感じて仕方がない。まさに水に落ちた犬は叩け、のことわざを地で行っているわけだ。もっともこれらの問題はメディアだけでなくマスゴミに影響されない情強(笑)の集うネットでも似たような傾向がある。皆水に落ちた犬を叩くのが本当に好きだ。



逆に、最近のメディアは大手企業や、広告出稿量の多いスポンサーを叩くことがめっきり減ってしまった。少し前までは企業の不正を暴いたり、巨大な宗教団体の内情を暴露する、という記事を書くような意地があったように思うのだけれど、不況で広告出稿量が減った結果そういう事をやる余裕もなくなってしまった*1。例えば少し前に居酒屋チェーンワタミで従業員が過労のせいで自殺するという事件があったが、各マスメディアも通り一遍報道しかしなかった。生活保護不正受給に対する一連の報道と比べると明らかに扱いが小さかった。これはワタミ自体が広告出稿量が多い企業なので遠慮したというのが真実ではなかろうかと思う。逆に東京電力に対するバッシングが加速した理由の一つに、同社がメディアに対して広告を出すことが難しくなっているという点がある。



いちオタクの立場から言わせてもらうと、この風潮はかなりいやだ。オタクというのはそもそも社会的な立場の弱い存在だ。さすがに以前のように犯罪予備軍あつかいされることは減ったと思うけれど、何かきっかけ次第で風向きが変わることは今の状況を見る限り十分あり得ると思う。

最近(でもないか)のケースでは麻生太郎政権下で出た「国立メディア芸術総合センター」通称、アニメの殿堂に対するマスコミの扱いはひどかった。こちらの予算は117億円。国家予算90兆円の0.0000・・・%というもの凄くミクロな話のはずなのに、連日トップに近い扱いでマスコミからムダだと突っ込まれていた。金額的に言えば生活保護不正受給と同レベルのしょっぱい支出のはずなんだが・・・。結局、なぜああいう状況になったのかと言うと、オタク関連の企業に社会的な影響力や広告出稿がない上に、社会にオタク的なものに対す偏見があったから、というのが真実なんだろうと思う。

アニメの殿堂の問題はまだ「作ろうと思っていたものができませんでした」というレベルで実害の少なかった話だけれど、あのバッシングの底に流れていたオタク的なものに対する偏見みたいなものは今も変わっていない気がする。今の生活保護などに対するバッシングはかなり強烈だが、これが何かのきっかけ・・例えば宮崎勤事件のような出来事が起こった場合はどうなるだろうか。社会的立場も悪く、マスコミに対する影響力も少ないオタクが悲惨な目に会う可能性は高いと思う。

そうなった場合我々オタクは一体どうなるんだろう・・と思うと気が重くなって仕方がない。



最後に・・・wikipediaの「国立メディア芸術総合センター」の項目を見るとwikipedia:国立メディア芸術総合センター最後に「なお、世界各国においてはフランス韓国中国などにおいて日本のメディア芸術に相当する芸術の展示、また新たな創作活動を支援するための施設の建設が相次いでいる」という文章が載っていた。書いた人の皮肉が利いていていいと思う。


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*1:数年前に朝日新聞キャノン偽装請負を大々的に報じた事があったが、それに対する報復としてキャノンから広告を引き上げられるという事件があった。その影響も強い

2012-05-24

アニメを大量に見たって、いいことないよ。

| 22:20 |

5/19に東京大学五月祭で、東大コンテンツゼミが「謎の彼女X」のスタッフを招いてイベント『謎の五月祭X』を開いていた。ダメ元で応募したら見事当選。制作の裏話が聞けてとても面白かった。イベントの内容に関しては、もう既に他のサイトに載っているし、後日公式サイトでレポートがアップされるらしいのでそっちを見てもらえばいいと思う。

イベントの終わりの方にこの手のイベントでは恒例の質疑応答のコーナーがあって、5人ほどの観客が質問をスタッフにぶつけていた。その中で、学生風の男の子が「自分は今放送しているアニメをすべて見ていますが、スタッフの皆さんはどんなアニメを見ていますか?」という質問があったが、それを聞いて自分は苦笑せざるを得なかった。



何故かというと、昔(5年前ぐらい)の自分がその彼と似たようなタイプだったから。小田実の「なんでも見てやろう」(古い・・)じゃないけれど、当時の自分は「これだけアニメの本数が多いわけだから、探せば絶対に面白い作品があるはずだ。」という冷静に考えるとわけの分からない義務感にかられて、大量のアニメを見ていた。

当時(2006-2007年ぐらい)は、アニメバブルのピークで今の2,3倍ぐらいの量の深夜アニメが放送されていた。その分見る方の負担もハンパなかった。さすがに全てのアニメを見るような真似は出来なかったが、一週間平均で30-40本ほど見ていた事があった。死ぬかと思った。

でもねぇ、1週間に何十本もアニメを見ているとわけがわからなくなってくるのよ。まず、アニメに出てくるキャラの名前が覚えられない。そして次にストーリーが覚えられなくなってくる。録画した内容を再生しても前回までの話が思い出せない。ハードディスクの中にアニメが常に大量に溜まっているので、消化しないと・・というプレッシャーがかかってくる。プレッシャーがかかると素直に楽しめない。まさに地獄の無限ループに陥っていた。



その後結局どうしたかというと、年々アニメを見る本数を段階的に減らしていく方法をとっていった。*1去年ぐらいまでは各アニメのとりあえず1話だけを見て、視聴継続するかどうかを判断していたけれど、今年からそれすらやめた。1話だけでも見てしまうと何となくやめられなくなってしまうんで。

で、その結果今現在見ているアニメの本数は合計7本。実に少ない。そしてこのぐらいまで本数を減らすとなかなか面白い現象が起こってくる。時間に余裕があるので、同じアニメを2度3度と見返すことが出来るようになってきたのだ。同じアニメを見返すと1回見ただけではわからないようなスタッフの演出意図や、作画の遊びもわかるようになってきてなかなか楽しい。正直言って、今がアニメを見ていて一番面白いと感じているかもしれない。

何年も湯水のようにアニメを見続けてきた経験則から言わせてもらうと、大量のアニメを長い間見続ける事は「労多くして功少なし」の典型だと思う。多くのアニメを見たからといって、作品に対する審美眼は決して上がらない。*2アニメで仲間と盛り上がりたいのなら話題作だけ抑えていれば十分だ。

毎週毎週アニメを見続けていく、というのは想像以上に労力のかかる行為だ。レンタルなどでまとめてみた場合は、内容に没入できるのであまり労力はいらないのだが、TVアニメの毎週途中で終わっていく話を順に追っていく、というのは脳に対してちょっとしたストレスになるのだ。人間の脳は物事が中途半端に終わることをあまり好まないように出来ている。TVアニメは基本的に最終話で完結するまで毎週毎週中途半端に終わるようになっているので、それが積み重なると結構なストレスになる。

そしてそれを長く続けていくと、取り返しのつかないことに・・・というのはさすがに冗談だけど。


もちろんイベントで質問した彼が、当時の自分と同じ考えなのかどうかはよくわからないけれど、多くのアニメを見続ける、というのはやはりキツい行為には違いない。彼は見た感じ若そうだったので、まだそのキツさをあまり感じてないように思えたけれど、年月が経って体力気力が衰えてくるにつれ、そういう部分を感じるはじめると思う。そうなった時に「つらいからアニメ見るのや〜めた」となるのはもったいない。趣味は辛さを感じすぎない範囲でじっくりとやっていくのが一番いいと思う。という年老いたオタクからの説教臭いアドバイスでした(笑)。


あと最後に。イベントに出ていた彼の「スタッフの皆さんはどんなアニメを見ていますか?」という質問に対して、出演者がどう答えたかというと、キングレコードの池田プロデューサーと渡辺歩監督は「業界人なのでいろいろ見ています」という大人の返答。卜部役の吉谷彩子さんは相方の入野自由くんが出ている「つり球」という答え。最後に答えた岡歩子役の広橋涼さんはテルマエ・ロマエタイガーマスクというお答え。予想の遥か斜め上を行っていた。さすが!


  



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*1:まるで薬物中毒患者が徐々に薬を抜いていくようなプロセスだった。

*2:多少極端な例えをすると、100本の作品を1回ずつみるより1本の作品を100回見た方が審美眼は上がりやすいと思う。所詮一回見ただけでは作品の上っ面しかわからないのだ。

aa 2012/05/26 01:27 ナンセンスですなぁ

bb 2012/05/26 16:07 本を何度も読み返すと、また違った感想を持てるというのと同じかもね

aa 2012/05/27 06:15 でも1クールで7本だったらそこそこ多いよね

bonzokubonzoku 2012/05/27 15:00 >aさん
週に何本アニメを見るのが自分にとって最適なんだろうか?という点については結構悩みました。試行錯誤した結果1日1本ぐらいが丁度いいかな、という結論に至ったので1本×7日で7本になりました。

>bさん
おっしゃるとおりですね。個人的な話なんですが、1度読んで「微妙だな」と思った本も2度読み返すと印象が変わる、というケースが最近多いです。アニメに関しても同じような事が結構あります。

2012-05-10

角川はなぜ「氷菓」をアニメ化したのか?

| 21:21 |

昨日、Twitterでなぜ角川書店氷菓アニメ化したのか?という事についてツイートをしていたら意外と多くの人にリツイート&ふぁぼられてびっくり。ただ、一晩たって冷静に読み返してみると内容が散漫で少し分かりづらい感じがしたので、改めてこのブログの方で内容をまとめて、書きたりなかった部分を追加してみた。




角川書店は「Another」「氷菓」と今年に入ってから立て続けにライトノベルではない普通のミステリ」をアニメしている。すでに電撃文庫や角川スニーカーといったヒット作を多数抱えるラノベレーベルを持っているのに、なぜかいきなりミステリである。

アニメの内容を見ても血飛沫が飛びまくる「Another」はまだしも、「氷菓」はとても地味だ。登場キャラに超能力があるわけでもないし、モンスターが出てくるわけでもない。エロシーンや大事件もない。冷静に考えると全然アニメに向かない内容だ。ただ、角川だってそんな事は百も承知で企画を立てているわけで、氷菓を敢えてアニメ化する理由はあるはずである。

個人的な推測だけれど、その最大の理由はラノベ市場の将来性に対する不安なのではないかと思う。確かにラノベ自体は文庫本の売上が低迷する中で、シェアを伸ばしているが、売上データをよく見てみると発行タイトル数が増えている割に全体の部数の伸びが鈍い、要するに供給過剰になっているという問題がある。

それにラノベの市場自体は決して大きくない。マンガの販売総額が年間4-5000億と言われているのに比べるとラノベは多く見積もってもせいぜい200億前後。伸びているとはいえ、ニッチなマーケットだ。もっと言うなら、ラノベは同一シリーズをファンが何冊も買い続けているケースが多いので、正味のファンの数はあまり多くないと思われる。少数のコアなファンが支えているマーケットなのだ。もちろんコアなファンだけでやっていくことも出来なくはないが、それだけだと年月が経つにつれて徐々にジャンル自体が尻すぼみになっていくのは明らかだ。



それにラノベのタイトルのタマ不足の問題も大きい。ヒットタイトルはあらかたアニメ化されてしまって、ジャンル全体が焼き畑農業の跡地みたいな状況になってしまっている。角川はマンガ方面は決して強くないので、ラノベ以外の小説分野でアニメ化できそうな新しいジャンルを探す必要があったのではなかろうか。

そう考えると角川が強みを持っているミステリアニメ化するのがいいんじゃないの?*1という発想でAnotherや氷菓アニメ化することになったんじゃないかな、と個人的に思っている。特に氷菓の原作の米澤穂信先生はミステリ界からラノベ寄りの作家と見られているので、企画を通しやすかっただろう。

あと、Twitterでは書き忘れたけれど、メディアワークス文庫のように既存のラノベよりも普通の人が手に取りやすいパッケージにしたラノベレーベルを作って逆にラノベ市場を広げる努力をしている点も面白いと思う。既存のラノベで儲かっているうちに新分野の開拓をしておこうとする角川の戦略性はやはり凄い。こういう書き方はしたくないけれど、去年になって後追いでラノベ市場に参入した講談社に比べると、マーケティングや先見性は段違いだと思う。



最近のアニメ業界でヒットする作品を見ていると、話が始まってすぐにインパクトのある展開を見せる作品が多い。例えばいきなり魔法少女が首を食いちぎられたり、ヒーローがお姫様抱っこをされたりと。今のアニメは(それがいいか悪いかはともかくとして)インパクトがあるかどうか、もしくはその作品を見て皆で盛り上がれるかどうかが価値基準になってしまっている。まどか☆マギカマミさんの死亡シーンにしろ、涼宮ハルヒハルヒダンスにしろ、ファンがネタにして盛り上がるためのツール、もっと悪く言うならアニメをダシにしてお祭り騒ぎで盛り上がっている感じが強い。アニメDVDの売上の覇権争いなんてまさにその最たる例だろう。

しかし、ミステリアニメ化した場合そういう「皆で盛り上がるツール」的な需要は期待しづらい。基本的にミステリは話が始まった当初は伏線を張ったり、キャラクターの紹介をしたりと地味な展開になりがちだ。特に「氷菓」は内容が輪をかけて渋くて(笑)、ネットを見ても「地味」「面白くない」という批判が多い。しかしもともと原作からしてまったりした内容の作品なので、アニメ化した場合、こういう批判が出ることは予測できたはずだ。上で書いたような「お祭り騒ぎで盛り上がる」的な要素をほぼ放棄しているわけだから。角川が氷菓を成功させたいなら今のアニメファンの間にある「アニメはファンがネタにして盛り上がるためのツール」的なトレンドを変えるしかない。



角川が他の出版社より優れているのは、オタクトレンドみたいなものを変えることができる点。85年に創刊したニュータイプはそれまでファン向けの薀蓄中心だったアニメ雑誌の内容をアニメーターの描きおろしイラスト中心の情報誌的なものに変えたし、90年代のエヴァブームも角川が中心だった。そして今のラノベブームの仕掛人は間違いなく角川。上で書いた今のアニメ業界のお祭り騒ぎ的なトレンドを(主にハルヒらきすたで)作ったのもまぎれもなく角川だ*2。極論かもしれないが、85年のニュータイプ創刊以降のオタクトレンドは常に角川が作ってきたと言っても過言ではないと思う。氷菓という作品を見ていると、角川がまた新しいトレンドを作ろうとしている感じがあって興味深い。*3


個人的には今のアニメ業界にあるお祭り騒ぎで盛り上がる的なトレンドが好きでないので、氷菓にはなんとか結果を出して欲しいなぁと思っています。



   





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*1:もちろんミステリというジャンルもニッチだとは思うけれど、東野圭吾氏のように国民的作家になった人もいるわけで、ラノベより潜在的ファンの裾野は広いと思う。

*2:もちろん全部計算してやったわけではないと思う。エヴァブームやハルヒのヒットは偶然の要素も強い

*3:こういう書き方はしたけれど、個人的には角川商法は好きじゃない。がめついから(笑)。好きじゃないけれど、やはりすごい会社だとは思う。

unterweltunterwelt 2012/05/11 20:16 どうもです。

原作を売っている側からすると『氷菓』の反応に違和感があります。アニメが始まってからかなり売れているので、批判が多いというのにピンと来ないです。もっともうちの店ではそうだというだけで、全体的な動きは分からないのですが。

allall 2012/05/11 21:35 原作はオリコンウィークリーで2万部超です
http://contents.oricon.co.jp/rank/obb/w/2012-05-14/more/3/
批判が多いとおっしゃってますが、京アニの他作品も序盤の時点ではよく批判されてましたよ。
評価されたのは売れてからのこと。

クルスクルス 2012/05/12 11:51 確かに、ラノベで「地味」っていう批評が出たときは枕詞に(ハルヒやらのほかの派手派手演出な作品に比べたら・・・)みたいな文がつきそうな感じですね
バカネタもパロディも嫌いではないけどこうもどこもかしこもやられるとこれしかないのかよっ!と気が滅入りますね
狼と香辛料みたいな作品が好きな私としてはもっと静かだけど考えさせてくれる作品が増えてほしいです

bonzokubonzoku 2012/05/12 16:14 >unterweltさん
こんにちは。ネット上の反応を見ていると面白いと思っている人7割、批判している人3割ぐらいな感じですかね。もちろんこれは個人的な印象でしかないのですが・・・。
それと、ネット上の意見が本当にあてになるのか?という問題もありますしねぇ。

>allさん
確かに振り返ってみるとハルヒも初期段階では、文句の方が多かったですし、らきすたも1話の「チョココロネ」ネタがおちょくられたりしていましたね。
今後氷菓の評価(やっちまった・・・)がどうなっていくのかは興味があります。

>クルスさん
僕もアニパロやバカな話は好きなんですが、そればかりじゃね、という感じがあります。氷菓みたいな静かなノリの作品は年に何本かあると嬉しいです。

bonzokubonzoku 2012/05/12 16:31 ブクマの方でもコメントを多くいただいたので、一部ですがここで返答させていただきます。



>AutoAutoさん
ジュブナイル小説もどきに回帰してるだけに見えるが、これ保守化じゃね?しかも邦画、日本のテレビドラマが総崩れしてる時にフツー系のドラマ回帰って、大博打だろ。アニメ業界の墓石を用意しといたほうがいいな。

電撃文庫の初期は結構ジュブナイルしていたので、角川にとっては原点回帰的な面はあるかもしれませんね。あと、普通のドラマ回帰という方向性に関してですが、ご指摘の通り僕も結構リスクの高い博打だとは思っています。個人的には上手く行って欲しいとは思っていますが・・・・。とりあえず墓石を用意するのはもう少し待ちましょう。



>thvenrさん
"去年になって後追いでラノベ市場に参入した講談社に比べると"いや、講談社もずっとBOXでやってた訳で、後追いという意味では似たり寄ったりなんじゃないかなーと。米澤穂信と西尾維新ってのも似てるって言えば似てる

仰るとおり、講談社はすでにラノベ文庫の前に講談社BOXを展開していて、結果的にこのレーベルがラノベっぽい役割を果たしていましたよね。ただ、講談社の売り方を見ていると、戦略的にこの講談社BOXで(角川のような)メディアミックスをしてみようという感じは乏しいんですよね。化物語のヒットもアニプレックスのマーケティング力の賜物、とう気がしますし。
やはり会社としての先見性や、戦略性みたいなものはやはり角川の方が上かな、と。個人的には講談社のそんな不器用なところは嫌いじゃないのですが。



>kangirenさん
角川書店は好きだけど、角川商方が好きになれない。あと、テレビジョン文化も好きになれない。

同感です。



>kim-peaceさん
いろいろ気になるところもあるのですが、とりあえず近年のラノベの市場規模は200億〜300億くらいで見ておくといいのではないかと >http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/20120318/p1

僕もこのエントリーを書く時に、ラノベの市場規模はどの位なんだろう?と思って調べてみたのですが、意外とはっきりしなくて困った挙句大雑把な200億という数字にさせてもらいました。そもそもラノベの定義自体がはっきりしていないので、正確な数字が出しづらいんですよね・・。
例えば「もしドラ」をラノベに含めたりした場合は市場規模がかなり大きくなりそうですよね。

紅而遊戯紅而遊戯 2012/05/13 16:40 初めまして。

リンクさせていただきましたので、通知いたします。

bonzokubonzoku 2012/05/14 20:29 >紅而遊戯さん
リンクありがとうございます。

iskhat0729iskhat0729 2012/05/21 17:07 トラバさせていただきました。
お祭り騒ぎへのdisで1/3なので、ちょっとだけ申し訳ない気もしとります。事後ですが、すいません。

bonzokubonzoku 2012/05/22 19:47 >iskhat0729さん
記事を読ませていただきました。
確かに日常は理不尽な叩かれ方をされたアニメでしたね。
当時のアンチを見ていると、人気のある京アニの作品がコケたから叩いてやれ、みたいな雰囲気があって、見ていて気分が悪くなったのを覚えています。
僕自身はEテレでの再放送を結構見ていましたね。深夜よりも、夕方のあの時間帯の方があの作品には合っていた気がします。

2012-05-04

ももへの手紙を見てきた

| 18:56 |

沖浦啓之監督&プロダクションIGの新作映画「ももへの手紙」を見てきた。おもしろかった。内容は巷でよく言われているとおり「となりのトトロ」+「千と千尋の神隠し」的なテイストで新味はなかったけれど、手堅くまとまっている感じ。

主人公が12歳の幼女という点や、かなりトトロを意識したストーリーに仕上がっている点で宮崎駿作品を意識しているのかな、と思った。個人的には宮崎作品に漂うペド性*1や、説教臭さ、大局から物をみるような感じがなく、あくまで12歳のももの視点で話が進行していく感じが好きだ。

40以上の人間がこういう子どもを主人公にした作品を作るとどうしても説教臭くなりがちなのだけれど、そういう部分が少なく、最初から最後まで子どもの視点から話を描いた点が良かったと思う。特に思春期を迎えて微妙に反抗期が入ったももの性格は、ジブリアニメの女の子にはないリアリティがあって、感情移入しやすかった*2

見ている最中に先の展開や終わり方もある程度読めてしまうけれど、最近はひねったことをしようとして展開がぐちゃぐちゃになっている映画が多い気がするので、これはこれでアリだと思いたい。



ただ、見ていて気になった点もいくつかある。

  • ももが3人の妖怪たちと一緒に農家の「ミカン運搬機」(正式名称はなんて言うんだろう)に乗ってイノシシたちとチェイスシーンを繰り広げた結果、そのミカン運搬機を壊してしまう描写があったけれど、その後のフォローが何もなかったのが気になる。農機を壊した事に対する反省シーンなどを入れて欲しかった。
  • 作画はスターアニメーターをそろえただけあってかなりの高水準。ただ、いつもの通りIGらしい「3DCGのモデルをトレースしたような精緻な作画」なのでジブリテレコムのような見ていてワクワクするような動きなどは少なかった気がする。まぁ沖浦監督作品にジブリ的作画を求めるのは間違っているのはわかってるんですがね・・・。あ、終盤に妖怪が大暴れする所は良かったです。
  • 話のカギになる父親があまり魅力的な人物に見えない。数少ない登場シーンではヘラヘラ笑っているだけなので、この人が惜しまれるほどの人なんだろうか・・・という疑問が最後まで拭えなかった。

とまぁ、欠点も幾つかあるけれど、見ていて満足できる映画だった。興行的には苦戦している感じなのは残念。


   


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*1:もものスクール水着姿の作画を妙に強調したりする所もあるけれど、そこはまぁご愛嬌という感じで。

*2:このあたりの感じ方は人それぞれだろうけれど